JP3107301B2 - 制御弁 - Google Patents

制御弁

Info

Publication number
JP3107301B2
JP3107301B2 JP11061898A JP6189899A JP3107301B2 JP 3107301 B2 JP3107301 B2 JP 3107301B2 JP 11061898 A JP11061898 A JP 11061898A JP 6189899 A JP6189899 A JP 6189899A JP 3107301 B2 JP3107301 B2 JP 3107301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
valve
pressure
pressure plate
branch passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11061898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000257745A (ja
Inventor
博道 飯塚
昌男 中田
誠 小川
伸浩 西巻
修二 松村
睦生 正田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kogyosha Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kogyosha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogyosha Co Ltd filed Critical Asahi Kogyosha Co Ltd
Priority to JP11061898A priority Critical patent/JP3107301B2/ja
Publication of JP2000257745A publication Critical patent/JP2000257745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107301B2 publication Critical patent/JP3107301B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御弁に係り、とく
に分流弁あるいは混合弁として用いて好適な制御弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の分流のための制御弁は、一対のニ
ードル弁を組合わせてそれらを互いに逆方向にモータで
駆動する方式となっている。すなわち図6に示すよう
に、ブロック1に入口ポート2と一対の出口ポート3、
4とをそれぞれ設けるようにし、とくに出口ポート3、
4の入口部分にニードル弁5、6を配するようにしてい
る。これらのニードル弁5、6はそれぞれ雄ねじ7、8
を備え、このような雄ねじ7、8をブロック1の雌ねじ
孔に螺合させることによって軸線方向に移動させるよう
にしている。
【0003】ニードル弁5、6はそれぞれ歯車9、10
を備え、これらが互いに噛合うようになっている。そし
てニードル弁5の支軸11をカップリング12を介して
モータ13に直結し、このモータ13をコントローラ1
4によって制御するようにしている。
【0004】ここでコントローラ14によってモータ1
3を正方向に回転させると、雄ねじ7によってニードル
弁5が下方に移動し、出口ポート3のバルブシートとの
間のギャップを狭くする。同時にニードル弁5の回転が
歯車9、10を介してもう一方のニードル弁6に伝達さ
れ、ニードル弁6は逆方向に回転するために雄ねじ8に
よってニードル弁6が出口ポート4のバルブシートから
離間するように上方に移動される。モータ13の回転方
向を逆転させると、ニードル弁5が上方に移動し、ニー
ドル弁6が下方に移動して逆の動作になる。
【0005】このようにコントローラ14によってモー
タ13の回転方向と回転角度とを制御することにより、
ニードル弁5、6の開度が調整されるとともに、これら
が互いに逆比例するようになる。従って入口ポート2を
通して供給されるガスの出口ポート3、4への分流比を
任意に調整できるようになる。
【0006】図7は別の従来の分流のための制御弁を示
している。ここでは入口ポート20に対して分岐するよ
うに出口ポート21、22が設けられている。そして出
口ポート21、22へのガスの流量を制御するように調
整弁23、24が接続されている。調整弁23、24は
それぞれアクチュエータ25、26を備え、これらのア
クチュエータ25、26がポジショナー27、28から
の信号によって作動するようになっている。
【0007】調整弁23のポジショナー27へは信号a
が直接印加されるようになっている。しかも信号aは演
算器30に供給され、この演算器30によってb−aの
信号が発生され、この信号がポジショナー28に供給さ
れるようになっている。従って一対の調整弁23、24
の開度は図8に示されるようになり、一方が開くと他方
が閉じるようにしており、これによって分流比を調整す
るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】流体を分流しあるいは
混合する技術は高精度の温度制御を行なう場合や、混合
ガスの濃度制御を実施する場合に必要不可欠な技術であ
る。そしてこのような技術を進歩させるためには高精度
でしかも安定な分流弁あるいは混合弁を必要とする。
【0009】ところが図5に示す従来の分流用の制御弁
は応答速度が極めて遅く、さらに機構が複雑で故障を発
生し易い問題がある。また分解能が悪いので出力が安定
せず、さらには歯車9、10の損傷による保守管理に手
間がかかるという問題がある。
【0010】また図6に示す別の制御弁は、応答速度が
遅く、システムアップするための部品点数が余分にかか
り、その工数も馬鹿にならず、非常に高コストの制御弁
になる。また故障個所が多く、保守管理に手間がかかる
問題がある。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、応答速度に優れ、機構が簡潔で故障す
る部位が少なく、保守管理に手間がかからず、分解能が
高くて高精度な制御が行ない得るようにした制御弁であ
って、分流弁あるいは混合弁として用いることが可能な
制御弁を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の主要な発明は、入
口ポートと、分岐通路と、該分岐通路の両側に連通する
一対の出口ポートとを設けた本体ブロックを具備し、前
記分岐通路の両端のバルブシートに着座すると対応する
出口ポートを閉塞するとともに互いに一体になって前記
分岐通路内を軸線方向に移動するように一対の弁体を配
し、信号圧を第1のダイヤフラムを介して第1の圧力板
に加えると、該第1の圧力板によって一方の弁体が一方
の出口ポートと連通するバルブシートに圧着するととも
に、他方の弁体が他方の出口ポートと連通するバルブシ
ートから離間するように移動し、信号圧が増加して一方
の弁体が一方の出口ポートを閉じるように移動するとき
に第1のダイヤフラムの有効面積が小さくなり、入口ポ
ートに供給される流体を一対の出口ポートに信号圧に応
じた分流比で分流させるか、または一対の出口ポートに
供給される流体を信号圧に応じた混合比で混合して入口
ポートから出すことを特徴とする制御弁に関するもので
ある。また本願の別の主要な発明は、入口ポートと、分
岐通路と、該分岐通路の両側に連通する一対の出口ポー
トとを設けた本体ブロックを具備し、前記分岐通路の両
端のバルブシートに着座すると対応する出口ポートを閉
塞するとともに互いに一体になって前記分岐通路内を軸
線方向に移動するように一対の弁体を配し、信号圧を第
1のダイヤフラムを介して第1の圧力板に加えると、該
第1の圧力板によって一方の弁体が一方の出口ポートと
連通するバルブシートに圧着するとともに、他方の弁体
が他方の出口ポートと連通するバルブシートから離間す
るように移動し、信号圧による力と対向するようにばね
が配され、信号圧が増加して一方の弁体が一方の出口ポ
ートを閉じるように移動するときに前記ばねの変形が大
きくなり、入口ポートに供給される流体を一対の出口ポ
ートに信号圧に応じた分流比で分流させるか、または一
対の出口ポートに供給される流体を信号圧に応じた混合
比で混合して入口ポートから出すことを特徴とする制御
弁に関するものである。
【0013】ここで分岐通路に対して前記第1の圧力板
と反対側に第2の圧力板を配し、パイロット圧を第2の
ダイヤフラムを介して前記第2の圧力板に加えると該第
2の圧力板によって他方の弁体が他方の出口ポートと連
通するバルブシートに圧着するとともに、一方の弁体が
一方の出口ポートと連通するバルブシートから離間する
ように移動するようにしてよい。またここでパイロット
圧が相対的に増加して他方の弁体が他方の出口ポートを
閉じるように移動するときに、第2のダイヤフラムの有
効面積が小さくなるようにしてよい。
【0014】また第1の圧力板に対して前記第1のダイ
ヤフラムとは反対側に第3のダイヤフラムが配され、該
第3のダイヤフラムによってライン圧を前記第1のダイ
ヤフラムに対して遮断するようにしてよい。また第2の
圧力板に対して前記第2のダイヤフラムとは反対側に第
4のダイヤフラムが配され、該第4のダイヤフラムによ
ってライン圧を前記第2のダイヤフラムに対して遮断す
るようにしてよい。
【0015】本発明の好ましい態様は、本体ブロックに
単一の入口ポートと一対の出口ポートとを設けるように
し、しかもこれらを連通させるように分岐通路を形成す
る。そしてこのような分岐通路の両端にそれぞれバルブ
シートを設け、これらのバルブシートに対して圧着およ
び離間を行なう一対の弁体を配し、しかも一対の弁体が
連結手段によって一体になって移動するようにしたもの
である。ここで信号圧を受ける第1のダイヤフラムによ
って第1の圧力板を介して一方の弁体が閉じる方向に押
圧されるようにし、これに対してパイロット圧を受ける
第2のダイヤフラムによって第2の圧力板を介して他方
の弁体を閉じる方向に押圧するようにしている。
【0016】ここで第1のダイヤフラムに印加される信
号圧を得るために、パイロット圧が印加されるノズルを
備え、このノズルの先端と対向するようにフラッパを配
するとともに、このフラッパをムービングコイルによっ
てノズルとの間の距離が変化するように移動制御してお
り、上記ノズルの背面側で信号圧を発生させるようにし
ている。従ってこのような信号圧の変化に応じて、第1
のダイヤフラムと第1の圧力板とを介して一対の弁体が
軸線方向に移動し、これによって一対の弁体の開度の調
整が行なわれるようにしている。
【0017】このような制御弁によれば、入口ポートか
ら一対の出口ポートへ分流される流体の分流比を第1の
ダイヤフラムに印加される信号圧によって調整すること
が可能になる。あるいはまた一対の出口ポートから供給
されるガスの混合比を信号圧に応じて調整し、入口ポー
トを通して出すことが可能になる。すなわち分流弁ある
いは混合弁として用いることが可能な制御弁が提供され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る制御弁を示しており、この制御弁は金属板を積重ねて
成る本体ブロック37を備えている。そしてこの本体ブ
ロック37の左側の側面には入口ポート40が形成され
るとともに、右側の側面には上下に出口ポート41、4
2が形成されている。そして入口ポート40と出口ポー
ト41、42とを連通させるようにこの本体ブロック3
7の中心部を上下に貫通するように分岐通路43が形成
されている。このような分岐通路43の上端と下端の内
周面がそれぞれテーパ状をなすバルブシート45、46
を構成している。
【0019】分岐通路43のバルブシート45、46に
対応するように弁体51、52が設けられている。なお
これらの弁体51、52はそれぞれOリングを備えてい
る。そして弁体51、52は凹部53、54内を移動す
る移動板55、56を備えている。また一対の弁体5
1、52は連結ロッド57によって互いに連結されてお
り、これによって弁体51、52が一体になって軸線方
向上下に移動するようになっている。
【0020】上記弁体51の移動板55が移動する凹部
53の上部には連続して凹部61が形成されている。ま
た弁体52の移動板56が移動する凹部54には連続し
て凹部62が連設されている。そして凹部61内には第
1の圧力板63が配されるとともに、凹部62内には第
2の圧力板64が配されている。そして第1の圧力板6
3は第1のダイヤフラム65を受けるようになってい
る。また第2の圧力板64は第2のダイヤフラム66を
受けるようになっている。また第1の圧力板63の下側
には突部69が形成されるとともに、この突部69と上
記移動板55との間に第3のダイヤフラム67が配され
ている。また下側の移動板56と第2の圧力板64との
間には第4のダイヤフラム68が介装されるようになっ
ている。
【0021】第1のダイヤフラム65と第3のダイヤフ
ラム67との間の空間であって第1の圧力板63が配さ
れている空間は小孔71によって大気圧に維持されるよ
うになっている。また第2のダイヤフラム66と第4の
ダイヤフラム68との空間であって第2の圧力板64が
配されている空間は小孔72によって大気圧に維持され
るようになっている。また上記凹部61は補助ポート7
5によってパイロット圧が印加されるようになってい
る。さらに凹部62であって第2のダイヤフラム66の
下側の空間には補助ポート76を介してパイロット圧が
印加されるようになっている。
【0022】次に信号圧を設定するためのノズルフラッ
パの構造について説明する。上記凹部61と連通するよ
うに本体ブロック37の上部にはノズル80が取付けら
れている。そしてこのようなノズル80はフラッパ81
と対向するようになっている。フラッパ81は弾性支持
板82によって弾性的に受けられるようになっている。
なおこの弾性支持板82はその外周側の部分に開口83
を備えている。
【0023】次にフラッパ81を軸線方向に移動するた
めの構造について説明すると、ハウジング86内にはカ
ップ状をなすヨーク87が配されるとともに、ヨーク8
7の上端の下面にはマグネット88が取付けられてい
る。そしてマグネット88の下部にはセンタコア89が
固着されるとともに、このようなセンタコア89の外周
側にはボビン90が配されており、このボビン90にコ
イル91が巻装されている。そしてボビン90に取付け
られている可動板92に上記フラッパ81が取付けられ
るようになっている。そしてヨーク87の内側の空間は
本体ブロック37に形成されている小孔93と弾性支持
板82の開口83とによって大気圧に維持されるように
なっている。
【0024】このように本実施の形態の制御弁は、本体
ブロック37に入口ポート40と、信号圧が0で開放状
態の出口ポート41と信号圧が0で閉鎖状態の出口ポー
ト42とを設けるようにし、しかも本体ブロック37内
には信号圧が0の場合に開放する弁体51と信号圧が0
の場合に閉じる弁体52とを分岐通路43の両端に配す
るようにしており、これらを連結ロッド57によって連
結した構造になっている。
【0025】そして弁体51、52の上下にそれぞれ圧
力板63、64を配するようにしており、圧力板63の
上側には信号圧を受ける第1のダイヤフラム65を、そ
の下側にはライン圧を遮断する第3のダイヤフラム67
を、また下側の圧力板64の下側にはパイロット圧を受
ける第2のダイヤフラム66を、圧力板64の上側には
ライン圧を遮断する第4のダイヤフラム68を配するよ
うにしている。
【0026】そして上側の第1のダイヤフラム65に加
えられる信号圧を形成するためのノズル80を設けるよ
うにし、このノズル80の背圧を調整するためのフラッ
パ81をヨーク87とセンタコア89との間のギャップ
に配されたコイル91によって軸線方向に移動調整を行
なうようにしている。
【0027】このような制御弁において、下側の第2の
ダイヤフラム66の下側であって凹部62内にはポート
76を通してパイロット圧が印加されるようになってい
る。また上側の凹部61内にはポート75を通してパイ
ロット圧が供給されている。ところがここではノズル8
0とフラッパ81とのギャップによってパイロット圧の
一部が逃がされ、この逃がされる度合によって信号圧が
設定されるようになっている。
【0028】また第1のダイヤフラム65と第2のダイ
ヤフラム66の有効面積S1 とS2の比率はほぼ2:1
の割合になっており、次の式が成立する。
【0029】S1 =2S2 またライン圧を遮断するための上下の第3および第4の
ダイヤフラム67、68の有効面積は互いに等しくなっ
ている。すなわち次式が成立する。
【0030】S3 =S4 次にこのような制御弁の動作原理について説明する。こ
の制御弁は上下の圧力板63、64を介して軸線方向に
加わる上下方向の力の平衡と、第1のダイヤフラム65
および第2のダイヤフラム66の有効断面積S1 、S2
の変化によって作動を行なうようになっている。
【0031】ここでダイヤフラムの有効断面積は、ダイ
ヤフラムが圧力により湾曲する外周側の湾曲部の曲率中
心間の距離によって定義される。このことは図2に示さ
れている。すなわち中央の平坦部と外周側の固定部との
間に断面がほぼ円弧状をなす湾曲部が形成されており、
この湾曲部の変形によってダイヤフラムが軸線方向に移
動するようにしている。このときにダイヤフラムが圧力
の変化に応じて軸線方向に、すなわち図2において上下
方向に移動されると、湾曲する湾曲部の曲率中心が変化
する。そして有効面積はダイヤフラムの中心と湾曲部の
曲率中心との間の半径によって決まる面積で設定され
る。すなわちダイヤフラムが軸線方向に移動するとき
に、周縁の湾曲部の曲率中心が変化すると、有効面積を
変化させることが可能になる。
【0032】このような原理を図1に示す制御弁の上側
のダイヤフラム65に適用した場合において、このダイ
ヤフラム65が信号圧の変化によって圧力板63を押し
ながら下方に移動したときの周縁側の湾曲部の曲率中心
の変化が図3に示される。すなわち中立位置に対してダ
イヤフラム65および圧力板63が上方に移動した場合
には、湾曲部の曲率中心が外周側へ移動するために、有
効面積が大きくなる。これに対してダイヤフラム65と
圧力板63とが下方へ移動した場合には、湾曲部の曲率
中心が中心側へ移動し、有効面積が小さくなる。ここで
圧力板63のエッジの曲率半径を大きくし、まだダイヤ
フラム65の周縁部を固定する固定部のエッジの曲率半
径を大きくすると、有効面積の変化がより顕著になる。
【0033】また上記の原理を下側の第2のダイヤフラ
ム66に適用したときの曲率中心の変化が図4に示され
る。すなわち下側の第2のダイヤフラム66が信号圧ま
たはパイロット圧の相対的な変化に応じて上方または下
方に移動される。信号圧が大きくなるとダイヤフラム6
6と圧力板64とが下方に移動し、これによって周縁の
湾曲部の曲率中心は外周側へ移動し、有効面積が大きく
なる。これに対して信号圧が小さくなった場合にはダイ
ヤフラム66と圧力板64とは上方に移動し、湾曲部の
曲率中心が中心側に移動して有効断面積が小さくなる。
【0034】次にこの制御弁を分流弁として用いた場合
における分流比の制御の動作について説明する。入口ポ
ート40を一次圧に接続するとともに、出口ポート4
1、42をそれぞれ負荷に接続する。ここで第3のダイ
ヤフラム67と第4のダイヤフラム68とにはそれぞれ
ライン圧、すなわち入口ポート40を通して供給される
入力圧が印加されており、これらの方向が互いに逆方向
のためにこれらのダイヤフラム67、68を介して圧力
板63、64に加えられる力は互いに相殺される。従っ
てこのような力は考慮する必要がなく、ここではこのよ
うな力は無視する。
【0035】第1のダイヤフラム65に加えられる信号
圧が0の場合には、第3のダイヤフラム67に加えられ
るパイロット圧によって、圧力板64が上方への力を受
け、これによって一対の弁体51、52を移動板56を
介して軸線方向上方に押上げることになる。従って弁体
52がバルブシート46に圧着され、弁体51がバルブ
シート45から離間して全開の状態にある。すなわちこ
の場合は入口ポート40を通して入ってきたガスは総て
出口ポート41に流れることになる。
【0036】このような状態において信号圧が増加する
と、第1のダイヤフラム65に印加される圧力が次第に
増加し、ダイヤフラム65、66に印加される圧力によ
る力のバランスが崩れるようになる。今第1のダイヤフ
ラム65に加わる信号圧をPs とし、下側の第2のダイ
ヤフラム66に加えられるパイロット圧をPp とする。
すると上記の力のアンバランスによって次の式が成立す
る。
【0037】Ps ・S1 >Pp ・S2 このように力のアンバランスが生ずると、信号圧Ps
よる第1の圧力板63に作用する下向きの力の方が第2
の圧力板64に加わるパイロット圧Pp による上向きの
力よりも大きくなって一対の弁体51、52は下方へ一
体となって移動する。
【0038】所定量弁体51、52が下方へ移動する
と、図3に示すように上側のダイヤフラム65の有効断
面積S1 が小さくなるとともに、図4に示すように下側
のダイヤフラム66の有効断面積S2 が大きくなる。従
ってやがて次の式が成立するようになる。
【0039】Ps ・S1 =Pp ・S2 このような一対の弁体51、52の下方への移動に伴っ
て、下側の弁体52が開くとともに、そのストローク分
上側の弁体51が閉じられるようになる。すなわち入口
ポート40に供給される一次流体は第1のダイヤフラム
65の上側に印加される信号圧Ps に比例する比率で出
口ポート41、42に分流される。
【0040】しかもここでは、信号圧がノズル80とフ
ラッパ81との間のギャップによって調整されるように
なっており、フラッパ81の軸線方向の位置がコイル9
1に流れる電流によって調整されるようになっている。
従ってコイル91の信号電流を調整することによってフ
ラッパ81がノズル80との間のギャップを調整し、ノ
ズル80の背圧が変化することになる。このようなノズ
ル80の背圧が信号圧として第1のダイヤフラム65に
印加されているために、コイル91に印加される信号電
流に応じて一対の出口ポート41、42に分流されるガ
スの分流比が制御されることになる。
【0041】次に図1に示す制御弁を混合弁として用い
た場合の動作について説明する。出口ポート41、42
にそれぞれ別々の流体を同一の圧力で接続する。そして
混合された流体を入口ポート40から取出すようにす
る。
【0042】コイル91に加えられる信号が0であって
ダイヤフラム65に印加される信号圧Ps がほぼ0の状
態では、パイロット圧Pp が印加される第2のダイヤフ
ラム66によって受ける圧力で下側の圧力板64が上方
に向って受ける力によって、一対の弁体51、52は上
方に移動している。これによって下側の弁体52がバル
ブシート46に圧着して第2の出口ポート42を閉鎖す
るとともに、上側の弁体51がバルブシート45から離
間して第1の出口ポート41が開放された状態になる。
従ってこの場合には一方の出口ポート41を通して導入
される1種類の流体のみが入口ポート40から取出され
るようになる。
【0043】コイル91に電流を印加し、フラッパ81
を下方に移動させて信号圧Ps を高くすると、高くなっ
た信号圧Ps が第1のダイヤフラム65に印加されるよ
うになる。これによって信号圧Ps が作用する第1のダ
イヤフラム65を介して圧力板63を下方に押す力と、
パイロット圧Pp が作用する第2のダイヤフラム66に
よって第2の圧力板64を上方に押す力のバランスが崩
れるようになり、次の式が成立する。
【0044】Ps ・S1 >Pp ・S2 従ってこのような力のアンバランスによって一対の弁体
51、52が下方に移動する。このときに上側のダイヤ
フラム65が下方に移動することによってその有効断面
積を減少させるとともに、下側のダイヤフラム66が下
方へ移動させることによってその有効断面積を増大させ
る。従って軸線方向に所定のストローク移動されると、
新たな平衡状態に達して力のバランスは次のようにな
る。
【0045】Ps ・S1 =Pp ・S2 このような移動に伴って下側の弁体52がバルブシート
46から離間するとともに、上側の弁体51がバルブシ
ート45に近づくようになる。すなわち一対の出口ポー
ト41、42へ供給される流体は、コイル91に加えら
れる入力信号に比例する比率で入口ポート40から取出
されるようになり、2種類の流体を一定の比率で混合し
た混合流体を入口ポート40から取出すことが可能にな
る。
【0046】次に別の実施の形態を図5によって説明す
る。この実施の形態は信号圧の増加に伴う力のアンバラ
ンスを第1のダイヤフラム65と第2のダイヤフラム6
6の有効面積の変化によって新たな力の平衡状態を現出
する構造に代えて、圧縮コイルばね96の弾性復元力の
変化を利用して力の平衡を得るようにしたものである。
すなわちこの実施の形態は、ダイヤフラム65〜68と
して通常のダイヤフラムを使用するとともに、凹部62
内に圧縮コイルばね96を配し、この圧縮コイルばね9
6によって第2の圧力板64を上方に押圧するようにし
たものである。
【0047】すなわち上側の第1のダイヤフラム65の
上面に信号圧Ps が加えられると、これに伴って一対の
弁体51、52が下方へ移動する。従って第2の圧力板
64によって圧縮コイルばね96が押され、この圧縮コ
イルばね96の変形量が大きくなって新たな平衡状態に
達するようになる。
【0048】分流弁として用いたときの動作について説
明する。入力信号が0の状態では上側のダイヤフラム6
5に加わる信号圧Ps はほぼ0の状態である。これに対
して第2のダイヤフラム66にはパイロット圧Pp が加
わっており、さらに圧縮コイルばね96の弾性復元力k
xが作用している。従って一対の弁体51、52は上方
に押えつけられており、弁体51は全開の状態で弁体5
2が全閉の状態になっている。
【0049】ダイヤフラム65に信号圧Ps を印加する
とともにこの信号圧Ps を増加させると、上方から下方
へ向って働く力が増加し、力のバランスが崩れ、次のよ
うな状態になる。
【0050】Ps ・S1 >Pp ・S2 +kx ここでkはばね96のばね定数を示し、xはばね96の
変形量を示している。
【0051】このような力のアンバランスによって一対
の弁体51、52が下方へ移動する。すると圧縮コイル
ばね96の変形量が△xだけ増加する。そして Ps ・S1 =Pp ・S2 +k(x+△x) なる平衡状態に達する。すなわち一対の弁体51、52
が所定のストローク移動すると新たな平衡状態に達す
る。従ってこのような平衡状態に応じて、弁体51およ
び弁体52は所定の開度を維持するようになる。従って
入口ポート40から導入される一次流体は所定の分流比
で出口ポート41、42に分流されることになる。なお
このような力の新たなバランスによる分流の動作は、混
合の場合についても同様であって、信号圧Ps に比例す
る比率で2種類の流体を混合して入口ポート40から取
出すことが可能になる。
【0052】
【発明の効果】請求項1または請求項2に係る発明は、
入口ポートと、分岐通路と、該分岐通路の両側に連通す
る一対の出口ポートとを設けた本体ブロックを具備し、
分岐通路の両端のバルブシートに着座すると対応する出
口ポートを閉塞するとともに互いに一体になって分岐通
路内を軸線方向に移動するように一対の弁体を配し、信
号圧を第1のダイヤフラムを介して第1の圧力板に加え
ると、該第1の圧力板によって一方の弁体が一方の出口
ポートと連通するバルブシートに圧着するとともに、他
方の弁体が他方の出口ポートと連通するバルブシートか
ら離間するように移動し、信号圧が増加して一方の弁体
が一方の出口ポートを閉じるように移動するときに第1
のダイヤフラムの有効面積が小さくなり、入口ポートに
供給される流体を一対の出口ポートに信号圧に応じた分
流比で分流させるか、または一対の出口ポートに供給さ
れる流体を信号圧に応じた混合比で混合して入口ポート
から出すようにしたものである。
【0053】従ってこのような制御弁によれば、信号圧
の増加に伴う力のバランスの変化が、第1のダイヤフラ
ムの軸線方向への移動に伴うダイヤフラムの有効面積の
減少によって新たな力の平衡に達し、これによって分流
比あるいは混合比が設定される。よって信号圧によって
一対の弁体を移動させ、これによって入口ポートから一
対の出口ポートへの流体の流動を所定の分流比とするこ
とができ、あるいはまた一対の出口ポートから導入され
る流体の混合比を一定の割合として入口ポートを通して
取出すことが可能になる。請求項3または請求項4に係
る発明は、入口ポートと、分岐通路と、該分岐通路の両
側に連通する一対の出口ポートとを設けた本体ブロック
を具備し、分岐通路の両端のバルブシートに着座すると
対応する出口ポートを閉塞するとともに互いに一体にな
って分岐通路内を軸線方向に移動するように一対の弁体
を配し、信号圧を第1のダイヤフラムを介して第1の圧
力板に加えると、該第1の圧力板によって一方の弁体が
一方の出口ポートと連通するバルブシートに圧着すると
ともに、他方の弁体が他方の出口ポートと連通するバル
ブシートから離間するように移動し、信号圧による力と
対向するようにばねが配され、信号圧が増加して一方の
弁体が一方の出口ポートを閉じるように移動するときに
ばねの変形が大きくなり、入口ポートに供給される流体
を一対の出口ポートに信号圧に応じた分流比で分流させ
るか、または一対の出口ポートに供給される流体を信号
圧に応じた混合比で混合して入口ポートから出すように
したものである。従ってこのような制御弁によれば、信
号圧の増加に伴う力のバランスの変化が、はねの変形に
伴う弾性復元力の変化によって新たな平衡に達し、これ
によって分流比あるいは混合比が設定される。よって信
号圧によって一対の弁体を移動させ、これによって入口
ポートから一対の出口ポートへの流体の流動を所定の分
流比とすることができ、あるいはまた一対の出口ポート
から導入される流体の混合比を一定の割合として入口ポ
ートを通して取出すことが可能になる。
【0054】請求項5に係る発明は、分岐通路に対して
第1の圧力板と反対側に第2の圧力板を配し、パイロッ
ト圧を第2のダイヤフラムを介して第2の圧力板に加え
ると該第2の圧力板によって他方の弁体が他方の出口ポ
ートと連通するバルブシートに圧着するとともに、一方
の弁体が一方の出口ポートと連通するバルブシートから
離間するようにしたものである。
【0055】従って信号圧とパイロット圧との力のバラ
ンスによって一対の弁体を移動させて分流比あるいは混
合比を制御することが可能になる。
【0056】
【0057】請求項4に係る発明は、パイロット圧が相
対的に増加して他方の弁体が他方の出口ポートを閉じる
ように移動するときに、第2のダイヤフラムの有効面積
が小さくなるようにしたものである。従って信号圧が変
化するとともにパイロット圧がこれに応じて相対的に増
加した場合には、これに応じて一対の弁体が移動すると
ともに第2のダイヤフラムの有効面積が小さくなり、新
たな平衡点に達し、このような平衡点において混合比あ
るいは分流比が設定される。
【0058】請求項7に係る発明は、第1の圧力板に対
して第1のダイヤフラムとは反対側に第3のダイヤフラ
ムが配され、該第3のダイヤフラムによって第1のダイ
ヤフラムに対してライン圧を遮断するようにしたもので
ある。従って第3のダイヤフラムによって第1のダイヤ
フラムに対するライン圧の影響をなくすことが可能にな
る。
【0059】請求項8に係る発明は、第2の圧力板に対
して第2のダイヤフラムとは反対側に第4のダイヤフラ
ムが配され、該第4のダイヤフラムによって第2のダイ
ヤフラムに対してライン圧を遮断するようにしたもので
ある。従って第4のダイヤフラムによってライン圧を遮
断することにより、第2のダイヤフラムに対するライン
圧の影響をなくすことが可能になる。
【0060】
【0061】請求項8に係る発明は、一対の出口ポート
に供給される流体を信号圧に応じた混合比で混合して入
口ポートから出力するようにしたものである。従ってこ
のような発明によれば、この制御弁を混合弁として用い
ることが可能になる。
【0062】請求項9に係る発明は、信号圧による力と
対向するようにばねが配され、信号圧が増加して一方の
弁体が一方の出口ポートを閉じるように移動するときに
ばねの変形が大きくなるようにしたものである。従って
信号圧の増加に伴う力のバランスの変化が、ばねの変形
に伴う弾性復元力の変化によって新たな平衡に達し、こ
れによって分流比あるいは混合比が設定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御弁の全体の構成を示す縦断面図である。
【図2】ダイヤフラムの周縁部の湾曲部の曲率中心の変
化を示す縦断面図である。
【図3】第1のダイヤフラムの変位に伴う周縁部の湾曲
部の曲率中心の変化を示す縦断面図である。
【図4】第2のダイヤフラムの軸線方向の変位に伴う周
縁部の湾曲部の曲率中心の変化を示す縦断面図である。
【図5】別の実施の形態の制御弁の全体の構成を示す縦
断面図である。
【図6】従来の分流弁の縦断面図である。
【図7】別の従来の分流弁の配管図である。
【図8】分流弁の動作を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ブロック 2 入口ポート、 3、4 出口ポート 5、6 ニードル弁 7、8 雄ねじ 9、10 歯車 11 支軸 12 カップリング 13 モータ 14 コントローラ 20 入口ポート 21、22 出口ポート 23、24 調整弁 25、26 アクチュエータ 27、28 ポジショナー 30 演算器 37 本体ブロック 40 入口ポート 41、42 出口ポート 43 分岐通路 45、46 バルブシート 51、52 弁体 53、54 凹部 55、56 移動板 57 連結ロッド 61、62 凹部 63 第1の圧力板 64 第2の圧力板 65 第1のダイヤフラム 66 第2のダイヤフラム 67 第3のダイヤフラム 68 第4のダイヤフラム 69 突部 71、72 小孔 75、76 補助ポート 80 ノズル 81 フラッパ 82 弾性支持板 83 開口 86 ハウジング 87 ヨーク 88 マグネット 89 センタコア 90 ボビン 91 コイル 92 可動板 93 小孔 96 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 誠 千葉県船橋市習志野4丁目9番3号株式 会社朝日工業社事業所内 (72)発明者 西巻 伸浩 千葉県船橋市習志野4丁目9番3号株式 会社朝日工業社事業所内 (72)発明者 松村 修二 千葉県船橋市習志野4丁目9番3号株式 会社朝日工業社事業所内 (72)発明者 正田 睦生 千葉県船橋市習志野4丁目9番3号株式 会社朝日工業社事業所内 (56)参考文献 特開 昭48−2227(JP,A) 特開 昭50−48528(JP,A) 特開 平7−293738(JP,A) 特開 平11−102226(JP,A) 実開 昭52−143592(JP,U) 実開 昭59−76747(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/00 - 11/24 F16K 31/00 - 31/72

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口ポートと、分岐通路と、該分岐通路の
    両側に連通する一対の出口ポートとを設けた本体ブロッ
    クを具備し、 前記分岐通路の両端のバルブシートに着座すると対応す
    る出口ポートを閉塞するとともに互いに一体になって前
    記分岐通路内を軸線方向に移動するように一対の弁体を
    配し、 信号圧を第1のダイヤフラムを介して第1の圧力板に加
    えると、該第1の圧力板によって一方の弁体が一方の出
    口ポートと連通するバルブシートに圧着するとともに、
    他方の弁体が他方の出口ポートと連通するバルブシート
    から離間するように移動し、 信号圧が増加して一方の弁体が一方の出口ポートを閉じ
    るように移動するときに第1のダイヤフラムの有効面積
    が小さくなり、 入口ポートに供給される流体を一対の出口ポートに信号
    圧に応じた分流比で分流させることを特徴とする制御
    弁。
  2. 【請求項2】入口ポートと、分岐通路と、該分岐通路の
    両側に連通する一対の出口ポートとを設けた本体ブロッ
    クを具備し、 前記分岐通路の両端のバルブシートに着座すると対応す
    る出口ポートを閉塞するとともに互いに一体になって前
    記分岐通路内を軸線方向に移動するように一対の弁体を
    配し、 信号圧を第1のダイヤフラムを介して第1の圧力板に加
    えると、該第1の圧力板によって一方の弁体が一方の出
    口ポートと連通するバルブシートに圧着するとともに、
    他方の弁体が他方の出口ポートと連通するバルブシート
    から離間するように移動し、 信号圧が増加して一方の弁体が一方の出口ポートを閉じ
    るように移動するときに第1のダイヤフラムの有効面積
    が小さくなり、 一対の出口ポートに供給される流体を信号圧に応じた混
    合比で混合して入口ポートから出すことを特徴とする制
    御弁。
  3. 【請求項3】入口ポートと、分岐通路と、該分岐通路の
    両側に連通する一対の出口ポートとを設けた本体ブロッ
    クを具備し、 前記分岐通路の両端のバルブシートに着座すると対応す
    る出口ポートを閉塞するとともに互いに一体になって前
    記分岐通路内を軸線方向に移動するように一対の弁体を
    配し、 信号圧を第1のダイヤフラムを介して第1の圧力板に加
    えると、該第1の圧力板によって一方の弁体が一方の出
    口ポートと連通するバルブシートに圧着するとともに、
    他方の弁体が他方の出口ポートと連通するバルブシート
    から離間するように移動し、 信号圧による力と対向するようにばねが配され、信号圧
    が増加して一方の弁体が一方の出口ポートを閉じるよう
    に移動するときに前記ばねの変形が大きくなり、 入口ポートに供給される流体を一対の出口ポートに信号
    圧に応じた分流比で分流させることを特徴とする制御
    弁。
  4. 【請求項4】入口ポートと、分岐通路と、該分岐通路の
    両側に連通する一対の出口ポートとを設けた本体ブロッ
    クを具備し、 前記分岐通路の両端のバルブシートに着座すると対応す
    る出口ポートを閉塞するとともに互いに一体になって前
    記分岐通路内を軸線方向に移動するように一対の弁体を
    配し、 信号圧を第1のダイヤフラムを介して第1の圧力板に加
    えると、該第1の圧力板によって一方の弁体が一方の出
    口ポートと連通するバルブシートに圧着するとともに、
    他方の弁体が他方の出口ポートと連通するバルブシート
    から離間するように移動し、 信号圧による力と対向するようにばねが配され、信号圧
    が増加して一方の弁体が一方の出口ポートを閉じるよう
    に移動するときに前記ばねの変形が大きくなり、 一対の出口ポートに供給される流体を信号圧に応じた混
    合比で混合して入口ポートから出すことを特徴とする制
    御弁。
  5. 【請求項5】分岐通路に対して前記第1の圧力板と反対
    側に第2の圧力板を配し、パイロット圧を第2のダイヤ
    フラムを介して前記第2の圧力板に加えると該第2の圧
    力板によって他方の弁体が他方の出口ポートと連通する
    バルブシートに圧着するとともに、一方の弁体が一方の
    出口ポートと連通するバルブシートから離間するように
    移動することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか
    に記載の制御弁。
  6. 【請求項6】パイロット圧が相対的に増加して他方の弁
    体が他方の出口ポートを閉じるように移動するときに、
    第2のダイヤフラムの有効面積が小さくなることを特徴
    とする請求項5に記載の制御弁。
  7. 【請求項7】第1の圧力板に対して前記第1のダイヤフ
    ラムとは反対側に第3のダイヤフラムが配され、該第3
    のダイヤフラムによってライン圧を前記第1のダイヤフ
    ラムに対して遮断することを特徴とする請求項1〜請求
    項4の何れかに記載の制御弁。
  8. 【請求項8】第2の圧力板に対して前記第2のダイヤフ
    ラムとは反対側に第4のダイヤフラムが配され、該第4
    のダイヤフラムによってライン圧を前記第2のダイヤフ
    ラムに対して遮断することを特徴とする請求項1〜請求
    項4の何れかに記載の制御弁。
