JP2630205B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JP2630205B2 JP2630205B2 JP5189373A JP18937393A JP2630205B2 JP 2630205 B2 JP2630205 B2 JP 2630205B2 JP 5189373 A JP5189373 A JP 5189373A JP 18937393 A JP18937393 A JP 18937393A JP 2630205 B2 JP2630205 B2 JP 2630205B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低ＮＯｘ化と共に燃焼
の安定化を計った燃焼装置に関するものである。
の安定化を計った燃焼装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の燃焼方式において、燃焼火炎に局
所的に高温部が発生してＮＯｘが生成される問題を解決
するため、その対策の一つとして濃淡燃焼方式があり、
局所的高温部の発生をなくしてＮＯｘの低減に有効なも
のである。
所的に高温部が発生してＮＯｘが生成される問題を解決
するため、その対策の一つとして濃淡燃焼方式があり、
局所的高温部の発生をなくしてＮＯｘの低減に有効なも
のである。
【０００３】この濃淡燃焼方式を適用した燃焼装置とし
て、板金製の燃焼管を複数本並設して構成したものがあ
り、構造が簡単で安価に構成でき、低ＮＯｘ燃焼装置と
して有利なものである。
て、板金製の燃焼管を複数本並設して構成したものがあ
り、構造が簡単で安価に構成でき、低ＮＯｘ燃焼装置と
して有利なものである。
【０００４】この燃焼装置として、例えば図３および図
４に示すように、燃焼管１１の両側部に濃ガス室１２を
形成して上面に濃側炎孔１３を設け、中央部に上部を開
口した淡側混合室１４を形成し、上面に仕切板１５を並
設して淡側炎口１６を設け、淡側混合室１４を空気口１
７と連通し、濃ガス室１２に空気過剰率の低い濃ガスを
供給するようにすると共に、濃ガス室１２と淡側混合室
１４とを淡側用ガス噴出孔１８により連通して淡側混合
室１４に濃ガスを供給し、空気口１７からの空気と混合
して淡側混合室１４において空気過剰率の高い淡ガスを
生成し、中央部に淡側火炎、両側部に濃側火炎を形成す
るようにしたものがある。このような燃焼装置は、中央
部の淡側火炎を両側部の濃側火炎の保炎効果により、燃
焼を安定化することができる。
４に示すように、燃焼管１１の両側部に濃ガス室１２を
形成して上面に濃側炎孔１３を設け、中央部に上部を開
口した淡側混合室１４を形成し、上面に仕切板１５を並
設して淡側炎口１６を設け、淡側混合室１４を空気口１
７と連通し、濃ガス室１２に空気過剰率の低い濃ガスを
供給するようにすると共に、濃ガス室１２と淡側混合室
１４とを淡側用ガス噴出孔１８により連通して淡側混合
室１４に濃ガスを供給し、空気口１７からの空気と混合
して淡側混合室１４において空気過剰率の高い淡ガスを
生成し、中央部に淡側火炎、両側部に濃側火炎を形成す
るようにしたものがある。このような燃焼装置は、中央
部の淡側火炎を両側部の濃側火炎の保炎効果により、燃
焼を安定化することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の燃焼
管１１において、その長手方向両端部Ａには燃焼管１１
の構成上濃側炎孔を設けることが困難であるため、両端
部Ａの淡側火炎がリフトし易いという問題を有してい
た。
管１１において、その長手方向両端部Ａには燃焼管１１
の構成上濃側炎孔を設けることが困難であるため、両端
部Ａの淡側火炎がリフトし易いという問題を有してい
た。
【０００６】本発明は、上記問題点を解決し、燃焼管の
長手方向両端部の淡側火炎のリフトを防止し、燃焼を安
定化する燃焼装置の提供を目的とするものである。
長手方向両端部の淡側火炎のリフトを防止し、燃焼を安
定化する燃焼装置の提供を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は、上
記目的を達成するために、両側部に濃ガス室を形成し、
上面に濃側炎孔を設けると共に、中央部に空気口と連通
した淡側混合室を形成し、上部を開口して上面に淡側炎
孔を設け、濃ガス室と淡側混合室との間を複数の淡側用
ガス噴出孔により連通した燃焼管において、該燃焼管の
長手方向両端部に位置する淡側用ガス噴出孔の孔径を他
の淡側 用ガス噴出孔より大きくしたことを第１の特徴と
している。 また本発明の燃焼装置は、両側部に濃ガス室
を形成し、上面に濃側炎孔 を設けると共に、中央部に空
気口と連通した淡側混合室を形成し、上部を 開口して上
面に淡側炎孔を設け、濃ガス室と淡側混合室との間を複
数の淡 側用ガス噴出孔により連通した燃焼管において、
該燃焼管の長手方向両端 部に位置する淡側用ガス噴出孔
と隣り合う淡側用ガス噴出孔との間隔を他 の淡側用ガス
噴出孔の間隔より小さくしたことを第２の特徴としてい
る。
記目的を達成するために、両側部に濃ガス室を形成し、
上面に濃側炎孔を設けると共に、中央部に空気口と連通
した淡側混合室を形成し、上部を開口して上面に淡側炎
孔を設け、濃ガス室と淡側混合室との間を複数の淡側用
