JP3109242U - 袋充填用チューブ - Google Patents
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Abstract
【課題】 製造にあたって糊が不用であり、製品の歩留まりを上げることが可能な袋充填用チューブを提供すること。
【解決手段】 熱可塑性樹脂層を全面に形成したシートの両端部同士を、前記熱可塑性樹脂層を内側にして重ね合わせ、重ね合わせ部分の熱可塑性樹脂層を熱溶着した。
【選択図】 図１
【解決手段】 熱可塑性樹脂層を全面に形成したシートの両端部同士を、前記熱可塑性樹脂層を内側にして重ね合わせ、重ね合わせ部分の熱可塑性樹脂層を熱溶着した。
【選択図】 図１
Description
本考案は、重包装袋の注入口用に使用する袋充填用チューブに関する。
両底の角底貼とし、一方の底の一隅に注入口用筒状体を内方に突出し、底部を化粧紙にて被覆した内弁式多層紙袋においてその注入口用筒状体の内面には、熱溶融接着剤層を設け、底部を被覆する熱溶融接着剤層を有する化粧紙の一端はその注入口用筒状体を蓋う如く余尺を持たせて遊離させた注入口部を二重密封してなる重包装袋が公知である（特許文献１参照）。
四角形からなる熱収縮性発砲シートの相対する辺の一方の両縁が重ね合わされた状態でシールが施されることにより筒状形成されてなる破ビン防止用部材として用いられる筒状体において、該筒状体のシールが超音波溶着による細かい刻み目の入った構成を有すると共に、該筒状体の熱収縮性がその円周方向に大で軸方向に少である構成を有する熱収縮性発砲シートからなる筒状体が公知である（特許文献２参照）。
上述のような重包装袋の注入口用筒状体（以下、袋充填用チューブという）１０は、従来は、長尺の帯状シート１１の両端部を重ね合わせ、重ね合わせた部分同士を糊づけによって接着して製造されていた（図５及び図６参照）。しかしながら、上記従来の袋充填用チューブ１０は、帯状のシート１１の一方の端部に糊づけのための糊しろ部１３を形成する必要があり、このために、袋充填用チューブ１０の内面とするシート１１の一面に、上記糊しろ部１３がシート１１の端部に沿って形成されるように熱可塑性樹脂層１４をシート１１の端部から逃がして塗布しなければならなかった（図７参照）。また、チューブの製造工程がトラブル等により一時的に停止した場合には、糊の乾きにより不良品が製造されてしまうという問題があった。
本考案が解決しようとする課題は、製造にあたって糊が不用であり、製品の歩留まりを上げることが可能な袋充填用チューブを提供することにある。
本考案の袋充填用チューブは、熱可塑性樹脂層を全面に形成したシートの両端部同士を、前記熱可塑性樹脂層を内側にして重ね合わせ、重ね合わせ部分の熱可塑性樹脂層を熱溶着したことを特徴とする。
本考案によれば、上記構成であるため、製造にあたって糊が不用であり、製品の歩留まりを上げることができる。
図１は、本考案の袋充填用チューブ１の斜視図である。図２は袋充填用チューブ１を製造するための資材となるシートの斜視図である。シート２は、図２に示すように、帯状をなし、シートの一面の全域に熱可塑性樹脂層３が形成されたものである。袋充填用チューブ１は、帯状のシート２の両端部２ａ，２ｂ同士を、熱可塑性樹脂層３を内側にして重ね合わせ、図３において矢印で示すように、重ね合わせ部分の熱可塑性樹脂層３を熱溶着してなる。図１における符号４は、熱溶着したことによって形成された熱溶着ラインである。熱溶着の方法としては、超音波発信器を重ね合わせ部分に沿って移動させ、超音波によって発生する熱によって溶着する方法や、熱発生源を重ね合わせ部分に沿って移動させ、熱発生源で発生される熱によって溶着する方法がある。図４は、重包装袋における袋充填用チューブ１の使用状態を示す斜視図である。袋の底の一隅に袋充填用チューブ１を内方に突出させて取り付けられる。
本考案の袋充填用チューブ１は、熱可塑性樹脂層３を全面に形成したシート２の両端部２ａ，２ｂ同士を、熱可塑性樹脂層３を内側にして重ね合わせ、重ね合わせ部分の熱可塑性樹脂層３を熱溶着して得られるので、製造にあたって糊が不用であり、製品の歩留まりを上げることができる。また、袋充填用チューブ１を製造するための資材となるシート２は、シート２の一面の全域に熱可塑性樹脂層３が形成されたものであるので、従来のチューブの資材となるシートに比べて、糊しろ部が不要であり、熱可塑性樹脂層３を塗布して得られるシート自体の製造も簡単に作成することができ、コスト的にも安価に製造できる。
１ 袋充填用チューブ
２ シート
２ａ，２ｂ 両端部
３ 熱可塑性樹脂層
４ 熱溶着ライン
５ 重包装袋
１０ 袋充填用チューブ（従来）
１１ シート
１２ 糊
１３ 糊しろ部
１４ 熱可塑性樹脂層
２ シート
２ａ，２ｂ 両端部
３ 熱可塑性樹脂層
４ 熱溶着ライン
５ 重包装袋
１０ 袋充填用チューブ（従来）
１１ シート
１２ 糊
１３ 糊しろ部
１４ 熱可塑性樹脂層
Claims (1)
- 熱可塑性樹脂層を全面に形成したシートの両端部同士を、前記熱可塑性樹脂層を内側にして重ね合わせ、重ね合わせ部分の熱可塑性樹脂層を熱溶着したことを特徴とする袋充填用チューブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004007229U JP3109242U (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | 袋充填用チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004007229U JP3109242U (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | 袋充填用チューブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3109242U true JP3109242U (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=43271886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004007229U Expired - Lifetime JP3109242U (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | 袋充填用チューブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3109242U (ja) |
-
2004
- 2004-12-09 JP JP2004007229U patent/JP3109242U/ja not_active Expired - Lifetime
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