JP3109195U - モップホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 モップ布の着脱が容易に行えるとともに、錆などによりモップ布が変色することを防止可能なモップホルダを提供すること。
【解決手段】 柄1、バー2、枠3、およびレバー4を備えており、レバー4の回動により、モップ布Mを挟持可能な閉状態と、モップ布Mを抜き取り可能とする開状態と、をとらせることが可能とされたモップホルダAであって、第1軸N1において、相対回転可能に支持されたリンク部材5をさらに備えており、リンク部材5には、レバー4の一端部が、第2軸N2廻りに相対回転可能に連結されているとともに、レバー4の中央部には、枠3が第3軸N3廻りに相対回転可能に連結されており、レバー4およびリンク部材5が、中心軸N0に沿って起立した姿勢とされることにより、上記閉状態をとらされるとともに、レバー4およびリンク部材5が、回動されて、枠3が中心軸N0に沿って移動させられることにより、上記開状態をとらされる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、たとえば床などを払拭するためのモップホルダに関する。
従来のモップホルダの一例としては、柄の先端に鉄製の挟持部材が設けられたものがある(特許文献1参照)。図9は、そのようなモップホルダの一例を示している。本図に示されたモップホルダXは、柄91の先端にバー92が取り付けられており、枠93の直線状部とバー92との間にモップ布Mを着脱可能な構成となっている。床掃除をする際にモップ布Mが汚れた場合には、モップ布Mを抜き取って洗浄し、これをモップホルダXにより再び挟持させる。
枠93は、たとえば鉄製であり、レバー94の中央部に回転可能に連結されている。レバー94は、ピン95を介して鉄製のバネ96に取り付けられている。これにより、レバー94は、バー92から離間する方向に付勢されている。図示された閉状態から、モップ布Mを抜き取り可能な開状態とするには、レバー94の図中上端に指を掛けるなどして、レバー94を約180度回動させる。この回動によりバネ96の付勢力が解放されるとともに、枠93がバー92のガイド部92aに案内されつつ図中下方へと移動させられる。この結果、バー92と枠93の直線状部とが離間した開状態となり、モップ布Mを取り外すことができる。
しかしながら、モップホルダXは、鉄製の部材が多く用いられているため、使用を継続するとこれらの鉄製の部材に錆が発生する。モップ布Mは濡れた状態で使用されるものであるため、このような錆がモップ布Mにも移ることとなる。このようなことでは、モップ布Mが部分的に茶系色に変色し、清潔感が阻害され、清掃用具として好ましくないという問題があった。
実開昭58−71369号公報
本考案は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、モップ布の着脱が容易に行えるとともに、錆などによりモップ布が変色することを防止可能なモップホルダを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本考案では、次の技術的手段を講じている。
本考案によって提供されるモップホルダは、柄と、上記柄の先端に取り付けられ、かつ、上記柄の中心軸と直交する方向に延びるバーと、上記バーと対向する直線状部を有する枠と、上記枠の一部が連結された回動可能なレバーと、を備えており、上記レバーの回動により、上記バーと上記枠の上記直線状部との間にモップ布を挟持可能な閉状態と、上記モップ布を抜き取り可能とする開状態と、をとらせることが可能とされたモップホルダであって、上記バーの延びる方向と平行であり、かつ上記バーに対して固定された第1軸において、一端部が相対回転可能に支持されたリンク部材をさらに備えており、上記リンク部材の他端部には、上記レバーの一端部が、上記第1軸と平行な第2軸廻りに相対回転可能に連結されているとともに、上記レバーの中央部には、上記枠が上記第1および第2軸と平行な第3軸廻りに相対回転可能に連結されており、上記レバーおよび上記リンク部材が、上記柄の中心軸に沿って起立した姿勢とされて、上記第3軸が上記第1軸から離間することにより、上記閉状態をとらされるとともに、上記レバーおよび上記リンク部材が、上記閉状態から互いに反対方向に回動されることにより、上記第2軸が上記柄の中心軸から離間する一方、上記第3軸が上記第1軸に近接するとともに、上記直線状部が上記バーから離間する方向に上記枠が上記柄の中心軸に沿って移動させられることにより、上記開状態をとらされることを特徴としている。
