JP3108662U - デジタル時計類取付治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本考案の目的は、ビルトインタイプのカーナビゲーションを設置した際に外された外気温計/燃費計/デジタル時計(以下デジタル時計類という)を、手間をかけず低コストで、かつ運転手の視界を遮らないように、使用頻度の少ないアッシュトレイホルダーと交換して設置するための取付治具を提供することにある。
【解決手段】 本考案に係るデジタル時計類取付治具は、自動車のコンソールフロントパネルの上部開口部に取付けたアッシュトレイホルダーを取外し、その取外した上部開口部に、エアベントセンターグリルから取外したデジタル時計類を取付けるに当り、前記上部開口部の裏面の両側に形成したネジ穴突起にネジ止め係止するフランジを有するフレームを設け、該フレーム内に装填した上記デジタル時計類を前記フレームに形成したネジ固定部材にて固定したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本考案に係るデジタル時計類取付治具は、自動車のコンソールフロントパネルの上部開口部に取付けたアッシュトレイホルダーを取外し、その取外した上部開口部に、エアベントセンターグリルから取外したデジタル時計類を取付けるに当り、前記上部開口部の裏面の両側に形成したネジ穴突起にネジ止め係止するフランジを有するフレームを設け、該フレーム内に装填した上記デジタル時計類を前記フレームに形成したネジ固定部材にて固定したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本考案は自動車のコンソールフロントパネルの取付治具、特に外気温計/燃費計/デジタル時計を収納する取付治具に関する。
従来、自動車のカーナビゲーションシステム等のモニターはダッシュボードの上に設置されるオンダッシュモニターが多かった。この場合、運転手の視界を狭める上、盗難に遭いやすい等の欠点を有していた。そこでカーナビゲーションシステムの液晶部をエアベントセンターグリルの中央部に装着するビルトインタイプのカーナビゲーションシステムが開発されている(特許文献1及び非特許文献1)。
しかし、上記ビルトインタイプのカーナビゲーションシステムの液晶部をエアベントセンターグリルの中央部に設置する際、車種によっては標準装備で設置されているエアベントセンターグリルの中央部小物入れ及び外気温計/燃費計/デジタル時計(以下デジタル時計類とする)と交換しなければならず、車内でデジタル時計類を使用できなくなる。該デジタル時計類は外気温、内気温、平均燃費、瞬間燃費等を表示する機能を有するものであり、走行中に時刻以外にも車の状態を確認出来るため便利であった。しかし上記エアベントセンターグリルを設置すると、前記デジタル時計類は使用できなくなるため不便であった。
上記ビルトインタイプのカーナビゲーションシステムを含め、カーナビゲーションシステムにも時計の機能を有している。また、時計をダッシュボードに設置するための着脱装置も考案されている(特許文献2)。
しかし上記カーナビゲーションシステムは、上記デジタル時計類の他の機能、例えば該気温、燃費を表示する機能は有していない。また、上記の時計等の着脱装置はダッシュボード上に設置するものであるため、運転手の視界を狭める等の欠点があった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記ビルトインタイプのカーナビゲーションを設置した際に外されたデジタル時計類を、手間をかけず低コストで、かつ運転手の視界を遮らないように、使用頻度の少ないアッシュトレイホルダーと交換して設置するための取付治具を提供することにある。
本考案に係るデジタル時計類取付治具は、自動車のコンソールフロントパネルの上部開口部に取付けたアッシュトレイホルダーを取外し、その取外した上部開口部に、エアベントセンターグリルから取外したデジタル時計類を取付けるに当り、前記上部開口部裏面両側のネジ穴突起にネジ止め係止するフランジを有するフレームを設け、該フレーム内に装填した上記デジタル時計類を前記フレームに形成したネジ固定部材にて固定し、ビルトインタイプのカーナビゲーションシステムを設置した場合でもデジタル時計類を使用可能にしたことを特徴とするものである。
