JPH0433499Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0433499Y2
JPH0433499Y2 JP1987027682U JP2768287U JPH0433499Y2 JP H0433499 Y2 JPH0433499 Y2 JP H0433499Y2 JP 1987027682 U JP1987027682 U JP 1987027682U JP 2768287 U JP2768287 U JP 2768287U JP H0433499 Y2 JPH0433499 Y2 JP H0433499Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
pressure
output port
plunger
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987027682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63135082U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987027682U priority Critical patent/JPH0433499Y2/ja
Priority to PCT/JP1988/000166 priority patent/WO1988006241A1/ja
Priority to AU12979/88A priority patent/AU619457B2/en
Priority to DE883890121T priority patent/DE3890121T1/de
Priority to US07/265,457 priority patent/US5081905A/en
Priority to DE19883890121 priority patent/DE3890121C2/de
Publication of JPS63135082U publication Critical patent/JPS63135082U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0433499Y2 publication Critical patent/JPH0433499Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、入力ポートへの圧油供給が断たれる
と出力ポートの油圧を急速にタンク圧とすること
のできる油圧クイツクエクゾーストバルブに関す
る。
B 従来の技術 従来から、入力ポートの空圧が下がると出力ポ
ートに連通する空気圧を急速に排気する空圧クイ
ツクエクゾーストバルブが知られている(たとえ
ば、実開昭52−152989号公報や米国特許第
3734258号)。これらの従来例による空圧用クイツ
クエクゾーストバルブでは、入力圧力が大気圧の
ときには、出力ポートを大気開放する第1の位置
にプランジヤがばね力で切換えられ、ばね力以上
の入力圧力が発生すると、出力ポートを入力ポー
トと連通する第2の位置にプランジヤが切換えら
れるように構成されている。そして、そのばね力
は入力圧力の外乱などによる変動によつてプラン
ジヤが第2の位置から第1の位置に切換えられな
いように、入力圧力の最高圧力にほぼ等しい値に
設定されている。
ところで、油圧回路装置においては、従来か
ら、空圧用クイツクエクゾーストバルブのような
機能を備えたクイツクエクゾーストバルブは存在
していない。そのため、ある管路の油圧を急速に
タンク圧にしたいときには、その管路に電磁切換
弁を設けておき、電磁弁の切換により管路をタン
ク側と連通している。
C 考案が解決しようとする問題点 電磁切換弁を用いる場合には、切換電気信号を
形成するスイツチ、およびスイツチと電磁切換弁
とを接続する配線が電気切換弁以外にも必要とな
り、コストアツプおよび信頼性の低下という問題
がある。
一方、上述した実開昭52−152989号公報や米国
特許第3734258号公報に開示されている空圧式ク
イツクエクゾーストバルブを電磁切換弁に代えて
使用する場合には次のような問題がある。
この種のクイツクエクゾーストバルブでは、弁
体あるいはプランジヤをリターンスプリングによ
り第1の位置に位置せしめて出力ポートをタンク
ポートとを連通させるとともに、リターンスプリ
ングの力に抗する圧力を弁体やプランジヤに作用
させることにより弁体やプランジヤを第2の位置
に位置せしめて出力ポートを入力ポートに連通さ
せる構造である。したがつて、出力ポートの圧力
を急速に抜くとき、入力ポートを介して弁体やプ
ランジヤに作用する圧力を下げても、その作用圧
力がリターンスプリング力よりも下がらないと弁
体やプランジヤは第2の位置に切り替わらない。
そのため、もし、油圧源であるパイロツト弁と入
力ポートとの間の管路長が長い場合には、パイロ
ツト弁の出力圧を急にゼロにしても入力ポートの
圧力は急速に低下せず、リターンスプリングのス
プリング力により弁体やプランジヤが第2の位置
まで復帰するのに時間がかかり、出力ポートの油
圧の急速な低下は実現できない。
本考案の目的は、入力ポートと出力ポートとの
差圧が所定値以下(たとえば数Kgf/cm2)になる
のに応答して、出力ポートに接続された管路内の
圧油を急速にタンクに戻すことのできる油圧クイ
ツクエクゾーストバルブを提供することにある。
D 問題点を解決するための手段 一実施例を示す第1図a〜cにより本考案を説
明すると、本考案に係る油圧クイツクエクゾース
トバルブは、圧油が供給される入力ポートBと、
この入力ポートBに供給される圧油に相応した圧
油を出力する出力ポートAと、この出力ポートA
をタンク側と連通するタンクポートTと、入力ポ
ートBと出力ポートAとを遮断し出力ポートAと
タンクポートTとを連通する第1の位置(位置
イ)および入力ポートBと出力ポートAとを連通
し出力ポートAとタンクポートTとを遮断する第
2の位置(位置ハ)の間で移動可能なプランジヤ
60と、常時はこのプランジヤ60を付勢して第
1の位置へ偏倚させる弾性体59とを備え、弾性
体59に打ち勝つ圧油が入力ポートBに供給され
るとプランジヤ60が第1と第2の位置の中間位
置である第3の位置(位置ロ)に移動して減圧さ
れた圧油が出力ポートAから出力され、入力ポー
トBの圧力が出力ポートAの圧力に対して弾性力
分だけ低下すると弾性体59の弾性力によりプラ
ンジヤ60を第1の位置に移動せしめ出力ポート
AをタンクポートTと連通するように構成する。
E 作用 弾性体59に打ち勝つ圧油が入力ポートBに供
給されると、プランジヤ60が第3の位置(位置
ロ)に移動して圧油が出力ポートAから出力され
る。このとき弾性力の分だけ減圧された油圧とな
る。入力ポートBの圧力が出力ポートAの圧力に
対して弾性力分以上低下すると、弾性体59の弾
性力によりプランジヤ60が第1の位置(位置
イ)に移動して出力ポートAがタンクポートTと
連通する。
F 実施例 第1図a〜cに基づいて油圧クイツクエクゾー
ストバルブの一実施例について詳述する。
バルブボデイ51には貫通孔52が穿設される
とともに、貫通孔52を出力ポートAへ連通する
通路53およびタンクポートTへ連通する通路5
4が貫通孔52と直交して穿設されている。各通
路53,54と貫通孔52との接続部には周方向
に溝55,56が刻設されている。貫通孔52の
一端はプラグ57で塞がれ、他端にはホースアダ
プタ58が螺合されて入力ポートBとされてい
る。プラグ57とアダプタ58との間には、ばね
(弾性体)59でアダプタ58側に付勢されたプ
ランジヤ60が軸方向に摺動可能に設けられてい
る。
プランジヤ60は円筒体部60aと小径の着座
部60bとを有し、円筒体部60aにはその周壁
に4つの丸孔60cと、4つの矩形孔60dとが
穿設されている。矩形孔60dには、第1図bに
示すとおりノツチ60eが設けられている。丸孔
60cは溝55および通路53と対面し、矩形孔
60dは溝56および通路54と対面し、これに
よりポートAとタンクポートTとを連通可能とし
ている。また、円筒体部60aと着座部60bと
の段部にはノツチ60fが設けられている。
このような油圧クイツクエクゾーストバルブ5
0を油圧シンボルで示すと第1図cのようにな
る。すなわち、入力ポートBに圧油が供給されな
いときにはプランジヤ60が位置イに、入力ポー
トBに最高圧力の圧油が供給されると位置ハに切
換わる。その動きを以下に詳述する。
今、入力ポートBに油圧力P1が作用し、プラ
ンジヤ60がばね59に抗して図示左方へl1以上
移動すると、入力ポートBがノツチ60f、溝5
5を介してポートAと連通する。このとき、タン
クポートTへ連なる溝56が円筒体部60aによ
り塞がれるので、圧油が通路53からポートAに
流れ、ポートAには、ばね59のばね力に相当し
た分だけ減圧(例えば、1Kgf/cm2〜2Kgf/
cm2)された油圧力P2が現われる。プランジヤ6
0は、ばね59のばね力により右方へ付勢され、
また入力ポートBに作用する油圧によつて左方へ
付勢されており、両付勢力が平衡するような位置
(位置ロ:第3の位置)に収束している。
ここで、入力ポートBに作用する圧力P1が
徐々に低下すると、プランジヤ60の左右に働く
力のバランスがくずれ、ばね力によつてプランジ
ヤ60は右方へ移動する。すると、ノツチ60f
を介して接続されていた溝55とポートBとが遮
断されるとともに、遮断されていた矩形孔60d
と溝56とがノツチ60eを介して接続され、ポ
ートAがタンクポートTに連通し、ポートAの圧
力が低下する。圧力P1がP2に対して上記ばね力
に相当するたとえば1Kgf/cm2〜2Kgf/cm2以上
高くなると。プランジヤ60が再び左方に移動
し、ポートBとポートAとが再び連通し、ポート
AとポートTとが再び遮断する。このような動作
を繰り返しつつ、圧力P1とP2とが差圧1Kg/cm2
(P1>P2)を維持しつつ、ポートAの圧力が徐々
に低下する。
次に、ポートBの圧力P1がある管路を介して
タンクと接続されるとする。すなわち、入力ポー
トBへの圧油供給が断たれると、ポートBの圧力
P1の低下によりP1=P2となつた瞬間にプランジ
ヤ60がばね59により右方に移動し、ポートB
とポートAとが遮断され、ポートAとポートTと
が連通する。すなわち、プランジヤ60が位置イ
(第1の位置)に移動する。このとき、ポートB
の圧力はプランジヤ60でブロツクされ、ポート
Bに接続された上記タンクとポートBとを連通す
る管路(たとえばパイツト管路)では油の流れが
生じないから、ポートBに作用していた圧力は、
管路の圧力損失に影響を受けずに油の圧力伝播速
度に依存した速さでタンク圧力まで直ちに低下す
る。そのため、このようにポートBの圧力がタン
ク圧と接続されるときプランジヤ60は直ちに位
置イに切換えられて保持され、ポートAとタンク
Tとの連通も継続して保持される。また、最高圧
力が入力ポートBに作用するとプランジヤ60は
位置ハに切り換わり、入出力ポートA,Bが連通
するとともに出力ポートAとタンクポートTとが
遮断される。
G 考案の効果 本考案によれば、入力ポートの圧力が出力ポー
トの圧力よりも弾性力で定まる圧力だけ少なくと
も低くなると、プランジヤにより入力ポートと出
力ポートとを遮断して出力ポートが直ちにタンク
ポートに連通するようにしたので、例えば電磁切
換弁を用いることなく、入力ポートへの圧油供給
の遮断に応答して出力ポート側に接続した管路内
の油圧を急速にタンク圧にする油圧クイツクエク
ゾーストバルブを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cは本考案の一実施例を示し、aは
断面図、bは部分拡大図、cは等価油圧回路図で
ある。 50……油圧クイツクエクゾーストバルブ、5
1……バルブボデイ、52……貫通孔、53,5
4……通路、55,56……溝、57……プラ
グ、58……ホースアダプタ、59……ばね、6
0……プランジヤ、A……出力ポート、B……入
力ポート、T……タンクポート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧油が供給される入力ポートと、 この入力ポートに供給される圧油に相応した
    圧油を出力する出力ポートと、 この出力ポートをタンク側と連通するタンク
    ポートと、 前記入力ポートと出力ポートとを遮断し出力
    ポートとタンクポートとを連通する第1の位置
    および前記入力ポートと出力ポートとを連通し
    前記出力ポートとタンクポートとを遮断する第
    2の位置の間で移動可能なプランジヤと、 常時はこのプランジヤを付勢して第1の位置
    へ偏倚させる弾性体とを備え、 前記弾性体に打ち勝つ圧油が前記入力ポート
    に供給されると前記プランジヤが前記第1と第
    2の位置の中間位置である第3の位置に移動し
    て前記弾性力に応じて減圧された圧油が前記出
    力ポートから出力され、 前記入力ポートの圧力が前記出力ポートの圧
    力に対して前記弾性力分だけ低下すると前記弾
    性体の弾性力により前記プランジヤを第1の位
    置に移動せしめて前記出力ポートをタンクポー
    トと連通することを特徴とする油圧クイツクエ
    クゾーストバルブ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のバル
    ブにおいて、 前記弾性体の弾性力に相当する油圧力は数Kg
    f/cm2以下であることを特徴とする油圧クイツ
    クエクゾーストバルブ。
JP1987027682U 1987-02-20 1987-02-26 Expired JPH0433499Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987027682U JPH0433499Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26
PCT/JP1988/000166 WO1988006241A1 (en) 1987-02-20 1988-02-18 Pilot-operated hydraulic circuit and hydraulic quick exhaust valve
AU12979/88A AU619457B2 (en) 1987-02-20 1988-02-18 Pilot-operated hydraulic circuit and hydraulic quick exhaust valve
DE883890121T DE3890121T1 (de) 1987-02-20 1988-02-18 Hydraulischer fernsteuerungskreis und oelschnellablassventil
US07/265,457 US5081905A (en) 1987-02-20 1988-02-18 Hydraulic pilot operation circuit and valve for quickly discharging oil
DE19883890121 DE3890121C2 (de) 1987-02-20 1988-02-18 Hydraulisches Schnellablaßventil und hydraulischer Fernsteuerungskreis mit einem solchen Schnellablaßventil

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987027682U JPH0433499Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63135082U JPS63135082U (ja) 1988-09-05
JPH0433499Y2 true JPH0433499Y2 (ja) 1992-08-11

Family

ID=30829941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987027682U Expired JPH0433499Y2 (ja) 1987-02-20 1987-02-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0433499Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411112B2 (ja) * 1972-05-01 1979-05-11

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5294522U (ja) * 1976-01-14 1977-07-15
JPS5740604Y2 (ja) * 1977-06-24 1982-09-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411112B2 (ja) * 1972-05-01 1979-05-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63135082U (ja) 1988-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59113302A (ja) 電気−液圧方向切換弁
JPS63235774A (ja) 方向制御弁
US6296013B1 (en) Pressure/flow rate control valve
WO1991018211A1 (en) Control valve provided with pressure compensated valve
US4114650A (en) Valve structure
JPH0433499Y2 (ja)
EP0280522A3 (en) Actuator with built-in pilot valve
WO1988006241A1 (en) Pilot-operated hydraulic circuit and hydraulic quick exhaust valve
US3390700A (en) Control valves
JP3107301B2 (ja) 制御弁
WO1996000351A1 (fr) Distributeur muni d'une soupape de compensation de pression
CN109058202B (zh) 压力补偿阀
CN112503049A (zh) 液控限速平衡阀
JPH0610910A (ja) 液圧サーボ弁装置
JPH0735122Y2 (ja) ショックレスバルブ
JP5049496B2 (ja) 制御回路
US4913191A (en) Directional control valve
US4995424A (en) Directional control valve
JP3046120B2 (ja) リリーフ弁
US4450865A (en) Hydraulic power slide valve, especially designed for public work equipment
JP2585339Y2 (ja) 差圧制御バルブ
JP2649045B2 (ja) 圧力制御弁
CN214221658U (zh) 液控限速平衡阀
JP2510475Y2 (ja) 電磁圧力制御弁
JPH06341562A (ja) パイロットチェック弁