JP3109134B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JP3109134B2
JP3109134B2 JP03139734A JP13973491A JP3109134B2 JP 3109134 B2 JP3109134 B2 JP 3109134B2 JP 03139734 A JP03139734 A JP 03139734A JP 13973491 A JP13973491 A JP 13973491A JP 3109134 B2 JP3109134 B2 JP 3109134B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伴奏パターンに従って
伴奏音を発生させる自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動伴奏装置においては、ロッ
ク、ジャズ、ワルツ等のリズム種ごとに伴奏パターンが
1小節乃至2小節をもって記憶されており、該伴奏パタ
ーンは発音タイミングと音高とからなる音符データによ
り記憶されている。そして、いずれかのリズム種を選択
した後自動伴奏をスタートさせると、選択されたリズム
種の音符データが順次読み出されて、当該リズム種の自
動伴奏が開始される。また、該自動伴奏が開始されてい
る状態で、コードを入力すると、この入力されたコード
に応じて前記音符データの音高が変換され、この変換さ
れた音高からなる伴奏パターンが自動演奏される。すな
わち、例えば「C2,E2,G2」と押鍵すると、この押
鍵されたコードのコード種はCメジャーであり、また、
その根音はC2であることから、前記伴奏パターンの音
高はC2を根音としてスケール変換され、この変換され
た音高からなる音符データに基づき自動伴奏が実行され
る。
【0003】また、各リズム種ごとにノーマルパター
ン、フィルインパターン、エンディグパターンが記憶さ
れており、別途設けられているスイッチを操作すること
により、ノーマルパターンからフィルインパターンある
いはエンディグパターンへの切り換えが可能であって、
このパターンの切り換えにより楽曲の進行に合った伴奏
が可能となる。さらには、他のスイッチを操作すること
により、前記音符データの読み出し速度を変化させて、
伴奏のテンポを変更したり、さらには伴奏音とともに付
加音を発生させる等、種々の機能が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、今日にお
ける自動伴奏装置は、単に入力されたコードに応じて音
高を変化させて一定のパターンを繰り返し自動演奏する
に止まらず、他のパターンへの切り換えや、テンポの変
更、あるいは付加音を発生させる等、多機能化されてい
る。このため、この各種機能に対応して該機能を動作さ
せるための多数のスイッチが装置本体に配設されること
となり、スイッチの数が増大してコスト的な不利が生ず
るばかりでなく、スイッチの配置スペースを確保する都
合上、装置本体が必要以上に大型化してしまったり、外
観品質が低下する不利が生ずる。
【0005】また、前記各スイッチは自動伴奏を伴った
楽曲の演奏時に、該楽曲の進行に応じて手指により操作
されるものであることから、両手を用いて演奏を行って
いる状態で、瞬時にスイッチ操作を行うことは容易では
なく、楽曲の進行に合わせて伴奏パターンを自在に変更
することは困難である。さらには、演奏中に多数のスイ
ッチ類の中から楽曲の進行に合った伴奏に変化させ得る
スイッチを適正に選択して操作することも困難であっ
て、スイッチの誤操作が生じ易く、該誤操作により楽曲
に合った適切な伴奏を得ることが不可能となる等の不都
合を有するものであった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、スイッチの操作を行うことことな
く、コードを入力する操作により伴奏パターンの音高変
換以外の機能を動作させるようにした自動伴奏装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、コードを入力するために操作され
る演奏操作子手段と、該演奏操作子手段が操作されて新
たなコードが入力される毎に、その新しいコードの種類
を判定するコード判定手段と、一連の音符データからな
る伴奏パターンを記憶した伴奏パターン記憶手段と、該
伴奏パターン記憶手段に記憶された前記伴奏パターンを
構成する音符データを順次読み出す読み出し手段と、該
読み出し手段により読み出された音符データの音高を前
記演奏操作子手段の操作により入力されたコードに基づ
いて変換する変換手段と、該変換手段により変換された
音高からなる音符データに基づいて楽音信号を発生する
楽音信号発生手段と、前記コード判定手段により判定さ
れた新たな入力コードの種類が、前回入力されたコード
の種類と同一であるか否かを検出する検出手段と、該検
出手段により同一種類のコードが新たに入力されたこと
が検出されたとき、前記楽音信号発生手段から発生する
楽音信号の再生によって形成される伴奏の構成要素を変
更する変更手段とから構成されている。
【0008】より具体的には、前記検出手段により同一
のコードが入力されたことが検出されたときに、前記読
み出し手段に前記第1の伴奏パターンを構成する音符デ
ータに代えて前記第2の伴奏パターンを構成する音符デ
ータを読み出させ、あるいは、前記変換手段からの音符
データに基づき異なる音符データを作成して前記楽音信
号発生手段に供給し、また、前記読み出し手段の読み出
しタイミングを決定するタイミング信号の発生周期を変
更するように構成されており、ここで、前記演奏操作子
手段は鍵盤で構成されていることが好ましい。
【0009】
【作用】前記構成において、演奏操作子手段を操作して
コードを入力すると、読み出し手段により読み出された
音符データは前記コードに基づいた音高に変換され、前
記楽音信号発生手段はこの変換された音高からなる音符
データに基づき楽音信号を発生する。よって、この楽音
信号を再生することにより、前記演奏操作子手段の操作
によって入力されたコードに応じて変化する音高の伴奏
音が発音される。このとき、前記演奏操作子手段の操作
により前回と同じコードを入力すると、前記検出手段は
同一のコードが入力されたことを検出し、これに応答し
、前記楽音信号発生手段から発生する楽音信号の再生
によって形成される伴奏の構成要素は直ちに変更され
る。したがって、前回と同一のコードを任意のタイミン
グで入力すればスイッチ操作をせずとも、その時点か
前記楽音信号の再生によって形成される伴奏が前記構
成要素の変更に伴って変化する。
【0010】すなわち、同一のコードを入力した場合に
は、第1の伴奏パターンに代えて前記第2の伴奏パター
ンが読み出されることにより、伴奏パターンが変更さ
れ、また、前記変換手段からの音符データに基づき作成
手段が異なる音高の音符データを作成して前記楽音信号
発生手段に供給し、該楽音信号発生手段が前記異なる音
高の音符データに基づき楽音信号を発生することにより
付加音を伴う伴奏に変更され、あるいは、前記読み出し
手段の読み出しタイミングを決定するタイミング信号の
発生周期を変更され、これにより伴奏のテンポが変更さ
れる。
【0011】つまり、通常、コードの入力は1乃至2小
節ごとに行われるが、前述のように音符データの音高は
入力されたコードに基づいて変換されることから、同一
のコードを何度も連続して入力しても、音符データの音
高は前回と変化することなく同一音高となる。したがっ
て、連続して同一のコードを入力する操作は、音符デー
タの音高を変換させる為の演奏操作としては無意味な操
作であるが本発明ではこれに着目し、この演奏操作と
しては無意味な操作である同一コードが入力された場合
には、その入力タイミングで、前記伴奏パターンの変
更、付加音の発生、伴奏のテンポ変更等の伴奏の構成要
変更を行うのである。そして、本発明においては
記演奏操作子手段が鍵盤であることにより、鍵盤の操作
のみによって前記コードの入力と伴奏の構成要素の変更
がなされる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。すなわち、図1は本発明を電子鍵盤楽器に