本考案のデジタル時計類取付治具を用いることで、上記ビルトインタイプのカーナビゲーションシステムを設置してデジタル時計類を外し使用出来なくなった場合に、該デジタル時計類を再び使用することが可能となり、前記カーナビゲーションシステムを設置する以前と同様に時間、外気温、内気温、燃費等を確認することが可能となる。また、本考案デジタル時計類取付治具はコンソールフロントパネル上部開口部に嵌合する形状であるため、前記デジタル時計類を別の場所に設置することで視界を遮る様なことは無く、外観も良い。また、左右に切欠部を有するフランジを設けたことで、コンソールフロントパネルの上部開口部に取付けてあったアッシュトレイホルダーと同じ手順で本考案デジタル時計類をコンソールフロントパネルの上部開口部裏面両側のネジ穴突起にネジ止め係止することが可能である。また、本考案デジタル時計類取付治具のフレーム内に装填した上記デジタル時計類を前記フレームに形成したネジ固定部材にて固定することで、デジタル時計類が本考案デジタル時計類取付治具にしっかりと固定され、自動車の振動等によって外れたりがたついたりすることはない。また、上記ビルトインタイプのカーナビゲーションシステムを設置しない場合においても、前記デジタル時計類を本考案デジタル時計類取付治具を用いてコンソールフロントパネル上部開口部に設置することで、前記デジタル時計類の位置していた場所に新たにターボタイマーやブーストコントローラー等の別の計器を設置することも可能である。
本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本案の実施の形態の一例として、スバル LEGACY TOURING WAGON2.0i(富士重工株式会社製)における実施例について述べる。
図1は本考案デジタル時計類取付治具の一例の平面図である。図2は本考案デジタル時計類取付治具の一例の正面図である。図3は本考案デジタル時計類取付治具の一例の右側面図である。図4は本考案デジタル時計類取付治具の一例の左側面図である。図5は本考案デジタル時計類取付治具の一例の底面図である。図6は本考案デジタル時計類取付治具の一例の背面図である。図7は本考案デジタル時計類取付治具の一例のA-A線断面図である。図8は本考案デジタル時計類取付治具の一例のB-B線断面図である。図9は本考案デジタル時計類取付治具の一例の設置対象であるデジタル時計類の正面図である。図10は本考案デジタル時計類取付治具の一例の設置対象であるデジタル時計類の背面図である。図11は本考案デジタル時計類取付治具の一例の設置対象であるデジタル時計類の右側面図である。図12は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態の正面図である。図13は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態の背面図である。図14は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態の右側面図である。図15はデジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具の取付対象となるコンソールフロントパネルを示す底面図である。図16は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態でコンソールフロントパネル上部開口部に設置した状態を示す底面図である。図17はデジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具の取付対象となるコンソールフロントパネル、及び該コンソールフロントパネルとアッシュトレイホルダー及びシフトレバーブーツの位置関係を示す図である。図18はデジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具を利用するタイプの車種の一例のコンソールフロントパネル、センターパネル及びエアベントセンターグリルを示すである。図19はコンソールフロントパネル、デジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具の位置及び固定部を簡略に示したものである。図20はコンソールフロントパネル、デジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具を嵌合し固定した状態を示す図である。
本案の実施の形態の一例として、スバル LEGACY TOURING WAGON2.0i(富士重工株式会社製)における実施例について述べる。
図1は本考案デジタル時計類取付治具の一例の平面図である。図2は本考案デジタル時計類取付治具の一例の正面図である。図3は本考案デジタル時計類取付治具の一例の右側面図である。図4は本考案デジタル時計類取付治具の一例の左側面図である。図5は本考案デジタル時計類取付治具の一例の底面図である。図6は本考案デジタル時計類取付治具の一例の背面図である。図7は本考案デジタル時計類取付治具の一例のA-A線断面図である。図8は本考案デジタル時計類取付治具の一例のB-B線断面図である。図9は本考案デジタル時計類取付治具の一例の設置対象であるデジタル時計類の正面図である。図10は本考案デジタル時計類取付治具の一例の設置対象であるデジタル時計類の背面図である。図11は本考案デジタル時計類取付治具の一例の設置対象であるデジタル時計類の右側面図である。図12は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態の正面図である。