JP3106510B2 - データ収集システム - Google Patents

データ収集システム

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JP3106510B2
JP3106510B2 JP196791A JP196791A JP3106510B2 JP 3106510 B2 JP3106510 B2 JP 3106510B2 JP 196791 A JP196791 A JP 196791A JP 196791 A JP196791 A JP 196791A JP 3106510 B2 JP3106510 B2 JP 3106510B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データ収集システム
に関し、特に複数のデータ端末装置と前記データ端末装
置群を集約して通信接続するターミナルコントローラと
を含み、前記ターミナルコントローラは前記各データ端
末装置から送信されるデータを受信して収集するデータ
収集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりデータ処理の効率化を図るため
にデータ収集システムが提供される。前記データ収集シ
ステムは、複数データ端末装置におけるデータを通信回
線を介して収集し、収集されたデータについて所望され
る処理を施すようにしている。
【0003】図5は、従来および本発明の一実施例によ
るPOS(Point Of Salesの略)システ
ムのシステム構成を示す概略図である。
【0004】POSシステムの採用は、経営規模の大型
化に伴ないデパート、スーパーおよびガソリンスタンド
などで増加している。このPOSシステムは、販売対象
が一般消費者であるため他品種の商品を扱う。そのため
取扱うデータ量とその種類が極めて多く、その点でもP
OSシステムのデータ収集能力はシステム効率を左右す
るものである。
【0005】図5において、POSシステムは売場に設
置される複数のPOS端末装置P2i(以下、i=1、
2、3、…、200とする)と、前記端末装置P2iを
LAN(Local Area Networkの略)
10を介し、集約して接続する二重化されたターミナル
コントローラ20b、前記ターミナルコントローラ20
bに公衆回線または専用回線を介して接続されるCAF
IS(Creditand Finance Info
rmation Systemの略)30およびストア
コントローラ40を含む。
【0006】前記POS端末装置P2iのそれぞれは、
該POSシステムが採用される店舗の各売場に設置さ
れ、店員により販売された商品に関する情報が入力さ
れ、応じて前記入力情報を前記LAN10を介して上位
に接続されるターミナルコントローラ20bに送信す
る。
【0007】前記ターミナルコントローラ20bは、図
示されないCPU(中央処理装置の略)と、前記CPU
によりアクセスされる図示されないメモリを含む。前記
CPUは、各POS端末装置P2iから送信されたデー
タを受信し、前記受信データを逐次、前記メモリにスト
アすることにより収集している。また、必要に応じて前
記受信データをそのままストアコントローラ40へデー
タ伝送するように動作する。
【0008】なお、ターミナルコントローラ20bは、
一般に該POSシステムの信頼性を向上させるために二
重化されている。
【0009】次に、図示されたPOSシステムにおける
データ収集時のエラー発生有無のチェック処理について
説明する。
【0010】前記チェック処理は次の2方法を用いて行
なわれていた。まず、第1の方法は、各POS端末装置
P2iが、顧客による買上商品の精算ごとに前記買上商
品に関するデータをテキストに編集した後、これを所定
の伝送制御手順に従って、LAN10を介してターミナ
ルコントローラ20bにデータ伝送する。ターミナルコ
ントローラ20bのCPUは、前記テキストを受信する
と、応じてテキスト受信を確認した旨の確認電文を前記
POS端末装置P2iに送信する。各POS端末装置P
2iは、前記確認電文を受信することになる。このと
き、各POS端末装置P2iにおいて確認電文を受信で
きれば、売上データに関するテキストはターミナルコン
トローラ20bにおいて受信され収集されたと判断さ
れ、次のテキスト送信を含む他の処理に移行するが、前
記確認電文を受信できなければ、売上データに関するテ
キストは伝送上のエラーなどによりターミナルコントロ
ーラ20bにおいて受信されなかったと判断され、各P
