JP6754073B1 - 屋内空間部用の区画体、及び屋内空間部用の区画体の区画方法 - Google Patents

屋内空間部用の区画体、及び屋内空間部用の区画体の区画方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本願発明は、避難所として使用する屋内空間部を非難者に応じて複数に区画でき、その区画が容易に行え、且つ整列された状態で区画を形成することができる屋内空間部用の区画体、及び屋内空間部用の区画体の区画方法を提供することを課題とする。【解決手段】災害時の避難所として使用する屋内空間部の避難用の区画が、枠組みを形成する枠体と、該枠体に取り付け側壁を形成する区画用シート体とから構成されている屋内空間部用の区画体において、前記枠体が前記屋内空間部用に設置の既存の間仕切り又は防球用ネット、又は競技用ネットを利用して一方向側を所望の高さ位置に取り付ける縦枠本体と、該縦枠本体間の他方向側の幅に応じて取り付ける横枠本体とから形成されていることである。【選択図】図1

Description

本願発明は、災害時の避難所として使用される体育館等の各種施設の屋内空間部に複数個の区画を形成して避難者を受け入れる屋内空間部用の区画体、及び屋内空間部用の区画体の区画方法に関する。
近年、災害時の避難所、又は避難施設を併用する体育館が建設され、その屋内空間部は災害の状況に応じて数日間に渡って人々の避難場所となる。
この際、避難した人々は前記屋内空間部内を複数に区画した区画の中で生活できる状態として使用する。
前記屋内空間部の区画体としては、段ボール又はパネル体を用いて複数個の区画を形成する区画体、及び簡易テントを用いて区画を形成する区画体が一般的に使用されている。
即ち、段ボール板又はパネル体で区画の各側壁部を形成、又は簡易テントで一つの区画として使用している。
しかしながら、上記段ボールを利用した区画体は、常時は折り畳まれた複数枚の段ボールを箱状にまとめ、該箱体を複数個積み重ねることで収納されているために、避難者に対応した数の十分な保管スペースを確保することができない欠点があるとともに、段ボールを使用した後は廃棄物処理しなければならず、その廃棄コストの面でも大きな問題点があった。
また、上記パネル体は使用後に廃棄物処理する必要はないものの、段ボールと同様に、各パネル体を複数枚積み重ねて収納するための十分な保管スペースがないという問題点があった。
そこで、収納に多くのスペースを必要とすることなく、且つ再利用が可能である区画用ロープ体と区画用シート体を用いた屋内空間部用の区画体が提案された。
前記屋内空間部用の区画体は、複数本の区画用ロープ体と、複数枚の区画用シート体で形成されているためにそれぞれ所望の大きさに折り畳んで収納することができ、このため段ボール等に比し多くの保管スペースを必要としないという利点とともに、廃棄物処理することなく再度区画体として利用できる利点がある。
前記区画体は、屋内空間部に所望の間隔(区画する間隔、及び区画間の通路の間隔)に応じて複数本の区画用ロープ体を架け渡し、該区画用ロープ体の架け渡し方向(縦方向)に沿って区画用シート体を区画の数に応じて取り付けた後、前記隣り合う区画用ロープ体間の横方向に沿って区画用シート体を取り付けることで前記区画用ロープ体に沿って区画を形成し、全体で複数個の区画よりなる区画体を容易に形成することができる。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、前記区画用ロープ体と区画用シート体とを用いた屋内空間部用の区画体は、屋内空間部の二階部分等を利用して複数本の区画用ロープ体を架け渡すために、予め前記区画用ロープ体を両側面側を取り付ける設置工事の必要があるという欠点があった。
また、区画用ロープ体の架け渡す位置が側壁部の高さ位置を決定するために、前記側壁部の高さ位置の変更ができず、例えば赤ん坊のいる女性等目隠しを必要とする高さ位置の相違する個別の区画を形成することができないという欠点があった。
