JP3107564U - 釣り竿のセンタリング構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 釣り竿上で釣り糸を案内するためのセンタリング(糸案内部)を多数個形成する釣り竿のセンタリング構造を提供する。
【解決手段】 釣り竿110の外周面と一部が接するように、陥没した凹所を下部に設けたフレーム120に孔を開けてセンタリング125を形成し、フレーム120のまわりに案内溝を形成して釣り竿110に固定するために巻く糸118を案内するようにしてセンタリング125自体を釣り竿110に固定設置することにより構造を簡単にし、フレーム120においてセンタリング125の穴の大きさや形状を変化させることにより釣り竿110との間隔を調節することができる。
【選択図】 図7
【解決手段】 釣り竿110の外周面と一部が接するように、陥没した凹所を下部に設けたフレーム120に孔を開けてセンタリング125を形成し、フレーム120のまわりに案内溝を形成して釣り竿110に固定するために巻く糸118を案内するようにしてセンタリング125自体を釣り竿110に固定設置することにより構造を簡単にし、フレーム120においてセンタリング125の穴の大きさや形状を変化させることにより釣り竿110との間隔を調節することができる。
【選択図】 図7
Description
本考案は、釣り竿のセンタリング(糸案内部)構造に関するものである。より詳細には、センタリング自体を釣り竿に固定設置することによりガイドの構造を簡単にでき、センタリングを形成しているフレーム(保持部材)においてセンタリング穴の大きさや形状を変化させることにより糸と釣り竿との間隔を調節することができる、釣り竿のセンタリング構造に関するものである。
一般的に、釣り竿は長さ方向に多数個のガイドを具備し、該ガイドにセンタリングを形成して釣り糸を案内するように形成される。
図1及び図2に示したように、日本国特許第3077839号は釣り竿1に挿入されるガイドリング(保持部材)2と釣り糸を案内する糸案内部材5とを接するように形成して糸案内部材5の揺動を防止するための構造を提示している。
すなわち、前記釣り竿1はガイドリング2に挿入され、該ガイドリング2は環状の可撓性素材4と外接するように形成される。この時、前記ガイドリング2は可撓性素材4より幅が広く形成される。そして、前記可撓性素材4の内部に釣り糸を案内する糸案内部材5を挿入する。
また、前記ガイドリング2と可撓性素材4は外接して固定されるように固定ガイド3で覆い包まれている。この時、前記ガイドリング2は釣り竿1を包む面積が広いため釣り竿1に安定的に固定される。
ところが、この場合釣り竿1と接するガイドリング2の表面積が広いため、釣り竿1が節を成してしなり、節部分で破損し得る問題があり、また釣り竿1の弾性力が低下するようになる。
そのため、図3及び図4に示したように、米国特許第4、467、549号では釣り竿10と接するガイドリング12の面積を減らして釣り竿10がよく曲がるようにした構造を提示している。
すなわち、前記釣り竿10は所定の幅のみを持つガイドリング12に挿入され、前記ガイドリング12はセンタリング15と外接する。この時、前記ガイドリング12と接するセンタリング15の外周縁には凹所16を形成してガイドリング12の一部を安着してガイドリング12がセンタリング15の外周縁に沿って回転しないように形成する。そして、前記センタリング15のまわりには外周溝17が形成され、ガイドリング12と固定するための糸18を案内するようにする。また、前記糸18の内部からガイドリング12とセンタリング15の外周縁には合成樹脂剤19を充填して相互に固定する。
しかし、従来のセンタリングは釣り竿と外接して糸で巻いて固定する構造であり、釣り竿と所定距離を隔て維持する構造を持つことができない問題点があった。
一方、従来のセンタリングを釣り竿と所定距離を隔て維持するようにするためには、釣り竿との間に合成樹脂剤を充填して糸で巻くようにして形成する必要があるが、センタリング内部で張力を受ける釣り糸によってセンタリングが流動して合成樹脂剤が離脱する問題点があった。
本考案は前記のような問題点を解決するために案出され、釣り竿と一部外接するフレームに孔を開けてセンタリングを形成し、糸で釣り竿とフレームを巻いた後、接着剤を塗布して糸の強度を高めてフレームを釣り竿に堅固に付着するようにし、フレーム上で必要によってセンタリングの位置や形状を変更して釣り竿との距離を調節することができる釣り竿のセンタリング構造を提供することにその目的がある。
前記目的を果たすために、本考案は、釣り竿上で釣り糸を案内するためのセンタリングを多数個形成する釣り竿のセンタリング構造において、前記釣り竿の外周面または前記釣り竿にスライド挿入される設置リングと一部が接するように、陥没した凹所を下部に設けたフレームに孔を開けてセンタリングを形成し、前記フレームと釣り竿に糸を巻いて固定するように前記フレームのまわりに案内溝を形成する。
前記センタリングが、円形または楕円形であることを特徴とする。
前記フレームが、セラミックス材質からなることを特徴とする。
前記フレームの凹所と釣り竿が、接着剤によって相互接着されることを特徴とする。
剛性度増加のために前記フレームと釣り竿を同時に巻いている糸に接着剤を塗布することを特徴とする。
本考案の釣り竿のセンタリング構造は、釣り糸を案内するためのセンタリングを具備したフレームを所定の厚さの板形状に形成して釣り竿と一体的に形成することによりガイドの構造を簡単にし、釣り竿との接触面積を減らすことにより釣り竿が撓んだ時に一定間隔で折れが発生することを防止することができる効果がある。
そして、前記フレームと釣り竿を一緒に糸で絡めてから接着剤を塗布して堅固に固定することでフレームの揺動を防止し、前記フレームをセラミックス材質で形成することにより釣り糸との摩耗を減らすことができる効果がある。
また、前記フレームに形成するセンタリングの形状を円形または楕円形にしたり孔を形成する位置を調節することにより釣り竿との距離を調節することができる効果がある。
以下、本考案の構成を添付した図面を参照してさらに詳しく説明する。
図5は本考案の実施形態1による釣り竿に固定されたセンタリングを示した斜視図で、図6及び図7は本考案の実施形態1による釣り竿に固定されたセンタリングの構造を示した縦断側面図及び側断面図である。
また、図8ないし図10は、本考案の実施形態2ないし実施形態4による釣り竿に固定されたセンタリングの構造を示した側断面図である。
また、図11及び図12は、本考案の実施形態5による釣り竿に固定されたセンタリングの構造を示した縦断側面図及び側断面図である。
図5ないし図12に示したように、本考案による釣り竿のセンタリング構造は、釣り竿110、111、112、113、114上で釣り糸を案内するためのセンタリング125、125aを多数個形成した釣り竿110、111、112、113、114のセンタリング125、125a構造において、釣り竿110、111、112、113、114の外周面または前記釣り竿110、111、112、113、114にスライド挿入される設置リング130と一部が接するように、陥没した凹所124を下部に設けたフレーム120、121、122、123、127に孔を開けて前記センタリング125、125aを形成し、フレーム120、121、122、123、127のまわりに案内溝126を形成して釣り竿110、111、112、113、114に固定するために巻く糸118を案内することを特徴とする。
図5ないし図7に図示したように、釣り竿110は長さ方向に多数個のフレーム120を固定付着する。
前記フレーム120は、板形状からなり、その一端面が釣り竿110と接するようにする。
前記フレーム120の下部は、釣り竿110の外周縁の一部と密着するように凹所124を陥没形成する。
この時、前記釣り竿110の外表面形状と凹所124の内側形状は等しくして密接するようにする。
前記凹所124は、フレーム120が釣り竿110に安定的に接して支持されるように陥没させたもので、接触面積を可能な限り最小限にして釣り竿110の撓む動きに干渉をしないようにする。
そして、前記フレーム120には孔を開けてセンタリング125を形成する。
この時、前記センタリング125は、円形または楕円形からなり、フレーム120に形成する位置は釣り竿110との距離調節のために異なって形成することが可能である。
また、前記フレーム120のまわりには、案内溝126を形成する。該案内溝126はフレーム120の凹所124を除いた残りの周囲部分に形成することが好ましい。
前記案内溝126は、フレーム120を釣り竿110と接するようにした後、固定付着するために巻く糸118を案内して外部離脱を防止するために形成する。
そして、前記フレーム120の凹所124と釣り竿110とは、互いに接した状態で接着剤128を塗布することにより堅固に付着させる。
また、前記糸118には、接着剤128を塗布して糸118の剛性度を増加させ、釣り糸の張力発生時にもフレーム120が釣り竿110に堅固に付着するようにする。
前記フレーム120は、セラミックス材質などの耐久性が優秀な材質で形成して釣り糸との摩擦によって摩耗したり破損しないようにする。
図7に示したように、前記釣り竿110の直径がセンタリング125の直径より小さい場合、フレーム120はセンタリング125が位置した上部から凹所124が形成された下部に下るほど幅が狭くなるように形成される。
一方、図8に示したように、釣り竿111の直径がセンタリング125の直径と同じかほぼ等しい場合は、フレーム121は上部と下部の幅を同じかほぼ等しく形成することができる。
また、図9に示したように、釣り竿112の直径がセンタリング125の直径より大きい場合、フレーム122は上部から下部に下るほど幅が広くなるようにして釣り竿112上にフレーム122が安定的に接するようにする。
さらに、図10に示したように、釣り竿113はフレーム123の凹所124と接して糸118で縛って一緒に固定し、前記フレーム123には楕円形状のセンタリング125aを形成してセンタリング125a内部で外部張力の強度による釣り糸の変位量を増加させることができるようにする。
一方、図11及び図12に示したように、釣り竿114が多段にスライド挿入される場合は一定間隔で設置リング130を具備する。
この場合、前記設置リング130の外周縁の一部にはフレーム127の凹所124が接した状態で糸118を絡めて相互に固定し、前記フレーム127には孔を開けてセンタリング125を形成して釣り糸を案内する。
この時、前記フレーム127の凹所124部位を除いた周囲部分には案内溝126を形成して糸118の離脱を防止する。
そして、前記糸118には接着剤128を塗布して剛性を増加させる。
110,111,112,113,114 釣り竿、120,121,122,123,127 フレーム、124 凹所、125,125a センタリング、126 案内溝、128 接着剤。
Claims (5)
- 釣り竿上で釣り糸を案内するためのセンタリングを多数個形成する釣り竿のセンタリング構造において、前記釣り竿の外周面または前記釣り竿にスライド挿入される設置リングと一部を接するように、陥没した凹所を下部に設けたフレームに孔を開けてセンタリングを形成し、前記フレームのまわりに案内溝を形成して前記フレームと釣り竿に糸を巻いて固定するようにしたことを特徴とする釣り竿のセンタリング構造。
- 前記センタリングが、円形または楕円形であることを特徴とする、請求項1に記載の釣り竿のセンタリング構造。
- 前記フレームが、セラミックス材質からなることを特徴とする、請求項1に記載の釣り竿のセンタリング構造。
- 前記フレームの凹所と釣り竿が、接着剤によって相互接着されることを特徴とする、請求項1に記載の釣り竿のセンタリング構造。
- 剛性度増加のために前記フレームと釣り竿を同時に巻いている糸に接着剤を塗布することを特徴とする、請求項1に記載の釣り竿のセンタリング構造。
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