JP3107170U - ダンボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】掛合フラップ蓋の中心部を外から内方へ手で押込んでも簡単に掛合フラップ蓋を開蓋させることができないように改良したダンボール箱を提供することにある。
【解決手段】箱本体5の上下端にフラップ蓋A,Bを設け、その少なくとも一方のフラップ蓋を、掛合フラップ片6,7と貼着フラップ片8,9との4枚フラップ片で構成し、掛合フラップ片6,7にフラップ片掛止め用の切欠部6a,7aと傾斜折目線m,n及び貼着舌片部6c,7cを設け、該貼着舌片部の内面を貼着フラップ片8,9の外面部に接着してなるダンボール箱において、掛合フラップ片6の切欠6aと掛合フラップ片7の切欠7aにレ字形の切欠部6A,7Aで形成し、該レ字形の切欠部に隣接してせり上がり抑止片16,17を設けて、このせり上がり抑止片16,17がフラップ蓋Bの掛合相手のフラップ片内面部に当接して掛合フラップ蓋Bの内側へのせり上がりを押さえ込むようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この考案はダンボール箱に関し、特に閉蓋したときに、その蓋が従来のように簡単に開かないようにした新規のダンボール箱に関するものである。
従来から使用されるダンボール箱は、図8乃至図10に示すようなものが一般的に知られている。
この従来公知のダンボール箱は、前面壁1と左側面壁2と後面壁3と右側面壁4とを折目線a,b,cを介して連設し、前面壁1に折目線dを介して連設される糊付片1aを右側面壁4の遊端側内面糊付部4aに接着した構成の菱形扁平に折畳み可能な箱本体5を備え、この箱本体5に該箱本体の上下端開口部を閉塞するフラップ蓋A,Bを設けている。
このフラップ蓋の下側のフラップ蓋Bは、例えば図8に示すように、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線e,gを介して連設される掛合フラップ片6,7と、左側面壁2及び右側面壁4に折目線f,hを介して連設される貼着フラップ片8,9との4枚フラップ片で構成されている。
また、他方の上側のフラップ蓋Aは、下側のフラップ蓋Bと同じように、箱本体5の左側面壁2及び右側面壁4に折目線j,lを介して連設される短寸方形状の内折フラップ片A2,A4と、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線i,kを介して連設される長寸方形状の重合フラップ片A1,A3との4枚フラップ片で構成されている。
なお、この上側フラップ蓋Aは内容物が満杯となった場合は、最後の蓋閉じ時作業として、内折フラップ片A2,A4を内方に折り曲げ、その外側に重合フラップ片A1,A3を折曲重合させて、この外側重合フラップ片A1,A3の接合部を粘着テープで貼着することにより閉蓋される。
そして、このダンボール箱には、前記の掛合フラップ片6と掛合フラップ片7に、その先端縁中央部に位置して互いに掛合可能なフラップ片掛止め用のV字型の切欠部6a,7aが設けられている。さらに、前記の掛合フラップ片6,7に、その折目線e,gとフラップ片一側縁6b,7bとのコーナー部から、掛合フラップ片6,7の先端縁まで達する傾斜折目線m,nがフラップ折目線e,gに対してほぼ45度の傾斜角度で設けられている。
そして、この傾斜折目線m、nと、フラップ片一側縁6b,7b及びフラップ片先端縁で囲まれる貼着舌片部6c,7cの内面を、貼着フラップ片8及び9の外面部に、左側面壁2及び右側面壁4が前面壁1及び後面壁3に対してほぼ直角に箱組できる図9のような位置関係をもって接着して構成されている。
図9は糊付片1aを右側面壁4の遊端側内面糊付部4aから剥離し、左側面壁2と後面壁3を直状に伸展させた状態の横断平面図を示している。この状態で箱本体5の半分、例えば後面壁3と右側面壁4の結合体を折目線bの位置から内方へ90度の角度で折り曲げ、糊付片1aを右側面壁4の遊端側内面糊付部4aに接着させ、さらに掛合フラップ片6,7のV字型の切欠部6a,7aで掛合するようにして、図10の如く組立てられるものである。
しかし、前記従来のダンボール箱の掛合フラップ片6,7の切欠部6a,7aは、図10に示すように掛合フラップ片6,7の先端縁中央部でV字形に切込んだ90度の開き角度を有する等開脚(左右対称)のV形切欠で形成され、これらのV形切欠部6a,7aを単に掛合させて先端部を重ね合わせているだけであった。このために、フラップ蓋Bが閉じられている状態であっても、掛合フラップ蓋Bを外方から内方へ押込むと、互いのV形切欠部6a,7aの掛合が外れ、容易に内側に開蓋してしまうものであった。
このため内容物を箱詰めした後で、この掛合フラップ蓋Bの中心部を何かの都合で外から内方へ軽く手で押込んだだけで掛合フラップ蓋Bが開蓋して、箱内の物が丸見えとなったり、落下するという問題があった。
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、内容物を箱詰めた後、掛合フラップ蓋の中心部を外から内方へ手で軽く押込んでも、簡単には掛合フラップ蓋を開蓋しないようにした改良ダンボール箱を提供することにある。
この考案の請求項1は、箱本体5を構成するための前面壁1,左側面壁2,後面壁3,右側面壁4の4つの面壁を折り曲げ可能に連設し、さらに前記4つの各面壁の上下には開閉可能なフラップ蓋A,Bを折畳み可能に設け、
前記のフラップ蓋の一方のフラップ蓋Bは、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線e,gを介して連設される2つの掛合フラップ片6,7と、箱本体5の左側面壁2及び右側面壁4に折目線f,hを介して連設される2つの貼着フラップ片8,9との、合計4枚のフラップ片で構成し、
前記掛合フラップ片の一方の掛合フラップ7の側面壁側を、折目線gから先端中央部に向けて滑らかな円弧状に形成し、
前記掛合フラップ片6,7には、その折目線e,gの端部とフラップ片一側縁6b,7bとで構成される各コーナー部pから、それぞれの掛合フラップ片6,7の先端縁に向けて先端手前まで設けた傾斜折目線m,nを、前記フラップ片の折目線e,gに対してほぼ45度の傾斜角度で設け、
この傾斜折目線m,nと、フラップ片一側縁6b,7bと、前記傾斜折線m,nの先端から掛合フラップ片一側縁6,7の延長線方向に向けた線で囲まれる貼着舌片部6c,7cの内面を、前記貼着フラップ片8,9の外面部に接着し,
さらに、前記掛合フラップ片6の先端縁中央部に設けた切欠部と、前記掛合フラップ片7の先端縁中央部に設けた切欠部を互いに掛合するフラップ片掛止めを設け、
これらでもって、左側面壁2及び右側面壁4が前面壁1及び後面壁4に対してほぼ直角となる位置関係にして箱組みしたダンボール箱において、
前記掛合フラップ片6,7のそれぞれの先端縁中央部に設けた切欠部を、掛合フラップ片6,7の先端縁ほぼ中央からほぼ直角に内側に切込んだ直状切り線rと、この直状切り線rの内側先端から掛合フラップ片6,7の外側先端縁に向けてほぼ45度の角度を隔てて設けた傾斜切り線tで画定されるレ字形の切欠部6a(6A),7a(7A)で形成し、
さらに、前記掛合フラップ片6,7には、前記レ字形の切欠部6a(6A),7a(7A)と、掛合フラップ片6,7の端縁とで囲まれる部分でせり上がり抑止片16,17を形成し、
箱本体を組立てた場合に、掛合フラップ6,7に設けた切欠部6a(6A),7a(7A)を互いに掛け止めすることで、前記せり上がり抑止片16,17がそれぞれ相手側の掛合フラップ片の内面に掛合して、これら掛合フラップ片6,7のせり上がりを抑止して、開蓋を阻止することを特徴とする。
また、請求項2は、箱本体5を構成するための前面壁1,左側面壁2,後面壁3,右側面壁4の4つの面壁を折り曲げ可能に連設し、さらに前記4つの各面壁の上下には開閉可能なフラップ蓋A,Bを折畳み可能に設け、
前記フラップ蓋AおよびBが、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線e,g,i,kを介して連設される上下各2つの掛合フラップ片6,6,7,7と、ダンボール箱5の左側面壁2及び右側面壁4に折目線f,h,l,kを介して連設される上下各2つずつの貼着フラップ片8,8,9,9との、上下各4枚のフラップ片で構成し、