このような構成によれば、上記閉状態から上記開状態をとらせる過程において、上記枠は、直線状に移動させられるため、たとえば、その一端が円弧状の軌跡を描くように移動させられることがない。本発明とは異なり、上記枠の一端が円弧状の軌跡を描くように移動させられる構成においては、たとえば上記バーの両端に設けられたガイド部に対して、上記枠が傾きながら移動することとなる。上記ガイド部は、上記バーの幅寸法よりも小とされた凹部などであるため、上記枠をスムーズに移動させるには、上記枠の断面寸法を上記ガイド部の内寸よりもかなり小さくする必要がある。この結果、上記枠としては、剛性を確保するためにたとえば鉄製とせざるを得ない。本発明によれば、上記枠の断面寸法をたとえば上記ガイド部の内寸と同程度とすることが可能である。したがって、上記枠などを樹脂製として、鉄錆の発生を回避することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、上記閉状態においては、上記第2軸は、上記第1軸と上記第3軸とを結ぶ直線に対して、上記開状態から上記閉状態をとらせる際の上記第2軸の移動方向に位置している。このような構成によれば、上記閉状態から上記開状態をとらせる際に、上記第2軸が上記第1軸と上記第3軸とを結ぶ直線を超えて移動させられる。このため、上記第3軸と上記第1軸との距離は、上記閉状態から上記第1軸、上記第2軸、および上記第3軸が一直線状に位置したときにいったん最大寸法へと伸長した後に、上記開状態において最小寸法となる。したがって、上記閉状態においていわゆるロックされた状態とすることが可能であり、このモップホルダを用いて清掃する際に、誤って上記開状態となることを防止することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、上記レバーおよび上記リンク部材のそれぞれは、上記柄に当接してこれらの回動を規制することにより、それぞれを上記開状態の姿勢とさせるための当接部を有しており、かつ、上記レバーおよび上記リンク部材の当接部は、上記柄の中心軸を挟んで互いに反対側に位置している。このような構成によれば、上記開状態から上記閉状態をとらせる際に、上記レバーおよび上記リンク部材が所定の起立状態を超えて過大に回動させられることを防止することが可能であり、上記閉状態とする作業を簡単に行うことができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、上記当接部は、上記柄に沿って当接可能な鞍状とされている。このような構成によれば、上記レバーおよび上記リンク部材を、上記開状態をとらせるための姿勢で保持するのに適している。
本考案の好ましい実施の形態においては、上記リンク部材の当接部は、上記バーから遠ざかるほど断面円弧長が大となる鞍状とされている。このような構成によれば、上記閉状態において、上記リンク部材を上記柄の中心軸に対して若干傾けた状態とすることが可能である。したがって、上記第2軸を上記第1軸と上記第3軸とを結ぶ直線からシフトさせて、このモップホルダを上記閉状態にロックしておくのに好適である。
本考案の好ましい実施の形態においては、上記レバーのうち上記バーと反対側に位置する端部には、上記バーから遠ざかるほど曲率半径が大となる断面円弧形状の把持部が形成されている。このような構成によれば、この把持部に指をかけるなどして、上記レバーを容易に回動させることが可能である。
本考案の好ましい実施の形態においては、上記バー、上記枠、上記レバー、および上記リンク部材は樹脂製である。このような構成によれば、錆の発生を防止してモップ布が変色するのを回避するのに適しているとともに、このモップホルダの軽量化が可能であり、清掃作業の負担を軽減することができる。また、主要部材がすべて樹脂製であることにより、このモップホルダを廃棄する際に、鉄などの金属性の部材と樹脂製の部材とに区別する必要が無い。したがって、このモップホルダは、分別リサイクルに適している。
本考案のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本考案の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1ないし図8は、本考案に係るモップホルダの一例を示している。図1に示すように、このモップホルダAは、柄1、バー2、枠3、レバー4、およびリンク部材5を具備しており、モップ布Mを着脱可能な構成とされている。
柄1は、長尺の棒状であり、たとえば鉄製またはアルミ製の円筒部材に樹脂コートが施されたものである。柄1の図中上端寄りには、グリップ1aが設けられており、使用者がグリップ1aと柄1の中間部とを握ることにより床などの清掃に適した姿勢をとることができる。
バー2は、たとえば樹脂製であって、柄1の図中下端に取り付けられており、柄1の中心軸N0と直交する方向に延びている。本体21は、3次元的に配置された複数の板状部からなる、いわゆるシェル構造とされている。バー2の中央には円筒部22が形成されており、この円筒部22に柄1の下端が挿入されている。円筒部22は、リブ22aにより補強されており、清掃作業において外力が作用しても不当に破損することが防止されている。円筒部22の両側には、1対の起立壁23が設けられている。各起立壁23は、頂点が円弧状とされた略三角形状であり、それぞれリブ23aにより補強されている。1対の起立壁23の上部には、リンク部材5が回転可能に連結されている。この連結部分が、後述するリンク機構を構成する第1軸N1を形成している。
