JP3104548B2 - 電磁機器 - Google Patents
電磁機器Info
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- JP3104548B2 JP3104548B2 JP06241623A JP24162394A JP3104548B2 JP 3104548 B2 JP3104548 B2 JP 3104548B2 JP 06241623 A JP06241623 A JP 06241623A JP 24162394 A JP24162394 A JP 24162394A JP 3104548 B2 JP3104548 B2 JP 3104548B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば漏洩変圧器等の
電磁機器に関する構造で、パスコアの取付けに関する。
電磁機器に関する構造で、パスコアの取付けに関する。
【0002】
【従来の技術】図5ないし図7にもとづいて、従来の技
術を説明する。
術を説明する。
【0003】漏洩変圧器等の電磁機器1は、中央脚鉄心
6、側脚鉄心7、パスコア8、一体形ボビン2等で構成
する。
6、側脚鉄心7、パスコア8、一体形ボビン2等で構成
する。
【0004】図5に示すように、中央脚鉄心6は、積層
された多数枚の略T字形状をした鉄心板から形成された
鉄心構体で、側脚鉄心7は、積層された多数枚の略L字
形状をした鉄心板から形成された鉄心構体である。同様
に、パスコア8は、積層された多数枚の略I字形状をし
た鉄心板から形成された鉄心構体である。
された多数枚の略T字形状をした鉄心板から形成された
鉄心構体で、側脚鉄心7は、積層された多数枚の略L字
形状をした鉄心板から形成された鉄心構体である。同様
に、パスコア8は、積層された多数枚の略I字形状をし
た鉄心板から形成された鉄心構体である。
【0005】図6に示すように、一体形ボビン2は、1
次コイル17を巻回する1次コイル巻回部3と2次コイ
ル18を巻回する2次コイル巻回部4および1次コイル
巻回部3と2次コイル巻回部4との中間に形成されたパ
スコア保持部5とからなる。この一体形ボビン2の中心
部には、中央脚鉄心6を挿入する筒状の形をした、挿入
孔部2aを形成し、1次コイル巻回部3の外側にフラン
ジ(A)10を、内側にフランジ(B)11を形成す
る。同様に、2次コイル巻回部4の外側に、フランジ
(A)10を、内側に、フランジ(B)11を形成す
る。
次コイル17を巻回する1次コイル巻回部3と2次コイ
ル18を巻回する2次コイル巻回部4および1次コイル
巻回部3と2次コイル巻回部4との中間に形成されたパ
スコア保持部5とからなる。この一体形ボビン2の中心
部には、中央脚鉄心6を挿入する筒状の形をした、挿入
孔部2aを形成し、1次コイル巻回部3の外側にフラン
ジ(A)10を、内側にフランジ(B)11を形成す
る。同様に、2次コイル巻回部4の外側に、フランジ
(A)10を、内側に、フランジ(B)11を形成す
る。
【0006】一体形ボビン2の両端に形成されたフラン
ジ(A)10には、複数の接続端子12aを有する端子
台12が対向して取付けられている。さらに、フランジ
(A)10およびフランジ(B)11には、コイルを通
す溝2bが設けられている。対向して設けられたフラン
ジ(B)11には、パスコア8が挿入できるように、パ
スコア保持部5を設け、このパスコア保持部5間にパス
コア保持壁5aを対向して形成するとともに、パスコア
8の挿入位置を決める位置決め部材(図示せず)を設け
る。
ジ(A)10には、複数の接続端子12aを有する端子
台12が対向して取付けられている。さらに、フランジ
(A)10およびフランジ(B)11には、コイルを通
す溝2bが設けられている。対向して設けられたフラン
ジ(B)11には、パスコア8が挿入できるように、パ
スコア保持部5を設け、このパスコア保持部5間にパス
コア保持壁5aを対向して形成するとともに、パスコア
8の挿入位置を決める位置決め部材(図示せず)を設け
る。
【0007】上記漏洩変圧器の組立方法は、図5に示す
ように、一体形ボビン2の1次コイル巻回部3に1次コ
イル17の素線を巻回する。同様に、2次コイル巻回部
4に2次コイル18の素線を巻回し、このコイルの端末
部を端子台12に設けた接続端子12aに接続する(以