適用した実施例の全体構造を示すブロック図であり、C
PU1にはROM3に予め記憶されたプログラム等及び
ワーク用のRAM4に一時記憶されるデータ等がバス2
を介して与えられ、CPU1はこれらプロブラムやデー
タ等に基づき、本実施例にかかる電子鍵盤楽器において
必要となる全ての処理を実行する。前記ROM3には、
前記プログラムとともに、自動伴奏の伴奏パターンが記
憶されており、該伴奏パターンはリズムパターンとコー
ドパターンとからなり、さらに該コードパターンは、ノ
ーマルパターンとフィルインパターン及びエンディング
パターンの3種のパターンをもって記憶されている。ま
た、ROM3には、後述するように押鍵されたコードの
コード種を識別する為のコード変換テーブル、及び前記
コードパターンの音高を前記押鍵されたコードに基づき
スケール変換する際に用いられるピッチ・チェンジ・テ
ーブルが用意されている。
【0013】また、CPU1には、鍵盤5とスイッチ部
6から各々操作情報が与えられており、前記鍵盤5は、
図2に示したように楽器本体7に音高順をもって配列さ
れた白鍵と黒鍵とから構成され、また、後述する伴奏モ
ードにおいては所定の音高から低音側の左鍵域と、高音
側の右鍵域とにスプリットされる。前記スイッチ部6に
は、楽器本体7に配設されたモードスイッチ8、スター
ト/ストップスイッチ9及びテンポスイッチ10が設け
られている。前記モードスイッチ8は、ノーマルモード
と伴奏モードであるフィンガードモードとを選択的に設
定可能なスライド式であり、前記テンポスイッチ10は
UPスイッチ10aとDOWNスイッチ10bとで構成
されている。
【0014】一方、発振器13から出力され一定周波数
の信号は、後述するテンポデータTDの値に応じて分周
比を変化させるカウンタ12に入力され、該カウンタ1
2のカウント値CはCPU1に入力される。他方、音源
LSI14は、CPU1からの指示に従って楽音信号を
生成し、該楽音信号はD/Aコンバータ15によりアナ
ログ変換され、アンプ16により増幅されてスピーカ1
7より再生される。
【0015】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
を、CPU1によって実行されるプログラムの概略を示
した図3〜図7のフローチャートに従って説明する。す
なわち、図3〜図6まで連続するフローチャートは、本
実施例のメインルーチンであって、図示しない電源を投
入することによりCPU1は実行を開始し、先ずイニシ
ャライズ処理を実行する(ステップA1)。このイニシ
ャライズ処理により、テンポデータTDを記憶するテン
ポレジスタには、その初期値として例えば“120”が
セットされる。引き続き、テンポスイッチ10の操作状
態を判別し(ステップA2)、該テンポスイッチ10の
操作状態に変化がなければ、ステップA3,A4の処理
を実行することなく、ステップA5に進む。また、前記
テンポスイッチ10の操作状態に変化があって、これが
UPスイッチ10aの操作による場合には、テンポデー
タTDの値を1ずつ増加させ(ステップA3)、DOW
Nスイッチ10bの操作による場合にはテンポデータT
Dの値を1ずつ減少させる(ステップA4)。よって、
前記イニシャライズ処理により設定されていたテンポデ
ータTDの値“120”は、UPスイッチ10aとDO
WNスイッチ10bの操作により適宜に値に変更され
る。
【0016】次に、前記モードスイッチ8の走査結果に
基づき前記ノーマルモードが設定されているか否かを判
別し(ステップA5)、この判別がYESであってノー
マルモードが設定されている場合には、各フラグST
F,BF,AFをリセットする(ステップA6)。ここ
で、STFはリズムパターンのスタートを示すスタート
フラグ、BFは伴奏モードが設定されていることを示す
伴奏フラグ、AFはフィルインパターンがスタートした
ことを示すフィルインフラグである。
【0017】引き続き、前記鍵盤5の全ての鍵域を一様
に走査した結果に基づき、鍵盤5の状態に変化があるか
否かを判別する(ステップA7)。すなわち、前記ノー
マルモードが設定されている状態においては、鍵盤5は
左鍵域と右鍵域とにスプリットされることなく、鍵盤5
の全ての鍵域が通常のメロディ鍵域となる。よって、鍵
盤5の全鍵域を一様に走査するとともに、この走査結果
に基づき変化がない場合には鍵盤の状態に変化が生ずる
まで、ステップA2〜A7のループを繰り返す。また、
鍵盤5の状態に変化があって、それがオン(押鍵)であ
る場合には、この押鍵に対応する音高データと音色デー
タとを、音源LSI14へ送出する発音処理を実行する
(ステップA8)。これにより、音源LSI14は前記
音高データを音色データとに従って楽音信号を生成し、
該楽音信号はD/Aコンバータ15によりアナログ変換
され、アンプ16に増幅された後、スピーカ17により
再生される。
【0018】また、鍵盤5の状態に変化があってそれが
オフ状態への変化(離鍵)である場合には、音源LSI
14へ消音データを送出することにより、今まで発音処
理を行っていた楽音の消音を行う(ステップA9)。こ
のように、ステップA7の判別結果に応じて、ステップ
A2〜A9のループを繰り返し、これにより鍵盤5の押
鍵及び離鍵に応じて楽音の発音及び消音を行う電子鍵盤
楽器の通常の基本動作が実現される。
【0019】一方、前記モードスイッチ8がフィンガー
ドモードに設定されている場合には、ステップA5の判
別はNOとなって、該ステップA5から図4のステップ
A10に進み、先ず、鍵盤5の右鍵域の状態を判別す
る。すなわち、フィンガードモードに設定されていると
きには、前述のように鍵盤5は伴奏鍵域である左鍵域と
メロディ鍵域である右鍵域とにスプリットされ、CPU
1は右鍵域を最初に走査して、鍵盤の状態に変化がある
か否かを判別する。そして、鍵盤5の右鍵域に変化がな
い場合には、楽音の発音及び消音に関する処理を行わ
ず、鍵盤5の状態に変化があってそれがオン(押鍵)で
ある場合には、前記ステップA8の処理と同様に音高デ
ータと音色データとを音源LSI14に送出して、楽音
の発音処理を行う(ステップA11)。また、オフ(離
鍵)である場合には前記ステップA9の処理と同様に、
音源LSI14へ消音データを送出して消音処理を行う
(ステップA12)。したがって、このステップA10
〜A12の判別処理により、右鍵域の押鍵に応じた音高
からなるメロディ音がスピーカ17から発生する。
【0020】次に、スタート/ストップスイッチ9の走
査結果に基づき、該スタート/ストップスイッチ9がオ
ン操作されたか否を判別し(ステップA13)、この判
別がNOであって、スタート/ストップスイッチ9がオ
ン操作されていない場合には、ステップA18に進む。
また、前記判別がYESであって、スタート/ストップ
スイッチ9がオン操作された場合には、スタートフラグ
STFを反転させる(ステップA14)。つまり、この
時点でスタートフラグSTF=1であってリズムパター
ンがスタートしている状態にあればSTF=0とセット
し、STF=0であってリズムパターンが停止している
状態にあればSTF=1とセットするのである。引き続
き、STFを反転した結果、該STFが“0”となった
か否かを判別し(ステップA15)、この判別がYES
であれば伴奏フラグBFをリセットし(ステップA1
6)、NOであればリズムパターンの初期音高データと
音長データ(RLD)とをROM3から読み出す(ステ
ップA17)。
【0021】次に、鍵盤5における左鍵域の状態を判別
し(ステップA18)、該左鍵域に変化がなかった場合
には同図のステップA44に進み、スタートフラグST
Fがセット状態にあるか否かを判別する。この判別がY
ESであってSTF=0であれば、自動伴奏は停止され
た状態にあることから、直ちにステップA2にリターン
する。また、ステップA44の判別がNOであれば、自
動伴奏が実行されている最中であることから、自動伴奏
の実行に必要な判別処理を行うべく、図6のステップA
32に進む。
【0022】他方、左鍵域に変化があって、その変化が
ON(押鍵)である場合には押鍵フラグONFをセット
した後(ステップA20)、再度スタートフラグSTF
=0であるか否かを判別する(ステップA21)。この
