JP3108300B2 - ドライクリーナ - Google Patents
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Landscapes
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は洗濯液として例えば石
油系溶剤を用いて単一の回転ドラム内で衣類の洗浄,衣
類からの溶剤の脱液,衣類の乾燥などの各行程を行うよ
うにしたドライクリーナに関する。
油系溶剤を用いて単一の回転ドラム内で衣類の洗浄,衣
類からの溶剤の脱液,衣類の乾燥などの各行程を行うよ
うにしたドライクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
この種のドライクリーナは、ドラム内へ溶剤を供給し衣
類を洗浄した後、ドラムからタンクへ溶剤を排液し、か
つドラムを高速回転させて衣類を脱液する。次いで衣類
を乾燥するため、乾燥風をドラムからブロワー、クーラ
及び乾燥ヒータを介してドラムへと循環させる。つまり
乾燥ヒータで加熱された風をドラムへ送り、衣類から溶
剤を蒸発させ、蒸発した溶剤ガスをクーラへ送って冷却
し液化させて回収し、得られた乾燥した風を再び乾燥ヒ
ータで加熱して乾燥風としてドラムに送る。
この種のドライクリーナは、ドラム内へ溶剤を供給し衣
類を洗浄した後、ドラムからタンクへ溶剤を排液し、か
つドラムを高速回転させて衣類を脱液する。次いで衣類
を乾燥するため、乾燥風をドラムからブロワー、クーラ
及び乾燥ヒータを介してドラムへと循環させる。つまり
乾燥ヒータで加熱された風をドラムへ送り、衣類から溶
剤を蒸発させ、蒸発した溶剤ガスをクーラへ送って冷却
し液化させて回収し、得られた乾燥した風を再び乾燥ヒ
ータで加熱して乾燥風としてドラムに送る。
【0003】しかしこの乾燥行程に入ったときに乾燥ヒ
ータを作動させても、乾燥ヒータ自体及びドラムまでの
経路が温まるのに時間がかかる。従ってドラム内の乾燥
温度の立上りが遅く、乾燥時間がかかったり、乾燥不良
になるおそれがあった。特に乾燥ヒータの熱源としてス
チーム(過熱蒸気)を用いる場合には、たいてい蒸気配
管内がドレン水で充満されているため温まるのに長い時
間がかかり、問題の解決が望まれていた。
ータを作動させても、乾燥ヒータ自体及びドラムまでの
経路が温まるのに時間がかかる。従ってドラム内の乾燥
温度の立上りが遅く、乾燥時間がかかったり、乾燥不良
になるおそれがあった。特に乾燥ヒータの熱源としてス
チーム(過熱蒸気)を用いる場合には、たいてい蒸気配
管内がドレン水で充満されているため温まるのに長い時
間がかかり、問題の解決が望まれていた。
【0004】一方、ドライクリーナの溶剤として一般に
用いられる第2石油系溶剤は、強い引火性を持ち、例え
ば40℃以上で空気中の溶剤ガス濃度が0.6〜6%の
範囲になると“火”の存在によって燃焼する。従って、
乾燥ヒータとしてスチームを用いる場合には、温度コン
トロールしやすい口径の小さな蒸気弁(オリフイスが小
さい)を乾燥ヒータ(例えば出口側)に設けることが多
い。しかしこの蒸気弁の口径の小さいことが、逆に乾燥
行程のスタート時にすばやくドレン(水)を抜くことを
難しくすることになる。
用いられる第2石油系溶剤は、強い引火性を持ち、例え
ば40℃以上で空気中の溶剤ガス濃度が0.6〜6%の
範囲になると“火”の存在によって燃焼する。従って、
乾燥ヒータとしてスチームを用いる場合には、温度コン
トロールしやすい口径の小さな蒸気弁(オリフイスが小
さい)を乾燥ヒータ(例えば出口側)に設けることが多
い。しかしこの蒸気弁の口径の小さいことが、逆に乾燥
行程のスタート時にすばやくドレン(水)を抜くことを
難しくすることになる。
【0005】これに対して予め前の乾燥行程運転時に乾
燥ヒータ内のドレンを抜いておく方法も採用されている
が、熱源の蒸気ボイラから乾燥ヒータ入口まで、出口か
ら排蒸口までの各配管に熱をとられて乾燥温度の上昇が
遅い。また蒸気供給路にスチームトラップを設け、常に
乾燥ヒータの直前までスチームがくるよう、ドレンを排
出する方法も採用されているがスチームをドレンと共に
無駄に排出することになる。
燥ヒータ内のドレンを抜いておく方法も採用されている
が、熱源の蒸気ボイラから乾燥ヒータ入口まで、出口か
ら排蒸口までの各配管に熱をとられて乾燥温度の上昇が
遅い。また蒸気供給路にスチームトラップを設け、常に
乾燥ヒータの直前までスチームがくるよう、ドレンを排
出する方法も採用されているがスチームをドレンと共に
無駄に排出することになる。
【0006】特にコインドライクリーナのごとく、使用
頻度が少なく、いつ使用されるかわからないことが多い
場合に、これらの問題がより重要となる。
頻度が少なく、いつ使用されるかわからないことが多い
場合に、これらの問題がより重要となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、外槽本体
と、この外槽本体内に回転可能に設置された、衣類を収
容するためのドラムと、このドラムを回転させて衣類を
洗浄する洗浄手段と、このドラムを高速回転させて洗浄
液を遠心脱液する脱液手段と、ドラムに乾燥風を供給し
て衣類を乾燥する乾燥手段と、洗浄、脱液及び乾燥手段
を順次運転制御する運転手段とを備えたドライクリーナ
において、乾燥手段が、外槽本体から分岐しブロワーを
介して外槽本体内に戻る、ドラムに循環風を供給するた
めの循環路と、この循環路に介設され循環風を乾燥加熱
する乾燥ヒータとからなり、運転手段が、脱液行程の運
転中に、前記ブロワーを作動させず前記乾燥ヒータを作
動させ、ドラムの高速回転に基づきドラム内に生じる負
圧によって循環路からドラムに流入する風を加温する予
熱行程を併せ運転することを特徴とするドライクリーナ
を提供する。
と、この外槽本体内に回転可能に設置された、衣類を収
容するためのドラムと、このドラムを回転させて衣類を
洗浄する洗浄手段と、このドラムを高速回転させて洗浄
液を遠心脱液する脱液手段と、ドラムに乾燥風を供給し
て衣類を乾燥する乾燥手段と、洗浄、脱液及び乾燥手段
を順次運転制御する運転手段とを備えたドライクリーナ
において、乾燥手段が、外槽本体から分岐しブロワーを
介して外槽本体内に戻る、ドラムに循環風を供給するた
めの循環路と、この循環路に介設され循環風を乾燥加熱
する乾燥ヒータとからなり、運転手段が、脱液行程の運
転中に、前記ブロワーを作動させず前記乾燥ヒータを作
動させ、ドラムの高速回転に基づきドラム内に生じる負
圧によって循環路からドラムに流入する風を加温する予
熱行程を併せ運転することを特徴とするドライクリーナ
を提供する。
【0008】この発明において、衣類を収容するドラム
に溶剤を供給して衣類を洗浄する洗浄手段とは、ドラム
を外槽本体内に軸がほぼ水平になるよう回転可能に設置
し、ドラムにドラム径の1/6程度の深さまで洗浄剤と