図13は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態の背面図である。図14は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態の右側面図である。図15はデジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具の取付対象となるコンソールフロントパネルを示す底面図である。図16は本考案デジタル時計類取付治具の一例をデジタル時計類に設置した状態でコンソールフロントパネル上部開口部に設置した状態を示す底面図である。図17はデジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具の取付対象となるコンソールフロントパネル、及び該コンソールフロントパネルとアッシュトレイホルダー及びシフトレバーブーツの位置関係を示す図である。図18はデジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具を利用するタイプの車種の一例のコンソールフロントパネル、センターパネル及びエアベントセンターグリルを示すである。図19はコンソールフロントパネル、デジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具の位置及び固定部を簡略に示したものである。図20はコンソールフロントパネル、デジタル時計類及び本考案デジタル時計類取付治具を嵌合し固定した状態を示す図である。
本考案デジタル時計類取付治具のフレーム(1)の材質は、例えば硬質樹脂製とする。該フレーム(1)は図1〜図6に示す、正面及び背面が開口し、両側壁及び天面を有する構造とする。
図2に示すフレーム(1)の正面の表面パネルを兼ねた当り片(2)は、図14、図12に示すコンソールフロントパネル(9)から図14に示すアッシュトレイホルダー(13)を外した状態で、コンソールフロントパネル(9)の上部開口部(10)に嵌合する形状とする。フレーム(1)と一体形成されているフレーム(1)正面の表面パネルを兼ねた当り片(2)はコンソールフロントパネル(9)、及びデジタル時計類(6)と嵌合させるため、ゆるやかなカーブを描く傾斜の持った形状とする。また、前記正面の表面パネルを兼ねた当り片(2)はデジタル時計類(6)の前面縁部の上部及び左右の辺の溝(6a)に嵌合する形状とする。また、表面パネルを兼ねた当り片(2)の上辺はフレーム上面(1a)より上部に突出した形状とする。
フレーム上面(1a)にはフレーム上面中央部から一体的に張出形成した板材(4)を設け、該フレーム上面中央部から一体的に張出形成した板材(4)先端部に垂下片(5)を設ける。該垂下片(5)にはデジタル時計類(6)背面にあるネジ穴(7)に固定するための切欠部(5a)を設ける。
フレーム右側面(1b)にはフランジ(3)を設ける。フレーム左側面(1b´)も同様にフランジ(3´)を設ける。該フランジ(3)にはコンソールフロントパネル(9)の背面にあるコンソールフロントパネル上部開口部(10)の横のネジ穴(10a)に固定するための切欠(3a)を設ける。フレーム左側面(1b´)も同様にフランジ(3´)及びコンソールフロントパネル(9)の背面にあるコンソールフロントパネル上部開口部(10)の横のネジ穴(10a)に固定するための切欠(3a´)を設ける。フレーム右側面(1b)のフランジ(3)の切欠(3a)の左右は同じ長さにすると、コンソールフロントパネル上部開口部(10)に設置した際にコンソールフロントパネル(9)の右側からフランジ(3)がはみ出してしまうため、図2に示す様にフレーム右側面(1b)のフランジ(3)の切欠(3a)の右側はフランジ(3)の切欠(3a)の左側よりやや短くする。
本考案デジタル時計類取付治具の一例の取付手順は以下の手順で行う。まずバッテリーのマイナス端子を外し、デジタル時計類(6)が設置されているエアベントセンターグリル(13)の爪及びコネクターを外し、エアベントセンターグリル(13)を取外す。続いて前記エアベントセンターグリル(13)からデジタル時計類(6)を取外す。取外した前記デジタル時計類(6)に本考案デジタル時計類取付治具を嵌め、フレーム上面(1a)中央部から一体的に張出形成した板材(4)先端部の垂下片(5)に設けられた切欠部(5a)をデジタル時計類(6)の背面にあるネジ穴(7)にネジ(8a)で固定する。続いてコンソールフロントパネル(9)に上記本考案デジタル時計類取付治具のフレーム(1)を嵌め固定したデジタル時計類(6)を設置する。まずバッテリーのマイナス端子を外し、パーキングブレーキカバーを取外し、該ボトル及びグリップを外し、コンソールボックスを外す。続いてコンソールボックス前方のコンソールフロントパネル(9)を外し、該コンソールフロントパネル(9)にネジ止めされたアッシュトレイホルダー(13)を外す。