判別がNOであって、既にSTF=1の状態となってい
れば、STFをセットするステップA22の処理を行う
必要はなく、また、前記ステップA17と同一の処理で
あるステップA23の処理を行う必要もないことから、
このステップA22,A23の処理を実行せずに、図5
のステップA24に進む。これに対し、前記判別がNO
であってSTF=0であれば、STFをセットした後
(ステップA22)、さらにステップA17と同様にリ
ズムパターンの初期音高データと音長データ(RLD)
をROM3から読み出す。
【0023】つまり、この実施例においては、伴奏モー
ドを設定した後スタート/ストップスイッチ9をオン操
作した場合のみならず、伴奏モードを設定した後スター
ト/ストップスイッチ9をオン操作することなく、直接
左鍵域を操作してコードを入力した場合(ステップA1
8がONであって、かつ、ステップA21がYESであ
る場合)にも、STFがセットされて(ステップA2
2)リズムパターンがスタート状態となり自動伴奏が開
始されるのである。なお、前記ステップA18の判別に
おいて、左鍵域に変化があり、それが離鍵(OFF)で
ある場合には、該左鍵域が押鍵されていることを示す押
鍵フラグONFを0リセットしてから(ステップA1
9)、図6のステップA32に進む。
【0024】そして、ステップA21またはステップA
23に続く図5のステップA24においては、伴奏フラ
グBFがリセット状態にあるか否かを判別し、この判別
がNOであって既に伴奏フラグBFがセット状態となっ
ていれば、ステップA25,A26の処理を行うことな
く、ステップA27に進む。また、前記判別がYESで
あって、伴奏フラグBFがリセット状態となっていれ
ば、該伴奏フラグBFをセットした後(ステップA2
5)、前記コードパターンの初期音高と、その音長デー
タ(NLD)とを読み出す(ステップA26)。引き続
き、コード変換テーブルを用いて、前記左鍵域の押鍵に
よって入力されたコードがCマイナー、Dメジャー・・
・等のいずれのいずれのコード種であるか識別するコー
ドジャッジを行って(ステップA27)、該コードジャ
ッジの結果から入力されたコードのコードデータを得
る。
【0025】さらに、この今回の押鍵により入力された
コードのコードデータをレジスタC1に格納し(ステッ
プA28)、引き続きレジスタC2に格納されている前
回の押鍵により入力されたコードのコードデータと前記
レジスタC1に格納した今回のコードデータとが等しい
か否かを判別する(ステップA29)。この判別がNO
であって、C2≠C1であれば、今回の押鍵により入力
されたコードは前回の押鍵により入力されたコードとは
異なることから、通常の演奏操作としてコード入力を行
った場合である。したがって、かかる場合には、前記コ
ードデータのコード種と根音を用いて、コードパターン
の音高(SC)を前記ピッチ・チェンジ・テーブルによ
りスケール変換して、音源LSI14へ送出する(ステ
ップA31)。これにより、該音源LSI14は前記ス
ケール変換された音高(SC)に基づき楽音信号を生成
し、該発音信号に応じた楽音がスピーカ17から発音さ
れる。
【0026】他方、このメインルチーンに対しては、図
7に示したタイマーインタラプトルーチンが前記テンポ
データTDの値に応じた時間間隔をもって割り込んでお
り、このタイマーインタラプトルーチンにおいてタイマ
ーレジスタTRの値は、前述したイニシャライズ処理
(ステップA1)にて0リセトされた後、1ずつカウン
トアップされている(ステップB1)。そして、前記ス
テップA19及びステップA31に続く図6のステップ
A32においては、TRからキャリーがでたか否かを判
別し、この判別がNOである間はステップA33〜A4
3の判別処理を実行することなく、ステップA2にリタ
ーンする。また、TRからキャリーがでた場合には、リ
ズムパターンの音長RLDを減算し(ステップA3
3)、引き続きRLDが“0”となったか否かを判別す
る(ステップA34)。この判別が、NOであってRL
D=0となっていなければ、ステップA35の処理を行
うことなくステップA36に進み、この間スピーカ17
からは、この時点において発音されるリズムパターンの
構成音がスピーカから放音されている。また、RLD=
0となることにより、現時点で発音リズムパターンの構
成音の音長時間RLDが経過すると、リズムパターンの
次の音高、音長を読み出して音源LSI14に供給する
(ステップA35)。よって、RLD=0となるごと
に、順次リズムパターンの次の音高、音長データが読み
出され、これによりリズムパターンが自動演奏されて行
く。
【0027】引き続き、ステップA36においてはBF
=1か否かを判別し、この判別がNOであってこの時点
で既に自動伴奏がストップされていれば、ステップA3
7〜A43までを実行することなく、ステップA2にリ
ターンする。また、前記判別がYESであって、自動伴
奏が継続中であれば、コードパターンの音長データND
Lから1減算し(ステップA37)、引き続きNLDが
“0”となったか否かを判別する(ステップA38)。
この判別が、NOであってNLD=0となっていなけれ
ば、ステップA39〜A43までを実行することなくス
テップA2にリターンし、この間スピーカ17からは、
この時点において発音されるコードパターンの構成音が
前記ステップA31にてスケール変換された音高にてス
ピーカから放音されている。
【0028】また、NLD=0となることにより、現時
点でコードパターンの構成音の音長時間が経過すると、
コードパターンの次の音高、音長を読み出し(ステップ
A39)、さらにフィルインフラグAFがセット状態に
あるか否かを判別する(ステップA40)。このフィル
インフラグAFは、後述する図5のステップA45にて
セットされるフラグであって、この時点においては前記
ステップA6の処理によりリセットされたままの状態に
あることから、ステップA40の判別はNOとなる。し
たがって、ステップA41,42を実行することなく、
ステップA39で読み出した次のコードパターンの音高
を、前記ステップA31の処理と同様にスケール変換し
て、音源LSI14に供給する。したがって、演奏者が
左鍵域を押鍵して順次前回と異なるコードを入力する
と、入力されたコードに応じてスケール変換された音高
にて、コードパターン(ノーマルパターン)は順次自動
演奏されて行く。
【0029】そして、前記左鍵域を押鍵して前回と同一
のコードを入力すると、ステップA29(図5)の判別
はYESとなり、フィルインパターンの開始を示すフィ
ルインフラグAFをセットし(ステップA45)、コー
ドパターンとしてフィルインパターンの最初の音高、音
長データNDLを読み出す(ステップA46)。しかる
後に、前述したステップA31以降が実行されることに
より、前述と同様にしてフィルインパターンの音高、音
長データとが順次読み出されるとともに、該音高データ
が入力された同一コードに基づきスケール変換され、こ
のスケール変換された音高からなるフィルインパターン
が自動演奏される。
【0030】よって、フィルインパターンの自動演奏を
開始させるためのスイッチを前記楽器本体7に設けてお
く必要はなく、また、鍵盤5の左鍵域を操作して前回と
同一のコードを入力するのみによりノーマルパターンか
らフィルインパターンに切り換えることが可能となる。
よって、楽器本体7に設けられるスイッチの数を減少さ
せて、コストの削減を図ることができるとともに、楽器
本体7に前記スイッチを配置するためのスペースを設け
る必要もなく、楽器本体7が必要以上に大型化してしま
ったり、外観品質が低下する不利を回避することができ
る。
【0031】さらに、鍵盤5から手指を離すことなく、
コードを入力するために押鍵を行っていた左鍵域にて同
様のコード入力操作を行えばよいことから、右鍵域を押
鍵している場合であっても、瞬時にしてフィルインパタ
ーンへの切り換えが可能となる。よって、右鍵域の押鍵
によって発生するメロディの進行に合わせて伴奏パター
ンを自在に変更すること容易となるとともに、誤って他
のスイッチを操作してしまうようなこともなく、メロデ
ィの進行にに合った適切な伴奏を得ることが可能とな
る。
【0032】このようにして、フィルインパターンの自
動演奏が開始されると、前述したステップA45にて、