しての溶剤を供給し、ドラムを30〜50rpmの回転
速度で数秒間づつ正逆転(反転)させ、衣類をたたき洗
いする行程を行う手段である。従って、この洗浄手段
は、溶剤タンクと、溶剤タンクとドラム間に溶剤を循環
させる配管およびポンプを備えることが好ましい。更に
ドラムを回転させるために、ドラムモータ、このモータ
の回転動力をドラムに伝えるプーリ及びプーリベルトな
どを備えることが好ましい。またドラムモータとして
は、この洗浄行程での回転に加えて後述の脱液行程の高
速回転に対応できるように速度可変のモータ、例えばイ
ンバータ制御モータが好ましい。
に溶剤を供給して衣類を洗浄する洗浄手段とは、ドラム
を外槽本体内に軸がほぼ水平になるよう回転可能に設置
し、ドラムにドラム径の1/6程度の深さまで洗浄剤と
しての溶剤を供給し、ドラムを30〜50rpmの回転
速度で数秒間づつ正逆転(反転)させ、衣類をたたき洗
いする行程を行う手段である。従って、この洗浄手段
は、溶剤タンクと、溶剤タンクとドラム間に溶剤を循環
させる配管およびポンプを備えることが好ましい。更に
ドラムを回転させるために、ドラムモータ、このモータ
の回転動力をドラムに伝えるプーリ及びプーリベルトな
どを備えることが好ましい。またドラムモータとして
は、この洗浄行程での回転に加えて後述の脱液行程の高
速回転に対応できるように速度可変のモータ、例えばイ
ンバータ制御モータが好ましい。
【0009】この発明において洗浄液として用いられる
溶剤は、主として可燃性の石油系溶剤であり、たとえ
ば、第2石油系の工業用ガソリン5号である。洗浄行程
に用いる溶剤は、温度が高いほど洗浄能力が高くなる
が、溶剤が可燃性であるため、溶剤温度を引火点(ガソ
リン5号の場合には43℃)以下に維持すると共に、気
化した溶剤のガス濃度を爆発下限界濃度(ガソリン5号
の場合には0.6vol%)以下に抑制することが必要
とされる。
溶剤は、主として可燃性の石油系溶剤であり、たとえ
ば、第2石油系の工業用ガソリン5号である。洗浄行程
に用いる溶剤は、温度が高いほど洗浄能力が高くなる
が、溶剤が可燃性であるため、溶剤温度を引火点(ガソ
リン5号の場合には43℃)以下に維持すると共に、気
化した溶剤のガス濃度を爆発下限界濃度(ガソリン5号
の場合には0.6vol%)以下に抑制することが必要
とされる。
【0010】この発明において、ドラム内の溶剤を排液
し、かつドラムを高速回転させて遠心脱液する脱液手段
とは、洗浄行程終了後で乾燥行程前に作動され、衣類に
付着している溶剤をドラムを高速回転(600〜700
rpm)させて遠心力で分離し、(外槽本体)その他の
ドラム内の溶剤と共にドラム(外槽本体)外へ排出する
手段である。従ってこの脱液手段は、ドラム(外槽本
体)底部の排液弁(排液口とその開閉弁)を備えること
が好ましく、更に排液(溶剤)をポンプによってフィル
タを介して溶剤タンクへ送り再利用できるようにするこ
とが好ましい。
し、かつドラムを高速回転させて遠心脱液する脱液手段
とは、洗浄行程終了後で乾燥行程前に作動され、衣類に
付着している溶剤をドラムを高速回転(600〜700
rpm)させて遠心力で分離し、(外槽本体)その他の
ドラム内の溶剤と共にドラム(外槽本体)外へ排出する
手段である。従ってこの脱液手段は、ドラム(外槽本
体)底部の排液弁(排液口とその開閉弁)を備えること
が好ましく、更に排液(溶剤)をポンプによってフィル
タを介して溶剤タンクへ送り再利用できるようにするこ
とが好ましい。
【0011】また、ドラムに乾燥風を供給して衣類を乾
燥する乾燥手段とは、ドラム内の溶剤ガス濃度と乾燥効
率とを配慮して、温風又は熱風を安全で適正な温度範囲
の温度に調節してドラム内に供給する手段であり、外槽
本体から分岐しブロワーを介して外槽本体内に戻り、ド
ラムに供給した乾燥風を回収して再びドラムに供給する
ような循環路又は循環風路、およびブロワーと、その循
環風路中に設けられ乾燥風の温度を管理する乾燥ヒータ
から構成できる。さらに循環風路中に乾燥クーラを備え
ると乾燥が促進されると共に温度管理が一層容易にな
る。乾燥ヒータの熱源としては、スチーム、電気ヒータ
などが挙げられるが、安全性や熱交換効率などを考慮す
ると100〜130℃のスチーム(過熱蒸気)が好まし
い。
燥する乾燥手段とは、ドラム内の溶剤ガス濃度と乾燥効
率とを配慮して、温風又は熱風を安全で適正な温度範囲
の温度に調節してドラム内に供給する手段であり、外槽
本体から分岐しブロワーを介して外槽本体内に戻り、ド
ラムに供給した乾燥風を回収して再びドラムに供給する
ような循環路又は循環風路、およびブロワーと、その循
環風路中に設けられ乾燥風の温度を管理する乾燥ヒータ
から構成できる。さらに循環風路中に乾燥クーラを備え
ると乾燥が促進されると共に温度管理が一層容易にな
る。乾燥ヒータの熱源としては、スチーム、電気ヒータ
などが挙げられるが、安全性や熱交換効率などを考慮す
ると100〜130℃のスチーム(過熱蒸気)が好まし
い。
【0012】このように乾燥風を加熱する乾燥ヒータ
は、この発明においては乾燥行程だけではなく脱液行程
においても作動され、予熱行程としてドラムに流入する
風を加温し予熱するので、具体的には、乾燥風の通路内
に熱媒通路を介設したものであることが好ましい。
は、この発明においては乾燥行程だけではなく脱液行程
においても作動され、予熱行程としてドラムに流入する
風を加温し予熱するので、具体的には、乾燥風の通路内
に熱媒通路を介設したものであることが好ましい。
【0013】乾燥ヒータによって加熱された乾燥風は高
温になると危険なので乾燥風温度を検出する乾燥風の温
度検知センサを設けて予め設定された温度(例えば40
℃)以上に上昇すると乾燥ヒータの作動を停止するよう
構成するのが好ましく、この温度検知センサは、たとえ
ば、サーミスタやサーモカップルを乾燥風路中に設けて
構成することができるが、この発明では、更に脱液行程
でのドラムへの流入風の温度を検出するためにも用いる
ことができるので、乾燥ヒータの風下で、かつ、乾燥ヒ
ータの近傍に設けられることが好ましい。
温になると危険なので乾燥風温度を検出する乾燥風の温
度検知センサを設けて予め設定された温度(例えば40
℃)以上に上昇すると乾燥ヒータの作動を停止するよう
構成するのが好ましく、この温度検知センサは、たとえ
ば、サーミスタやサーモカップルを乾燥風路中に設けて
構成することができるが、この発明では、更に脱液行程
でのドラムへの流入風の温度を検出するためにも用いる
ことができるので、乾燥ヒータの風下で、かつ、乾燥ヒ
ータの近傍に設けられることが好ましい。
【0014】洗浄、脱液及び乾燥手段を順次運転制御す
る運転手段とは、予め設定されたプログラムに従って行
程を実行する電気的な制御装置であり、これには、CP
U、ROM、RAMおよびI/Oポートからなるマイク
ロコンピュータを用いることができる。
