JPH10187156A - タッピングハーモニクス奏法が可能な電子弦楽器 - Google Patents

タッピングハーモニクス奏法が可能な電子弦楽器

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JPH10187156A
JPH10187156A JP8340996A JP34099696A JPH10187156A JP H10187156 A JPH10187156 A JP H10187156A JP 8340996 A JP8340996 A JP 8340996A JP 34099696 A JP34099696 A JP 34099696A JP H10187156 A JPH10187156 A JP H10187156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ギター等の電子弦楽器においても違和感
のないタッピングハーモニクス奏法を実現することにあ
る。 【解決手段】 ユーザは、指板部102の任意の音高ス
イッチ109による音高指定状態において、胴部101
の弦105を弾弦して楽音を発音させているときに、特
定の音高スイッチ109をタッピングすることにより、
その音高スイッチ109の押弦位置が、それに先だって
押弦されている音高スイッチ109の押弦位置又は開放
弦位置に対して所定の音高差を有する押弦位置である場
合に、ハーモニクス音を発音させることができる。これ
により、弦の振動が、楽音の音高を制御するためには使
用されていなくても、タッピングハーモニクス奏法を実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ギター等の電
子弦楽器においてタッピングハーモニクス奏法と呼ばれ
る特殊奏法を実現するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指板上に音高を指定するためのス
イッチ(フレットスイッチ)等を有すると共に、胴側に
発音タイミングをコントロールするための弦等を有する
電子ギターが知られている。
【0003】このような構成を有する電子ギターにおい
ては、一般的なギターにおける奏法と同様の指板操作及
び弾弦操作によって、違和感なく演奏操作を行い、電子
音を楽しむことができる。
【0004】また、電子ギターが内蔵する電子回路に
は、ファズや、ワウ、トレモロ、ディレイ、リバーブ、
サスティーンといった音響効果機能を備えるものもあ
り、ユーザは、特定のスイッチを操作することにより、
演奏に基づいて発音される楽音にこれらの効果を付加す
ることができる。これらの音響効果は、従来のエレクト
リックギター等においても、その出力端子にそれらの音
響効果を付加させるためのエフェクタ装置を接続して付
加するのが通常であり、そのような音響効果の付加方式
は、電子ギター等においても変わりはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ギター奏法自
身にも、発音される楽音に音響効果を付加することので
きる特殊奏法がある。その中の代表的なものとして、タ
ッピングハーモニクス奏法と呼ばれる特殊奏法が知られ
ている。
【0006】この特殊奏法では、アコースティックギタ
ー、エレクトリックギターを問わずに、指板上の任意の
フレットを押弦した状態又は開放弦の状態において弾弦
し楽音が発音されているときに、その振動中の弦を特定
のフレット(通常、押弦しているフレットよりも音高の
高いフレット)上で指等によってタッピングする(軽く
叩く)ことにより、その発音中の楽音の音高に対して特
定の倍音を有する楽音を発音させることができる。
【0007】しかし、このような特殊奏法は、弦が共鳴
板側から指板上にかけて張られている伝統的なギターに
おいて、弦の振動の性質を利用することによって初めて
その効果を発揮する奏法であり、前述したように、指板
上に音高指定用のスイッチを有し胴側に発音タイミング
生成用にのみ使用される弦を有し、弦の振動が直接には
楽音の音高を制御しないような電子ギターでは、その構
造上、タッピングハーモニクス奏法を実現することは困
難であった。
【0008】本発明の課題は、電子ギターにおいても違
