JP3107853U - 独立したフォワードリーン調節を備えたハイバック - Google Patents
独立したフォワードリーン調節を備えたハイバック Download PDFInfo
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Abstract
乗り手の脚の動きを介して、スノーボードのような滑走ボードを制御するためのハイバック。ハイバックは、直立支持部材からなり、直立支持部材は、乗り手の脚によって接触され、かつこれを支持する少なくとも2つの部分を含み、これらはハイバックの所望のフォワードリーンを設定するための互いに対して可動である。支持部材は、スノーポードのような滑走ボード構成要素にハイバックを搭載するための1対の搭載位置を含み、ハイバックのフォワードリーンを変化させるために下部分によって可動に支持される上部分を含む。ハイバックは、上部分が、予め定められたフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを防ぐフォワードリーンアジャスタを含み得る。フォワードリーンアジャスタは、ハイバックの上部分および下部分に結合されて、上部分を、滑走ボード構成要素から独立して選択されたフォワードリーン位置に維持する。ライド/リラックス特徴が提供されて、ハイバックが予め定められたフォワードリーン位置に固定されるライドモードか、またはハイバックが拘束されずそれによりフォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きが可能になるリラックスモードのいずれかに配置することができる。ボードに対するトウエッジの移動を防いでボードの反応を高めるために、ハイバックを直立ライディング位置にロックするためのロック構成もまた提供される。
Description
【0001】
考案の分野
この考案は一般的に、スノーボードのような滑走スポーツのためのハイバックに関し、より特定的には、独立したフォワードリーン調節を備えたハイバックに関する。
【0002】
関連技術の説明
ソフトスノーボードブーツのためのスノーボードビンディングシステムは、典型的には乗り手の脚の後ろ側部分によって接触される「ハイバック」(「ローバック」および「スカイバック」としても知られる)と呼ばれる、直立部材を含む。ビンディングまたはブーツに搭載し得るハイバックは、ボードとの間で直接力を伝達するよう支援する梃子として作用し、乗り手が脚の動きによって効率的にボードを制御することを可能にする。たとえば、ハイバックに抗して脚を後ろ側に曲げると、ボードがヒールエッジで立てられ、これに対応するハイバックを介して作用する体重およびバランスにおけるシフトがヒールサイドターンを完了させる。
【0003】
公知のハイバックは、一般的に直立支持部材を含み、これはビンディングまたはブーツの長手軸を横切る搭載軸に沿ったヒール−トウ方向において、ハイバックを回動可能に搭載するために用いられる1対の横方向の耳で形成される。ある例においては、バートン・コーポレーションに譲渡された米国特許第5,356,170号に開示されるように、ビンディングのボードに対する特定のスタンス角度に対処するよう、ハイバックは実質的に垂直の軸を中心とした横方向の回転に対しても搭載可能である。
【0004】
スノーボードの乗り手の脚は一般的に、バランス、制御、および、特にジャンプの着地の際に乗り手の膝がよく衝撃を吸収するよう曲げられていることを確実にするために、ハイバックによってボートに対して前傾角度に保持される。乗り手の脚をそのようなスタンスに保持するために、ハイバックは典型的にはボードに対して「フォワードリーン」と呼ばれる位置に傾けられる。フォワードリーンの所望の程度は、ハイバックをトウ方向に搭載軸を中心として回動させ、かつハイバックの背部に沿ってフォワードリーンアクチュエータの位置を調節し、それによりハイバックがビンディングの一部、典型的にはヒールフープと係合して、ハイバックが所望のフォワードリーン角度を超えてヒール方向へ動くことを防ぐことにより、設定される。
【0005】
乗り手は、ハイバックを直立したライディング位置にロックして、ボードに対するトウエッジ移動を防ぎ、ボードの反応を向上させることが望ましいことを見出し得る。ハイバックのトウエッジ移動を防ぐためのロック装置を組み入れたビンディングの例は、バートン・コーポレーションに譲渡された米国特許第6,027,136号に記載される。
【0006】
この考案の目的は、改良されたハイバックを提供することである。
考案の概要
この考案の1つの例示的な実施例においては、滑走ボードビンディング、ブーツまたはビンディングインターフェイスなどの、乗り手の脚とインターフェイスし、滑走ボードによって支持可能である構成要素と併せて用いるためのハイバックが提供される。ハイバックは、乗り手の脚の後ろ部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。支持部材は、下部分と、下部分によって可動に支持される上部分とを含む。下部分は、ハイバックを搭載軸を中心として滑走ボードに搭載するよう構築され配置される。上部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるために、複数の位置において下部分に対して調節可能である。ハイバックはさらに、上部分に装着されて、上部分を複数の位置の中の選択された1つに維持して、ハイバックのフォワードリーンの程度を調整する、フォワードリーンアジャスタをさらに含む。
【0007】
この考案の別の例示的な実施例においては、ハイバックは支持部材の上部分および下部分に結合されるライド/リラックスアクチュエータを含む。ライド/リラックスアクチュエータは、ライドモードおよびリラックスモードを有する。ライドモードにおいては、上部分は下部分に対して予め定められたフォワードリーン位置に固定されて、ヒール方向へのフォワードリーンポジションを超える脚の動きを防ぐことにより、ヒール方向への脚の動きがハイバックを通して滑走ボード構成要素に伝達される。リラックスモードにおいては、上部分は下部分に対して抑制されておらず、それによりフォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きが可能になる。
【0008】
この考案のさらなる実施例においては、スノーボードブーツをスノーボードに固定するためのビンディングが提供される。ビンディングは、スノーボードに搭載可能でありかつスノーボードを受けるよう構築され配置されるベースプレートと、ベースプレートによって支持されるヒールフープと、搭載軸を中心としてべ一スプレートに回動可能に搭載されるハイバックとを含む。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。支持部材は、搭載軸を中心としてベースプレートに回動可能に搭載され、かつブーツのヒール部分を保持するよう構成されるヒールカップを有する下部分を含む。支持部材はさらに、フォワードリーン軸を中心として下部分によって回動可能に支持されて、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させる上部分を含む。フォワードリーン軸は搭載軸から離れて、ヒールフープの近傍に位置決めされる。
【0009】
この考案の別の例示的な実施例においては、スノーボードブーツをスノーボードに固定するためのスノーボードビンディングが提供される。ビンディングは、スノーボードに搭載可能であり、かつスノーボードブーツと、ベースプレートによって支持されるヒールフープと、ベースプレートに回動可能に搭載されるハイバックとを受けるよう構築され配置されるベースプレートを含む。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。スノーボードビンディングはさらに、ハイバックの上に配置される第1のロック特徴と、ハイバックに隣接するヒールカップの内面に配置される第2のロック特徴とを含み、第2のロック特徴は第1のロック特徴と係合するよう構築され配置され、ハイバックのトウエッジ回動を防ぐ。
【0010】
この考案のさらなる例示的な実施例においては、乗り手の脚とインターフェイスし、かつ滑走ボードによって支持可能である滑走ボード構成要素と併せて用いるためのハイバックに搭載可能であるフォワードリーンアジャスタが提供され、ハイバックは、下部分と、下部分によって可動に支持される上部分とを含み、下部分はハイバックを滑走ボード構成要素に搭載するための1対の搭載位置を有し、上部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるための複数の位置において、下部分に対して調節可能である。フォワードリーンアジャスタは、下部分および上部分のうちの一方に回動可能に接続できる第1の端部と、下部分および上部分のうちの他方に調節可能に固定される第2の端部とを含み、上部分を、複数の位置のうちの選択された1つに維持してハイバックのフォワードリーンの程度を固定する。
【0011】
この考案の別の例示的な実施例においては、スノーボードビンディングが提供され、スノーボードビンディングは、ベースプレート、ベースプレートによって支持されるヒールフープ、および少なくとも直立したライディング位置と倒された位置との間で搭載軸を中心として回動可能にベースプレートに搭載されるハイバックとを含む。ベースプレートはスノーボードブーツを受けるように構築され配置され、かつスノーボードに搭載可能である。ヒールフープは、第1のフォワード面を含む。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。支持部材は、第2のフォワード面を含み、これはハイバックが直立ライディング位置に回動された場合に、スノーボードがヒールフープおよび支持部材の第1および第2のフォワード面と係合するよう、第1のフォワード面と実質的に同一高さの平面にある。
【0012】
この考案のさらなる例示的な実施例においては、乗り手の脚の後部分を支持するためのハイバックを搭載するために、スノーボードビンディングベースプレートが提供される。ビンディングベースプレートは、スノーボードに搭載可能であるベース、ベースプレートによって支持されるヒールフープ、およびヒールフープの内面に配置されるロック特徴を含む。ロック特徴は、ハイバックの一部と係合するよう構築され配置され、ハイバックのトウエッジの回動を防ぐ。
【0013】
この考案の別の例示的な実施例においては、ヒールフープを有するスノーボードビンディングベースプレートに搭載可能であるハイバックが提供される。ハイバックは、搭載軸を中心としてベースプレートに回動可能に搭載される。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材と、支持部材の後表面に配置されるロック特徴とを含む。ロック特徴は、ヒールフープの内面における対応のロック特徴と係合するよう構築され配置され、ハイバックのトウエッジの回動を防ぐ。
【0014】
この考案は、同様の参照符号が同様の特徴を示す添付の図面と併せて、この考案の例示的な実施例の以下の詳細な説明を参照することにより、よりよく理解されるであろう。
【0015】
詳細な説明
この考案は、乗り手の脚の動きを通して、スノーボードのような滑走ボードを制御するためのハイバックに向けられる。ハイバックは、乗り手の脚とインターフェイスし、かつ滑走ボードによって支持可能である、滑走ボードビンディング、ブーツまたはビンディングインターフェイスのような構成要素とともに用い得る。ハイバックは直立支持部材を含み、直立支持部材は、下部分に対して可動に搭載されてハイバックの所望のフォワードリーンを設定する上部分を含む。支持部材は、ハイバックを滑走ボード構成要素に搭載するための1対の搭載位置を含み得る。
【0016】
ハイバックは、上部分が予め定められたフォワードリーン位置を超えてヒール方向に動くことを防ぐ、フォワードリーンアジャスタを含み得る。フォワードリーンアジャスタは、滑走ボード構成要素から独立して、上部分を選択されたフォワードリーン位置に維持し得る。
