JP2006231081A - 飲食用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】手指の不自由な人であっても飲食を容易に行なう事ができる飲食用補助具を提供する。
【解決手段】手に把持される柄部と、この柄部の一端から突出させた支軸と、同支軸の先端部に取り付けられたスプーン体又はフォーク体とを備え、前記支軸を前記柄部に回動自在に取り付けた飲食用補助具であって、前記柄部は、前記支軸を固定してこの支軸の回動を停止するためのストッパーを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲食用補助具に関する。
飲食を行なう際、例えばスプーンで飲食物を捕える動作一つにおいても、スプーンの微妙な角度調整やスプーンを把持する握力が必要となるが、手指の不自由な人にとっては、汎用のスプーンを用いて食物を捕え、それを口に運ぶという作業が困難であった。
そこで従来、手指が不自由な人であっても、手首の微妙な回転調節をせずとも容易に飲食を行なうことができるよう、スプーンを把持する角度に関らず、スプーン皿が常に上方を向くよう構成された飲食用補助具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の飲食用補助具は、柄部と湾曲受け部とを備え、前記湾曲受け部の開口面の一端に、当該開口面と平行に伸延する取付け軸を設けると共に当該取付け軸の周面には環状溝を設け、同環状溝に、前記柄部の先端部に進退可能に設けた小球を係止することにより、前記湾曲受け部を柄部先端に回動自在に取り付けてなるものである。
実用新案登録3080537号
しかしながら、上記した従来の飲食用補助具は、湾曲受け部が回動自在に設けられて、湾曲受け部の凹部である腹面は自重により常に上方を向くよう構成されているもののその回動を固定する機能を備えていないため、湾曲受け部を所望の角度で固定する事ができず飲食物を捕え難いという問題が生じていた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、手指の不自由な人であっても飲食を容易に行なう事ができる飲食用補助具を提供する。
そこで、請求項1に係る本発明では、手に把持される柄部と、当該柄部の一端から突出させた支軸と、同支軸の先端部に取り付けられたスプーン体又はフォーク体とを備え、前記支軸を前記柄部に回動自在に取り付けた飲食用補助具であって、前記柄部は、前記支軸を固定して当該支軸の回動を停止するためのストッパーを備えたことを特徴とした。
また、請求項2に係る本発明では、前記スプーン体及びフォーク体は、前記支軸の先端部に着脱自在に取り付けられることを特徴とした。
また、請求項3に係る本発明では、前記柄部は、手の平側に位置する把持部と、当該把持部に手を挿入する挿入空間を介して対向すると共に手の甲を押圧する甲押え部と、を備えることを特徴とした。
また、請求項4に係る本発明では、前記把持部は、前記支軸の回動方向と交差する方向において回動可能に連結された第1の把持部と第2の把持部とからなることを特徴とした。
また、請求項5に係る本発明では、前記把持部は、クッション部材を備えたことを特徴とした。
請求項1に記載の本発明では、手に把持される柄部と、当該柄部の一端から突出させた支軸と、同支軸の先端部に取り付けられたスプーン体又はフォーク体とを備え、前記支軸を前記柄部に回動自在に取り付けた飲食用補助具であって、前記柄部は、前記支軸を固定して当該支軸の回動を停止するためのストッパーを備えたことを特徴としたため本飲食用補助具を使用する際、支軸の回動する中心軸を略水平にして柄部を把持すると、スプーン体及びフォーク体は、その自重により支軸を回動させて常に腹面を上方に向けて位置し、飲食用補助具自体の角度を調節せずとも飲食物を捕え易い状態とする事ができ、さらに支軸はストッパーにより固定する事ができるため、スプーン体及びフォーク体の回動位置を任意の位置に固定する事ができて、飲食物を捕え易く飲食を容易に行なうことができる。