和感のないタッピングハーモニクス奏法を実現すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、指板部に音高
を指定するための音高指定操作子(音高スイッチ10
9)を有すると共に、胴部に発音タイミングをコントロ
ールするためのタイミング指定操作子(弦105)を有
する電子弦楽器を前提とする。
【0010】本発明の第1の態様は、以下の構成を有す
る。まず、音高指定操作子がタッピングされたか否かを
判定するタッピング判定手段(図2のCPU201が実
行する図3のステップA6→A7→A8→A9→A10
→A6のループ処理)を有する。
【0011】次に、そのタッピングが検出された音高指
定操作子が指定する音高を判定する音高判定手段を有す
る。この音高判定手段は、例えば、タッピング判定手段
によってタッピングが検出された音高指定操作子が指定
する音高の、そのタッピングに先立って音高指定操作子
により指定されている音高に対する音高差を判定する
(図2のCPU201が実行する図4のステップB3→
B8→B9→B3のループ処理)。
【0012】そして、音高判定手段の判定結果に基づい
て、所定のハーモニクス音を発音するハーモニクス音発
音手段を有する。このハーモニクス音発音手段は、例え
ば、音高差が所定の音高差に一致するか否かを判定する
ことにより、その音高差に対応する所定のハーモニクス
音を発音する(図2のCPU201が実行する図4のス
テップB4〜B7の処理)。
【0013】上述の本発明の第1の態様の構成によれ
ば、ユーザは、指板部上の任意の音高指定操作子による
音高指定状態において、タイミング指定操作子を操作し
て楽音を発音させているときに、特定の音高指定操作子
をタッピングすることにより、その発音中の楽音の音高
に対して特定の倍音を有するハーモニクス音を発音させ
ることができる。これにより、弦の振動が、楽音の音高
を制御するためには使用されていなくても、タッピング
ハーモニクス奏法を実現できる。
【0014】本発明の第2の態様は、以下の構成を有す
る。まず、タッピングによって所定の音高を指定するた
めのタッピング検出用音高指定操作子(図7のスイッチ
ペア702/703)を有する。
【0015】次に、タッピング検出用音高指定操作子が
タッピングされたか否かを判定するタッピング判定手段
(図2のCPU201が実行する図8のC6→C7→C
8→C9→C10→C6のループ処理)を有する。
【0016】また、タッピングが検出されたタッピング
検出用音高指定操作子が指定する音高を判定する音高判
定手段(図2のCPU201が実行する図9のD2→D
7→D8→D2のループ処理)を有する。この音高判定
手段は、例えば、タッピング判定手段によってタッピン
グが検出されたタッピング検出用音高指定操作子が指定
する音高の、そのタッピングに先立って音高指定操作子
により指定されている音高に対する音高差を判定する。
【0017】そして、音高判定手段の判定結果に基づい
て、所定のハーモニクス音を発音するハーモニクス音発
音手段を有する。このハーモニクス音発音手段は、例え
ば、音高差が所定の音高差に一致するか否かを判定する
ことにより、その音高差に対応する所定のハーモニクス
音を発音する(図2のCPU201が実行するD3〜D
6の処理)。
【0018】上述の本発明の第2の態様の構成によれ
ば、アコースティックギターやエレクトリックギターに
おけるタッピングハーモニクス奏法と同様に、ユーザ
は、フレット部を模擬したタッピング検出用音高指定操
作子をタッピングしたときのみ、ハーモニクス音を発音
させることができ、より自然な演奏操作を行うことがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。第1及び第2の実施の形態に共通の基本構成 図1は、本発明の第1及び第2の実施の形態に共通の電
子ギターの概観図である。
【0020】図1において、胴部101に、ネックと一
体の指板部102が取り付けられ、指板部102の胴部
101側の端部103と胴部101上に設けられたテー
ルピース104との間に複数の弦105が張られてい
る。
【0021】胴部101の内部には、スピーカ106が
設けられている。また胴部101には、各種制御用スイ
ッチパネル107が設けられている。更に指板部102
上には複数のフレット108が形成され、各フレット1
08間には、各弦105に対応して、音高スイッチ10
