JP3104409U - 健康刺激体 - Google Patents

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高瀬 浩明
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Abstract

【課 題】 持続性のある健康刺激体の提供。
【解決手段】 適宜の手段で固定されたチタン微粉末を高分子エラストマーに練り込んで形成した突起物支持体とからなり、これを粘着テープによって身体の必要個所に密接触させる。
【選択図面】 図2

Description

本考案は、主として身体の健康を促進するために使用される改良された健康刺激体に関する。
また、本考案は、主として身体のツボ若しくは患部に密接触することにより血行を促進し、肩凝りや筋肉痛等を癒すことができる健康刺激体に関する。
本考案は、身体のツボ若しくは患部に貼着することにより血行を促進し、肩凝りや筋肉痛等を癒すことができる健康刺激体に関する。
従来の健康刺激体としては、例えば、特開平10−99406では、蒸れや発汗を防止する粘着テープにあらかじめ多数の粒状物を保持しておき、必要時に該粘着テープを適宜切り取って身体のツボや患部に密接接触し、肩凝り等を癒すものが開示されており、実登3029208でも同様に粘着テープの面上に合成樹脂からなる被刺激単体を備えた健康単位体が開示されている。また、刺激体に円盤の中心部に穴の開いた金属を用いたテープも実登3065731に開示されている。一方、金属や合成樹脂の突起物の代わりに磁石を用いた健康刺激体が実開昭61−096935に開示され、特定の指圧箇所を対象として特開2001−276175ではツボである土踏まず部相当箇所を磁石刺激して血行を促進し、疲労回復や健康増進を図ることが開示されている。これらはいずれも突起物による指圧や磁力線による身体の血行促進を図ったものであった。
しかしながら、上述した従来の健康刺激体にあっては、金属、その他の突起物では指圧効果が期待できるが、特に血行の促進などの健康増進効果は期待できず、また、上記健康刺激体が磁性体から成形されている場合は、健康刺激体の生産コストが高く、しかも、この磁性体の磁力には限界があることから、一定時間が経過すれば、効き目に関係なく、そのまま永続的に使用できるものではなかった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な手段でもって、血行促進などの健康増進効果により、肩凝り、筋肉痛等を永続的かつ効果的に癒すことができる低廉な健康刺激体を提供することを目的としたものである。また、本考案では、1個単位の突起物支持体の複数の小孔に多種の形態を持つ素材及び/又は形状の茸状の突起物をはめ込むことによって、健康増進効果に変化を持たせることができる。
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨とする構成は、所定形状の支持体と、該支持体の面上に保持される突起部とを備えてなる健康刺激体において、上記突起部は、チタン微粉末を含有し、表面に少なくとも一以上の突起を形成してなる健康刺激体を特徴とする。多数の突起は、突起物支持体と一体的に形成していてもよいし、複数の突起物をその支持体の小孔にはめ込むようにしてもよい。突起物として、磁気を有するものを使用することもできる。
本考案は、以下の構成を基本的特徴とする。
(1)粘着テープと粘着テープの面上に保持される突起物支持体とからなる1個単位の健康刺激体において、該突起物支持体の表面に少なくとも1個以上の突起が配置されてなることを特徴とする健康刺激体。
(2)上記突起が、人体に密接接触するように上記突起物支持体上に直接的に形成されたものであることを特徴とする(1)に記載の健康刺激体。
(3)上記突起物が、茸状で人体皮膚に接触する突起と、支持体に設けられた少なくとも1個のはめ込み小孔に嵌合するための基礎部とから構成されており、且つ、該はめ込み小孔に嵌合されていることを特徴とする(1)の健康刺激体。
(4)上記突起物が、少なくともチタン素材を含むものであることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の健康刺激体。
(5)上記支持体が、ゴム及び合成樹脂から選ばれたエラストマー素材より形成されたものであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の健康刺激体。
本考案では、金属チタンの血行促進などの生理作用や電磁気作用などの特性を活かして従来の健康刺激体に比べて優れた健康増進の機能を発揮しようとするものである。これらチタンの作用は、チタンが皮膚に直接接触しなくても有効であり、効能発生速度も比較的速く、長期間にわたりその効力を維持しており健康増進効果が顕著である。チタン素材に代えて磁気性の突起物を用いてもよい。
本考案に用いられるチタン微粉末は、一般的なチタン粉末を用いても良いが、好適には高圧水中で酸素と水素の混合ガスを燃焼させ、その燃焼ガスで元素金属チタンを溶融させることによって水中に沈下した金属チタンの微粉末で、金属粉末以外の副生物や不純物などの生成が全くなく、得られた金属粉末の球状形状の均一性や粉末粒度の一定性が優れており、安価に製造できる。
このチタン微粉末をスチレン系ポリマーやスチレン系熱可塑性エラストマーを主体とする混合物等に均一に練り込み、金属製の型に流し込む、いわゆるインジェクション成形して製造することができ、生産効率もよく、大量生産可能である。
このようにして生産された突起物を支持体に取り付けて本考案の健康刺激体を完成する。支持体の素材としては、健康刺激体を身体に貼着した際に健康刺激体が快適な強さで身体表面に圧接保持されるように可撓性のある高分子エラストマーが好ましく、身体のツボを快適に刺激するように円盤状、あるいは角形状などの形状のシート等が好ましい。
