JP7361385B2 - 清掃具 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 2019年9月18日~同年9月27日開催の海南合同商談会にて発表 2020年1月28日、同年1月29日開催の松井2020春・夏展示商談会にて発表 2020年1月30日、同年1月31日開催の株式会社エコー展示商談会にて発表 2020年2月4日~同年2月6日開催の第134回中山福見本市2020春夏にて発表
本発明は、清掃用基体の下面側に清掃体を設け、前記清掃用基体の上面側に柄取付け体を配置してある清掃具に関する。
上記の清掃具として、例えば、特許文献1に開示されているモップが存在する。この従来のモップでは、清掃用基体の一例であるモップ本体の上面に、平面視正四角形の取付け凹部が形成され、この取付け凹部の内側壁面には、左右および前後各一対をなす合計二対のピン軸が突設されている。柄取付け体の先端部には、モップ本体の取付け凹部に対して前後方向及び左右方向に沿う姿勢で選択的に脱着自在に挿入可能な一対の側板が形成されている。この両側板には、左右および前後各一対のピン軸に対して上方から脱着可能な下端開口の軸受孔が形成されている。軸受孔の下端開口の幅は、ピン軸の外径よりも少し小に形成されている。両側板における軸受孔の下端開口部分の撓み変形により、柄取付け体の両側板の軸受孔に対するモップ本体のピン軸の脱着移動を許容する。
特許第4114740号公報
従来のモップでは、被清掃面の幅に応じて、モップ本体の取付け凹部に対して柄取付け体を前後方向姿勢又は左右方向姿勢に付け替えることができるので、幅の異なる被清掃面を効率良く容易に清掃することができる。反面、モップ本体の取付け凹部の内側壁面に二対のピン軸を突設し、柄取付け体の先端部の両側板に軸受孔を形成する必要があるため、モップ本体と柄取付け体との脱着構造が複雑化する。しかも、柄に加えられた操作力が、モップ本体の一対のピン軸に嵌合する柄取付け体の両側板における軸受孔の接触端面に集中するため、両側板における軸受孔の下端開口部分が変形し易い。特に、清掃具が浴室用ブラシである場合には、前後、左右方向等に大きな操作力が加えられるため、両側板における軸受孔の下端開口部分が短期間で変形し易く、柄取付け体の軸受孔の軸受機能が喪失する可能性がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、清掃用基体に対して柄取付け体を周方向の複数の向き姿勢で選択的に使用できるものでありながら、清掃用基体と柄取付け体との脱着構造の簡素化、頑強化を図ることのできる清掃具を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、清掃用基体の下面側に清掃体を設け、前記清掃用基体の上面側に柄取付け体を配置してある清掃具であって、
前記清掃用基体の上面に、前記柄取付け体を周方向の複数の向き姿勢で選択的に脱着自在に嵌合保持する嵌合凹部を設け、前記嵌合凹部の内側壁面と前記柄取付け体の嵌合部位の外側壁面は、嵌合状態で面接触して操作力を伝達可能な操作力伝達面に構成され、前記嵌合凹部と前記柄取付け体との相対向する部位には、前記柄取付け体を各向き姿勢で係合保持する係合保持状態と係合解除状態とに変更自在な係合部が設けられている点にある。
上記構成によれば、係合部を係合解除操作して、清掃用基体の上面に形成した嵌合凹部に対する柄取付け体の嵌合向き姿勢を変更することにより、清掃用基体に対して柄取付け体を周方向の複数の向き姿勢で選択的に使用することができるので、幅の異なる被清掃面を効率良く容易に清掃することができる。しかも、柄取付け体が取外された清掃用基体をハンディ清掃具として単独使用する場合でも、嵌合凹部を含む清掃用基体は突起物が少なくて把持し易いため、形状の異なる被清掃面に対する使用形態の多様化を容易に図ることができる。