9が設けられている。
【0022】図2は、図1の胴部101の内部に設けら
れる、第1及び第2の実施の形態に共通の電子回路のシ
ステム構成図である。CPU201は、ROM205に
記憶された制御プログラム及び各種データに基づいて、
RAM206をワークエリアとして使用しながら、電子
ギター全体の動作を制御する。
【0023】現在、図1のどの弦105に対応するどの
フレット108間の音高スイッチ109が押さえられて
いるか等の情報は、CPU201からの要求に従い、図
1の指板部102上の音高スイッチ109に接続してい
る指板システム202が検出し、CPU201に通知す
る。
【0024】発音のタイミングやベロシティ等は、図1
の何れかの弦105の弾弦を検出するための、ピックア
ップを含む弦システム203が検出し、CPU201に
通知する。
【0025】ユーザは、図1のスイッチパネル107上
に設けられているその他制御スイッチ類204によって
音色の変更等を行い、各スイッチ操作状態は、CPU2
01に通知される。
【0026】音源システム107は、CPU201から
の指示に従って、PCM音源方式等の楽音発生方式に基
づいてデジタル楽音信号を発生し出力する。サウンドシ
ステム208は、音源システム107から出力されるデ
ジタル楽音信号を内部のD/A変換器によってアナログ
楽音信号に変換し、それを内部のアンプによって増幅し
た後、図1のスピーカ106から放音させる。第1の実施の形態の制御動作 上述した図1及び図2の基本構成に基づく第1の実施の
形態の制御動作について説明する。
【0027】第1の実施の形態においては、ユーザは、
指板部102上の任意のフレット108間の音高スイッ
チ109を押弦した状態又はどの音高スイッチ109も
押弦していない状態において弦105を弾弦し楽音が発
音されているときに、特定のフレット108間の音高ス
イッチ109をタッピングすることにより、その発音中
の楽音の音高に対して特定の倍音を有する楽音を発音さ
せることができることが、本発明に関連する特徴であ
る。即ち、本実施の形態では、弦の振動が、発音タイミ
ングとベロシティを生成するためのみに使用され、楽音
の音高を制御するためには使用されていなくても、タッ
ピングハーモニクス奏法を実現することができる。
【0028】図3は、第1の実施の形態において図2に
示されるCPU201が実行する制御動作を示す動作フ
ローチャートである。この動作フローチャートは、CP
U201がROM205に記憶された制御プログラムを
実行する動作として実現される。
【0029】まず、指板システム202が走査され、押
弦の有無が検出される(ステップA1)。ここで、第1
の実施の形態における押弦とは、図1に示される指板部
102上の何れかの音高スイッチ109をオンする操作
をいう。
【0030】次に、ステップA1での指板システム20
2の走査の結果、押弦が発生したか否かが判定される
(ステップA2)。押弦が発生しておらず、ステップA
2の判定がNO(N)ならば、弦システム203が走査
され、弾弦の有無が検出される(ステップA12)。こ
こで、第1の実施の形態における弾弦とは、図1に示さ
れる胴部101に張られている何れかの弦105を弾く
操作をいう。
【0031】次に、ステップA12での弦システム20
3の走査の結果、弾弦が発生したか否かが判定される
(ステップA13)。弾弦が発生しておらず、ステップ
A13の判定がNOならば、ステップA1の指板システ
ム202の走査の処理に戻る。
【0032】押弦が発生していない状態において弾弦が
発生し、ステップA13の判定がYES(Y)となる
と、発音処理が実行される(ステップA14)。この発
音処理では、CPU201は、弦システム203から検
出された弾弦された弦105と指板システム202から
押弦が検出されている場合にはその押弦(オン)されて
いる音高スイッチ109とに対応する音高の楽音の発音
開始指示を生成し、それを音源システム107に出力す
る。この結果、音源システム107からサウンドシステ
ム208を介して、弾弦された弦105に対応する開放
弦の音高の楽音が出力される。
【0033】なお、上述の場合には、ユーザが、音高ス
イッチ109をオフしている開放弦状態、即ち指板部1
02上の音高スイッチ109を押していない状態で弦1
05を弾弦する場合と、ユーザによる音高スイッチ10