る運転手段とは、予め設定されたプログラムに従って行
程を実行する電気的な制御装置であり、これには、CP
U、ROM、RAMおよびI/Oポートからなるマイク
ロコンピュータを用いることができる。
【0015】
【作用】乾燥ヒータを、乾燥行程中だけではなく、その
前行程の脱液行程中でも作動させることによってドラム
に流入する風を加温し予熱することができ(予熱行
程)、それによって乾燥行程での乾燥温度の立上りが早
くなる。ドラムに流入する風は、ブロワーではなく、ド
ラムの高速回転に基づきドラム内に生じる負圧によって
その負圧部分に臨む循環路を介して生じる。ブロワーを
作動させると乾燥力が強いので、脱液行程でドラムに付
着した状態の衣類がその状態で強くかわき過ぎてしわが
付く。もちろんブロワーを低速回転させることもできる
が、そのためには回転制御(インバータ制御など)が必
要となり、コストアップにつながる。
前行程の脱液行程中でも作動させることによってドラム
に流入する風を加温し予熱することができ(予熱行
程)、それによって乾燥行程での乾燥温度の立上りが早
くなる。ドラムに流入する風は、ブロワーではなく、ド
ラムの高速回転に基づきドラム内に生じる負圧によって
その負圧部分に臨む循環路を介して生じる。ブロワーを
作動させると乾燥力が強いので、脱液行程でドラムに付
着した状態の衣類がその状態で強くかわき過ぎてしわが
付く。もちろんブロワーを低速回転させることもできる
が、そのためには回転制御(インバータ制御など)が必
要となり、コストアップにつながる。
【0016】このように脱液行程中にドラムに流入する
加温された風の温度を温度センサによって検知させ、そ
の温度が予め設定された温度以上の場合に乾燥ヒータの
作動を停止させるので、溶剤ガスの引火、爆発などの危
険を防止できる。この温度検知センサが、乾燥行程中に
ドラムに流入する循環乾燥風の温度を検出し、その検出
温度が予め設定した温度以上になった場合に乾燥ヒータ
の作動を停止させる乾燥風の温度検知センサを兼ねれば
好都合である。
加温された風の温度を温度センサによって検知させ、そ
の温度が予め設定された温度以上の場合に乾燥ヒータの
作動を停止させるので、溶剤ガスの引火、爆発などの危
険を防止できる。この温度検知センサが、乾燥行程中に
ドラムに流入する循環乾燥風の温度を検出し、その検出
温度が予め設定した温度以上になった場合に乾燥ヒータ
の作動を停止させる乾燥風の温度検知センサを兼ねれば
好都合である。
【0017】乾燥ヒータがその熱源をスチームとする場
合には、ドレンを脱液行程での上記予熱行程によって抜
くことができ、次の乾燥行程のスムースな運転を可能に
する。
合には、ドレンを脱液行程での上記予熱行程によって抜
くことができ、次の乾燥行程のスムースな運転を可能に
する。
【0018】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明を詳述する。これによって、この発明が限定されるも
のではない。図1は石油系溶剤を用いるドライクリーナ
の外観斜視図であり、100はドライクリーナ本体、1
01は衣類投入口を開閉するドアー、102はドアーハ
ンドル、103はドアー枠、104はドアーガラス、1
05は前面パネル、PSは電源スイッチ、34はキーボ
ード、35は表示パネルである。
明を詳述する。これによって、この発明が限定されるも
のではない。図1は石油系溶剤を用いるドライクリーナ
の外観斜視図であり、100はドライクリーナ本体、1
01は衣類投入口を開閉するドアー、102はドアーハ
ンドル、103はドアー枠、104はドアーガラス、1
05は前面パネル、PSは電源スイッチ、34はキーボ
ード、35は表示パネルである。
【0019】図2は図1に示すドライクリーナの構成説
明図であり、1は衣類を収容するドラム、2は外槽本体
を示している。ドラム1は周壁に多数の孔を開口させた
円筒形に形成され、外槽本体2内に回転可能に水平に軸
支されている。外槽本体2ではドラム1の外周を覆う筒
形部分の外側に空気と気化した溶剤との循環路3及び溶
剤液の排液管路4が設けられている。
明図であり、1は衣類を収容するドラム、2は外槽本体
を示している。ドラム1は周壁に多数の孔を開口させた
円筒形に形成され、外槽本体2内に回転可能に水平に軸
支されている。外槽本体2ではドラム1の外周を覆う筒
形部分の外側に空気と気化した溶剤との循環路3及び溶
剤液の排液管路4が設けられている。
【0020】循環路3には、これに沿ってその内部又は
路壁にドラム出口温度センサSE4,ブロワー5、排気
口6、クーラ7、クーラ出口温度センサSE5、吸気弁
8、乾燥ヒータ9およびドラム入口温度センサSE6が
この順序に配置されている。なお、温度センサSE4〜
SE6はサーミスタで構成される。
路壁にドラム出口温度センサSE4,ブロワー5、排気
口6、クーラ7、クーラ出口温度センサSE5、吸気弁
8、乾燥ヒータ9およびドラム入口温度センサSE6が
この順序に配置されている。なお、温度センサSE4〜
SE6はサーミスタで構成される。
【0021】また、外槽本体2の底部には、排液管路4
を介在させてドラム1内の溶剤レベルを検出する液位セ
ンサSE1およびドラム1内の溶剤が排出されたことを
検出する液位センサSE7を備えたボタントラップ10
が連結されている。なお、ボタントラップ10は、ドラ
ム1から排出された溶剤中に含まれる衣類用ボタンのよ
うな固形物を除去するための一種のフィルターである。
を介在させてドラム1内の溶剤レベルを検出する液位セ
ンサSE1およびドラム1内の溶剤が排出されたことを
検出する液位センサSE7を備えたボタントラップ10
が連結されている。なお、ボタントラップ10は、ドラ
ム1から排出された溶剤中に含まれる衣類用ボタンのよ
うな固形物を除去するための一種のフィルターである。
【0022】クーラ7は、冷却水源Wから供給される冷
却水を導入した後、冷却水源Wへ冷却水を帰還させるこ
とにより、循環路3内を流れる空気及び気化した溶剤を
冷却し、溶剤を凝縮液化させるようになっている。液化
させた溶剤は、水分離器13を経て水が除去された後、
溶剤タンク11へ戻される。
却水を導入した後、冷却水源Wへ冷却水を帰還させるこ
とにより、循環路3内を流れる空気及び気化した溶剤を
冷却し、溶剤を凝縮液化させるようになっている。液化
させた溶剤は、水分離器13を経て水が除去された後、
溶剤タンク11へ戻される。
【0023】吸気弁8は、エアシリンダ8aにて開閉操
作されるよう構成されており、通常は、図2に示すよう
に閉じられているので、ブロワー5を駆動することによ
り乾燥風が循環路3を図2の矢印で示す方向に循環する
が、吸気弁8を開操作してブロワー5を駆動すると、外
部空気がドラム1内へ取り込まれ排気弁6から排出され
るようになっている。なお、6aは排気弁6を開閉操作
するエアシリンダである。
作されるよう構成されており、通常は、図2に示すよう
