JP3109234U - 屋内用避難テント - Google Patents

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Abstract

【課題】 体育館のような広大な屋内で多数の人(世帯)が共同生活を余儀なくされる避難生活において使用することにより、これまでの集団避難生活において生じがちであったストレスの蓄積や体調を不調にしてしまうことを未然に防ぐことを可能にする屋内用避難テントを提供すること。
【解決手段】 不透明の柔軟な生地により形成し少なくとも出入口71と通気窓81を設けた平面から見て多角形の周囲壁面部41aと、該周囲壁面部41aの上部に連続した天蓋部41bであってその全部又は一部に光透過性を持たせた柔軟な生地による天蓋部41bとによりテント本体を形成し、該テント本体を展張的に支えるフレーム21,31により支持させて屋内に張設するようにしたこと。
【選択図】図1

Description

本考案は地震,水害などの天災や大火などの大規模災害において、体育館などに避難した人々が使用して有用な屋内で使用する避難テントに関する。
震災等の大規模災害においては、当面の身の安全と生活の確保のため、罹災者が体育館などの大形建屋に集合し、地域ぐるみの人々が集団でいわゆる避難生活をしなければならないことが多い。
しかし、集団での避難生活となると、各世帯の年齢構成の違いや生活ペースの違いなど、これまでは個々の世帯の自宅で行っていた、夫々の生活あり様が一変してしまうため、体調を壊したり、心神に疲労が蓄積してしまう人が多く輩出されるという問題がある。
これは、体育館のような広大な屋内に多数の世帯が、各世帯ごとの間仕切りもなく生活をせざるを得ないことが最大の原因であると考えられている。
そこで本考案では、体育館のような広大な屋内で多数の人(世帯)が共同生活を余儀なくされる避難生活において使用することにより、これまでの集団避難生活において生じがちであったストレスの蓄積や体調を不調にしてしまうことを未然に防ぐことを可能にする屋内用避難テントを提供することを、その課題とするものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の屋内用避難テントの第一の構成は、不透明の柔軟な生地により形成し少なくとも出入口と通気窓を設けた平面から見て多角形の周囲壁面部と、該周囲壁面部の上部に連続した天蓋部であってその全部又は一部に光透過性を持たせた柔軟な生地による天蓋部とによりテント本体を形成し、該テント本体を展張的に支えるフレームにより支持させて屋内に張設するようにしたことを特徴とするものである。上記の本考案避難テントでは、テント本体を展張的に支える主フレームは撓み可能な棒状体を用いる。また、主フレーム同士は棒状体による補助フレームにより連結するようにしたものでもよい。
上記課題を解決できる本考案の屋内避難テントの第二の構成は、不透明の柔軟な生地により形成し少なくとも出入口と換気窓を設けた平面から見て多角形の周囲壁面部と、該周囲壁面部が形成する上端開口部を塞ぐように当該壁面部に取付けた全部又は一部に光透過性の柔軟な生地による天蓋部とを備え、前記周囲壁面部における上端側の隅部を上方から吊下支持して屋内に張設するようにしたことを特徴とするものである。なお、本考案避難テントは、周囲壁面部の下部にテント内の床となる底壁を備えたものであってもよい。また、本考案避難テントは、その天蓋部にも換気用などの窓を設けたものであってもよい。
本考案避難テントは、そのテントを体育館等に建屋内に張設するとき、その建屋内にテントを吊下支持して張設するために平面から見て略格子状に組んだ桁又は梁を建屋内の空中に架設し、前記桁又は梁に、屋内用避難テントを吊下支持する形態で張設する。本考案では、上記桁や梁に代え、紐,鎖,ロープなどの索条体を建屋内の空中に架設することもある。索条体を屋内用避難テントの吊下支持体にして用いると、不使用時の避難テントと索条体の保管,格納や運搬の上で都合が良い。
本考案避難テントは、例えば、それが平面からみて四角形の場合、テント本体の内部又は外部の四隅に支柱を立設して、その支柱にテントを吊下支持させる形態として建屋内に設置してもよい。
本考案では、屋内用避難テントを、一例として、不透明の柔軟な生地により形成し少なくとも出入口と換気窓を設けた平面から見て多角形の周囲壁面部と、該周囲壁面部が形成する上端開口部を塞ぐように当該壁面部に取付けた全部又は一部に光透過性の柔軟な生地による天蓋部とを備え、前記周囲壁面部における上端側の隅部を上方から吊下支持して屋内に張設するようにして構成したから、大規模災害などに遭遇した多勢の人々が体育館等で避難生活をするとき、例えば世帯単位で周囲から独立した居住空間を各世帯ごとに形成することができる。
次に、図を参照し本考案避難テントの実施の形態例について説明する。図1は本考案避難テントの使用形態例の一例を示す斜視図、図2は他の例を示す斜視図である。
図1において、1は、例えば避難所となっている体育館の床、21は1本式又は多段伸縮式の棒状体によるメインフレームで、ここではカマボコの輪郭状をなすように撓み可能なグラスファイバー材やアルミ材などにより形成されている。31はテント本体の前後端に配置される、図の例では2本のメインフレーム21を、天井側と床側において連結するサブフレームである。図1の例のサブフレーム31は、天井側に1本、床側の左右に2本を設置したが、サブフレーム31を何本にするか、或は、どの位置でメインフレーム21を連結するかは、任意に設計できる。
TEは、上記フレーム21,31に内面から展張的に支持されて床1の上に設置される本考案避難テントで、次の構成を具備したものである。
即ち、テント本体は、左右の側壁41aから天井壁41bまでが一体となった天蓋側壁部41と、この天蓋側壁部41の前後に設けられた前後壁部51,52と、テント本体の床となる底壁61とから成り、前記フレーム21,31に内面側から展張されるように支持されて、床1の上に配置される。