同様に、隣り合う区画用ロープ体間に取り付ける横方向の区画用シート体においてもその取り付け位置の高さ位置も区画用ロープ体の位置に限定される欠点があった。
さらに、避難者の少ない地方では、多くの区画を必要としないために、前記区画用ロープ体と区画用シート体で数多くの区画を形成する方法は適切に対応することができない欠点があった。
また、従来の段ボール及び簡易テントを用いた区画体を使用すると、その設置位置が限定されず、屋内空間部内で各避難者が選択した位置取りをし、屋内空間部の使用に支障をきたすという欠点があった。
そこで、本願発明は、区画用シート体で形成する側壁部の高さ位置を自在に設定することができ、その組み立てが簡易であり、且つ整然とした状態で屋内空間部に設置することのできる屋内空間部用の区画体、及び屋内空間部用の区画体の区画方法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
上記課題を解決する手段としての屋内空間部用の区画体は、請求項1に記載のように、災害時の避難所として使用する屋内空間部の避難用の区画が枠組みを形成する枠体と、該枠体に取り付け側壁を形成する区画用シート体とから構成されている屋内空間部用の区画体において、前記枠体が、前記屋内空間部に設置の既存の間仕切り又は防球用ネット、競技用ネット、又は各ネットを吊り張りする吊り張り用ロープ体を利用して直接又は間接的に一側壁を形成すべく一方向側を所望の高さ位置に取り付け、又は前記屋内空間部に設置する落下防止用ネットを利用して直接又は間接的にその上端側を取り付ける縦枠本体と、該縦枠本体間の上端側の幅に応じて取り付けた横枠本体とから構成され、又は少なくとも横方向の区画用シート体と一体的な横枠本体とから構成されていることを特徴とする。
また、上記課題を解決する手段としての屋内空間部用の区画体の区画方法は、請求項2に記載のように、災害時の避難所として使用する屋内空間部に枠体を用いて複数個の枠組みを形成するとともに、該枠体の側壁部に沿って区画用シート体を取り付けることで複数個の区画を形成する屋内空間部用の区画体の区画方法において、前記枠組みを形成する際、前記屋内空間部に設置の既存の間仕切り又は防球用ネット、競技用ネット、又は各ネットを吊り張りする吊り張り用ロープ体を利用して直接又は間接的に一側壁を形成すべく所望の高さ位置に前記枠体を形成する縦枠本体の一方向側を取り付け、又は屋内空間部に設置される落下防止用ネットを利用して前記枠体を形成する縦枠本体の上端側を取り付けるとともに、前記縦枠本体の上端側の幅に応じて横枠本体を取り付けることで枠組みを形成した後、前記ネット、又は/及び前記枠体の側壁部に沿って区画用シート体を取り付ける、又は前記区画用シート体と一体的に形成された縦枠本体の上端側の幅に応じて前記区画用シート体と一体的に形成された横枠本体を取り付けることで複数個の区画を前記各ネットに沿って形成することを特徴とする。
発明の作用効果
本願発明の屋内空間部用の区画体、及び屋内空間部用の区画体の区画方法の作用効果を説明する。
先ず、請求項1に記載の屋内空間部用の区画体は、災害時の避難所として使用する屋内空間部に設置される既存の間仕切り又は防球用ネット、競技用ネットを既存の設置する位置に吊り張りした後、又は前記各ネットを吊り張りする吊り張り用ロープ体を既存の位置に架け渡した後、前記各ネットの網目部分を利用して、又は前記吊り張り用ロープ体に取り付けた吊り下げ用ロープ体を介して縦枠本体の一方向側を取り付ける。
これにより、枠体の一側壁を前記各ネット部分で一体的に形成され、又は吊り張り用ロープ体に一体的に一側壁を形成され、前記各ネット又は前記吊り張り用ロープ体に沿って連続して枠体が取り付けできる。
この際、前記縦枠本体は所望の高さ位置に取り付けることで、区画の高さ位置を自在に調整することができる。
