JP3109361B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JP3109361B2 JP3109361B2 JP05329744A JP32974493A JP3109361B2 JP 3109361 B2 JP3109361 B2 JP 3109361B2 JP 05329744 A JP05329744 A JP 05329744A JP 32974493 A JP32974493 A JP 32974493A JP 3109361 B2 JP3109361 B2 JP 3109361B2
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- Japan
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- light
- rich
- hole
- flame hole
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃淡燃焼方式の燃焼装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、低NOx化を計った燃焼方式の一
つとして濃淡燃焼方式があり、本出願人はさきに特願平
4−358480号により、燃焼管の中央に淡炎、その
両側に濃炎を形成すると共に、淡炎と濃炎との間に減速
した濃側の補炎を形成して淡炎のリフティングを防止
し、低NOx化で安定した燃焼を得ることができる濃淡
燃焼方式の燃焼装置を提案した。
つとして濃淡燃焼方式があり、本出願人はさきに特願平
4−358480号により、燃焼管の中央に淡炎、その
両側に濃炎を形成すると共に、淡炎と濃炎との間に減速
した濃側の補炎を形成して淡炎のリフティングを防止
し、低NOx化で安定した燃焼を得ることができる濃淡
燃焼方式の燃焼装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ものは、淡炎の両側に濃炎を形成しているが、燃焼管の
長手方向の両端部には濃炎が形成されず、この部分の淡
炎はリフティングが生じやすく安定性が悪いという問題
点があった。
ものは、淡炎の両側に濃炎を形成しているが、燃焼管の
長手方向の両端部には濃炎が形成されず、この部分の淡
炎はリフティングが生じやすく安定性が悪いという問題
点があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決し、燃焼管両
端部の淡炎も安定化でき、安定性、燃焼性の良好な燃焼
装置の提供を目的とするものである。
端部の淡炎も安定化でき、安定性、燃焼性の良好な燃焼
装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は上記
目的を達成するために、中央に混合室、その両側に濃ガ
ス室を区画形成し、混合室の上部に淡側炎孔、濃ガス室
の上部に濃側炎孔を設けた燃焼管において、淡側炎孔を
形成する淡側炎孔形成体の全周に濃ガス室と連通した補
炎間隙を設け、淡炎の全周に濃炎が形成されるようにし
たものである。
目的を達成するために、中央に混合室、その両側に濃ガ
ス室を区画形成し、混合室の上部に淡側炎孔、濃ガス室
の上部に濃側炎孔を設けた燃焼管において、淡側炎孔を
形成する淡側炎孔形成体の全周に濃ガス室と連通した補
炎間隙を設け、淡炎の全周に濃炎が形成されるようにし
たものである。
【0006】
【作用】燃焼時、燃焼管の中央に淡炎、その両側に濃炎
が形成されるが、淡側炎孔形成体の全周に補炎間隙を形
成しているので、燃焼管の長手方向両端部にも濃側の補
炎が形成され、淡炎の全周に濃側火炎が形成されること
になり、両端部のリフティングを防止し、安定した燃焼
を得ることができる。
が形成されるが、淡側炎孔形成体の全周に補炎間隙を形
成しているので、燃焼管の長手方向両端部にも濃側の補
炎が形成され、淡炎の全周に濃側火炎が形成されること
になり、両端部のリフティングを防止し、安定した燃焼
を得ることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す要部斜視図、
図2は同例の要部断面図、図3は淡側炎孔形成体の炎孔
板を示す側面図である。
図2は同例の要部断面図、図3は淡側炎孔形成体の炎孔
板を示す側面図である。
【0008】1は燃焼管で、中央に混合室2、その両側
に濃ガス室3を区画形成し、混合室2の上部に淡側炎孔
形成体4を取付けて淡側炎孔5を形成すると共に、濃ガ
ス室3の上部に濃側炎孔6を設けてある。淡側炎孔形成
体4は図3に示すように、切欠きの異なる2種類の金属
板からなる炎孔板A.Bを交互に重ね合わせて淡側炎孔
5を形成し、その外側両側に炎孔板Cを配すると共に、
炎孔板Cと濃ガス室3側壁との間に補炎間隙7を形成す
るように炎孔板Dを配設してあり、燃焼管1の長手方向
両端部にも補炎間隙7を形成するために炎孔板A.B.
Cの両端部に切欠き8を設け、淡側炎孔形成体4の全周
に補炎間隙7が形成されるように構成してある。9は補
炎間隙7に濃ガスを供給するために濃ガス室3の側壁に
設けた通孔である。10は混合室2および濃ガス室3に
濃ガスを供給する混合気供給管で、燃焼管1と結合部1
1により接続し、この結合部11に設けた濃側ガス噴出
孔12により濃ガス室3と連通すると共に、結合部11
間に形成した空気通路13に面して淡側ガス噴出孔14
を設け、空気通路13下方からの空気と共に濃ガスを混
合室2に供給し淡ガスを生成するようにしてある。
に濃ガス室3を区画形成し、混合室2の上部に淡側炎孔
形成体4を取付けて淡側炎孔5を形成すると共に、濃ガ
ス室3の上部に濃側炎孔6を設けてある。淡側炎孔形成
体4は図3に示すように、切欠きの異なる2種類の金属
板からなる炎孔板A.Bを交互に重ね合わせて淡側炎孔
5を形成し、その外側両側に炎孔板Cを配すると共に、
炎孔板Cと濃ガス室3側壁との間に補炎間隙7を形成す
るように炎孔板Dを配設してあり、燃焼管1の長手方向
両端部にも補炎間隙7を形成するために炎孔板A.B.