突起を支持体の表面に1個以上を設けて健康刺激体を形成するため、支持体に複数個のはめ込み小孔を設けてその孔に上記突起をはめ込んだり、突起物と突起物支持体を一体的に形成したり、支持体表面に後から接着剤で突起物を接着して健康刺激体を完成してもよい。突起物と突起物支持体とを一体的に形成するときは、成形自体が簡単であるが、多数の茸状の突起物を突起物支持体の小孔に取り付けるときには、突起物自体の素材を変化させたり、形状的に変化させたりできる利点がある。
このように構成される本考案の健康刺激体は、上記突起物支持体が、表面に少なくとも1以上の突起を形成してなることによって、身体に貼着された際、上記突起が身体の表面に食い込むべく圧接保持されることとなる。
本考案の健康刺激体は、上述のように構成され、1個単位の突起物支持体に複数個の突起が形成されてなるので、身体に貼着された際、複数個の突起が同時に周辺の身体の表面に食い込むことができるので、位置決めが容易である。また、チタン微粉末を高分子エラストマー等を練り込んで形成した健康刺激体によりツボや患部を刺激して血行を促進し、肩凝りや筋肉痛を癒すことができるといった効果を奏し、この効果は身体から取り外さない限り、持続性がある。
また、上記微粉末チタンを高分子エラストマーにより形成して支持体に形成するので、支持体自体を突起と一体的に形成できると共に、大量生産に適するため、価格も低廉なものとして需用者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大である。
次に本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。
本考案の健康刺激体は、代表的には図1に断面図を示す第1の態様、及び図6の断面図に示す第2の2つの態様を含む。
なお、図2は第1の態様における突起物がはめ込まれたときの突起物支持体の斜視図、図3は同じく突起物のはめ込み前の突起物支持体の斜視図、図4は突起物支持体にはめ込まれるべき突起物の斜視図、図6は第2の態様で、突起を一体成形又は接着により設けられた突起物支持体の斜視図、図7はその断面図を示す。
すなわち、図1は、本考案に係る第1の健康刺激体10の断面図であり、図6は、本考案の第2の健康刺激体11の断面図である。 先ず第1の健康刺激体について説明すると、第1の健康刺激体10は、図1に示すように突起物支持体1と、該突起物支持体1の面上にはめ込み固定された突起部2、上記突起物支持体1を身体に密接触するために粘着剤4の塗布された粘着テープ3とから構成されている。
このように構成される上記第1の健康刺激体10は、円盤状、角形状などの適宜の平面形状の突起物支持体1にチタン微粉末を練り込んだ突起物をはめ込む。突起物支持体1は、図3に示すように突起物をはめ込むための小孔5を設けている。突起物は、図4に示すように茸状のもので、皮膚に密接触する突起2と小孔にはめ込む基礎部6からなり、図5に示すように突起物支持体1の小孔5にはめ込み固定されている。突起物支持体1は、図1に示すように粘着テープに取り付けられている。
上記第1の態様では、突起物支持体1に突起物をはめ込んで形成されていたが、第2の態様では、突起部を備えた突起物支持体を一体的に成形してもよい
すなわち、図6及び図7に示すように、突起8を持つ突起物支持体7を粘着剤4によって粘着テープ3に保持させる。
このとき、突起物を支持体7に接着剤により接着固定してもよい(図示せず)が、突起8を接着固定する場合は、支持体7に接着しやすいように突起物の形状を適宜変形することも可能である。突起物としては、磁気性の素材を適宜用いることもできる。
上記のごとく形成された健康刺激体は、突起部を身体に圧接保持されるため、その部分の血行を促進すべく刺激して肩凝りや筋肉痛等を癒すことができるのである。しかも、この効き目は、身体から取り外さない限り、永続できるものである。
なお、本考案の健康刺激体は本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。
例えば、被刺激単体2を高分子エラストマー以外の適宜素材(例えば、金属、セラミック等)で成形できることは云うまでもなく、場合によっては磁気体を用いることも本考案の技術的範囲に包摂されるものである。
支持体に突起物をはめ込んだ健康刺激体断面図 突起物をはめ込み後の突起物支持体の斜視図 突起物をはめ込む前の突起物支持体の斜視図支持体 突起物自体の斜視図 突起物のはめ込み状態の断面図 小孔を設けた突起物支持体の斜視図(第2の態様) 突起物を設けた突起物支持体の断面図(同上)
符号の説明
1 円盤状の支持体基体
2 身体に密接触する突起
3 粘着テープ
4 粘着テープの粘着面
5 突起物はめ込みのための小孔
6 突起物の基礎部
7 突起物支持体
8 突起物

Claims (5)

  1. 粘着テープと粘着テープの面上に保持される突起物支持体とからなる1個単位の健康刺激体において、該突起物支持体の表面に少なくとも1個以上の突起が配置されてなることを特徴とする健康刺激体。
  2. 上記突起が、人体に密接接触するように上記突起物支持体上に直接的に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の健康刺激体。
  3. 上記突起物が、茸状で人体皮膚に接触する突起と、支持体に設けられた少なくとも1個のはめ込み小孔に嵌合するための基礎部とから構成されており、且つ、該はめ込み小孔に嵌合されていることを特徴とする請求項1の健康刺激体。
  4. 上記突起物が、少なくともチタン素材を含むものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の健康刺激体。
  5. 上記支持体が、ゴム及び合成樹脂から選ばれたエラストマー素材より形成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の健康刺激体。
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