に閉じられているので、ブロワー5を駆動することによ
り乾燥風が循環路3を図2の矢印で示す方向に循環する
が、吸気弁8を開操作してブロワー5を駆動すると、外
部空気がドラム1内へ取り込まれ排気弁6から排出され
るようになっている。なお、6aは排気弁6を開閉操作
するエアシリンダである。
【0024】乾燥ヒータ9は弁24および弁27を開く
ことにより、100〜120℃程度のスチームをスチー
ム源Sから導入し、循環路3内を通流する空気を加熱す
るようになっている。なお、冷却水源(チラー)Wおよ
びスチーム源(ボイラー)Sは、通常、ドライクリーナ
の外部に設置される。
ことにより、100〜120℃程度のスチームをスチー
ム源Sから導入し、循環路3内を通流する空気を加熱す
るようになっている。なお、冷却水源(チラー)Wおよ
びスチーム源(ボイラー)Sは、通常、ドライクリーナ
の外部に設置される。
【0025】溶剤タンク11の給液口及びボタントラッ
プ10の排液口は、夫々給液弁21と排液弁22とを介
在させてポンプPの吸込口側に接続されている。また、
ポンプPの吐出口側はフィルタFを経て熱交換器12に
接続されている。
プ10の排液口は、夫々給液弁21と排液弁22とを介
在させてポンプPの吸込口側に接続されている。また、
ポンプPの吐出口側はフィルタFを経て熱交換器12に
接続されている。
【0026】熱交換器12は溶剤の通流路内に、スチー
ム又は冷却水が選択的に通流される管路12aを設けて
構成されており、熱交換器12の溶剤出口は三方切替弁
23にて溶剤タンク11又はドラム1に選択的に接続さ
れるようになっている。
ム又は冷却水が選択的に通流される管路12aを設けて
構成されており、熱交換器12の溶剤出口は三方切替弁
23にて溶剤タンク11又はドラム1に選択的に接続さ
れるようになっている。
【0027】熱交換器12においては、弁24,25,
28を開放し、かつ、弁26,29を閉鎖することによ
り管路12a内にスチームが通流し、また弁25、28
を閉鎖し、弁26,29を開放することにより冷却水が
管路12a内を通流し、溶剤に対する加熱,冷却を選択
的に行い得るようになっている。
28を開放し、かつ、弁26,29を閉鎖することによ
り管路12a内にスチームが通流し、また弁25、28
を閉鎖し、弁26,29を開放することにより冷却水が
管路12a内を通流し、溶剤に対する加熱,冷却を選択
的に行い得るようになっている。
【0028】SE2は熱交換器12の溶剤入口に設けら
れサーミスタで構成された温度センサであって、溶剤温
度を検出する。SE3は熱交換器12に設けられ溶剤の
過熱を検出するためにサーモスタットで構成された過熱
温度センサである。
れサーミスタで構成された温度センサであって、溶剤温
度を検出する。SE3は熱交換器12に設けられ溶剤の
過熱を検出するためにサーモスタットで構成された過熱
温度センサである。
【0029】SWはポンプPの吐出口側に設けた溶剤流
量検出用の圧力スイッチである。溶剤をドラム1へ供給
する場合には、熱交換器12の溶剤出口を三方切替弁2
3によってドラム1に接続し、弁21を開放してポンプ
Pを駆動する。
量検出用の圧力スイッチである。溶剤をドラム1へ供給
する場合には、熱交換器12の溶剤出口を三方切替弁2
3によってドラム1に接続し、弁21を開放してポンプ
Pを駆動する。
【0030】溶剤をドラム1から排出する場合には、熱
交換器12の溶剤出口を三方切替弁23によって溶剤タ
ンク11に接続し、弁22を開放、弁21を閉鎖してポ
ンプPを駆動する。それによって、ドラム1から排出さ
れた溶剤は、ボタントラップ10およびフィルタFで浄
化された後に、溶剤タンク11へ収容される。
交換器12の溶剤出口を三方切替弁23によって溶剤タ
ンク11に接続し、弁22を開放、弁21を閉鎖してポ
ンプPを駆動する。それによって、ドラム1から排出さ
れた溶剤は、ボタントラップ10およびフィルタFで浄
化された後に、溶剤タンク11へ収容される。
【0031】また、溶剤をドラム1へ供給しない場合
に、熱交換器12の溶剤出口を三方切替弁23によって
溶剤タンク11に接続し、弁22を閉鎖、弁21を開放
してポンプPを駆動すれば、溶剤は、溶剤タンク11と
フィルタFと熱交換器12の間を循環するので、それに
よって溶剤の浄化と温度管理を行うことができる。
に、熱交換器12の溶剤出口を三方切替弁23によって
溶剤タンク11に接続し、弁22を閉鎖、弁21を開放
してポンプPを駆動すれば、溶剤は、溶剤タンク11と
フィルタFと熱交換器12の間を循環するので、それに
よって溶剤の浄化と温度管理を行うことができる。
【0032】図3は、ドラム1、外槽本体2および循環
路3の配置関係を示す要部断面図であり、ドラム1の回
転軸107は、外槽本体2に設けられた軸受け108に
よって回転可能に支持され、大プーリー109、小プー
リー110およびプーリーベルト111を介してインバ
ータ制御(速度可変)モータMに結合されている。
路3の配置関係を示す要部断面図であり、ドラム1の回
転軸107は、外槽本体2に設けられた軸受け108に
よって回転可能に支持され、大プーリー109、小プー
リー110およびプーリーベルト111を介してインバ
ータ制御(速度可変)モータMに結合されている。
【0033】そして、ドアー101が閉じられると、循
環路3の一端(出口)がドラム1の衣類投入口に接続さ
れ、他端(入口)が外槽本体2の周壁に接続される。従
って、モータMが駆動してドラム1が回転すると、ドラ
ム1は遠心式ファン(例えばシロッコファン)のように
作用して、ブロワー5が停止していてもドラムの周壁附
近の乾燥風を遠心力で循環路3の方へ送り、それによっ
てドラムの中心軸附近に生じる負圧により乾燥風を図3
の矢印で示すように流入させ全体として乾燥風を循環さ
せる。なお、106はドアー101を密閉するためのゴ
ムパッキンである。
環路3の一端(出口)がドラム1の衣類投入口に接続さ
れ、他端(入口)が外槽本体2の周壁に接続される。従
って、モータMが駆動してドラム1が回転すると、ドラ
ム1は遠心式ファン(例えばシロッコファン)のように
作用して、ブロワー5が停止していてもドラムの周壁附
近の乾燥風を遠心力で循環路3の方へ送り、それによっ
てドラムの中心軸附近に生じる負圧により乾燥風を図3
の矢印で示すように流入させ全体として乾燥風を循環さ
せる。なお、106はドアー101を密閉するためのゴ
ムパッキンである。
【0034】図4は制御系のブロック図であり、31は
制御部、つまり、マイクロコンピュータを示し、マイク
ロコンピュータ31はCPU、ROMおよびRAMから
構成される。
制御部、つまり、マイクロコンピュータを示し、マイク
ロコンピュータ31はCPU、ROMおよびRAMから
構成される。
【0035】マイクロコンピュータ31は、入,出力ポ
ート32,33を介してキーボード34,表示パネル3
5,ドラム駆動用モータM,ポンプP,ブロワー5、吸