続いて、前記本考案デジタル時計類取付治具のフレーム(1)を嵌め固定したデジタル時計類(6)を前記コンソールフロントパネルのコンソールフロントパネル上部開口部(9)に設置する。コンソールフロントパネル(9)、デジタル時計類(6)及び本考案デジタル時計類取付治具の位置関係及び固定部は図19に示す通りである。本考案デジタル時計類取付治具のフレーム右側面(1b)のフランジ(3)切欠部(3a)とコンソールフロントパネル上部開口部(10)の横の右側ネジ穴(10a)をネジ(8b)で、フレーム左側面(1b´)のフランジ(3´)切欠部(3a´)とコンソールフロントパネル上部開口部(9)の横の左側ネジ穴(10a´)をネジ(8b´)で固定する。この段階で、前記本考案デジタル時計類取付治具のフレーム(1)、デジタル時計類(6)及びコンソールフロントパネル(9)は図20に示す状態となる。前記本考案デジタル時計類取付治具のフレーム(1)を嵌め固定したデジタル時計類(6)を設置したコンソールフロントパネル(9)は、上記と逆の手順で取付を行う。
1 フレーム
1a フレーム天面
1b フレーム左側面
1b´ フレーム右側面
2 表面パネルを兼ねた当り片
3 フランジ
3a 切欠部
3´フランジ
3a´ 切欠部
4 フレーム上面中央部から一体的に張出形成した板材
5 垂下片
5a 切欠部
6 デジタル時計類
6a 前面縁部の上部及び左右の辺の溝
7 デジタル時計類背面ネジ穴
8a ネジ
8b ネジ
8b´ ネジ
9 コンソールフロントパネル
10 コンソールフロントパネル上部開口部
10a コンソールフロントパネル上部開口部の横の右側ネジ穴
10a´ コンソールフロントパネル上部開口部の横の左側ネジ穴
11 アッシュトレイホルダー
11a アッシュトレイホルダー内臓灰皿
12 センターパネル
13 エアベントセンターグリル
1a フレーム天面
1b フレーム左側面
1b´ フレーム右側面
2 表面パネルを兼ねた当り片
3 フランジ
3a 切欠部
3´フランジ
3a´ 切欠部
4 フレーム上面中央部から一体的に張出形成した板材
5 垂下片
5a 切欠部
6 デジタル時計類
6a 前面縁部の上部及び左右の辺の溝
7 デジタル時計類背面ネジ穴
8a ネジ
8b ネジ
8b´ ネジ
9 コンソールフロントパネル
10 コンソールフロントパネル上部開口部
10a コンソールフロントパネル上部開口部の横の右側ネジ穴
10a´ コンソールフロントパネル上部開口部の横の左側ネジ穴
11 アッシュトレイホルダー
11a アッシュトレイホルダー内臓灰皿
12 センターパネル
13 エアベントセンターグリル
Claims (1)
- 自動車のコンソールフロントパネルの上部開口部に取付けたアッシュトレイホルダーを取外し、その取外した上部開口部に、エアベントセンターグリルから取外した外気温計/燃費計/デジタル時計(以下デジタル時計類という)を取付けるに当り、前記上部開口部の裏面の両側に形成したネジ穴突起にネジ止め係止するフランジを有するフレームを設け、該フレーム内に装填した上記デジタル時計類を前記フレームに形成したネジ固定部材にて固定したことを特徴とするデジタル時計類取付治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005007U JP3108662U (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | デジタル時計類取付治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005007U JP3108662U (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | デジタル時計類取付治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108662U true JP3108662U (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=43271330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004005007U Expired - Fee Related JP3108662U (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | デジタル時計類取付治具 |
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2004
- 2004-08-20 JP JP2004005007U patent/JP3108662U/ja not_active Expired - Fee Related
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