また、前記縦枠本体は各ネットの網目部分を利用して直接連結具で連結すること又は別体の連結具で間接的に連結することで、又は吊り下げ用ロープ体に直接又は間接的に連結することで、容易に取り付けすることができる。
また、屋内空間部の天井面に設置される落下防止用ネットを利用して、枠体を形成する縦枠本体の上端側を取り付ける。
この際、落下防止用ネットの設置する位置により直接縦枠本体の上端側を連結、又は別体の連結具を用いて間接的に上端側を取り付ける。
これにより、前記縦枠本体の上端側を容易に取り付けすることができる。
次に、前記隣合う縦枠本体間の上端側の幅に応じて横枠本体を取り付けることで、一側面(ネット面と接する側面、又は吊り下げ用ロープ体に連結した側面)又は上端側(落下防止用ネットに連結した上端面)を固定した状態で枠組みを形成することができる。
上記枠組みの組み立てを繰り返すことで、複数個の枠組みを前記各ネット、前記吊り張り用ロープ体、又は前記落下防止用ネットに沿って形成することができる。
この際、前記各ネット、又は吊り下げ用ロープ体を挟んで両側に枠組みを形成することで、その強度を補強することができるとともに、該枠組みの数を増やすこともできる。
また、隣り合う枠体を前記落下防止用ネットで整列された状態で取り付けることで、その強度を補強することができる。
その後、区画用シート体を前記各ネット、又は/及び枠組みを形成する側壁部に沿って取り付けることで複数個の区画を形成する。
又は、前記各ネットの網目部分を利用して区画用シート体と一体的に形成された縦枠本体の一側壁を取り付けた後、前記縦枠本体の上端側の幅に応じて区画用シート体と一体的に形成された横枠本体を取り付けることで、複数個の区画を形成する。
このように、本願請求項1に記載の屋内空間部用の区画体は、避難者の数に応じて、また、避難者の家族構成に応じて、既存の間仕切り又は防球用ネット等を利用して、前記区画の面積を調整することができ、避難者に応じた最適な複数個の区画を自在に形成することができる。
また、既存の間仕切り又は防球用ネット等を利用して取り付けるために、その取り付けが容易に行うことができる。
また、各区画が既存の間仕切り又は防球用ネット等を利用して形成されているために、前記間仕切り又は防球用ネット等の吊り張り方向に沿って整列された状態で設置することができ、屋内空間部を適切に使用することができる。
また、区画の構成が、枠体と、区画用シート体とから構成されているために、その構成が簡易であり、再利用が可能であり、コストの面で従来の段ボール等に比しかなり削減することができる。
さらに、各枠本体に一体的に区画用シート体を取り付けることで、区画の形成をより容易に行うことができる。
特に、落下防止用ネットを利用して区画を形成すると、枠体の上端側が前記落下防止用ネットで固定、又は維持されるために、区画の立設時の安定をさらに強化でき、区画使用時の安全性を格段に向上することができる。
次に、本願発明の請求項2に記載の屋内空間部用の区画体の区画方法は、災害時の避難所として使用する屋内空間部に設置の既存の間仕切り又は防球用ネット、競技用ネットを吊り張り、又は/及び各ネットを吊り張りする吊り張り用ロープ体を既存の位置に架け渡す。
次に、前記各ネットの網目部分を利用して、又は前記吊り張り用ロープ体を利用して所望の高さ位置に枠体を形成する縦枠本体の一方向側を直接又は間接的に連結具を介して取り付けるとともに、前記縦枠本体の上端側に横枠本体を取り付けることで、前記各ネット、又は前記吊り張り用ロープ体の吊り張り方向に沿って複数個の枠組みを形成することができる。
しかも、前記各枠体はそれぞれ高さ位置を自在に選択して取り付けられ、また幅を調整することで、個々に面積の相違する枠組みを形成することができる。
また、屋内空間部に設置された又は設置する落下防止用ネットを所望の高さ位置に吊り張りする。
次に、前記落下防止用ネットの網目部分を利用して枠体を形成する縦枠本体の上端側を所望の間隔で取り付けるとともに、前記隣り合う縦枠本体間に横枠本体を取り付けることで、前記落下防止用ネットに沿って複数個の枠組みを形成することができる。
