JP3105344B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3105344B2
JP3105344B2 JP04138095A JP13809592A JP3105344B2 JP 3105344 B2 JP3105344 B2 JP 3105344B2 JP 04138095 A JP04138095 A JP 04138095A JP 13809592 A JP13809592 A JP 13809592A JP 3105344 B2 JP3105344 B2 JP 3105344B2
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幹夫 三浦
正美 栗原
元一 安井
宏美 荻山
将 椎名
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複写機,プリンター,
ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し,より詳細に
は,省スペース化を図ったキャビネットタイプの画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及している複写機,プリン
ター等の画像形成装置は,給紙,作像,両面,排紙等の
各工程を形成するそれぞれのユニットを画像形成装置本
体の所定の位置に配置し,固定する構成である。また,
各ユニット間におけるレイアウト上の互換性がなく,従
って,各ユニットのレイアウト上の自由度も無いに等し
い。例えば,作像ユニットは画像形成装置本体に対して
固定して取り付けられており,これを他の位置に移動さ
せることはできない。
【0003】また,作像ユニットに用紙を給送する給紙
ユニットも同様に画像形成装置本体に対するレイアウト
や装着できる段数が予め設定されている。従って,必要
な給紙ユニット数が上記設定可能な給紙ユニット数より
すくない場合には,装着されない部分が空きスペースと
なって存在している。
【0004】また,従来の画像形成装置は,両面コピー
や,2色合成等のモードを使用する場合,画像形成装置
本体の所定位置に両面用反転トレイ或いは2色合成モー
ド用のサブ現像ユニット等を装着して使用する構成であ
る。このため,予め装置内部に装着用のスペースを設け
る必要がある。尚,予め装置内部に装着用のスペースを
確保していない場合には,上記モードを使用して画像形
成を行うことはできない。
【0005】また,ソーター等のオプションは,画像形
成装置本体内部にその取り付けスペースが確保されてお
らず,オプションを増設する場合,画像形成装置本体に
外付けする構成が一般的である。換言すれば,オプショ
ンを取り付ける場合には,そのためのスペースが新たに
必要となる。
【0006】また,画像形成装置の一つの形態として,
事務用デスクの引出部に複写機を内蔵したものが開発さ
れている。具体的には,例えば,特開昭60−4937
号公報に示されるように,事務用デスクの引出部に画像
形成装置の工程を内蔵し,上段に光学系ユニット,中段
に作像ユニット,下段に給紙ユニットを配置し,それぞ
れ前面に引き出し可能な構成とした複写装置や,実開昭
55−6986号公報に示されるように,事務用デスク
の引出部に複写機を内蔵し,作像部及び原稿露光部,或
いは,原稿露光部のみを前面に引き出し可能とし,用紙
補給や,手差しシートの挿入,排紙された用紙の取り出
し,ADFを使用したシート原稿の給紙等の動作を全て
装置本体前面より行うことが可能な複写機内蔵デスクが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
画像形成装置によれば,以下の(1)〜(5)の問題点
があった。
【0008】(1)各工程を形成するそれぞれのユニッ
トを画像形成装置本体の所定の位置に配置して固定する
構成であり,且つ,各ユニット間におけるレイアウト上
の互換性がないため,或るユニットを他の位置に移動さ
せて使用することができず,画像形成装置内部に空きス
ペースがある場合でも,これを有効に利用することがで
きないという問題点があった。例えば,多段数ある給紙
ユニットの内使用しない給紙ユニットがある場合でも,