【0017】
ライド/リラックス特徴は、ハイバックが予め選択されたフォワードリーン位置に固定されるライドモードか、またはハイバックが抑制されずそれにより脚の動きがフォワードリーン位置を超えてヒール方向に動くことが可能であるリラックスモードのいずれかに、乗り手がハイバックを配置することを可能にするために設けられる。ライド/リラックス特徴は、ハイバックをフォワードリーン設定に影響を与えることなくリラックスモードに配置することにより、ハイバックがライドモードに配置された場合に予め選択されたフォワードリーン位置に戻ることができる態様で、フォワードリーンアジャスタと組合せることができる。
【0018】
ロック構成もまた提供され、これはハイバックを直立ライディング位置にロックして、向上したボード反応のためにボードに対するトウエッジ移動を防ぐ。ロック構成は、ハイバックの下部分をビンディングのヒールフープにロックする移動止め構造を含み得る。
【0019】
図1から図3に示す1つの例示的な実施例においては、ハイバック20は、直立支持部材22と、支持部材の両側に配置される1対の横方向の耳24とを含む。横方向の耳24は搭載位置を提供し、これはスノーボードビンディング、スノーボードブーツまたはビンディングインターフェイスのような滑走ボード構成要素に、ハイバックを搭載軸26に沿って回動可能に搭載するために用いられ得る。横方向の耳24は、ハイバックのための特定の搭載構成に好適であるいかなる形状をも有するよう構成され得る。
【0020】
支持部材22は好ましくは、ブーツの形状と適合する輪郭構成を有する。支持部材22は、ヒールカップ29を備えた下部分28を含み、これはブーツのヒール部分を掴み保持するよう構成される。支持部材22はまた、ボードのターンと制御のためのヒールサイドの支持を提供するために、乗り手の脚の後部分に沿って延在し、かつこれによって接触されるよう構成される上部分30をも含む。ハイバックの内面は、ヒールの保持を向上させ、衝撃を吸収し、ブーツおよび脚に圧力を分散させることを容易にするための、1つ以上の柔軟性のあるパッド32、34を含み得る。
【0021】
ハイバックの上部分30は、下部分から独立したハイバックのフォワードリーンの調節を可能にするよう、ヒールートウ方向において調節可能である。より特定的には、ハイバックのフォワードリーンは、ハイバックの搭載軸26を中心とする下部分28の付随する運動なしに調節することができる。したがって、下部分28は向上したヒールの押え付けのためにブーツの形状にぴったりと適合するヒールカップ29を含み得るが、これは公知のハイバックのフォワードリーン調節に典型的に付随する下部分の上下または回動運動を参酌するようヒールカップを構成する必要がないためである。
【0022】
上部分30は、ハイバックの搭載軸26から離れたフォワードリーン軸36を中心として下部分28によって可動に支持される。この考案の一つの例示的な実施例においては、ハイバック20は、上部分30の回動、回転またはフォワードリーン軸36を中心とする下部分28に対する他の曲げを可能にする、丁番付け構成を含む。しかしながら、上部分はいかなる適切な構成をも用いて下部分によって調節可能に支持され得ることを理解されたい。
【0023】
一つの例示的な実施例においては、上部分30は、ハイバックに一体化して形成される一体型丁番38構成を用いて下部分28に可動に接続される。示されるように、ハイバックには、上部分と下部分との間で背面部材の実質的な幅をわたって延在するスロットのような開口40が設けられる。一体型丁番38は、上部分30と下部分28とを相互接続する背面部材22の両側のエッジのセグメントによってスロットの端部の各々に形成される。拡大された開口42をスロット40の両端に設けて、柔軟性を向上させ、したがって上部分の下部分に対する調節性を向上させてもよい。ハイバックのフォワードリーンを調節するために望まれる特徴を達成するために、いかなる好適な構成された開口をも用い得ることを理解されたい。
【0024】
図4に示される別の例示的な実施例においては、上部分30と下部分28とは互いに対して機械的ファスナー44を用いて丁番付けにされることができ、機械的ファスナー44は、上部分の下部分に対する回動またはその他の運動を可能にしてフォワードリーン調節を容易にする、ピン、リベット、ブラケットなどのようなものである。別の実施例においては、機械的ファスナーは上部分および下部分と一体化して形成されてもよい。そのような構成は、上部分と下部分とを異なった材料から製造することが所望である場合に好適であろう。
【0025】
上部分30と下部分28との間のフォワードリーン調節を達成するために、ハイバックに他のジョイントまたは丁番型構成を実現することが企図され得る。たとえば、上部分と下部分との間に多数の開口を設けることができる。開口に代えて、または開口に加えて、一体型丁番構成は、選択された位置において背面部材22の厚さまたは表面のテクスチャを変化させることにより達成し得る。上部分と下部分との間の調節性はまた、さまざまな構成部材または、リブもしくは溝などのリリーフを用いることにより実現化され得る。
【0026】
ハイバック20のフォワードリーンは、上部分が予め定められたフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを防ぐフォワードリーンアジャスタを用いて設定され得る。図5および図6に示す一つの例示的な実施例においては、フォワードリーンアジャスタ46はハイバックの上部分30に結合されて、選択されたフォワードリーン位置に上部分を下部分に対して維持する。フォワードリーンアジャスタの上側端部48は上部分30に接続され、フォワードリーンアジャスタの下側端部50は下側部分28の一部と係合し、ビンディングのような滑走ボード構成要素から独立してハイバックのフォワードリーンを設定する。示されるように、フォワードリーンアジャスタの下側端部50は、下側部分28と接続されてハイバックのねじり力に対するスティフネスを増大させ得る。
【0027】
ハイバックのフォワードリーンは、フォワードリーンアジャスタ46の上側端部48と、背面部材の上部分30との間の接続点を調節することにより、および/または、フォワードリーンアジャスタの下側端部50とハイバックの下部分28との間の係合点を調節することにより、選択し得る。一実施例においては、フォワードリーンアジャスタ46は、ねじ、ピンのような、手早く便利なフォワードリーン調節のための道具不要のファスナーを含む、いずれかの好適なファスナー54を用いて複数の位置で上部分に固定することのできる調節可能ブロック52を含む。上部分30のフォワードリーンは、ブロック52が下部分28の方向に向かって下方向へ移動するにつれ増大する。
【0028】
ハイバックのフォワードリーンを調節するために他の構成をも用い得ることを理解されたい。図7に示す実施例においては、ブロック52は背面部材の下部分28に回動可能に接続され得る。図8に示される別の実施例においては、ブロック52は開口40をわたって延在し、かつビンディングのヒールフープ56上に直接作用するよう構成される。図9に示すさらなる実施例においては、フォワードリーンアジャスタ46は、フォワードリーンの程度を調整するために、その上側端部と下側端部との接続点の間の距離を増減できるよう伸長および格納されるよう構成される。
【0029】
ハイバック20は、ハイバックのフォワードリーンを設定するためのフォワードリーンアジャスタの少なくとも一部を受けるよう構成されるフォワードリーン搭載部58を含み得る。図1に示す一つの例示的な実施例においては、搭載部58は上部分30の下側端部で支持部材22の柱60に沿って一体化して形成される。示されるように、搭載部は上部分30上の窪み62内に配置され、これはフォワードリーンアジャスタを受けるように形成され、かつ形状にぴったりと適合するよう形成される。この入れ子構成は、乗り手によって与えられるねじれ力に抵抗するためのハイバック20のスティフネスを増大させるよう作用する。
【0030】
フォワードリーン搭載部58には、フォワードリーンアジャスタを調節可能に支持するよう適合される調節特徴が設けられ得る。一実施例においては、搭載部58には引き延ばされたスロット64が設けられ、これに沿って調節可能ブロック52はハイバックのフォワードリーンを設定するよう位置決めされ得る。しかしながら搭載部58には、スロットの代わりに、またはこれと併せて、フォワードリーンアジャスタの調節を容易にするための一連の間隔をあけた孔のような他のいかなる構造または特徴をも設けてもよい。
【0031】
フォワードリーン搭載部58にはまた、搭載部の長さに沿って複数のロック要素66が設けられて、所望のフォワードリーン位置にフォワードリーンアジャスタを係合させかつ維持する。一実施例においては、ロック要素66は、スロット64の両側に延在する歯のラックを含み得る。しかしながら、ロック要素66はフォワードリーンアジャスタの対応する特徴と係合するための、ピン、ホールなどのいかなる好適な構造または特徴をも含み得ることに留意されたい。
【0032】
ハイバック20はまた、乗り手がハイバックをライドモードまたはリラックスモードのいずれかに配置することができる、ライド/リラックスアクチュエータを含み得る。ライドモードにおいては、ハイバックは、フォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きを妨ぐための予め選択されたフォワードリーン位置に設定される。リラックスモードにおいては、ハイバックは抑制されす、フォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きが可能になる。
【0033】
図5および図6、ならびに図10および図11に示す一つの例示的な実施例においては、ライド/リラックスアクチュエータは、フォワードリーンアジャスタ46と一体化される。ライド/リラックスアクチュエータは、アクチュエータが誤ってライドモードを解除しないことを確実にするためのオーバーセンター構成におけるリンク70で調節可能ブロック52に結合されるレバー68を含む。レバー68は、第1の端部71を含み、これは第1の軸72に沿って背面部材の下部分28に回動可能に接続され、レバー68はさらに第2の端部74を含み、これは乗り手によって、レバーを第1の軸を中心として起動するために握られるよう構成される。リンクの第1の端部78は、レバーの両端の間に位置決めされる第2の軸80を中心としてレバー68に回動可能に接続される。リンクの第2の端部82は、第3の軸84を中心として調節可能ブロック52に回動可能に接続される。レバー68およびリンク70は、ピン、スクリュー、リベットなどのいずれかの好適なファスナーを用いて、それぞれの軸を中心として回動可能に接続され得る。
【0034】
フォワードリーン角度は、ブロック52を所望の位置においてフォワードリーン搭載部58に調節し固定することにより選択され得る。ハイバック20は、上部分に向けて第1の軸72を中心としてレバー68を起動することによりライドモードに配置され、それによりリンク70は第1および第3の軸72、84を第1の距離に引き離し、それにより背面部材の上部分30をトウ方向に、かつフォワードリーン位置に駆動する。ハイバック20は、上部分から離れるよう第1の軸72を中心としてレバー68を起動することによりリラックスモードに配置され、それにより第1および第3の軸72、84は第1の距離よりも短い第2の距離に引き離され、それにより上部分30がフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを可能にする。
【0035】
力はハイバックを通してボードとの間で伝達され、乗り手が脚の動きを通してボードを効率的に制御することを可能にする。図1、図5および図6に示す一つの例示的な実施例においては、背面部材の下部分28は、後方向に延在する当接部86を含み、これはヒールフープ56などのビンディングの一部と係合するよう構成され、力をハイバックからビンディングに伝達する。示されるように、当接部86は開口40に隣接して下部分28の上側端部の近傍に位置決めされる。フォワードリーンアジャスタの下側端部50は当接部86に接続されて、背面部材の上部分30に抗して作用する力がフォワードリーンアジャスタ46を通して当接部へ、かつヒールフープへ伝達される。
