JP3106510U - 歩行面を確保しバラストの流出を留めるためのバラスト道床用ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行面を確保し、ブロックの前方移動も側方移動も阻止し、浮きを阻止し、バラスト道床内部の水を確実に排水する。
【解決手段】水平壁部1と、水平壁部1後端から上方に設けられた立上り壁部2と、立上り壁部2の下方に設けられた排水孔3と、水平壁部1後端の左右から下方に設けられた2個の脚壁部4と、脚壁部4下端から後方に設けられた載石壁部5とを有し、水平壁部1の上面に平行した複数の縦条溝6を均等に形成し、排水孔3の口径を後方に拡開して形成し、脚壁部4および載石壁部5の横幅をブロック横幅の3分の1以下に形成し、左右の脚壁部および載石壁部に挟まれた空間部7の横幅をブロック横幅の3分の1以上に形成したことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本考案は、複数のブロックを左右に連結して鉄道線路の路盤上に敷設することにより、歩行面を確保しバラストの流出を留めるためのバラスト道床用ブロックに関するものである。
従来のバラスト道床用ブロックとしては、単純なL字型ブロックとT字型ブロックがある。たとえば実公平6−9070号公報のブロックはL字型ブロックの一例である。いずれのブロックも水平壁部を路盤上に設置する点は同じであるが、L字型ブロックは水平壁部を前方に向けて敷設する場合と後方に向けて敷設する場合とがある。図8に示されたように、L字型ブロックの水平壁部を前方に向けて敷設すると、歩行面を確保することはできるが、バラストに押されて前方に移動してしまいやすいという欠点があった。図9に示されたように、L字型ブロックの水平壁部を後方に向けて敷設すると、水平壁部の上面にバラストが載るため路盤との間に挟まれて大きなブレーキがかかるため前方への移動はしにくくなるが、歩行面を確保できないという欠点があった。そこでL字型ブロックの欠点を解決したのがT字型ブロックである。図10に示されたように、T字型ブロックは前方部分の水平壁部を歩行面として使用することができ、後方部分の水平壁部の上面にバラストを載せることにより路盤との間に挟まれて大きなブレーキがかかり前方移動がしにくくなる。
従来のブロックの問題点の第1は、ブロック移動の危険性である。短期あるいは長期のあいだに、ブロックが前方または側方に移動する可能性がある。水平壁部の上面にバラストを載せても、振動や圧力で移動することがある。最大の原因は、ブロック全体の底面がフラットで、路盤上を滑りやすい構造をしているためである。原因としてもう1つ考えられるのが、バラストが立上り壁部を押すことによって生じる水平壁部の後方を浮かせようとする力の存在である。ブロックの構造上、水平壁部の前方が支点、立上り壁部の上方が力点、水平壁部の後方が作用点として力が働くためである。水平壁部の上面にバラストを載せた場合、浮かせようとする力とバラストの重さが衝突し、長期間においては前方移動する場合があると考えられる。側方移動の原因としては、左右連結のほかに側方移動を阻止するような構造をなにも有していないため、横方向に遊びが生じたときに移動してしまうと考えられる。
第2の問題点は、バラスト道床に溜まった水を排出する排水性を確保できない2つの危険性である。1つは水平壁部をバラスト道床内にいれると路盤の排水作用を阻害する可能性があること。1つは立上り壁部に排水孔が設けられている場合、その口径が前も後ろも同径に形成されていると、砕石が排水孔の背面を塞いで排水を止めてしまう可能性があることである。バラスト道床に大量の水が溜まるとブロックの移動やバラストの流出などの事故につながるため大変に危険である。
第3の問題点は、軽量化が図られていない点である。従来のブロックは、L字型なら単なるL字型のコンクリートブロック、T字型なら単なるT字型のコンクリートブロックであり、どこにもまったく軽量化がなされていなかった。重量は運搬や作業性に大きく影響する。
実公平6−9070号公報
本考案が解決しようとする課題は、バラスト道床用ブロックにおいて、歩行面を確保し、ブロックの前方移動も側方移動も阻止し、水平壁部後方を浮かせようとする力を解消してブロックの移動を強力に防止し、バラスト道床内部の水を確実に排水できる排水性を確保し、少しでも軽量化を図ることにある。
本考案は、水平壁部と、水平壁部後端から上方に設けられた立上り壁部と、立上り壁部の下方に設けられた排水孔と、水平壁部後端の左右から下方に設けられた2個の脚壁部と、脚壁部下端から後方に設けられた載石壁部とを有し、水平壁部の上面に平行した複数の縦条溝を均等に形成し、排水孔の口径を後方に拡開して形成し、脚壁部および載石壁部の横幅をブロック横幅の3分の1以下に形成し、左右の脚壁部および載石壁部に挟まれた空間部の横幅をブロック横幅の3分の1以上に形成したことを特徴とするバラスト道床用ブロックに関するものである。
本考案のバラスト道床用ブロックによれば次のような効果を得ることができる。水平壁部の上面により歩行面を確保できる。路盤中に脚壁部が深く入り込むことと、路盤中で載石壁部にバラストが載ることにより、前方移動を強力に阻止することができる。ブロック横幅の3分の1以下に形成された左右の脚壁部および載石壁部に挟まれた空間部は、ブロック横幅の3分の1以上の幅を確保することができるため、路盤あるいはバラストがその空間部を十分に埋めることができ、空間部を埋めた路盤あるいはバラストによりブロックの側方移動を強力に阻止することができる。脚壁部と載石壁部は立上り壁部よりも水平壁部よりも下方に位置していることから、立上り壁部が押されると、立上り壁部上方が力点、脚壁部および載石壁部が支点、水平壁部前方が作用点に変わるため、水平壁部後方を浮かせようとする力を解消することができる。水平壁部を下方に押し下げて路盤に押し付けるため、水平壁部と路盤の摩擦が強化され、後方を浮かせようとする力は解消し、ブロックの移動を完全に阻止することができる。バラスト道床内部に溜まった水は、左右の脚壁部および載石壁部にはさまれた空間部から排水することができる。また、排水孔の口径が後方に拡開しているので、砕石により排水孔背面を完全に塞がれる可能性が低いため、排水孔の排水性を確保することができる。排水孔から排水された水を縦条溝によって速やかに軌道の外に排出することができる。左右の脚壁部および載石壁部にはさまれて空間部が存在するため、その分のコンクリートを軽量化できる。
本考案のバラスト道床用ブロックを実施するための最良の形態について説明するが、この実施の形態にのみ限定されるべきものではないことはいうまでもない(図1〜図7参照。)。ブロックはコンクリート製である。図中1は、水平壁部である。水平壁部1の上面には平行した複数の縦条溝6が均等に形成されている。図のブロックでは、V字型の縦条溝6が4本と、左右両端に半V字型の縦条溝6が形成されている。水平壁部1の上面は歩行面であり、縦条溝6は歩行路の滑り止めである。図中2は、水平壁部1後端から上方に設けられた立上り壁部である。立上り壁部2下方の中央には排水孔3が設けられている。排水孔3の口径は、前方は通常であるが後方に拡開して形成されているため背面では口径が大きく形成されている。図中4は、水平壁部1後端の左右から下方に設けられている2個の脚壁部である。脚壁部4の下端から後方に向かって載石壁部5が設けられている。脚壁部4および載石壁部5の横幅はブロック横幅の3分の1以下に形成されている。左右の脚壁部4および載石壁部5に挟まれた空間部7の横幅は、ブロック横幅の3分の1以上に形成されている。ブロックの具体的一例の寸法を説明する。長さは、ブロック全長が460mmで、載石壁部5は100mm、脚壁部4および立上り壁部2は60mm、水平壁部1は360mm(その内の空間部の長さは60mm。)。幅は、ブロック横幅が500mmで、脚壁部4および載石壁部5は150mm、脚壁部4および載石壁部5に挟まれた空間部の幅は200mm、排水孔3の前面が25mmで背面が30mm、縦条溝6は100mm間隔。高さは、ブロック高さが460mmで、載石壁部5は50mm、脚壁部4は150mm、水平壁部1は60mm、立上り壁部1は250mm。ブロック重量は56kgである。
本考案ブロックの正面図である。 本考案ブロックの側面図である。 本考案ブロックの背面図である。 本考案ブロックの平面図である。 本考案ブロックの底面図である。 本考案ブロックを連結した状態の斜視図である。 本考案ブロックを設置した状態をあらわす説明図である。 従来のL字型ブロックを設置した状態を表す説明図である。 従来のL字型ブロックを設置した状態を表す説明図である。 従来のT字型ブロックを設置した状態を表す説明図である。
符号の説明
1 水平壁部
2 立上り壁部
3 排水孔
4 脚壁部
5 載石壁部
6 縦条溝
7 空間部

Claims (1)

  1. 水平壁部(1)と、水平壁部(1)後端から上方に設けられた立上り壁部(2)と、立上り壁部(2)の下方に設けられた排水孔(3)と、水平壁部(1)後端の左右から下方に設けられた2個の脚壁部(4)と、脚壁部(4)下端から後方に設けられた載石壁部(5)とを有し、水平壁部(1)の上面に平行した複数の縦条溝(6)を均等に形成し、排水孔(3)の口径を後方に拡開して形成し、脚壁部(4)および載石壁部(5)の横幅をブロック横幅の3分の1以下に形成し、左右の脚壁部(4)および載石壁部(5)に挟まれた空間部(7)の横幅をブロック横幅の3分の1以上に形成したことを特徴とするバラスト道床用ブロック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT16231U1 (de) * 2013-11-08 2019-04-15 Jozsef Szabo Strukturanordnung für die Stabilisierung von linearen Erdarbeiten

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT16231U1 (de) * 2013-11-08 2019-04-15 Jozsef Szabo Strukturanordnung für die Stabilisierung von linearen Erdarbeiten
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