フィルインフラグAFがセットされていることから、図
6のステップA40の判別はYESとなる。よって、ス
テップA39で順次読み出された音高、音長データが、
フィルインパターンの最終データであるか否かを判別し
(ステップA41)、この判別がNOであって、未だフ
ィルインパターンの最終データが読み出されていなけれ
ば、該フィルインパターンの自動伴奏を継続する。そし
て、ステップA39にてフィルインパターンの最終デー
タが読み出されることにより、ステップA41の判別が
YESとなると、コードパターンとしてノーマルパター
ンの音高データと音長データ(NLD)とが読み出され
(ステップA42)、引き続きノーマルパターンにて自
動伴奏が継続される。すなわち、フィルインパターンは
所定の小節数のみ演奏され、該フィルインパターンの演
奏が終了した時点で元のノーマルパターンに復帰するの
である。
【0033】なお、この実施例においては、前回と同一
のコードが入力された場合には第1のパターンとしての
ノーマルパターンから第2のパターンとしてのフィルイ
ンパターンに切り換えるようにしたが、第1のパターン
であるノーマルパターンから第2のパターンとしてのエ
ンディグパターンに切り換える構成とすることも可能で
ある。この場合、エンディグパターンの自動伴奏が終了
したときには、自動伴奏全体を終了させることが必要と
なることから、ステップA41の判別がYESとなった
場合に、STFを強制的に0リセットすればよい。
【0034】図8から図11までに連続するフローチャ
ートは、本発明の第2実施例のメインルーチンであっ
て、図示しない電源を投入することによりCPU1は実
行を開始し、先ずイニシャライズ処理(ステップC1)
により、テンポデータTDを記憶するテンポレジスタに
は、その初期値として例えば“120”がセットされ
る。引き続き、テンポスイッチ10の操作状態を判別し
(ステップC2)、該テンポスイッチ10の操作状態に
変化がなければ、ステップC3,C4の処理を実行する
ことなく、ステップC5に進む。また、前記テンポスイ
ッチ10の操作状態に変化があって、これがUPスイッ
チ10aの操作による場合には、テンポデータTDの値
を1ずつ増加させ(ステップC3)、DOWNスイッチ
10bの操作による場合にはテンポデータTDの値を1
ずつ減少させる(ステップC4)。次に、前記モードス
イッチ8の走査結果に基づき前記ノーマルモードが設定
されているか否かを判別し(ステップC5)、この判別
がYESであってノーマルモードが設定されている場合
には、各フラグSTF,BFをリセットする(ステップ
C6)。ここで、STFはリズムパターンのスタートを
示すスタートフラグ、BFは伴奏モードが設定されてい
ることを示す伴奏フラグである。
【0035】さらに、前記鍵盤5の全ての鍵域を一様に
走査した結果に基づき、鍵盤5の状態に変化があるか否
かを判別する(ステップC7)。すなわち、前述のよう
に前記ノーマルモードが設定されている状態において
は、鍵盤5を左鍵域と右鍵域とにスプリットすることな
く、鍵盤5の全ての鍵域が通常のメロディ鍵域となるこ
とから、鍵盤5の全鍵域を一様に走査するとともに、こ
の走査結果に基づき変化がない場合には鍵盤の状態に変
化が生ずるまで、ステップC2〜C7のループを繰り返
す。また、鍵盤5の状態に変化があって、それがオン
(押鍵)である場合には、この押鍵に対応する音高デー
タと音色データとを、音源LSI14へ送出する発音処
理を実行する(ステップC8)。これにより、音源LS
I14は前記音高データを音色データとに従って楽音信
号を生成し、該楽音信号はD/Aコンバータ15により
アナログ変換され、アンプ16に増幅された後、スピー
カ17から放音される。また、鍵盤5の状態に変化があ
ってそれがオフ状態への変化(離鍵)であるある場合に
は、音源LSI14へ消音データを送出することによ
り、今まで発音処理を行っていた楽音の消音を行い(ス
テップC9)、これにより鍵盤5の押鍵及び離鍵に応じ
て楽音の発音及び消音を行う電子鍵盤楽器の通常の基本
動作が実現される。
【0036】一方、前記モードスイッチ8がフィンガー
ドモードに設定されている場合には、ステップC5の判
別はNOとなって、該ステップC5から図9のステップ
C10に進み、先ず、鍵盤5の右鍵域の状態を判別す
る。すなわち、前記フィンガードモードが設定されてい
るときには、前述のように鍵盤5は伴奏鍵域である左鍵
域とメロディ鍵域である右鍵域とにスプリットされ、C
PU1は左鍵域以外の右鍵域を最初に走査して、鍵盤の
状態に変化があるか否かを判別する。そして、鍵盤5の
右鍵域に変化がない場合には、楽音の発音及び消音に関
する処理を行わず、鍵盤5の状態に変化があってそれが
オン(押鍵)である場合には、前記ステップC8の処理
と同様に音高データと音色データとを音源LSI14に
送出して、楽音の発音処理を行う(ステップC11)。
また、オフ(離鍵)である場合には前記ステップC9の
処理と同様に、音源LSI14へ消音データを送出して
消音処理を行う(ステップC12)。したがって、この
ステップC10〜C12の判別処理により、右鍵域の押
鍵に応じた音高からなるメロディ音がスピーカ17から
発生する。
【0037】次に、スタート/ストップスイッチ9の走
査結果に基づき、スタート/ストップスイッチ9がオン
操作されたか否を判別し(ステップC13)、この判別
がNOであって、スタート/ストップスイッチ9がオン
操作されていない場合には、ステップC18に進む。ま
た、前記判別がYESであって、スタート/ストップス
イッチ9がオン操作された場合には、フラグSTFを反
転させる(ステップC14)。つまり、この時点でフラ
グSTF=1であってリズムパターンがスタートしてい
る状態にあればSTF=0とセットし、STF=0であ
ってリズムパターンが停止している状態にあればSTF
=1とセットする。引き続き、STF=0か否かを判別
し(ステップC15)、この判別がYESであれば伴奏
フラグBFをリセットし(ステップC16)、NOであ
ってリズムパターンがスタート状態となれば、該リズム
パターンの初期音高データと音長データ(RLD)とを
ROM3から読み出す(ステップC17)。
【0038】次に、鍵盤5における左鍵域の状態を判別
し(ステップC18)、該左鍵域に変化がなかった場合
には同図のステップC48に進み、スタートフラグST
Fがセット状態にあるか否かを判別する。この判別がY
ESでれば、自動伴奏は停止した状態にあることから、
直ちにステップC2にリターンする。また、ステップC
48の判別がNOであれば、自動伴奏が実行されている
最中であることから、自動伴奏の実行に必要な判別処理
を行うべく、図11のステップC36に進む。
【0039】他方、左鍵域に変化があって、その変化が
ON(押鍵)である場合には押鍵フラグONFをセット
した後(ステップC19)、再度、前記スタートフラグ
STF=0であるか否かを判別する(ステップC2
0)。この判別がNOであって、既にSTF=1の状態
となっていれば、STFをセットするステップC21の
処理を行う必要はなく、また、前記ステップC17と同
一の処理であるステップC22の処理を行う必要もない
ことから、このステップC21,22の処理を実行せず
に、図10のステップC23に進む。これに対し、前記
ステップC20の判別がYESであってSTF=0であ
れば、STFをセットした後(ステップC21)、さら
にステップC17と同様にリズムパターンの初期音高と
その音長(RLD)をROM3から読み出す(ステップ
C22)。
【0040】つまり、この実施例においても、前述した
第1実施例と同様に伴奏モードを設定した後スタート/
ストップスイッチ9をオン操作した場合のみならず、伴
奏モードを設定した後スタート/ストップスイッチ9を
オン操作することなく、直接左鍵域を操作してコードを
入力した場合にも、STFがセットされてリズムパター
ンがスタート状態となるのである。
【0041】そして、ステップC22に続く図10のス
テップC23においては、伴奏フラグBFがリセット状
態にあるか否かを判別し、この判別がNOであって既に
伴奏フラグBFがセット状態となっていれば、ステップ
C24,C25の処理を行うことなく、ステップC26