下この状態を「ボビン組立13」という)。このボビン
組立13の挿入孔部2aを、矢印B方向に、中央脚鉄心
6に挿入する。さらに、一対のパスコア保持部5の両側
面から、磁束を漏洩させるパスコア8とスペーサ9を挿
入する。つぎに、一対の側脚鉄心7を、図5に示す矢印
A方向から組立て、中央脚鉄心6と側脚鉄心7との接合
部を溶接(図示せず)または締め付けキャツプ(図示せ
ず)等で一体化する。
ように、一体形ボビン2の1次コイル巻回部3に1次コ
イル17の素線を巻回する。同様に、2次コイル巻回部
4に2次コイル18の素線を巻回し、このコイルの端末
部を端子台12に設けた接続端子12aに接続する(以
下この状態を「ボビン組立13」という)。このボビン
組立13の挿入孔部2aを、矢印B方向に、中央脚鉄心
6に挿入する。さらに、一対のパスコア保持部5の両側
面から、磁束を漏洩させるパスコア8とスペーサ9を挿
入する。つぎに、一対の側脚鉄心7を、図5に示す矢印
A方向から組立て、中央脚鉄心6と側脚鉄心7との接合
部を溶接(図示せず)または締め付けキャツプ(図示せ
ず)等で一体化する。
【0008】漏洩変圧器は、磁気を漏洩させるため、パ
スコア8と中央脚鉄心6およびパスコア8と側脚鉄心7
との間に空間距離いわゆるエアギャップを設ける。パス
コア保持部5の内壁に位置決め部材(図示せず)を設
け、パスコア8と中央脚鉄心6との間に空間距離を形成
する。さらに、パスコア8と側脚鉄心7との間に紙等の
スペーサ9を挟むことにより、空間距離を形成する。
スコア8と中央脚鉄心6およびパスコア8と側脚鉄心7
との間に空間距離いわゆるエアギャップを設ける。パス
コア保持部5の内壁に位置決め部材(図示せず)を設
け、パスコア8と中央脚鉄心6との間に空間距離を形成
する。さらに、パスコア8と側脚鉄心7との間に紙等の
スペーサ9を挟むことにより、空間距離を形成する。
【0009】図5に示すように、一対の側脚鉄心7をボ
ビン組立13に、矢印A方向から組立てる。したがっ
て、パスコア8とスペーサ9をパスコア保持部5の内壁
に設けた位置決め部材と側脚鉄心7とで挟んで組立てる
から、所定の空間距離を確保できる。
ビン組立13に、矢印A方向から組立てる。したがっ
て、パスコア8とスペーサ9をパスコア保持部5の内壁
に設けた位置決め部材と側脚鉄心7とで挟んで組立てる
から、所定の空間距離を確保できる。
【0010】しかし、EI形鉄心構体を使用する場合に
問題がある。
問題がある。
【0011】図7に示すように、E形鉄心15は、中央
部に中央脚鉄心15aを、両側に側脚鉄心15bを設け
た一体形のものからなる。
部に中央脚鉄心15aを、両側に側脚鉄心15bを設け
た一体形のものからなる。
【0012】このE形鉄心15をボビン組立13に組込
むには、E形鉄心15の中央脚鉄心15aに一体型ボビ
ン2の挿入孔部2aを挿入すると、一対の側脚鉄心15
bの内面がフランジ(A)10の外周縁10aおよびフ
ランジ(B)11の外周縁11aと当接しながら挿入し
ていく。しかし、パスコア保持部5には、パスコア8と
スペーサ9が挿入されている。このため、パスコア保持
部5からスペーサ9が外側に突出している場合には、ス
ペーサ9がE形鉄心の側脚鉄心15bの内面の角部15
cに当たり、一体型ボビン2はE形鉄心15に挿入でき
ない。
むには、E形鉄心15の中央脚鉄心15aに一体型ボビ
ン2の挿入孔部2aを挿入すると、一対の側脚鉄心15
bの内面がフランジ(A)10の外周縁10aおよびフ
ランジ(B)11の外周縁11aと当接しながら挿入し
ていく。しかし、パスコア保持部5には、パスコア8と
スペーサ9が挿入されている。このため、パスコア保持
部5からスペーサ9が外側に突出している場合には、ス
ペーサ9がE形鉄心の側脚鉄心15bの内面の角部15
cに当たり、一体型ボビン2はE形鉄心15に挿入でき
ない。
【0013】スペーサ9が、パスコア保持部5の内側に
入り込んでいる場合には、一体形ボビン2はE形鉄心1
5に挿入できるが、パスコア8と側脚鉄心15bの間
に、隙間ができる。
入り込んでいる場合には、一体形ボビン2はE形鉄心1
5に挿入できるが、パスコア8と側脚鉄心15bの間
に、隙間ができる。
【0014】このため、パスコア8の位置が決まらず、
E形鉄心の側脚鉄心15bとパスコア8およびE形鉄心
の中央脚鉄心15aとパスコア8の空間距離が変化し、