9のオン操作が前回のステップA1での指板システム2
02の走査により検出されてステップA2の判定がYE
Sとなった後、更にステップA8又はA15の処理の後
のタイミングで弦105が弾弦される場合とがある。従
って、ステップA14の発音処理においては、弦システ
ム203から検出された弾弦された弦105のみでな
く、指板システム202で検出されている押弦(オン)
されている音高スイッチ109も、音高の決定に使用さ
れる。
【0034】ステップA14の発音処理の後は、ステッ
プA14からステップA1の指板システム202の走査
の処理に戻る。ステップA1→A2→A12→A13
(→A14)→A1のループ処理において、押弦が発生
し、ステップA2の判定がYESとなると、前回の押弦
位置、即ち前回オンされていた指板部102上の音高ス
イッチ109の番号又は開放弦状態で発音処理されたと
きには開放弦を示す番号(例えば0)がRAM206に
記憶されている変数aに格納され、今回の押弦位置、即
ち今回オンされた指板部102上の音高スイッチ109
の番号がRAM206に記憶されている変数bに格納さ
れる(ステップA3)。
【0035】続いて、押弦時間を検出するためのカウン
タc(CPU201内のレジスタ)がリセットされた後
(ステップA4)、カウンタcがスタートされる。この
カウンタcの値は、CPU201内部の一定時間毎のタ
イマ割込み処理によってインクリメントされる。
【0036】次に、再び弦システム203が走査され、
弾弦の有無が検出され(ステップA6)、ステップA6
での弦システム203の走査の結果、弾弦が発生したか
否かが判定される(ステップA7)。
【0037】ステップA2での押弦の検出後に、弾弦が
発生し、ステップA7の判定がYESとなると、その弾
弦は押弦とほぼ同時の通常の弾弦操作と判定され、発音
処理が実行される(ステップA15)。この発音処理で
は、CPU201は、弦システム203から検出された
弾弦された弦105と指板システム202から検出され
た押弦(オン)された音高スイッチ109とに対応する
音高の楽音の発音開始指示を生成し、それを音源システ
ム107に出力する。この結果、音源システム107か
らサウンドシステム208を介して、弾弦された弦10
5と押弦された音高スイッチ109に対応する音高の楽
音が出力される。
【0038】その後、ステップA15からステップA1
の指板システム202の走査の処理に戻る。ステップA
6での弾弦の有無の検出の結果、弾弦が発生しておら
ず、ステップA7の判定がNOならば、カウンタcの値
が予めシステム又はユーザにより設定された閾値tを超
えたか否かが判定される(ステップA8)。即ち、ここ
では、ユーザが1つの音高スイッチ109に対して押弦
操作を行った後、短い一定時間が経過したか否かが判定
される。
【0039】ステップA8の判定がNOならば、更に指
板システム202が走査され(ステップA9)、押弦
(オン)された音高スイッチ109が上記短い一定時間
が経過する前にオフされたか否か、即ち音高スイッチ1
09をタッピングするタッピングハーモニクス奏法が行
われたか否かが判定される(ステップA10)。
【0040】ステップA10の判定がNOならば、ステ
ップA6の弾弦検出処理に戻る。ユーザが1つの音高ス
イッチ109に対して押弦操作を行った後、上述したス
テップA6→A7→A8→A9→A10→A6のループ
処理において、短い一定時間が経過し、ステップA8の
判定がYESとなると、タッピングハーモニクス奏法は
行われなかったと判定され、ステップA1の指板システ
ム202の走査の処理に戻る。
【0041】ユーザが1つの音高スイッチ109に対し
て押弦操作を行った後、上述したステップA6→A7→
A8→A9→A10→A6のループ処理において、短い
一定時間が経過する前に、その音高スイッチ109をオ
フし、ステップA10の判定がYESとなると、その音
高スイッチ109についてタッピングが行われたと判定
され、タッピングハーモニクス奏法を実現するための特
殊処理が実行される(ステップA11)。
【0042】図4は、図3のステップA11の特殊奏法
処理を示す動作フローチャートである。まず、図3のス
テップA3においてそれぞれ値が格納されたRAM20
6に記憶されている変数bの変数aに対する押弦位置の
差(半音を単位とする音高差)が、RAM206に記憶