そのスペースに他のユニットを取り付けて利用すること
ができないため,限られた画像形成装置内部のスペース
において無駄なスペースが発生する。
【0009】(2)両面コピー,2色合成等のモードに
対応できるようにするためには,予め画像形成装置内部
に,追加する装置のスペースを確保しておく必要がある
ため,これらのモードを使用しない場合には無駄なスペ
ースとなるという問題点や,装置の省スペース化の妨げ
になるという問題点があった。
【0010】(3)ソーター等のオプションは画像形成
装置本体に外付けする構成であるので予め装置内部にス
ペースを確保する必要がないものの,オプションの増設
によって,画像形成装置の占有面積が大きくなるため,
省スペース化の妨げになるという問題点があった。
【0011】(4)オプションの追加等によってユーザ
ーが所望とする機能を有した装置を提供することが可能
であるものの,上記(1)〜(3)の問題点によって,
画像形成装置全体として無駄なスペースが発生する恐れ
があり,必ずしも機能に対応した適切な大きさの装置,
或いは,適切なレイアウトの装置を提供することができ
ないという問題点があった。
【0012】(5)特開昭60−4937号公報,及
び,実開昭55−6986号公報の装置によれば,デス
クの引出部に複写機を内蔵することにより,デスクワー
ク中心の事務の能率向上を図ることができるものの,各
ユニットが本体に対して固定された位置に配置されてお
り,他の位置に移動して使用することができないため,
例えば,両面モード,2色合成モード等に対応する装置
を取り付けるためのスペースがなく,拡張性に欠けると
いう問題点があった。
【0013】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,無駄なスペースの発生をなくし,省スペース化を図
れることを第1の目的とする。
【0014】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,ユーザーの所望する機能に対応した適切な大
きさの装置,或いは,適切なレイアウトの装置を提供で
きることを第2の目的とする。
【0015】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,ユーザーの要求に応じて機能の拡張が容易に
行えることを第3の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,画像形成工程に関わる各手段を工程毎に
分割してユニット化した複数の工程別ユニットと,複数
の工程別ユニットを収納するユニット収納部を有した画
像形成装置本体と,工程別ユニットに内蔵され,個々の
工程別ユニットの制御を行うユニット制御手段と,画像
形成装置本体に内蔵され,ユニット制御手段を制御する
メイン制御手段と,メイン制御手段とユニット制御手段
とを接続する接続手段とを備え,メイン制御手段は工程
別ユニットを直接制御することなく,画像形成動作に関
する基本コマンドをユニット制御手段に与え,ユニット
制御手段が基本コマンドに基づいてそれぞれの工程別ユ
ニットの制御を行う画像形成装置を提供するものであ
る。
【0017】
【作用】本発明の画像形成装置は,画像形成工程に関わ
る各手段を工程毎に分割してユニット化した複数の工程
別ユニットの中から,所望の画像形成モードを実行する
のに必要な幾つかの工程別ユニットを選択し,画像形成
装置本体のユニット収納部に連結収納して画像形成装置
を構成する。
【0018】また,各工程別ユニットの制御は,それぞ
れに内蔵されたユニット制御手段が独自に制御し,メイ
ン制御手段は,装置全体の制御をとるための基本コマン
ドとして,ステータスや,タイミング等をユニット制御
手段に送信する。
【0019】
【実施例】以下,本発明の画像形成装置を複写機に適用
した場合を一例として,〔装置本体の概略構成〕,〔制
御系の構成〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
【0020】〔装置本体の概略構成〕図1は,本実施例
のキャビネット複写機10の概略構成を示す。本実施例
のキャビネット複写機10は,画像形成工程に関わる各
手段を工程毎に分割してユニット化した複数のユニット
