JP3106903U - ロック対応型軟質コネクター - Google Patents

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良隆 安田
道広 竹内
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ハナコメディカル株式会社
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Abstract

【課題】軟質タイプのメスコネクターに硬質部材のロックタイプシリンジを接続した場合においても、両者の保持乃至固定が十分行え、安定した接続をすることができること。
【解決手段】本考案の軟質タイプのメスコネクターは、図1において、メスコネクター1の本体11は、管状体からなり、その一端に接続部12を有し、またその他端にはロックタイプシリンジの接続部4を有しており、更に該本体から伸びる紐23に連結された蓋2を有している。また蓋2の中には同心円状に凸部21が設けられており、メスコネクター1の不使用時に該凸部21を接続部4の穴に挿入して蓋2をする。更に該蓋2には取手22を有しており、更に本体11の他端部4の外周に有するネジ山41は、断面台形状42を有している。
【選択図】図1

Description

本考案は、ロック対応型軟質コネクターに関するもので、更に詳しくは、血液回路等の医療機器に使用され、薬剤注入用に適したロック対応型軟質コネクターに関する。
医療機器に接続されるコネクターは、シリンジ等を介して、例えば、薬剤を注入する如く使用されるが、従来、このようなコネクターは、メスコネクターとも呼ばれ、使用材質によって硬質タイプと軟質タイプがある。また薬剤注入用シリンジとしては、従来、ディスポシリンジが大量に消費されているなか、非ロックタイプとロックタイプの2種類が混在している。このような中で、前述の如きメスコネクターは、硬質タイプと軟質タイプが使用されているが、硬質タイプのメスコネクターに、非ロックタイプのシリンジを接続する際、元来、シリンジは、硬質の材質が用いられているので、該シリンジを接続すると、嵌合部がテーパーを有している関係上、その保持力は十分なものではない。
また、軟質タイプのメスコネクターは、通常、塩化ビニル樹脂製であり、柔軟性を有しており、軟質であるが故に形状維持や伸縮性を考慮して、その穴径は小さく、シリンジとの接続性は、硬質タイプのメスコネクターに比べて密着性及び粘りつき力により十分な保持乃至固定ができ、より安全である。一方、ロックタイプのシリンジは、メスコネクターに嵌合すると同時にロックされるので、メスコネクターから抜けることがなく、確実な固定が得られる。この点、医療器具全体からみれば、ロックタイプコネクターをつけている医療部材は、一部分であるが、近年、医療業界において、硬質タイプのメスコネクターにロックタイプのシリンジを用いることは主流となっている。このようなメスコネクターは、医療用チューブに接続されているが、元来、このようなメスコネクターは、硬質部材で作製されており、オスコネクターとの接続は、確実な固定を実現している(例えば、特許文献1参照)。
特開平2002−191907号公報(段落0008、図6)
しかしながら、前述の如き特許文献1に記載されている如き硬質タイプのメスコネクターにロックタイプのシリンジを接続する場合には、より安全に保持乃至固定されるとはいえ、硬質と軟質の部材の違いのため、強く押し込んだり軽く押し込んだりすることにより個人差が現れ、強く押し込むと取り外すとき、取れなくなり、また緩すぎると外れたりする恐れがあり、したがって、使用に際し、硬質と軟質の部材の違いを意識し使い分けをしなければならないという煩わしさがあり、これが原因で緊急時等に事故発生の恐れがた多分にあるという問題がある。このような中で、非ロックタイプ及びロックタイプのシリンジ双方に対応したメスコネクターが要望されていた。
そこで、本考案者等は、硬質タイプのメスコネクターと同様にして作製した軟質タイプのメスコネクターにロックタイプのシリンジを接続してみたところ、不都合であった。すなわち、軟質タイプのメスコネクターのネジ山に、このまま硬質タイプのメスコネクターのネジ山を適用すると、軟質タイプのメスコネクターのネジ山の肉厚が薄いので、強度が弱く、その結果、空回りや締め上げトルクが不足して十分な保持乃至固定が出来ないという問題が発生した。これは、既存の形態で、小さな部品でも硬質タイプのメスコネクターのネジ山とシリンジのロック部のネジ山とが対応した形状を持たせることができるのは、これらが硬質部材同士だからこそ成り立つ形状であり、具体的には硬質部材同士だからこそ立ち上がったネジ山の肉厚を薄く形成することができるからである。
このような点にかんがみ、本考案者は、更に軟質タイプのメスコネクターのネジ山と硬質の材質からなるシリンジのネジ山との関係を種々検討し、軟質タイプのメスコネクターのネジ山の形状を変え、かつ寸法的にも山幅を広く、すなわち断面台形状に形成し、軟質部材特有の喰い付きによる保持力を最大限に活用することにより、本考案をなすに至った。したがって、本考案が解決しようとする課題は、軟質タイプのメスコネクターに硬質部材のロックタイプシリンジを接続した場合においても、両者の保持乃至固定が十分行え、安定した接続をすることができる軟質タイプのメスコネクターを提供することにある。
本考案の上記各課題は、以下の各考案によってそれぞれ達成される。
(1)医療器具への接続部とロックタイプシリンジの接続部とを有する本体と、該本体から伸びる紐に連結された蓋を有する軟質メスコネクターにおいて、ロックタイプシリンジの接続部側の本体の外周に断面台形状のネジ山を設けたことを特徴とする軟質タイプのメスコネクター。
(2)前記断面台形状のネジ山をらせん状を設け、該ネジ山間の溝は、ロックタイプシリンジのネジ山に対応していることを特徴とする前記第1項に記載の軟質タイプのメスコネクター。
(3)前記断面台形状のネジ山は、らせんに沿って不連続に設けられていることを特徴とする前記第1項に記載の軟質タイプのメスコネクター。
(4)前記断面台形状のネジ山からなる突起は、2箇所に傾斜してかつ対応して設けられていることを特徴とする前記第1項に記載の軟質タイプのメスコネクター。
(5)前記メスコネクターの軟質部材が塩化ビニル樹脂であることを特徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに記載の軟質タイプのメスコネクター。
本考案の第1項に記載の軟質タイプのメスコネクターによれば、ロックタイプシリンジの接続部側の本体の外周にらせん状でかつ断面台形状のネジ山を設けたことにより、空回りや締め上げトルク不足が起こることがなく、両者の保持乃至固定が十分行え、安定した接続をすることができるという優れた効果を奏するものである。また上記の本考案の第2項に記載の軟質タイプのメスコネクターは、前記断面台形状のネジ山をらせん状を設け、該ネジ山間の溝は、ロックタイプシリンジのネジ山に対応していることにより、空回りや締め上げトルク不足が起こることが全くなく、両者の保持乃至固定が極めて確実に行え、安定した接続をすることができるという優れた効果を奏するものである。上記の本考案の第3項に記載の軟質タイプのメスコネクターは、前記断面台形状のネジ山は、らせんに沿って不連続に設けられていることにより、空回りや締め上げトルク不足が起こることがなく、両者の保持乃至固定が十分行え、安定した接続をすることができると共に原料の節約に寄与し、経済性にも優れた効果を奏するものである。更に上記の本考案の第4項に記載の軟質タイプのメスコネクターは、前記断面台形状のネジ山からなる突起は、2箇所に傾斜してかつ対応して設けられていることにより、簡単な構造で、しかも空回りや締め上げトルク不足が起こることがなく、両者の保持乃至固定が十分行え、安定した接続をすることができ、その上、原料の節約に寄与し、経済性にも優れた効果を奏するものである。上記の本考案の第5項に記載の軟質タイプのメスコネクターは、軟質部材が塩化ビニル樹脂であることにより、適度の柔軟性と可塑性を有し、これらの特性が喰い付き乃至貼り付きを良好にすることができるという格別優れた効果を奏するものである。
以下に、本考案の実施の形態を図面で説明するが、本考案は、これに限定されるものではない。図1は、本考案の軟質タイプのメスコネクターにロックタイプシリンジを接続するところを示す図面である。図1のaは、ロックタイプシリンジを示す側面図である。図1のbは、蓋を有するタイプの軟質タイプのメスコネクターを示す半断面図である。図1のcは、蓋を有しないタイプの軟質タイプのメスコネクターを示す半断面図である。図2は、図1のAを拡大したところを示す部分側面図である。図1及び図2において、メスコネクター1(図1のb参照)の本体11は、管状体からなり、その一端に医療器具へ接続するための接続部12を有し、またその他端にはロックタイプシリンジの接続部4を有しており、更に該本体から伸びる紐23に連結された蓋2を有している。また蓋2の中には同心円状に凸部21が設けられており、メスコネクター1の不使用時に該凸部21を接続部4の穴に挿入して蓋2をする。更に該蓋2には取手22を有しており、蓋2を外すときに該取手22を持って取り外す。
このようなメスコネクター1において、本体11の他端部4の外周にネジ山41を有しており、このネジ山41は、断面台形状42を有している。具体的には、図2に示される拡大図の斜線部分が、断面台形状42である。本考案では、図1のbに示されるタイプのメスコネクター1に代えて、図1のcに示される蓋を有しないタイプの軟質タイプのメスコネクターを用いてもよいことはいうまでもない。この蓋を有しないタイプの軟質タイプのメスコネクターには、使用時に扱い易いように接続部12にツバを有している。図1のaロックタイプシリンジ3の先端部の挿入部33にはロック部34を有している。該ロック部34は、環状体からなり、前記挿入部33を中心に同心円状に設置され、またロック部34の内周面には鋭尖のネジ山を有している。本考案において、メスコネクター1の接続部4の穴にロックタイプシリンジ3の挿入部33を挿入し、かつロック部34を回転させてネジを締め上げ固定する。これにより、空回りや締め上げトルク不足が起こることがなく、両者の保持乃至固定が十分行え、安定した接続をすることができる。
図3は、本考案のメスコネクターの接続部の別の実施形態を示す図面であり、図3のaは、その部分断面図であり、図3のbは、その側面図である。図3において、接続部のネジの形状として、断面台形状の凸部状ネジを用いることもできる。