本体21の両端には、凹状の1対のガイド部21aが形成されている。図1および図8に示すように、1対のガイド部21aは、枠3の摺動部32を図1における図中上下方向において案内する。図3に示すように、本体21の下部には、本体21の延びる方向に沿って凹部21bが形成されている。この凹部21bと、図2および図3に示す枠3の直線状部31との間において、モップ布Mを挟持可能となっている。凹部21bおよび直線状部31には、それぞれ複数の突起21c,31aが形成されており、モップ布Mがずれることなどを抑制可能となっている。
枠3は、たとえば樹脂製であり、図1に示すように1対の円弧状部33、1対の摺動部32、および図2に示す直線状部31を有している。直線状部31は、上述したようにバー2との間にモップ布Mを適切に挟持可能とされており、断面H型形状とされている。1対の摺動部32は、上述したバー2の1対のガイド部21aに案内された部分である。枠3は、後述するように、このモップホルダAが開状態と閉状態とをとらされる際に、摺動部32がガイド部21aに案内されつつ適宜摺動して図中上下方向に移動させられる。各摺動部32の図中上端には、それぞれ角フランジ32aが設けられている。角フランジ32aは、バー2の凹部21aの開口寸法よりも大とされており、モップホルダAが開状態を取らされた際に、凹部21aの上部に係止することにより、枠3がバー2に対して不当に図中下方へとずれてしまうことを防止するためのものである。1対の円弧状部33は、枠3の両肩において緩やかな円弧を描く部分である。各円弧状部33は、断面T型形状とされており、適度な剛性を確保しつつ、このモップホルダAが閉状態をとらされた際に、直線状部31をバー2に押し付けるように弾性付勢力を発生する。
図2および図3に示すように、枠3は、その上部においてレバー4と回転可能に連結されている。この連結部分が、リンク機構を構成する第3軸N3を形成している。図6に示すように、枠3には1対の円弧状部33をつなぐ円弧クランク部34が設けられており、この円弧クランク部34の両側がバー4の1対の側板41に形成された凹部41aに係合している。円弧クランク部34は、柄1と枠3とが干渉することを回避しつつ、枠3全体を閉じた環状部材とすることにより剛性を高めている。円弧クランク部34の両側方には、1対の丸フランジ33aが形成されており、枠3とレバー4との位置決めがなされている。
図1に示すように、リンク部材5は、1対の側板51と鞍状部52aを有する背板52とからなり、たとえば樹脂製である。リンク部材5は、上述したように1対の側板51の下端部において、バー2の1対の起立壁23に第1軸N1廻りに回転可能に連結されている一方、1対の側板51の上端部においてレバー4の下端部と回転可能に連結されている。具体的には、図2に示すように、レバー4の下端に設けられた1対のピン41bが、1対の側板51の上端付近に形成された孔(図示略)に挿通されることにより、リンク部材5とレバー4とが連結されている。この連結部が、後述するリンク機構を構成する第2軸N2を形成している。
1対の側板51の間には、これらをつなぐように背板52が設けられている。背板52の中央部には、鞍状部52aが形成されている。鞍状部52aは、その曲率半径が、柄1の外形よりも若干大きい程度であり、かつ、バー2から遠ざかるほど断面円弧長が大となる形状とされている。これにより、背板52は、図7に示すように鞍状部52aにおいて柄1に沿うように当接可能とされており、本発明でいう当接部材の一例に相当する。また、図3に示すように、リンク部材5は、モップホルダAが閉状態をとらされた際に、鞍状部52aが柄1に当接して1対の側板51が柄1の中心軸N0に対して若干傾いた姿勢とされる。
図1に示すように、レバー4は、1対の側板41、鞍状部42、および把持部43を有しており、たとえば樹脂製である。上述したように、レバー4は、1対の側板41の下端部において第2軸N2廻りに回転可能にリンク部材5と連結されているとともに、1対の側板41の上部、すなわちレバー4の中央部において、第3軸N3廻りに回転可能に枠3と連結されている。1対の側板41は、図2に示すように、モップホルダAが閉状態を取らされた際に、柄1を挟むように配置されている。鞍状部42は、1対の側板41から連続するように形成されている。図5に示すように、鞍状部42は、その曲率半径が柄1の外径よりも若干大とされている。これにより、レバー4は、鞍状部42において柄1に沿うように当接可能となっており、鞍状部42は、本発明でいう当接部材の一例に相当する。また、鞍状部42の断面開口寸法Lは、柄1の外径よりも若干小とされている。これにより、鞍状部42に柄1を抱きかかえさせると、柄1が鞍状部42によりロックされ、柄1がレバー4から不当に外れてしまうことが防止可能となっている。図1ないし図3に示すように、把持部43は、鞍状部42から連続するように形成されており、図中上方に向かうほど曲率半径が大である、いわゆるラッパ形状を半割にした形状とされている。使用者は、この把持部43の上方から指をかけるようにして、レバー4を回動させることができる。
