JP3106934U - 消音換気筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】 建物側壁に通気性に富む吸音材により構成する換気筒を貫設し、消音手段として、換気筒内に多孔円筒材の内筒、外筒及び吸音材を同心状に内装し、屋内外双方向への騒音を、吸音材及び消音手段へ通過し、吸収・減衰して消音と同時に換気を行う消音換気筒を提供しようとするものである。
【解決手段】 建物側壁に通気性吸音材により成形した換気筒1を貫設し、該換気筒内には多数の小孔群を穿設した多孔円筒材の内筒2、外筒3及び両筒間に通気性に富む吸音材を填装した吸音層4を、層状筒形に形成して室内側を同換気筒の室内側端部に支設し、同内筒の室外側を閉塞状とし、同室内側には防塵・消音フィルター5を嵌設し、同換気筒の室外開口端には風雨を遮蔽するフード6を覆設している。
【選択図】 図1
【解決手段】 建物側壁に通気性吸音材により成形した換気筒1を貫設し、該換気筒内には多数の小孔群を穿設した多孔円筒材の内筒2、外筒3及び両筒間に通気性に富む吸音材を填装した吸音層4を、層状筒形に形成して室内側を同換気筒の室内側端部に支設し、同内筒の室外側を閉塞状とし、同室内側には防塵・消音フィルター5を嵌設し、同換気筒の室外開口端には風雨を遮蔽するフード6を覆設している。
【選択図】 図1
Description
本考案は、建物側壁に貫設して屋内外双方向への換気を行う換気筒に、消音手段を内装し、屋内外双方向への騒音振動を、消音手段の構成部材へ通過し、吸収して減衰する消音換気手段に関するものである。
従来の消音換気装置として、環境騒音レベルが高いとき、建物の壁体構造に遮音対策を施し、容積の大きい換気装置のダクトまたは消音室を設け、内張りした吸音材により騒音振動を吸収して消音を図るものがあり、また、能動的に騒音波を検出して騒音と逆位相波を発振して消音を図るものが提案されている。
通常、吸音材を内張りした換気装置のダクトまたは消音室は比較的容積が大きいため、小規模の住宅には適用し難く、能動的に騒音と逆位相波を発振して消音を図るものは、装置が複雑・高価となり、一般の建物には適用し難い問題がある。
本考案は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、建物側壁に通気性に富む吸音材により構成する換気筒を貫設し、消音手段として、換気筒内に多孔円筒材の内筒、外筒及び吸音材を同心状に内装し、屋内外双方向への騒音を、吸音材及び消音手段へ通過し、吸収・減衰して消音と同時に換気を行う消音換気筒を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本考案における消音換気筒においては、建物側壁に通気性吸音材により形成した換気筒を貫設し、該換気筒内には多数の小孔群を穿設した多孔円筒形の内筒、外筒及び両筒間に通気性に富む吸音材を填装した吸音層を、層状筒形に形成して室内側を同換気筒の室内側端部に支設し、同内筒の室外側を閉塞状とし、同室内側には防塵・消音フィルターを嵌設し、同換気筒の室外開口端には風雨を遮蔽するフードを覆設してなり、屋内外双方向への騒音を、換気筒の吸音材、吸音層を填装した多孔円筒材及び消音フィルター材により吸収し、消音と同時に換気を行うことを特徴としている。
また、上記構成のものにおいて、換気筒は、通気性多孔質のグラスウール、ロックウール及び発泡ウレタン等の吸音材を補強部材と共に厚肉の筒状に成型加工を行い、内筒と外筒とは、多孔円筒材として樹脂又は板金の円筒に、多数の小孔群を穿設し、両筒間には、通気性の吸音材を填装し、内筒の室内開口側に通気性に富む防塵・消音フィルターを嵌設している。
請求項1の消音換気筒においては、換気筒及び多数の小孔群を穿設した多孔円筒材の内筒ならびに外筒を設け、両筒間に通気性に富む吸音材の吸音層を填装しており、換気に要する通気流量を阻碍することがなく、屋内外の自然換気が可能であると同時に、屋外より屋内への騒音振動は、換気筒と外筒との隙間空間における乱反射ないし共鳴により、長波長側の騒音振動が減衰される傾向を呈し、換気筒の厚肉の吸音材へ浸透状に伝播して吸収され、残余の騒音振動は、外筒の小孔群より乱反射状に侵入して内筒との間の吸音層に浸透して吸収されると共に、内筒の小孔群より乱反射状に内筒内位へ侵入し、短波長側の騒音は内筒内位における共鳴により減衰し、さらに、防塵・消音フィルターを通過して吸収され、屋内への消音効果が得られ、逆に屋内に起因する騒音は、上記と逆順に騒音の振動が防塵・消音フィルターを通過するとき吸収されて減衰し、短波長側の騒音の振動は、内筒内位における共鳴により減衰し、内筒の小孔群を乱反射状に通過し、外筒との間の吸音層に浸透して吸収され、さらに、長波長側の騒音振動は、外筒と換気筒との隙間空間における乱反射ないし共鳴により減衰され、残余の騒音振動は、換気筒の吸音材へ浸透状に伝播し、吸収されて屋外への消音効果が得られる。
また、換気筒、外筒及び内筒の構成において、特に、容積の大きい消音室を設けることなく、各筒及び吸音層を同心状の多重構造として断面直径を可及的小径に設定するため、側壁を貫通する換気孔を最小に押さえて簡易に施工を行い、壁体の強度低下を極小とし、小規模の建物にも適用することができる。
考案の実施の形態を図面の実施例につき説明すると、図1及び図2において、建物側壁に通気性吸音材の換気筒1を貫設し、該換気筒内には多数の小孔群を穿設した多孔円筒材の内筒2、外筒3及び両筒間に通気性に富む吸音材を填装した吸音層4を、層状筒形に形成して室内側を同換気筒の室内側端部に支設し、同内筒の室外側を閉塞状とし、同室内側には防塵・消音フィルター5を嵌設し、同換気筒の室外開口端には風雨を遮蔽するフード6を覆設してなり、屋外よりの侵入騒音、屋外への漏洩騒音を構成部材の吸音材、多孔円筒材及び消音フィルター材により吸収し、消音と同時に換気を行うこととしている。
上記換気筒1、内筒2、外筒3及び吸音層4の多重構造により、建物の壁体強度を低下することなく壁体に貫通する開孔を可及的最小として、簡易に工事を行うこととしている。
図1において、換気筒1及び吸音層4は、通気性に富む多孔質のグラスウール、ロックウール及び発泡ウレタン等の吸音材を適用し、必要に応じて補強のための網材と共に厚肉の筒状に成型加工を行い、内筒2と外筒3とは、多孔円筒材として樹脂又は板金の円筒に、多数の小孔群を穿設し、両筒間には、上記吸音層4を填装し、内筒2の室内開口側に通気性に富む防塵・消音フィルター5を嵌設している。
通気性吸音材の換気筒1内位における、多孔円筒材の内筒2、外筒3及び通気性に富む吸音材の吸音層4は、いずれも換気に要する通気流量を通過可能とすると同時に、各筒の長さ、直径、各部材の材質と厚さ、部材相互の間隔及び小孔の直径、各部材の固有振動数について、消音効果への寄与率を向上するよう実験的に設定を行う。
また、換気筒1の室外開口端に覆設したフード6は、換気筒1及び内装各部を屋外の風雨より遮蔽して保護するものである。
1 換気筒
2 外筒
3 内筒
4 吸音層
5 防塵・消音フィルター
6 フード
7 カバー
W 壁
2 外筒
3 内筒
4 吸音層
5 防塵・消音フィルター
6 フード
7 カバー
W 壁
Claims (1)
- 建物側壁に通気性吸音材により形成した換気筒(1)を貫設し、該換気筒内には多数の小孔群を穿設した多孔円筒形の内筒(2)、外筒(3)及び両筒間に通気性に富む吸音材を填装した吸音層(4)を、層状筒形に形成して室内側を同換気筒の室内側端部に支設し、同内筒の室外側を閉塞状とし、同室内側には防塵・消音フィルター(5)を嵌設し、同換気筒の室外開口端には風雨を遮蔽するフード(6)を覆設してなり、屋内外双方向への騒音を、換気筒の吸音材、吸音層を填装した多孔円筒材及び消音フィルター材により吸収し、消音と同時に換気を行うことを特徴とする消音換気筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005124U JP3106934U (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 消音換気筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004005124U JP3106934U (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 消音換気筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3106934U true JP3106934U (ja) | 2005-01-27 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3106934U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107062507A (zh) * | 2017-04-10 | 2017-08-18 | 陈罡 | 一种采用多种消音措施的墙洞式静音新风机及其核心部件 |
WO2018150972A1 (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | 富士フイルム株式会社 | 防音構造体 |
JP2019056516A (ja) * | 2017-09-21 | 2019-04-11 | 富士フイルム株式会社 | 消音システム |
KR102038233B1 (ko) * | 2018-11-20 | 2019-10-29 | 서관섭 | 건축물 소음 차단용 필터장치 |
-
2004
- 2004-07-30 JP JP2004005124U patent/JP3106934U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018150972A1 (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | 富士フイルム株式会社 | 防音構造体 |
JPWO2018150972A1 (ja) * | 2017-02-17 | 2019-12-19 | 富士フイルム株式会社 | 防音構造体 |
CN107062507A (zh) * | 2017-04-10 | 2017-08-18 | 陈罡 | 一种采用多种消音措施的墙洞式静音新风机及其核心部件 |
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KR102038233B1 (ko) * | 2018-11-20 | 2019-10-29 | 서관섭 | 건축물 소음 차단용 필터장치 |
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