請求項2に記載の本発明では、前記スプーン体及びフォーク体は、前記支軸の先端部に着脱自在に取り付けられることを特徴としたため使用者の用途や好みに応じてスプーン体とフォーク体とを切替え可能であって、さらに容易に飲食を行なう事ができる。
請求項3に記載の本発明では、前記柄部は、手の平側に位置する把持部と、当該把持部に手を挿入する挿入空間を介して対向すると共に手の甲を押圧する甲押え部と、を備えることを特徴としたため挿入空間に挿入した手は握力を加えずとも柄部と甲押え部に挟持され、低握力の人であっても使用が可能であって容易に飲食を行なう事ができる。
請求項4に記載の本発明では、前記把持部は、前記支軸の回動方向と交差する方向において回動可能に連結された第1の把持部と第2の把持部とからなることを特徴としたため第1の把持部と第2の把持部とがなす角度を任意に調節することにより、手とスプーン体及びフォーク体とがなす角度を使用者が飲食のしやすい好適な角度とする事ができる。
請求項5に記載の本発明では、前記把持部は、クッション部材を備えたことを特徴としたため、クッション部材が手の平にフィットして把持しやすく、さらに飲食を容易に行なう事ができる。
以下、本発明に係る最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る飲食用補助具Aは、手に把持される柄部1と、柄部1の端部から突出させた支軸6と、支軸6の先端部に着脱自在に取り付けられたスプーン体2とを備えている。
支軸6は、柄部1に回動自在に取り付けており、柄部1には、同支軸6を固定して当該支軸6の回動を停止するためのストッパー9を備えている。
また、柄部1は、手の平側に位置する把持部36と、手の甲側に位置する甲押え部3とを備え、さらに把持部36は、クッション部材23を備えた第1の把持部4と、支軸6及びストッパー9を備えた第2の把持部5とを、支軸6の回動方向と交差する方向へ回動可能として連結して構成している。
ここで、本実施形態に係る飲食用補助具Aは、主として3つの特徴的構成を有している。その構成とは、スプーン体2を回動自在となすと共にその回動を停止可能とした第1の構成、使用者の手Hとスプーン体2とがなす角度を変更可能とした第2の構成、使用者の手Hを手の甲側から抑える第3の構成、である。
以下、この第1〜第3の構成について図面を参照して詳説する。
まず、スプーン体2を回動自在となすと共にその回動を停止可能とした第1の構成について図1〜図3、及び図6、7を参照して説明する。
図2、3に示すように、支軸6は、支軸6の回動中心軸wである支軸基部7を、柄部1の前端部における内部に遊嵌して回動自在となすと共に、柄部1の前端部から突出する部分を略直角に屈曲させた屈曲部14を備え、屈曲部14から伸延するその先端部をさらに鉤状に屈曲させてスプーン体2を取り付けるための係止部15を形成している。
この係止部15に、図6、7に示すように、スプーン体2の後端部に設けた係止孔31を係止して、スプーン体2を支軸6に取り付けると共に支軸6の支軸基部7回りに回動自在となしている。支軸6の屈曲部14と係止部15との間に適当な距離を持たせてスプーン体2の回動半径を大きくすることにより回動がスムーズに行なえるようにしている。
このようにして、係止部15に係止したスプーン体2は、支軸6における支軸基部7回りに回動自在な構成となすと共に、飲食用補助具Aの使用状態である、支軸基部7を略水平の状態とした時、その自重により支軸6を回動させて常に腹面である凹部29を上方に向けて位置するようにしている。
従って、本飲食用補助具Aを用いて飲食を行なう際、飲食用補助具Aは、飲食物を捕え易くかつ口元まで運ぶ際にこぼし難い状態である、スプーン体2を上方に向けた状態に位置することとなり、飲食用補助具Aを飲食物を捕え易い状態とするために手首の微妙な回転調節を行なう必要が無く、手の不自由な人であっても容易に飲食を行なうことができる。