しかも、前記各枠体はそれぞれ隣り合う枠体間を自在に調整して取り付けすることができる。
その後、前記各ネット、及び前記枠体の側壁部に沿って区画用シート体を取り付けることで、複数個の区画を前記各ネットに沿って形成することができる。
また、前記各ネットの網目部分等を利用して所望の高さ位置に区画用シート体と一体的に形成された縦枠本体の一方向側を取り付けるとともに、前記縦枠本体の上端側の幅に応じて区画用シート体と一体的に形成された横枠本体を取り付けることで、複数個の区画を前記各ネットに沿って形成することができる。
前記区画は、前記各ネット等に沿って、その一面側、又は両面側に整列された状態で形成されているために、各区画の形成が容易であるとともに、屋内空間部を適切に利用することができる。
このように、本願発明の請求項2に記載の屋内空間部用の区画体の区画方法は、避難者の状況に応じて自在に区画することができ、あらゆる屋内空間部を適切に整理した状態で区画体を形成することができる。
また、既存の各ネット等を利用して区画することができ、従来に比しその組み立て工程が容易であり、簡易に組み立てできる。
しかも、区画体の設置、及び区画体の解体が容易であり、また、再利用できるので、廃棄物処理の必要がない。
さらに、落下防止用ネットを利用して区画を形成すると、前記落下防止用ネットの網目部分を利用して縦枠本体の上端側を連結、又は取り付けできその取り付け等の作業が容易で、しかも枠体の立設時の安定性を格段に向上することができる。
発明を実施するための最良な形態
本願発明の屋内空間部用の区画体、及び屋内空間部用の区画体の区画方法の一実施例について図面を利用して説明する。
図1は本願発明の屋内空間部用の区画の一実施例を示す概略説明平面図であり、図2は図1の区画の概略説明正面図であり、図3は図1の区画の概略説明側面図であり、図4は複数個の区画を示す概略説明正面図であり、図5は間仕切り又は防球用ネットに沿って複数個の区画を形成した屋内空間部用の区画体の一実施例を示す概略説明平面図であり、図6及び図7は複数個の区画の使用状態の一実施例を示す概略説明平面図であり、図8は吊り張り用ロープ体を利用した屋内空間部用の区画体の実施例を示す概略説明平面図であり、図9は側面に沿って吊り張りされた防球用ネットを利用した屋内空間部用の区画体の実施例を示す概略説明平面図であり、図10は落下防止用ネットを利用した屋内空間部用の区画体の実施例を示す概略説明正面図である。
図11及び図12は、屋内空間部用の区画体の区画方法を示すフローチャートである。
避難所となる屋内空間部の既存の間仕切り又は防球用ネット、又は/及びバレーボール等の競技用ネットBを利用した屋内空間部用の区画体。
本願発明の屋内空間部用の区画体1は、屋内空間部の既存の間仕切り又は防球用ネットA、又は/及びバレーボール等の競技用ネットBに沿って整列された状態で複数個取り付ける枠体3と、該枠体3の各側壁部に沿って取り付ける区画用シート体4とから形成される複数個の区画2で構成されている。
前記間仕切り又は防球用ネットAは、屋内空間部を複数に区画すべく対向する側面間に吊り張り用ロープ体A1を介して吊り張りされている。
前記競技用ネットBは間仕切りされた空間部のセンター部分に2本の支柱B1を介して吊り張りされている。
前記枠体3は、前記各ネットA、Bの網目部分を利用して一側面側を連結(カギ状、又はリング環等の連結部6A)する2本脚の縦枠本体6と、該縦枠本体6間の上端側の前後部分に取り付ける横枠本体7とから矩形状に形成されている。
前記縦枠本体6及び前記横枠本体7は予め一定の長さで形成されているために、各枠体3を同じ形状に形成することができる。このため、避難者の人数に応じて2つの枠体3、又は3つの枠体3を利用して枠体3の面積を自在に広げることができる。