に進む。また、前記判別がYESであって、伴奏フラグ
BFがリセット状態となっていれば、該伴奏フラグBF
をセットした後(ステップC24)、前記コードパター
ンの初期音高データと音長データ(NLD)とを読み出
す(ステップC25)。引き続き、コード変換テーブル
を用いて、前記左鍵域の押鍵によって入力されたコード
がいずれのコード種であるか識別すコードジャッジを行
って(ステップC26)、該コードジャッジの結果から
前記入力されたコードのコードデータを得る。
【0042】さらに、この今回の押鍵により入力された
コードのコードデータをレジスタC1に格納し(ステッ
プC27)、引き続きレジスタC2に格納されている前
回の押鍵により入力されたコードのコードデータと前記
レジスタC1のコードデータとが等しいか否かを判別す
る(ステップC28)。この判別がNOであって、C2
≠C1であれば、今回の押鍵により入力されたコードは
前回の押鍵により入力されたコードとは異なることか
ら、演奏操作としてコード入力を行った場合である。し
たがって、かかる場合には、レジスタC1に格納された
今回のコードデータをレジスタC2に格納し(ステップ
C29)、さらにフラグAFをリセットする(ステップ
C30)。しかる後に、前記コードデータのコード種と
根音を用いて、コードパターンの音高(SC)を前記ピ
ッチ・チェンジ・テーブルによりスケール変換して、音
源LSI14へ送出する(ステップC32)。これによ
り、該音源LSI14は前記スケール変換された音高
(SC)に基づき楽音信号を生成し、該発音信号に応じ
た楽音がスピーカ17から発音される。
【0043】引き続き、フラグAFがセット状態にある
か否かが判別されるが(ステップC33)、このフラグ
AFはC1=C2であって前回のコードと今回のコード
とが同一である場合にステップC31にてセットされる
ことから、前述のように異なるコードが入力された場合
にはAF=0となっている。したがって、ステップC3
3の判別はNOとなり、入力された前回と今回のコード
が異る場合には、ステップC34,C35の判別処理を
実行することなく、図11のステップC36に進む。
【0044】また、このメインルチーンに対しては、前
述した第1実施例と同様に、図7に示したタイマーイン
タラプトルーチンが前記テンポデータTDの値に応じた
時間間隔をもって割り込んでおり、このタイマーインタ
ラプトルーチンにおいてタイマーレジスタTRの値は、
前述したイニシャライズ処理(ステップC1)にて0リ
セットされた後、1ずつカウントアップされている(ス
テップB1)。そして、図11のステップA36におい
ては、TRからキャリーがでたか否かを判別し、この判
別がNOである間はステップC37からC47の判別処
理を実行することなく、ステップC2にリターンする。
また、TRからキャリーがでた場合には、リズムパター
ンの音長RLDを減算し(ステップC37)、引き続き
RLDが“0”となったか否かを判別する(ステップC
38)。この判別が、NOであってRLD=0となって
いなければ、ステップC39の処理を行うことなくステ
ップC40に進み、この間スピーカ17からは、この時
点において発音されるリズムパターンの構成音がスピー
カから放音され続ける。また、RLD=0となることに
より、現時点で発音リズムパターンの構成音の音長時間
が経過すると、リズムパターンの次の音高、音長を読み
出して音源LSI14に供給し(ステップC39)、こ
れによりリズムパターンを構成する音高及び音高からな
るリズムが自動順次演奏されて行く。
【0045】そして、ステップC39に続くステップC
40においては、BF=1か否かを判別し、この判別が
NOであってこの時点で既に自動伴奏がストップされて
いれば、ステップC41〜C47までを実行することな
く、ステップC2にリターンする。また、前記判別がY
ESであって、自動伴奏が継続中であれば、コードパタ
ーンの音長データNLDから1減算し(ステップC4
1)、引き続きNLDが“0”となったか否かを判別す
る(ステップC42)。この判別が、NOであってNL
D=0となっていなければ、ステップC43〜C47ま
でを実行することなくステップC2にリターンし、この
間スピーカ17からは、この時点において発音されるコ
ードパターンの構成音が前のステップC32にてスケー
ル変換された音高にてスピーカ17から放音されてい
る。
【0046】また、NLD=0となることにより、現時
点でコードパターンの構成音の音長時間が経過すると、
コードパターンの次の音高、音長を読み出し(ステップ
C43)、この読み出したコードパターンの音高を入力
されたコードに基づきスケール変換して音源LSI14
に供給する(ステップC44)。これにより、スピーカ
からはコードパターンの構成音であってスケール変換さ
れた音高からなる楽音が発生する。さらに、フラグAF
がセット状態にあるか否かを判別するが(ステップC4
5)、このフラグAFは、前述したステップC30にて
セットされるフラグであって、前回と異なるコードが入
力された場合には、リセット状態となっている。したが
って、前回と異なるコードを入力した場合には、ステッ
プC45の判別はNOとなり、ステップC46、C47
の判別処理を実行することなくステップC2にリターン
する。よって、演奏者が左鍵域を押鍵して順次前回と異
なるコードを入力すると、コードパターンは演奏者が前
記入力したコードに応じてスケール変換された音高に
て、順次自動演奏されて行く。
【0047】そして、前記左鍵域を押鍵して前回と同一
のコードを入力すると、ステップC28(図10)の判
別はYESとなり、前回と同一のコードが入力されたこ
とを示すフラグAFをセットする(ステップC31)。
したがって、該ステップC31にてフラグAFをセット
すると、ステップC32に続くステップC33の判別は
YESとなる。したがって、引き続き左鍵域が押鍵され
ていることを示すフラグONFがセット状態にあるか否
かを判別し(ステップC34)、この判別がYESであ
って、左鍵域が前回のコードと同一のコードにて押鍵さ
れている状態にある限り、スケール変換された音高(S
C)より付加音(ASC)を作成して、音源LSI14
へ供給する(ステップC35)。これにより、スピーカ
17からはリズムパターンの構成音及び入力されたコー
ドによりスケール変換されたコードパターンの構成音と
ともに、前記付加音が発生する。
【0048】また、この同一のコードを押鍵している状
態を維持すると、ステップC18(図9)の判別は“変
化なし”となることから、該ステップC18からステッ
プC48(同図)に進み、リズムパターンのスタートを
示すSTFがリセット状態にあるか否かを判別する。こ
の状態においては、STFはセット状態にあることか
ら、ステップC48の判別はNOとなって、図11のス
テップC36以降の判別処理が繰り返される。このと
き、左鍵域が押鍵状態にある間は、常にステップC46
の判別がYESとなることから、付加音を作成して音源
LSI14へ供給する処理が実行される(ステップC4
7)。よって、前記左鍵域を前回と同一のコードにて押
鍵している状態を維持している間、スピーカ17からは
付加音が発生され続ける。
【0049】そして、同一のコードを入力している左鍵
域を離鍵すると、図9に示したステップC18の判別が
OFFとなり、フラグONFをリセットした後(ステッ
プC49)、付加音(ASC)の消音処理を実行し(ス
テップC50)、これにより、スピーカ17から放音さ
れていた付加音は消失する。よって、左鍵域を押鍵して
前回と同一のコードを入力する容易な操作より、押鍵を
行っている間においてのみ付加音を発生させることがで
きるのである。
【0050】図12は本発明の第3実施例にかかる楽器
本体7の構成を示す外観図であり、モードスイッチ8は
ノーマルモード“NORMAL”と伴奏モードであるF
INGERD、及びテンポ設定モードである“TEMP
O”のいずれかを選択的に設定し得るスライド式であ
り、また、UPスイッチ10aとDOWNスイッチ10
bとからなるテンポスイッチ10の近傍には、テンポを
設定する際操作される設定スイッチ18が設けられてい
る。
【0051】以上の構成にかかる本実施例において、図
示しない電源を投入することによりCPU1は図13か
