JP3104643U - 布地及び織テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】後染めにより、杢調の布地を簡易迅速に低コストで製造可能にする。特に衣服の生地に合わせた杢調のテープ類に採用される杢調の織テープを迅速に製造可能にする。
【解決手段】後染め、すなわち製織ないし製編した後の常圧下での一回の染色により得られる杢調の布地及び杢調の細幅織物を提供する。編織糸として、66ナイロンの単糸1と6ナイロンの単糸2との撚り糸3を用いる。一般の用途では、66ナイロンの単糸と6ナイロンの単糸とは、フィラメント数及び太さの同じものを用いる。細い糸を用いれば模様は細かくなり、太い糸を用いれば模様は粗くなる。またこの考案の織テープは、上記編織糸を基本とし、伸縮性を付与するための伸縮糸として、スパンデックスの芯糸に6ナイロンの単糸と66ナイロンの単糸を揃えて巻付けたものを用いる。
【選択図】図1

Description

この考案は、ナイロンを用いた布地及びナイロンとスパンデックスを用いた織テープに関するもので、製編ないし製織後の染色により杢調の模様を表した編織物に関するものである。
杢とは、通常の板目・柾目とは異なる細かな点状の模様が材面に現れた木目のことで、うずら杢などとも言われ、珍重されている。一方、同じ太さの2本の異なった色の単糸を撚り合せた糸を杢糸と言っており、糸の表面に異なる色が交互に表れることから、これを用いた編織物の表面には細かな点状の模様が表れる。このような布地を杢調と称しており、婦人用下着を始めとする各種の衣服の生地として用いられている。杢調の布地の多くは、同色の濃淡の模様を表したものである。
杢調の布地は、杢糸を用いることによって得られるが、糸の製造に手間がかかり、特に小ロットの編織物ではコスト高になる。特に衣服の縁などに縫合されるテープ類は使用する布地の量が少なく、需要の多様化により多くの色数を必要とし、また流行による需要の変化も速いので、従来の製法では納期とコストに対応することができない。
そこでこの考案は、杢調の布地を簡易迅速に低コストで製造できるようにすることを課題としており、特に衣服の生地に合わせた杢調のテープ類に採用される杢調の織テープを迅速に製造可能にすることを課題としている。
この考案の布地及び織テープは、後染め、すなわち製織ないし製編した後の常圧下での一回の染色により得られる杢調の布地及び杢調の細幅織物である。
この考案の布地は、編織糸として、66ナイロンの単糸を芯糸としてこれに6ナイロン(ブライトナイロン)の単糸を巻付けるか、6ナイロンの単糸を芯糸としてこれに66ナイロンの単糸を巻付けるか、又は66ナイロンの単糸と6ナイロンの単糸を相互に巻付けた糸を用いる。この明細書では、これらの糸の総てを包含する用語として、撚り糸という語を用いている。一般の用途では、66ナイロンの単糸と6ナイロンの単糸とは、フィラメント数及び太さの同じものを用いる。細い糸を用いれば模様は細かくなり、太い糸を用いれば模様は粗くなる。またこの考案の織テープは、上記編織糸を基本とし、伸縮性を付与するための伸縮糸として、スパンデックスの芯糸に6ナイロンの単糸と66ナイロンの単糸を揃えて巻付けたものを用いる。
この考案の布地は、66ナイロンと6ナイロンとの撚り糸を用いた編織物を染色してなる杢調の布地を包含するが、好ましい布地は、66ナイロンの単糸と6ナイロンの単糸との撚り糸を用いた編織物を常圧下で染色してなる杢調の布地である。この考案の更に好ましい布地は、66ナイロンの単糸を芯糸としてこれに同じ太さの6ナイロンの単糸を巻付けてなる撚り糸を用いた編織物を常圧下で染色してなる杢調の布地である。酸性染料や分散染料を用いた常圧下の一回の染色で杢調の布地を得ることができる。
この考案の織テープは、66ナイロンと6ナイロンとの撚り糸を基本とし、更に経糸にスパンデックスを加えた細幅織物を染色してなる杢調の織テープを包含するが、好ましい織テープは、66ナイロンの単糸と6ナイロンの単糸との撚り糸及びスパンデックスを用いた細幅織物を常圧下で染色してなる杢調の織テープである。この考案の更に好ましい織テープは、66ナイロンの単糸を芯糸としてこれに同じ太さの6ナイロンの単糸を巻付けてなる撚り糸を基本とし、更に経糸にスパンデックスの芯糸に66ナイロンの単糸と6ナイロンの単糸とを並べて巻付けてなる伸縮糸を付加した細幅織物を常圧下で染色してなる杢調の織テープである。この考案の布地と同様に、酸性染料や分散染料を用いた常圧下の一回の染色で杢調の織テープを得ることができる。