される変数dに格納される(ステップB1)。
【0043】次に、RAM206に記憶される変数iの
値が、0に初期化された後(ステップB2)、ステップ
B8で+1ずつインクリメントされながら、ステップB
9で最大数numを超えたと判定されるまで、ステップ
B3で、上記変数dの値が、ROM205に記憶されて
いる図5に示されるデータ構成を有するフレット指定テ
ーブルの各要素値fret[i]の値と等しいか否かが
判定される。
【0044】タッピングハーモニクス奏法においては、
弾弦していた弦を押弦しているフレット位置(又は開放
弦位置)に対して、一定の音高差にあるフレット上でそ
の弦をタッピングした場合に、先の弾弦によって発音中
の楽音のハーモニクス音が発音される。図5に示される
フレット指定テーブルの各要素値fret[i](0≦
i≦num(図5の場合にはnum=5))は、ハーモ
ニクス音が発音されるときの上記音高差(半音数)を示
している。
【0045】従って、ステップB3では、今回タッピン
グされた押弦位置(音高スイッチ109の番号)の、前
回の押弦位置(音高スイッチ109の番号)に対する音
高差を示す変数dの値が、タッピングハーモニクス奏法
としてハーモニクス音を発音すべき音高差であるか否か
が、フレット指定テーブルが参照されることにより、判
定されることになる。
【0046】変数dの値が、図5に示されるフレット指
定テーブルのいずれの要素値とも一致せず、ステップB
9の判定がYESとなった場合には、通常は、そのタッ
ピングによって発音中の楽音がミュートされる。そこ
で、その場合には、CPU201は、音源システム10
7に対して、タッピングが行われた弦105に対応して
現在発音中の楽音をミュートさせるための指示を出力す
る(ステップB10)。この結果、タッピングが行われ
た弦105に対応して現在発音中の楽音をミュートされ
る。
【0047】一方、ステップB3→B8→B9→B3の
ループ処理において、ステップB3の判定がYESとな
ると、ステップB4以下のタッピングハーモニクス奏法
のための制御処理が実行される。
【0048】ここで、タッピングハーモニクス奏法にお
いて発音されるハーモニクス音の音高は、図5に示され
るフレット指定テーブルの各要素値fret[i]によ
って示される音高差のそれぞれに毎に、ROM205に
記憶されている図6に示されるデータ構成を有する音高
指定テーブルの各要素値note[i]の分だけ、先の
弾弦による楽音の音高よりも高い音高となることが知ら
れている。
【0049】そこでまず、ステップB3の判定がYES
となったときのフレット指定テーブルの要素値fret
[i]に対応する図6に示される音高指定テーブルの要
素値note[i]が、前回の押弦位置(音高スイッチ
109の番号)に対応する音高を示す変数aの内容に加
算され、その加算結果がタッピングハーモニクス奏法に
よって発音されるべきハーモニクス音の音高として、R
AM206に記憶される変数nに格納される(ステップ
B4)。
【0050】続いて、CPU201は、音源システム1
07に対して、予めシステム又はユーザによって指定さ
れたハーモニクス音に対応する音色への変更指示を出力
した後(ステップB5)、上記変数nによって示される
音高の楽音の発音開始指示を生成し、それを音源システ
ム107に出力する(ステップB6)。この結果、音源
システム107からサウンドシステム208を介して、
先の弾弦によって発音中の楽音のハーモニクス音が出力
され、タッピングハーモニクス奏法が実現される。
【0051】その後、システムは、音源システム107
に対して、元の楽音の音色へ戻す変更指示を出力して
(ステップB7)、図3のステップA11の特殊奏法処
理を終了する。
【0052】図3において、ステップA11の特殊奏法
処理の後は、ステップA1の指板システム202の走査
の処理に戻る。第2の実施の形態の制御動作 続いて、前述した図1及び図2の基本構成に基づく第2
の実施の形態の制御動作について説明する。
【0053】第2の実施の形態では、図7に示されるよ
うに、図1のフレット108間の音高スイッチ109を
構成するスイッチペア701/704のほかに、図1の
フレット108部に形成されるスイッチペア702/7
03を有し、ユーザは、指板部102上の任意のフレッ
ト108間の音高スイッチ109を押弦した状態又はど