【0036】
一つの例示的な実施例においては、当接部86は、背面部材の実質的な幅をわたって横方向に延在する引き延ばされたリップを含み、ヒールフープと係合する。引き延ばされたリップは、ヒールフープの限定された部分に力を与える構成に比べて、ハイバックに抗して作用する力をヒールフープの比較的大きな部分にわたって分散させることにより、ヒールフープにおける応力を減じる。この構成は、より集中した力を支持する類似するヒールフープと比較すると、より薄い構造にヒールフープ56を構築することが可能である。より薄いヒールフープは、ヒールフープの後表面を乗り手のヒールに近づけることによりヒールサイドターンの間におけるビンディングと雪との接触の可能性を減じるので、乗り手のヒールの後をわたって延在するビンディングの距離を減じることができる。しかしながら、当接部は力をヒールフープに伝達することができ、係合することができるいかなる好適な態様においても構成され得ることを理解されたい。
【0037】
ハイバック20にはビンディングの対応のロック特徴と係合するロック特徴が設けられ、ハイバックを直立したライディング位置にロックし、向上したボードの反応のために、ライディングの際のトウ方向へのハイバックのボードに対する回動などのトウサイド移動を防ぐ。図1および図12に示す例示的な実施例においては、ハイバック20とビンディングとの間に移動止め構成が用いられ、これは乗り手がハイバックを容易にライディング位置にスナップ着脱することを可能にする。示されるように、移動止めは、下部分28の後面をわたって横方向に延在する引き延ばされた溝90と、総じてビンディングのヒールフープ56の内面からトウ方向において延在する対応のキャッチ92とを含む。溝90およびキャッチ92はボードに対して実質的に垂直軸を中心として、ハイバックの横方向の回転を可能にするよう構成され得る。
【0038】
ハイバック20が直立ライディング位置(図12)に回動する場合、キャッチ92は溝90内で受けられて、ハイバックの下部分28がトウ方向に搭載軸26を中心として回動することを抑制し、それによりハイバックのトウエッジ移動を防ぐ。ハイバックは、乗り手のブーツがビンディングから取外された場合に、キャッチ92を溝から外すのに十分な力でハイバックを押すかまたは引くことにより、前方に回転させて輸送または保管のために倒れた位置にすることができる。
【0039】
ハイバック20の横方向の回転に対処するために、キャッチ92の長さは横方向において溝90の長さよりも短い。一実施例においては、キャッチ92の長さは、溝90の長さの約3分の1である。しかしながら、所望の程度の横方向の回転に対処するために、いかなる好適な構成をも実現し得ることを理解されたい。
【0040】
トウエッジ移動を防ぐための移動止め構成を用いることにより、ビンディングの後部分から突き出してヒールサイドターンの間には雪と接触するおそれのある外部の構造なしにハイバックおよびヒールフープ構造を設けることにより、乗り手のヒールの後で後方に延在するビンディングの距離を減じることができる。
【0041】
ビンディングが乗り手のヒールを超えて後方に延在する距離は、ハイバックをヒールフープの中に入れ子状にすることによっても減じられるであろう。図12に示されるように、窪み94がキャッチ92の下にヒールカップ56に設けられ、背面部材の下部分28のボトムセグメント94を受ける。窪み94は、ボトムセグメント96を受けるよう構成され、それにより下部分28およびヒールフープ56のフォワード面95、97はそれぞれ、互いに対して実質的に同一高さの平面であり、乗り手のヒールとヒールフープとの間のハイバックの厚みが実質的になくなるので、ヒールフープが乗り手のヒールに向かってぴったりと引付けられることが可能になる。下部分のボトムセグメントの下で、柔軟性のあるパッド99をヒールフープ表面97に設けて、ブーツとヒールフープとの間のヒールの保持を向上させてもよい。
【0042】
ハイバック20は、乗り手からボードへの効率的な力伝達が可能である、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリウレタン、ナイロンなどのプラスチック材料を含む、いかなる適切な材料で形成されてもよい。ハイバックのための好適な材料の一例は、デラウェア州ウィルミントンのモンテル・ポリオレフィン(Montell Polyolefins)から入手可能である、ヒバロイ(Hivalloy)樹脂である。フォワードリーンアジャスタ構成要素は、アルミニウムなどの剛性のある、強靭な材料で形成し得る。
【0043】
ハイバックは、プラスチック材料から一体構造として射出成形されてもよい。一実施例においては、ハイバックは下部分に対して最小限のフォワードリーン角度に配置される上部分と成形される。この態様で、上部分はハイバックがリラックスモードに配置された場合に、最小限のフォワードリーン角度に戻りやすくなる。
【0044】
また、ハイバックを2つ以上の材料から形成して、ハイバックをわたるスティフネスの程度を変化させることも企図される。たとえば、力伝達を確実にするために支持部材の上部分30において高い程度の剛性が所望である一方、ハイバックのスノーボード構成要素上の横方向の回転を容易にするために、ハイバックの下側領域においてはより柔軟であることが好ましいこともある。一実施例においては、上部分は軽量の、剛性のある複合材料から形成され、下部分は柔軟性のあるプラスチックから形成され得る。好適な複合材料の一例は、ドイツのトロシンゲン(Trossingen)のボンド・ラミネーツ(Bond-Laminates)から入手可能であるTEPEXFlowcoreを含む。他の好適な材料はセルストラン(CELSTRAN)などの繊維強化プラスチックを含み得る。
【0045】
上にいくつかの実施例が説明されたが、ハイバックは当業者においては明らかであるであろういかなる好適な製造プロセスをも用いて、いかなる好適な材料によっても製造可能であることを理解されたい。
【0046】
この考案に従ったハイバック20は、ヒールサイドの支持によって利益を得るであろう、スノーボードのようないかなる滑走ボード活動にも用い得る。しかしながら理解を助けるために、かつこの考案の範囲を狭めることなく、この創意に富むハイバックをスノーボードビンディングに関連して以下に説明する。
【0047】
図13に示す例示的な実施例においては、スノーボードビンディング100はスノーボード104に搭載可能であるベースプレート102と、ブーツ(図示せず)をスノーボードに固定するためにベースプレートに装着される、好ましくは調節可能ストラップである、1つ以上のビンディングストラップとを含む。ハイバック20は、ベースプレート102のサイドウォールに回動可能に搭載される。示されるように、ビンディング100は、乗り手のヒールを押え付けるためにブーツの足首部分をわたって延在する足首ストラップ106と、ブーツのフロント部分を押え付けるよう延在するトウストラップ108とを含む。しかしながら、ビンディング100は他のストラップ構成をも用い得ることを理解されたい。
【0048】
しかしながら、この考案のハイバック20は、いかなる特定の種類のビンディングにも限定されるものではない。ハイバックは、スノーボードブーツ上に直接または間接的に設けられる、対応の特徴と係合するロック機構を含むステップインスノーボードビンディングでも実現され得る。図14における一実施例に示されるように、ハイバック20は上述のビンディングと同様の態様でビンディングベースプレート120に搭載され得る。ベースプレート120に搭載されるのは、1対の可動係合部材122であり、その各々が1対の間隔をあけられた係合ローブ124を含み、これらはブーツ130(点線で示す)のビンディングインターフェイス128に設けられる対応の窪み126と嵌め合うよう適合される。可動係合部材126の各々はまた、トリガ132を含み、これはビンディングインターフェイスがベースプレートに配置された場合に係合ローブ124と窪み126とを係合させる。
【0049】
図14に示される特定のビンディングは、ここに引用により援用される米国特許出願番号第08/780,721号に詳細に説明される。また引用により援用される、ハイバックを組入れることができる代替的なステップインビンディングは、米国特許第5,722,680号に記載される。
【0050】
別の実施例においては、この考案のハイバック20は、スノーボードブーツに永久的に装着されるか、または取外し可能である。取外し可能なハイバックは、既にビンディングベースプレートに搭載されたハイバックを含むビンディングシステムでブーツを実現することを可能にすることにより、システムに柔軟性を与える。図15に示されるように、ハイバック20はブーツ140のヒール領域に可動に搭載される。横方向の耳24は好ましくは、ブーツの足首部分の下に装着されて、所望の横方向の脚の回転を可能にする横方向またはサイドからサイドへのブーツの柔軟性を容易にする。横方向の耳22は、横方向の耳の各々を通過する、ねじ、リベットなどのいかなる好適なファスナー142をも用いて、好ましくは補強された装着点でブーツに装着され得る。
【0051】
この考案の別の局面においては、ハイバック20はブーツをビンディングにインターフェイスさせるための取外し可能なビンディングインターフェイスシステムで実現化される。図16の一実施例に示されるように、インターフェイス150は本体152と、点線で示されるブーツ156の足首部分をわたって配置される少なくとも1つの調節可能ストラップ154とを含む。ハイバック20は、インターフェイス本体152のサイドウォールに、ハイバックの横方向の耳24を通過する好適なファスナー155を用いて可動に搭載される。インターフェイスの本体152は、当業者においては明らかであるように1つ以上の嵌め合い特徴158を含み、これはビンディング162の対応の係合部材160と係合するよう適合される。
【0052】
図16に示される特定のビンディングインターフェイス150およびビンディング162は、ここに引用により援用する米国特許出願番号第09/062,131号に詳細に説明される。
【0053】
理解を助けるために、かつこの考案の範囲を限定することなく、この実用新案が扱うこの創意に富むハイバックは、特にスノーボードとともに用いられるブーツまたはビンディングに関連して説明された。しかしながら、この考案は他の種類の滑走ボードに関連しても用いることができる。こうして、この考案の目的に対しては、「滑走ボード」は総じて、一般的に乗り手が表面上を移動することを可能にする、スノーボード、スノースキー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフボードおよび他のボード型の装置のような、平面上を滑走するために特に構成されたボードを指す。
【0054】
この考案のいくつかの実施例を詳細に説明してきたが、当業者においてはそのさまざまな変形例および改良点が容易に想起されるであろう。そのような変形例および改良点は、この考案の精神および範囲内にあるものと意図される。したがって、上述の説明は例示のみであり、限定するものとは意図されない。この考案は、前掲の実用新案登録請求の範囲およびその等価物によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1つの例示的な実施例に従った、ハイバックの後面図である。
【図2】図1のハイバックの側面図である。
【図3】図1のハイバックの正面斜視図である。
【図4】この考案の別の例示的な実施例に従った、ハイバックの部分側面図である。
【図5】ライドモードにおけるハイバックを示す、図1のハイバックの後面斜視図である。
【図6】リラックスモードにおけるハイバックを示す、図1のハイバックの後面斜視図である。