本考案では、前述の如き作用効果を発揮する用途として、医療分野、特に硬質部材で構成された各種の医療器具に使用されるが、具体的には、体外循環における穿刺針−血液回路、抗凝固剤の持続注入ライン−シリンジ、HDF(血液透析兼濾過式透析療法)、HF(濾過式血液透析)療法に使用する大量補液(約10Lの補液)注入ライン−血液回路(液面調節ライン)、モニタリングライン−計測器などに使用される。また広くは、中心静脈栄養・輸液等のカテーテル、排出液の為のドレナージ等の接続部、接続部材が塩化ビニル樹脂製のもには広く使用される。
本考案の軟質タイプのメスコネクターにロックタイプシリンジを接続するところを示す図面である。 本考案の断面台形状を斜線部で示した拡大側面図である。 本考案のメスコネクターの接続部の別の実施形態を示す図面である。
符号の説明
1 メスコネクター
11 本体
12 医療器具接続部
2 蓋
21 凸部
22 取手
23 紐
3 ロックタイプシリンジ
31 外筒
32 押し子(プランジャー)
33 挿入部
34 ロック部
35、41 ネジ山
4 シリンジ接続部
42 断面台形状
43 ツバ














Claims (5)

  1. 医療器具への接続部とロックタイプシリンジの接続部とを有する本体と、該本体から伸びる紐に連結された蓋を有する軟質メスコネクターにおいて、ロックタイプシリンジの接続部側の本体の外周に断面台形状のネジ山を設けたことを特徴とする軟質タイプのメスコネクター。
  2. 前記断面台形状のネジ山をらせん状を設け、該ネジ山間の溝は、ロックタイプシリンジのネジ山に対応していることを特徴とする請求項1に記載の軟質タイプのメスコネクター。
  3. 前記断面台形状のネジ山は、らせんに沿って不連続に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軟質タイプのメスコネクター。
  4. 前記断面台形状のネジ山からなる突起は、2箇所に傾斜してかつ対応して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軟質タイプのメスコネクター。
  5. 前記メスコネクターの軟質部材が塩化ビニル樹脂であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の軟質タイプのメスコネクター。

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