前記掛合フラップ片の一方の掛合フラップ7,7の側面壁側を、折目線g,kから先端中央部に向けて滑らかな円弧状に形成し、
前記掛合フラップ片6,6,7,7には、その折目線e,g,i,kの端部とフラップ片一側縁6b,6b,7b,7bの端部とで構成される各コーナー部p,pから、それぞれの掛合フラップ片6,6,7,7の先端縁に向けて先端手前まで設けた傾斜折目線m,m,n,nを、前記フラップ片の折目線e,g,i,kに対してほぼ45度の傾斜角度で設け、
この傾斜折目線m,m,n,nと、フラップ片一側縁6b,6b,7b,7bと、前記傾斜折線m,m,n,nの先端から掛合フラップ片一側縁6,6,7,7の延長線方向に向けた線で囲まれる貼着舌片部6c,6c,7c,7cの内面を、前記貼着フラップ片8,8,9,9の外面部に接着し,
さらに、前記掛合フラップ片6,6の先端縁中央部に設けた切欠部と、前記掛合フラップ片7,7の先端縁中央部に設けた切欠部を互いに掛合するフラップ片掛止めを設け、
これらでもって、左側面壁2及び右側面壁4が前面壁1及び後面壁4に対してほぼ直角となる位置関係にして箱組みしたダンボール箱において、
前記掛合フラップ片6,6,7,7のそれぞれの先端縁中央部に設けた切欠部を、掛合フラップ片6,6,7,7の先端縁中央からほぼ直角に内側に切込んだ直状切り線r,rと、この直状切り線r,rの内側先端から掛合フラップ片6,6,7,7の外側先端縁に向けてほぼ45度の角度を隔てて設けた傾斜切り線t,tで画定されるレ字形の切欠部6A,6A,7A,7Aで形成し、
さらに、前記前記掛合フラップ片6,6には、前記レ字形の切欠部6A,6A,7A,7Aと、掛合フラップ片6,6、7,7の端縁とで囲まれる部分でせり上がり抑止片16,16,17,17を形成し、
箱本体を組立てた場合に、掛合フラップ片6,6,7,7に設けた切欠部6A,6A,7A,7Aを互いに掛け止めすることで、前記せり上がり抑止片16,16,17,17がそれぞれ相手側の掛合フラップ片の内面に掛合して、これら掛合フラップ6,6,7,7のせり上がりを抑止して開蓋を阻止するとともに、
さらに前面壁1,左側面壁2,後面壁3,右側面壁4の少なくとも一つの壁面の上部に、切り目線12で画定され、かつ手で押し込んでダンボール箱内に切り落とすことができる横長形状のプッシュ開口蓋13を設けたことを特徴とする。
この考案によると、ダンボール箱を組立てた場合に、掛合フラップ6,7が互いの切欠き6a(6A),7a(7A)を掛合させるだけでなく、各掛合フラップ片6,7に設けたせり上がり抑止片16,17が、相手側の掛合フラップ片6,7の内面にそれぞれ掛合する。
そのため、せり上がり抑止片16,17は掛合フラップ片6,7のせり上がりを抑止するストッパの役割をするので、掛合フラップ蓋Bの中心部を外から内方へ押込んでも、掛合フラップ蓋Bが開蓋するのを防止できる。
以下、この考案の実施の形態を図1乃至図5の図面に基いてさらに詳しく説明する。
図1は、この考案の第1の実施例によるダンボール箱の展開平面図、図2は、同ダンボール箱を箱本体の糊付片を右側面壁の糊付部から剥離し、左側面壁と後面壁を直状に伸展させた状態で示した横断平面図、図3は、同ダンボール箱の組立状態の横断平面図であって、分図(a)は前面壁及び左側面壁側の掛合フラップ片及び貼着フラップ片を実線で示し、後面壁及び右側面壁側の掛合フラップ片及び貼着フラップ片を想像線で示した横断平面図、分図(b)は掛合フラップ片の掛合状態を箱本体の内面側から見た横断平面図である。
また図4は、図3(b)の状態を下側から見た箱組立状態の底面図、図5は、前記ダンボール箱を菱形扁平の折畳み状態で示した一部切欠正面図である。
この実施例のダンボール箱は、図1に示すように、前面壁1と左側面壁2と後面壁3と右側面壁4とを縦方向の折目線a,b,cを介して連設し、前面壁1に折目線dを介して連設される糊付片1aを右側面壁4の遊端側内面糊付部4aに接着した構成の菱形扁平に折畳み可能な箱本体5を備え、この箱本体5に該箱本体の上下端開口部を閉塞するフラップ蓋A,Bを設けている。