気弁8,各弁21〜29、液位センサSE1,SE7,温
度センサSE2,過熱温度センサSE3,温度センサSE
4〜SE6及び圧力スイッチSWに接続されており、これ
らを駆動制御し、また、これらから検出値を取り込むよ
うになっている。
ート32,33を介してキーボード34,表示パネル3
5,ドラム駆動用モータM,ポンプP,ブロワー5、吸
気弁8,各弁21〜29、液位センサSE1,SE7,温
度センサSE2,過熱温度センサSE3,温度センサSE
4〜SE6及び圧力スイッチSWに接続されており、これ
らを駆動制御し、また、これらから検出値を取り込むよ
うになっている。
【0036】図5はキーボード34の詳細図であり、キ
ーボード34はプログラムキー41を操作し、続いてテ
ンキー44にてプログラム番号を指定すると、マイクロ
コンピュータ31に記憶されている複数の運転プログラ
ムのうちの1つのプログラムが呼び出され、そのプログ
ラムでの各行程の設定データが表示パネル35に表示さ
れるようにしてある。
ーボード34はプログラムキー41を操作し、続いてテ
ンキー44にてプログラム番号を指定すると、マイクロ
コンピュータ31に記憶されている複数の運転プログラ
ムのうちの1つのプログラムが呼び出され、そのプログ
ラムでの各行程の設定データが表示パネル35に表示さ
れるようにしてある。
【0037】この状態で呼び出しキー43の操作により
運転プログラムの各行程を順に指定すると、指定された
各行程での新たな運転が可能となる他、新たな運転プロ
グラムを登録することも出来る。42はドライクリーナ
の運転を開始/停止させるスタート/ストップキーであ
る。
運転プログラムの各行程を順に指定すると、指定された
各行程での新たな運転が可能となる他、新たな運転プロ
グラムを登録することも出来る。42はドライクリーナ
の運転を開始/停止させるスタート/ストップキーであ
る。
【0038】表示パネル35では、洗浄行程での溶剤温
度、乾燥行程でのクーラ7の温度、クールダウン時間、
ドラム反転周期等の各タイミング、溶剤の循環方法、排
液方法、ドラム回転数の高,中,低の給液方法、その他
自動又は手動時における各行程設定内容等が夫々に対応
させたLEDの点灯等により表示されるようになってい
る。
度、乾燥行程でのクーラ7の温度、クールダウン時間、
ドラム反転周期等の各タイミング、溶剤の循環方法、排
液方法、ドラム回転数の高,中,低の給液方法、その他
自動又は手動時における各行程設定内容等が夫々に対応
させたLEDの点灯等により表示されるようになってい
る。
【0039】次に、このような構成を有するドライクリ
ーナの全行程を、概略的に説明する。図6に示すよう
に、まず、準備運転行程(ステップS100)では、電
源スイッチ4が投入されると、乾燥ヒータ9にスチーム
源Sからスチームを供給すると共に、クーラ7に冷却水
源Wから冷却水を供給し、ブロワー5を駆動させて、乾
燥ヒータ9およびクーラ7の作動状態を、温度センサS
E6、SE5の検知温度に基づいて判断する。そして、乾
燥ヒータ9およびクーラ7が正常に作動しているか(運
転可能か)、作動していないか(運転不能か)を表示パ
ネル35に表示する。
ーナの全行程を、概略的に説明する。図6に示すよう
に、まず、準備運転行程(ステップS100)では、電
源スイッチ4が投入されると、乾燥ヒータ9にスチーム
源Sからスチームを供給すると共に、クーラ7に冷却水
源Wから冷却水を供給し、ブロワー5を駆動させて、乾
燥ヒータ9およびクーラ7の作動状態を、温度センサS
E6、SE5の検知温度に基づいて判断する。そして、乾
燥ヒータ9およびクーラ7が正常に作動しているか(運
転可能か)、作動していないか(運転不能か)を表示パ
ネル35に表示する。
【0040】運転可能である場合には、洗浄行程(ステ
ップS200)において、ドラム1に溶剤を供給すると
同時に、ドラム1を断続的に低速(30〜50rpm)
で正逆回転(反転)させて、所定の洗浄時間だけ、たた
き洗いを行う。なお、この洗浄行程では、洗浄液(溶
剤)をドラム1へ供給する以前に、ドラム内の温度を適
正値に調整するようになっている。
ップS200)において、ドラム1に溶剤を供給すると
同時に、ドラム1を断続的に低速(30〜50rpm)
で正逆回転(反転)させて、所定の洗浄時間だけ、たた
き洗いを行う。なお、この洗浄行程では、洗浄液(溶
剤)をドラム1へ供給する以前に、ドラム内の温度を適
正値に調整するようになっている。
【0041】洗浄行程が終了すると、脱液行程(ステッ
プS300)において、ドラム1から溶剤を排出させ、
その後、更にドラム1を高速(600〜700rpm)
で正転させて脱液し、脱液された溶剤を排出させ、所定
の脱液時間が経過すると、ドラム1を停止させて脱液行
程を終了する。なお、この脱液行程では、ドラム1の高
速回転中に乾燥ヒータ9を作動させ、ドラム1の高速回
転によって生じる低速の循環風を利用してドラム1に温
風を供給し、ドラム1を予熱するようにしている。
プS300)において、ドラム1から溶剤を排出させ、
その後、更にドラム1を高速(600〜700rpm)
で正転させて脱液し、脱液された溶剤を排出させ、所定
の脱液時間が経過すると、ドラム1を停止させて脱液行
程を終了する。なお、この脱液行程では、ドラム1の高
速回転中に乾燥ヒータ9を作動させ、ドラム1の高速回
転によって生じる低速の循環風を利用してドラム1に温
風を供給し、ドラム1を予熱するようにしている。
【0042】脱液行程の終了後、乾燥行程(S400)
において、ドラム1を断続的に低速で正逆回転させると
共に、ブロワー5、クーラ7および乾燥ヒータ9を駆動
し、乾燥風をドラム1に供給する。所定時間経過後、乾
燥ヒータ9の作動を停止させ、ドラム1に冷風を供給
(クールダウン)した後、次の脱臭行程(S500)に
移る。なお、この乾燥行程の途中では、溶剤を局部的に
過熱させて、過熱温度センサ(サーモスタット)SE3
の動作チェックを行う。
において、ドラム1を断続的に低速で正逆回転させると
共に、ブロワー5、クーラ7および乾燥ヒータ9を駆動
し、乾燥風をドラム1に供給する。所定時間経過後、乾
燥ヒータ9の作動を停止させ、ドラム1に冷風を供給
(クールダウン)した後、次の脱臭行程(S500)に
移る。なお、この乾燥行程の途中では、溶剤を局部的に
過熱させて、過熱温度センサ(サーモスタット)SE3
の動作チェックを行う。
【0043】脱臭行程では、吸気弁8を開き、外部空気
を反転中のドラム1へ供給し、所定時間後、吸気弁8を
閉じ、ドラム1の回転を停止させて脱臭行程を終了す
る。これによってドライクリーナの全運転行程が完了す
る。
を反転中のドラム1へ供給し、所定時間後、吸気弁8を
閉じ、ドラム1の回転を停止させて脱臭行程を終了す
る。これによってドライクリーナの全運転行程が完了す
る。
【0044】次に、前記行程の内、主な行程における詳
