JP3109391U - 眼鏡フレーム用テンプル及び眼鏡フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】眼鏡フレームの装着を容易にすると共にホールド性に優れた眼鏡フレーム用テンプル及びこれを用いた眼鏡フレームを提供する。
【解決手段】第1部材21a,21bと、第2部材22a,22bと、第1部材21a,21bと第2部材22a,22bとを連結する連結部材23a,23bとを有する眼鏡フレーム用テンプル2a,2bを備えた眼鏡フレーム10において、連結部材23a,23bは、可撓性を有し、外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢と、内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢とに切り替わる。
【選択図】図1

Description

本考案は、眼鏡フレーム用テンプル及びそれを具備する眼鏡フレームに関する。
眼鏡フレームは、通常、前枠、該前枠の両端からそれぞれ先端部側に延出するテンプル、丁番等のフレーム部材が連結されて構成されている。このような眼鏡フレームにおいて、デザイン性の観点より、所謂ストレートテンプル(先端部が下方に湾曲していない或いは湾曲の少ないテンプル)を具備する眼鏡フレームが流行している。
かかるストレートテンプルを具備する眼鏡フレームにおいては、一般的には、使用者の顔の側面に沿うように(換言すれば、使用者の耳裏から後頭部に向かうように)テンプル先端部側を外方に向けて凸状に湾曲させると共に、顔の両側面にバネ力(押圧力)を付与するようにテンプル全体に回動方向へのバネ性を付与している。
しかしながら、このようにテンプル先端部側が使用者の顔の側面に沿うように外方に向けて凸状に湾曲していると、左右のテンプルの先端部間の距離が顔の幅よりも狭くなるので、該眼鏡フレームを装着するに先立って、顔の両側面に付与されるべきバネ力に抗してテンプルを顔の幅程度或いは顔の幅より大きく開けた状態にしなければならず、眼鏡フレームを装着し難いという問題がある。また、ストレートテンプルは、使用者の耳裏に当接する部分が少ないため、先端部が下方に湾曲した通常のテンプルに比べれば、眼鏡フレームを装着する際に、該眼鏡フレームを安定した状態に保持するホールド性に劣るものである。
従って、ストレートテンプルを備えた眼鏡フレームの装着性やホールド性を高めるべく、従来より種々の提案がなされている。
例えば、眼鏡フレームのツルとして、前枠に継手を介して連結される第1ツルと、第1ツルの先端に軸を介して揺動可能に取付けられる第2ツルから成り、第2ツルが軸支される位置が内端から所定の距離としたものが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の眼鏡フレームのツルでは、第2ツルが第1ツルの先端に軸を介して揺動可能に取付けられるので、装着性は向上するものの、第2ツルの内端から軸支されるまでの部位(特許文献1の図1及び図3中Lの範囲)が、使用者が顔を動かしたり、運動等を行ったりすることで、顔の側部に触れることにより、眼鏡フレーム装着時であっても第2ツルが僅かに揺動するため、ホールド性を良好に維持することができないという問題がある。また、第1ツルと第2ツルとを軸支する構成であるため、繰り返し使用している内に軸部材が劣化しやすいという問題もある。
本考案は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、眼鏡フレームの装着を容易にすると共に従来よりもホールド性に優れた眼鏡フレーム用テンプル及びこれを用いた眼鏡フレームを提供することを課題とする。
実用新案第3081261号公報
前記課題を解決するべく、本考案は、第1部材と、前記第1部材の先端部側に配設された第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に介在し前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部材とを備え、前記連結部材は、可撓性を有し、前記第2部材の先端部が内方に向かうように外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢と、前記第2部材の先端部が外方に向かうように内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢とに切り替わる眼鏡フレーム用テンプル及び該眼鏡フレーム用テンプルを具備する眼鏡フレームを提供するものである。
本考案の眼鏡フレーム用テンプル及び眼鏡フレームにおいて「基端部」とは眼鏡フレームを構成した場合のレンズを保持する前枠側の端部をいい、「先端部」とは前記前枠側とは反対側の端部をいう。また、「外方」とは、眼鏡フレームを構成する前枠を取り付けた状態で外方という意味であり、「内方」とは、眼鏡フレームを構成する前枠を取り付けた状態で内方という意味である。