尚、前記縦枠本体6及び前記横枠本体7は上記のように、一定の長さに限定されるものでなく、複数本の棒状体(図示せず)を連結することでその長さ調整が可能で、避難者の人数に応じて一人用、二人用、又は4人用等自在にその面積を設定することも可能である。
前記棒状体はそれぞれ連結具(図示せず)を介して連結され、同様に前記縦枠本体6と前記横枠本体7との連結も同様に連結具を介して連結されている。
尚、前記縦枠本体6は前記複数本の棒状体に限定されるものでなく、一本の棒状体で形成することも可能であり、同様に、前記横枠本体7も長さの相違する複数本の棒状体を用意することも可能である。
この場合は、前記縦枠本体6の形状も円弧状等自在に湾曲して形成することが可能である。
また、前記縦枠本体6の脚部分は床面と接する下端側に略円形状の立設板8を取り付けることで、安定した状態で前記縦枠本体6を立設することができる。
尚、前記立設板8は隣り合う縦枠本体6の脚部分を一枚の立設板8に穿孔した複数個の孔で一体的に取り付けることで、隣合う枠体3間の強度を補強することも可能であり、さらに、前記孔の位置を所望の間隔で複数個形成することで、隣接する枠体3との間の距離を自在に調整することで、その利用性を格段に向上することができる。
前記縦枠本体6には前記区画用シート体4を所望の高さ位置に取り付け可能に、複数の取り付け部6Cが形成されている。これにより、前記区画用シート体4を取り付けることで、使用する避難者の所望の高さ位置に側壁部を形成することができ、睡眠時等の目的に応じて自在にその高さ位置を調整することができる。
尚、前記区画用シート体4の取り付けも上記のように複数の取り付け部6Cに限定されるものでなく、縦枠本体6又は横枠本体7に沿ってスライド可能なリング環(図示せず)に前記区画用シート体4を取り付けることも可能である。
前記枠体3は縦枠本体6と横枠本体7とで矩形状の枠組みに形成されたが、本願発明において枠組みの形状はこれに限定されるものでなく、例えば、前記縦枠本体6の形状を円弧状に形成することで、前記区画用シート体4を枠体3の天井面側まで取り付けることも可能である。
また、前記各ネットA、B側の側壁部は、前記各ネットA、Bに直接大面積の区画用シート体4を取り付けることで、各枠組みの一側壁の区画用シート体4を予め前記各ネットA、Bに一体的に形成することも可能である。
また、前記区画用シート体4は上端両側に連結手段としての紐体(図示せず)が取り付けられ、前記縦枠本体6の取り付け部6Cに締結することで、側壁部に沿って区画用シート体4を取り付けることも可能である。
尚、上記実施例では、縦枠本体6及び横枠本体7と区画用シート体4とを別体として形成したが、本願発明において区画体1の構成はこれに限定されるものでなく、縦枠本体6と区画用シート体4、及び/又は横枠本体7と区画用シート体4とを一体的に形成することで区画2を形成することも可能である。
さらに、前記枠体3の各ネットA、Bより離反する方向側に沿って別の枠体3を連結することで、1つの区画2の面積を2倍に拡大するように形成することも可能であり、また、長さの相違する縦枠本体6及び横枠本体7を形成することで、面積の相違する区画2を形成することも可能である。
本願発明の屋内空間部用の区画体1は上記のように構成され、次に、該屋内空間部用の区画体1を用いて、屋内空間部を複数に区画する場合について説明する。
先ず避難所としての屋内空間部の既存の間仕切り又は防球用ネットAを吊り張りして屋内空間部を複数に間仕切り(実施例では2本の間仕切り用ネットAで3つの小空間部に間仕切り)する。
略コの字状の縦枠本体5を基本約2.4m間隔で前記間仕切り用ネットAに沿って網目部分を利用して一方向側を連結する。
次に、前記隣合う縦枠本体5の他側面側の上端側に横枠本体6を取り付けることで、複数個の区画を形成するための枠組みを形成することができる。
その後、前記枠組みの各側壁部に沿って区画用シート体3を取り付けることで、複数個の区画を前記間仕切り用ネットAに沿って形成することができ、屋内空間部用の区画体1が構成される。