また、E形鉄心の側脚鉄心15bとパスコア8との間で
も、パスコア8が傾くことにより空間距離が変化するの
で、漏洩磁束が変化し、特性のバラッキが大きくなる。
E形鉄心の側脚鉄心15bとパスコア8およびE形鉄心
の中央脚鉄心15aとパスコア8の空間距離が変化し、
また、E形鉄心の側脚鉄心15bとパスコア8との間で
も、パスコア8が傾くことにより空間距離が変化するの
で、漏洩磁束が変化し、特性のバラッキが大きくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、一体形
ボビン2にパスコア8を取付ける漏洩変圧器において、
EI形鉄心構体を使用する場合、特に、空間距離が狭い
ものは、パスコア8とE形鉄心の側脚鉄心15bの間に
絶縁物等のスペーサ9を入れることができず、隙間が生
じてしまう。
ボビン2にパスコア8を取付ける漏洩変圧器において、
EI形鉄心構体を使用する場合、特に、空間距離が狭い
ものは、パスコア8とE形鉄心の側脚鉄心15bの間に
絶縁物等のスペーサ9を入れることができず、隙間が生
じてしまう。
【0016】このために、空間距離が変化することか
ら、漏洩磁束が変化し、特性のバラッキが大きくなると
いう問題点があった。さらに、パスコア8と側脚鉄心1
5bの間に絶縁物等のスペーサ9が入る場合でも、スペ
ーサ9を挿入する作業に手間がかかり、作業能率が悪い
という問題点があった。
ら、漏洩磁束が変化し、特性のバラッキが大きくなると
いう問題点があった。さらに、パスコア8と側脚鉄心1
5bの間に絶縁物等のスペーサ9が入る場合でも、スペ
ーサ9を挿入する作業に手間がかかり、作業能率が悪い
という問題点があった。
【0017】本発明は、空間距離が変化することがない
漏洩変圧器を得ること、および、漏洩変圧器の組立て作
業能率の向上を図ることを目的とする。
漏洩変圧器を得ること、および、漏洩変圧器の組立て作
業能率の向上を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の電磁機器は、積層された多数枚の鉄心板か
ら形成される鉄心構体と、前記鉄心構体の中央脚鉄心に
嵌合して取り付けられ、コイル巻回部とこのコイル巻回
部の両側に端部フランジおよび中央フランジを夫々有す
る合成樹脂製の第1のコイルボビンおよび第2のコイル
ボビンと、前記第1のコイルボビンおよび第2のコイル
ボビンの中央フランジの間に対向して配置され磁気を漏
洩させるパスコアと、前記第1のコイルボビンおよび第
2のコイルボビンの前記中央脚鉄心に沿った両側に設け
られ、前記中央脚鉄心と磁気回路を構成する側脚鉄心と
を具備した電磁機器において、前記第1のコイルボビン
および第2のコイルボビンのうち、一方のコイルボビン
の中央フランジに、前記中央脚鉄心に沿って対向するパ
スコア保持片部を夫々設け、前記パスコア保持片部の内
面の両端位置に対向して、前記パスコアの両端に夫々設
けた係合部が係止される係止部をそれぞれ形成し、前記
一方のコイルボビンに設けたパスコア保持片部の外面に
嵌合する連結片部を他方のコイルボビンの中央フランジ
に対向して夫々設け、前記パスコア保持片部に嵌合凸部
または嵌合孔部および位置決め凸部または位置決め凹部
を形成するとともに、前記連結片部には前記パスコア保
持片部に形成した嵌合凸部または嵌合孔部および位置決
め凸部または位置決め凹部に対向して嵌合孔部または嵌
合凸部を設け、前記一方のコイルボビンのパスコア保持
片部の係止部に前記パスコアの係合部を係止させてパス
コアをこの一方のコイルボビンに位置決め保持するとと
もに、前記パスコア保持片部に前記他方のコイルボビン
の連結片部を嵌合して連結し、第1のコイルボビン、第
2のコイルボビンおよびパスコアを一体に形成すること
を特徴とする。
に、本発明の電磁機器は、積層された多数枚の鉄心板か
ら形成される鉄心構体と、前記鉄心構体の中央脚鉄心に
嵌合して取り付けられ、コイル巻回部とこのコイル巻回
部の両側に端部フランジおよび中央フランジを夫々有す
る合成樹脂製の第1のコイルボビンおよび第2のコイル
ボビンと、前記第1のコイルボビンおよび第2のコイル
ボビンの中央フランジの間に対向して配置され磁気を漏
洩させるパスコアと、前記第1のコイルボビンおよび第
2のコイルボビンの前記中央脚鉄心に沿った両側に設け
られ、前記中央脚鉄心と磁気回路を構成する側脚鉄心と