この考案の杢調の布地及び織テープは、編成ないし織成後の常圧下における一回の染色で製造できる。得られる杢調は、同色の濃淡の細かな点状の模様である。これは、66ナイロンと6ナイロンとの常圧下における染色のし易さにより得られるもので、常圧下の染色では66ナイロンは6ナイロンの半分程度の濃度に染まり、これにより布地ないし織テープの表面に濃淡の杢調が表れる。
従ってこの考案の杢調の布地及び織テープは、白生地として製編ないし製織し、後染めで所望の色に染色するという方法で製造できるので、各種の色に対する先染めの杢糸を準備する必要がなく、短期間で所望の色の杢調の布地及び織テープを製造できる。特に織テープは、衣服などの生地の色が決った後に製織されることがほとんどであるので、短期間で製造することが要求されることから、この考案の杢調の織テープが特に有用である。
以下、図面を参照してこの考案の実施形態を説明する。
芯糸として24フィラメントをZ撚りしてなる78デシテックスの66ナイロン単糸1を用い、この芯糸に24フィラメントをS撚りしてなる78デシテックスの6ナイロン単糸2をS方向に450回/mで巻回して撚り糸3を製造し、これを経糸及び緯糸として生地4を製織した(図1)。この生地を常圧下で摂氏90度に加熱した分散染料溶液に浸積して染色することにより、使用した染料の色で濃淡の杢調が表現された織布が得られた。織布の表面を拡大鏡で観察すると、6ナイロンの巻糸は使用した染料の色に染色され、66ナイロンの芯糸は巻糸より薄い色に染色されており、これによって杢調が表現されていることが確認できた。
17フィラメントをS撚りしてなる56デシテックスの66ナイロン単糸5と、17フィラメントをZ撚りしてなる56デシテックスの6ナイロン単糸6とを、Z方向に475回/mで相互に巻回して撚り糸7を製造し、これを経糸及び緯糸として白生地8を製織した(図2)。この白生地を常圧下で摂氏90度に加熱した酸性染料溶液に浸積して染色することにより、使用した染料の色で濃淡の杢調が表現された織布が得られた。織布の表面を拡大鏡で観察すると、6ナイロンの巻糸は使用した染料の色に染色され、66ナイロンの芯糸は巻糸より薄い色に染色されており、実施例1より細かい杢調が表現された織布が得られた。
40デニールのスパンデックス9を芯糸としてこれに30デニールの66ナイロン単糸10と6ナイロン単糸11とを引き揃えて並べて巻回した伸縮糸12を経糸とし、実施例2で製造した66ナイロン単糸と6ナイロン単糸との撚り糸7を緯糸として、白地の細幅織物13を製織した(図3)。得られた細幅織物を常圧下で摂氏90度に加熱した酸性染料溶液に浸積して染色することにより、使用した染料の色で濃淡の杢調が表現された織テープが得られた。織テープの表面を拡大鏡で観察すると、緯糸の6ナイロンの巻糸は使用した染料の色に染色され、66ナイロンの芯糸は巻糸より薄い色に染色されており、経糸は巻回した6ナイロンが使用した染料の色に染色され、これと並べて巻回した66ナイロンは6ナイロンより薄い色に染色されており、これによって杢調が表現されていることが確認できた。
第1実施例の撚り糸(a)と生地(b)とを模式的に示した図 第2実施例の撚り糸(a)と生地(b)とを模式的に示した図 第3実施例の伸縮糸(a)と細幅織物(b)とを模式的に示した図
符号の説明
3,7 撚り糸
4,8 布地
12 伸縮糸
13 織テープ

Claims (3)

  1. 66ナイロンと6ナイロンとの撚り糸を用いた編織物を染色してなる杢調の布地。
  2. 66ナイロンの単糸と6ナイロンの単糸との撚り糸を用いた編織物を常圧下で染色してなる杢調の布地。
  3. 6ナイロンの単糸と66ナイロンの単糸との撚り糸及びスパンデックスに6ナイロンと66ナイロンとを巻回した伸縮糸を用いた細幅織物を常圧下で染色してなる杢調の織テープ。
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