さらに、このスプーン体2の回動は使用者の任意の位置で停止させる事ができるように構成している。
図2、図3に示すように、柄部1は、支軸6を備えた位置の下方であって支軸基部7の直下に、同支軸基部7の近接離隔方向へ回動可能に取り付けたストッパー9を備えている。このストッパー9は、略T字状に形成すると共に、T字の脚部18の端部近傍に設けた貫通孔内にピン21を遊嵌させて、T字を横にした状態にて柄部1に取り付けている。従って、ストッパー9は、ピン21を回動中心軸としてT字の頭部22を回動可能な状態となすと共に、頭部22の重みにより、常態において頭部22を下方に向けて位置する。この頭部22を、当接部20が支軸6に押し当たるように指でx方向へ持ち上げることにより、支軸6を固定して支軸6の回動を停止する構成としている。
従って、スプーン体2は、使用者が飲食物を捕えやすいような任意の位置にて固定する事ができるし、飲食物を捕える際にスプーン体2が不用意にぶれる事を防止する事ができて、さらに容易に飲食を行なう事ができる。
次に、使用者の手Hとスプーン体2とがなす角度を変更可能とした第2の構成について、図2〜5を参照して説明する。
柄部1において手の平側に位置する把持部36は、実際手に把持される第1の把持部4と、支軸6及びストッパー9を備える第2の把持部5とを回動可能に連結して構成している。
第2の把持部5は、その後端部であって支軸6を備えた位置の上方に、支軸6における支軸基部7と略平行に伸延する切欠部11を備え、この切欠部11に第1の把持部4の前端部を遊嵌させてネジ8で留めることにより回動可能としており、第1の把持部4に対して略180度の回動を可能な構成としている。
従って、第1の把持部4と第2の把持部5とは支軸基部7と略平行に回動することができ、使用者の手Hとスプーン体2及びストッパー9との水平角度を使用者の飲食のしやすい好適な角度に調節して、さらに容易に飲食を行なう事ができる。
また第1の把持部4と第2の把持部5とは、支軸基部7と略平行な方向にのみ回動可能としたため、ユニバーサルジョイントに比べて使用者の手Hに対する第2の把持部5の方向、すなわちスプーン体2及びストッパー9の位置を定め易く、角度調整の操作が容易であって、さらに容易に飲食を行なう事ができる。
次に、使用者の手Hを手の甲側から抑える第3の構成について図2〜5、図8を参照して説明する。
柄部1における第1の把持部4は、手と当接する位置に樹脂等の高弾性素材により形成したクッション部材23を備え、さらに使用者の手Hの側方及び手の甲側を覆うように位置すると共に手の甲を押圧する甲押え部3を備えている。
甲押え部3は、図2、3に示すように、その基端部24を第1の把持部4の後端部に取り付け、基端部24から後方へ伸延すると共に上方及び前方へUの字状に弧を描くように湾曲して、第1の把持部4に対向する押え部37を形成している。この押え部37と第1の把持部4との間には所定の間隙を形成して、手の挿入口である挿入部28としている。
押え部37は、図4,5に示すように、U字形状をなして連続する第1の押え部25と第2の押え部26とを有し、これら第1の押え部25と第2の押え部26とは所定の間隙を持って対向するようにしている。
そして、図2,3に示すように、第2の押え部26から後方へ伸延すると共に下方及び前方へUの字状に弧を描くように屈曲させて、自由端部27を形成している。この自由端部27は、基端部24の真横に位置するようにして、使用者が第1の把持部4及び基端部24を把持する際に同時に把持できる位置としている。
甲押え部3は、例えば樹脂素材等により多少の硬度と弾性を持つように形成して、手の甲を確実に押圧しながらも使用者の手Hの大きさに合わせて柔軟に対応できるようにしている。
甲押え部3は、上記のような構成としており、本飲食用補助具Aを使用する際には、図8に示すように、手Hを挿入部28に挿入すると共に指節関節Jが第1の押え部25と第2の押え部26との間に位置するように装着する。