ガス噴出孔により連通した燃焼管において、該燃焼管の
長手方向両端部に位置する淡側用ガス噴出孔の孔径を他
の淡側 用ガス噴出孔より大きくしたことを第１の特徴と
している。 また本発明の燃焼装置は、両側部に濃ガス室
を形成し、上面に濃側炎孔 を設けると共に、中央部に空
気口と連通した淡側混合室を形成し、上部を 開口して上
面に淡側炎孔を設け、濃ガス室と淡側混合室との間を複
数の淡 側用ガス噴出孔により連通した燃焼管において、
該燃焼管の長手方向両端 部に位置する淡側用ガス噴出孔
と隣り合う淡側用ガス噴出孔との間隔を他 の淡側用ガス
噴出孔の間隔より小さくしたことを第２の特徴としてい
る。
【０００８】
【作用】燃焼時、濃ガス室上面の濃側炎孔に濃側火炎を
形成し、混合室上面の淡側炎口に淡側火炎を形成する。
このとき、燃焼管の長手方向両端部の淡側火炎は、この
両端部に位置する淡側用ガス噴出孔からのガス供給量を
増大しているため、この部分の淡側炎口から噴出する淡
ガスは空気過剰率が低くなり、安定した淡側火炎が形成
されることになって、両側部に濃側火炎が形成されてい
なくてもリフトのない安定した燃焼を得ることができ
る。
形成し、混合室上面の淡側炎口に淡側火炎を形成する。
このとき、燃焼管の長手方向両端部の淡側火炎は、この
両端部に位置する淡側用ガス噴出孔からのガス供給量を
増大しているため、この部分の淡側炎口から噴出する淡
ガスは空気過剰率が低くなり、安定した淡側火炎が形成
されることになって、両側部に濃側火炎が形成されてい
なくてもリフトのない安定した燃焼を得ることができ
る。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す要部断面斜視
図である。
図である。
【００１０】１は燃焼管で、両側部に濃ガス室２を形成
し、上面に濃側炎孔３を設けると共に、中央部に淡側混
合室４を形成し、淡側混合室４は下部に設けた空気口５
と連通し、上部を開口して上面に並設した仕切板６によ
り淡側炎口７を形成している。８は濃ガス室２に連通す
る濃側混合室で、燃料ガスと１次空気とを混合し、空気
過剰率の低い濃ガスを生成する。９は濃ガス室２と淡側
混合室４とを連通する淡側用ガス噴出孔で、濃ガスを淡
側混合室４内に噴出し、空気口５から導入される空気と
混合して空気過剰率の高い淡ガスを生成する。この淡側
用ガス噴出孔９は、燃焼管１の長手方向全長に亘って一
定間隔で複数個設けてあり、燃焼管１の長手方向両端部
に位置する淡側用ガス噴出孔１０はその穴径を大きくし
て濃ガス供給量を増大している。
し、上面に濃側炎孔３を設けると共に、中央部に淡側混
合室４を形成し、淡側混合室４は下部に設けた空気口５
と連通し、上部を開口して上面に並設した仕切板６によ
り淡側炎口７を形成している。８は濃ガス室２に連通す
る濃側混合室で、燃料ガスと１次空気とを混合し、空気
過剰率の低い濃ガスを生成する。９は濃ガス室２と淡側
混合室４とを連通する淡側用ガス噴出孔で、濃ガスを淡
側混合室４内に噴出し、空気口５から導入される空気と
混合して空気過剰率の高い淡ガスを生成する。この淡側
用ガス噴出孔９は、燃焼管１の長手方向全長に亘って一
定間隔で複数個設けてあり、燃焼管１の長手方向両端部
に位置する淡側用ガス噴出孔１０はその穴径を大きくし
て濃ガス供給量を増大している。
【００１１】尚、燃焼管１の長手方向両端部の淡側用ガ
ス供給量を増大する手段として前述のように淡側用ガス
噴出孔１０の穴径を大きくする以外に、図２に示すよう
に穴径は同一でも両端部の淡側用ガス噴出孔１０の間隔
ｙを他の淡側用ガス噴出孔９の間隔ｘより小さくして実
質的に両端部分のガス噴出量を大きくしてもよく、要す
るに両端部の濃ガス供給量を増大するようにすればよ
い。
ス供給量を増大する手段として前述のように淡側用ガス
噴出孔１０の穴径を大きくする以外に、図２に示すよう
に穴径は同一でも両端部の淡側用ガス噴出孔１０の間隔
ｙを他の淡側用ガス噴出孔９の間隔ｘより小さくして実
質的に両端部分のガス噴出量を大きくしてもよく、要す
るに両端部の濃ガス供給量を増大するようにすればよ
い。
【００１２】このように構成した燃焼装置は、燃焼時、
濃ガス室２内の濃ガスが濃側炎孔３から噴出燃焼して濃
側火炎を形成すると共に、淡側用ガス噴出孔９、１０か
ら淡側混合室４内に噴出し、空気口５からの空気と混合
して淡ガスを生成し、淡側炎口７上面に淡側火炎を形成
する。淡側火炎は濃側火炎の保炎効果により、燃焼を安
定化するが、燃焼管１の長手方向両端部は濃側炎孔３が
なく、その保炎効果を期待できない。しかし両端部の淡
側用ガス噴出孔１０よりの濃ガス供給量を増大している
ため、この部分の淡側炎口７から噴出する淡ガスは空気
過剰率が低くなり、淡側火炎の両端部に濃い火炎か形成
されることになり、安定した燃焼を得ることができ、リ
フトによる未燃ガスの排出も抑制される。
濃ガス室２内の濃ガスが濃側炎孔３から噴出燃焼して濃
側火炎を形成すると共に、淡側用ガス噴出孔９、１０か
ら淡側混合室４内に噴出し、空気口５からの空気と混合
して淡ガスを生成し、淡側炎口７上面に淡側火炎を形成
する。淡側火炎は濃側火炎の保炎効果により、燃焼を安
定化するが、燃焼管１の長手方向両端部は濃側炎孔３が
なく、その保炎効果を期待できない。しかし両端部の淡
側用ガス噴出孔１０よりの濃ガス供給量を増大している