【図7】フォワードリーンアジャスタのための代替的な実施例を示す、図1のハイバックの側面図である。
【図8】フォワードリーンアジャスタのための代替的な実施例を示す、図1のハイバックの側面図である。
【図9】フォワードリーンアジャスタのための代替的な実施例を示す、図1のハイバックの側面図である。
【図10】リラックスモードにおける、1つの例示的な実施例に従った、フォワードリーンアクチュエータの概略図である。
【図11】ライドモードにおける、1つの例示的な実施例に従った、フォワードリーンアクチュエータの概略図である。
【図12】トウエッジ移動を防ぐための、ハイバックに対するロック構成の1つの例示的な実施例を示す図1の破断線12−12に沿った断面図である。
【図13】この考案の別の局面に従った、スノーボードビンディングの例示的な実施例に組込まれた、ハイバックの斜視図である。
【図14】この考案の別の局面に従ったステップインスノーボードビンディングの例示的な実施例に組入れられた、ハイバックの斜視図である。
【図15】この考案のさらなる局面に従った、スノーボードブーツシステムの例示的な実施例に組入れられた、ハイバックの側面図である。
【図16】この考案の別の局面に従った、取外し可能なビンディングインターフェイスの例示的な実施例に組入れられた、ハイバックの斜視図である。
考案の分野
この考案は一般的に、スノーボードのような滑走スポーツのためのハイバックに関し、より特定的には、独立したフォワードリーン調節を備えたハイバックに関する。
【0002】
関連技術の説明
ソフトスノーボードブーツのためのスノーボードビンディングシステムは、典型的には乗り手の脚の後ろ側部分によって接触される「ハイバック」(「ローバック」および「スカイバック」としても知られる)と呼ばれる、直立部材を含む。ビンディングまたはブーツに搭載し得るハイバックは、ボードとの間で直接力を伝達するよう支援する梃子として作用し、乗り手が脚の動きによって効率的にボードを制御することを可能にする。たとえば、ハイバックに抗して脚を後ろ側に曲げると、ボードがヒールエッジで立てられ、これに対応するハイバックを介して作用する体重およびバランスにおけるシフトがヒールサイドターンを完了させる。
【0003】
公知のハイバックは、一般的に直立支持部材を含み、これはビンディングまたはブーツの長手軸を横切る搭載軸に沿ったヒール−トウ方向において、ハイバックを回動可能に搭載するために用いられる1対の横方向の耳で形成される。ある例においては、バートン・コーポレーションに譲渡された米国特許第5,356,170号に開示されるように、ビンディングのボードに対する特定のスタンス角度に対処するよう、ハイバックは実質的に垂直の軸を中心とした横方向の回転に対しても搭載可能である。
【0004】
スノーボードの乗り手の脚は一般的に、バランス、制御、および、特にジャンプの着地の際に乗り手の膝がよく衝撃を吸収するよう曲げられていることを確実にするために、ハイバックによってボートに対して前傾角度に保持される。乗り手の脚をそのようなスタンスに保持するために、ハイバックは典型的にはボードに対して「フォワードリーン」と呼ばれる位置に傾けられる。フォワードリーンの所望の程度は、ハイバックをトウ方向に搭載軸を中心として回動させ、かつハイバックの背部に沿ってフォワードリーンアクチュエータの位置を調節し、それによりハイバックがビンディングの一部、典型的にはヒールフープと係合して、ハイバックが所望のフォワードリーン角度を超えてヒール方向へ動くことを防ぐことにより、設定される。
【0005】
乗り手は、ハイバックを直立したライディング位置にロックして、ボードに対するトウエッジ移動を防ぎ、ボードの反応を向上させることが望ましいことを見出し得る。ハイバックのトウエッジ移動を防ぐためのロック装置を組み入れたビンディングの例は、バートン・コーポレーションに譲渡された米国特許第6,027,136号に記載される。
【0006】
この考案の目的は、改良されたハイバックを提供することである。
考案の概要
この考案の1つの例示的な実施例においては、滑走ボードビンディング、ブーツまたはビンディングインターフェイスなどの、乗り手の脚とインターフェイスし、滑走ボードによって支持可能である構成要素と併せて用いるためのハイバックが提供される。ハイバックは、乗り手の脚の後ろ部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。支持部材は、下部分と、下部分によって可動に支持される上部分とを含む。下部分は、ハイバックを搭載軸を中心として滑走ボードに搭載するよう構築され配置される。上部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるために、複数の位置において下部分に対して調節可能である。ハイバックはさらに、上部分に装着されて、上部分を複数の位置の中の選択された1つに維持して、ハイバックのフォワードリーンの程度を調整する、フォワードリーンアジャスタをさらに含む。
【0007】
この考案の別の例示的な実施例においては、ハイバックは支持部材の上部分および下部分に結合されるライド/リラックスアクチュエータを含む。ライド/リラックスアクチュエータは、ライドモードおよびリラックスモードを有する。ライドモードにおいては、上部分は下部分に対して予め定められたフォワードリーン位置に固定されて、ヒール方向へのフォワードリーンポジションを超える脚の動きを防ぐことにより、ヒール方向への脚の動きがハイバックを通して滑走ボード構成要素に伝達される。リラックスモードにおいては、上部分は下部分に対して抑制されておらず、それによりフォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きが可能になる。
【0008】
この考案のさらなる実施例においては、スノーボードブーツをスノーボードに固定するためのビンディングが提供される。ビンディングは、スノーボードに搭載可能でありかつスノーボードを受けるよう構築され配置されるベースプレートと、ベースプレートによって支持されるヒールフープと、搭載軸を中心としてべ一スプレートに回動可能に搭載されるハイバックとを含む。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。支持部材は、搭載軸を中心としてベースプレートに回動可能に搭載され、かつブーツのヒール部分を保持するよう構成されるヒールカップを有する下部分を含む。支持部材はさらに、フォワードリーン軸を中心として下部分によって回動可能に支持されて、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させる上部分を含む。フォワードリーン軸は搭載軸から離れて、ヒールフープの近傍に位置決めされる。
【0009】
この考案の別の例示的な実施例においては、スノーボードブーツをスノーボードに固定するためのスノーボードビンディングが提供される。ビンディングは、スノーボードに搭載可能であり、かつスノーボードブーツと、ベースプレートによって支持されるヒールフープと、ベースプレートに回動可能に搭載されるハイバックとを受けるよう構築され配置されるベースプレートを含む。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。スノーボードビンディングはさらに、ハイバックの上に配置される第1のロック特徴と、ハイバックに隣接するヒールカップの内面に配置される第2のロック特徴とを含み、第2のロック特徴は第1のロック特徴と係合するよう構築され配置され、ハイバックのトウエッジ回動を防ぐ。
【0010】
この考案のさらなる例示的な実施例においては、乗り手の脚とインターフェイスし、かつ滑走ボードによって支持可能である滑走ボード構成要素と併せて用いるためのハイバックに搭載可能であるフォワードリーンアジャスタが提供され、ハイバックは、下部分と、下部分によって可動に支持される上部分とを含み、下部分はハイバックを滑走ボード構成要素に搭載するための1対の搭載位置を有し、上部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるための複数の位置において、下部分に対して調節可能である。フォワードリーンアジャスタは、下部分および上部分のうちの一方に回動可能に接続できる第1の端部と、下部分および上部分のうちの他方に調節可能に固定される第2の端部とを含み、上部分を、複数の位置のうちの選択された1つに維持してハイバックのフォワードリーンの程度を固定する。
【0011】
この考案の別の例示的な実施例においては、スノーボードビンディングが提供され、スノーボードビンディングは、ベースプレート、ベースプレートによって支持されるヒールフープ、および少なくとも直立したライディング位置と倒された位置との間で搭載軸を中心として回動可能にベースプレートに搭載されるハイバックとを含む。ベースプレートはスノーボードブーツを受けるように構築され配置され、かつスノーボードに搭載可能である。ヒールフープは、第1のフォワード面を含む。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含む。支持部材は、第2のフォワード面を含み、これはハイバックが直立ライディング位置に回動された場合に、スノーボードがヒールフープおよび支持部材の第1および第2のフォワード面と係合するよう、第1のフォワード面と実質的に同一高さの平面にある。
【0012】
この考案のさらなる例示的な実施例においては、乗り手の脚の後部分を支持するためのハイバックを搭載するために、スノーボードビンディングベースプレートが提供される。ビンディングベースプレートは、スノーボードに搭載可能であるベース、ベースプレートによって支持されるヒールフープ、およびヒールフープの内面に配置されるロック特徴を含む。ロック特徴は、ハイバックの一部と係合するよう構築され配置され、ハイバックのトウエッジの回動を防ぐ。
【0013】
この考案の別の例示的な実施例においては、ヒールフープを有するスノーボードビンディングベースプレートに搭載可能であるハイバックが提供される。ハイバックは、搭載軸を中心としてベースプレートに回動可能に搭載される。ハイバックは、乗り手の脚の後部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材と、支持部材の後表面に配置されるロック特徴とを含む。ロック特徴は、ヒールフープの内面における対応のロック特徴と係合するよう構築され配置され、ハイバックのトウエッジの回動を防ぐ。
【0014】
この考案は、同様の参照符号が同様の特徴を示す添付の図面と併せて、この考案の例示的な実施例の以下の詳細な説明を参照することにより、よりよく理解されるであろう。
【0015】
詳細な説明
この考案は、乗り手の脚の動きを通して、スノーボードのような滑走ボードを制御するためのハイバックに向けられる。ハイバックは、乗り手の脚とインターフェイスし、かつ滑走ボードによって支持可能である、滑走ボードビンディング、ブーツまたはビンディングインターフェイスのような構成要素とともに用い得る。ハイバックは直立支持部材を含み、直立支持部材は、下部分に対して可動に搭載されてハイバックの所望のフォワードリーンを設定する上部分を含む。支持部材は、ハイバックを滑走ボード構成要素に搭載するための1対の搭載位置を含み得る。
【0016】
ハイバックは、上部分が予め定められたフォワードリーン位置を超えてヒール方向に動くことを防ぐ、フォワードリーンアジャスタを含み得る。フォワードリーンアジャスタは、滑走ボード構成要素から独立して、上部分を選択されたフォワードリーン位置に維持し得る。
【0017】
ライド/リラックス特徴は、ハイバックが予め選択されたフォワードリーン位置に固定されるライドモードか、またはハイバックが抑制されずそれにより脚の動きがフォワードリーン位置を超えてヒール方向に動くことが可能であるリラックスモードのいずれかに、乗り手がハイバックを配置することを可能にするために設けられる。ライド/リラックス特徴は、ハイバックをフォワードリーン設定に影響を与えることなくリラックスモードに配置することにより、ハイバックがライドモードに配置された場合に予め選択されたフォワードリーン位置に戻ることができる態様で、フォワードリーンアジャスタと組合せることができる。