さらに、嵌合凹部の内側壁面と柄取付け体の嵌合部位の外側壁面は、嵌合状態で面接触して広い接触面積で操作力を伝達することができるので、清掃用基体と柄取付け体との脱着構造の簡素化、頑強化を図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記係合部は、前記柄取付け体に設けた係止体と、各向き姿勢の前記柄取付け体の前記係止体と係合可能な状態で前記嵌合凹部の内側壁面に設けた複数の係合凹部と、前記清掃用基体の上面側への押圧操作で前記係止体を係合解除作動させる解除操作体と、を備える点にある。
上記構成によれば、清掃用基体の嵌合凹部に柄取付け体が嵌合された状態では、嵌合凹部の内側壁面に設けた複数の係合凹部に対して柄取付け体の係止体が選択的に係合して、掃用基体に対して柄取付け体を周方向の複数の向き姿勢で強固に抜け止め固定することができる。そのため、柄取付け体が取外された嵌合凹部の内側壁面には係合凹部が残るだけであり、ハンディ使用時に嵌合凹部を安全に把持することができる。
しかも、解除操作体は、清掃用基体の上面側への押圧操作で係止体を係合解除作動させるので、解除操作体に対して解除操作力を容易に加え易い。
本発明の第3特徴構成は、前記嵌合凹部の輪郭は、正多角形に構成され、前記柄取付け体の嵌合部位は、前記嵌合凹部と相似形の正多角形の輪郭形状に構成され、前記嵌合凹部の内側壁面は、前記嵌合凹部に対する前記柄取付け体の嵌合作動に伴って、前記係止体を係合案内する傾斜面に形成されている点にある。
上記構成によれば、清掃用基体の嵌合凹部に対して柄取付け体を嵌合させる際、嵌合凹部の内側壁面の傾斜面で係止体を係合案内することができるので、解除操作体を係合解除操作する必要がなく、柄取付け体を嵌合凹部に押し込むだけの簡単な操作で嵌合装着が完了する。
本発明の第4特徴構成は、前記係止体及び前記解除操作体は、前記柄取付け体の嵌合部位の一側辺に一体形成され、前記柄取付け体の嵌合部位の一側辺には、前記解除操作体の押圧操作に伴う撓み変形による前記係止体の係合解除作動を許容する貫通孔が形成されている点にある。
上記構成によれば、柄取付け体の嵌合部位の一側辺に一体形成された係止体及び解除操作体は、解除操作体の押圧操作に伴って貫通孔に対応する部分が撓み変形して係止体が係合解除作動される。解除操作体の押圧操作を解除すると、貫通孔に対応する部分が弾性復元力で元の状態に復帰し、係止体が係合状態に復帰する。これにより、係止体の係止・係止解除を貫通孔の形成だけで実施することができるので、清掃用基体と柄取付け体との脱着構造の簡素化を一層図ることができる。
本発明の第5特徴構成は、前記清掃用基体の上面における前記嵌合凹部の開口周縁には、前記内側壁面に連続する延長内側壁面を形成する状態で、前記清掃用基体における前記嵌合凹部以外の領域の厚みよりも小なる突出代の環状突起が形成されている点にある。
上記構成によれば、清掃用基体の上面における嵌合凹部の開口周縁に突出形成した環状突起の延長内側壁面により、柄取付け体の嵌合部位の外側壁面との接触面積が増大し、清掃用基体と柄取付け体との脱着構造の頑強化を一層図ることができる。しかも、環状突起の突出代は、清掃用基体における嵌合凹部以外の領域の厚みよりも小に設定されているので、ハンディ使用時における清掃用基体の把持を確実、容易に行うことができる。
第1実施形態の洗浄具の分離状態での全体斜視図 柄の向き姿勢を変更した洗浄具の全体斜視図 清掃用基体の平面図(a)、正面図(b)、側面図(c) 図3におけるIV-IV線断面図 柄取付け体の平面図(a)、正面図(b)、側面図(c) 図5におけるVI-VI線断面図 清掃用基体と柄取付け体との嵌合状態での断面図 洗浄具の主要部の断面図 第2実施形態を示す清掃用基体と柄取付け体との分離状態での断面図 清掃用基体と柄取付け体との嵌合状態での断面図