の音高スイッチ109も押弦していない状態において弦
105を弾弦し楽音が発音されているときに、特定の音
高スイッチ109のスイッチペア701/704ではな
くフレット108部のスイッチペア702/703をタ
ッピングしたときのみ、ハーモニクス音が発音されるこ
とが特徴である。なお、図7において、上側が指板部1
02の表面、下側がネック部本体である。
【0054】アコースティックギターやエレクトリック
ギターにおけるタッピングハーモニクス奏法において
も、指板部上の任意のフレット間で押弦した状態又は開
放弦状態において楽音が発音されているときに、特定の
フレット間ではなくちょうどフレット上で弦をタッピン
グしたときのみ、ハーモニクス音が発音されるため、第
2の実施の形態は、伝統的なタッピングハーモニクス奏
法に良く即しており、より自然な演奏操作を行うことが
可能となる。
【0055】図8は、第2の実施の形態において図2に
示されるCPU201が実行する制御動作を示す動作フ
ローチャートである。この動作フローチャートは、CP
U201がROM205に記憶された制御プログラムを
実行する動作として実現される。
【0056】まず、ステップC1→C2→C12→C1
3(→C14)→C1のループ処理は、第1の実施の形
態における図3のステップA1→A2→A12→A13
(→A14)→A1のループ処理と同じである。
【0057】なお、ステップC1の指板システム202
の走査処理において検出されるべき第2の実施の形態に
おける押弦とは、図1に示される指板部102上の何れ
かの音高スイッチ109のスイッチペア701/704
又はフレット108上のスイッチペア702/703の
何れかをオンする操作をいう。
【0058】ステップC1→C2→C12→C13(→
C14)→C1のループ処理において、押弦が発生し、
ステップC2の判定がYESとなると、その押弦がフレ
ット108のスイッチペア702/703のオンによる
ものなのか否かが判定される(ステップC3)。
【0059】押弦がフレット108のスイッチペア70
2/703のオンによるものではなく音高スイッチ10
9のスイッチペア701/704によるものであって、
ステップC3の判定がNOならば、タッピングハーモニ
クス奏法のための制御処理には進まずに、ステップC1
→C2→C12→C13(→C14)→C1のループ処
理に戻る。
【0060】押弦がフレット108のスイッチペア70
2/703のオンによるものであって、ステップC3の
判定がYESならば、ステップC4以下のタッピングハ
ーモニクス奏法のための制御処理に進む。
【0061】まず、押弦時間を検出するためのカウンタ
c(CPU201内のレジスタ)がリセットされた後
(ステップC4)、カウンタcがスタートされる。この
カウンタcの値は、CPU201内部の一定時間毎のタ
イマ割込み処理によってインクリメントされる。
【0062】続いて、ステップC6→C7→C8→C9
→C10→C6のループ処理は、第1の実施の形態にお
ける図3のステップA6→A7→A8→A9→A10→
A6のループ処理と同じである。
【0063】このループ処理において、ステップC2で
の押弦の検出後に、弾弦が発生し、ステップC7の判定
がYESとなると、その弾弦はフレット108のスイッ
チペア702/703がオンされたのとほぼ同時の通常
の弾弦操作と判定される。
【0064】伝統的なギターにおいてこのような操作が
行われると、通常はこもったような発音になるため、本
実施の形態でも、まず、楽音のエンベロープの変更指示
がCPU201から音源システム107に出力された後
に(ステップC15)、発音処理が実行される(ステッ
プC16)。この発音処理では、CPU201は、弦シ
ステム203から検出された弾弦された弦105と指板
システム202から検出された押弦(オン)されたフレ
ット108のスイッチペア702/703とに対応する
音高の楽音の発音開始指示を生成し、それを音源システ
ム107に出力する。この結果、音源システム107か
らサウンドシステム208を介して、弾弦された弦10
5と押弦されたフレット108のスイッチペア702/
703に対応する音高の楽音が出力される。
【0065】その後、ステップC16からステップC1
の指板システム202の走査の処理に戻る。ユーザがフ