OS端末装置P2iは前記確認電文が受信されるまで前
記売上データに関するテキストを繰返し送信してエラー
処理する。
【0011】また、第2の方法では、POS端末装置P
2iが前記テキストのそれぞれのヘッダに、たとえば昇
順に連続した番号データを付与した後、各テキストをタ
ーミナルコントローラ20bにデータ伝送する。ターミ
ナルコントローラ20bは受信される前記テキストを各
POS端末装置P2iごとに識別し、前記受信テキスト
に付与された番号データが昇順に連続するように受信さ
れたか否かによりデータ伝送が正常に行なわれたか否か
を判別する。ターミナルコントローラ20bは、POS
端末装置P2iごとに受信されるテキストの番号データ
が連続しなければ、連続しなかった時点で該当POS端
末装置P2iに対してテキストの再送信を要求する。応
じて、該当POS端末装置P2iはターミナルコントロ
ーラ20bにおける受信テキストの番号データが連続す
るようにテキストの送信処理を繰返し実行する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデータ収集システムのデータ収集時のエラーチ
ェック処理の2方法においては、次のような問題があ
る。
【0013】上述した第1の方法の場合、ターミナルコ
ントローラ20bは、POS端末装置P2iから送信さ
れるテキスト受信ごとに送信元のPOS端末装置P2i
に対してテキスト受信の旨の確認電文を送信するので、
各POS端末装置P2iと前記ターミナルコントローラ
20bとを通信接続するLAN10のトラヒックが増加
し、LAN10の回線使用効率を低下させ、ひいては該
システム自体の処理能力をも低下させるという問題があ
った。
【0014】また、前述の第2の方法の場合、ターミナ
ルコントローラ20bは各POS端末装置P2iを一意
に識別し、さらに識別した各POS端末装置P2iから
のテキスト受信毎に番号データの連続の有無を判別する
必要があるため、データ収集時におけるターミナルコン
トローラ20bの負荷が高くなり、ターミナルコントロ
ーラ20bの処理能力を低下させるとともに、該システ
ム自体の処理能力をも低下させるという問題があった。
【0015】以上のように、従来のPOSシステムに採
用されるようなデータ収集システムは、ターミナルコン
トローラ20bを含むデータ収集機能を有するコントロ
ーラに、データ収集時のデータ伝送エラーチェック処理
および収集処理などの機能が集中するので、前記コント
ローラの過負荷を招くという問題もあった。
【0016】それゆえに、本発明の目的は、複数のデー
タ端末装置と、前記複数のデータ端末装置を集約的に通
信接続するターミナルコントローラを含むデータ収集シ
ステムにおいて、データ収集処理時に前記通信回線の使
用効率を低下させることなく、さらにターミナルコント
ローラの負荷集中を抑制して、該システム自体の処理能
力を向上させるデータ収集システムを提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ収
集システムは、複数のデータ端末装置と、複数データ端
末装置と通信接続され各データ端末装置から送信される
複数データを収集するターミナルコントローラとを備え
たシステムであり、詳細には、ターミナルコントローラ
は、送信データを受信し、応じて各データ端末装置ごと
に受信回数をカウントする受信回数カウント手段と、カ
ウント手段によってカウントされた受信回数を各データ
端末装置ごとに記憶する記憶手段と、各データ端末装置
から送信される読出要求の受信に応答して、記憶手段に
記憶される受信回数を読出し、該当するデータ端末装置
に送信する送信手段とを備えて構成される。
【0018】さらに、各データ端末装置は、複数データ
を前記ターミナルコントローラに送信するデータ送信手
段と、データ送信手段による送信回数をカウントする送
信回数カウント手段と、読出要求をターミナルコントロ
ーラに送信する要求送信手段と、送信手段によって送信
された受信回数を受信し、応じて受信回数と送信回数カ
ウント手段によりカウントされた送信回数との一致を判
別する判別手段と、判別手段の不一致の判別に応答し
て、データ送信手段を再能動化する能動化手段とを備え
て構成される。
【0019】この発明に係るデータ収集システムは上述
のように構成されて、各データ端末装置の送信回数カウ
ント手段は収集されるべきデータの送信回数をカウント
し、さらにターミナルコントローラの受信回数カウント
手段は収集されるべきデータの受信回数を各データ端末
装置ごとにカウントする。各データ端末装置は、ターミ
ナルコントローラ側でカウントされた受信回数を受信
し、判別手段によりデータ端末装置からのデータ送信回
数とターミナルコントローラにおけるデータ受信回数と
の一致が判別されて、ターミナルコントローラ側で収集
されるべきデータが正常に収集されたか否かを判別し、
正常にデータ収集されていない場合には、能動化手段を
用いてデータ送信手段に再度複数データをターミナルコ
ントローラへ送信してコントローラ側において正常なデ
ータ収集状態への回復が図られるようにしている。ま
た、データ端末装置の要求送信手段が読出要求をターミ
ナルコントローラに送信すると、ターミナルコントロー
ラにおいては送信された読出要求の受信に応答して、記
憶手段に記憶されている受信回数を読出し、該当するデ
ータ端末装置に送信するという、いわゆる端末装置が主
導となってデータの収集が行なわれている。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】なお、本実施例におけるデータ収集システ
ムは、POSシステムに採用される場合を例示している
が、対象システムはPOSシステムに限定されるもので
はない。つまり、収集されるべきデータを外部より入力
する複数のデータ端末装置と、前記複数データ端末装置
を集約的に通信接続して、各端末装置から送信されるデ
ータを受信し、応じて収集する機能を備えたターミナル
コントローラを含むシステム全般に適用可能である。
【0022】また、本発明の一実施例によるPOSシス
テムのシステム構成は、前述した図5と同様であるた
め、その詳細な説明は省略する。
【0023】図1は、本発明の一実施例によるPOSシ
ステムのデータ収集時のデータフローを示す概略図であ
る。
【0024】図1のPOSシステムにおいてターミナル
コントローラ20aはLAN10を介してPOS端末装
置P1i(i=1、2、3、…、200)を通信接続す
る。本実施例では、200台のPOS端末装置P1iが
接続されるようにしているが、接続台数はこれに限定さ
れない。
【0025】前記ターミナルコントローラ20aは、P
OS端末装置P1iから送信されるデータを受信し収集
するために端末データ受信処理P1、カウント処理P2
およびデータ収集処理P3を実行する。前記処理P1な
いしP3はそれぞれサブルーチンとして準備される。さ
らに前記ターミナルコントローラ20aは、データファ
イルとしてデータ収集ファイルF1およびデータ収集カ
ウント値ファイルF2を含む。
【0026】前記カウント処理P2実行時は、処理に並
行してデータ収集カウント値ファイルF2がアクセスさ
れる。前記データ収集カウント値ファイルF2は、接続
されるPOS端末装置P1iのそれぞれについて対応す
るカウント値記憶領域Eiを含む。また、前記データ収
集処理P3実行時は、データ収集ファイルF1がアクセ
スされ、前記受信データはデータ収集ファイルF1に書
込まれてストアされる。
【0027】POS端末装置P1iにおける売上に関す
るデータは、LAN10を介してターミナルコントロー
ラ20aに与えられる。前記端末データ受信処理P1は
前記売上に関するデータを受信するよう処理する。カウ
ント処理P2は前記データ受信に応答して各POS端末
装置P1iごとにそのデータ受信回数をカウントし、応
じてカウント値をデータ収集カウント値ファイルF2の
該当するカウント値記憶領域Eiに書込んでストアする
よう処理する。つまり、受信データがPOS端末装置P
11からのものであれば、カウント処理P2は前記領域
E1に書込まれているデータをカウントアップしてデー
タ更新した後、前記領域E1に新たに書込んでストアす
る。また、受信データがPOS端末装置P1200から
のものであれば、カウント処理P2は前記領域E200
に書込まれているデータをカウントアップしてデータ更
新した後、領域E200に新たに書込んでストアする。
【0028】以上のようにして、ターミナルコントロー
ラ20aのデータ収集カウント値ファイルF2のカウン
ト値記憶領域Eiのそれぞれには、該当するPOS端末
装置P1iから送信されるデータの受信回数が受信され
るごとにデータ更新されながらストアされる。
【0029】前記端末データ受信処理P1によって受信
された各POS端末装置P1iからの送信データは、デ
ータ収集処理P3によって逐次収集ファイルF1に書込
まれてストアされるか、または回線を介して上位に接続
されるストアコントローラ40へデータ伝送される。
【0030】以上のように、ターミナルコントローラ2
0aは接続されるPOS端末装置P1iから送信される
データを受信し、応じてデータ収集ファイルF1に蓄積
してストアするとともに、各POS端末装置P1iから
送信されるデータの受信回数をカウントし、データ収集
カウント値ファイルF2の各カウント値記憶領域Eiに
ストアするように処理する。
【0031】図2(a)および(b)は、前掲図1に示
された各POS端末装置P1iおよびターミナルコント
ローラ20aの機能構成を示す概略図である。
【0032】図2(a)は、各POS端末装置P1iの
機能構成を示す。各POS端末装置P1iは該端末装置
P1i自体を集中制御するためのCPU(中央処理装置
の略)11、前記CPU11によりアクセスされて、そ
こにストアされるデータが読書きされるテキスト送信回
数カウント値CNをストアするメモリ12、外部からデ
ータ入力するための機器であるキーボード15およびバ
ーコードリーダ16と前記CPU11とを接続する入出
力制御部13、および前記CPU11とLAN10とを
接続する通信制御部14を含む。
【0033】各POS端末装置P1iは以上のように構
成されて、CPU11はキーボード15またはバーコー
ドリーダ16から入力されるデータを入出力制御部13
を介して入力した後、所定のプログラムに従ってデータ
処理し、これをメモリ12にストアするか、または通信
制御部14を介してLAN10に送出し、上位に接続さ
れるターミナルコントローラ20aに送信するように動
作する。
【0034】なお、前記ターミナルコントローラ20a
に送信されるデータは、CPU11により所定長のテキ
ストに編集された後、そのヘッダに送信元のPOS端末
装置P1iに予め割当てられた端末番号を含んで送信さ
れる。したがって、1回に送信すべきデータが長い場合
は、前記データは所定長の複数テキストに予め分割され
て、前記テキストが繰返し送信されることによりデータ
伝送される。このテキスト送信回数は、前記カウント値
CNによりストアされる。
【0035】前記POS端末装置P1iからターミナル
コントローラ20aに送信されるテキストには次の3種
類がある。
【0036】まず第1種類のテキストは、各POS端末
装置P1iがデータ送信に先だってデータ収集カウント
値ファイルF2の該当領域Eiを初期化するために送信
するテキストであり、クリア(初期化)コマンドを含ん
で構成される。
【0037】また、第2種類のテキストは、各POS端
末装置P1iが売上データ送信時にデータ収集カウント
値ファイルF2の該当領域Eiのカウント値を更新する
ために送信するテキストであり、売上データとアップデ
ート(データ更新)コマンドを含んで構成される。な
お、前記売上データの最終ビットは、該売上データはタ
ーミナルコントローラ20aのデータ収集ファイルF1
にストアされるべきデータであるか、またはストアコン
トローラ40へ送信されるべきデータであるかを区別す
るデータ収集種別コードを含む。
【0038】さらに、第3種類のテキストは、各POS
端末装置P1iが前記第2種類のテキスト送信完了時に
データ収集カウント値ファイルF2の該当カウント値記
憶領域Eiにストアされているカウント値を読取るため
に送信するテキストであり、リード(読出)コマンドを
含んで構成される。
【0039】なお、上述した3種類のテキストのいずれ
についても、そのヘッダには該テキスト送信元のPOS
端末装置P1iの端末番号が付加されているので、ター
ミナルコントローラ20a側で該テキスト送信元の端末
装置P1iを一意に特定できる。
【0040】図2(b)はターミナルコントローラ20
aの機能構成を示す。ターミナルコントローラ20a
は、該ターミナルコントローラ20a自体を制御するC
PU21、たとえばICなどからなり前記CPU21に
より比較的高速にアクセスされる内部メモリ22、前記
CPU21によりアクセスされるが、そのアクセス速度
は前記内部メモリ22のそれよりも遅く、たとえばハー
ドディスク装置などからなる外部メモリ23、さらに各
POS端末装置P1iおよびストアコントローラ40と
CPU21との通信接続を行なう通信制御部24を含
む。
【0041】前掲図1に示された端末データ受信処理P
1はCPU21の制御の基に前記通信制御部24により
実行される。また、データ収集カウント値ファイルF2
はCPU21により比較的頻繁にアクセスされるので、
内部メモリ22にあらかじめストアされ、データ収集フ
ァイルF1はそこにストアされるべきデータが大量なの
で外部メモリ23に予めストアされる。
【0042】ターミナルコントローラ20aは以上のよ
うに構成されて、CPU21は通信制御部24を介して
受信する各POS端末装置P1iからの送信テキストを
受信し、応じて受信テキストのヘッダを読取りテキスト
送信元のPOS端末装置P1iを特定する。そして、内
部メモリ22にストアされるデータ収集カウント値ファ
イルF2の該当カウント値記憶領域Eiにストアされる
データを、受信テキストのコマンドに基づいて1つだけ
インクリメント処理してカウントアップするか、リード
するか、またはクリアする。
【0043】また、CPU21は受信したテキスト中の
売上データの最終ビットに登録されるデータ収集種別コ
ードを読取り、受信テキスト中の売上データはデータ収
集ファイルF1にストアすべきデータであるか、または
ストアコントローラ40に送信すべきデータであるかを
判断し、前記判断結果に応じて受信テキスト中の売上デ
ータの収集および送信処理を行なう。
【0044】図3は、本発明の一実施例によるデータ収
集時のPOS端末装置側の概略処理フロー図である。
【0045】図4は、本発明の一実施例によるデータ収
集時のターミナルコントローラ側の概略処理フロー図で
ある。
【0046】図3に示される処理フローは、予めプログ
ラムとして各POS端末装置P1iのメモリ12にスト
アされCPU11の制御に基づいて実行される。また、
図4に示される処理フローは予めプログラムとしてター
ミナルコントローラ20aの外部メモリ23にストアさ
れるが、実行時にはCPU21により外部メモリ23か
ら内部メモリ22にロードされて実行制御される。
【0047】次に、この発明の一実施例によるPOSシ
ステムのデータ収集時の動作について、図1ないし図4
を参照して説明する。
【0048】POS端末装置P1iにおいて顧客との間
で精算処理が行なわれると、その売上に関するデータは
キーボード15またはバーコードリーダ16を介してC
PU11に与えられる。CPU11は、前記売上データ
入力に応答して、図3の処理フローを実行開始する。
【0049】まず、図3のステップS1(図中は、S1
と略す)の処理において、CPU11は通信制御部14
およびLAN10を介してターミナルコントローラ20
aにクリアコマンドを含むテキストを送信する。その
後、次のステップS2の処理においてCPU11は、メ
モリ12にストアされるテキスト送信回数カウント値C
Nを(CN=0)と初期化処理し、ステップS3の処理
に移行する。
【0050】ステップS3の処理で、売上データが所定
長のテキストに編集された後、次のステップS4の処理
において各テキストに、前述したデータ収集カウント値
ファイルF2のアップデートコマンドを付加し、さらに
次のステップS5の処理において、前記編集テキスト
を、コントローラ20aに送信する。その後、次のステ
ップS6の処理において、前述のように複数テキストに
分割された売上データを送信完了したか否か判別する。
つまり、売上データは複数個の所定長のテキストに予め
分割されるので、すべてのテキストが送信完了するまで
この判別処理は成立せず、ステップS7の処理において
(CN=CN+1)とインクリメント処理された後、再
度ステップS3の処理に戻る。
【0051】以上のように、ステップS3ないしステッ
プS7のループ処理は、売上データを分割して得られた
複数のテキストがターミナルコントローラ20aに送信
完了するまで繰返し実行され、テキスト送信回数カウン
ト値CNには、送信したテキストの数がカウントされて
得られた値がストアされることになる。
【0052】前述のステップS6の処理において、売上
データを構成する全テキストの送信が完了したと判別さ
れると、次のステップS8の処理においてCPU11
は、前述したリードコマンドを含むテキストをターミナ
ルコントローラ20aに送信する。応じて、ターミナル
コントローラ20aは、該POS端末装置P1iのカウ
ント値記憶領域Eiにストアされているカウント値デー
タを読出して、該POS端末装置P1iに送信するの
で、応じて、ステップS9の処理においてCPU11
は、前記送信カウント値データを受信する。その後、次
のステップS10の処理において、受信された前記カウ
ント値データとメモリ12にストアされているテキスト
送信回数カウント値CNとを照合し一致するか否かを判
別する。このとき、両カウント値が一致していることが
判別されれば、今回の売上データに関するデータ送信お
よび収集処理は正常に行なわれたと判別されて、POS
端末装置P1i側における今回の売上データに関するデ
ータ収集処理は終了する。一方、前記ステップS10に
おいて、両カウント値は不一致と判別されれば、POS
端末装置P1iの売上データの送信テキスト数と、ター
ミナルコントローラ20a側の売上データの受信テキス
ト数とが一致しないことから、伝送途中で何らかのエラ
ーが発生したと判別される。この場合、ターミナルコン
トローラ20a側で売上データは正常収集されていない
ので、応じてCPU11は、再度ステップS1の処理に
戻り、以下同様にして同じ売上データについてテキスト
の送信処理を繰返し実行する。
【0053】以上のように、売上データに関する伝送上
のエラーのチェックは、各POS端末装置P1iで独自
に行なわれる。さらに各POS端末装置は前記チェック
結果により、何らかのエラーが発生したと判断した場合
は、エラーが発生した送信データを再送信するようにし
てエラー回復処理している。このように、伝送上のエラ
ーチェックは複数テキスト送信終了ごとの一定期間ごと
に行なわれ、伝送エラー回復のための処理は各POS端
末装置P1iにおいて行なわれるので、データ収集にお
ける回線使用効率は維持され、さらにデータ収集時にお
けるターミナルコントローラ20a側の負荷集中も効果
的に抑制することが可能となる。
【0054】次に、ターミナルコントローラ20a側の
データ収集時の処理について説明する。
【0055】CPU21は、図4のステップS20の処
理において、LAN10および通信制御部24を介して
POS端末装置P1iから送信されたテキストを受信す
ると、応じて、これを一時的に内部バッファにストアす
る。その後、次のステップS21の処理において、受信
テキスト中のコマンドを判別する。前記受信テキスト中
のコマンドがクリアコマンド、アップデートコマンドお
よびリードコマンドであれば、データ収集カウント値フ
ァイルF2を制御するこれら一連のファイル制御コマン
ドは、ステップS22のカウント処理P2にデータとし
て引渡される。また、上記テキスト中の売上データに関
するデータは、データ収集コマンドとしてステップS2
8のデータ収集処理P3に引渡される。
【0056】CPU21は、カウント処理P2のステッ
プS23の処理において、受信テキスト中のコマンドに
基づいてデータ収集カウント値ファイルF2の処理種別
を判別する。前記受信コマンドがクリアコマンドであれ
ば、CPU21はステップS24の処理において、受信
テキストのヘッダに付された送信元端末装置P1iの端
末番号に基づいてファイルF2をアクセスし、該当領域
Eiにストアされているデータをクリア(値=0に設
定)する。その後、処理を終了し、次のテキスト受信に
備える。
【0057】また、前記ステップS23において受信コ
マンドがリードコマンドと判別されれば、CPU21は
ステップS25の処理において、受信テキストのヘッダ
に付された送信元端末装置P1iの端末番号に基づいて
ファイルF2をアクセスし、該当領域Eiにストアされ
ているデータを読出し、次のステップS26の処理にお
いて読出されたデータを通信制御部24およびLAN1
0を介して送信元POS端末装置P1iに与える。その
後、一連の処理を終了し、次のテキスト受信に備える。
【0058】また、前記受信コマンドがアップデートコ
マンドであれば、CPU21はステップS27の処理に
移行して、ファイルF2の該当領域Eiにストアされて
いる受信回数カウント値を(+1)だけインクリメント
処理してデータ更新した後、同じ領域Eiにストアす
る。その後、一連の処理を終了して、次のテキスト受信
に備える。
【0059】一方、データ収集処理P3において、CP
U21は次のステップS29の処理で、受信テキスト中
の売上データに含まれるデータ収集種別コードを読取
り、読取ったコードに基づき、受信された売上データは
データ収集ファイルF1にストアするべきか、またはス
トアコントローラ40へデータ伝送すべきかを決定す
る。データ収集ファイルF1にストアすると判別された
場合、次のステップS30の処理において受信されたテ
キスト中の売上データは、逐次データ収集ファイルF1
にストアされる。また、ストアコントローラ40へ送信
すると判別された場合は、次のステップS31の処理に
おいて、受信テキスト中の売上データは逐次、上位に接
続されるストアコントローラ40にデータ伝送される。
前記ステップS30およびステップS31の処理終了後
は、CPU21は次のテキスト受信に備えるように動作
する。
【0060】なお、前記ステップS31の処理におい
て、CPU21は、テキスト受信ごとにストアコントロ
ーラ40へデータ伝送するように処理しているが、外部
メモリ23に一旦蓄積するようにして、前述したPOS
端末装置P1iにおけるエラー回復処理を受けた後、ス
トアコントローラ40にファイル伝送するようにしても
よい。
【0061】以上のように、売上データのテキスト送信
回数はPOS端末装置P1iのテキスト送信回数カウン
ト値CNにストアされ、さらに前記送信テキストのター
ミナルコントローラ20aにおける受信回数はデータ収
集カウント値ファイルF2の該当領域Eiにストアされ
る。したがって、一連の売上データ収集が正常に終了し
たとき、前記テキスト送信回数カウント値CNと該当領
域Eiにストアされるカウント値の両値とは等しい。こ
の前提の基に、POS端末装置P1iはテキスト送信終
了毎に独自にリードコマンドを発行して、前記両値の一
致の有無を検出すれば、POS端末装置P1iにおいて
データ収集処理の正常終了の有無を容易に確認できる。
仮に、前記両値が不一致となりデータ収集状態が異常で
ある場合は、POS端末装置P1iが再度、売上データ
の再送信を行なうようにしてエラー回復処理するので、
該POSシステムにおける売上に関するデータを、ター
ミナルコントローラ20a側で確実に収集できる。
【0062】
【発明の効果】この発明によるデータ収集システムによ
れば、各データ端末装置においては独自にデータ収集時
における伝送エラーチェックが行なわれるとともにター
ミナルコントローラ側における正常なデータ収集状態へ
の回復処理を図るようにしているので、データ収集処理
におけるターミナルコントローラ側の負荷集中を効果的
に抑制することができるとともに、伝送エラー検知を含
めたデータ収集時の回線使用効率が向上するという効果
がある。また、端末装置が主導となってデータの収集が
行なわれているから、ターミナルコントローラ側でター
ミナルコントローラに接続されている端末装置を意識し
なくてよい、つまり接続が解除されて削除された端末装
置または新規に接続された端末装置を意識しなくてよい
から、ターミナルコントローラ側の負荷をその分抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPOSシステムのデー
タ収集時のデータフローを示す概略図である。
【図2】(a)および(b)は、図1に示された各PO
S端末装置およびターミナルコントローラの機能構成を
示す概略図である。
【図3】本発明の一実施例によるデータ収集時のPOS
端末装置側の概略処理フロー図である。
【図4】本発明の一実施例によるデータ収集時のターミ
ナルコントローラ側の概略処理フロー図である。
【図5】従来および本発明の一実施例によるPOSシス
テムのシステム構成を示す概略図である。
【符号の説明】
P1i POS端末装置 20a ターミナルコントローラ P1 端末データ受信処理 P2 カウント処理 P3 データ収集処理 F1 データ収集ファイル F2 データ収集カウント値ファイル Ei カウント値記憶領域 CN テキスト送信回数カウント値 (i=1、2、3、…、200) なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ端末装置と、前記複数デー
    タ端末装置と通信接続され、前記各データ端末装置から
    送信される複数データを収集するターミナルコントロー
    ラとを備えたデータ収集システムであって、 前記ターミナルコントローラは、 前記送信データを受信し、応じて前記各データ端末装置
    ごとに受信した回数をカウントする受信回数カウント手
    段と、 前記受信回数カウント手段によってカウントされた受信
    回数を前記各データ端末装置ごとに記憶する記憶手段
    と、前記各データ端末装置から送信される読出要求の受信に
    応答して、前 記記憶手段に記憶される前記受信回数を読
    出し、該当する前記データ端末装置に送信する送信手段
    とを備え、 前記各データ端末装置は、 前記複数データを前記ターミナルコントローラに送信す
    るデータ送信手段と、 前記データ送信手段による送信回数をカウントする送信
    回数カウント手段と、前記読出要求を前記ターミナルコントローラに送信する
    要求送信手段と、 前記送信手段によって送信された前記受信回数を受信
    し、応じて前記受信回数と前記送信回数カウント手段よ
    りカウントされた前記送信回数との一致を判別する判別
    手段と、 前記判別手段の不一致の判別に応答して、前記データ送
    信手段を再能動化する能動化手段とを備えた、データ収
    集システム。
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