細な動作をフローチャートを用いて説明する。(1)準備運転行程 図7は準備運転行程を示すフローチャートである。図7
において、本体100の電源スイッチPSが投入される
と、ブロワー5を作動させ、吸気弁8を閉じ、蒸気入口
弁24及び蒸気出口弁27を開き、スチーム源Sから乾
燥ヒータ9に蒸気が流れるようにして、準備運転を開始
する(ステップS101〜S104)。クーラ7につい
ては、冷却水源Wが正常に作動していれば、常に冷却水
配管を冷却水が循環し、クーラ7に冷却水が供給され
る。
細な動作をフローチャートを用いて説明する。(1)準備運転行程 図7は準備運転行程を示すフローチャートである。図7
において、本体100の電源スイッチPSが投入される
と、ブロワー5を作動させ、吸気弁8を閉じ、蒸気入口
弁24及び蒸気出口弁27を開き、スチーム源Sから乾
燥ヒータ9に蒸気が流れるようにして、準備運転を開始
する(ステップS101〜S104)。クーラ7につい
ては、冷却水源Wが正常に作動していれば、常に冷却水
配管を冷却水が循環し、クーラ7に冷却水が供給され
る。
【0045】そして、準備運転を開始すると同時に(ス
テップS105)、温度センサSE 6および温度センサ
SE5が温度測定を開始する。温度センサSE6が70℃
以上を10秒継続して検知すると(ステップS10
6)、スチーム源Sは正常に作動していると判断できる
ので、乾燥ヒータ準備OKとして、弁24と弁27を閉
じてスチーム源Sの作動状態のチェックを終了する(ス
テップS107〜S109)。また、温度センサSE5
が12℃以下を2分継続して検知すると、冷却水源Wは
正常に作動していると判断できるので、クーラ準備OK
とする(ステップS110、111)。
テップS105)、温度センサSE 6および温度センサ
SE5が温度測定を開始する。温度センサSE6が70℃
以上を10秒継続して検知すると(ステップS10
6)、スチーム源Sは正常に作動していると判断できる
ので、乾燥ヒータ準備OKとして、弁24と弁27を閉
じてスチーム源Sの作動状態のチェックを終了する(ス
テップS107〜S109)。また、温度センサSE5
が12℃以下を2分継続して検知すると、冷却水源Wは
正常に作動していると判断できるので、クーラ準備OK
とする(ステップS110、111)。
【0046】そして、以上の2つの条件が両方ともクリ
アできた段階でブロワー5を停止させて、準備運転を終
了し、運転待機状態として、その内容を表示パネル35
に表示させる(ステップS112〜S114)。しか
し、上記2つの条件のうちどちらか一方でもクリアでき
ない場合には、電源投入後、25分間経過するまで準備
運転を行う。25分経過しても条件をクリアできない場
合には、スチーム源S又は冷却水源Wが正常に作動して
いないと判断して準備運転を終了し、運転が不可能であ
ることを表示パネル35に表示して、スチーム源又は冷
却水源Wの作動状態のチェックを使用者にうながす(ス
テップS114〜S118)。
アできた段階でブロワー5を停止させて、準備運転を終
了し、運転待機状態として、その内容を表示パネル35
に表示させる(ステップS112〜S114)。しか
し、上記2つの条件のうちどちらか一方でもクリアでき
ない場合には、電源投入後、25分間経過するまで準備
運転を行う。25分経過しても条件をクリアできない場
合には、スチーム源S又は冷却水源Wが正常に作動して
いないと判断して準備運転を終了し、運転が不可能であ
ることを表示パネル35に表示して、スチーム源又は冷
却水源Wの作動状態のチェックを使用者にうながす(ス
テップS114〜S118)。
【0047】このように、ドライクリーナでは、準備運
転でスチーム源Sと冷水源Wとの作動が正常であること
を確認した上で、正規の運転を開始するので、スチーム
源S又は冷水源Wの作動不良に基づく運転中断事故や溶
剤の引火・爆発事故を未然に防止することができる。
転でスチーム源Sと冷水源Wとの作動が正常であること
を確認した上で、正規の運転を開始するので、スチーム
源S又は冷水源Wの作動不良に基づく運転中断事故や溶
剤の引火・爆発事故を未然に防止することができる。
【0048】(2)洗浄行程 図8は洗浄行程を示すフローチャートである。図8にお
いて、スタート/ストップキー42(図5)が押される
と、ドラム1内の温度を検出するために温度センサSE
4が温度測定を開始する(ステップS201)。そして
温度センサSE4が50℃以上を検知すると(ステップ
S202)、ブロワー5を作動させて、ドラム1と外槽
本体2を冷却し(ステップS203)、温度センサSE
4の検出温度が40℃未満になると、ブロワー5を停止
させる(ステップS204、S205)。
いて、スタート/ストップキー42(図5)が押される
と、ドラム1内の温度を検出するために温度センサSE
4が温度測定を開始する(ステップS201)。そして
温度センサSE4が50℃以上を検知すると(ステップ
S202)、ブロワー5を作動させて、ドラム1と外槽
本体2を冷却し(ステップS203)、温度センサSE
4の検出温度が40℃未満になると、ブロワー5を停止
させる(ステップS204、S205)。
【0049】次に、ドラム1を断続的に低速で正逆回転
(反転)させると同時に、タンク11からドラム1へ溶
剤を供給し、ドラム1内の溶剤が所定液位に達すると、
タンク11からドラム1への給液を停止する(ステップ
S206〜S209)。次に、ドラム1の溶剤(洗浄
剤)をボタントラップ10、ポンプP、フィルタF、熱
交換器12そしてドラム1へと循環させ(ステップS2
10)、溶剤温度が、27℃以上であればクーラ7を作
動させ、27℃未満になればクーラ7の作動を停止させ
ることによって(ステップS210〜S213)、洗浄
液の温度を27℃以下に保持するための温度制御を行
う。
(反転)させると同時に、タンク11からドラム1へ溶
剤を供給し、ドラム1内の溶剤が所定液位に達すると、
タンク11からドラム1への給液を停止する(ステップ
S206〜S209)。次に、ドラム1の溶剤(洗浄
剤)をボタントラップ10、ポンプP、フィルタF、熱
交換器12そしてドラム1へと循環させ(ステップS2
10)、溶剤温度が、27℃以上であればクーラ7を作
動させ、27℃未満になればクーラ7の作動を停止させ
ることによって(ステップS210〜S213)、洗浄
液の温度を27℃以下に保持するための温度制御を行
う。
【0050】次に、ステップS206におけるドラム1
の反転開始からの時間が7分を経過すると(ステップS
214)、溶剤循環動作を停止すると共に、ドラム1の
反転動作を停止して洗浄行程を終了する(ステップS2
15、S216)。また、ステップS202において、
温度センサSE4の検知温度(ドラム出口温度)が50
℃未満で30℃以上の場合には(ステップS217)、
ルーチンはステップS206へ進む。
の反転開始からの時間が7分を経過すると(ステップS
