JP2007187281A - コルゲートチューブとその緩衝構造及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝材を貼り付けても剥がれ難くして、剥がれた緩衝材が例えば給電装置等におけるワイヤハーネスの動きを阻害等する懸念を解消させる。
【解決手段】周方向の凹溝2と凸条3とをチューブ長手方向に交互に配列して成るコルゲートチューブ1において、凹溝2と凸条3とのない平面的な部分4,5を緩衝材装着用に形成した。平面的な部分4を凸条3と同じ外径で形成した。平面的な部分5を凹溝2と同じ外径で形成した。上記コルゲートチューブ1において、平面的な部分4,5に緩衝材6,7を装着した。押出成形で平面的な部分4,5を形成し、成形型内の凹凸部分で凸条3と凹溝2とを形成することで上記コルゲートチューブ1を得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等のワイヤハーネスに用いられる電線保護チューブとしてのコルゲートチューブとその緩衝構造及びその製造方法に関するものである。
図4(a)は従来のコルゲートチューブを示すものである。
コルゲートチューブ21はハーネス保護チューブの一種であり、合成樹脂を材料として、周方向の凹溝(谷部)2と凸条(山部)3とをチューブ長手方向に交互に配列して構成され、良好な屈曲性を有している。
コルゲートチューブ21の内側空間には複数本の絶縁被覆電線(図示せず)が挿通されて、ワイヤハーネスが構成される。コルゲートチューブ21の断面形状は円形や長円形(平形)のものが多く使用されている。
図4(b)に示す如く、コルゲートチューブ21の凸条3の外周面3aに緩衝材22を貼り付けることで、コルゲートチューブ21と図示しない相手側との干渉時の異音や摩耗等を防止することができる。相手側としては例えば給電用のプロテクタの内壁面等が挙げられる。緩衝材22はテープ本体22aと接着材22bで構成される。
図5〜図6は従来のコルゲートチューブを用いたハーネス配索構造を含む常時給電装置の一形態を示すものである(例えば特許文献1参照)。
この給電装置50は、自動車のスライドドア41に配設され、ワイヤハーネス43を屈曲自在に収容する合成樹脂製のプロテクタ42(図ではベースのみを示し、カバーの図示は省略している)と、プロテクタ内でワイヤハーネス43を上向きに付勢する金属製の板ばね44とを備えたものである。
板ばね44の下端部がワイヤハーネス43と共にプロテクタ42の前端下部側に固定され、板ばね44の先端側がワイヤハーネス43を摺接自在に支持している。板ばね44の先端には合成樹脂製のキャップ49が装着され、キャップ49でワイヤハーネス43が安定に支持される。
ワイヤハーネス43は複数本の電線43aを合成樹脂製のコルゲートチューブ43bで覆って構成され、コルゲートチューブ43bの前端下部がプロテクタ42にテープ巻き等で固定されている。コルゲートチューブ43bは凹溝と凸条とを交互に有して良好な屈曲性を発揮する。
ワイヤハーネス43の一方の電線部分43aがプロテクタ42の前部から導出されてスライドドア側の補機に接続され、ワイヤハーネス43の他方のコルゲートチューブ部分43bがプロテクタ42の長形の下部開口45から渡り空間46(図6)を経て車両ボディ47側に揺動自在に配索されている。渡り空間45においてワイヤハーネス43内の電線43aがコルゲートチューブ43bによって外部との干渉や水滴や塵等から安全に保護されている。
図5はスライドドア41の全閉状態、図6は同じく全開間近の半開状態を示しており、スライドドア41の全閉状態でワイヤハーネス43は後方へ引っ張られ、スライドドア41の全開状態でワイヤハーネス43は前方へ引っ張られ、特にスライドドア41の半開状態でワイヤハーネス43は下向きに弛もうとするが、板ばね44で上向きに付勢されて弛み(余長)が吸収され、垂れ下がりによる挟み込み等が防止される。
特開2001−354085号公報(第7〜9頁、図4,図7)
しかしながら、上記従来のコルゲートチューブ21の緩衝構造にあっては、図4(b)に示す如く、テープ状の緩衝材(保護材)22を断面円形や断面長円形のコルゲートチューブ21の凸条3の頂面3aに貼り付けるために、緩衝材22の接着面積が小さく(接着力が弱く)、緩衝材22が剥がれやすいという問題があった。
特に、図7(c)に示す如く、緩衝材22の端部22cが断面長円形(平形)コルゲートチューブ21の短径側の端部21aに位置した場合はまだ良いが、図7(a)(b)に示す如く、緩衝材22の端部22cがコルゲートチューブ21の長径側の端部21bに位置した場合に、緩衝材22の端部22cが浮き上がって剥がれやすくなり、緩衝材22が剥がれた場合には、他部品に付着したりして、例えば図5の給電装置50におけるワイヤハーネス43の余長吸収のための動きが阻害され兼ねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、緩衝材を貼り付けても剥がれ難く、剥がれた緩衝材が例えば給電装置等におけるワイヤハーネスの動きを阻害等する懸念を解消することのできるコルゲートチューブとその緩衝構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコルゲートチューブは、周方向の凹溝と凸条とをチューブ長手方向に交互に配列して成るコルゲートチューブにおいて、前記凹溝と凸条とのない平面的な部分が緩衝材装着用に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、コルゲートチューブの平面的な部分にテープ状や環状等の緩衝材が接着や弾性密着等の手段で固定され、緩衝材がコルゲートチューブの平面的な部分の全面積に渡って大きな面積で密着する。これにより、緩衝材の固定力が高まり、緩衝材の剥がれは外れが防止される。緩衝材はコルゲートチューブと相手側との干渉や摺接を防止するものである。「平面的な部分」とは環状の部分や断面円弧状(湾曲状)の部分や断面直線状の部分を含むものである。
請求項2に係るコルゲートチューブは、請求項1記載のコルゲートチューブにおいて、前記平面的な部分が前記凸条と同じ外径で形成されたことを特徴とする。
上記構成により、平面的な部分が凸条と同じく凹溝よりも大径に形成され、平面的な部分に装着した厚手の緩衝材が外側に大きく突出して、相手側との干渉が確実に吸収される。平面的な部分は押出成形機のストレートダイスから直接押し出された部分であり、この平面的な部分を外側から波状の成形型で押すことで、肉厚変化の少ない(薄肉化しない)コルゲートチューブが得られる。
請求項3に係るコルゲートチューブは、請求項1記載のコルゲートチューブにおいて、前記平面的な部分が前記凹溝と同じ外径で形成されたことを特徴とする。
上記構成により、平面的な部分が凸条よりも小径に形成され、且つチューブ長手方向前後の凸条の間に溝状に形成される。緩衝材はこの溝状の平面的な部分に嵌まるようにして位置決め及び固定される。緩衝材としては厚手のものが使用される。
請求項4に係るコルゲートチューブの緩衝構造は、請求項1〜3の何れかに記載のコルゲートチューブにおいて、前記平面的な部分に緩衝材が装着されたことを特徴とする。
上記構成により、上記請求項1〜3の何れかに記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
請求項5に係るコルゲートチューブの製造方法は、請求項1〜3の何れかに記載のコルゲートチューブを製造する方法であって、押出成形で前記平面的な部分を形成し、成形型内の凹凸部分で前記凸条と凹溝とを形成することを特徴とする。
上記構成により、押出成形機のストレートダイスから凹凸のない平面的なチューブが押出成形され、その平面的なチューブに凹凸のある成形型で平面的な部分を除いて凹溝と凸条が形成される。例えば成形型の駒に凹凸のある部分とない部分が予め形成され、凹凸のない部分でチューブの平面的な部分が形成される。成形型の駒を変えることで、チューブの平面的な部分の位置や長さは深さ等が所望に設定される。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、緩衝材を大きな面積で接触固定させる平面的な部分を有したことで、緩衝材の剥がれや外れが防止され、コルゲートチューブと相手側との干渉による打音や摩耗等が確実に防止される。また、緩衝材が剥がれて他の部位に付着したりすることが防止され、例えばスライドドア等への常時給電装置におけるワイヤハーネスの動きが引っ掛かり等なくスムーズに行われて常時給電の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、平面的な部分が大径であるから、緩衝材が少なくて済み、経済的であると共に、凹溝と凸条の樹脂成形を肉厚減少させることなく確実に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、厚手の緩衝材を使用しても、緩衝材の突出量が小さく抑えられ、且つ大きな緩衝能力が発揮される。また、溝状の平面的な部分に緩衝材が正確に位置決めされて位置ずれなくしっかりと固定されるから、請求項1記載の発明の効果が促進される。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れかに記載の発明と同様の効果が奏せられる。
請求項5記載の発明によれば、押出成形によってコルゲートチューブの凹溝と凸条と平面的な部分とを簡単に効率良く且つ確実に形成することができ、平面的な部分を有するコルゲートチューブを低価格で提供することができる。
図1は、本発明に係るコルゲートチューブの一実施形態、図2は同じくコルゲートチューブに緩衝材を貼り付けて構成されるコルゲートチューブの緩衝構造の一実施形態をそれぞれ示すものである。
図1の如く、コルゲートチューブ1は、従来同様に合成樹脂を材料として周方向の凹溝(谷部)2と凸条(山部)3とをチューブ長手方向に交互に配列すると共に、長手方向の所要位置において凹溝2と凹溝2との間や、凸条3と凸条3との間に、凹凸のない平面的な部分(環状の曲面等)4,5を有したことを特徴としている。
そして、コルゲートチューブ1の平面的な部分4,5に、図2の如く、テープ状ないし略テープ状の緩衝材6,7を貼り付けてコルゲートチューブ1の緩衝構造が構成されている。
図1において、コルゲートチューブ1の断面形状は円形でも長円形(平形)でもよく、平面的な部分4,5はコルゲートチューブ1の全周に渡って環状に連続しており、平面的な部分4,5の断面形状はコルゲートチューブ1の凹凸部分(凹溝2と凸条3で構成される部分)8と同様に断面円形又は断面長円形(平形)に形成される。
なお、コルゲートチューブ1の断面形状は円形や長円形に限るものではなく、例えば断面矩形状や台形状や三角形状等、必要に応じて適宜設定可能である。これらの場合も平面的な部分4,5は凹凸部分8と同様の断面形状とすることが好ましい。
図1で左側の大径な平面的な部分4の外径は凸条3の外径と同じであり、大径な平面的な部分4の内径は凸条3の内径と同じである。また、図1で右側の小径な平面的な部分5の外径は凹溝2の外径と同じであり、小径な平面的な部分5の内径は凹溝2の内径と同じである。
大径な平面的な部分4の両端(チューブ長手方向の両端)4aは両側の凸条3の頂面3aと一体化されて凹溝2のテーパ状の側面2b(凸条3のテーパ状の側面3bでもある)に続き、小径な平面的な部分5の両端5aは両側の凹溝2の底面2aに一体化されて凸条3のテーパ状の側面3b(凹溝2のテーパ状の側面2bでもある)に続いている。本例のコルゲートチューブ1の凹溝2や凸条3はテーパ状の両側面2b,3bを有しているが、垂直(平行)な両側面を有しているものにおいても、大径や小径な平面的な部分4,5を形成できることは言うまでもない。
図1のコルゲートチューブ1の製造方法としては、合成樹脂材の押出成形によって、凹溝2と凸条3を形成すると共に、前後の凹溝2,2の間や前後の凸条3,3の間に平面的な部分4,5を形成する。
押出成形法の一例として一種の連続式中空成形法が挙げられる。この成形法は、図示しない押出成形機のストレートダイから軟化状態の凹凸部分8のない平面的(環状)なチューブを押し出して、軟化状態で図示しない二分割式の成形型(金型)内(成形型の内面には凹凸が交互に形成されている)に送り込み、それと同時に内側から空気で加圧するか、外側から真空で吸引することで、内外面が波状となったコルゲートチューブ1を得る既存のものである。
この押出成形過程において、例えば分割式の成形型の所要位置に予め凹凸のない平面的な部分を形成しておくことで、成形型内でコルゲートチューブ1に凹凸部分8と平面的部分4,5とを同時に形成することができる。
この場合、成形型の平面的部分の内径を成形型の凹部の底面と同じ径とすることで、図1のコルゲートチューブ1の大径な平面的部分4を得ることができ、成形型の平面的部分の内径を成形型の凸部の頂面と同じ径とすることで、図1のコルゲートチューブ1の小径な平面的部分5を得ることができる。コルゲートチューブ1の平面的な部分4,5の位置や間隔や長さや径等の調整は成形型の駒を組み替えることで簡単に行うことができる。
あるいは、押出成形機のストレートダイから軟化状態の凹凸部分8のない平面的(環状)なチューブを押し出して、図1のコルゲートチューブ1の平面的部分4,5に対応する部分を除くチューブの前後の部分を分割式の成形型内で凹凸成形してコルゲートチューブ1の凹凸部分8を形成することも可能である。この場合、図1の左側の大径の平面的部分4は通常のストレートダイで形成し、図1の右側の小径の平面的部分5は通常よりも小径なストレートダイを用いて形成する。
断面円形のコルゲートチューブ(1)は断面円形のストレートダイや分割式成形型を用い、断面長円形(平形)のコルゲートチューブ(1)は断面長円形(平形)のストレートダイや分割式成形型を用いる。また、断面矩形状や断面三角形状等のコルゲートチューブは断面矩形状や断面三角形状等のストレートダイや分割式成形型を用いる。
そして、図2の如く、コルゲートチューブ1の平面的な部分4,5の外周面に緩衝材(保護材)6,7を貼り付け等の手段で固定する。緩衝材6,7としては、例えばテープ状のウレタン材やスポンジやゴム材等といった弾性材で内面に粘性の接着材を塗布したものが好ましい。コルゲートチューブ1と緩衝材6,7とでコルゲートチューブ組立体10が構成される。
コルゲートチューブ1の平面的部分4,5の全面に緩衝材6,7の内面が接着されることで、従来に較べて接着面積(接着力)が増大し、緩衝材6,7の剥がれが確実に防止される。テープ状の緩衝材6,7は一層巻きでもよく、多層巻きとしてもよい。
断面長円形(平形)のコルゲートチューブ(1)で、緩衝材6,7の端部が図5(a)(b)のようにコルゲートチューブ(1)の長径側の端部に位置した場合でも、緩衝材6,7の端部が全面に渡ってコルゲートチューブ(1)の平面的部分4,5に接着されるから、緩衝材6,7の端部の浮き上がりが起こらず、緩衝材6,7の剥がれが防止される。
図2のコルゲートチューブ1の左側の大径の平面的部分4には薄肉の緩衝材6を貼り付け、右側の小径の平面的部分5には厚肉の緩衝材7を貼り付けることができる。緩衝材6,7が厚い方が緩衝能力(衝撃を和らげる能力)は大きいことは言うまでもない。緩衝材6,7の外径は少なくともコルゲートチューブ1の凸条3の外径と同じかそれ以上とすることが好ましい。薄肉の緩衝材6,7を多層(多重)に巻いて厚くすることも可能である。
図2の右側の緩衝材7においては、緩衝材7のチューブ長手方向の両端部分7aがコルゲートチューブ1の凸条3の側面3bに当接するから、緩衝材6,7のチューブ長手方向の位置決めが容易で、緩衝材6,7の装着作業性が高まると共に、緩衝材6,7のチューブ長手方向の位置ずれが防止されて、緩衝材6,7が一層剥がれにくくなる。
図3は、緩衝材6,7を装着したコルゲートチューブ1を用いたスライドドア用の常時給電装置の一形態を示すものである。
この常時給電装置11は従来同様に合成樹脂製のプロテクタ12を備え、プロテクタ12は手前側の鎖線で示すプロテクタカバー13と奥側の実線で示すプロテクタベース14とで構成され、プロテクタベース13はスライドドア(図示せず)のドアインナパネルにボルト等で固定される。
本例ではプロテクタベース14のほぼ中央からワイヤハーネス15がコルゲートチューブ1で覆われた状態でスライドドアからプロテクタ12内に導入され、図3で反時計回りに略ループ状に湾曲しつつプロテクタ12の周壁16に沿って長形の下部開口17から車両ボディ側に導出されている。図3のワイヤハーネス15はスライドドアの全閉時の状態を示している。
本例ではコルゲートチューブ1の略ループ状の湾曲部18に複数の緩衝材6,7が間隔をあけて配置され、湾曲部18とプロテクタ12の内壁面(符号13,14で代用する)との干渉や摺接が防止され、それによって、車両走行中の異音やスライドドア開閉時のコルゲートチューブ1の摩耗等が防止される。各緩衝材6,7はコルゲートチューブ1の平面的な部分4,5に装着されていることは言うまでもない。
本例ではコルゲートチューブ1の緩衝材6,7のない部分において、コルゲートチューブ1に沿ってプロテクタ12の内壁面(13,14)に長形の不織布19を貼り付けたり一体成形することで、コルゲートチューブ1とプロテクタ12との干渉や摩耗を一層確実に防止させている。
図3のスライドドア閉じ状態からスライドドアを後方にスライドさせて開くに伴って(プロテクタ12はドアと一体に移動する)、ドア半開状態でワイヤハーネス15の湾曲部18がプロテクタ12内で最大に拡径され、ドア全開状態で湾曲部18が再度縮径されつつ、ワイヤハーネス15がプロテクタ12の下部開口17に沿って前方へ揺動する。スライドドア開閉時におけるコルゲートチューブ1とプロテクタ12との干渉や摺接が緩衝材6,7で確実に防止される。
なお、上記実施形態においては、テープ状で接着性の緩衝材6,7を用いたが、例えば緩衝材6,7として弾性のリング状のものを用い、コルゲートチューブ1の平面的な部分4,5にリンク状の緩衝材(6,7)を輪ゴムのように弾性力で密着固定させることも可能である。
また、上記実施形態においては、コルゲートチューブ(チューブ本体)1の長手方向中間部に緩衝材装着用の平面的な部分4,5を形成したが、コルゲートチューブ(チューブ本体)1の端末部に緩衝材装着用の平面的な部分4,5を形成することも可能である。この場合、長いコルゲートチューブ1を途中で切断して、切断端部に平面的な部分4,5を配置してもよく、図示しない押出成形機のストレートダイで最初に端末(始端)の平面的な部分4,5を形成してもよい。
また、上記実施形態においては、コルゲートチューブ1の全周に渡って平面的な部分4,5を形成したが、コルゲートチューブ1の全周ではなく例えば半周あるいは3/4周等というように、周方向の部分的に平面的な部分(4,5)を形成することも可能である。この場合、緩衝材6,7は平面的な部分(4,5)に巻き付けではなく部分的に貼り付けられる。例えばコルゲートチューブ1と相手側との干渉部位が片側のみ等である場合にこの構造は好ましい。
また、図3の給電装置11に代えて図6の給電装置に上記緩衝材付きのコルゲートチューブ(コルゲートチューブ組立体)10を用いたり、給電装置以外に、例えば車両ボディ等へのワイヤハーネスの配索構造において上記緩衝材付きのコルゲートチューブ10を用いて、車両ボディ等とコルゲートチューブ1との干渉を防止させることも可能である。上記緩衝材付きのコルゲートチューブ10の適用範囲はこれらに限られるものではない。
本発明に係るコルゲートチューブの一実施形態を示す正面図である。 同じくコルゲートチューブの緩衝構造の一実施形態を示す正面図である。 コルゲートチューブの緩衝構造の一適用例を示す正面図である。 (a)は従来のコルゲートチューブを示す正面図、(b)はコルゲートチューブに緩衝材を貼り付けた状態を示す断面図である。 従来のコルゲートチューブの一適用例を示す斜視図である。 同じく適用例の作用を示す斜視図である。 (a)は従来の断面長円形のコルゲートチューブに緩衝材を貼った状態の正面図、(b)は同じく側面図、(c)は緩衝材の端部の位置を変えた形態を示す側面図である。
符号の説明
1 コルゲートチューブ
2 凹溝
3 凸条
4,5 平面的な部分
6,7 緩衝材

Claims (5)

  1. 周方向の凹溝と凸条とをチューブ長手方向に交互に配列して成るコルゲートチューブにおいて、前記凹溝と凸条とのない平面的な部分が緩衝材装着用に形成されたことを特徴とするコルゲートチューブ。
  2. 前記平面的な部分が前記凸条と同じ外径で形成されたことを特徴とする請求項1記載のコルゲートチューブ。
  3. 前記平面的な部分が前記凹溝と同じ外径で形成されたことを特徴とする請求項1記載のコルゲートチューブ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のコルゲートチューブ1において、前記平面的な部分に緩衝材が装着されたことを特徴とするコルゲートチューブの緩衝構造。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載のコルゲートチューブを製造する方法であって、押出成形で前記平面的な部分を形成し、成形型内の凹凸部分で前記凸条と凹溝とを形成することを特徴とするコルゲートチューブの製造方法。
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