図3においては、モップホルダAは、閉状態とされている。上述した説明からも理解されるように、このモップホルダAは、バー2、枠3、レバー4、およびリンク部材5が適宜回転可能に連結された構造を有しており、これらの部材と、第1軸N1、第2軸N2、および第3軸N3とによりいわゆるリンク機構が形成されている。本実施形態においては、モップホルダAが閉状態を取らされた際には、第1軸N1と第3軸N3とが柄1の中心軸N0と直交する位置とされている。第2軸N2は、中心軸N0よりも図中左方にシフトした位置とされている。これは、上述したリンク部材5の鞍状部52aの形状による。図示された閉状態においては、第1軸N1と第3軸N3とが上下方向において比較的離間された状態でロックされており、枠3の1対の円弧状部33により生じる弾性付勢力により、バー2の凹部21bに枠3の直線状部31が付勢されて、モップ布Mが挟持されている。
図4は、モップホルダAを図3に示した閉状態から開状態をとらせた場合を示している。モップホルダAに開状態をとらせるには、レバー4の把持部43に指をかけるなどして、レバー4を第3軸N3廻りに図中反時計回りに回動させる。リンク部材5は、第2軸N2においてレバー4と連結されているために、この回動により、第1軸N1廻りに図中時計方向に回動される。これらの回動に伴い、第2軸N2は、中心軸N0の図中左方から中心軸N0を超えて、図中右方へと移動させられる。上記回動が進められると、第2軸N2が中心軸N0からさらに遠ざかるとともに、第3軸N3が第1軸N1へと近づけられる。これに並行して、枠3は、角フランジ32aがバー2の本体21に当接するまで下降させられる。この結果、モップホルダAは、本図に示す開状態をとらされることとなり、モップ布Mを抜き取ることができる。モップ布Mを水で濯ぐなどして汚れを落とした後は、バー2と枠3の直線状部31との間にモップ布Mを挿入し、レバー4を図4における時計回りに回動させることにより、モップホルダAにふたたび閉状態を取らせてモップ布Mを挟持し、清掃を続けることができる。
本実施形態によれば、枠3は、図4に示すように、柄1の中心軸N0に沿って傾けられることなく上下方向に移動される。すなわち、図1において枠3の摺動部32が、バー2のガイド部21aの上下貫通方向に沿って常に移動することとなる。このため、図8に示すように、枠3の摺動部32の断面寸法をガイド部21aの内寸よりも若干小さい程度の大きさとすることが可能であり、たとえば剛性を確保するために鉄製とする必要がない。したがって、本実施形態のように枠3を樹脂製として、錆などによりモップ布Mが変色することを回避することができる。また、本実施形態においては、枠3のみならず、バー2、レバー4、およびリンク部材5が、いずれも樹脂製とされている。これらの部材からは錆が発生することが無いため、モップ布Mの変色を防止するのに好適である。さらに、モップホルダAのうち先端寄りに設けられたこれらの部材の軽量化が可能であり、清掃作業の負担を軽減することが可能である。また、モップホルダAは、柄1以外のほとんどの部材が樹脂製であることにより、廃棄する際にたとえば金属製部材などを区別する必要が無く、分別リサイクルに適している。
また、図3に示すように、閉状態において、第2軸N2を中心軸N0に対してシフトさせることにより、モップホルダAを閉状態においてロックさせる効果が得られる。すなわち、閉状態を解除して開状態をとらせるには、第2軸N2を中心軸N0を超えて反対側へと移動させる必要がある。この過程において、第2軸N2は、中心軸N0と交わることとなり、第1軸N1、第2軸N2、および第3軸N3が中心軸N0上に位置する。このとき第1軸N1と第3軸N3との距離が最大となり、枠3の1対の円弧状部33に生じる弾性付勢力も最大と成る。この弾性付勢力が最大となる状態を超えるときに、レバー4を回動させるのに最も大きな力が必要とされるため、モップホルダAは、閉状態が容易には解除されない。これに加えて、レバー4の鞍状部42によっても、図5に示すように柄1を抱えるようにしてロックすることが可能である。これらにより、モップホルダAは、作業者の意に反して閉状態が解除されることが適切に防止されている。一方、作業者が閉状態を解除するには、レバー4の把持部43に指をかけてレバー4を回動させればよく、操作性に優れている。