この上下フラップ蓋A,Bの一方のフラップ蓋、例えば図1において下側のフラップ蓋Bは、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線e,gを介して連設される掛合フラップ片6,7と、左側面壁2及び右側面壁4に折目線f,hを介して連設される貼着フラップ片8,9との4枚のフラップ片で構成されている。一方の掛合フラップ7の側面壁側7は、折目線gの左端から先端中央部に向けて滑らかな円弧状に形成されている。
また、他方のフラップ蓋、例えば図1において上側のフラップ蓋Aは、箱本体5の左側面壁2及び右側面壁4に折目線j,lを介して連設される短寸方形状の内折フラップ片A2,A4と、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線i,kを介して連設される長寸方形状の重合フラップ片A1,A3との4枚のフラップ片で構成されている。
なお、この上側フラップ蓋Aは内容物が満杯となった際の蓋閉じ時に、内折フラップ片A2,A4を内方に折り曲げ、その外側に重合フラップ片A1,A3を折曲重合させて、この外側重合フラップ片A1,A3の接合部を粘着テープ(図示せず)で貼着することにより最終的に閉蓋されるものである。
前記掛合フラップ片6と掛合フラップ片7には、その先端縁中央部に位置して互いに掛合可能なフラップ片掛止め用の切欠部6a(6A),7a(7A)が設けられている。この切欠き部は、この掛合フラップ片6,7の先端縁からほぼ直角に内側に切り込んだ状態の直状切り線rと、この直状切り線rの内側先端から、掛合フラップ片6,7の外側先端縁に向けて約45度の角度を開けて設けた傾斜切り線tで画定されるレ字形の切欠部6A、7Aで、その外形はほぼ直角三角形である。
掛合フラップ片6,7には、折目線e,gの一端とフラップ片6,7の一側縁6b,7bの基端とがなす各コーナー部Pと、掛合フラップ片6,7の先端手前まであるレ形状切欠部6A,7Aの頂部との間に傾斜折目線m,nが前記フラップ片の折目線e,gに対してほぼ45度の傾斜角度で設けられている。
この傾斜折目線m、nとフラップ片一側縁6b,7bとで挟まれた領域、つまり傾斜折目線m,nと、フラップ片一側縁6b,7bと、傾斜折目線m,nの先端から掛合フラップ片一側縁6,7の延長線方向に向けた線で囲まれた部分は貼着舌片部6c,7cとなっている。この貼着舌片部6c,7cの内面には左右両側の面壁と連なっている貼着フラップ8,9の外面部が接着される。
また、掛合フラップ6,7に設けたレ字状の切欠6a(6A),7a(7A)を互いに対向する掛合フラップ8,9の先端部に掛合して、左側面壁2及び右側面壁4が、前面壁1及び後面壁3に対してほぼ直角に箱組できる図9のような位置関係をもって接着してダンボール箱を構成するようにするものである。
以上の本考案になるダンボール箱の外形は、前述した従来のダンボール箱と実質的に同様である。
而して本考案における特徴は、前記掛合フラップ片6の切欠部6aと前記掛合フラップ片7の切欠部7aを、掛合フラップ片6,7の先端縁からほぼ直角に切込んだ直状切り線r(ほぼ4cm位の切込み深さを有する)と掛合フラップ片6,7の先端縁から直状切り線rの内端に達するようにほぼ45度の傾斜角度で切込んだ傾斜切り線tとで画定されるレ形状切欠部6A,7Aで形成する。
掛合フラップ片6,7のレ形状切欠部6A,7Aはフラップ蓋Bを閉じると互いに掛合する。さらに、掛合フラップ片6,7には、レ形状切欠部6A,7Aの直状切り線r側の角部がせり上がり抑止片16,17が形成されている。
つまり、掛合フラップ片6,7の前記傾斜折目線m,nの延長線m´,n´と、前記直状切り線rと、掛合フラップ片6,7の端縁とで囲まれる部分がせり上がり抑止片16,17に形成されている。
なお、掛合フラップ片6,7の幅寸法が大きくなった場合、せり上がり抑止片16,17を画定する一辺は傾斜折目線m,nの延長線m´,n´からずれてくる。したがって、その場合、せり上がり抑止片16,17は直状切り線rと、掛合フラップ片6,7の端縁とで囲まれる部分となる。
以上のように、掛合フラップ片6,7にレ形状切欠部6A,7Aを形成し、レ形状切欠部6A,7Aの直状切り線r側の角部をせり上がり抑止片16,17としたものである。そのため、掛合フラップ片6,7の互いのレ形状切欠部6A,7Aを掛合させたとき、せり上がり抑止片16,17はそれぞれの掛合相手の掛合フラップ6,7の内面に掛合することになる。
これによって、せり上がり抑止片16,17は、フラップ蓋Bを内方へ押込んだときに、それぞれ相手側の掛合フラップ片6,7に掛合してフラップ蓋Bの開蓋を阻止する閉蓋ストッパとして作用するように構成されている。
また、一方のフラップ片7の側面壁側7を、折目線gから先端中央部に向けて滑らかな円弧状に形成している点においても特徴を有するものである。これによってフラップ片の組立てを迅速に行うことができるものである。
図2は、糊付片1aを右側面壁4の遊端側内面糊付部4aから剥離し、左側面壁2と後面壁3を直状に伸展させた状態の横断平面図を示したものである。この状態で箱本体5の半分、例えば後面壁3と右側面壁4の結合体を折目線bの位置から内方へ90度の角度で折り曲げ、糊付片1aを右側面壁4の遊端側内面糊付部4aに接着させれば、掛合フラップ片6,7が切欠部6A,7Aで噛合うように図3、図4の如く掛合して下フラップ蓋Bが形成される。
図5は、前記のように構成されたダンボール箱を菱形扁平の箱折畳み状態で示した一部切欠正面図であり、この箱折畳み状態では掛合フラップ片6が傾斜折目線mの位置からV形状に折畳まれ、掛合フラップ片7が傾斜折目線nの位置からV形状に折畳まれ、さらに各フラップ片6,7,8,9が折れ目線e,g,f,hの位置でV形状に折畳まれて箱本体5内に折畳み収納される。そして、この箱折畳み状態で箱使用者に供給され、箱使用者は菱形扁平折畳み箱を方形箱に押し広げて図3、図4のような状態に組立ててダンボール箱として使用する。
このような使用によって箱本体5内に内容物が満杯になった時には、上側フラップ蓋Aは内折フラップ片A2,A4を内方に折り曲げ、その外側に重合フラップ片A1,A3を折曲重合させて、この外側重合フラップ片A1,A3の接合部を粘着テープ(図示せず)で貼着することにより閉蓋される。
図6及び図7はこの考案の第2の実施例を示す。
この実施例のダンボール箱は上下両方のフラップ蓋A,Bが箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線e,g,i,kを介して連設される上下の掛合フラップ片6,6,7,7(底蓋用と上蓋用)と、左側面壁2及び右側面壁4に折目線f,h・j,lを介して連設される上下の貼着フラップ片8,8,9,9(底蓋用と上蓋用)との4枚フラップ片で構成されている点が相違するだけである。上蓋用のフラップ蓋Aについては底蓋用フラップ蓋Bについて述べたものと同様であるので説明は省ほぼする。
また、この実施例では、箱本体5を構成する前面壁1・左側面壁2・後面壁3・右側面壁4の中の少なくとも1つの壁面(図示例では左側面壁2)の上部に、切り目線12で画定された手で押込んで箱本体5内に切り落とすことができる横長形状をなした書類投入用のプッシュ開口蓋13を設け、このプッシュ開口蓋13を開蓋して内容物を箱体内へ投入し、それが満杯になった時に封印用シールを貼り、その上から粘着テープで止めて封緘するように構成したものである。
図7は前記のように構成されたダンボール箱を菱形扁平の箱折畳み状態で示した一部切欠正面図であり、この箱折畳み状態では上下フラップ蓋A,Bの掛合フラップ片6と貼着フラップ片8が傾斜折目線mの位置からV形状に折畳まれ、上下フラップ蓋A,Bの掛合フラップ片7と貼着フラップ片9が傾斜折目線nの位置からV形状に折畳まれ、さらに各フラップ片6〜9が折れ目線i,j,k,lの位置でV形状に折り畳まれて、箱本体5内に折畳み収納される。そして、この箱折畳み状態で箱使用者に供給され、箱使用者は菱形扁平折畳み箱を方形箱に押し広げて、上下端が掛合フラップ蓋A,Bで閉塞された方形箱を組立てダンボール箱として使用する。この使用時には書類投入用のプッシュ開口蓋13を必要に応じて押し開けることは前述した通りである。
なお、この考案は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せを行っても良い。
この考案の第1の実施形態に係るダンボール箱の展開平面図。 同ダンボール箱を、箱本体の糊付片を右側面壁の糊付部から剥離し、左側面壁と後面壁を直状に伸展させた状態で示した横断平面図。 同ダンボール箱の組立状態の横断平面図であって、分図(a)は前面壁及び左側面壁側の掛合フラップ片及び貼着フラップ片を実線で示し、後面壁及び右側面壁側の掛合フラップ片及び貼着フラップ片を想像線で示した横断平面図、分図(b)は掛合フラップ片の掛合状態を箱本体の内面側から見た横断平面図。 図3(b)の状態を下側から見た箱組立状態の底面図。 前記ダンボール箱を菱形扁平の折畳み状態で示した一部切欠正面図。 この考案の第2の実施形態に係るダンボール箱の展開平面図。 第2の実施形態に係るダンボール箱を菱形扁平の折畳み状態で示した一部切欠正面図。 従来のダンボール箱を示した展開平面図。 従来のダンボール箱を、箱本体の糊付片を右側面壁の糊付部から剥離し、左側面壁と後面壁を直状に伸展させた状態で示した横断平面図。 同ダンボール箱の組立状態の横断平面図。
符号の説明
1…前面壁、1a…糊付片、2…左側面壁、3…後面壁、4…右側面壁、4a…糊付部、5…箱本体、A,B…上下のフラップ蓋、a〜l…折目線、m,n…傾斜折目線、6…第1の掛合フラップ片、7…第2の掛合フラップ片、6a,7a…フラップ片掛止め用の切欠部、6A,7A…レ形状の切欠部、r…直状切り線、t…傾斜切り線、6b,7b…フラップ片一側縁、6c,7c…貼着舌片部、8…第1の貼着フラップ片、9…第2の貼着フラップ片、12…切り目線、13…プッシュ開口蓋、16,17…せり上がり抑止片。

Claims (2)

  1. 箱本体5を構成するための前面壁1,左側面壁2,後面壁3,右側面壁4の4つの面壁を折り曲げ可能に連設し、さらに前記4つの各面壁の上下には開閉可能なフラップ蓋A,Bを折畳み可能に設け、
    前記のフラップ蓋の一方のフラップ蓋Bは、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線e,gを介して連設される2つの掛合フラップ片6,7と、箱本体5の左側面壁2及び右側面壁4に折目線f,hを介して連設される2つの貼着フラップ片8,9との、合計4枚のフラップ片で構成し、
    前記掛合フラップ片の一方の掛合フラップ7の側面壁側を、折目線gから先端中央部に向けて滑らかな円弧状に形成し、
    前記掛合フラップ片6,7には、その折目線e,gの端部とフラップ片一側縁6b,7bとで構成される各コーナー部pから、それぞれの掛合フラップ片6,7の先端縁に向けて先端手前まで設けた傾斜折目線m,nを、前記フラップ片の折目線e,gに対してほぼ45度の傾斜角度で設け、
    この傾斜折目線m,nと、フラップ片一側縁6b,7bと、前記傾斜折線m,nの先端から掛合フラップ片一側縁6,7の延長線方向に向けた線で囲まれる貼着舌片部6c,7cの内面を、前記貼着フラップ片8,9の外面部に接着し、
    さらに、前記掛合フラップ片6の先端縁中央部に設けた切欠部と、前記掛合フラップ片7の先端縁中央部に設けた切欠部を互いに掛合するフラップ片掛止めを設け、
    これらでもって、左側面壁2及び右側面壁4が前面壁1及び後面壁4に対してほぼ直角となる位置関係にして箱組みしたダンボール箱において、
    前記掛合フラップ片6,7のそれぞれの先端縁中央部に設けた切欠部を、掛合フラップ片6,7の先端縁ほぼ中央からほぼ直角に内側に切込んだ直状切り線rと、この直状切り線rの内側先端から掛合フラップ片6,7の外側先端縁に向けてほぼ45度の角度を隔てて設けた傾斜切り線tで画定されるレ字形の切欠部6a(6A),7a(7A)で形成し、