を具備した電磁機器において、前記第1のコイルボビン
および第2のコイルボビンのうち、一方のコイルボビン
の中央フランジに、前記中央脚鉄心に沿って対向するパ
スコア保持片部を夫々設け、前記パスコア保持片部の内
面の両端位置に対向して、前記パスコアの両端に夫々設
けた係合部が係止される係止部をそれぞれ形成し、前記
一方のコイルボビンに設けたパスコア保持片部の外面に
嵌合する連結片部を他方のコイルボビンの中央フランジ
に対向して夫々設け、前記パスコア保持片部に嵌合凸部
または嵌合孔部および位置決め凸部または位置決め凹部
を形成するとともに、前記連結片部には前記パスコア保
持片部に形成した嵌合凸部または嵌合孔部および位置決
め凸部または位置決め凹部に対向して嵌合孔部または嵌
合凸部を設け、前記一方のコイルボビンのパスコア保持
片部の係止部に前記パスコアの係合部を係止させてパス
コアをこの一方のコイルボビンに位置決め保持するとと
もに、前記パスコア保持片部に前記他方のコイルボビン
の連結片部を嵌合して連結し、第1のコイルボビン、第
2のコイルボビンおよびパスコアを一体に形成すること
を特徴とする。
【0019】
【作用】上記の構成において、コイルボビン(A)35
のパスコア保持片部41にパスコア43を取り付けたの
ち、コイルボビン(B)36をコイルボビン(A)35
に嵌合固定する。この状態で、コイルボビン(A)35
の1次コイル巻回部52に1次コイル51の素線を巻回
し、さらに、コイルボビン(B)36の2次コイル巻回
部54に2次コイル53の素線を巻回する。
のパスコア保持片部41にパスコア43を取り付けたの
ち、コイルボビン(B)36をコイルボビン(A)35
に嵌合固定する。この状態で、コイルボビン(A)35
の1次コイル巻回部52に1次コイル51の素線を巻回
し、さらに、コイルボビン(B)36の2次コイル巻回
部54に2次コイル53の素線を巻回する。
【0020】つぎに、E形鉄心32の中央脚鉄心34を
コイルボビン(A)35およびコイルボビン(B)36
に形成した角筒部38に嵌合挿入し、I形鉄心37をE
形鉄心32の先端面に溶接等で固定する。
コイルボビン(A)35およびコイルボビン(B)36
に形成した角筒部38に嵌合挿入し、I形鉄心37をE
形鉄心32の先端面に溶接等で固定する。
【0021】上記のように、パスコア43の位置は、コ
イルホビン(A)35に形成した係止凸部42とパスコ
ア43に形成した係合凹部43aとの係合により決まる
ので、空間距離が機械的に確保され、漏洩磁束の変化に
よる特性のバラツキがなくなる。
イルホビン(A)35に形成した係止凸部42とパスコ
ア43に形成した係合凹部43aとの係合により決まる
ので、空間距離が機械的に確保され、漏洩磁束の変化に
よる特性のバラツキがなくなる。
【0022】
【実施例】以下、図1ないし図4を参照して、本発明の
一実施例を説明する。
一実施例を説明する。
【0023】この実施例の電磁機器31は、E形鉄心3
2、コイルボビン(A)35、コイルボビン(B)3
6、パスコア43および、I形鉄心37等からなる。
2、コイルボビン(A)35、コイルボビン(B)3
6、パスコア43および、I形鉄心37等からなる。
【0024】E形鉄心32は、図1に示すように、ボビ
ン嵌入部34aとしての中央脚鉄心34と、一対の側脚
鉄心33とからなり、多数枚の鉄心板を積層した鉄心構
体とで形成されている。
ン嵌入部34aとしての中央脚鉄心34と、一対の側脚
鉄心33とからなり、多数枚の鉄心板を積層した鉄心構
体とで形成されている。
【0025】コイルボビン(A)35は、弾性変形可能
な合成樹脂製の成型品であり、図2に示すように、断面
略長方形をした1次コイル51の素線を巻回する1次コ
イル巻回部52と、E形鉄心32の中央脚鉄心34の外
側と嵌合する角筒部38と、この角筒部38の長手方向
両端に外側に夫々張り出して設けた端部フランジ39お
よび中央フランジ40と、中央フランジ40の外側面か
ら突出して、かつ、E形鉄心32の積層方向の角筒部3
8の対向面と同一面に沿って設けられた一対のパスコア
保持片部41とからなる。
な合成樹脂製の成型品であり、図2に示すように、断面
略長方形をした1次コイル51の素線を巻回する1次コ
イル巻回部52と、E形鉄心32の中央脚鉄心34の外
側と嵌合する角筒部38と、この角筒部38の長手方向