本考案に係るモップホルダは、上述した実施形態に限定されるものではない。本考案に係るモップホルダの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上述したリンク機構としては、レバーおよびリンク部材からなる構成が適しているが、本発明はこれに限定されず、第1軸、第2軸、および第3軸の幾何的関係が本考案の要件を満たすような構成であれば良い。たとえば、第1軸と第3軸とは、柄の中心軸と直交する構成に限定されず、双方が中心軸に対して同方向にシフトした構成であっても良い。当接部材としては、鞍状の形状を有するものが適しているが、たとえば平板状であっても良い。リンク部材がバーに直接連結された構成に限定されず、たとえば、リンク部材を柄と回転可能に連結しても良い。バー、枠、レバー、およびリンク部材は、樹脂製であることが、モップ布の変色防止および軽量化に好ましいが、これに限定されず、たとえば、アルミ製であっても良いのはもちろんである。
本考案に係るモップホルダの一例を示す全体斜視図である。 本考案に係るモップホルダの一例を示す全体正面図である。 本考案に係るモップホルダの一例が閉状態をとらされた場合を示す全体側面図である。 本考案に係るモップホルダの一例が開状態をとらされた場合を示す全体側面図である。 図2のV−V線に沿う要部断面図である。 図2のVI−VI線に沿う要部断面図である。 図2のVII−VII線に沿う要部断面図である。 図2のVIII−VIII線に沿う要部断面図である。 従来のモップホルダの一例を示す全体斜視図である。
符号の説明
A モップホルダ
M モップ布
N0 柄の中心軸
N1 第1軸
N2 第2軸
N3 第3軸
1 柄
2 バー
3 枠
4 レバー
5 リンク部材
21 本体
21a ガイド部
21b 凹部
22 円筒部
23 起立壁
31 直線状部
32 摺動部
32a 角フランジ
33 円弧状部
34 円弧クランク部
41 側板
42 鞍状部
43 把持部
51 側板
52 背板
52a 鞍状部

Claims (7)

  1. 柄と、
    上記柄の先端に取り付けられ、かつ、上記柄の中心軸と直交する方向に延びるバーと、
    上記バーと対向する直線状部を有する枠と、
    上記枠の一部が連結された回動可能なレバーと、を備えており、
    上記レバーの回動により、上記バーと上記枠の上記直線状部との間にモップ布を挟持可能な閉状態と、上記モップ布を抜き取り可能とする開状態と、をとらせることが可能とされたモップホルダであって、
    上記バーの延びる方向と平行であり、かつ上記バーに対して固定された第1軸において、一端部が相対回転可能に支持されたリンク部材をさらに備えており、
    上記リンク部材の他端部には、上記レバーの一端部が、上記第1軸と平行な第2軸廻りに相対回転可能に連結されているとともに、
    上記レバーの中央部には、上記枠が上記第1および第2軸と平行な第3軸廻りに相対回転可能に連結されており、
    上記レバーおよび上記リンク部材が、上記柄の中心軸に沿って起立した姿勢とされて、上記第3軸が上記第1軸から離間することにより、上記閉状態をとらされるとともに、
    上記レバーおよび上記リンク部材が、上記閉状態から互いに反対方向に回動されることにより、上記第2軸が上記柄の中心軸から離間する一方、上記第3軸が上記第1軸に近接するとともに、上記直線状部が上記バーから離間する方向に上記枠が上記柄の中心軸に沿って移動させられることにより、上記開状態をとらされることを特徴とする、モップホルダ。
  2. 上記閉状態においては、上記第2軸は、上記第1軸と上記第3軸とを結ぶ直線に対して、上記開状態から上記閉状態をとらせる際の上記第2軸の移動方向に位置している、請求項1に記載のモップホルダ。
  3. 上記レバーおよび上記リンク部材のそれぞれは、上記柄に当接してこれらの回動を規制することにより、それぞれを上記開状態の姿勢とさせるための当接部を有しており、かつ、
    上記レバーおよび上記リンク部材の当接部は、上記柄の中心軸を挟んで互いに反対側に位置している、請求項1または2に記載のモップホルダ。
  4. 上記当接部は、上記柄に沿って当接可能な鞍状とされている、請求項3に記載のモップホルダ。
  5. 上記リンク部材の当接部は、上記バーから遠ざかるほど断面円弧長が大となる鞍状とされている、請求項4に記載のモップホルダ。
  6. 上記レバーのうち上記バーと反対側に位置する端部には、上記バーから遠ざかるほど曲率半径が大となる断面円弧形状の把持部が形成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のモップホルダ。
  7. 上記バー、上記枠、上記レバー、および上記リンク部材は樹脂製である、請求項1ないし6のいずれかに記載のモップホルダ。
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