上記の天蓋側側壁部41において、天井壁41bは透明乃至半透明の光透過性の織布やシート地などの生地により形成されており、側壁41aは光を通さないか通しにくい不透明な織布やシート地などの生地により形成されている。
上記の前壁部51には、ここではラインファスナ71aにより開放,閉鎖できるようにした出入口71が形成されている一方、側壁41aには窓孔81aにメッシュ81bを取付け、目隠しフラップ81cを設けた複数の通気窓81が設けられており、以上により本考案屋内用避難テントの一例を形成する。
上記のようにして形成される本考案避難テントは、周囲の壁部41aが不透明材で形成されているので、外部からテントの内部が視覚的に遮断され、この点でのプライバシーが確保される一方、その天井側の天蓋部41bが透明性の材料で形成されているから、建屋内に設置されている照明光源の光をテント内に導入でき、周囲の壁部41aが不透明材で外光が入らなくても、テント内が暗くなることはなく、この点で便利である。
次に、図2により本考案屋内用避難テントの別例について説明する。
図2において、1は体育館等の大形建屋の床、2,3はこの大形建屋の内部において、床面から一例として2.5〜3.5m程度、低くても2.5m以上の高さに、格子状に架設した仮設の支持梁であり、後述する本考案避難テントを吊下支持するためのものである。仮設の支持梁2,3を建屋内全域に設けるか、或は、一部に設けるかは、その建屋の広さや避難者数などに応じて、その都度設定するものとする。
TEは、上記の仮設支持梁2,3に、蚊帳を吊る要領で吊下支持させて建屋内に設置した本考案避難テントの別例であり、次の構成を備えている。
即ち、4は当該テントTEの四周の壁面となる周囲壁部であり、柔軟で不透明な織物地やシート地、或は、不織布などの生地により形成し、ここではラインファスナ5aにより開放,閉鎖される出入口5と、窓孔6aにメッシュ6bを張設し、目隠しフラップ6cを設けた複数の通気窓6とが当該壁部4に設けられている。
7は上記の周囲壁部4における上部の開口部に、縫着などにより張設した天蓋部で、ここでは透明又は半透明で柔軟な光透過性の織物地やシート地などの生地により形成されている。図の天蓋部7はその全域を光透過性の生地で形成したが、この天蓋部7は、その面積の半分など、一部を光透過性の生地で形成し、残りの部位は不透明の生地で形成してもよい。また、天蓋部7にも通気用乃至換気用の窓孔(フラップ付又はフラップなしのいずれでも可)を設けてもよい。
上記の四周壁部4と天蓋部7により本考案避難テントにおけるテント本体の別の例を形成するが、このテント本体の周囲壁部4と天蓋部7の接合部位には、帯状をなす縁部材Paなどを当てがって各接合部の強度を高めている。また、このテント本体の上部の四隅には、一例として補強パッチHaなどを取り付け、それぞれのパッチ部位に紐状,鎖状、或は、棒状などを呈する吊り具8を取付け、この吊り具8を、建屋内の空中に格子状に架設した仮設の支持梁2,3に結合することにより、テント本体が体育館などの屋内に吊下形態で設置されて、本考案による屋内用避難テントの一例に構成される。
図2の例の本考案屋内用避難テントは、体育館等の建屋内の空中に架設された格子状などの支持梁2,3に、あたかも蚊帳を吊るようにしてその吊り具8を結合することにより設置することができるので、テントの設置或は撤去が至って容易である。また、上記のようにして設置した本考案避難テントは、周囲壁部4が不透明材で形成されているので、外部からテントの内部が視覚的に遮断され、この点でのプライバシーが確保される。更に、本考案避難テントは、その天井側の天蓋部7が透明性の材料で形成されているから、建屋内に設置されている照明光源の光をテント内に導入できるので、周囲の壁が不透明材で外光が入らなくても、テント内が暗くなることはなく、この点でも便利である。
以上に説明した本考案避難テントの例は、その平面形状が四角形であったが、他の平面形状、例えば、多角形或は円形などであってもよい。また、図2のテント本体における周囲壁部4は、その下部に、当該テント本体の床となる底部を具備したものであってもよい。
なお、図2の例の本考案屋内用避難テントは、屋内に仮設した格子状の支持梁2,3に、このテントに設けた吊り具8を吊下支持させて設置したが、本考案では、建屋の床1に立設した支柱(図示せず)の上部に吊り具8を設け、これにテント本体を吊下支持させたり、テント本体の内部における四隅に立設した支柱に当該テント本体の上部の四隅部を下から突張るように支持させる形態によっても、建屋内に設置することができる。また、吊り具8は、仮設の支持梁2,3の側に予め移動、固定可能に設けておくこともある。このようにすると、テント本体の折畳みや展開、或は、吊り下げ設置が容易になる。更には、図2の本考案避難テントは、直方体状であったが、全体の形状は、台形状や錐体状であってもよい。
本考案は以上の通りであって、例えば大規模災害などに遭遇し、やむを得ず体育館等の大形施設の屋内に集団で避難生活を強いられた場合、従来はプライバシーの保護が殆んど実現できないため、様々な問題を派生していたが、本考案屋内用避難テントは、不透明の柔軟な生地により形成し少なくとも出入口と換気窓を設けた平面から見て多角形の周囲壁面部と、該周囲壁面部の上部に連続した天蓋部であってその全部又は一部に光透過性を持たせた柔軟な生地による天蓋部とによりテント本体を形成し、該テント本体を展張的に支えるフレームにより支持し屋内用テントとして張設するようにしたから、従来の体育館等における集団避難生活に伴い派生していた様々な問題を一挙に解決することができる。
本考案避難テントの使用形態例の一例を示す斜視図。 他の例を示す斜視図。
符号の説明
1 大形建屋の床
2,3 仮設の支持梁
4 テント本体の周囲壁部
5 出入口
6 通気窓
7 天蓋部
8 吊り具