ため、この部分の淡側炎口７から噴出する淡ガスは空気
過剰率が低くなり、淡側火炎の両端部に濃い火炎か形成
されることになり、安定した燃焼を得ることができ、リ
フトによる未燃ガスの排出も抑制される。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上のように、燃焼管の長手方
向両端部に位置する淡側用ガス噴出孔からのガス供給量
を増大するようにしたので、両端部の淡側火炎は濃い火
炎となり、両側に濃側火炎がなくてもリフトせず、安定
した燃焼を得ることができる。
向両端部に位置する淡側用ガス噴出孔からのガス供給量
を増大するようにしたので、両端部の淡側火炎は濃い火
炎となり、両側に濃側火炎がなくてもリフトせず、安定
した燃焼を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す要部断面斜視図であ
る。
る。
【図２】淡側用ガス噴出孔の間隔を小さくした他の実施
例を示す要部断面斜視図である。
例を示す要部断面斜視図である。
【図３】従来例を示す要部断面斜視図である。
【図４】同例の要部平面図である。
１ 燃焼管 ２ 濃ガス室 ３ 濃側炎孔 ４ 淡側混合室 ７ 淡側炎口 ９ 淡側用ガス噴出孔 １０ 淡側用ガス噴出孔
Claims (2)
- 【請求項１】 両側部に濃ガス室を形成し、上面に濃側
炎孔を設けると共に、中央部に空気口と連通した淡側混
合室を形成し、上部を開口して上面に淡側炎孔を設け、
濃ガス室と淡側混合室との間を複数の淡側用ガス噴出孔
により連通した燃焼管において、該燃焼管の長手方向両
端部に位置する淡側用ガス噴出孔の孔径を他の淡側用ガ
ス噴出孔より大きくし たことを特徴とする燃焼装置。 - 【請求項２】 両側部に濃ガス室を形成し、上面に濃側
炎孔を設けると 共に、中央部に空気口と連通した淡側混
合室を形成し、上部を開口して 上面に淡側炎孔を設け、
濃ガス室と淡側混合室との間を複数の淡側用ガ ス噴出孔
により連通した燃焼管において、該燃焼管の長手方向両
端部に 位置する淡側用ガス噴出孔と隣り合う淡側用ガス
噴出孔との間隔を他の 淡側用ガス噴出孔の間隔より小さ
くしたことを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5189373A JP2630205B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5189373A JP2630205B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742913A JPH0742913A (ja) | 1995-02-10 |
| JP2630205B2 true JP2630205B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=16240237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5189373A Expired - Fee Related JP2630205B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2630205B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4727712B2 (ja) * | 2008-12-04 | 2011-07-20 | エスペック株式会社 | 通気装置 |
| CN103162290B (zh) | 2011-12-09 | 2016-08-03 | 株式会社能率 | 浓淡火焰燃烧器及燃烧装置 |
| CN103185339B (zh) | 2011-12-28 | 2016-08-03 | 株式会社能率 | 浓淡火焰燃烧器及燃烧装置 |
| KR101468940B1 (ko) | 2013-11-15 | 2014-12-04 | 주식회사 경동나비엔 | 과농 희박 연소장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6022534B2 (ja) * | 1977-01-13 | 1985-06-03 | ソニー株式会社 | チユ−ナ |
| JPH04124512A (ja) * | 1990-09-14 | 1992-04-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 低ＮＯｘバーナ |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5189373A patent/JP2630205B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0742913A (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418 Year of fee payment: 11 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418 Year of fee payment: 12 |
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