JP11061898A 1999-03-09 1999-03-09 制御弁 Expired - Lifetime JP3107301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061898A JP3107301B2 (ja) 1999-03-09 1999-03-09 制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061898A JP3107301B2 (ja) 1999-03-09 1999-03-09 制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000257745A JP2000257745A (ja) 2000-09-19
JP3107301B2 true JP3107301B2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=13184436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11061898A Expired - Lifetime JP3107301B2 (ja) 1999-03-09 1999-03-09 制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3107301B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101618064B1 (ko) 2014-07-23 2016-05-18 최영묵 에어 클리너용 필터 및 그를 이용한 에어 클리너
KR101693232B1 (ko) * 2014-04-11 2017-01-17 삼성중공업 주식회사 필터 및 이를 포함하는 선박용 필터 장치

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4805465B2 (ja) * 2001-02-21 2011-11-02 株式会社アサヒ・エンタープライズ 制御弁
JP5083107B2 (ja) * 2008-08-05 2012-11-28 株式会社デンソー 膨張弁及びそれを備えた蒸気圧縮式冷凍サイクル
KR101207833B1 (ko) * 2010-09-14 2012-12-04 한국기계연구원 파일럿 밸브 액츄에이터 및 이를 구비하는 파일럿 작동식 안전밸브
WO2014060762A2 (en) * 2012-10-17 2014-04-24 Norgren Limited Fluid control module for waste heat recovery systems
CN110206933A (zh) * 2019-07-06 2019-09-06 上海巍申环保科技有限公司 一种先导防污式电磁脉冲阀及防污方法
JP7419115B2 (ja) 2020-03-10 2024-01-22 株式会社キッツエスシーティー 処理装置と切換バルブユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101693232B1 (ko) * 2014-04-11 2017-01-17 삼성중공업 주식회사 필터 및 이를 포함하는 선박용 필터 장치
KR101618064B1 (ko) 2014-07-23 2016-05-18 최영묵 에어 클리너용 필터 및 그를 이용한 에어 클리너

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000257745A (ja) 2000-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3710836B2 (ja) フィードバックポッペト弁
JPH0428922B2 (ja)
KR960000577B1 (ko) 벨브장치
JP2002372006A (ja) 戻りラインメータリングバルブ付き油圧回路および動作方法
JPH074403A (ja) 液圧アクチュエータ制御用液圧制御システム
JP3107301B2 (ja) 制御弁
US4598626A (en) Feedback controlled hydraulic valve system
WO1991018211A1 (en) Control valve provided with pressure compensated valve
JP2000516885A (ja) 電気油圧式の制御装置
JP2002250465A (ja) 制御弁
JPH0849659A (ja) 油圧ポンプ流量制御装置
JPS6118046B2 (ja)
JPH05202858A (ja) 可変液圧ポンプ用の閉ループ制御回路
JPH08177745A (ja) 油圧ポンプ流量制御装置
JP4614717B2 (ja) 方向制御弁
JPH0735122Y2 (ja) ショックレスバルブ
EP0000445B1 (en) Servo valve
JPH08277948A (ja) 両方向圧力感知型リリーフバルブ
JPH06185667A (ja) パイロット操作形圧力制御弁
JPS6124802A (ja) 液圧装置の制御回路
JPH08200308A (ja) 油圧回路
JP2708873B2 (ja) 油圧回路の制御装置
JP2570993Y2 (ja) 流量制御弁
JPS589284Y2 (ja) 圧力流量制御弁
JPH0433499Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000823

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070908

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term