JP3107974U

JP3107974U - マンションの専有住戸の採光構造

Info

Publication number: JP3107974U
Application number: JP2004005733U
Authority: JP
Inventors: 常雄田中
Original assignee: 章栄不動産株式会社
Priority date: 2004-09-29
Filing date: 2004-09-29
Publication date: 2005-04-07
Anticipated expiration: 2010-09-29

Abstract

【課題】玄関ポーチなどに充分な自然光や外気を採り入れることができ、かつ、プライバシーを良好に保つことのできるマンションの専有住戸の採光構造を提供する。
【解決手段】マンションの専有住戸の採光構造において、マンションの共用廊下１に対向して、専有住戸の玄関２と居室４を設け、玄関２の側方で、共用廊下１と居室４との間に、少なくとも共用廊下１と玄関ポーチ３に自然光や外気を採り入れると共に、共用廊下１と居室４との間に空間部を形成する吹抜５を設ける。
【選択図】図１

Description

本考案は、マンションの専有住戸の玄関ポーチなどに、充分な自然光や外気を採り入れることのできる採光構造に関するものである。

一般に、主として大型のマンションにおける専有住戸は、その周囲を他の専有住戸に囲まれるので、その玄関ポーチなどに自然光や外気を採り入れることが困難である。

また、通常、専有住戸の居室が共用廊下に面しているので、プライバシーを良好に保ち難いといった問題がある。

従って、玄関ポーチなどに充分な自然光や外気を採り入れることができれば、当該専有住戸の外観が明るくなって見栄えが向上し、また、環境衛生上も好ましい。さらに、共用廊下と居室との間に空間部を形成できれば、よりプライバシーを守ることができる。

本考案はこうした点に鑑み創案されたもので、玄関ポーチなどに充分な自然光や外気を採り入れることができ、かつ、プライバシーをより良好に保つことのできるマンションの専有住戸の採光構造を提供することを課題とする。

図１および図２を参照して説明する。
請求項１に記載の考案は、マンションの専有住戸の採光構造であって、マンションの共用廊下１に対向して、専有住戸の玄関２と居室４を設け、前記玄関２の側方で、前記共用廊下１と居室４との間に、少なくとも前記共用廊下１と玄関ポーチ３に自然光や外気を採り入れると共に、前記共用廊下１と居室４との間に空間部を形成する吹抜５を設けてなる。

請求項２に記載の考案は、マンションの専有住戸の採光構造であって、前記マンションの共用廊下１と玄関２との間に玄関ポーチ３を設け、前記玄関ポーチ３の一部に、少なくとも前記玄関ポーチ３に自然光や外気を採り入れて、当該玄関ポーチ３に光庭を形成する吹抜５を設けてなる。

請求項１に記載のマンションの専有住戸の採光構造は、マンションの共用廊下１に対向して、専有住戸の玄関２と居室４を設け、玄関２の側方で、共用廊下１と居室４との間に、少なくとも共用廊下１と玄関ポーチ３に自然光や外気を採り入れると共に、共用廊下１と居室４との間に空間部を形成する吹抜５を設けたので、共用廊下１や玄関ポーチ３に充分な自然光と外気を採り入れることができる。これにより、玄関ポーチ３などを明るくして当該専有住戸の外観性を高めることができる。また、自然光の採り入れと外気の循環によって、環境衛生を向上させることができる。

また、この吹抜５によって形成された空間部によって、共用廊下１から居室４が視覚され難く、よって当該専有住戸のプライバシーを良好に保つことができる。

請求項２に記載のマンションの専有住戸の採光構造は、マンションの共用廊下１と玄関２との間に玄関ポーチ３を設け、玄関ポーチ３の一部に、少なくとも玄関ポーチ３に自然光や外気を採り入れて、当該玄関ポーチ３に光庭を形成する吹抜５を設けたので、当該光庭を形成する玄関ポーチ３によって専有住戸の外観性を高めることができる。また、吹抜５から採り入れる自然光と外気によって、環境衛生の向上を図ることができる。

本考案に係るマンションの専有住戸の採光構造の第一実施形態を、図１に示す。この採光構造は、マンションの共用廊下１に対向して、専有住戸の玄関２と居室４を設け、玄関２の側方で、かつ、共用廊下１と居室４との間に、共用廊下１、玄関ポーチ３、玄関２および居室４に自然光や外気を採り入れる吹抜５を設けている。玄関２には、当該玄関２に設けた窓２ａから、また、居室４には、当該居室４に設けた窓４ａから室外機置場８を介して、それぞれ自然光と外気を採り入れる。
なお、この吹抜５は、屋上に開口するもので、当該開口から自然光と外気を採り入れている。

本実施形態に係るマンションの専有住戸の採光構造は、共用廊下１や玄関ポーチ３などに充分な自然光と外気を採り入れることができるので、玄関ポーチ３などを自然光で明るく照らして当該専有住戸の外観性を高めることができる。また、自然光と外気の採り入れによって、当該専有住戸の環境衛生を向上させることができる。

また、この吹抜５は、共用廊下１と居室４との間に空間部を形成するので、当該空間部によって、共用廊下１から居室４が視覚され難く、よって当該専有住戸のプライバシーを良好に保つことができる。

本考案に係るマンションの専有住戸の採光構造の第二実施形態を、図２に示す。この採光構造は、マンションの共用廊下１と玄関２との間に玄関ポーチ３を設け、その玄関ポーチ３の一部に、当該玄関ポーチ３、共用廊下１、居室４および浴室６に自然光や外気を採り入れる吹抜５を設けている。特に、玄関ポーチ３には豊富に自然光を採り入れることができるので、当該玄関ポーチ３に光庭を形成することができる。

この光庭を形成する玄関ポーチ３によって専有住戸の外観性を高めることができる。また、吹抜５から採り入れる自然光と外気によって、当該専有住戸の環境衛生の向上を図ることができる。

本考案に係るマンションの専有住戸の採光構造の第一実施形態を示す平面図である。本考案に係るマンションの専有住戸の採光構造の第二実施形態を示す平面図である。

符号の説明

１共用廊下
２玄関
２ａ窓
３玄関ポーチ
４居室
４ａ窓
５吹抜
６浴室
６ａ窓
７専用廊下
８室外機置場
９居間・食事室
Ｄドア

Claims

マンションの専有住戸の採光構造であって、マンションの共用廊下（１）に対向して，専有住戸の玄関（２）と居室（４）を設け、前記玄関の側方で，前記共用廊下と居室との間に，少なくとも前記共用廊下と玄関ポーチ（３）に自然光や外気を採り入れると共に，前記共用廊下と居室との間に空間部を形成する吹抜（５）を設けてなるマンションの専有住戸の採光構造。
マンションの専有住戸の採光構造であって、前記マンションの共用廊下（１）と玄関（２）との間に玄関ポーチ（３）を設け、前記玄関ポーチの一部に，少なくとも前記玄関ポーチに自然光や外気を採り入れて，該玄関ポーチに光庭を形成する吹抜（５）を設けてなるマンションの専有住戸の採光構造。