【0018】
ロック構成もまた提供され、これはハイバックを直立ライディング位置にロックして、向上したボード反応のためにボードに対するトウエッジ移動を防ぐ。ロック構成は、ハイバックの下部分をビンディングのヒールフープにロックする移動止め構造を含み得る。
【0019】
図1から図3に示す1つの例示的な実施例においては、ハイバック20は、直立支持部材22と、支持部材の両側に配置される1対の横方向の耳24とを含む。横方向の耳24は搭載位置を提供し、これはスノーボードビンディング、スノーボードブーツまたはビンディングインターフェイスのような滑走ボード構成要素に、ハイバックを搭載軸26に沿って回動可能に搭載するために用いられ得る。横方向の耳24は、ハイバックのための特定の搭載構成に好適であるいかなる形状をも有するよう構成され得る。
【0020】
支持部材22は好ましくは、ブーツの形状と適合する輪郭構成を有する。支持部材22は、ヒールカップ29を備えた下部分28を含み、これはブーツのヒール部分を掴み保持するよう構成される。支持部材22はまた、ボードのターンと制御のためのヒールサイドの支持を提供するために、乗り手の脚の後部分に沿って延在し、かつこれによって接触されるよう構成される上部分30をも含む。ハイバックの内面は、ヒールの保持を向上させ、衝撃を吸収し、ブーツおよび脚に圧力を分散させることを容易にするための、1つ以上の柔軟性のあるパッド32、34を含み得る。
【0021】
ハイバックの上部分30は、下部分から独立したハイバックのフォワードリーンの調節を可能にするよう、ヒールートウ方向において調節可能である。より特定的には、ハイバックのフォワードリーンは、ハイバックの搭載軸26を中心とする下部分28の付随する運動なしに調節することができる。したがって、下部分28は向上したヒールの押え付けのためにブーツの形状にぴったりと適合するヒールカップ29を含み得るが、これは公知のハイバックのフォワードリーン調節に典型的に付随する下部分の上下または回動運動を参酌するようヒールカップを構成する必要がないためである。
【0022】
上部分30は、ハイバックの搭載軸26から離れたフォワードリーン軸36を中心として下部分28によって可動に支持される。この考案の一つの例示的な実施例においては、ハイバック20は、上部分30の回動、回転またはフォワードリーン軸36を中心とする下部分28に対する他の曲げを可能にする、丁番付け構成を含む。しかしながら、上部分はいかなる適切な構成をも用いて下部分によって調節可能に支持され得ることを理解されたい。
【0023】
一つの例示的な実施例においては、上部分30は、ハイバックに一体化して形成される一体型丁番38構成を用いて下部分28に可動に接続される。示されるように、ハイバックには、上部分と下部分との間で背面部材の実質的な幅をわたって延在するスロットのような開口40が設けられる。一体型丁番38は、上部分30と下部分28とを相互接続する背面部材22の両側のエッジのセグメントによってスロットの端部の各々に形成される。拡大された開口42をスロット40の両端に設けて、柔軟性を向上させ、したがって上部分の下部分に対する調節性を向上させてもよい。ハイバックのフォワードリーンを調節するために望まれる特徴を達成するために、いかなる好適な構成された開口をも用い得ることを理解されたい。
【0024】
図4に示される別の例示的な実施例においては、上部分30と下部分28とは互いに対して機械的ファスナー44を用いて丁番付けにされることができ、機械的ファスナー44は、上部分の下部分に対する回動またはその他の運動を可能にしてフォワードリーン調節を容易にする、ピン、リベット、ブラケットなどのようなものである。別の実施例においては、機械的ファスナーは上部分および下部分と一体化して形成されてもよい。そのような構成は、上部分と下部分とを異なった材料から製造することが所望である場合に好適であろう。
【0025】
上部分30と下部分28との間のフォワードリーン調節を達成するために、ハイバックに他のジョイントまたは丁番型構成を実現することが企図され得る。たとえば、上部分と下部分との間に多数の開口を設けることができる。開口に代えて、または開口に加えて、一体型丁番構成は、選択された位置において背面部材22の厚さまたは表面のテクスチャを変化させることにより達成し得る。上部分と下部分との間の調節性はまた、さまざまな構成部材または、リブもしくは溝などのリリーフを用いることにより実現化され得る。
【0026】
ハイバック20のフォワードリーンは、上部分が予め定められたフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを防ぐフォワードリーンアジャスタを用いて設定され得る。図5および図6に示す一つの例示的な実施例においては、フォワードリーンアジャスタ46はハイバックの上部分30に結合されて、選択されたフォワードリーン位置に上部分を下部分に対して維持する。フォワードリーンアジャスタの上側端部48は上部分30に接続され、フォワードリーンアジャスタの下側端部50は下側部分28の一部と係合し、ビンディングのような滑走ボード構成要素から独立してハイバックのフォワードリーンを設定する。示されるように、フォワードリーンアジャスタの下側端部50は、下側部分28と接続されてハイバックのねじり力に対するスティフネスを増大させ得る。
【0027】
ハイバックのフォワードリーンは、フォワードリーンアジャスタ46の上側端部48と、背面部材の上部分30との間の接続点を調節することにより、および/または、フォワードリーンアジャスタの下側端部50とハイバックの下部分28との間の係合点を調節することにより、選択し得る。一実施例においては、フォワードリーンアジャスタ46は、ねじ、ピンのような、手早く便利なフォワードリーン調節のための道具不要のファスナーを含む、いずれかの好適なファスナー54を用いて複数の位置で上部分に固定することのできる調節可能ブロック52を含む。上部分30のフォワードリーンは、ブロック52が下部分28の方向に向かって下方向へ移動するにつれ増大する。
【0028】
ハイバックのフォワードリーンを調節するために他の構成をも用い得ることを理解されたい。図7に示す実施例においては、ブロック52は背面部材の下部分28に回動可能に接続され得る。図8に示される別の実施例においては、ブロック52は開口40をわたって延在し、かつビンディングのヒールフープ56上に直接作用するよう構成される。図9に示すさらなる実施例においては、フォワードリーンアジャスタ46は、フォワードリーンの程度を調整するために、その上側端部と下側端部との接続点の間の距離を増減できるよう伸長および格納されるよう構成される。
【0029】
ハイバック20は、ハイバックのフォワードリーンを設定するためのフォワードリーンアジャスタの少なくとも一部を受けるよう構成されるフォワードリーン搭載部58を含み得る。図1に示す一つの例示的な実施例においては、搭載部58は上部分30の下側端部で支持部材22の柱60に沿って一体化して形成される。示されるように、搭載部は上部分30上の窪み62内に配置され、これはフォワードリーンアジャスタを受けるように形成され、かつ形状にぴったりと適合するよう形成される。この入れ子構成は、乗り手によって与えられるねじれ力に抵抗するためのハイバック20のスティフネスを増大させるよう作用する。
【0030】
フォワードリーン搭載部58には、フォワードリーンアジャスタを調節可能に支持するよう適合される調節特徴が設けられ得る。一実施例においては、搭載部58には引き延ばされたスロット64が設けられ、これに沿って調節可能ブロック52はハイバックのフォワードリーンを設定するよう位置決めされ得る。しかしながら搭載部58には、スロットの代わりに、またはこれと併せて、フォワードリーンアジャスタの調節を容易にするための一連の間隔をあけた孔のような他のいかなる構造または特徴をも設けてもよい。
【0031】
フォワードリーン搭載部58にはまた、搭載部の長さに沿って複数のロック要素66が設けられて、所望のフォワードリーン位置にフォワードリーンアジャスタを係合させかつ維持する。一実施例においては、ロック要素66は、スロット64の両側に延在する歯のラックを含み得る。しかしながら、ロック要素66はフォワードリーンアジャスタの対応する特徴と係合するための、ピン、ホールなどのいかなる好適な構造または特徴をも含み得ることに留意されたい。
【0032】
ハイバック20はまた、乗り手がハイバックをライドモードまたはリラックスモードのいずれかに配置することができる、ライド/リラックスアクチュエータを含み得る。ライドモードにおいては、ハイバックは、フォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きを妨ぐための予め選択されたフォワードリーン位置に設定される。リラックスモードにおいては、ハイバックは抑制されす、フォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きが可能になる。
【0033】
図5および図6、ならびに図10および図11に示す一つの例示的な実施例においては、ライド/リラックスアクチュエータは、フォワードリーンアジャスタ46と一体化される。ライド/リラックスアクチュエータは、アクチュエータが誤ってライドモードを解除しないことを確実にするためのオーバーセンター構成におけるリンク70で調節可能ブロック52に結合されるレバー68を含む。レバー68は、第1の端部71を含み、これは第1の軸72に沿って背面部材の下部分28に回動可能に接続され、レバー68はさらに第2の端部74を含み、これは乗り手によって、レバーを第1の軸を中心として起動するために握られるよう構成される。リンクの第1の端部78は、レバーの両端の間に位置決めされる第2の軸80を中心としてレバー68に回動可能に接続される。リンクの第2の端部82は、第3の軸84を中心として調節可能ブロック52に回動可能に接続される。レバー68およびリンク70は、ピン、スクリュー、リベットなどのいずれかの好適なファスナーを用いて、それぞれの軸を中心として回動可能に接続され得る。
【0034】
フォワードリーン角度は、ブロック52を所望の位置においてフォワードリーン搭載部58に調節し固定することにより選択され得る。ハイバック20は、上部分に向けて第1の軸72を中心としてレバー68を起動することによりライドモードに配置され、それによりリンク70は第1および第3の軸72、84を第1の距離に引き離し、それにより背面部材の上部分30をトウ方向に、かつフォワードリーン位置に駆動する。ハイバック20は、上部分から離れるよう第1の軸72を中心としてレバー68を起動することによりリラックスモードに配置され、それにより第1および第3の軸72、84は第1の距離よりも短い第2の距離に引き離され、それにより上部分30がフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを可能にする。
【0035】
力はハイバックを通してボードとの間で伝達され、乗り手が脚の動きを通してボードを効率的に制御することを可能にする。図1、図5および図6に示す一つの例示的な実施例においては、背面部材の下部分28は、後方向に延在する当接部86を含み、これはヒールフープ56などのビンディングの一部と係合するよう構成され、力をハイバックからビンディングに伝達する。示されるように、当接部86は開口40に隣接して下部分28の上側端部の近傍に位置決めされる。フォワードリーンアジャスタの下側端部50は当接部86に接続されて、背面部材の上部分30に抗して作用する力がフォワードリーンアジャスタ46を通して当接部へ、かつヒールフープへ伝達される。
【0036】