Claims (9)

  1. 不透明の柔軟な生地により形成し少なくとも出入口と通気窓を設けた平面から見て多角形の周囲壁面部と、該周囲壁面部の上部に連続した天蓋部であってその全部又は一部に光透過性を持たせた柔軟な生地による天蓋部とによりテント本体を形成し、該テント本体を展張的に支えるフレームにより支持させて屋内に張設するようにしたことを特徴とする屋内用避難テント。
  2. テント本体を展張的に支える主フレームは撓み可能な棒状体により形成した請求項1の屋内用避難テント。
  3. 主フレーム同士は棒状体による補助フレームにより連結するようにした請求項1又は2の屋内用避難テント。
  4. 主フレーム同士はテント本体に対しクロスさせて配置した請求項1又は2の屋内用避難テント。
  5. 不透明の柔軟な生地により形成し少なくとも出入口と換気窓を設けた平面から見て多角形の周囲壁面部と、該周囲壁面部の上部に連続した天蓋部であってその全部又は一部に光透過性を持たせた柔軟な生地による天蓋部とによりテント本体を形成し、該テント本体を展張的に支えるフレームにより支持させて屋内に張設するようにしたことを特徴とする屋内用避難テント。
  6. 天蓋部にも換気用などの窓を設けた請求項5の屋内用避難テント。
  7. 周囲壁面部の下部にテント内の床となる底壁を備えた請求項5又は6の屋内用避難テント。
  8. 建屋内にテントを吊下支持して張設するために平面から見て略格子状に組んだ桁又は梁を建屋内の空中に架設し、前記桁又は梁に、屋内用避難テントを吊下支持させた請求項5〜7のいずれかの屋内用避難テント。
  9. 屋内用避難テントを吊下支持する部材は、紐,鎖などの索条体を建屋内の空中に架設した請求項5〜7のいずれかの屋内用避難テント。
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JP2016065383A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社小林舞台システム 災害避難生活用間仕切りシート、当該シートを含む災害避難生活用間仕切りシステム及び建物内部の空間を間仕切る方法
WO2022030208A1 (ja) * 2020-08-06 2022-02-10 株式会社信防エディックス 飛沫感染防止テントおよびテント用飛沫感染防止シート

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