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1、図2は、清掃具の一例である洗浄具(バスブラシ)を示す。この洗浄具は、清掃体の一例である洗浄用スポンジ1を有する洗浄部Cと、この洗浄部Cの板状の清掃用基体2に対して脱着自在で、且つ、起伏揺動自在な柄取付け部Mと、この柄取付け部Mの柄接続筒体20に対して脱着自在に取付けられる伸縮調節自在な柄Hとの三つの主要部から構成されている。
洗浄部Cは、図1、図2に示すように、平面視の輪郭形状が略扁平六角形に形成された把持可能な合成樹脂製の清掃用基体2を備える。この清掃用基体2の下面には、清掃体の一例で、清掃用基体2の輪郭形状よりも少し大きな略相似形の輪郭形状の洗浄用スポンジ1を貼り付けて構成されている。
本実施形態では、清掃体として洗浄用スポンジ1を例に挙げたが、清掃体としては、清掃用基体2の下面に植毛されるブラシ毛群や清掃用基体2に取替自在に装着される清掃シート等であってもよい。
清掃用基体2の上面の中央部位には、図1、図3、図4に示すように、上方に開口し、且つ、開口周縁形状が平面視において正四角形(正多角形の一例)となる嵌合凹部3が窪み形成されている。この嵌合凹部3には、図1、図2に示すように、柄取付け部Mの柄取付け体4が、周方向の複数の向き姿勢(本実施形態では周方向に90度ずつ向きを変えた4つの向き姿勢)で選択的に脱着自在に嵌合保持される。
また、図7に示すように、清掃用基体2の嵌合凹部3の内側壁面3aと、柄取付け体4の嵌合部位となる柄取付けベース4Aの外側壁面4aは、嵌合状態で面接触して操作力を伝達可能な操作力伝達面に構成されている。嵌合凹部3と柄取付け体4の柄取付けベース4Aとの相対向する部位には、柄取付け体4を各向き姿勢で係合保持する係合保持状態と係合解除状態とに変更自在な係合部5が設けられている。
そして、係合部5を係合解除操作して、清掃用基体2の上面に形成した嵌合凹部3に対する柄取付け体4の嵌合向き姿勢を変更することにより、清掃用基体2に対して柄取付け体4を周方向の複数の向き姿勢で選択的に使用することができる。これにより、洗浄用スポンジ1の左右幅と前後幅の差を利用して、幅の異なる被清掃面を効率良く容易に清掃することができる。しかも、柄取付け体4が取外された清掃用基体2をハンディ清掃具として単独使用する場合でも、嵌合凹部3を含む清掃用基体2は突起物が少なくて把持し易いため、形状の異なる被清掃面に対する使用形態の多様化を容易に図ることができる。
さらに、嵌合凹部3の内側壁面3aと柄取付け体4の柄取付けベース4Aの外側壁面4aは、嵌合状態で面接触して広い接触面積で操作力を伝達することができるので、清掃用基体2と柄取付け体4との脱着構造の簡素化、頑強化を図ることができる。
柄取付け体4の柄取付けベース4Aは、図5、図6に示すように、清掃用基体2の嵌合凹部3と相似形の僅かに小なる正四角形(正多角形の一例)の輪郭形状に構成されている。嵌合凹部3の内側壁面3a及び柄取付けベース4Aの外側壁面4aは、開口側ほど広幅となる傾斜面に構成されている。そのため、清掃用基体2の嵌合凹部3に柄取付け体4の柄取付けベース4Aを嵌合したとき、嵌合凹部3の四辺の内側壁面3aと柄取付けベース4Aの四辺の外側壁面4aとが面接触状態で当接可能となる。
係合部5は、図3~図7に示すように、柄取付けベース4Aの一側辺(柄Hの延出方向とは反対側(前端部側)の側辺)に設けた係止体5Aと、柄取付けベース4Aの他側辺(柄Hの延出方向側(後端部側)の側辺)に設けた突出代の小さな補助係止体5Dと、各向き姿勢の柄取付け体4の係止体5A及び補助係止体5Dと係合可能な状態で嵌合凹部3の内側壁面3aに設けた複数(本実施形態では、四辺の内側壁面3aの各中央位置の合計4箇所)の係合凹部5Bと、清掃用基体2の上面側(下方側)への押圧操作で係止体5Aを係合解除作動させる解除操作体5Cと、を備える。