一つの例示的な実施例においては、当接部86は、背面部材の実質的な幅をわたって横方向に延在する引き延ばされたリップを含み、ヒールフープと係合する。引き延ばされたリップは、ヒールフープの限定された部分に力を与える構成に比べて、ハイバックに抗して作用する力をヒールフープの比較的大きな部分にわたって分散させることにより、ヒールフープにおける応力を減じる。この構成は、より集中した力を支持する類似するヒールフープと比較すると、より薄い構造にヒールフープ56を構築することが可能である。より薄いヒールフープは、ヒールフープの後表面を乗り手のヒールに近づけることによりヒールサイドターンの間におけるビンディングと雪との接触の可能性を減じるので、乗り手のヒールの後をわたって延在するビンディングの距離を減じることができる。しかしながら、当接部は力をヒールフープに伝達することができ、係合することができるいかなる好適な態様においても構成され得ることを理解されたい。
【0037】
ハイバック20にはビンディングの対応のロック特徴と係合するロック特徴が設けられ、ハイバックを直立したライディング位置にロックし、向上したボードの反応のために、ライディングの際のトウ方向へのハイバックのボードに対する回動などのトウサイド移動を防ぐ。図1および図12に示す例示的な実施例においては、ハイバック20とビンディングとの間に移動止め構成が用いられ、これは乗り手がハイバックを容易にライディング位置にスナップ着脱することを可能にする。示されるように、移動止めは、下部分28の後面をわたって横方向に延在する引き延ばされた溝90と、総じてビンディングのヒールフープ56の内面からトウ方向において延在する対応のキャッチ92とを含む。溝90およびキャッチ92はボードに対して実質的に垂直軸を中心として、ハイバックの横方向の回転を可能にするよう構成され得る。
【0038】
ハイバック20が直立ライディング位置(図12)に回動する場合、キャッチ92は溝90内で受けられて、ハイバックの下部分28がトウ方向に搭載軸26を中心として回動することを抑制し、それによりハイバックのトウエッジ移動を防ぐ。ハイバックは、乗り手のブーツがビンディングから取外された場合に、キャッチ92を溝から外すのに十分な力でハイバックを押すかまたは引くことにより、前方に回転させて輸送または保管のために倒れた位置にすることができる。
【0039】
ハイバック20の横方向の回転に対処するために、キャッチ92の長さは横方向において溝90の長さよりも短い。一実施例においては、キャッチ92の長さは、溝90の長さの約3分の1である。しかしながら、所望の程度の横方向の回転に対処するために、いかなる好適な構成をも実現し得ることを理解されたい。
【0040】
トウエッジ移動を防ぐための移動止め構成を用いることにより、ビンディングの後部分から突き出してヒールサイドターンの間には雪と接触するおそれのある外部の構造なしにハイバックおよびヒールフープ構造を設けることにより、乗り手のヒールの後で後方に延在するビンディングの距離を減じることができる。
【0041】
ビンディングが乗り手のヒールを超えて後方に延在する距離は、ハイバックをヒールフープの中に入れ子状にすることによっても減じられるであろう。図12に示されるように、窪み94がキャッチ92の下にヒールカップ56に設けられ、背面部材の下部分28のボトムセグメント94を受ける。窪み94は、ボトムセグメント96を受けるよう構成され、それにより下部分28およびヒールフープ56のフォワード面95、97はそれぞれ、互いに対して実質的に同一高さの平面であり、乗り手のヒールとヒールフープとの間のハイバックの厚みが実質的になくなるので、ヒールフープが乗り手のヒールに向かってぴったりと引付けられることが可能になる。下部分のボトムセグメントの下で、柔軟性のあるパッド99をヒールフープ表面97に設けて、ブーツとヒールフープとの間のヒールの保持を向上させてもよい。
【0042】
ハイバック20は、乗り手からボードへの効率的な力伝達が可能である、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリウレタン、ナイロンなどのプラスチック材料を含む、いかなる適切な材料で形成されてもよい。ハイバックのための好適な材料の一例は、デラウェア州ウィルミントンのモンテル・ポリオレフィン(Montell Polyolefins)から入手可能である、ヒバロイ(Hivalloy)樹脂である。フォワードリーンアジャスタ構成要素は、アルミニウムなどの剛性のある、強靭な材料で形成し得る。
【0043】
ハイバックは、プラスチック材料から一体構造として射出成形されてもよい。一実施例においては、ハイバックは下部分に対して最小限のフォワードリーン角度に配置される上部分と成形される。この態様で、上部分はハイバックがリラックスモードに配置された場合に、最小限のフォワードリーン角度に戻りやすくなる。
【0044】
また、ハイバックを2つ以上の材料から形成して、ハイバックをわたるスティフネスの程度を変化させることも企図される。たとえば、力伝達を確実にするために支持部材の上部分30において高い程度の剛性が所望である一方、ハイバックのスノーボード構成要素上の横方向の回転を容易にするために、ハイバックの下側領域においてはより柔軟であることが好ましいこともある。一実施例においては、上部分は軽量の、剛性のある複合材料から形成され、下部分は柔軟性のあるプラスチックから形成され得る。好適な複合材料の一例は、ドイツのトロシンゲン(Trossingen)のボンド・ラミネーツ(Bond-Laminates)から入手可能であるTEPEXFlowcoreを含む。他の好適な材料はセルストラン(CELSTRAN)などの繊維強化プラスチックを含み得る。
【0045】
上にいくつかの実施例が説明されたが、ハイバックは当業者においては明らかであるであろういかなる好適な製造プロセスをも用いて、いかなる好適な材料によっても製造可能であることを理解されたい。
【0046】
この考案に従ったハイバック20は、ヒールサイドの支持によって利益を得るであろう、スノーボードのようないかなる滑走ボード活動にも用い得る。しかしながら理解を助けるために、かつこの考案の範囲を狭めることなく、この創意に富むハイバックをスノーボードビンディングに関連して以下に説明する。
【0047】
図13に示す例示的な実施例においては、スノーボードビンディング100はスノーボード104に搭載可能であるベースプレート102と、ブーツ(図示せず)をスノーボードに固定するためにベースプレートに装着される、好ましくは調節可能ストラップである、1つ以上のビンディングストラップとを含む。ハイバック20は、ベースプレート102のサイドウォールに回動可能に搭載される。示されるように、ビンディング100は、乗り手のヒールを押え付けるためにブーツの足首部分をわたって延在する足首ストラップ106と、ブーツのフロント部分を押え付けるよう延在するトウストラップ108とを含む。しかしながら、ビンディング100は他のストラップ構成をも用い得ることを理解されたい。
【0048】
しかしながら、この考案のハイバック20は、いかなる特定の種類のビンディングにも限定されるものではない。ハイバックは、スノーボードブーツ上に直接または間接的に設けられる、対応の特徴と係合するロック機構を含むステップインスノーボードビンディングでも実現され得る。図14における一実施例に示されるように、ハイバック20は上述のビンディングと同様の態様でビンディングベースプレート120に搭載され得る。ベースプレート120に搭載されるのは、1対の可動係合部材122であり、その各々が1対の間隔をあけられた係合ローブ124を含み、これらはブーツ130(点線で示す)のビンディングインターフェイス128に設けられる対応の窪み126と嵌め合うよう適合される。可動係合部材126の各々はまた、トリガ132を含み、これはビンディングインターフェイスがベースプレートに配置された場合に係合ローブ124と窪み126とを係合させる。
【0049】
図14に示される特定のビンディングは、ここに引用により援用される米国特許出願番号第08/780,721号に詳細に説明される。また引用により援用される、ハイバックを組入れることができる代替的なステップインビンディングは、米国特許第5,722,680号に記載される。
【0050】
別の実施例においては、この考案のハイバック20は、スノーボードブーツに永久的に装着されるか、または取外し可能である。取外し可能なハイバックは、既にビンディングベースプレートに搭載されたハイバックを含むビンディングシステムでブーツを実現することを可能にすることにより、システムに柔軟性を与える。図15に示されるように、ハイバック20はブーツ140のヒール領域に可動に搭載される。横方向の耳24は好ましくは、ブーツの足首部分の下に装着されて、所望の横方向の脚の回転を可能にする横方向またはサイドからサイドへのブーツの柔軟性を容易にする。横方向の耳22は、横方向の耳の各々を通過する、ねじ、リベットなどのいかなる好適なファスナー142をも用いて、好ましくは補強された装着点でブーツに装着され得る。
【0051】
この考案の別の局面においては、ハイバック20はブーツをビンディングにインターフェイスさせるための取外し可能なビンディングインターフェイスシステムで実現化される。図16の一実施例に示されるように、インターフェイス150は本体152と、点線で示されるブーツ156の足首部分をわたって配置される少なくとも1つの調節可能ストラップ154とを含む。ハイバック20は、インターフェイス本体152のサイドウォールに、ハイバックの横方向の耳24を通過する好適なファスナー155を用いて可動に搭載される。インターフェイスの本体152は、当業者においては明らかであるように1つ以上の嵌め合い特徴158を含み、これはビンディング162の対応の係合部材160と係合するよう適合される。
【0052】
図16に示される特定のビンディングインターフェイス150およびビンディング162は、ここに引用により援用する米国特許出願番号第09/062,131号に詳細に説明される。
【0053】
理解を助けるために、かつこの考案の範囲を限定することなく、この実用新案が扱うこの創意に富むハイバックは、特にスノーボードとともに用いられるブーツまたはビンディングに関連して説明された。しかしながら、この考案は他の種類の滑走ボードに関連しても用いることができる。こうして、この考案の目的に対しては、「滑走ボード」は総じて、一般的に乗り手が表面上を移動することを可能にする、スノーボード、スノースキー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフボードおよび他のボード型の装置のような、平面上を滑走するために特に構成されたボードを指す。
【0054】
この考案のいくつかの実施例を詳細に説明してきたが、当業者においてはそのさまざまな変形例および改良点が容易に想起されるであろう。そのような変形例および改良点は、この考案の精神および範囲内にあるものと意図される。したがって、上述の説明は例示のみであり、限定するものとは意図されない。この考案は、前掲の実用新案登録請求の範囲およびその等価物によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1つの例示的な実施例に従った、ハイバックの後面図である。
【図2】図1のハイバックの側面図である。
【図3】図1のハイバックの正面斜視図である。
【図4】この考案の別の例示的な実施例に従った、ハイバックの部分側面図である。
【図5】ライドモードにおけるハイバックを示す、図1のハイバックの後面斜視図である。
【図6】リラックスモードにおけるハイバックを示す、図1のハイバックの後面斜視図である。
【図7】フォワードリーンアジャスタのための代替的な実施例を示す、図1のハイバックの側面図である。
【図8】フォワードリーンアジャスタのための代替的な実施例を示す、図1のハイバックの側面図である。
【図9】フォワードリーンアジャスタのための代替的な実施例を示す、図1のハイバックの側面図である。
【図10】リラックスモードにおける、1つの例示的な実施例に従った、フォワードリーンアクチュエータの概略図である。
【図11】ライドモードにおける、1つの例示的な実施例に従った、フォワードリーンアクチュエータの概略図である。