を複写機本体のユニット収納部に収納する構成である。
ユニットとしては,図示の如く,原稿画像の読み取りを
行うスキャナーユニット101と,記録紙のソート及び
排紙を行うソーター・排紙ユニット102と,記録紙に
画像形成を行う作像ユニット103と,記録紙の反転を
行う反転ユニット104と,記録紙の給紙を行う給紙ユ
ニット105,106とを備えている。また,キャビネ
ット複写機10の本体奥側には,メイン制御ボックス1
07が配設されている。
【0021】各ユニットの高さは,反転ユニット104
が50mm,作像ユニット103及び給紙ユニット10
5,106が100mm,スキャナーユニット101及
びソーター・排紙ユニット102が150mmになるよ
うに構成されてる。また,これらのユニットを収納する
キャビネット複写機10の筐体は,装置上面から底板ま
での寸法を各ユニットの高さの公倍数である650mm
になるように構成されている。尚,図示を省略するが,
ソーター・排紙ユニット102に代えて排紙ユニットの
みを50mmの高さで構成することもできる。
【0022】また,キャビネット複写機10は,キャス
ターを取り付けた状態で全高が700mm前後と,一般
的なオフィス用デスクの高さと等しい高さに設定可能で
あり,デスクサイドへのレイアウトを可能な構成として
いる。
【0023】また,各ユニットの幅は一定寸法以下であ
り,キャビネット複写機10の前面から挿入してセット
する。スキャナーユニット101を除いた他のユニット
は,奥行きも一定寸法以下とし,キャビネット複写機1
0の後部にメイン制御ボックス107を収納するのに充
分な空間を確保してある。
【0024】図2は,キャビネット複写機10の本体構
造体20の構成を示す。本体構造体20は,左側板20
1,後側板202,右側板203,中側板204の4枚
の側板を有した箱型のフレーム構造から成り,左・右側
板201,203には,50mm間隔で12〜13のユ
ニットガイド201a,203aが設けられている。こ
こで,中側板204とユニットガイド201a,203
aによって形成される空間がユニット収納部となる。
【0025】また,中側板204には,メイン制御ボッ
クス107と各ユニットとの電気的な接続,及び,各ユ
ニットに電源を供給するための共通コネクターを設置す
るためのコネクター設置穴204aが所定位置に所定間
隔で複数設けられている。尚,中側板204の上部にあ
る切り欠き部は,ここに配設するスキャナーユニット1
01の奥行き寸法が他のユニットより大きいためであ
る。
【0026】次に,図2及び図3を参照して,各ユニッ
トの外枠であるユニット筐体30の構成と,ユニット筐
体30の本体構造体20への取り付け方法について説明
する。尚,ユニット筐体30は,前述したようにユニッ
トによってその高さが異なるがここでは共通化して説明
する。
【0027】図3に示すように,ユニット筐体30は,
ユニットの動作に必要な構成部品を内側に収納した矩形
のユニットトレイ302と,前述したユニットガイド2
01a,203aに固定して取り付けられ,且つ,ユニ
ットトレイ302を引き出し可能に保持する外側筐体3
01とから成る。
【0028】外側筐体301には,図2に示すように,
用紙の搬送路を確保するための搬送路穴301aが設け
られている。本体構造体20への取り付けは,所望の位
置のユニットガイド201a,203aに沿って挿入
し,ネジ穴301b,205にネジを貫通させて機械的
に固定する。また,ユニットトレイ302は外側筐体3
01のレール部材301cにレール嵌合部材302bを
嵌め込みことにより,引き出し可能に取り付けられる。
尚,302aは,ユニットトレイ302を引き出す際の
トレイ取手部を示す。また,ユニットトレイ302側に
も搬送路穴(図示せず)が設けられている。
【0029】前述したコネクター設置穴204aに対す
る共通コネクターの設置は,常時全てのコネクター設置
穴204aに設置しても良く,或いは,適宜必要なコネ
クター設置穴204aに設置しても良い。一方,この共
通コネクターと対峙するユニットトレイ302の後部に
は,ユニット側共通コネクターが配置されており,ユニ
ットトレイ302を本体構造体20へ収納するスライド
動作によって共通コネクターと接続される。
【0030】本実施例では,各ユニット毎にそれぞれ独
立した駆動源を内蔵している。また,駆動源の制御もそ
れぞれ各ユニット毎に制御している。従って,用紙の搬
送を安定されるために下流側のユニットの線速を若干速
くすることが望ましい。但し,給紙ユニット105,1
06については,複数の給紙ユニットから同時に給紙が
行われることがないので,1つの給紙ユニット105に
駆動源を内蔵し,他の給紙ユニット106には駆動源を
内蔵しない構成として,給紙ユニット105から給紙ユ
ニット106へ駆動を供給する。この場合給紙段の切り
換えは電磁クラッチによる駆動源のON・OFFで行っ
ても良く,或いは,用紙とピックアップコロの圧力を解
除することで行っても良い。 〔制御系の構成〕本実施例のキャビネット複写機10
は,メイン制御ボックス107内に配設されたメイン制
御部107a(マスターユニット)とスキャナーユニッ
ト101,スキャナーユニット101等の各ユニット
(以下,マスターユニットに対してスレーブユニットと
記載する)との組合せで,種々の機能(コピー,FA
X,プリンター,etc.)を実現することができる。
【0031】以下,キャビネット複写機10の制御系に
ついて, 全体制御系ブロック図 メイン制御部の構成及び制御動作 ID応答及び装着位置検出方法 の順に説明する。
【0032】全体制御系ブロック図 図4は,全体制御ブロック図を示す。前述したようにス
レーブユニットは,本体構造体20のユニット収納部の
どの段にも装着可能であるため,コネクターを介する信
号線は極力すくなくする方が好ましい。従って,本体側
のメイン制御ボックス107内にメイン制御部107a
を持ち,それぞれのスレーブユニットは個々のユニット
の制御を行うサブ制御部を持つことになる。
【0033】サブ制御部としては,図示の如く,ADF
制御部108a,スキャンー制御部108b,ソーター
制御部108c,反転ユニット制御部108d,作像制
御部108e,給紙制御部108fがある。
【0034】メイン制御ボックス107に実装されたコ
ネクター部とスレーブユニットに実装されたコネクター
部との嵌合により,メイン制御部107aと各サブ制御
部との通信を行うための通信用信号や,紙搬送同期信号
等に使用する共通信号バス109と,スレーブユニット
間でリアルタイムに動作するために必要なビデオ信号,
ビデオ同期信号に使用する専用信号バス110と,メイ
ン電源ユニット107cからスレーブユニットへ電源を
供給するための配線とが同時に行われる。尚,詳細な説
明は省略するが,メイン制御部107aと各サブ制御部
の制御信号は光ファイバーによるシリアル通信で行うこ
とで電気的な接続を容易する。
【0035】また,メイン制御ボックス107内には,
操作パネル制御部107bが配置されており,更に,プ
リンタコントローラ制御部107dや,FAXコントロ
ーラ制御部107e等のオプションコントローラを増設
することが可能である。
【0036】メイン制御部107aは,シーケンス制
御,通信制御,コピーモード時の各種モード制御,サー
ビスマンモード制御を実行する。
【0037】シーケンス制御は,各画像形成モードに応
じたシーケンスとなるように各サブ制御部にコマンドを
与える制御である。この時,コマンドを受け取ったサブ
制御部は,予め定められたタイミングで,ビデオ同期信
号,紙搬送同期信号に基づき動作する。通信制御は,サ
ブ制御部との間でコマンド及びステータスのやり取りを
行うための制御である。また,各動作モードにおいて,
各制御部間の調停を行う。コピーモード時の各種モード
制御は,各コピーモードに応じた動作となるように制御
を行うものである。この時,スレーブユニットに必要な
動作が実行されるように,各サブ制御部へ必要なコマン
ド送信を行う。サービスマンモード制御では,検査,修
理等に必要な動作となるように制御を行う。尚,図5,
図6,及び,図7にメイン制御部107aの機能一覧表
を示す。
【0038】メイン制御部の構成及び制御動作 図8は,メイン制御部107aのブロック図を示す。メ
イン制御部107aは,全体の制御を行うCPU,各種
プログラムが記憶されたROM,RAM(プログラムメ
モリ),モードの設定を記憶するNVRAM(メモリス
イッチ),画像情報を記憶するRAM(画像メモリ),
タイマー,割り込みコントローラ,通信コントローラ,
ビデオ信号コントローラ,紙搬送コントローラ等を備え
ている。
【0039】以上の構成において,図9のメイン制御概
略フローチャートを参照して,メイン制御部107aの
制御動作について説明する。キャビネット複写機10の
電源が投入されると,メイン制御部107a内に搭載さ
れたCPUは,CPU内部レジスタ及びIO制御レジス
タを初期化する(S101,S102)。
【0040】次に,メモリチェックとしてメモリのリー
ドライトテストを行う(S103)。この時,エラーが
あればS108へ進み,異常発生の制御として自己診断
エラー発生時制御ルーチンを実行する。
【0041】次に,IO(タイマー等)の動作テストを
行う(S104)。この時,エラーがあればS108へ
進む。
【0042】次に,スイッチ(メモリスイッチ,メカス
イッチ等)により設定されているモードをチェックし,
モードに対応するようにメモリ及びIOレジスタを設定
する(S105,S106)。
【0043】続いて,上記モードに必要なスレーブユニ
ットの装着状態をチェックするため,各サブ制御部に対
し,ID要求をおくり,サブ制御部からのID応答によ
り,必要なユニットの有無や,装着位置をチェックする
(S107)。この時,エラーがあればS108へ進
む。尚,ここで同様に上記モードに必要なコントローラ
の装着状態をチェックする。
【0044】ここまでの処理が正常に終了すると,メイ
ン制御部107aは設定されたモードに従って,コピー
モード制御ルーチン(S109),FAXモード制御ル
ーチン(S110),プリンターモード制御ルーチン
(S111),サービスマンモード制御ルーチン(S1
12)へ進み,モードに応じた動作を実行する。
【0045】次に,図10のコピーモード制御ルーチン
のフローチャートを参照して,具体的動作例を示す。こ
こでは,片面原稿を用紙の片面に対して1枚複写する場
合を例として説明する。必要なユニットは,スキャナー
ユニット101,ソーター・排紙ユニット102,作像
ユニット103,給紙ユニット105(1段)である。
【0046】メイン制御部107aは,コピーモードで
上記の複写モードが設定されている時(S201),各
サブ制御部に対し,ステータス要求コマンド(現在のス
レーブユニットの状態を受け取るための命令)を送信す
る(S202)。次に,サブ制御部からのステータスを
受信し(S203),モード比較を行って(S20
4),スレーブユニットの状態が上記動作モードと一致
しない場合には,変更可能なサブ制御部に対して,変更
要求を示すステータス要求コマンドを送信する(S20
5,S206)。
【0047】モード変更が不可能な場合には,操作パネ
ル制御部107bに対してエラー表示要求コマンドを送
信し,エラー解除を待つ(S205,S207,S20
8)。
【0048】上記のS202〜208の処理は,各サブ
制御部に対して実行される。以下,具体的に示す。先
ず,給紙制御部108fに対して,現在の紙サイズ,給
紙段数等の情報を要求する。但し,すでに給紙制御部1
08fから得ている情報で変更を必要としない場合は,
この限りでない。給紙制御部108fから得た情報が操
作パネル制御部107bから要求された紙サイズに合う
給紙トレイ(給紙ユニット)があれば,給紙トレイを選
択する。この時,要求された紙サイズがない(紙無しを
含む)場合は,操作パネル制御部107bに対してエラ
ー内容を含むエラー表示要求コマンドを送信し,エラー
解除を待つ。
【0049】次に,作像制御部108eに対しても,同
様に現在のトナー残量や,感光体等の状態を示す情報を
要求する。作像制御部108eから得た情報が要求され
た複写モード(片面原稿,片面複写)に対して問題がな
ければ,次のサブ制御部の処理へ進む。この時,問題が
あれば,操作パネル制御部107bに対してエラー内容
を含むエラー表示要求コマンドを送信し,エラー解除を
待つ。
【0050】同様にして,スキャナー制御部108b,
ソーター制御部108cとの通信を行い各サブ制御部を
所定の動作モードに設定する。
【0051】全てのサブ制御部に対してS202〜S2
08の処理が終了したら,処理を終了する(S20
9)。その後,メイン制御部107aは外部からの受信
データを割り込み待ちとして待機する。
【0052】メイン制御部107aは,待機状態におい
て,操作パネル制御部107bからモード変更データを
受信した場合には,再び各サブ制御部に対し,動作モー
ドコマンドを送信する。
【0053】一方,待機状態において,操作パネル制御
部107bからコピースターキー入力を受信したら,各
サブ制御部がレディ状態であることを確認した後,図1
1に示すスタートキー受信割り込みルーチンを実行し,
各サブ制御部へ動作開始コマンドを送信する(S30
1)。
【0054】一方,動作開始コマンドを受信した各サブ
制御部は,紙搬送同期信号に同期して紙搬送を行い,同
時にビデオ同期信号に同期して,画像の読み取り,書き
込みを行う。最初に,給紙制御部107fが給紙タイミ
ング同期して,給紙用のモードを駆動し,記録紙を作像
ユニット103のレジストローラまで搬送し,一旦停止
する。
【0055】スキャナー制御部108bは,ビデオ同期
信号に同期して,原稿の読み取りを開始する。スキャナ
ー制御部108bからの画像読み取りデータを受けた作
像制御部108eは,ビデオ同期信号に同期して感光体
への画像の書き込みを行う。給紙タイミング用同期信号
は,この書き込みに同期して紙搬送を再開する信号を給
紙制御部108fに与える。
【0056】作像制御部108eは,画像書き込みと並
行して,給紙制御部108fから受け取った記録紙をレ
ジストローラ及び転写ローラ用のモータの駆動により搬
送を引き継ぐ。
【0057】感光体に書き込まれた画像は,転写ローラ
部で記録紙に転写される。最後に,ソーター制御部10
8cが,紙搬送同期信号に同期して,搬送用のモータを
駆動し,ソーター内の所定のビンまで搬送する。
【0058】各サブ制御部は,予め定められた時間内に
紙搬送を終了すると,終了ステータスを,終了しない場
合にはエラーステータスをそれぞれ送信する。
【0059】メイン制御部107aは,S302〜S3
05において,各サブ制御部からのステータスを受信
し,正常終了か否か判定する。ここで,エラーステータ
スの場合には,操作パネル制御部107bに対してエラ
ー表示要求コマンドを送信する。この間のモード変更要
求等に関しては,メイン制御部107a内の処理のみ行
い,サブ制御部に対しての要求はバッファ内に保存して
おく。各サブ制御部からの動作終了ステータスを全て受
信したら,動作終了の表示を操作パネル制御部107b
に送信する。その後は,次の動作モードに応じた動作へ
と続く。
【0060】ID応答及び装着位置検出方法 次に,本実施例の制御の特徴であるID応答について詳
細に説明する。図12はIDNo.&ID情報一覧表を
示し,図13はメイン制御部〜給紙制御部間のコマンド
・ステータス一覧表を示す。本実施例では,必要なユニ
ットの有無や装着位置のチェック,及び,必要なオプシ
ョンコントローラの有無や自己診断結果のチェックを行
う手段の一つとして,ID応答を使用している。
【0061】ここで使用するIDは,スレーブユニット
のユニークなアドレスとそのユニットの装着位置等を情
報として扱うものである。1回に送受信可能なデータ幅
を8ビット(1word)として説明する。データは以
下のような構成をとる。
【0062】1.コマンド 1wordデータのみ:IDNo.(上位4ビット)+
コマンド(下位4ビット) 2.ステータス 1wordのみの時:IDNo.(上位4ビット)+ス
テータス(下位4ビット) 1word+ID情報が続く時: IDNo.(上位4ビット)+ステータス(下位4ビット:0000) ↓ 続きマーク(上位1ビット)+ID情報(下位7ビット) ↓ 続きマークが1の時は次のデータが続く 1word+その他の情報が続く時: IDNo.(上位4ビット)+ステータス(下位4ビット:1110) ↓ 続きマークが1の時は次のデータが続く また,メイン制御部107aがID要求を出すには次のデータを送信する。 IDNo.(上位4ビット:0000)+コマンド(下位4ビット:0000) これに対応するID応答として次のデータを受信した時, IDNo.(上位4ビット:1000)+ステータス(下位4ビット:0000) ↓ 続きマーク(上位1ビット:0)+ID情報(下位7ビット:0000001 ) これらのデータは次のような意味を持つ。IDNo.
(1000)から送信したのはソーター制御部であることが
わかる。ステータス(0000)からこの情報はID応答で
あり,次のデータにID情報が続く。この時,共通の通
信ラインを使用している他のサブ制御部は,例外処理を
除き次のデータ送信をしてはいけない。続きマーク
(0)の場合はソーター制御部からのデータはこの1w
ordで終了である。ID情報(0000001 )からソータ
ー・排紙ユニット102の装着位置は上から2段目であ
る。
【0063】尚,給紙制御部(ユニット1〜3)は,給
紙ユニットが3個まで装着可能な時,給紙制御部が1個
の場合でもメイン制御部107aが選択した給紙ユニッ
トからのステータスで判別できるように別のアドレスと
した。
【0064】次に,スレーブユニットの装着位置検出方
法について説明する。ここでは,スレーブユニット装着
用コネクターの個数を16個(CN1〜CN16),オ
プションコントローラ接続用拡張スロットの個数を8個
(CN21〜CN28)として説明する。
【0065】図14のスレーブユニット装着用コネクタ
ーアドレス一覧表に示すように,各コネクター(CN1
〜CN16)には,ユニークな4ビットのアドレスが信
号として供給され,各スロット(CN21〜CN28)
には,ユニークな3ビットのアドレスが信号として供給
される。各サブ制御部及びオプションコントローラ制御
部はこの信号を読み取り,自身の装着位置を検出する。
図15(a)にマスターユニット側コネクター回路図,
図15(b)にスレーブユニット及びオプションコント
ローラ側コネクター回路図を示す。
【0066】上記のような構成とすることにより,各ス
レーブユニットをキャビネット複写機10のどの位置に
設置してもメイン制御部107aとサブ制御部との制御
信号のやり取りによって整合性の取れた制御を容易に実
行することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置は,画像形成工程に関わる各手段を工程毎に分割して
ユニット化した複数の工程別ユニットと,複数の工程別
ユニットを収納するユニット収納部を有した画像形成装
置本体と,工程別ユニットに内蔵され,個々の工程別ユ
ニットの制御を行うユニット制御手段と,画像形成装置
本体に内蔵され,ユニット制御手段を制御するメイン制
御手段と,メイン制御手段とユニット制御手段とを接続
する接続手段とを備え,メイン制御手段は工程別ユニッ
トを直接制御することなく,画像形成動作に関する基本
コマンドをユニット制御手段に与え,ユニット制御手段
が基本コマンドに基づいてそれぞれの工程別ユニットの
制御を行うため,無駄なスペースの発生をなくし,省ス
ペース化を図ることができる。また,ユーザーの所望す
る機能に対応した適切な大きさの装置,或いは,適切な
レイアウトの装置を提供することができる。また,ユー
ザーの要求に応じて機能の拡張を容易に行うことができ
る。
【0068】更に,ユニット制御手段とメイン制御手段
との間の制御信号を簡素化できるため,種々にレイアウ
トに対応した整合性の取れた制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のキャビネット複写機の概略構成を示
す説明図である。
【図2】キャビネット複写機の本体構造体の構成を示す
説明図である。
【図3】各ユニットの外枠であるユニット筐体の構成,
及び,ユニット筐体の本体構造体への取り付け方法を示
す説明図である。
【図4】全体制御ブロック図を示す説明図である。
【図5】メイン制御部の機能一覧表である。
【図6】メイン制御部の機能一覧表である。
【図7】メイン制御部の機能一覧表である。
【図8】メイン制御部のブロック図である。
【図9】メイン制御概略フローチャートである。
【図10】コピーモード制御ルーチンのフローチャート
である。
【図11】スタートキー受信割り込みルーチンのフロー
チャートである。
【図12】IDNo.&ID情報一覧表である。
【図13】メイン制御部〜給紙制御部間のコマンド・ス
テータス一覧表である。
【図14】スレーブユニット装着用コネクターアドレス
一覧表である。
【図15】図15(a)はマスターユニット側コネクタ
ー回路図,図15(b)はスレーブユニット及びオプシ
ョンコントローラ側コネクター回路図である。
【符号の説明】
10 キャビネット複写機 20
本体構造体 101 スキャナーユニット 102 ソーター・排紙ユニット 103 作像ユニット 104 反転ユニット 105 106 給紙ユニット 107 メイン制御ボックス 107a メイン制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 502 G03G 21/00 502 (72)発明者 安井 元一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 荻山 宏美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 椎名 将 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平4−36764(JP,A) 特開 平4−55861(JP,A) 特開 平4−55862(JP,A) 特開 昭62−105159(JP,A) 実開 昭55−6986(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 G03G 15/00 550 G03G 21/00 370 - 540

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成工程に関わる各手段を工程毎に
    分割してユニット化した複数の工程別ユニットと,前記
    複数の工程別ユニットを収納するユニット収納部を有し
    た画像形成装置本体と,前記工程別ユニットに内蔵さ
    れ,個々の工程別ユニットの制御を行うユニット制御手
    段と,前記画像形成装置本体に内蔵され,前記ユニット
    制御手段を制御するメイン制御手段と,前記メイン制御
    手段と前記ユニット制御手段とを接続する接続手段とを
    備え,前記メイン制御手段は前記工程別ユニットを直接
    制御することなく,画像形成動作に関する基本コマンド
    を前記ユニット制御手段に与え,前記ユニット制御手段
    が基本コマンドに基づいてそれぞれの工程別ユニットの
    制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
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