係止体5A及び解除操作体5Cは、柄取付け体4の柄取付けベース4Aの一側辺の幅方向中央部に一体形成されている。柄取付け体4の柄取付けベース4Aの一側辺における係止体5A及び解除操作体5Cのベース中央側の近傍位置には、解除操作体5Cの押圧操作に伴う撓み変形による係止体5Aの係合解除作動を許容する長方形状の貫通孔6が形成されている。
柄取付けベース4Aの一側辺に沿う係止体5Aの幅は、図5に示すように、解除操作体5Cの一側辺方向の幅よりも小に構成され、同じく一側辺方向の貫通孔6の幅は、解除操作体5Cの一側辺方向の幅よりも大に構成されている。
そして、柄取付け体4の柄取付けベース4Aの一側辺に一体形成された係止体5A及び解除操作体5Cは、解除操作体5Cの押圧操作に伴って貫通孔6に対応する部分が撓み変形して係止体5Aが係合解除作動される。解除操作体5Cの押圧操作を解除すると、貫通孔6に対応する部分が弾性復元力で元の状態に復帰し、係止体5Aが係合状態に復帰する。これにより、係止体5Aの係止・係止解除を貫通孔6の形成だけで実施することができるので、清掃用基体2と柄取付け体4との脱着構造の簡素化を一層図ることができる。
清掃用基体2の上面における嵌合凹部3の開口周縁には、図3、図4に示すように、内側壁面3aに連続する延長内側壁面7aを形成する状態で平面視正四角形の環状突起7が一体形成されている。この環状突起7の突出代は、清掃用基体2における嵌合凹部3以外の領域の厚みよりも小なる突出代に構成されている。
そして、清掃用基体2の上面における嵌合凹部3の開口周縁に突出形成した環状突起7の延長内側壁面7aにより、柄取付け体4の柄取付けベース4Aの外側壁面4aとの接触面積が増大し、清掃用基体2と柄取付け体4との脱着構造の頑強化を一層図ることができる。しかも、環状突起7の突出代は、清掃用基体2における嵌合凹部3以外の領域の厚みよりも小に設定されているので、ハンディ使用時における清掃用基体2の把持を確実、容易に行うことができる。
係合部5の係合凹部5Bは、嵌合凹部3の各辺の内側壁面3aとそれの下端に連続する平滑な底壁面3bとの境界部分に亘って開口し、且つ、清掃用基体2の下面にも開口する状態で形成されている。そのため、嵌合凹部3の各辺の内側壁面3aの幅方向中央位置で、且つ、係合凹部5Bの上部開口に対応する部位の傾斜面は、嵌合凹部3に対する柄取付け体4の柄取付けベース4Aの嵌合作動に伴って、延長内側壁面7a及び内側壁面3aに接触する係止体5Aを撓み変形させながら係合凹部5Bに係合案内する傾斜カム面に構成されている。
また、図6、図7に示すように、係止体5Aにおける係合凹部5Bと対面する部位には、係合解除作動させるための撓み変形を促進する撓み変形用凹部5aが切欠き形成されている。また、係止体5Aの下端部には、嵌合凹部3の各辺の内側壁面3aにおける幅方向中央位置の傾斜面と接触して円滑に係合解除作動させる係合解除用傾斜面5bが形成されている。
尚、補助係止体5Dは、係止体5Aよりも先行して係合凹部5Bに係合させるか、あるいは、突出代が小さいので、係止体5Aと同時に延長内側壁面7a及び内側壁面3aに沿って摺接しながら無理嵌め状態で係合凹部5Bに係合案内する。
また、解除操作体5Cを係合解除操作することにより、補助係止体5Dを係合凹部5Bから抜き出すことができる。
そして、清掃用基体2の嵌合凹部3に対して柄取付け体4の柄取付けベース4Aを嵌合させる際、嵌合凹部3の内側壁面3aの傾斜面をもって構成される傾斜カム面で係止体5Aを撓み変形させながら係合解除作動させることができる。そのため、解除操作体5Cを係合解除操作する必要がなく、柄取付け体4の柄取付けベース4Aを嵌合凹部3に押し込むだけの簡単な操作で嵌合装着が完了する。
図1、図2、図8に示すように、柄取付け体4の柄取付けベース4Aの上面における左右方向中央部で、且つ、前後方向の中央部には、柄取付け部Mの柄接続筒体20を左右方向に沿う横軸芯X周りで上下揺動自在に支持する板状の軸受け体4Bが一体的に突出形成されている。
柄接続筒体20の前端部は、柄取付け体4の軸受け体4Bに外装可能な二股脚部20Bに構成されている。この柄接続筒体20の二股脚部20Bと柄取付け体4の軸受け体4Bとは、横軸芯Xに沿う枢支軸部材22で揺動自在に枢支連結されている。
この軸受け体4Bと柄接続筒体20との間には、図8に示すように、軸受け体4Bに対して柄接続筒体20を横軸芯X周りの複数位置(本実施形態では、柄接続筒体20が水平方向に沿う水平位置と柄接続筒体20が水平面に対して45度の角度で傾斜する傾斜位置との二位置)で選択的に係止保持する柄姿勢変更機構Aが設けられている。
柄姿勢変更機構Aには、軸受け体4Bの後端面における横軸芯X周りの複数位置に形成された第2係合凹部23,24と、この複数の第2係合凹部23,24に対して選択的に係合可能な係合突起25を備えた係合操作体26と、係合操作体26の係合突起25を係合側に移動付勢するコイルバネ(図示省略)と、が主要構成として備えられている。
係合操作体26は、柄接続筒体20の二股脚部20Bを含む基端部内に柄軸線方向に沿って移動自在に設けられている。この係合操作体26には、柄接続筒体20の基端部の上面に形成された操作スリット27を通して外部に突出する操作摘み部26Aが一体形成されている。
操作摘み部26Aが操作スリット27の前端側に位置するときには、当該操作摘み部26Aの係合突起25が軸受け体4Bの第2係合凹部23,24のいずれかに係合した係合操作状態にある。操作摘み部26Aが操作スリット27の後端側に位置するときには、当該操作摘み部26Aの係合突起25が軸受け体4Bの第2係合凹部23,24から離脱した係合解除操作状態にある。
柄Hは、図1、図2、図8に示すように、柄軸線方向から摺動状態で伸縮自在に嵌合接続可能な2本のアルミニウム製の分割パイプ柄40,41と、そのうちの大径側の分割パイプ柄41の後端部に外嵌状態で固定される合成樹脂製のグリップ42と、小径側の分割パイプ柄40の前端部に嵌合固定され、且つ、柄取付け部Mの柄接続筒体20に対して脱着操作可能な状態で係合接続される合成樹脂製の係合接続体43と、を備える。
図8に示す両分割パイプ柄40,41の各々は、左右方向が長軸となる長円形(楕円形)の横断面形状に形成されている。小径側の分割パイプ柄40の前端部に対して相対回転不能な状態で嵌合接続される柄接続筒体20も、左右方向が長軸となる長円形の横断面形状に形成されている。
また、両分割パイプ柄40,41間には、柄軸線方向の複数の伸縮操作位置(本実施形態では3箇所の伸縮操作位置)で両分割パイプ柄40,41を係止固定する伸縮固定機構(図示省略)が設けられている。
係合接続体43は、図8に示すように、柄取付け部Mの柄接続筒体20に内嵌接続される接続軸部43Aと、小径側の分割パイプ柄40の前端部に内嵌固定される固定軸部43Bとからなる。そのうち、接続軸部43Aには、径方向に撓み変形可能な弾性支持体43Dが一体形成されている。この弾性支持体43Dには、柄接続筒体20の上面の後端寄り部位に貫通形成された係合操作孔20Aに対して径方向内方側から係脱可能な係合操作部43Cが設けられている。
柄取付け部Mの柄接続筒体20に対する柄H側の係合接続体43の接続軸部43Aの内嵌操作時において、柄接続筒体20の接続開口部の開口周縁と弾性支持体43Dとの当接に伴う当該弾性支持体43Dの径方向内方側への撓み変形により、弾性支持体43Dの係合操作部43Cが柄接続筒体20の内面に沿って摺接状態で係合位置に移動し、弾性支持体43Dの係合操作部43Cが柄接続筒体20の係合操作孔20Aに対して弾性支持体43Dの弾性復元力によって径方向内方側から抜止め状態で係合する。