ら図17までに示した一連のメインルーチンを実行開始
し、先ずイニシャライズ処理(ステップD1)により、
第1のテンポデータTD1及び第2のテンポデータTD2
の初期値として例えば“120”をセットする。引き続
き、テンポスイッチ10の操作状態を判別し(ステップ
D2)、該テンポスイッチ10の操作状態に変化がなけ
れば、ステップD3,D4の処理を実行することなく、
ステップD5に進む。また、前記テンポスイッチ10の
操作状態に変化があって、これがUPスイッチ10aの
操作による場合には、第1のテンポデータTD1の値を
加算し(ステップD3)、DOWNスイッチ10bの操
作による場合には第1のテンポデータTD1の値を減算
する(ステップD4)。よって、前記イニシャライズ処
理により設定されていた第1のテンポデータTD1“1
20”は、UPスイッチ10aとDOWNスイッチ10
bの操作により適宜に値に変更される。
【0052】次に、前記モードスイッチ8の走査結果に
基づき前記ノーマルモードが設定されているか否かを判
別し(ステップD5)、この判別がYESであってノー
マルモードが設定されている場合には、各フラグST
F,BF,AFをリセットし(ステップD6)、引き続
き、前記鍵盤5の全ての鍵域を一様に走査した結果に基
づき、鍵盤5の状態に変化があるか否かを判別する(ス
テップD7)。すなわち、前記ノーマルモードが設定さ
れている状態においては、鍵盤5を左鍵域と右鍵域とに
スプリットすることなく、鍵盤5の全ての鍵域が通常の
メロディ鍵域となり、よって鍵盤5の全鍵域を一様に走
査するとともに、この走査結果に基づき変化がない場合
には鍵盤の状態に変化が生ずるまで、ステップD2〜D
7のループを繰り返す。また、鍵盤5の状態に変化があ
って、それがオン(押鍵)である場合には、この押鍵に
対応する音高データと音色データとを、音源LSI14
へ送出する発音処理を実行する(ステップD8)。これ
により、音源LSI14は前記音高データを音色データ
とに従って楽音信号を生成し、該楽音信号はD/Aコン
バータ15によりアナログ変換され、アンプ16に増幅
された後、スピーカ17により放音される。
【0053】また、鍵盤5の状態に変化があってそれが
オフ状態への変化(離鍵)であるある場合には、音源L
SI14へ消音データを送出することにより、今まで発
音処理を行っていた楽音の消音を行う(ステップD
9)。このように、ステップD7の判別結果に応じて、
ステップD2〜D9のループが繰り返され、これにより
鍵盤5の押鍵及び離鍵に応じて楽音の発音及び消音を行
う電子鍵盤楽器の通常の基本動作が実現される。
【0054】一方、前記モードスイッチ8がノーマルモ
ード以外の他のモードに設定されている場合には、ステ
ップD5の判別はNOとなって、該ステップD5から図
14のステップD10に進み、モードスイッチ8がテン
ポ設定モード“TEMPO”に設定されているか否かを
判別する。この判別がYESであって、テンポ設定モー
ドが設定されている場合には、引き続き、テンポスイッ
チ10の操作状態を判別し(ステップD11)、該テン
ポスイッチ10の操作状態に変化がなければ、ステップ
D12,D13の処理を実行することなく、ステップD
14に進む。また、前記テンポスイッチ10の操作状態
に変化があって、これがUPスイッチ10aの操作によ
る場合には、第2のテンポデータTD2の値を1ずつ増
加させ(ステップD12)、DOWNスイッチ10bの
操作により場合には第2のテンポデータTD1の値を1
ずつ減少させる(ステップD13)。
【0055】よって、前記イニシャライズ処理により設
定されていた第2のテンポデータTD2の値“120”
は、テンポ設定モードの状態にてUPスイッチ10aと
DOWNスイッチ10bを操作することにより適宜の値
に変更される。そして、さらに前記設定スイッチ18が
オン操作されたか否かを判別し(ステップD14)、こ
の判別がYESとなって設定スイッチ18がオン操作さ
れた時点で、第2のテンポデータTD2をストアする
(ステップD15)。
【0056】他方、図13に示したステップD5の判別
と図14に示したステップD10の判別とが共にNOで
ある場合には、モードスイッチ8はフィンガードモード
に設定されている状態にあり、この場合に図15のステ
ップD16に進み、鍵盤5の右鍵域の状態を判別する。
すなわち、前記フィンガードモードが設定されていると
きには、前述のように鍵盤5は伴奏鍵域である左鍵域と
メロディ鍵域である右鍵域とにスプリットされ、CPU
1は左鍵域以外の右鍵域を最初に走査して、鍵盤の状態
に変化があるか否かを判別する。そして、鍵盤5のメロ
ディ鍵域に変化がない場合には、楽音の発音及び消音に
関する処理を行わず、鍵盤5の状態に変化があってそれ
がオン(押鍵)である場合には、前記ステップD8の処
理と同様に音高データと音色データとを音源LSI14
に送出して、楽音の発音処理を行う(ステップD1
7)。また、オフ(離鍵)である場合には前記ステップ
D9の処理と同様に、音源LSI14へ消音データを送
出して消音処理を行う(ステップD18)。したがっ
て、このステップD16〜D18の判別処理により、右
鍵域の押鍵に応じた音高からなるメロディ音がスピーカ
17から発生する。
【0057】次に、スタート/ストップスイッチ9の走
査結果に基づき、スタート/ストップスイッチ9がオン
操作されたか否を判別し(ステップD19)、この判別
がNOであって、スタート/ストップスイッチ9がオン
操作されていない場合には、ステップD24に進む。ま
た、前記判別がYESであって、スタート/ストップス
イッチ9がオン操作された場合には、フラグSTFを反
転させる(ステップD20)。つまり、この時点でフラ
グSTF=1であってリズムパターンがスタートしてい
る状態にあればSTF=0とセットし、STF=0であ
ってリズムパターンが停止している状態にあればSTF
=1とセットするのである。引き続き、STF=0か否
かを判別し(ステップD21)、この判別がYESであ
れば伴奏フラグBFをリセットし(ステップD22)、
NOであってリズムパターンがスタート状態となれば、
該リズムパターンの初期音高データと音長データ(RL
D)とをROM3から読み出す(ステップD23)。
【0058】次に、鍵盤5における左鍵域の状態を判別
し(ステップD24)、該左鍵域に変化がなかった場合
にはステップD51に進み、スタートフラグSTFがセ
ット状態にあるか否かを判別する。この判別がYESで
れば、自動伴奏は停止された状態にあることから、直ち
にステップD2にリターンする。また、ステップD51
の判別がNOであれば、自動伴奏が実行されている最中
であることから、自動伴奏の実行に必要な判別処理を行
うべく、図17のステップD42に進む。
【0059】他方、左鍵域に変化があって、その変化が
ON(押鍵)である場合には押鍵フラグONFをセット
した後(ステップD26)、再度スタートフラグSTF
=0であるか否かを判別する(ステップD27)。この
判別がNOであって、既にSTF=1の状態となってい
れば、STFをセットするステップD28の処理は不要
であり、また、前記ステップD23と同一の処理である
ステップD29の処理も不要であることから、このステ
ップD28,29の処理を実行せずに、図16のステッ
プD30に進む。これに対し、前記判別がNOであって
STF=0であれば、STFをセットした後(ステップ
D28)、さらにステップD23と同様にリズムパター
ンの初期音高データと音長データ(RLD)をROM3
から読み出す(ステップD29)。
【0060】つまり、この実施例においても、伴奏モー
ドを設定した後スタート/ストップスイッチ9をオン操
作した場合のみならず、伴奏モードを設定した後スター
ト/ストップスイッチ9をオン操作することなく、直接
左鍵域を操作してコードを入力した場合にも、STFが
セットされてリズムパターンがスタート状態となるので
ある。なお、前記ステップD24の判別において、左鍵
域に変化があり、それが離鍵(OFF)である場合に
は、押鍵されている状態を示すフラグONFをリセット
してから(ステップD25)、図17のステップD42
に進む。
【0061】そして、ステップD27またはステップD