Cの両端部に切欠き8を設け、淡側炎孔形成体4の全周
に補炎間隙7が形成されるように構成してある。9は補
炎間隙7に濃ガスを供給するために濃ガス室3の側壁に
設けた通孔である。10は混合室2および濃ガス室3に
濃ガスを供給する混合気供給管で、燃焼管1と結合部1
1により接続し、この結合部11に設けた濃側ガス噴出
孔12により濃ガス室3と連通すると共に、結合部11
間に形成した空気通路13に面して淡側ガス噴出孔14
を設け、空気通路13下方からの空気と共に濃ガスを混
合室2に供給し淡ガスを生成するようにしてある。
【0009】上記構成において、燃焼時、混合気供給管
10の淡側ガス噴出孔14から噴出した濃ガスは、空気
通路13から流入する空気と混合し、混合室2内で空気
過剰率の高い淡ガスを生成して淡側炎孔5から噴出燃焼
し、中央部に淡炎を形成する。又濃側ガス噴出孔12か
ら濃ガス室3に流入した空気過剰率の低い濃ガスは、濃
側炎孔6から噴出燃焼して両側部に濃炎を形成する。濃
ガス室3の通孔9から補炎間隙7に噴出した濃ガスは減
速されて、淡側炎孔形成体4の全周に形成された補炎間
隙7上に濃側補炎を形成する。
10の淡側ガス噴出孔14から噴出した濃ガスは、空気
通路13から流入する空気と混合し、混合室2内で空気
過剰率の高い淡ガスを生成して淡側炎孔5から噴出燃焼
し、中央部に淡炎を形成する。又濃側ガス噴出孔12か
ら濃ガス室3に流入した空気過剰率の低い濃ガスは、濃
側炎孔6から噴出燃焼して両側部に濃炎を形成する。濃
ガス室3の通孔9から補炎間隙7に噴出した濃ガスは減
速されて、淡側炎孔形成体4の全周に形成された補炎間
隙7上に濃側補炎を形成する。
【0010】従って、淡炎の全周に流速の遅い濃側補炎
が形成されることにより、保炎性能を向上し安定した燃
焼を得ることができる。
が形成されることにより、保炎性能を向上し安定した燃
焼を得ることができる。
【0011】尚、炎孔板Dを1枚あるいは複数枚重ねる
ことにより補炎間隙7の巾を決め、減速の調整をすれば
よい。又、全ての炎孔板A.B.C.Dを一枚の金属板
の切欠き、折曲加工により形成してもよい。
ことにより補炎間隙7の巾を決め、減速の調整をすれば
よい。又、全ての炎孔板A.B.C.Dを一枚の金属板
の切欠き、折曲加工により形成してもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように、淡側炎孔形成体
の全周に補炎間隙を設けて流速の遅い濃炎を形成するよ
うにしたので、燃焼管の長手方向両端部にも濃炎が形成
され、淡炎のリフティングを防止でき、安定性、燃焼性
を向上させることができる。又、補炎間隙は淡側炎孔形
成体の組み合わせで形成できるので、構造が簡単で生産
性が良い。
の全周に補炎間隙を設けて流速の遅い濃炎を形成するよ
うにしたので、燃焼管の長手方向両端部にも濃炎が形成
され、淡炎のリフティングを防止でき、安定性、燃焼性
を向上させることができる。又、補炎間隙は淡側炎孔形
成体の組み合わせで形成できるので、構造が簡単で生産
性が良い。
【図1】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】同例の要部断面図である。
【図3】淡側炎孔形成体の炎孔板を示す側面図である。
1 燃焼管 2 混合室 3 濃ガス室 4 淡側炎孔形成体 5 淡側炎孔 6 濃側炎孔 7 補炎間隙 9 通孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−231619(JP,A) 特開 平5−10509(JP,A) 特開 平7−127819(JP,A) 特開 平7−174314(JP,A) 特開 平6−193834(JP,A) 実開 平2−36715(JP,U) 実開 平6−46131(JP,U) 実開 平7−12712(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 14/02 - 14/18 F23D 14/74 F23C 11/00 329 - 330
Claims (1)
- 【請求項1】 中央に混合室、その両側に濃ガス室を区
画形成し、混合室の上部に淡側炎孔、濃ガス室の上部に
濃側炎孔を設けた燃焼管において、淡側炎孔を形成する
淡側炎孔形成体の全周に濃ガス室と連通した補炎間隙を
設け、淡炎の全周に濃炎を形成するようにしたことを特
徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05329744A JP3109361B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05329744A JP3109361B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151316A JPH07151316A (ja) | 1995-06-13 |
JP3109361B2 true JP3109361B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=18224803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05329744A Expired - Fee Related JP3109361B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109361B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101216815B1 (ko) * | 2009-12-11 | 2012-12-28 | 주식회사 경동나비엔 | 가스 버너의 염공부 구조 |
KR101199754B1 (ko) * | 2010-05-19 | 2012-11-08 | 주식회사 경동나비엔 | 판재로 구성된 예혼합 버너의 염공 배열구조 |
KR101177210B1 (ko) * | 2010-10-04 | 2012-08-24 | 주식회사 경동나비엔 | 이중 염공을 구비한 예혼합 버너 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP05329744A patent/JP3109361B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07151316A (ja) | 1995-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |