JPS6342150Y2 - - Google Patents

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JPS6342150Y2
JPS6342150Y2 JP8317184U JP8317184U JPS6342150Y2 JP S6342150 Y2 JPS6342150 Y2 JP S6342150Y2 JP 8317184 U JP8317184 U JP 8317184U JP 8317184 U JP8317184 U JP 8317184U JP S6342150 Y2 JPS6342150 Y2 JP S6342150Y2
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JP
Japan
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twist
yarn
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twisted
yarns
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JP8317184U
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JPS60193990U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、同一素材、同一番手の糸のみを使用
した新規なシヤドウボーダー緯編地に関するもの
である。
〈従来技術とその問題点〉 従来のボーダー調を目的とする緯編地は、第3
図に示すごとく、番手の異なる糸1,2,6,
7,8と糸3,4,5とを使用するかあるいは素
材の異なる糸を先染して使用し、ボーダー調の効
果を出させるものであつた。このうち、前者の番
手の異なる糸を使用する場合、太い糸と細い糸に
それぞれ適した番手の針を用いて編成するには、
ボーダー巾の編成場所、針番手の変更、カムの調
整、さらにはループ長の調整作業等に多大の労力
を要し、特にボーダー巾変更の際には作業上多く
の手間を必要とする。このため、実際には太い糸
に合つた同一番手の針を使用し、カム調整やルー
プ長の差でボーダー編地を編成している。そし
て、この場合編成された編地は異なる番手の糸を
使用するため、どの方向からみても編地のボーダ
ー部がはつきりわかるのみならず、ボーダー部分
が厚い生地となつているため、着用時にはボーダ
ー部分のみが肌にあたり、着用感はプレーンの感
じのしないものであつた。
一方、後者の異なる素材を使用する場合は、異
なる素材を異なる色を先染して使用するものであ
るから、作業上煩雑であるのみならず、コストの
面からも経済的ではない。また、従来の同一素
材、同一番手の糸を使用した編地では、撚方向が
同じであるため、反射光が同一となる結果、ボー
ダー調とすることは不可能であつた。
〈考案の目的〉 本考案は、上述のごとき実状に対処してなされ
たものであり、その目的とするところは、同一素
材の同一番手の糸のみを使用して、S撚双糸とZ
撚双糸で光の反射量が異なることを利用し、異な
る撚方向においてはボーダー調を呈し、正面から
見れば反射光がほぼ同じになるため、普通の無地
調を呈する新しい感覚のシヤドウボーダー緯編地
を提供することにある。
〈考案の構成〉 すなわち、本考案は撚係数が3.0〜5.0の2本の
紡績糸を該紡績糸の撚方向とは反対方向に、撚係
数が5.0〜11.0にて合糸されているS撚双糸とZ
撚双糸を少なくとも1コース以上交互に配してな
り、かつ隣接するS撚双糸とZ撚双糸を1組とみ
た場合、少なくとも相隣れる1組以上とはS撚双
糸とZ撚双糸とのコース数の比率が異なつてお
り、1編成単位(1リピート)のS撚双糸とZ撚
双糸のコース数がほぼ等しいことを特徴とするシ
ヤドウボーダー緯編地である。
なお、本考案において撚係数Kは下記の式で表
されるものである。
K=T/√ ただし、Tは吋当りの撚数、Nは英式綿番手で
ある。
〈実施例の説明〉 以下、本考案緯編地の実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案の緯編地の一実施例を示す編成
組織図であり、編糸S1,S2,S3,S4,S5,S6はS
撚双糸、編糸Z1,Z2,Z3,Z4,Z5,Z6,はZ撚双
糸からなり、S撚双糸2コース、Z撚双糸5コー
ス、S撚双糸4コース、Z撚双糸1コースを順次
配して編成した天竺組織のシヤドウボーダー緯編
地の一部分であり、第2図は第1図の円で囲んだ
部分の拡大図である。
前記S撚双糸とZ撚双糸は、いずれも撚係数が
3.0〜5.0の2本の紡績糸を該紡績糸の撚方向、す
なわち不撚方向と反対方向に撚係数5.0〜11.0で
上撚したものである。この場合、双糸を構成する
紡績糸の撚係数が3.0未満であると強力が十分で
ないのみならず、紡績糸自体の伸縮性がなく、一
方5.0を超えると強力が低下し、かつスナールが
発生し易くなるので好ましくない。そして前記紡
績糸から構成される双糸は、その上撚の撚方向を
不撚の撚方向と反対方向とし、かつ上撚の撚係数
を5.0〜1.0好ましくは6.0〜9.0とするものである。
この場合、上撚の撚係数が5.0未満では反射光の
差が充分でなく、ボーダーの効果が薄れ一方撚係
数が11.0を超えるとシヤリ感を増すものの光沢が
少なくなり、ボーダーの反射光が弱くなる結果、
ボーダー効果が充分でなく、好ましくない。
なお、S撚双糸とZ撚双糸の撚係数は実質的に
同じであることが好ましい。
かくして、経方向の伸縮性が大きく、シヤリ感
を有し、光沢があり、ボーダー効果の充分な編地
とすることができる。
また、本考案においてはS撚双糸とZ撚双糸を
1コース以上交互に配し、かつ隣接するS撚双糸
とZ撚双糸を1組とみた場合、少なくとも相隣れ
る1組とはS撚双糸とZ撚双糸のコース数の比率
が異なるものである。すなわち、本考案緯編地
は、例えば前述したごとくS撚双糸2コース、Z
撚双糸5コース、S撚双糸4コース、Z撚双糸1
コースと、S撚双糸とZ撚双糸とを交互に配して
編成するものであるから、S撚部分とZ撚部分に
おいて光の反射光が異なり、外観上ボーダー調を
呈する。そして、隣接するS撚双糸とZ撚双糸を
1組とみた場合、最初の1組はS撚双糸2コー
ス、Z撚双糸5コースであり、次の1組はS撚双
糸4コース、Z撚双糸1コースと相隣れる組のS
撚双糸とZ撚双糸とのコース数の比率を異ならし
めるものであるから、シヤドウ部分の巾を事由に
変化させることができ、シヤドウボーダーの柄を
無数に変えることができる。
なお、図示例においては、S撚双糸2コース、
Z撚双糸5コース、S撚双糸4コース、Z撚双糸
1コースを順次配した場合を示しているが、所望
の柄に応じて適宜変更し得ることはいうまでもな
い。また、本考案緯編地は後染においてもボーダ
ー調の編地となるが、先染の糸を用いることによ
り、さらに表面変化のある編地とすることができ
る。
さらに、本考案においては1編成単位のS撚双
糸とZ撚双糸のコース数をほぼ等しくするもので
ある。ここに、コース数をほぼ等しくするとは、
ウエール方向の編目の列が斜向しないコース数を
いい、好ましくはS撚双糸とZ撚双糸のコース数
が等しいかあるいはコース数が異なつても5%以
内とすることが望ましい。
〈考案の効果〉 本考案緯編地は、上記のごとき構成よりなるも
のであるから、従来のボーダー調の緯編地のごと
く糸の素材や番手を変えることなく、同一素材、
同一番手を使用して異なる方向の熱部分において
シヤドウボーダー調の外観を呈する緯編地とする
ことができる。そして、同一素材、同一番手の糸
を使用するせのであるから、作業も煩雑でなく、
コスト的にも有利であるのみならず、着用時にプ
レーンな感じの着用感を有する。しかも、隣接す
るS撚双糸とZ撚双糸を1組とみて、相隣れる組
とはそのS撚双糸とZ撚双糸のコース数の比率を
異ならしめることにより、シヤドウ部分の巾を自
由に変化させることが可能で、シヤドウボーダー
の柄を無数に変えることができる。
また、1編成単位のS撚双糸とZ撚双糸のコー
ス数が実質的に等しいものであるから、ウエール
方向の編目の列の斜向を防止することができる。
さらに、本考案緯編地は上撚の撚方向を下撚の
撚方向と反対方向とするとともに、上撚の撚係数
を大きくして形成した強撚の双糸を用いるもので
経方向の伸縮性が大きく、シヤリ感を有し、かつ
光沢がある等の特長を有しており、本考案緯編地
は従来の緯編地では得られない新規なシヤドウボ
ーダー緯編地である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案緯編地の一実施例を示す編成組
織図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は従
来のボーダー緯編地の編成組織図である。 S1,S2,S3,S4,S5,S6……S撚双糸、Z1
Z2,Z3,Z4,Z5,Z6……Z撚双糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 撚係数が3.0〜5.0の2本の紡績糸を該紡績糸の
    撚方向とは反対方向に撚係数が5.0〜11.0にて合
    糸されているS撚双糸とZ撚双糸を少なくとも1
    コース以上交互に配してなり、かつ隣接するS撚
    双糸とZ撚双糸を1組とみた場合、少なくとも相
    隣れる1組とはS撚双糸とZ撚双糸とのコース数
    の比率が異なっており、1編成単位のS撚双糸と
    Z撚双糸のコース数がほぼ等しいことを特徴とす
    るシヤドウボーダー緯編地。
JP8317184U 1984-06-04 1984-06-04 シヤドウボ−ダ−緯編地 Granted JPS60193990U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8317184U JPS60193990U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 シヤドウボ−ダ−緯編地

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8317184U JPS60193990U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 シヤドウボ−ダ−緯編地

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60193990U JPS60193990U (ja) 1985-12-24
JPS6342150Y2 true JPS6342150Y2 (ja) 1988-11-04

Family

ID=30631554

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8317184U Granted JPS60193990U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 シヤドウボ−ダ−緯編地

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JP2011042922A (ja) * 2010-10-28 2011-03-03 Koujiya Boshoku Kk 織物

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JPS60193990U (ja) 1985-12-24

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