29に続く図16のステップD30においては、伴奏フ
ラグBFがリセット状態にあるか否かを判別し、この判
別がNOであって既に伴奏フラグBFがセット状態とな
っていれば、ステップD31,D32の処理を行うこと
なく、ステップD33に進む。また、前記判別がYES
であって、伴奏フラグBFがリセット状態となっていれ
ば、該伴奏フラグBFをセットした後(ステップD3
1)、前記コードパターンの初期音高データと音長デー
タ(NLD)とを読み出す(ステップD32)。引き続
き、コード変換テーブルを用いて、前記左鍵域の押鍵に
よって入力されたコードがいずれのコードであるか識別
するコードジャッジを行って(ステップD33)、該コ
ードジャッジの結果から前記入力されたコードのコード
データを得る。
【0062】さらに、この今回の押鍵により入力された
コードのコードデータをレジスタC1に格納し(ステッ
プD34)、引き続きレジスタC2に格納されている前
回の押鍵により入力されたコードパターンのコードデー
タと前記レジスタC1のコードデータとが等しいか否か
を判別する(ステップD35)。この判別がNOであっ
て、C2≠C1であれば、今回の押鍵により入力された
コードは前回の押鍵により入力されたコードとは異なる
ことを意味し、演奏操作としてのコード入力を行った場
合である。したがって、かかる場合には、前記レジスタ
C1に格納されている今回のコードをレジスタC2に格
納し(ステップD40)、前記入力されたコードの根音
とコード種とに基づきコードパターンの音高(SC)を
前記ピッチ・チェンジ・テーブルを用いてスケール変換
し、音源LSI14へ送出する(ステップD41)。こ
れにより、該音源LSI14は前記スケール変換された
音高(SC)からなる楽音信号を生成し、該発音信号を
再生した楽音がスピーカ17から放音される。
【0063】他方、このメインルチーンに対しては、第
1,第2実施例と同様に図7に示したタイマーインタラ
プトルーチンがテンポレジスタにセットされているテン
ポデータの値に従った一定の時間間隔で割り込んでお
り、該タイマーインタラプトルーチンにおいてタイマー
レジスタTRの値は、前述したイニシャライズ処理(ス
テップD1)にて0リセトされた後、1ずつカウントア
ップされている(ステップB1)。
【0064】そして、図17のステップD42において
は、TRからキャリーがでたか否かを判別し、この判別
がNOである間はステップD43からD50の判別処理
を実行することなく、ステップD2にリターンする。ま
た、TRからキャリーがでた場合には、リズムパターン
の音長RLDを減算し(ステップD43)、引き続きR
LDが“0”となったか否かを判別する(ステップD4
4)。この判別が、NOであってRLD=0となってい
なければ、ステップD45の処理を行うことなくステッ
プD46に進み、この間スピーカ17からは、この時点
において発音されるリズムパターンの構成音が放音され
ている。
【0065】また、RLD=0となることにより、現時
点で発音リズムパターンの構成音の音長時間(RLD)
が経過すると、リズムパターンの次の音高、音長を読み
出して音源LSI14に供給する(ステップD45)。
したがって、ステップD41〜D45の判別処理によ
り、リズムパターンを構成する音高及び音高からなるリ
ズムが自動演奏される。
【0066】そして、ステップD45に続くステップD
46においては、BF=1か否かを判別し、この判別が
NOであってこの時点で既に自動伴奏がストップされて
いれば、ステップD47〜D50までを実行することな
く、ステップD2にリターンする。また、前記判別がY
ESであって、自動伴奏が継続中であれば、コードパタ
ーンの音長データNLDから1減算し(ステップD4
7)、引き続きNLDが“0”となったか否かを判別す
る(ステップD48)。この判別が、NOであってNL
D=0となっていなければ、ステップD49,D50の
処理を実行することなくステップD2にリターンし、こ
の間スピーカ17からは、この時点において発音される
コードパターンの構成音が前のステップD41にてスケ
ール変換された音高にてスピーカから放音され続ける。
【0067】また、NLD=0となることにより、現時
点でコードパターンの構成音の音長時間が経過すると、
コードパターンの次の音高、音長を読み出し(ステップ
D49)、この読み出した次のコードパターンの音高
を、前記ステップD41の処理と同様にスケール変換し
て、音源LSI14に供給する。したがって、予め記憶
されているコードパターンは順次読み出されて発音され
るとともに、このとき演奏者が左鍵域を押鍵して順次前
回と異なるコードを入力すると、前記コードパターンは
入力されたコードに応じてスケール変換された音高に
て、順次発音される。
【0068】そして、前記左鍵域を押鍵して前回と同一
のコードを入力すると、ステップD35(図16)の判
別はYESとなり、フラグAFを反転させる(ステップ
D36)。つまり、現在AF=1であってテンポレジス
タに第2のテンポデータTD2がセットされている状態
にあればAF=0とセットし、現在AF=0であってテ
ンポレジスタに第1のテンポデータTD1がセットされ
ている状態にあればAF=1とセットするのである。引
き続き、AF=0か否かを判別し(ステップD37)、
この判別がYESでればテンポレジスタに第1のテンポ
データTD1をセットする一方(ステップD38)、前
記判別がNOであれば、テンポレジスタに第2のテンポ
データTD2をセットする(ステップD39)。
【0069】したがって、第1テンポデータTD1に従
ったテンポにて自動伴奏が実行されている状態で、前回
と同一のコードを入力すると自動伴奏のテンポが第2の
テンポデータTD2に従ったテンポに変化し、第2のテ
ンポデータTD2にて自動伴奏が実行されている状態に
て前回と同一のコードを入力すると自動伴奏のテンポが
第1のテンポデータTD1に従ったテンポに変化する。
よって、鍵盤5から手指を離すことなく、コードを入力
するために押鍵を行っていた左鍵域にて同様の押鍵を行
えば、瞬時にしてテンポの切り換えが可能となる。その
結果、右鍵域の押鍵によって発生するメロディの進行に
合わせてテンポを変更することが容易となるとともに、
他のスイッチを誤操作してしまうこともなく、確実にテ
ンポの切り換えを行うことが可能となるのである。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、前回と同
一のコードを入力する操作は、自動伴奏の音高を変換さ
せる為の演奏操作としては無意味な操作であって、該自
動伴奏の音高を変換させる為の操作ではあり得ないこと
に着目し、前記同一のコードが入力された場合には、
のタイミングで音高の変換以外の自動伴奏の構成要素を
変更させるようにした。よって、伴奏パターンの変更や
付加音の発生、あるいはテンポの変更等の自動伴奏の構
成要素を変更するためのスイッチを別途設けておく必要
がなく、その結果、自動伴奏装置や鍵盤楽器に設けられ
るスイッチの数を減少させて、コストの削減を図ること
ができる。また、前記スイッチを配置するためのスペー
スを設ける必要もなくなり、自動伴奏装置や鍵盤楽器が
必要以上に大型化してしまったり、外観品質が低下する
不利を回避することも可能となる。
【0071】さらに、演奏中において鍵盤から離れた位
置に設けられているスイッチ上に手指を移動させること
なく、鍵盤上で引き続きコード入力ため押鍵を行
ば、そのタイミングで瞬時にして伴奏パターンの切り換
えやテンポの切り換えが可能となることから、鍵盤
の演奏操作に集中しながら、演奏する楽曲の進行に合わ
せて前記構成要素を任意のタイミングで自在に変更する
ことが容易となるとともに、他のスイッチを誤操作して
しまうこともなく、楽曲の進行合った適切な伴奏の切
り換えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例にかかる電子鍵盤楽器の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1及び第2実施例にかかる電子鍵盤
楽器の外観図である。
【図3】本発明の第1実施例のメインルーチンの一部を
示すフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】本発明の各実施例に共通のタイマーインタラプ
トルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例のメインルーチンの一部を
示すフローチャートである。
【図9】図8に続くフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】図10に続くフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例にかかる電子鍵盤楽器の
外観図である。
【図13】本発明の第3実施例のメインルーチンの一部
を示すフローチャートである。
【図14】図13に続くフローチャートである。
【図15】図14に続くフローチャートである。
【図16】図15に続くフローチャートである。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【符号の説明】 1 CPU 3 ROM 4 RAM 5 鍵盤 8 モードスイッチ 10 テンポスイッチ 14 音源LSI 18 設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードを入力するために操作される演奏
    操作子手段と、該演奏操作子手段が操作されて新たなコードが入力され
    る毎に、その新しいコードの種類を判定するコード判定
    手段と、 一連の音符データからなる伴奏パターンを記憶した伴奏
    パターン記憶手段と、 該伴奏パターン記憶手段に記憶された前記伴奏パターン
    を構成する音符データを順次読み出す読み出し手段と、 該読み出し手段により読み出された音符データの音高を
    前記演奏操作子手段の操作により入力されたコードに基
    づいて変換する変換手段と、 該変換手段により変換された音高からなる音符データに
    基づいて楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、 前記コード判定手段により判定された新たな入力コード
    の種類が、前回入力されたコードの種類と同一であるか
    否かを検出する検出手段と、 該検出手段により同一種類のコードが新たに入力された
    ことが検出されたとき、前記楽音信号発生手段から発生
    する楽音信号の再生によって形成される伴奏の構成要素
    を変更する変更手段と、 を備えたことを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 コードを入力するために操作される演奏
    操作子手段と、 該演奏操作子手段が操作されて新たなコードが入力され
    る毎に、その新しいコードの種類を判定するコード判定
    手段と、 一連の音符データからなる第1の伴奏パターンと第2の
    伴奏パターンとを記憶した伴奏パターン記憶手段と、 該伴奏パターン記憶手段に記憶された前記第1の伴奏パ
    ターンを構成する音符データを順次読み出す読み出し手
    段と、 該読み出し手段により読み出された第1の伴奏パターン
    を構成する音符データの音高を前記演奏操作子手段の操
    作により入力されたコードに基づいて変換する変換手段
    と、 該変換手段により変換された音高からなる音符データに
    基づいて楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、 前記コード判定手段により判定された新たな入力コード
    の種類が、前回入力されたコードの種類と同一であるか
    否かを検出する検出手段と、 該検出手段により同一種類のコードが新たに入力された
    ことが検出されたとき、前記読み出し手段に前記第1の
    伴奏パターンを構成する音符データに代えて前記第2の
    伴奏パターンを構成する音符データを読み出させる読み
    出し変更手段と、 を備えたことを特徴とする 自動伴奏装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の伴奏パターンがフィルインパ
    ターンであることを特徴とする請求項2記載の自動伴奏
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の伴奏パターンがエンディング
    パターンであることを特徴とする請求項記載の自動伴
    奏装置。
  5. 【請求項5】 コードを入力するために操作される演奏
    操作子手段と、 該演奏操作子手段が操作されて新たなコードが入力され
    る毎に、その新しいコードの種類を判定するコード判定
    手段と、 一連の音符データからなる伴奏パターンを記憶した伴奏
    パターン記憶手段と、 該伴奏パターン記憶手段に記憶された前記伴奏パターン
    を構成する音符データを順次読み出す読み出し手段と、 該読み出し手段により読み出された音符データの音高を
    前記演奏操作子手段の操作により入力されたコードに基
    づいて変換する変換手段と、 該変換手段により変換された音高からなる音符データに
    基づいて楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、 前記コード判定手段により判定された新たな入力コード
    の種類が、前回入力されたコードの種類と同一であるか
    否かを検出する検出手段と、 該検出手段により同一種類のコードが新たに入力された
    ことが検出されたとき、前記変更手段からの音符データ
    に基づき異なる音符データを作成して前記楽音信号発生
    手段に供給する付加音作成手段と、 を備えたことを特徴とする 自動伴奏装置。
  6. 【請求項6】 前記付加音作成手段は、前記演奏操作子
    手段が前回と同一の種類のコードを入力する操作状態に
    維持されている間においてのみ、前記音高デ ータを作成
    して前記楽音信号発生手段に供給することを特徴とする
    請求項記載の自動伴奏装置。
  7. 【請求項7】 コードを入力するために操作される演奏
    操作子手段と、該演奏操作子手段が操作されて新たなコードが入力され
    る毎に、その新しいコードの種類を判定するコード判定
    手段と、 一連の音符データからなる伴奏パターンを記憶した伴奏
    パターン記憶手段と、該伴奏パターン記憶手段に記憶さ
    れた前記伴奏パターンを構成する音符データを順次読み
    出す読み出し手段と、 該読み出し手段の読み出しタイミングを決定する読み出
    しタイミング信号を発生する読み出しタイミング信号発
    生手段と、 前記 読み出し手段により読み出された音符データの音高
    を前記演奏操作子手段の操作により入力されたコードに
    基づいて変換する変換手段と、 該変換手段により変換された音高からなる音符データに
    基づいて楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、 前記コード判定手段により判定された新たな入力コード
    の種類が、前回入力されたコードの種類と同一であるか
    否かを検出する検出手段と、 該検出手段により同一種類のコードが新たに入力された
    ことが検出されたとき、前記タイミング信号発生手段か
    ら発生する前記タイミング信号の発生周期を変更する発
    生周期変更手段と、 を備えたことを特徴とする自動伴奏装置。
  8. 【請求項8】 前記発生周期変更手段は、予め設定され
    たタイミング信号の発生周期の値を記憶するテンポ記憶
    手段を有し、前記検出手段により同一のコードが入力さ
    れたことが検出されたとき、前記タイミング信号発生手
    段からのタイミング信号の発生周期を前記テンポ記憶手
    段に記憶された値に設定することを特徴とする請求項7
    記載の自動伴奏装置。
  9. 【請求項9】 前記演奏操作子手段は、鍵盤であること
    を特徴とする請求項1、2、5及び7の何れかに記載の
    自動伴奏装置。
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