    さらに、前記掛合フラップ片6,7には、前記レ字形の切欠部6a(6A),7a(7A)と、掛合フラップ片6,7の端縁とで囲まれる部分でせり上がり抑止片16,17を形成し、
    箱本体を組立てた場合に、掛合フラップ6,7に設けた切欠部6a(6A),7a(7A)を互いに掛け止めすることで、前記せり上がり抑止片16,17がそれぞれ相手側の掛合フラップ片の内面に掛合して、これら掛合フラップ片6,7のせり上がりを抑止して、開蓋を阻止することを特徴とするダンボール箱。
  2. 箱本体5を構成するための前面壁1,左側面壁2,後面壁3,右側面壁4の4つの面壁を折り曲げ可能に連設し、さらに前記4つの各面壁の上下には開閉可能なフラップ蓋A,Bを折畳み可能に設け、
    前記フラップ蓋AおよびBが、箱本体5の前面壁1及び後面壁3に折目線e,g,i,kを介して連設される上下各2つの掛合フラップ片6,6,7,7と、ダンボール箱5の左側面壁2及び右側面壁4に折目線f,h,j,lを介して連設される上下各2つずつの貼着フラップ片8,8,9,9との、上下各4枚のフラップ片で構成し、
    前記掛合フラップ片の一方の掛合フラップ7,7の側面壁側を、折目線g,kから先端中央部に向けて滑らかな円弧状に形成し、
    前記掛合フラップ片6,6,7,7には、その折目線e,g,i,kの端部とフラップ片一側縁6b,6b,7b,7bの端部とで構成される各コーナー部p,pから、それぞれの掛合フラップ片6,6,7,7の先端縁に向けて先端手前まで設けた傾斜折目線m,m,n,nを、前記フラップ片の折目線e,g,i,kに対してほぼ45度の傾斜角度で設け、
    この傾斜折目線m,m,n,nと、フラップ片一側縁6b,6b,7b,7bと、前記傾斜折線m,m,n,nの先端から掛合フラップ片一側縁6,6,7,7の延長線方向に向けた線で囲まれる貼着舌片部6c,6c,7c,7cの内面を、前記貼着フラップ片8,8,9,9の外面部に接着し,
    さらに、前記掛合フラップ片6,6の先端縁中央部に設けた切欠部と、前記掛合フラップ片7,7の先端縁中央部に設けた切欠部を互いに掛合するフラップ片掛止めを設け、
    これらでもって、左側面壁2及び右側面壁4が前面壁1及び後面壁4に対してほぼ直角となる位置関係にして箱組みしたダンボール箱において、
    前記掛合フラップ片6,6,7,7のそれぞれの先端縁中央部に設けた切欠部を、掛合フラップ片6,6,7,7の先端縁中央からほぼ直角に内側に切込んだ直状切り線r,rと、この直状切り線r,rの内側先端から掛合フラップ片6,6,7,7の外側先端縁に向けてほぼ45度の角度を隔てて設けた傾斜切り線t,tで画定されるレ字形の切欠部6A,6A,7A,7Aで形成し、
    さらに、前記前記掛合フラップ片6,6には、前記レ字形の切欠部6A,6A,7A,7Aと、掛合フラップ片6,6、7,7の端縁とで囲まれる部分でせり上がり抑止片16,16,17,17を形成し、
    箱本体を組立てた場合に、掛合フラップ片6,6,7,7に設けた切欠部6A,6A,7A,7Aを互いに掛け止めすることで、前記せり上がり抑止片16,16,17,17がそれぞれ相手側の掛合フラップ片の内面に掛合して、これら掛合フラップ6,6,7,7のせり上がりを抑止して開蓋を阻止するとともに、
    さらに前面壁1,左側面壁2,後面壁3,右側面壁4の少なくとも一つの壁面の上部に、切り目線12で画定され、かつ手で押し込んでダンボール箱内に切り落とすことができる横長形状のプッシュ開口蓋13を設けたことを特徴とするダンボール箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019123515A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 レンゴー株式会社 傾倒規制構造および包装箱
KR20230021951A (ko) * 2021-08-06 2023-02-14 오미자 포장 상자

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