両端に外側に夫々張り出して設けた端部フランジ39お
よび中央フランジ40と、中央フランジ40の外側面か
ら突出して、かつ、E形鉄心32の積層方向の角筒部3
8の対向面と同一面に沿って設けられた一対のパスコア
保持片部41とからなる。
【0026】上記角筒部38の内面寸法AおよびBは、
E形鉄心32の積層方向寸法aおよび中央脚鉄心34の
幅bより少し大きく形成されている。さらに、端部フラ
ンジ39および中央フランジ40の幅Cは、E形鉄心3
2の対向する側脚鉄心33の内面寸法cより、少し小さ
く形成されている。また、上記パスコア保持片部41の
高さDは、パスコア43の積層方向寸法dより少し高く
なっている。
E形鉄心32の積層方向寸法aおよび中央脚鉄心34の
幅bより少し大きく形成されている。さらに、端部フラ
ンジ39および中央フランジ40の幅Cは、E形鉄心3
2の対向する側脚鉄心33の内面寸法cより、少し小さ
く形成されている。また、上記パスコア保持片部41の
高さDは、パスコア43の積層方向寸法dより少し高く
なっている。
【0027】パスコア保持片部41の内面部41aの両
端には、対向してパスコア43の係合凹部43aと係合
する係止凸部42を設ける。さらに、一対のパスコア保
持片部41の外面部41bの両端には、嵌合凸部44を
設け、中央部には、先端が先細になる形状、例えば、三
角形状の位置決め凸部45を形成する。前記端部フラン
ジ39および中央フランジ40には、コイルを通す切欠
部46を夫々設けられている。
端には、対向してパスコア43の係合凹部43aと係合
する係止凸部42を設ける。さらに、一対のパスコア保
持片部41の外面部41bの両端には、嵌合凸部44を
設け、中央部には、先端が先細になる形状、例えば、三
角形状の位置決め凸部45を形成する。前記端部フラン
ジ39および中央フランジ40には、コイルを通す切欠
部46を夫々設けられている。
【0028】パスコア43は、図1に示すように、略長
方形をなし、長手方向の両端には、前記パスコア保持片
部41に対向して設けた係止凸部42に係合するよう
に、係合凹部43aが設けられている。このパスコア4
3は、多数枚の鉄心板を積層した鉄心構体で形成されて
いる。
方形をなし、長手方向の両端には、前記パスコア保持片
部41に対向して設けた係止凸部42に係合するよう
に、係合凹部43aが設けられている。このパスコア4
3は、多数枚の鉄心板を積層した鉄心構体で形成されて
いる。
【0029】コイルボビン(B)36は、弾性変形可能
な合成樹脂製の成型品であり、図3に示すように、断面
略長方形をした2次コイル53の素線を巻回する巻回部
54と、E形鉄心32の中央脚鉄心34の外側に嵌合す
る角筒部38と、この角筒部38の長手方向両端に外側
に夫々張り出して設けた端部フランジ39および中央フ
ランジ40と、この中央フランジ40の外側面から、前
記コイルボビン(A)35に設けたパスコア保持片部4
1の外面部41bと当接するように、突出して設けた一
対の連結片部47とからなる。上記角筒部38の内面寸
法は、コイルボビン(A)35の角筒部38の内面寸法
と同一である。
な合成樹脂製の成型品であり、図3に示すように、断面
略長方形をした2次コイル53の素線を巻回する巻回部
54と、E形鉄心32の中央脚鉄心34の外側に嵌合す
る角筒部38と、この角筒部38の長手方向両端に外側
に夫々張り出して設けた端部フランジ39および中央フ
ランジ40と、この中央フランジ40の外側面から、前
記コイルボビン(A)35に設けたパスコア保持片部4
1の外面部41bと当接するように、突出して設けた一
対の連結片部47とからなる。上記角筒部38の内面寸
法は、コイルボビン(A)35の角筒部38の内面寸法
と同一である。
【0030】一対の連結片部47の両端には、前記コイ
ルボビン(A)35に設けた嵌合凸部44と嵌合する嵌
合孔部48を設けるとともに、連結片部47の中央部に
は、前記コイルボビン(A)35に設けた位置決め凸部
45に係合するV字形の切込状の位置決め凹部49を対
向して設ける。前記端部フランジ39および中央フラン
ジ40には、コイルを通す切欠部46を夫々設ける。
ルボビン(A)35に設けた嵌合凸部44と嵌合する嵌
合孔部48を設けるとともに、連結片部47の中央部に
は、前記コイルボビン(A)35に設けた位置決め凸部
45に係合するV字形の切込状の位置決め凹部49を対
向して設ける。前記端部フランジ39および中央フラン
ジ40には、コイルを通す切欠部46を夫々設ける。
【0031】I形鉄心37は、E形鉄心32の中央脚鉄
心34および側脚鉄心33の先端部と当接して取り付け
られ、略長方形をし、多数枚の鉄心板を積層した鉄心構
体で形成されている。
心34および側脚鉄心33の先端部と当接して取り付け
られ、略長方形をし、多数枚の鉄心板を積層した鉄心構
体で形成されている。
【0032】電磁機器31の組立て手順を説明する。
【0033】コイルボビン(A)35のパスコア保持片
部41に設けた一対の係止凸部42にパスコア43の係
合凹部43aを挿入する。他方のパスコア43も、同様
にして、コイルボビン(A)35に取り付けたのち、コ
イルボビン(B)36をコイルボビン(A)35に嵌合
固定する。具体的には、コイルボビン(B)36の連結
片部47の内面をコイルボビン(A)35のパスコア保
持片部41の外面に当接させつつ、押し込んでいくと、
コイルボビン(A)35のの嵌合凸部44とコイルボビ
ン(B)36の嵌合孔部48とが係合する。同時に、コ
イルボビン(A)35の位置決め凸部45とコイルボビ
ン(B)36の位置決め凹部45とが係合して、コイル
ボビン(B)36とコイルボビン(A)35とが所定の
位置に位置決め・固定される。すなわち、コイルボビン
(B)36とコイルボビン(A)35とパスコア43と
が一体的に組立てられる(以下、この状態を「コイルボ
ビンユニット55」という)。このコイルボビンユニッ
ト55の状態で、コイルボビン(A)35の1次コイル
巻回部52に1次コイル51の素線を巻回し、さらに、
コイルボビン(B)36の2次コイル巻回部54に2次
コイル53の素線を巻回する。
部41に設けた一対の係止凸部42にパスコア43の係
合凹部43aを挿入する。他方のパスコア43も、同様
にして、コイルボビン(A)35に取り付けたのち、コ
イルボビン(B)36をコイルボビン(A)35に嵌合
固定する。具体的には、コイルボビン(B)36の連結
片部47の内面をコイルボビン(A)35のパスコア保
持片部41の外面に当接させつつ、押し込んでいくと、
コイルボビン(A)35のの嵌合凸部44とコイルボビ
ン(B)36の嵌合孔部48とが係合する。同時に、コ
イルボビン(A)35の位置決め凸部45とコイルボビ
ン(B)36の位置決め凹部45とが係合して、コイル
ボビン(B)36とコイルボビン(A)35とが所定の
位置に位置決め・固定される。すなわち、コイルボビン
(B)36とコイルボビン(A)35とパスコア43と
が一体的に組立てられる(以下、この状態を「コイルボ
ビンユニット55」という)。このコイルボビンユニッ
ト55の状態で、コイルボビン(A)35の1次コイル
巻回部52に1次コイル51の素線を巻回し、さらに、
コイルボビン(B)36の2次コイル巻回部54に2次
コイル53の素線を巻回する。
【0034】つぎに、E形鉄心32の中央脚鉄心34を
コイルボビン(A)35およびコイルボビン(B)36
に形成した角筒部38に嵌合挿入し、I形鉄心37をE
形鉄心32の先端面に溶接等で固定する。
コイルボビン(A)35およびコイルボビン(B)36
に形成した角筒部38に嵌合挿入し、I形鉄心37をE
形鉄心32の先端面に溶接等で固定する。
【0035】図4は、E形鉄心32の側脚鉄心33間の
内面とパスコア43の外面との空間距離およびE形鉄心
32の中央脚鉄心34の外面とパスコア43の内面との
空間距離を示す。
内面とパスコア43の外面との空間距離およびE形鉄心
32の中央脚鉄心34の外面とパスコア43の内面との
空間距離を示す。
【0036】E形鉄心32の側脚鉄心33間の内面寸法
cとパスコア43間の外面寸法Eとの空間距離T1=
(c−E/2)、E形鉄心32の中央脚鉄心34の外面
寸法bとパスコア43間の内面寸法Fとの空間距離T2
=(F−b/2)となる。
cとパスコア43間の外面寸法Eとの空間距離T1=
(c−E/2)、E形鉄心32の中央脚鉄心34の外面
寸法bとパスコア43間の内面寸法Fとの空間距離T2
=(F−b/2)となる。
【0037】上記のように、パスコア43の位置は、コ
イルホビン(A)35に形成した係止凸部42とパスコ
ア43に形成した係合凹部43aとの係合により決まる
ので、E形鉄心32の中央脚鉄心34とパスコア43の
空間距離およびE形鉄心32の側脚鉄心33とパスコア
43の空間距離が機械的に確保される。
イルホビン(A)35に形成した係止凸部42とパスコ
ア43に形成した係合凹部43aとの係合により決まる
ので、E形鉄心32の中央脚鉄心34とパスコア43の
空間距離およびE形鉄心32の側脚鉄心33とパスコア
43の空間距離が機械的に確保される。
【0038】したがって、パスコア43とE形鉄心32
の側脚鉄心33および中央脚鉄心34との空間距離が変
化することによる漏洩磁束の変化による特性のバラツキ
がなくなる。
の側脚鉄心33および中央脚鉄心34との空間距離が変
化することによる漏洩磁束の変化による特性のバラツキ
がなくなる。
【0039】さらに、従来技術のようなスペーサ9をパ
スコア43と側脚鉄心33と間に挿入しなくとも、パス
コア43と側脚鉄心33とが触れないので、部分的な磁
束密度の飽和による特性の悪化がなくなる。
スコア43と側脚鉄心33と間に挿入しなくとも、パス
コア43と側脚鉄心33とが触れないので、部分的な磁
束密度の飽和による特性の悪化がなくなる。
【0040】さらに、一対のパスコア43を、コイルボ
ビン(A)35とコイルボビン(B)36との間に、簡
単に組付けて一体化できる。このように、コイルボビン
にパスコアが組み込まれているので、一体化したコイル
ボビンにE形鉄心32を挿入する作業を容易に行うこと
ができる。
ビン(A)35とコイルボビン(B)36との間に、簡
単に組付けて一体化できる。このように、コイルボビン
にパスコアが組み込まれているので、一体化したコイル
ボビンにE形鉄心32を挿入する作業を容易に行うこと
ができる。
【0041】なお、EI形鉄心を使用した場合を説明し
たが、従来技術のT字形鉄心と一対のL字形鉄心を使用
した場合も、EI形鉄心を使用した場合と同一効果を奏
する。
たが、従来技術のT字形鉄心と一対のL字形鉄心を使用
した場合も、EI形鉄心を使用した場合と同一効果を奏
する。
【0042】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、パ
スコアの係合部を一方コイルボビンのパスコア保持片部
の係止部に係合させる構造としたので、パスコアの固定
(位置決め)が凹凸係合により、機械的に決まるので、
磁束密度の変化による特性の悪化がなくなる。
スコアの係合部を一方コイルボビンのパスコア保持片部
の係止部に係合させる構造としたので、パスコアの固定
(位置決め)が凹凸係合により、機械的に決まるので、
磁束密度の変化による特性の悪化がなくなる。
【0043】さらに、パスコアの係合部を一方のコイル
ボビンのパスコア保持片部の係止部に係合させるととも
に、パスコア保持片部に形成した嵌合凸部または嵌合孔
部と連結片部に形成した嵌合孔部または嵌合凸部とを嵌
合させ、一方のコイルボビンと他方のコイルボビンを連
結させた構造としたので、一対のコイルボビン間にパス
コアを一体化して簡単に組付けできるので、鉄心の組立
て作業が容易にできる。
ボビンのパスコア保持片部の係止部に係合させるととも
に、パスコア保持片部に形成した嵌合凸部または嵌合孔
部と連結片部に形成した嵌合孔部または嵌合凸部とを嵌
合させ、一方のコイルボビンと他方のコイルボビンを連
結させた構造としたので、一対のコイルボビン間にパス
コアを一体化して簡単に組付けできるので、鉄心の組立
て作業が容易にできる。
【図1】本発明の一実施例に係る電磁機器を示す分解斜
視図。
視図。
【図2】同実施例におけるコイルボビン(A)を示す斜
視図。
視図。
【図3】同実施例におけるコイルボビン(B)を示す斜
視図。
視図。
【図4】同実施例におけるコイルボビン(A)にE形鉄
心およびパスコアを挿入した状態を示す上面図。
心およびパスコアを挿入した状態を示す上面図。
【図5】従来技術の電磁機器を示す分解斜視図(TL形
鉄心)。
鉄心)。
【図6】従来技術の一体形ボビンを示す斜視図。
【図7】従来技術の電磁機器を示す分解斜視図(EI形
鉄心)。
鉄心)。
33…側脚鉄心, 35…第1のコイルボビン, 36…第2のコイルボビン, 39…端部フランジ, 40…中央フランジ, 41…パスコア保持片部, 42…係止部, 43…パスコア, 43a…係合部, 44…嵌合凸部, 45…位置決め凸部, 47…連結片部, 48…嵌合孔部, 49…位置決め凹部, 52、54…コイル巻回部。
Claims (1)