この際、前記間仕切り用ネットAに沿って形成した区画のみでは、避難者を受け入れることができない時は、間仕切り用ネットAの対面側にも同様に区画を形成し、区画の数を増加することができる。
また、さらに、区画を増やす必要がある場合は、小空間部の中央部分にある競技用ネットBを利用して同様に両面側に区画を形成する。
この際、人数に応じて隣合う二つの枠体3を利用し、その連結部分の区画用シート体4を取り外すことで、二つの枠体3で広い面積の区画2として使用する。
さらに、区画を増やす場合は、前記各区画を形成する枠組みを各ネットA、Bから離反する方向に沿って縦枠本体5を前記既に設置された縦枠本体5に連結して2区画を前記各ネットA、Bに沿って形成することで、倍増することができる。
このように、本願発明の屋内空間部用の区画体1は体育館等の避難用施設で既存の間仕切り用ネット等を利用して複数個の区画を整列した状態で、容易に形成することができる利点がある。
また、既存の間仕切り又は防球用ネット等を利用して区画を形成するために、コストの面で従来の避難用の区画体に比し、格段の削減を図ることができる。
さらに、その設置が容易であるために、誰でも容易に組み立てることができる。
また、各区画の形成が簡易であり、例え100以上の区画であってもその形成も容易であり、且つ避難者の家族構成に応じた面積を有する区画を自在に形成することができる。
また、各区画の壁面の高さ位置を自在に調整及び変更することができるので、避難者の状況に応じて自在に調整及び変更することができる。
尚、上記実施例では、既存の間仕切り又は防球用ネットA、又は/及び競技用ネットBを利用して複数個の枠体を取り付けて、屋内空間部用の区画体1を形成したが、本願発明において、区画体1の形成はこれに限定されるものでなく、既存の防球用ネット等を吊り張りする吊り張り用ロープ体A1を利用して所望の長さの吊り下げ用ロープ体A2を複数本吊り下げ、該吊り下げ用ロープ体A2を利用して前記枠体3を取り付けることで、前記吊り張り用ロープ体A1に沿って複数個の区画を形成することも可能である。
この際、前記吊り下げ用ロープ体A2の長さ調整をすることで、枠体3の高さ位置を自在に調整することができる。
また、前記側面に沿って吊り張りされる防球用ネットAを利用して枠体3を側面に沿って取り付けることで、屋内空間部の中央部分を効果的に使用することも可能である。
屋内空間部の落下防止用ネットを利用した屋内空間部用の区画体。
屋内空間部の所望の高さ位置に落下防止用ネットDを吊り張りする。
前記落下防止用ネットDは屋内空間部の全体、又はその一部部分に沿って吊り張りすることも可能である。
前記縦枠本体6の上端側を、前記縦枠本体6に設けられた連結具6Aを介して直接、又は別体の連結具を介して間接的に前記落下防止用ネットDに取り付ける。
その後、前記隣り合う縦枠本体6間に前記横枠本体7を取り付けることで、枠体3を形成する。
この際、前記枠体3は前記落下防止用ネットDを利用して取り付けられているために、前記落下防止用ネットDに沿って整列された状態で複数個取り付けすることができる。
そして、前記枠体3の側面に前記区画用シート体4を取り付けることで、区画2を形成することができる。
このように、落下防止用ネットDを利用して屋内空間部に複数個の区画2を容易に整列された状態で形成することができる。
また、また、既存の落下防止用ネット(図示せず)を屋内空間部の天井面に沿って取り付けられている場合は、上記落下防止用ネットDとで二重に落下防止機能を強化することができ、落下物からの安全性の面で格段に向上することができる。
尚、前記落下防止用ネットDを利用するとともに、前記防球用ネットAを利用して枠体3を取り付けた場合は、前記落下防止用ネットDを個々の枠体3の上端側に取り付けることで、区画2を利用する避難者の天井側よりの落下防止を行うことができる。