【図12】トウエッジ移動を防ぐための、ハイバックに対するロック構成の1つの例示的な実施例を示す図1の破断線12−12に沿った断面図である。
【図13】この考案の別の局面に従った、スノーボードビンディングの例示的な実施例に組込まれた、ハイバックの斜視図である。
【図14】この考案の別の局面に従ったステップインスノーボードビンディングの例示的な実施例に組入れられた、ハイバックの斜視図である。
【図15】この考案のさらなる局面に従った、スノーボードブーツシステムの例示的な実施例に組入れられた、ハイバックの側面図である。
【図16】この考案の別の局面に従った、取外し可能なビンディングインターフェイスの例示的な実施例に組入れられた、ハイバックの斜視図である。
Claims (88)
- 乗り手の脚とインターフェイスし、滑走ボードによって支持可能である滑走ボード構成要素と併せて用いるためのハイバックであって、
乗り手の脚の後ろ部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含み、前記支持部材は、下部分と、前記下部分によって可動に支持される上部分とを含み、前記下部分はハイバックを搭載軸を中心として滑走ボード構成要素に搭載するよう構築され配置され、前記上部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるために複数の位置において下部分に対して調節可能であり、ハイバックはさらに
フォワードリーンアジャスタを含み、前記フォワードリーンアジャスタは前記上部分に装着されて、ハイバックのフォワードリーンの程度を固定するために上部分を複数の位置のうちの選択された1つに維持する、ハイバック。 - 前記上部分は、搭載軸から離れたフォワードリーン軸を中心として、下部分に回動可能に装着される、請求項1に記載のハイバック。
- 上部分と下部分とは一体構造として統合して形成され、上部分は少なくとも一体型丁番によって下部分に回動可能に接続される、請求項2に記載のハイバック。
- 背面部材は上部分と下部分との間に横方向に延在する開口を有し、前記少なくとも1つの一体型丁番は、開口の両側に配置される1対の一体型丁番を含む、請求項3に記載のハイバック。
- 前記開口は、背面部材を通って延在する引き伸ばされたスロットを含む、請求項4に記載のハイバック。
- 前記上部分は、フォワードリーン軸に沿って少なくとも1つのファスナによって下部分に回動可能に接続される、請求項2に記載のハイバック。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、滑走ボード構成要素から独立して、ハイバックのフォワードリーンの程度を維持するために下部分に結合される、請求項1に記載のハイバック。
- フォワードリーンアジャスタは、下部分に回動可能に接続される、請求項7に記載のハイバック。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、上部分に搭載される調節可能ブロックと、調節可能ブロックを下部分に結合するリンクとを含む、請求項8に記載のハイバック。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、下部分に回動可能に接続されるレバーをさらに含み、前記リンクはレバーに回動可能に装着され、前記レバーは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記上部分は、レバーが第1の位置に移動した場合にフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを妨げられ、前記上部分は、レバーが第2の位置に移動した場合にヒール方向に抑制されず、上部分の移動がフォワードリーン位置を超えることが可能になる、請求項9に記載のハイバック。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、オーバーセンター構成として構成される、請求項10に記載のハイバック。
- 前記下部分は、ヒール方向に延在する当接部を含み、前記当接部は力をハイバックから滑走ボードに伝達するよう滑走ボード構成要素の一部と係合するよう構築され配置される、請求項1に記載のハイバック。
- 前記当接部は、下部分の一部をわたって横方向に延在する引き延ばされたリップを含む、請求項12に記載のハイバック。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、当接部に回動可能に装着される、請求項13に記載のハイバック。
- 前記下部分は第1のロック特徴を含み、前記第1のロック特徴は、ハイバックが直立したライディング位置にロックされて滑走ボードに対するトウエッジ移動を防ぐよう、滑走ボード構成要素上の第2のロック特徴と係合するよう構築され配置される、請求項1に記載のハイバック。
- 第1および第2のロック特徴は、移動止めを形成する、請求項15に記載のハイバック。
- 前記第1のロック特徴は、下部分の後ろ表面にわたって横方向に延在する引き延ばされた溝を含み、滑走ボード構成要素上の前記第2のロック特徴はキャッチを含み、前記溝は前記キャッチを受けるよう適合される、請求項16に記載のハイバック。
- 下部分の両側に支持されて、ハイバックを搭載軸を中心として滑走ボード構成要素に搭載する1対の横方向の耳をさらに含む、請求項1に記載のハイバック。
- 前記下部分は、ブーツのヒール部分を保持するよう構成されるヒールカップを含み、前記上部分は、ヒールカップの近傍に配置される下側エッジを含む、請求項1に記載のハイバック。
- 滑走ボードはスノーボードであり、滑走ボード構成要素はスノーボード構成要素である、請求項1に記載のハイバック。
- スノーボード構成要素との組合せにおいて、ハイバックはスノーボード構成要素上に搭載される、請求項20に記載のハイバック。
- 前記スノーボード構成要素は、ベースプレートを有するスノーボードビンディングを含み、前記ハイバックはベースプレートに回動可能に搭載される、請求項21に記載の組合せ。
- 前記スノーボードビンディングは、スノーボードブーツを固定するためにベースプレートに搭載される少なくとも1つの調節可能なストラップを含む、請求項22に記載の組合せ。
- 前記スノーボードビンディングはステップインビンディングである、請求項22に記載の組合せ。
- 前記スノーボード構成要素はスノーボードブーツを含み、前記ハイバックはスノーボードブーツに回動可能に搭載される、請求項21に記載の組合せ。
- 前記スノーボード構成要素は、スノーボードブーツとスノーボードビンディングとをインターフェイスさせるよう構築され配置される取外し可能ビンディングインターフェイスを含み、前記ハイバックはビンディングインターフェイスに回動可能に搭載される、請求項21に記載の組合せ。
- 乗り手の脚とインターフェイスし、滑走ボードによって支持可能である滑走ボード構成要素と併せて用いるためのハイバックであって、乗り手の脚の後ろ部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含み、前記支持部材は、下部分と、前記下部分によって可動に支持される上部分とを含み、前記下部分はハイバックを搭載軸を中心として滑走ボード構成要素に搭載するよう構築され配置され、前記上部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるために複数の位置において下部分に対して調節可能であり、ハイバックはさらに
前記支持部材に結合されるライド/リラックスアクチュエータを含み、前記ライド/リラックスアクチュエータはライドモードとリラックスモードとを有し、ライド/リラックスアクチュエータがライドモードに置かれた場合には、前記上部分は下部分に対して予め定められたフォワードリーン位置に固定され、脚の動きがフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを防いで、ヒール方向への脚の動きがハイバックを通して滑走ボード構成要素に伝わり、ライド/リラックスアクチュエータがリラックスモードに置かれた場合には、上部分は下部分に対して抑制されておらず、それによりフォワードリーン位置を超えたヒール方向への脚の動きが可能になる、ハイバック。 - 前記上部分は、搭載軸から離れたフォワードリーン軸を中心として下部分に回動可能に装着される、請求項27に記載のハイバック。
- 上部分および下部分は一体構造として統合して形成され、上部分は少なくとも1つの一体型丁番によって下部分に回動可能に接続される、請求項28に記載のハイバック。
- 背面部材は、前記上部分と下部分との間に横方向に延在する開口を有し、前記少なくとも1つの一体型丁番は、開口の両側に配置される1対の一体型丁番を含む、請求項29に記載のハイバック。
- 前記開口は、背面部材を通って延在する引き延ばされたスロットを含む、請求項30に記載のハイバック。
- 前記上部分は、フォワードリーン軸に沿って少なくとも1つのファスナによって下部分に回動可能に接続される、請求項28に記載のハイバック。
- 前記ライド/リラックスアクチュエータは、ライドモードに置かれた場合、滑走ボード構成要素から独立して、ハイバックのフォワードリーンの程度を維持する、請求項27に記載のハイバック。
- 前記ライド/リラックスアクチュエータは、下部分に回動可能に接続される、請求項33に記載のハイバック。
- ライド/リラックスアクチュエータは、予め定められたフォワードリーン位置を調節するための上部分に搭載される調節可能ブロックと、調節可能ブロックを下部分に結合するリンクとを含む、請求項34に記載のハイバック。
- ライド/リラックスアクチュエータはさらに、下部分に回動可能に接続されるレバーを含み、前記リンクは前記レバーに回動可能に装着され、前記レバーは、上部分をそれぞれライドモードとリラックスモードとに配置するために第1の位置と第2の位置との間において可動である、請求項35に記載のハイバック。
- ライド/リラックスアクチュエータは、オーバーセンター構成として構成される、請求項36に記載のハイバック。
- 下部分は、ヒール方向に延在する当接部を含み、前記当接部は、ハイバックから滑走ボードに力を伝達するよう滑走ボード構成要素の一部と係合するよう構築され配置される、請求項27に記載のハイバック。
- 前記当接部は、下部分の一部を横方向にわたって延在する引き延ばされたリップを含む、請求項38に記載のハイバック。
- 前記フォワードリーンアジャスタは前記当接部に回動可能に装着される、請求項39に記載のハイバック。
- 下部分は、第1のロック特徴を含み、前記第1のロック特徴は、ハイバックを直立ライディング位置にロックして、滑走ボードに対するトウエッジ移動を防ぐよう滑走ボード構成要素上の第2のロック特徴と係合するよう構築され配置される、請求項27に記載のハイバック。
- 前記第1および第2のロック特徴は移動止めを形成する、請求項41に記載のハイバック。
- 前記第1のロック特徴は、下部分の後ろ表面をわたって横方向に延在する引き延ばされた溝を含み、滑走ボード構成要素上の第2のロック特徴は、キャッチを含み、前記溝は前記キャッチを受けるよう適合される、請求項42に記載のハイバック。
- 搭載軸を中心としてハイバックを滑走ボードに搭載するための、下部分の両側で支持される1対の横方向の耳をさらに含む、請求項27に記載のハイバック。
- 前記下部分はブーツのヒール部分を保持するよう構成されるヒールカップを含み、前記上部分は、ヒールカップの近傍に配置される下側エッジを含む、請求項27に記載のハイバック。
- 前記滑走ボードはスノーボードであり、前記滑走ボード構成要素はスノーボード構成要素である、請求項27に記載のハイバック。
- スノーボード構成要素との組合せにおいて、前記ハイバックはスノーボード構成要素上に搭載される、請求項46に記載のハイバック。
- 前記スノーボード構成要素は、ベースプレートを有するスノーボードビンディングを含み、前記ハイバックはベースプレート上に回動可能に搭載される、請求項47に記載の組合せ。