この際、第1の把持部4を把持するような握力を加えずとも、手Hは、甲押え部3とクッション部材23の弾性により好適に挟持されるし、指節関節Jは、第1の押え部25と第2の押え部26との間の間隙に嵌って好適に保持されることとなる。
一方、第1の把持部4を把持するような力を多少なりとも加えることで、さらに確実に使用者の手Hを飲食用補助具Aに保持させる事ができる。すなわち、以下のような構成である。
挿入部28に手Hを挿入して装着した際、手の平側にはクッション部材23及び基端部24を備えた第1の把持部4と共に、自由端部27が位置する。第1の把持部4を把持する際、同時に自由端部27を把持することにより、自由端部27には第1の把持部4方向への力が加えられて同方向へ変形し、これにより甲押え部3全体に変形が生じる。第1の押え部25と第2の押え部26は互いに近接する方向へ変形して指節関節Jをさらに確実に保持すると共に、押え部37全体は下方へ変形して、手Hをさらに確実に挟持することとなり、多少の握力を加えることで手Hを飲食用補助具Aにより確実に保持させる事が可能である。
このような構成としたため、握力を加えることのできないような手の不自由な人であっても、本飲食用補助具Aを用いて容易に飲食を行なう事ができるし、僅かな握力を加えるだけでも確実に手Hを保持させる事ができて、飲食用補助具Aが不用意に脱落する事を防止する事ができる。
以上のように本実施形態に係る飲食用補助具は特徴的構成を有しており、以下に、上記で説明していない箇所を含めた細部の構成についてさらに詳しく説明する。
まず、柄部1について、図2〜図5を参照しながら以下に説明する。
柄部1は、使用時に手に平側に位置する把持部36と、手の甲側に位置すると共に手の甲を押圧する甲押え部3と、から構成している。
把持部36は、実際手に把持される第1の把持部4と、第1の把持部4の前端部に回動可能に連結され、ストッパー9を備える第2の把持部5からなる。
第1の把持部4は、棒状の把持バー10の周面にクッション部材23を設けて形成し、把持バー10は、薄板形状の棒状に形成すると共に前端に向かい幅が厚くなるように形成して把持しやすい形状としている。
なお、本実施形態において、クッション部材は把持バー10周面全体に設けることとしているが、把持バー10の上面及び側面のみを被覆するように設けてもよい。
第2の把持部5は、横方向の幅が薄い薄板状に形成し、図2,3に示すように、上端部近傍の後端部に第1の把持部4と連結するための切欠部11を設けると共に、その下方に支軸6を挿入するための貫通孔である支軸孔50を設け、さらにその下方の下端部にはストッパー9を取り付けるための切欠溝13を設けている。これら切欠部11と支軸孔50と切欠溝13とはそれぞれが略平行となるように形成すると共に、切欠溝13は、支軸孔50の直下に位置するよう形成している。
ストッパー9は、前述したように略T字状に形成して、T字を横にした状態にて脚部18を切欠溝13内に遊嵌し、脚部18の端部近傍を第2の把持部5と共にピン21で留めることにより、ピン21を回動中心軸として頭部22をx−y方向へ回動可能な構成としている。また、ストッパー9は、上方の支軸孔50に備えられる支軸6と当接することにより支軸6を固定してその回動を停止するための当接部20を備えている。当接部20は、例えばゴム部材等の摩擦係数の大きい材料により形成して確実に支軸6の回動を停止できるようにすると共に、部材間の衝突時の衝撃を吸収させる緩衝材としての役割も課している。
また、前述したようにストッパー9は、常態において、その自重により頭部22を下方へ向けて位置する。そのため当接部20を支軸6へ押圧する際には、頭部22の操作部19を指で操作してx方向へ回動させる。この操作部19は、指で係止し易いようにカーブを付けて形成している。
上記した第1の把持部4における把持バー10の前端部を第2の把持部5における切欠部11に遊嵌して、ネジ8で留めることにより両部材を回動可能に連結している。なお、回動により把持バー10の側端部が切欠部11の端部に突き当たることにより回動が止められるため、左右にそれぞれ略90度程度の回動が可能である。