また、前記落下防止用ネットDの吊り張りする高さ位置は、屋内空間部の二階部分を利用して、又は前記競技用ネットBを吊り張りする支柱B1及び別体の支柱(図示せず)を用いて吊り張りすることも可能である。
また、前記落下防止用ネットDへの縦枠本体6の上端側の連結は、前記落下防止用ネットDの網目部分に前記縦枠本体6の上端側の連結部分を挿通することで、縦枠本体6の立設を安定状態とすることも可能である。
さらに、立設板8を使用することで、前記縦枠本体6の上下方向をそれぞれ固定することで、さらに前記縦枠本体6の立設を安定状態とすることができる。
また、前記縦枠本体6を利用して前記落下防止用ネットDを吊り張りするとともに、縦枠本体6の上端側の連結とを同時に行うことも可能である。
さらに、前記落下防止用ネットDを利用して縦枠本体6の上端側の連結位置、又は前記落下防止用ネットDの連結位置と及び立設板8の選択する孔の位置で隣接する枠体3間を自在に調整した状態で整列された状態での区画2を構成することができる。
このため、避難者の健康状態等に応じて自在な区画2の整列を形成することができる。
本願発明の屋内空間部用の区画体を形成する区画の一実施例を示す概略説明平面図 図1の区画の概略説明正面図 図1の区画の概略説明側面図 複数個の区画の一実施例を示す概略説明正面図 本願発明の屋内空間部用の区画体の一実施例を示す概略説明平面図 複数個の区画の使用状態の一実施例を示す概略説明平面図 複数個の区画の使用状態の一実施例を示す概略説明平面図 吊り張り用ロープ体を利用した屋内空間部用の区画体の一実施例を示す概略説明平面図 側面に沿って吊り張りされた防球用ネットを利用した屋内空間部用の区画体の一実施例を示す概略説明平面図 落下防止用ネットを利用した屋内空間部用の区画体の一実施例を示す概略説明正面図 本願発明の屋内空間部用の区画体の区画方法を示すフローチャート 本願発明の屋内空間部用の区画体の区画方法を示すフローチャート
1…屋内空間部用の区画体、2…区画、3…枠体、4…区画用シート体、6…縦枠本体 7…横枠本体

Claims (2)

  1. 災害時の避難所として使用する屋内空間部の避難用の各区画が区画の枠組みを形成する枠体と、該枠体の側壁を形成する区画用シート体とから構成されている屋内空間部の区画体において、前記枠体が、前記屋内空間部に設置された既存の間仕切り又は防球用ネット、競技用ネット、又は各ネットを吊り張りする吊り張りロープ体を利用して直接又は間接的に一側壁を形成すべく一方向側を所望の高さ位置に取り付け、又は前記屋内空間部に設置する落下防止用ネットを利用して直接又は間接的に上端側を取り付ける縦枠本体と、該縦枠本体間の上端側の幅に応じて取り付ける横枠本体とから矩形状に形成され、又は区画用シート体と一体的に形成された横枠本体とから矩形状に形成されていることを特徴とする屋内空間部用の区画体。
  2. 災害時の避難所として使用する屋内空間部に枠体を用いて複数個の枠組みを形成するとともに、該枠体の側壁部に沿って区画用シート体を取り付けることで複数個の区画を形成する屋内空間部用の区画体の区画方法において、前記区画の枠組みを形成する際、前記屋内空間部に設置の既存の間仕切り又は防球用ネット、競技用ネット、又は各ネットを吊り張りする吊り張りロープを利用して直接又は間接的に一側壁を形成すべく所望の高さ位置に前記枠体を形成する縦枠本体の一方向側を取り付け、又は落下防止用ネットを利用して前記枠体を形成する縦枠本体の上端側を直接又は間接的に取り付けるとともに、前記縦枠本体の上端側の幅に応じて横枠本体を取り付けることで矩形状の枠組みを形成しタ後、前記各ネット、又は/及び前記枠体の各側壁部に沿って区画用シート体を取り付ける、又は縦枠本体の上端側の幅に応じて区画用シート体と一体的に形成された横枠本体を取り付けることで複数個の区画を前記各ネットに沿って形成することを特徴とする屋内空間部用の区画体の区画方法。
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