レット108のスイッチペア702/703に対し押弦
操作を行った後、ステップC6→C7→C8→C9→C
10→C6のループ処理において、短い一定時間が経過
し、ステップC8の判定がYESとなると、タッピング
ハーモニクス奏法は行われなかったと判定され、ステッ
プC1の指板システム202の走査の処理に戻る。
【0066】ユーザがフレット108のスイッチペア7
02/703に対し押弦操作を行った後、ステップC6
→C7→C8→C9→C10→C6のループ処理におい
て、短い一定時間が経過する前に、そのスイッチペア7
02/703をオフし、ステップC10の判定がYES
となると、そのフレット108のスイッチペア702/
703についてタッピングが行われたと判定され、タッ
ピングハーモニクス奏法を実現するための特殊処理が実
行される(ステップC11)。
【0067】図9は、図8のステップC11の特殊奏法
処理を示す動作フローチャートである。まず、RAM2
06に記憶される変数iの値が、0に初期化された後
(ステップD1)、ステップD7で+1ずつインクリメ
ントされながら、ステップD8で最大数numを超えた
と判定されるまで、ステップD2で、図8のステップC
1によって検出されたフレット108のスイッチペア7
02/703の押弦位置を格納しているRAM206に
記憶されている変数fの値が、ROM205に記憶され
ている図5に示されるデータ構成を有するフレット指定
テーブルの各要素値fret[i]の値と等しいか否か
が判定される。
【0068】この第2の実施の形態では、開放弦状態で
のタッピングハーモニクス奏法をシミュレートできるこ
とになる。変数fの値が、図5に示されるフレット指定
テーブルのいずれの要素値とも一致せず、ステップD8
の判定がYESとなった場合には、通常は、そのタッピ
ングによって発音中の楽音がミュートされる。そこで、
その場合には、CPU201は、音源システム107に
対して、タッピングが行われた弦105に対応して現在
発音中の楽音をミュートさせるための指示を出力する
(ステップD9)。この結果、タッピングが行われた弦
105に対応して現在発音中の楽音をミュートされる。
【0069】一方、ステップD2→D7→D8→D2の
ループ処理において、ステップD2の判定がYESとな
ると、ステップD3以下のタッピングハーモニクス奏法
のための制御処理が実行される。
【0070】まず、ステップD2の判定がYESとなっ
たときのフレット指定テーブルの要素値fret[i]
に対応する図6に示される音高指定テーブルの要素値n
ote[i]が、変数fの内容に加算され、その加算結
果がタッピングハーモニクス奏法によって発音されるべ
きハーモニクス音の音高として、RAM206に記憶さ
れる変数nに格納される(ステップD3)。
【0071】続いて、CPU201は、音源システム1
07に対して、予めシステム又はユーザによって指定さ
れたハーモニクス音に対応する音色への変更指示を出力
した後(ステップD4)、上記変数nによって示される
音高の楽音の発音開始指示を生成し、それを音源システ
ム107に出力する(ステップD5)。この結果、音源
システム107からサウンドシステム208を介して、
ハーモニクス音が出力され、タッピングハーモニクス奏
法が実現される。
【0072】その後、システムは、音源システム107
に対して、元の楽音の音色へ戻す変更指示を出力して
(ステップD6)、図8のステップC11の特殊奏法処
理を終了する。
【0073】図8において、ステップC11の特殊奏法
処理の後は、ステップC1の指板システム202の走査
の処理に戻る。上述の第2の実施の形態では、開放弦状
態でフレット108のスイッチペア702/703がタ
ッピングされる場合のタッピングハーモニクス奏法をシ
ミュレートしているが、第1の実施の形態の場合と同様
に、前回の音高スイッチ109のスイッチペア701/
704の押弦位置と今回のフレット108のスイッチペ
ア702/703のタッピング位置との関係に基づい
て、ハーモニクス音が発音されるように構成されてもよ
い。
【0074】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、ユーザ
は、指板部上の任意の音高指定操作子による音高指定状
態において、タイミング指定操作子を操作して楽音を発
音させているときに、特定の音高指定操作子をタッピン