本考案において、前記連結部材及び前記第2部材は、前記第1姿勢を取る状態で使用者の顔の側面にフィットする形態になるように形成しておけばよい。
本考案に係る眼鏡フレーム用テンプル及び眼鏡フレームでは、使用者が装着する際には、前記連結部材を前記第2姿勢を取るように切り替えると、このとき該連結部材が、前記第2部材の先端部が外方に向かうように内方に向けて凸状に湾曲するので、該連結部材に連結された前記第2部材の先端部が外方に向けて旋回し、ひいては左右の前記第2部材の先端部間の距離が比較的広くなり、これにより、装着しやすくすることができる。また、装着後には、前記連結部材を前記第1姿勢を取るように切り替えれば、該連結部材が、前記第2部材の先端部が内方に向かうように外方に向けて凸状に湾曲するので、該連結部材に連結された前記第2部材の先端部が内方に向けて旋回し、このとき該第2部材が使用者の顔の側面に沿うように(換言すれば、使用者の耳裏から後頭部に向かうように)該使用者の顔側面にフィットされた状態で維持され得る。これにより、従来よりもホールド性を高めることができる。また、取り外す際には、そのまま取り外してもよいが、前記連結部材を前記第2姿勢を取るように切り替えることで、該連結部材に連結された前記第2部材の先端部が外方に向けて旋回し、左右の前記第2部材の先端部間の距離が比較的広くなるので、容易に取り外すことができる。
前記連結部材の具体的態様としては、次のものを例示できる。すなわち、前記連結部材が、前記第1姿勢において、幅方向中央部を境にした上下の内側面が互いに向かい合うように湾曲した姿勢を取り、前記第2姿勢において、幅方向中央部を境にした上下の外側面が互いに向かい合うように湾曲した姿勢を取るように形成されている場合である。ここで、前記の「内側面」とは、眼鏡フレームを構成する前枠を取り付けた状態での内側面であり、また、前記の「外側面」とは、眼鏡フレームを構成する前枠を取り付けた状態での外側面である。かかる態様においては、前記連結部材は、前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り替えられる際には、内方に向けて付勢力が付与される状態となる一方、前記第2姿勢から前記第1姿勢に切り替えられる際には、外方に向けて付勢力が付与される状態となる。
この連結部材が、単なる板状部材で形成されていると、前記第1姿勢及び前記第2姿勢のうち一方の状態から他方の状態に遷移する際に該連結部材に反力が加わり、これら姿勢を切り替えるために比較的多くの力が必要となり、従って、該姿勢を切り替え難い。また、これら姿勢の切替回数が増えるにつれて、該連結部材の可撓性が劣化しやすくなり、ひいては前記第1姿勢と前記第2姿勢との切替性が低下しやすくなる。そこで、前記連結部材は、少なくとも周縁部を残して開口部が設けられていることが好ましい。こうすることで、前記連結部材の前記第1姿勢及び前記第2姿勢のうち一方の状態から他方の状態に遷移する遷移過程において加わる反力を該開口部で逃しやすくすることができるので、これら姿勢を切り替えるために必要な力を少なくすることができ、従って、該姿勢の切り替えを容易に行うことができると共に、これら姿勢の切替回数が増えても、該連結部材の弾性を維持でき、それだけ前記第1姿勢と前記第2姿勢との切替性を良好に維持することができる。
また、本考案に係る眼鏡フレーム用テンプル及び眼鏡フレームでは、前記第2姿勢において、前記第2部材の基端が前記第1部材の先端よりも内方に位置することが好ましい。こうすることで、前記連結部材がかかる第2姿勢を取るように切り替えられている状態において、使用者による装着の際に、前記第2部材の基端部側が外方に押され、この動作によって前記連結部材が前記第1姿勢に切り替えられるので、かかる装着動作とは別個の切り替え動作を行うことなく、前記第2姿勢から前記第1姿勢へ切り替えることができる。
以上説明したように本考案によると、眼鏡フレームの装着を容易にすると共に従来よりもホールド性に優れた眼鏡フレーム用テンプル及びこれを用いた眼鏡フレームを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。図1は本考案の実施形態に係る左右一対の眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂ストレートタイプのテンプルの一例2a,2bを備えた眼鏡フレーム10の概略構成を示す図であり、図1(A)は後述する左右の連結部材23a,23bが外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレーム10の平面図であり、図1(B)は図1(A)に示す眼鏡フレーム10の左側面図であり、図1(C)は該左右の連結部材23a,23bが内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレーム10の平面図であり、図1(D)は図1(C)に示す眼鏡フレーム10の左側面図である。
なお、左右のテンプル2a,2bにおいて、以下に記述する「基端部」とは眼鏡フレーム10を構成した場合の前枠1側の端部をいい、「先端部」とは前記前枠側1とは反対側の端部をいう。また、図1(B)及び図1(D)では、いずれも眼鏡フレーム10の左側面を示しているが、眼鏡フレーム10の右側面の構成は、左側面の構成とは左右対称になっているだけで、該左側面の構成と実質的に同様の構成をしている。従って、ここでは、右側面の構成については図示を省略し、左側面図で代表させて示している。後述する図2(A)、図3(B)及び図3(D)についても同様である。
図1に示すように、眼鏡フレーム10は、レンズを保持する前枠1と、該前枠1の両端からそれぞれ先端部側2yに延出する左右のテンプル2a,2bと、前枠1の両端部で左右のテンプル2a,2bをそれぞれ開閉させるための丁番3a,3bとを具備するものである。
左右のテンプル2a,2bは、それぞれ第1部材21a,21bと、第1部材21a,21bの先端部側2yに配設された第2部材22a,22bと、第1部材21a,21bと第2部材22a,22bとの間に介在し第1部材21a,21bと第2部材22a,22bとを連結する左右の連結部材23a,23bとを備えている。
第1部材21a,21bは、先端部側2yでそれぞれ連結部材23a,23bに連結されている一方、基端部側で前枠1にそれぞれ丁番3a,3bを介して回動自在に取り付けられている。第2部材22a,22bは、それぞれ連結部材23a,23bに連結されており、先端部が自由端となっている。なお、第1部材21a,21b及び第2部材22a,22bの材料としては、金属材料、樹脂材料等いずれの材料を用いてもよい。また、従来のストレートテンプルに使用される如く柔軟性を有していてもよいが、例えば、比較的太い形状に形成されたプラスチック材料や、マグネシウム、アルミニウム等の金属材料を用いることができる。このような材料を用いることで、変形が少なく、丈夫で且つ装着による劣化が少ない第1部材及び第2部材を形成することができる。
図2は図1に示す眼鏡フレーム10における連結部材23a,23bについて示した概略図であり、図2(A)はその左側面図を示しており、図2(B)は左右の連結部材23a,23bが外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢を取っている状態の該左右の連結部材23a,23bの断面図を示しており、また、図2(C)は左右の連結部材23a,23bが内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢を取っている状態の該左右の連結部材23a,23bの断面図を示している。
連結部材23a,23bは、いずれも可撓性を有するものであり、金属材料や樹脂材料からなっていて、第2部材22a,22bの先端部が内方に向かうように外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢と、第2部材22a,22bの先端部が外方に向かうように内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢とに切り替わるように構成されている。
さらに具体的に説明すると、連結部材23a,23bは、それぞれ第2部材22a,22bの先端部が内方に向かうように外方に向けて凸状に湾曲した前記第1姿勢において、幅方向(図2中X方向)中央部Pを境にした上下の内側面Q1,Q2が互いに向かい合う方向に湾曲した姿勢を取り、第2部材22a,22bの先端部が外方に向かうように内方に向けて凸状に湾曲した前記第2姿勢において、幅方向X中央部Pを境にした上下の外側面Q1’,Q2’が互いに向かい合う方向に湾曲した姿勢を取るように形成されている。この連結部材23a,23bは、前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り替えられる際には、内方に向けて付勢力が付与される状態となる一方、前記第2姿勢から前記第1姿勢に切り替えられる際には、外方に向けて付勢力が付与される状態となる。なお、連結部材23a,23bの材料としては、可撓性を有する金属材料や樹脂材料の他、可撓性を有するものであれば、いずれの材料を採用してもよい。
ここで、連結部材23a,23bが、単なる板状部材で形成されていると、前記第1姿勢及び前記第2姿勢のうち一方の状態から他方の状態に遷移する際に該連結部材に反力が加わり、これら姿勢を切り替えるために比較的多くの力が必要となり、従って、該姿勢を切り替え難い。また、これら姿勢の切替回数が増えるにつれて、該連結部材の可撓性が劣化しやすくなり、ひいては前記第1姿勢と前記第2姿勢との切替性が低下しやすくなる。そこで、本例では、連結部材23a,23bは、少なくとも周縁部を残して、さらに具体的に言えば、周端から中心に向かう途中の部位までの周縁部を除いた中央領域に開口部Hが設けられている。
また、連結部材23a,23b及び第2部材22a,22bは、前記第1姿勢を取る状態で使用者の顔の側面にフィットする形態になるように形成されている。
図3は本考案の実施形態に係る左右一対の眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂ストレートタイプのテンプルの他の例2a’,2b’を備えた眼鏡フレーム10’の概略構成を示す図であって、図3(A)は左右の連結部材23a’,23b’が外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレーム10’の平面図であり、図3(B)は図3(A)に示す眼鏡フレーム10’の左側面図であり、図3(C)は該左右の連結部材23a’,23b’が内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレーム10’の平面図であり、図3(D)は図3(C)に示す眼鏡フレーム10’の左側面図である。
図3に示すテンプル2a’,2b’を備えた眼鏡フレーム10’は、連結部材及び第2部材が異なる以外は図1に示すテンプル2a,2bを備えた眼鏡フレーム10と実質的に同じ構成をしており、ここでは図1の眼鏡フレーム10とは異なる点を中心に説明し、共通する部分についての詳しい説明は省略する。なお、図3において、図1の眼鏡フレーム10と実質的に同じ構成、作用を有する部材については同じ参照符号を付してある。
左右のテンプル2a’,2b’は、それぞれ第1部材21a,21bと、第1部材21a,21bの先端部側2yに配設された第2部材22a’,22b’と、第1部材21a,21bと第2部材22a’,22b’との間に介在し第1部材21a,21bと第2部材22a’,22b’とを連結する左右の連結部材23a’,23b’とを備えている。
第1部材21a,21bは、先端部側2yでそれぞれ左右の連結部材23a’,23b’に連結されている一方、基端部側で前枠1にそれぞれ丁番3a,3bを介して回動自在に取り付けられている。第2部材22a’,22b’は、それぞれ連結部材23a’,23b’に連結されており、先端部が自由端となっている。ここで、第2部材22a’,22b’は、図1に示す第2部材22a,22bより少し長くなっている。
連結部材23a’,23b’は、いずれも可撓性を有するものであり、金属材料や樹脂材料からなっていて、第2部材22a’,22b’の先端部が内方に向かうように外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢と、第2部材22a’,22b’の先端部が外方に向かうように内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢とに切り替わるように構成されている。なお、連結部材23a’,23b’の態様は、長さが少し長くなっている以外は図1及び図2に示す連結部材23a,23bの態様と同様であり、ここでは、連結部材23a’,23b’についての詳しい説明は省略する。
また、連結部材23a’,23b’及び第2部材22a’,22b’は、前記第1姿勢を取る状態で使用者の顔の側面にフィットする形態になるように形成されている。
さらに、このテンプル2a’,2b’を備えた眼鏡フレーム10’では、前記第2姿勢において(図3(C)参照)、第2部材22a’,22b’の基端R1が第1部材21a,21bの先端R2よりも内方に位置するように、本例では、前記第1姿勢において(図3(A)参照)、第2部材22a’,22b’の基端部が第1部材21a,21bの先端部に対して内側に重なるように構成してある。
以上説明した眼鏡フレーム用テンプル2a,2bを備えた眼鏡フレーム10及び眼鏡フレーム用テンプル2a’,2b’を備えた眼鏡フレーム10’では、使用者が装着する際には、連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’を前記第2姿勢を取るように切り替えると(図1(C)及び図3(C)参照)、このとき該連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’が、第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’の先端部が外方に向かうように内方に向けて凸状に湾曲するので、該連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’に連結された第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’の先端部が外方に向けて旋回し、ひいては左右の第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’の先端部間の距離d,d’が比較的広くなり、これにより、装着しやすくすることができる。また、装着後には、連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’を前記第1姿勢を取るように切り替えれば(図1(A)及び図3(A)参照)、該連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’が、第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’の先端部が内方に向かうように外方に向けて凸状に湾曲するので、該連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’に連結された第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’の先端部が内方に向けて旋回し、このとき該第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’が使用者の顔の側面に沿うように(換言すれば、使用者の耳裏から後頭部に向かうように)該使用者の顔側面にフィットされた状態で維持され得る。このとき、第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’は、前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り替えられる際に内方に向けて付与される付勢力により、使用者の顔の側面に沿って確実に保持されている。これにより、従来よりもホールド性を高めることができる。また、取り外す際には、そのまま取り外してもよいが、連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’を前記第2姿勢を取るように切り替えることで(図1(C)及び図3(C)参照)、該連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’に連結された第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’の先端部が外方に向けて旋回し、左右の前記第2部材22a,22b及び第2部材22a’,22b’の先端部間の距離d,d’が比較的広くなるので、容易に取り外すことができる。
また、連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’は、前記中央領域に開口部Hを有しているので、図4に示すように、連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’の前記第1姿勢及び前記第2姿勢のうち一方の状態から他方の状態に遷移する遷移過程において加わる反力Fを該開口部Hで逃しやすくすることができるので、これら姿勢を切り替えるために必要な力を少なくすることができ、従って、該姿勢の切り替えを容易に行うことができると共に、これら姿勢の切替回数が増えても、該連結部材23a,23b及び連結部材23a’,23b’の弾性を維持でき、それだけ前記第1姿勢と前記第2姿勢との切替性を良好に維持することができる。なお、図4(A)は左連結部材23a,23a’が前記第1姿勢から前記第2姿勢に(図中左側から右側に向かう矢印A方向に)移行する一方、前記第2姿勢から前記第1姿勢に(図中右側から左側に向かう矢印B方向に)移行する状態を示す状態遷移図であり、図4(B)は右連結部材23b,23b’が前記第1姿勢から前記第2姿勢に(図中左側から右側に向かう矢印A方向に)移行する一方、前記第2姿勢から前記第1姿勢に(図中右側から左側に向かう矢印B方向に)移行する状態を示す状態遷移図である。
また、図3に示す眼鏡フレーム用テンプル2a’,2b’及び眼鏡フレーム10’では、前記第2姿勢において(図3(C)参照)、第2部材22a’,22b’の基端R1が第1部材21a’,21b’の先端R2よりも内方に位置するので、連結部材23a’,23b’がかかる第2姿勢を取るように切り替えられている状態において、使用者による装着の際に、第2部材22a’,22b’の基端部側2xが外方に押され、この動作によって連結部材23a’,23b’が前記第1姿勢に切り替えられるので、かかる装着動作とは別個の切り替え動作を行うことなく、前記第2姿勢から前記第1姿勢へ切り替えることができる。また、使用者による装着の際に、第2部材22a’,22b’の第1部材21a,21bとの重なる部分S(図3(A)参照)が、使用者が顔を動かしたり、運動等を行ったりすることで、顔の側部に触れることがあっても、前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り替えられる際に内方に向けて付与される付勢力によって、第2部材22a’,22b’の揺動が十分に抑制され、これにより、ホールド性を良好に維持することができる。さらに第1部材と第2部材とを軸支する構成ではないため、軸支する構成の場合のような繰り返し使用による軸部材の劣化がない。
図1は、本考案の実施形態に係る左右一対の眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂ストレートタイプのテンプルの一例を備えた眼鏡フレームの概略構成を示す図であり、図1(A)は、左右の連結部材が外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレームの平面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す眼鏡フレームの左側面図であり、図1(C)は、該左右の連結部材が内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレームの平面図であり、図1(D)は、図1(C)に示す眼鏡フレームの左側面図である。 図2は、図1に示す眼鏡フレームにおける連結部材について示した概略図であって、図2(A)は、その左側面図であり、図2(B)は、左右の連結部材が外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢を取っている状態の該左右の連結部材の断面図であり、また、図2(C)は、左右の連結部材が内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢を取っている状態の該左右の連結部材の断面図である。 図3は、本考案の実施形態に係る左右一対の眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂ストレートタイプのテンプルの他の例を備えた眼鏡フレームの概略構成を示す図であって、図3(A)は、左右の連結部材が外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレームの平面図であり、図3(B)は、図3(A)に示す眼鏡フレームの左側面図であり、図3(C)は、該左右の連結部材が内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢を取っている状態を示す眼鏡フレームの平面図であり、図3(D)は、図3(C)に示す眼鏡フレームの左側面図である。 図4は、連結部材の状態遷移図であって、図4(A)は、左連結部材が第1姿勢から第2姿勢に移行する一方、第2姿勢から第1姿勢に移行する状態を示し、図4(B)は、右連結部材が第1姿勢から第2姿勢に移行する一方、第2姿勢から前記第1姿勢に移行する状態を示している。
符号の説明
2a,2b,2a’,2b’…眼鏡フレーム用テンプル 10,10’…眼鏡フレーム
21a,21b…第1部材 22a,22b,22a’,22b’…第2部材
23a,23b,23a’,23b’…連結部材 H…連結部材の開口部
Q1,Q2…連結部材の上下の内側面 Q1’,Q2’連結部材の上下の外側面
R1…第2部材の基端 R2…第1部材の先端

Claims (5)

  1. 第1部材と、前記第1部材の先端部側に配設された第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に介在し前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部材とを備え、
    前記連結部材は、可撓性を有し、前記第2部材の先端部が内方に向かうように外方に向けて凸状に湾曲した第1姿勢と、前記第2部材の先端部が外方に向かうように内方に向けて凸状に湾曲した第2姿勢とに切り替わることを特徴とする眼鏡フレーム用テンプル。
  2. 前記連結部材は、前記第1姿勢において、幅方向中央部を境にした上下の内側面が互いに向かい合う方向に湾曲した姿勢を取り、前記第2姿勢において、幅方向中央部を境にした上下の外側面が互いに向かい合う方向に湾曲した姿勢を取るように形成されていることを特徴とする請求項1に記載に眼鏡フレーム用テンプル。
  3. 前記連結部材は、少なくとも周縁部を残して開口部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載に眼鏡フレーム用テンプル。
  4. 前記第2姿勢において、前記第2部材の基端が前記第1部材の先端よりも内方に位置することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の眼鏡フレーム用テンプル。
  5. 請求項1から4の何れかに記載の眼鏡フレーム用テンプルを具備することを特徴とする眼鏡フレーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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