甲押え部3は、前記に詳述したように、第1の把持部4に接続された基端部24と、基端部24からから上方及び前方にUの字状に湾曲する第1の押え部25と、第1の押え部25から横方向へUの字状に湾曲する第2の押え部26と、第2の押え部26から下方及び前方へUの字状に湾曲する自由端部27と、を備えている。
第1の押え部25と第2の押え部26とで押え部37を形成し、この押え部は所定の間隙を持って第1の把持部4と対向することで手Hの挿入口である挿入部28を形成している。
基端部24は第1の把持部4におけるクッション部材23内方に取り付けると共に、自由端部27は基端部24の真横であってクッション部材23の外方に位置するようにしている。このように基端部24はクッション部材内方にて第1の把持部4と接続するようにしたので、接続部分の凹凸をクッション部材23により緩和することができて把持した際に違和感を与えることを防止している。
次に、支軸6について図2,3及び図6,7を参照して説明する。
支軸6は、例えば金属素材などにより形成して、直線状に伸延してこの支軸6の回動中心軸となる支軸基部7と、支軸基部7から略直角に屈曲する屈曲部14と、屈曲部14から伸延する先端部をさらに鉤状に屈曲させた係止部15と、を有している。係止部15は、屈曲部14から直線状に伸延する第1辺33と、この第1辺33から鉤状に屈曲して同第1辺33と略平行に対向する自由端部である第2辺32とからなる。
回動中心軸である支軸基部7に対して係止部15を可及的に離隔させることにより、すなわち、第1辺33を可及的に長くとることにより、係止部15に取り付けるスプーン体2の回動半径を大きくして、スプーン体2をその自重によりスムーズに回動できるようにしている。
この支軸6は、図2、3に示すように、支軸基部7を第2の把持部5の支軸孔50内に遊嵌する。この際、支軸基部7の自由端部は第2の把持部後端部から突出した状態となる。この支軸基部7の第2の把持部5の後端から突出する部分には、支軸基部7の周面を被覆する円筒状のカバー体16を設けて支軸6が支軸孔50から脱落することを防止している。また、支軸基部7の第2の把持部5の前端から突出する部分には留め部材17を装着して第1辺33と第2の把持部5との間に所定の間隙を生じさせており、両部材の接触により支軸の回動が阻害されることを防止して、スムーズな回動が行なえるようにしている。
次に、スプーン体2について図6,図7を参照して説明する。
スプーン体2は、例えば樹脂素材や金属等により、上面に凹部29を形成すると共に外面を曲面状とした椀形状に形成して、後端面の略中央部にU字状の切欠溝30を形成し、同切欠溝30の底部に肉薄する位置に係止孔31を設けている。
また、スプーン体2の裏面には、図7に示すように係止孔31からU字切欠溝30の底部にかかる溝部35を形成しており、支軸6に装着したときに溝部35内に係止部15を収める事ができるようにしている。すなわち、係止部15にこのスプーン体2を取り付けた際に、スプーン体2の裏面から係止部15が突出して飲食物を確保する際の障害となることを防止している。
このスプーン体2は、図6,図7に示すように、係止孔31を係止部15に係止して支軸6に取り付ける。
この時、支軸6は、係止部15の第2辺32を切欠溝30の底部に係止されると共に第1辺33と第2辺32とが係止孔31の縁部を挟持して、スプーン体2を確実に保持することができる。
このスプーン体2は簡単な取付け構成としているため、柄部1への装脱着が容易であり、使用者の使用状況や用途に合わせて他のパーツと交換できるようにしている。
他のパーツとしては、例えば、先端部を先細状に形成すると共に複数のV字溝を設けた、図9に示すようなフォーク体40を形成してもよく、これらを使用者の用途に応じて任意に交換して使用することができる。
フォーク体40は、前述したスプーン体2と同様に切欠溝41、係止孔42、を備えると共に、先端に向かい先細りする刃43を複数本設けている。図9においては刃43を3本設けているが、例示であってこれに限られる事はない。フォーク体40の係止孔42を支軸6の係止部15に係止させて柄部1に取り付け一体とする。