グすることにより、その発音中の楽音の音高に対して特
定の倍音を有するハーモニクス音を発音させることがで
きる。これにより、弦の振動が、楽音の音高を制御する
ためには使用されていなくても、タッピングハーモニク
ス奏法を実現することが可能となる。
【0075】本発明の第2の態様によれば、アコーステ
ィックギターやエレクトリックギターにおけるタッピン
グハーモニクス奏法と同様に、ユーザは、フレット部を
模擬したタッピング検出用音高指定操作子をタッピング
したときのみ、ハーモニクス音を発音させることがで
き、より自然な演奏操作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概観図である。
【図2】本発明の実施の形態のシステム構成図である。
【図3】第1の実施の形態の全体動作フローチャートで
ある。
【図4】第1の実施の形態における特殊奏法処理の動作
フローチャートである。
【図5】フレット指定テーブルのデータ構成図である。
【図6】音高指定テーブルのデータ構成図である。
【図7】第2の実施の形態における指板部の概略図であ
る。
【図8】第2の実施の形態の全体動作フローチャートで
ある。
【図9】第2の実施の形態における特殊奏法処理の動作
フローチャートである。
【符号の説明】
101 胴部 102 指板部 103 端部 104 テールピース 105 弦 106 スピーカ 107 スイッチパネル 108 フレット 201 CPU 202 指板システム 203 弦システム 204 その他制御スイッチ類 205 ROM 206 RAM 207 音源システム 208 サウンドシステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指板部に音高を指定するための音高指定
    操作子を有すると共に、胴部に発音タイミングをコント
    ロールするためのタイミング指定操作子を有する電子弦
    楽器において、 前記音高指定操作子がタッピングされたか否かを判定す
    るタッピング判定手段と、 該タッピングが検出された音高指定操作子が指定する音
    高を判定する音高判定手段と、 該音高判定手段の判定結果に基づいて、所定のハーモニ
    クス音を発音するハーモニクス音発音手段と、 を含むことを特徴とする電子弦楽器。
  2. 【請求項2】 前記音高判定手段は、前記タッピング判
    定手段によってタッピングが検出された音高指定操作子
    が指定する音高の、該タッピングに先立って前記音高指
    定操作子により指定されている音高に対する音高差を判
    定し、 前記ハーモニクス音発音手段は、該音高差が所定の音高
    差に一致するか否かを判定することにより、該音高差に
    対応する所定のハーモニクス音を発音する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子弦楽器。
  3. 【請求項3】 指板部に音高を指定するための音高指定
    操作子を有すると共に、胴部に発音タイミングをコント
    ロールするためのタイミング指定操作子を有する電子弦
    楽器において、 タッピングによって所定の音高を指定するためのタッピ
    ング検出用音高指定操作子と、 前記タッピング検出用音高指定操作子がタッピングされ
    たか否かを判定するタッピング判定手段と、 該タッピングが検出されたタッピング検出用音高指定操
    作子が指定する音高を判定する音高判定手段と、 該音高判定手段の判定結果に基づいて、所定のハーモニ
    クス音を発音するハーモニクス音発音手段と、 を含むことを特徴とする電子弦楽器。
  4. 【請求項4】 前記音高判定手段は、前記タッピング判
    定手段によってタッピングが検出されたタッピング検出
    用音高指定操作子が指定する音高の、該タッピングに先
    立って前記音高指定操作子により指定されている音高に
    対する音高差を判定し、 前記ハーモニクス音発音手段は、該音高差が所定の音高
    差に一致するか否かを判定することにより、該音高差に
    対応する所定のハーモニクス音を発音する、 ことを特徴とする請求項3に記載の電子弦楽器。
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