- 前記スノーボードビンディングは、スノーボードブーツを固定するための、ベースプレートに搭載される少なくとも1つの調節可能ストラップを含む、請求項48に記載の組合せ。
- 前記スノーボードビンディングは、ステップインビンディングである、請求項48に記載の組合せ。
- 前記スノーボード構成要素はスノーボードブーツを含み、前記ハイバックはスノーボード上に回動可能に搭載される、請求項47に記載の組合せ。
- 前記スノーボード構成要素は、スノーボードブーツとスノーボードビンディングとをインターフェイスさせるよう構築され配置される取外し可能ビンディングインターフェイスを含み、前記ハイバックはビンディングインターフェイスに回動可能に搭載される、請求項47に記載の組合せ。
- スノーボードビンディングであって、
スノーボードブーツを受けるよう構築され配置されるベースプレートを含み、前記ベースプレートはスノーボードに搭載可能であり、前記ビンディングはさらに
ベースプレートによって支持されるヒールフープと、
乗り手の脚の後ろ部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含むハイバックを含み、前記支持部材は、ブーツのヒール部分を保持するよう構築されるヒールカップを有する下部分を含み、前記下部分は、搭載軸を中心としてハイバックをベースプレートに回動可能に搭載するよう構築され配置され、前記支持部材は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるためにフォワードリーン軸を中心として下側部分によって回動可能に支持される上部分をさらに含み、前記フォワードリーン軸は搭載軸から離れ、ヒールカップの近傍に位置決めされる、スノーボードビンディング。 - 前記上部分および下部分は一体構造として統合して形成され、上部分は少なくとも1つの一体型丁番によって下部分に回動可能に接続される、請求項53に記載のスノーボードビンディング。
- 前記背面部材は、ヒールカップの近傍において上部分と下部分との間に横方向に延在する開口を有し、前記少なくとも1つの一体型丁番は、開口の両側に配置される1対の一体型丁番を含む、請求項54に記載のスノーボードビンデイング。
- 前記開口は、背面部材を通って延在する引き延ばされたスロットを含む、請求項55に記載のスノーボードビンディング。
- 前記上部分は、フォワードリーン軸に沿って少なくとも1つのファスナによって下部分に回動可能に接続される、請求項53に記載のスノーボードビンデイング。
- 前記下側部分は、ヒール方向に延在する当接部を含み、前記当接部はハイバックから滑走ボードへ力を伝達するようヒールフープの上側エッジと係合するよう構築され配置され、前記当接部は、開口とヒールカップとの間に配置される、請求項55に記載のスノーボードビンディング。
- 前記当接部は、ヒールフープの実質的な部分と係合するよう下部分の一部をわたって横方向に延在する引き延ばされたリップを含む、請求項58に記載のスノーボードビンディング。
- ヒールカップから独立してハイバックのフォワードリーンの程度を固定するよう前記上部分を選択された位置に維持するよう、上部分と当接部とに結合されるフォワードリーンアジャスタをさらに含む、請求項58に記載のスノーボードビンディング。
- 前記ハイバックは、ハイバックをベースプレートに搭載するための下部分の両側で支持される1対の横方向の耳を含む、請求項53に記載のスノーボードビンディング。
- 上部分は、ヒールカップの近傍に配置される下側エッジを含む、請求項53に記載のスノーボードビンディング。
- スノーボードビンディングであって、
スノーボードブーツを受けるよう構築され配置されるベースプレートを含み、前記ベースプレートはスノーボードに搭載可能であり、前記スノーボードビンディングはさらに
乗り手の脚の後ろ部分と接触し、かつ支持するよう構築され配置される直立支持部材を含み、前記ハイバックは搭載軸を中心としてベースプレートに回動可能に搭載され、前記スノーボードビンデイングはさらに
ベースプレートによって支持されるヒールフープと、
ハイバック上に配置される第1のロック特徴と、
ハイバックに隣接するヒールフープの内面上に配置される第2のロック特徴とを含み、前記第2のロック特徴は、ハイバックのトウエッジ回動を防ぐために第1のロック特徴と係合するよう構築され配置される、スノーボードビンディング。 - 前記ハイバックは、スノーボードブーツのヒール部分を保持するよう構成されるヒールカップを含み、前記第1のロック特徴は、ヒールカップに隣接してハイバックの後ろ表面上に配置される、請求項63に記載のスノーボードビンデイング。
- 前記第1および第2のロック特徴は移動止めを形成する、請求項63に記載のスノーボードビンディング。
- 前記第1のロック特徴は、ハイバックの後ろ表面をわたって横方向に延在する引き延ばされた溝を含み、前記第2のロック特徴はキャッチを含み、前記溝は前記キャッチを受けるよう適合される、請求項65に記載のスノーボードビンディング。
- 前記溝は横方向に第1の長さを有し、前記キャッチは横方向に第2の長さを有し、前記第1の長さは前記第2の長さよりも長く、それにより垂直軸を中心とするベースプレート上のハイバックの横方向の回転に対処する、請求項66に記載のスノーボードビンディング。
- 前記支持部材は、下部分と、下部分にフォワードリーン軸を中心として回動可能に装着される上部分とを含み、前記フォワードリーン軸は前記搭載軸から離れて位置決めされ、前記第1のロック特徴は下部分に配置される、請求項63に記載のスノーボードビンディング。
- 上部分に結合されるフォワードリーンアジャスタと、ヒールフープから独立して予め定められたフォワードリーン位置に上部分を維持するための下部分とをさらに含む、請求項68に記載のスノーボードビンディング。
- 装置であって、
乗り手の脚とインターフェイスし、滑走ボードによって支持可能である滑走ボード構成要素と併せて用いるためのハイバックに搭載可能であるフォワードリーンアジャスタを含み、前記ハイバックは下部分と、下部分によって可動に支持される上部分とを含み、下部分はハイバックを滑走ボード構成要素に搭載するための1対の搭載位置を有し、前記上部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を変化させるために複数の位置において下部分に対して調節可能であり、
前記フォワードリーンアジャスタは、下部分および上部分のうちの1つに回動可能に接続される第1の端部と、前記下部分および上部分の他方に調節可能に固定される第2の端部とを含み、それにより上側部分は、ハイバックのフォワードリーンの程度を固定するための複数の位置のうちの選択された1つに維持される、装置。 - 前記フォワードリーンアジャスタの第1の端部は、下部分に回動可能に接続可能であり、それにより滑走ボード構成要素から独立してハイバックのフォワードリーンの程度を維持する、請求項70に記載の装置。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、上部分に搭載可能である調節可能ブロックと、調節可能ブロックを下部分に結合するよう構築され配置されるリンクとを含む、請求項71に記載の装置。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、下部分に回動可能に接続されるレバーをさらに含み、前記リンクは前記レバーに回動可能に装着され、前記レバーは第1の位置と第2の位置の間で可動であり、レバーが第1の位置に移動された場合に、上部分はフォワードリーン位置を超えてヒール方向に移動することを妨げられ、レバーが第2の位置に移動される場合に、上部分はヒール方向に抑制されず、それにより上部分はフォワードリーン位置を超えて動くことが可能である、請求項72に記載の装置。
- 前記フォワードリーンアジャスタは、オーバーセンター構成として構成される、請求項73に記載の装置。
- スノーボードビンディングであって、
スノーボードブーツを受けるよう構築され配置されるベースプレートを含み、前記ベースプレートはスノーボードに搭載可能であり、前記スノーボードビンディングはさらに
ベースプレートによって支持されるヒールフープを含み、ヒールフープは第1のフォワード面を含み、前記スノーボードビンディングはさらに
乗り手の脚の後ろ部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含むハイバックを含み、ハイバックは少なくとも直立ライディング位置と倒れた位置との間で搭載軸を中心としてベースプレートに回動可能に搭載され、前記支持部材はハイバックが直立ライディング位置に回動されている場合、実質的に第1の表面と同一高さの平面にある第2のフォワード表面を含み、それによりスノーボードブーツは、ヒールフープと支持部材の第1および第2のフォワード表面と係合する、スノーボードビンディング。 - 前記ヒールフープと前記支持部材とは、ハイバックが直立ライディング位置に回動されている場合、互いに対して入れ子構成に係合するよう構築され配置される、請求項75に記載のスノーボードビンディング。
- 前記ヒールフープは、直立ライディング位置で支持部材のボトムセグメントを受けるよう適合されるフォワード表面窪みを有する、請求項76に記載のスノーボードビンディング。
- 前記窪みは第1のフォワード表面よりも上に配置される、請求項77に記載のスノーボードビンディング。
- 乗り手の脚の後ろ部分を支持するためのハイバックを搭載するためのスノーボードビンディングベースプレートであって、
スノーボードに搭載可能であるベースと、
ベースプレートによって支持されるヒールフープと、
ヒールフープの内面に配置されるロック特徴とを含み、前記ロック特徴は、ハイバックのトウエッジ回動を防ぐためにハイバックの一部と係合するよう構築され配置される、スノーボードビンディング。 - 前記ロック特徴は移動止めを含む、請求項79に記載のスノーボードビンディングベースプレート。
- 前記ロック特徴はキャッチを含み、前記キャッチは、ハイバックの後ろ表面に設けられる対応の溝と係合するよう構築され配置される、請求項80に記載のスノーボードビンディングベースプレート。
- 前記ベースは、複数の横方向の位置において横方向の回転に対してハイバックを搭載するよう構築され配置され、ロック特徴は、複数の横位置の各々においてハイバックの一部と係合するよう構築され構成される、請求項79に記載のスノーボードビンディングベースプレート。
- ヒールフープを有するスノーボードビンディングベースプレートに搭載可能なハイバックであって、
乗り手の脚の後ろ部分を支持するよう構築され配置される直立支持部材を含み、前記ハイバックは、搭載軸を中心としてベースプレートに回動可能に搭載され、さらに
支持部材の後ろ表面上に配置されるロック特徴を含み、前記ロック特徴は、ハイバックのトウエッジ回動を妨げるためにヒールフープの内面の対応のロック特徴と係合するよう構築され配置される、ハイバック。 - 前記ロック特徴は移動止めを含む、請求項83に記載のハイバック。
- 前記ロック特徴は、ヒールフープの内面に設けられるキャッチを受けるよう適合される、支持部材の幅をわたって延在する引き延ばされた溝を含む、請求項84に記載のハイバック。
- 前記ハイバックは、複数の横方向の位置の間で横方向の回転に対してベースプレートに搭載可能であり、前記溝は、横方向の位置の各々においてキャッチを受けるよう構成される、請求項85に記載のハイバック。
- 前記支持部材は、下部分と、搭載軸から離れたフォワードリーン軸を中心として下部分に回動可能に装着される上部分とを含み、前記ロック特徴は下部分に配置される、請求項83に記載のハイバック。
- 上部分と下部分とに結合されて、ヒールフープから独立して上部分が予め定められたフォワードリーン位置に維持されるようにするフォワードリーンアジャスタをさらに含む、請求項87に記載のハイバック。
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