214)、溶剤循環動作を停止すると共に、ドラム1の
反転動作を停止して洗浄行程を終了する(ステップS2
15、S216)。また、ステップS202において、
温度センサSE4の検知温度(ドラム出口温度)が50
℃未満で30℃以上の場合には(ステップS217)、
ルーチンはステップS206へ進む。
【0051】また、ステップS202、S217におい
て、温度センサSE4の検知温度が30℃未満であれ
ば、ドラム1に反転動作を開始させ、タンク11からド
ラム1へ溶剤を供給し、ドラム1内の溶剤が所定液位に
達すると、タンク11からドラム1への給液を停止する
(ステップS218〜S220)。
て、温度センサSE4の検知温度が30℃未満であれ
ば、ドラム1に反転動作を開始させ、タンク11からド
ラム1へ溶剤を供給し、ドラム1内の溶剤が所定液位に
達すると、タンク11からドラム1への給液を停止する
(ステップS218〜S220)。
【0052】次に、ドラム1の洗浄剤をボタントラップ
10、ポンプP、フィルタF、熱交換器12そしてドラ
ム1へと循環させると共に(ステップS221)、洗浄
剤の温度が、23℃未満であれば乾燥ヒータ9を作動さ
せ、23℃以上になれば乾燥ヒータ9の作動を停止させ
ることによって(ステップS222〜S224)、洗浄
液の温度を23℃以下に保持するための温度制御を行
う。そして、ステップS218におけるドラム1の反転
開始から7分が経過すると、洗浄行程を終了する(ステ
ップS215、S216)。
10、ポンプP、フィルタF、熱交換器12そしてドラ
ム1へと循環させると共に(ステップS221)、洗浄
剤の温度が、23℃未満であれば乾燥ヒータ9を作動さ
せ、23℃以上になれば乾燥ヒータ9の作動を停止させ
ることによって(ステップS222〜S224)、洗浄
液の温度を23℃以下に保持するための温度制御を行
う。そして、ステップS218におけるドラム1の反転
開始から7分が経過すると、洗浄行程を終了する(ステ
ップS215、S216)。
【0053】この実施例の洗浄行程によれば、洗浄行程
開始時に、予めドラム内温度が適正温度範囲に設定され
るので、溶剤の引火・爆発の危険を回避して、かつ、効
率のよい洗浄を行うことができる。
開始時に、予めドラム内温度が適正温度範囲に設定され
るので、溶剤の引火・爆発の危険を回避して、かつ、効
率のよい洗浄を行うことができる。
【0054】さらに、洗浄行程開始前のドラム内温度の
値により、溶剤温度を推定することができるので、その
ドラム内の温度に対応して溶剤温度を制御するに必要な
加熱又は冷却手段すなわち、溶剤乾燥ヒータ又は溶剤ク
ーラを予め選択することが可能となり、洗浄行程中の溶
剤の温度管理制御が容易になる。
値により、溶剤温度を推定することができるので、その
ドラム内の温度に対応して溶剤温度を制御するに必要な
加熱又は冷却手段すなわち、溶剤乾燥ヒータ又は溶剤ク
ーラを予め選択することが可能となり、洗浄行程中の溶
剤の温度管理制御が容易になる。
【0055】(3)脱液行程 図9は脱液行程を示すフローチャートである。洗浄行程
が終了すると、図9に示すように排液弁22を開作動さ
せてドラム1から溶剤を排出させ(ステップS30
1)、その後更にドラム1を、ドラムモータMを作動さ
せて高速(600〜700rpm)で正転させ(ステッ
プS302)、更に吸気弁8と排気弁6とを閉じる(ス
テップS303,304)。
が終了すると、図9に示すように排液弁22を開作動さ
せてドラム1から溶剤を排出させ(ステップS30
1)、その後更にドラム1を、ドラムモータMを作動さ
せて高速(600〜700rpm)で正転させ(ステッ
プS302)、更に吸気弁8と排気弁6とを閉じる(ス
テップS303,304)。
【0056】次いで蒸気入口弁24を開放してスチーム
を乾燥ヒータ9に供給し(ステップS305)、ドラム
1の温度が40℃未満であれば(ステップS306)脱
液時間経過後(ステップS307)次の乾燥行程に移
る。一方、ドラム1の温度が40℃以上であれば直ちに
蒸気入口弁24を閉じ(ステップS308)、38℃以
下になれば(ステップS309)もう1度蒸気入口弁2
4を開放して同じステップを繰り返し、38℃を越えて
いる間に脱液時間が経過すれば(ステップS310)脱
液行程を終了し、次の乾燥行程に移る。(4)乾燥行程 図10は乾燥行程を示すフローチャートである。
を乾燥ヒータ9に供給し(ステップS305)、ドラム
1の温度が40℃未満であれば(ステップS306)脱
液時間経過後(ステップS307)次の乾燥行程に移
る。一方、ドラム1の温度が40℃以上であれば直ちに
蒸気入口弁24を閉じ(ステップS308)、38℃以
下になれば(ステップS309)もう1度蒸気入口弁2
4を開放して同じステップを繰り返し、38℃を越えて
いる間に脱液時間が経過すれば(ステップS310)脱
液行程を終了し、次の乾燥行程に移る。(4)乾燥行程 図10は乾燥行程を示すフローチャートである。
【0057】脱液行程が終了すると、図10に示すよう
に、ポンプPを作動させて(ステップS401)、溶剤
を溶剤タンク11、フィルタF、熱交換器12、そして
溶剤タンク11へと循環させて、溶剤の温度を約25℃
に保持するための温度管理を開始する(ステップS40
2)。
に、ポンプPを作動させて(ステップS401)、溶剤
を溶剤タンク11、フィルタF、熱交換器12、そして
溶剤タンク11へと循環させて、溶剤の温度を約25℃
に保持するための温度管理を開始する(ステップS40
2)。
【0058】同時に、ブロワー5および乾燥ヒータ9を
作動させて、温風をドラム1へ供給し(ステップS40
3、S404)、3分以内にドラム入口温度、つまり、
温度センサSE6の検知温度が50℃以上に上昇しない
場合には、スチーム源Sの作動不良と判断して運転を停
止する(ステップS405〜S407)。3分以内にド
ラム入口温度が50℃以上に上昇した場合には、スチー
ム源Sの動作を正常と判断し、所定の低温乾燥時間だけ
低温乾燥を行う(ステップS408、S409)。
作動させて、温風をドラム1へ供給し(ステップS40
3、S404)、3分以内にドラム入口温度、つまり、
温度センサSE6の検知温度が50℃以上に上昇しない
場合には、スチーム源Sの作動不良と判断して運転を停
止する(ステップS405〜S407)。3分以内にド
ラム入口温度が50℃以上に上昇した場合には、スチー
ム源Sの動作を正常と判断し、所定の低温乾燥時間だけ
低温乾燥を行う(ステップS408、S409)。
【0059】ここで、低温乾燥とは、ドラムを反転させ
ながら、ドラム1内で気化した溶剤の濃度が安全値
(0.6vol%)以下に低下するまで、ドラム1内の
温度を安全温度(40℃以下)に保つためにドラム入口
温度を50℃に管理しつつ温風をドラム1へ供給して行
う乾燥のことである。
ながら、ドラム1内で気化した溶剤の濃度が安全値
(0.6vol%)以下に低下するまで、ドラム1内の