スプーン体2と同様にフォーク体40は、支軸6に係止すると自重による支軸6の回動によって、腹面44を上方に向けることとなり、この回動をストッパー9により固定して使用する。
このように形成したスプーン体2やフォーク体40を、使用者の用途に合わせて任意に選択し、取り付けることとする。支軸6先端に取り付けるパーツのみを交換すれば、スプーン機能とフォーク機能を切換える事ができるため、柄部1、甲押え部3、支軸6等の本体部を別途に用意する必要が無く安価で済む。
なお、図8では右手使用の際の形態を例として挙げているが、本飲食用補助具Aは右手、左手共に使用可能な構成であり、いずれの手で使用しても性能に差異が生じることは無く安定した使用が可能である。
このように、本実施形態に係る飲食用補助具Aは、簡単な構成でありながら、手指の不自由な人であっても容易に飲食を行なうことができる構成としている。
なお、上記した実施形態は本発明の一部であり、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、種々の変更が可能である。
例えば、甲押え部を、支軸基部軸線方向に伸縮可能とした構成とすれば、使用者の手の拳の幅に合わせて甲押え部を好適な位置に設定する事ができて、より安定した装着が可能である。
また例えば、ストッパーを、当接面を支軸に押圧させた状態のまま維持固定可能な構成とすれば、ストッパーを支軸に当接させた回動位置にて、指で維持する力を加える必要が無く、低握力な人であってもさらに容易に飲食を行なう事ができる。
本実施形態に係る飲食用補助具の斜視図である。 本実施形態に係る飲食用補助具の側面説明図である。 本実施形態に係る飲食用補助具の側面説明図である。 本実施形態に係る飲食用補助具の平面説明図である。 本実施形態に係る飲食用補助具の平面説明図である。 本実施形態に係る飲食用補助具の一部拡大説明図である。 本実施形態に係る飲食用補助具の一部拡大説明図である。 本実施形態に係る飲食用補助具の使用形態を示す説明図である。 フォーク体の使用説明図である。
符号の説明
A 飲食用補助具
H 手
J 指節関節
1 柄部
2 スプーン体
3 甲押え部
4 第1の把持部
5 第2の把持部
6 支軸
7 支軸基部
9 ストッパー
10 把持バー
15 係止部
23 クッション部材
24 基端部
25 第1の押え部
26 第2の押え部
27 自由端部
28 挿入部
36 把持部
37 押え部
40 フォーク体

Claims (5)

  1. 手に把持される柄部と、この柄部の一端から突出させた支軸と、同支軸の先端部に取り付けられたスプーン体又はフォーク体とを備え、前記支軸を前記柄部に回動自在に取り付けた飲食用補助具であって、
    前記柄部は、前記支軸を固定してこの支軸の回動を停止するためのストッパーを備えたことを特徴とする飲食用補助具。
  2. 前記スプーン体及びフォーク体は、前記支軸の先端部に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の飲食用補助具。
  3. 前記柄部は、手の平側に位置する把持部と、この把持部に手を挿入する挿入空間を介して対向すると共に手の甲を押圧する甲押え部と、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲食用補助具。
  4. 前記把持部は、前記支軸の回動方向と交差する方向において回動可能に連結された第1の把持部と第2の把持部とからなることを特徴とする請求項1〜3に記載の飲食用補助具。
  5. 前記把持部は、クッション部材を備えたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲食用補助具。
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