また、接続軸部43Aの先端嵌合部43aは、柄接続筒体20に対して相対回転不能な状態で摺動自在に内嵌接続される長円形の横断面形状に形成され、固定軸部43Bは、小径側の分割パイプ柄40の前端部に対して相対回転不能な状態で摺動自在に内嵌接続される長円形の横断面形状に形成されている。
〔第2実施形態〕
図9、図10は、嵌合凹部3と柄取付け体4の柄取付けベース4Aとの相対向する部位に設けられる係合部5の別の実施形態を示す。この実施形態では、係合部5を構成する係止体5A及び解除操作体5Cは、柄取付け体4の柄取付けベース4Aにおける前後の両側辺の各々に一体形成してある。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、清掃用基体2の嵌合凹部3の開口周縁形状及び柄取付け体4の柄取付けベース4Aの輪郭形状を、平面視において正四角形に構成したが、この嵌合凹部3の開口周縁形状及び柄取付けベース4Aの輪郭形状を、正三角形、正五角形、正六角形等の他の正多角形に構成してもよい。
(2)上述の各実施形態では、清掃用基体2の嵌合凹部3の内側壁面3a及び柄取付けベース4Aの外側壁面4aを、開口側ほど広幅となる傾斜面に構成したが、嵌合凹部3の内側壁面3a及び柄取付けベース4Aの外側壁面4aを鉛直面に構成してもよい。
1 清掃体(スポンジ)
2 清掃用基体
3 嵌合凹部
3a 内側壁面
4 柄取付け体
4A 嵌合部位(柄取付けベース)
4a 外側壁面
5 係合部
5A 係止体
5B 係合凹部
5C 解除操作体
6 貫通孔
7 環状突起
7a 延長内側壁面

Claims (5)

  1. 清掃用基体の下面側に清掃体を設け、前記清掃用基体の上面側に柄取付け体を配置してある清掃具であって、
    前記清掃用基体の上面に、前記柄取付け体を周方向の複数の向き姿勢で選択的に脱着自在に嵌合保持する嵌合凹部を設け、前記嵌合凹部の内側壁面と前記柄取付け体の嵌合部位の外側壁面は、嵌合状態で面接触して操作力を伝達可能な操作力伝達面に構成され、前記嵌合凹部と前記柄取付け体との相対向する部位には、前記柄取付け体を各向き姿勢で係合保持する係合保持状態と係合解除状態とに変更自在な係合部が設けられ
    前記嵌合凹部の輪郭は、正多角形に構成され、前記柄取付け体の嵌合部位は、前記嵌合凹部と相似形の正多角形の輪郭形状に構成されている清掃具。
  2. 前記係合部は、前記柄取付け体に設けた係止体と、各向き姿勢の前記柄取付け体の前記係止体と係合可能な状態で前記嵌合凹部の内側壁面に設けた複数の係合凹部と、前記清掃用基体の上面側への押圧操作で前記係止体を係合解除作動させる解除操作体と、を備える請求項1記載の清掃具。
  3. 記嵌合凹部の内側壁面は、前記嵌合凹部に対する前記柄取付け体の嵌合作動に伴って、前記係止体を係合案内する傾斜面に形成されている請求項2記載の清掃具。
  4. 前記係止体及び前記解除操作体は、前記柄取付け体の嵌合部位の一側辺に一体形成され、前記柄取付け体の嵌合部位の一側辺には、前記解除操作体の押圧操作に伴う撓み変形による前記係止体の係合解除作動を許容する貫通孔が形成されている請求項2又は3記載の清掃具。
  5. 前記清掃用基体の上面における前記嵌合凹部の開口周縁には、前記内側壁面に連続する延長内側壁面を形成する状態で、前記清掃用基体における前記嵌合凹部以外の領域の厚みよりも小なる突出代の環状突起が形成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の清掃具。
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