温度を安全温度(40℃以下)に保つためにドラム入口
温度を50℃に管理しつつ温風をドラム1へ供給して行
う乾燥のことである。
【0060】次に、高温乾燥を行う(S410)。な
お、高温乾燥とは、ドラム1内で気化した溶剤濃度が安
全値以下まで低下したときに、ドラム1を反転させなが
ら、さらに高温(70〜100℃程度)の熱風を所定の
高温乾燥時間だけドラム1に供給して効率よく乾燥を行
うことである。
お、高温乾燥とは、ドラム1内で気化した溶剤濃度が安
全値以下まで低下したときに、ドラム1を反転させなが
ら、さらに高温(70〜100℃程度)の熱風を所定の
高温乾燥時間だけドラム1に供給して効率よく乾燥を行
うことである。
【0061】そして、所定の高温乾燥時間が経過する
と、高温乾燥を終了し(ステップS413、S41
4)、乾燥ヒータ9の作動を停止してクーラ7からの冷
風を所定のクールダウン時間だけドラム1に供給し、ド
ラム1内を冷却し、乾燥行程を終了する(ステップS4
15)。
と、高温乾燥を終了し(ステップS413、S41
4)、乾燥ヒータ9の作動を停止してクーラ7からの冷
風を所定のクールダウン時間だけドラム1に供給し、ド
ラム1内を冷却し、乾燥行程を終了する(ステップS4
15)。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、乾燥ヒータを乾燥行
程中だけではなく、その前行程の脱液行程でも作動させ
ることによってドラムに流入する風を加湿し予熱するこ
とができ、それによって次の乾燥行程での乾燥温度の立
上りを早くし、乾燥行程をスムースに運転することがで
きる。
程中だけではなく、その前行程の脱液行程でも作動させ
ることによってドラムに流入する風を加湿し予熱するこ
とができ、それによって次の乾燥行程での乾燥温度の立
上りを早くし、乾燥行程をスムースに運転することがで
きる。
【0063】特に、乾燥ヒータがその熱源をスチームと
する場合には、ドレンが脱液行程での上記予熱行程によ
って抜くことができるので、更に乾燥温度の立上りを早
くし、乾燥行程をスムースに運転することができる。
する場合には、ドレンが脱液行程での上記予熱行程によ
って抜くことができるので、更に乾燥温度の立上りを早
くし、乾燥行程をスムースに運転することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】実施例の構成説明図である。
【図3】実施例の要部断面図である。
【図4】実施例の制御系のブロック図である。
【図5】実施例のキーボードを示す正面図である。
【図6】実施例の行程を示す概略のフローチャートであ
る。
る。
【図7】実施例の準備運転行程のフローチャートであ
る。
る。
【図8】実施例の洗浄行程のフローチャートである。
【図9】実施例の脱液行程のフローチャートである。
【図10】実施例の乾燥行程のフローチャートである。
1 ドラム 2 外槽本体 3 循環路 4 排液管路 5 ブロワー 6 排気弁 7 クーラ 8 吸気弁 9 乾燥ヒータ 11 溶剤タンク 12 熱交換器 13 水分離器 21〜29 弁 SE1 液位センサ SE2 温度センサ SE3 過熱温度センサ SE4 温度センサ SE5 温度センサ SE6 温度センサ SE7 液位センサ SW 圧力スイッチ S スチーム源 W 冷却水源 F フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 43/00 - 43/08 D06F 58/28
Claims (3)
- 【請求項1】 外槽本体と、この外槽本体内に回転可
能に設置された、衣類を収容するためのドラムと、この
ドラムを回転させて衣類を洗浄する洗浄手段と、このド
ラムを高速回転させて洗浄液を遠心脱液する脱液手段
と、ドラムに乾燥風を供給して衣類を乾燥する乾燥手段
と、洗浄、脱液及び乾燥手段を順次運転制御する運転手
段とを備えたドライクリーナにおいて、 乾燥手段が、外槽本体から分岐しブロワーを介して外槽
本体内に戻る、ドラムに循環風を供給するための循環路
と、この循環路に介設され循環風を乾燥加熱する乾燥ヒ
ータとからなり、 運転手段が、脱液行程の運転中に、前記ブロワーを作動
させず前記乾燥ヒータを作動させ、ドラムの高速回転に
基づきドラム内に生じる負圧によって循環路からドラム
に流入する風を加温する予熱行程を併せ運転することを
特徴とするドライクリーナ。 - 【請求項2】 循環路に、脱液行程中にドラムに流入す
る風の温度が予め設定された温度以上になった場合に乾
燥ヒータの作動を停止させる乾燥風の温度検知センサを
更に備えた請求項1に記載のドライクリーナ。 - 【請求項3】 乾燥ヒータが熱源をスチームとする請求
項1〜2のいずれか1つに記載のドライクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06320200A JP3108300B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | ドライクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06320200A JP3108300B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | ドライクリーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08173688A JPH08173688A (ja) | 1996-07-09 |
JP3108300B2 true JP3108300B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=18118828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06320200A Expired - Fee Related JP3108300B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | ドライクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108300B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP06320200A patent/JP3108300B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08173688A (ja) | 1996-07-09 |
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Legal Events
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