- 【請求項1】積層された多数枚の鉄心板から形成される
鉄心構体と、 前記鉄心構体の中央脚鉄心に嵌合して取り付けられ、コ
イル巻回部とこのコイル巻回部の両側に端部フランジお
よび中央フランジを夫々有する合成樹脂製の第1のコイ
ルボビンおよび第2のコイルボビンと、 前記第1のコイルボビンおよび第2のコイルボビンの中
央フランジの間に対向して配置され磁気を漏洩させるパ
スコアと、 前記第1のコイルボビンおよび第2のコイルボビンの前
記中央脚鉄心に沿った両側に設けられ、前記中央脚鉄心
と磁気回路を構成する側脚鉄心とを具備した電磁機器に
おいて、 前記第1のコイルボビンおよび第2のコイルボビンのう
ち、一方のコイルボビンの中央フランジに、前記中央脚
鉄心に沿って対向するパスコア保持片部を夫々設け、 前記パスコア保持片部の内面の両端位置に対向して、前
記パスコアの両端に夫々設けた係合部が係止される係止
部をそれぞれ形成し、 前記一方のコイルボビンに設けたパスコア保持片部の外
面に嵌合する連結片部を他方のコイルボビンの中央フラ
ンジに対向して夫々設け、 前記パスコア保持片部に嵌合凸部または嵌合孔部および
位置決め凸部または位置決め凹部を形成するとともに、
前記連結片部には前記パスコア保持片部に形成した嵌合
凸部または嵌合孔部および位置決め凸部または位置決め
凹部に対向して嵌合孔部または嵌合凸部を設け、 前記一方のコイルボビンのパスコア保持片部の係止部に
前記パスコアの係合部を係止させてパスコアをこの一方
のコイルボビンに位置決め保持するとともに、前記パス
コア保持片部に前記他方のコイルボビンの連結片部を嵌
合して連結し、第1のコイルボビン、第2のコイルボビ
ンおよびパスコアを一体に形成することを特徴とする電
磁機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06241623A JP3104548B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 電磁機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06241623A JP3104548B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 電磁機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08107030A JPH08107030A (ja) | 1996-04-23 |
JP3104548B2 true JP3104548B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=17077082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06241623A Expired - Fee Related JP3104548B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 電磁機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104548B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI505302B (zh) * | 2014-07-30 | 2015-10-21 | Delta Electronics Inc | 磁性組件及其組合式繞線架 |
CN105321687A (zh) * | 2014-07-30 | 2016-02-10 | 台达电子工业股份有限公司 | 磁性组件及其组合式绕线架 |
JP6572541B2 (ja) * | 2015-01-09 | 2019-09-11 | レシップホールディングス株式会社 | 変圧器 |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP06241623A patent/JP3104548B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08107030A (ja) | 1996-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |