JP3104166B2 - 生野菜包装用積層フィルム及び生野菜包装体 - Google Patents
生野菜包装用積層フィルム及び生野菜包装体Info
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Description
ィルムに関し、特に水で濡れている生野菜をフィルム袋
に入れて密封包装し、出荷するに当たり、その密封包装
が迅速に、かつ完全に行われ、かつより鮮度保持性も改
良された生野菜包装用積層フィルムに関する。
これに例えば菓子類、生体食品(生野菜とか果実)等を
入れて、密封包装する方法で使用される。そして該フィ
ルムに使われる素材とか、フィルム形態(単体フィルム
か、積層フィルムか)は、被包装物の種類、包装目的
(例えば鮮度維持か、外部との接触による損傷保護か、
意匠的な面か、又はこれらの総合を目的とするか)によ
って種々である。従って、それに使用する該フィルムの
素材も種々である。一般には、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブタジエン等のポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポりエ
チレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリス
チレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネ
ート等が挙げられる。そしてこれらは延伸され、又は無
延伸状態でフィルム状に成形されるが、実際に包装用フ
ィルムとして使用する場合は、前記目的に沿って、単体
フィルムとして、又は2種以上を積層した積層フィルム
として使用される。特に機能性(特に酸素ガス、窒素ガ
ス、炭酸ガスに対するガスバリヤー性)と密封包装性
(ヒートシール性)の両方を持たせる場合には、積層フ
ィルムの形態での使用が一般的である。
場合には、鮮度の低下が著しいので、生産地から店頭、
さらには消費者に至るまでの時間は、可能な限り短縮す
る必要がある。そのために、まず、生産地からの出荷に
際しては、収穫した生野菜は現地で水洗し、十分に水を
除去しない状態で、直ちにフィルム袋に入れ、直ちに開
口部分を密封し、出荷準備を整える必要がある。従っ
て、自動包装可能な生野菜では自動包装機が使用され
る。本工程の中で、特に密封はヒートシーラーによっ
て、融着によって行うので、使用するフィルムはヒート
シール性の良いポリオレフィンによる単層フィルムが多
用されているのが実状である。
いる生野菜を、フィルム袋に入れて、これを直ちにヒー
トシールしようとすると、前記ポリオレフィン以外の素
材ポリマは勿論のこと、ヒートシール性に優れるポリオ
レフィンによるフィルム袋でさえも、短時間で、すばや
く完全にヒートシールすることが困難であり、またヒー
トシールの融着時間が一定でなく常に変わるといった大
きな問題があることが分かった。おそらくこの原因は、
ヒートシールする開口部分に水が付着しているためか、
又は付着の程度が、場所によって多かったり少なかった
りしていることによると考えられる。
並ぶまでの時間、そして消費者に渡るまでに相当の時間
が経過するので、その保存時間による鮮度低下は避けら
れない。従って、鮮度をより長時間保つことに対する対
策は、それが若干の改良対策技術であっても、極めて有
効なものとなる。
れも水で濡れたままの生野菜でも、これを直ちに包装用
フィルム袋に入れ、次に行うヒートシールを直ちに連続
的に行っても、完全に、確実に行うことができて、かつ
鮮度(味も含む)もより長時間維持できるようにした生
野菜の包装用フィルムを提供することを課題とするもの
である。これは次の手段によって容易に達成することが
できた。
用フィルムは、少なくとも外層(A)と最内層(B)と
の2層からなる包装用積層フィルムにおいて、外層
(A)は結晶性ポリプロピレンを主成分とする2軸延伸
フィルム状物からなり、最内層(B)は、外層(A)の
融点よりも10〜90℃低い融点を持つオレフィン系ポ
リマよりなるフィルム状物であって、最内層(B)の厚
さが4〜30μm、表面粗度が中心線平均粗さ(以下R
aと呼ぶ。)で0.5μm以下にしてなるものである。
以下に本発明を実施するについて、より詳細に説明す
る。
を形成するポりマは、結晶性ポリプロピレンを主成分と
する。従って、非結晶性ポリオレフィンとか、他のポリ
マであってはならない。これは特に生野菜の鮮度維持に
最も効果的に作用する素材であるからである。結晶性ポ
リプロピレンを主成分とするので、それ単独であるのが
最も望ましいといえるが、しかし該ポリプロピレンの持
つ本来の特性(融点、硬度、強度等)を大きく変えない
のであれば、他の成分が化学的又は物理化学的に付加さ
れていてもよい。この範囲を融点(MPと略す。)から
例示すれば、結晶性単独ポリプロピレンが168〜17
0℃にあるので、下限は約150℃、つまり150〜1
70℃程度の範囲にあるものは結晶性ポリプロピレンを
主成分とするポリマの範疇といえる。
との共重合をいうが、この共重合する単量体はα−オレ
フィン、例えばエチレン、ブテン−1、ペンテン−1、
ヘキセン−1、4−メチル−1−ペンテン等が好まし
い。これら単量体は、1種又は2種以上同時に共重合し
てもよいが、その共重合体は、前記の理由から約5モル
%以下にとどめるのがよい。
結晶性ポリプロピレンに他のポリマをブレンドすること
である。ブレンドする場合のポリマとして好ましいの
は、前記共重合の場合に例示するα−オレフィンの単独
又は共重合ポリマとか、より炭素数の多い脂肪族系又は
芳香族系樹脂の水添加物、つまり一般にいわれる水添石
油樹脂を挙げることができる。水添石油樹脂には、石油
ナフサの熱分解で生成するC5のオレフィン留分を重合
したポリマの残存二重結合を水添して得られた脂肪族系
(鎖状、環状)と、C9留分の芳香族モノマを重合した
ポリマの芳香環の二重結合を水添して得た芳香族系の2
種類である。以上に例示する中でも、水添石油樹脂、特
に脂肪族系が好ましい。これはブレンド性も良く、後述
する透湿度をより小さくし、かつ酸素透過度を適当にコ
ントロールすることができるからである。
Pを示差熱分析計にて測定すると、MPに相当するピー
クが、主成分となる結晶性ポリプロピレンの他に、ブレ
ンド物のそれも測定されるので、共通のMPは示さない
場合が多い。かかる場合のMPは最高のピークを見て、
それをすべてのMPとする。従って、ブレンドの場合の
合理的な混合量はMPとの関係から決めるのではなく他
の硬度とか、強度等を見て、必要最小量を混合するとよ
い。一般にブレンドの場合には、結晶性ポリプロピレン
に対して、約25重量%以下を目安とするのがよい。
るポリマについて説明する。まずここでのポリマは、前
記外層(A)を形成するポリマが示すMPよりも、10
〜90℃、好ましくは20〜70℃低いMPを持つオレ
フィン系ポリマである必要がある。これは、まず外層
(A)と完全に、容易に積層(密着)ができて、生野菜
挿入後のヒートシールも、より低い温度での融着で極め
て迅速に完全に行えること、更により非透湿性が付与さ
れ、生野菜の鮮度保持に有効に働くこと、また外層
(A)のポリマよりも軟質であり、これは封入後の生野
菜を損傷等から保護するという点で、より望ましいから
である。従って、オレフィン系ポリマ以外のポリマが、
仮に該MPの条件を満足したとしても、又オレフィン系
ポリマではあるが、該MPの条件を満足しないものであ
れば、それは本発明に係わるものではない。ここで10
℃より小さいと、特にヒートシールの迅速性と損傷等か
らの保護において満足できず、逆に90℃より大きい
と、特にヒートシール部分の強度が弱く、また積層が均
一に、容易にできにくいことによる。ここでヒートシー
ルの完全とは、ヒートシール部分の強度が強く、そして
その部分が収縮するようなことはなく、平滑であるとい
う意味である。
は、具体的には次のようなものが例示できる。ポリエチ
レン(MP約100〜125℃)、ポリブテン(MP約
80℃)、エチレン・プロピレンの2元共重合体(MP
約120〜145℃)、エチレン・プロピレン・ブテン
−1の3元共重合体(MP約90〜145℃)、エチレ
ン・酢酸ビニルの2元共重合体(MP約80〜100
℃)、エチレン・メタアクリル酸の2元共重合体(MP
約80〜100℃)、エチレン・アクリル酸メチルの2
元共重合体(MP約80〜100℃)、エチレン・メタ
アクリル酸メチルの2元共重合体(MP約80〜100
℃)、エチレン・4−メチル−ペンテン−1との2元共
重合体(MP約110〜125℃)、アイオノマ(エチ
レン・メタアクリル酸の金属イオン架橋ポリマ)(MP
約100〜120℃)等を挙げることができる。これら
の中でもエチレン・プロピレンの2元共重合体、又は更
に、これにブテン−1を共重合した3元共重合体が好ま
しい。尚、前記例示ポリマが、適宜ブレンドされたブレ
ンドポリマも許容される。
構成する基本となるポリマについて説明したが、しか
し、単にこれらのポリマを使って、各層が形成されれば
よいというものではなく、各層において、更に次のよう
な条件にあることが必要であり、これらの各条件が、該
ポリマに付加されることによって、はじめて本発明の課
題の全てを解決することができる。
それを形成するフィルム状物が縦横に2軸延伸された状
態にあらねばならないことである。これは特により非透
湿性を高め、つまり水蒸気バリヤー性をより高めて生野
菜を乾燥から守り、保存による鮮度の低下をより小さく
する効果と、腰を強くして、支持体としての機能を増
し、生野菜の袋詰めを容易に、迅速に行うことができる
ようにするためである。従って、未延伸とか、いずれか
一方での延伸では前記効果は、満足できるレベルで得ら
れない。ここで延伸倍率については、延伸できる範囲内
で、特に制限はないが、大略縦横に約2〜12倍、好ま
しくは3〜10倍を目安とし、そしてできるだけ縦横に
同率とするのがよい。
見られる効果をより助長するものであるので、最内層
(B)の厚さよりも厚い方が望ましい。しかしあまりに
も厚いと、特に生野菜を自動包装するに際して、自動包
装機適正が悪くなるので、望ましいことではない。種々
の条件を勘案すると、好ましい厚さは約20〜100μ
mが例示できる。従って、全厚としては約24〜130
μmが好ましい厚さとして例示できる。
よるフィルム状物には、更に前記の如く、その厚さと表
面粗度において特定されていることが必要である。まず
厚さについては、特に4〜30μm、好ましくは8〜2
0μmにする必要がある。これは生野菜をフィルム袋に
挿入後のシール方法を、本発明ではヒートシール法、つ
まり最内層(B)のみで融着シールすることが望ましい
ことから、4μmより薄いと、特にヒートシールした部
分の接着強度が弱く、取扱中に破損し、開口する危険性
が高いからであり、そして逆に30μmを越えると、ブ
ロッキングがより強くなる。これは製袋時とか生野菜を
挿入する際の開口作業を遅らせる結果になる。
好ましくは0.3μm以下、限りなく0μmに近いのが
よいのは、0.5μmよりも粗面では、特に現地で収穫
した生野菜を水洗し、その濡れた状態の生野菜を直ちに
フィルム袋に挿入し、そして直ちに密封するという作業
工程をとる場合(自動包装システムをとるような場合が
多い。)一定のヒートシール条件(温度と時間)のもと
で迅速に、連続して、完全にヒートシールを行うことが
できないからである。この理由は明らかではないが、特
に最内層(B)に用いるオレフィン系ポリマによるフィ
ルム状層にあって、該層の表面粗さが、水の付着性に作
用しているものと考えられる。水で濡れた生野菜がフィ
ルム袋に挿入されれば、開口内面への水の付着も避けら
れない。開口内部が水の付着しやすい粗面状態にあれ
ば、当然その部分に水が付着する。水の付着しているま
までのヒートシールを特に高速で、連続的に行う場合に
は、シール温度の低下で、不可能になる。本発明におい
て、Raが0.5μmを境界にして、それ以下でもっ
て、高速連続ヒートシールが可能になったことは問題と
なる水の付着がなくなったか、又は付着したとしても、
それは極めて僅少であって、そのヒートシール性には影
響されなくなったことが考えられる。
び表面粗度Ra≦0.5μmを得る手段には、特定され
るものではない。例えば所定厚さについては、一般に押
出機に添設されるダイスのリップ幅の調整で、また延伸
を行う場合には、1軸か2軸かそしてその場合の延伸倍
率がいくらかも条件に入れて、予め計算することで、所
望の厚さを得ることができる。
でき、また好ましい方法である。これはフィルム形成手
段は問わず、ダイスから溶融押出を行った直後に急冷す
る方法であり、その冷却温度も約−20℃/秒以下、好
ましくは−30℃/秒以下になるようにするのが良い。
この急冷によって、少なくとも最内層(B)のオレフィ
ン系ポリマは、微細結晶でもって、フィルム状物に形成
されることになり、表面粗度Ra≦0.5μmの平滑面
になると考えられる。この急冷は所定温度に冷却された
冷却ロールによって行う方が望ましい、これはダイスか
ら押し出された直後に、まず該冷却ロールに接して、急
冷するという工程を入れて行う。
(B)の表面粗度に影響を及ぼす場合があるので、該ロ
ールは鏡面仕上げ等を行って、可能な限り平滑面である
のが良い。また、急冷の際に、前記ポリマ中に造核剤の
微量混在は、得られる最内層(B)の表面粗度をより小
さくする助長効果のある場合がある。該造核剤は一般に
オレフィン系ポリマの場合に使用されるもので、例えば
タルク、アジピン酸又は安息香酸のナトリウム塩等で、
その添加量は約0.01〜0.8重量%の範囲で適宜選
ぶのが良い。
通り少なくとも外層(A)は2軸延伸を必須とするが、
最内層(B)については特に延伸の有無は問わない。従
って、最内層(B)は延伸をしないか、又は延伸を行う
場合でも、外層(A)と条件が異なる場合(1軸延伸
か、又は外層(A)と2軸延伸倍率が異なる場合)に
は、各々別個に延伸して後、積層を行うことになる。
は、特に限定はないが、基本的には、フィルム状に溶融
押出後、一旦少なくとも外層(A)に用いるポリマのビ
カット軟化温度(ASTM1525に基づく熱変形温
度)に冷却固化し、(最内層(B)を伴う場合は前記急
冷後)再び延伸温度に加熱することによる方法がとられ
る。ここでの延伸温度は勿論該ポリマの融点より低いこ
とが必要であるが、好ましい温度はビカット軟化温度
(TB)を中心に+10℃〜−40℃の範囲である。そ
して2軸への延伸は、まず延伸ロールによって縦方向に
延伸し、次にテンタによって横方向に延伸する方法が望
ましい。
と同時に外層(A)と最内層(B)とを積層する場合に
は、以後の延伸は両層同時に、かつ同率で縦横に延伸せ
ざるを得ないので、かかる場合の延伸温度については、
最内層(B)に延伸温度を設定して行う。この時の延伸
温度は、勿論最内層(B)に使う前記オレフィン系ポリ
マのMPより低い温度であるが、好ましい温度は該ポリ
マのTBを中心に±15℃の範囲である。
ついては、一般に行われているドライラミネーション
法、共押出法、押出ラミネーション法のいずれかによる
が、中でも後者2法のいずれかによる方法が好ましい。
これは外層(A)と最内層(B)との密着性が極めて優
れているので、接着剤を用いるドライラミネーション法
は敢えて必要でないからである。共押出法と押出ラミネ
ーション法との使い分けは、外層(A)と最内層(B)
との延伸条件による。つまり両層とも同率で縦と横方向
に2軸延伸する場合には共押出法によるのが有効である
が、最内層(B)を無延伸するか、1軸延伸とするか、
又は外層(A)と延伸倍率を異にする場合には、押出ラ
ミネーション法により行うのが良い。
添加については特に制限はない。例えば、包装用のポリ
オレフィンフィルム関係で一般に使用されている酸化防
止剤、熱安定剤、防曇剤、静電気防止剤、ブロッキング
防止剤等が挙げられる。これら添加剤は、必要によっ
て、外層(A)のみ、最内層(B)のみ又はその両層に
添加すればよいが、いずれもその添加量は約2重量%以
下と微量にとどめる。
外層(A)と最内層(B)との2層より構成されれば良
いが、該層間に、又は外層(A)の最外層として、補助
的に他のポリマによる補助層を設けることに制約はな
い。但し、透湿度の高いナイロン層とか、ポリビニルア
ルコール層等は好ましくない。また、酸素透過が極めて
小さいもの、例えばポリビニルアルコール、ポリ塩化ビ
ニリデン、ナイロン、ポリエステル等による補助層も好
ましくない。
類には、特に制限はないが、中でもモヤシと葉ネギが好
ましく、最も好ましいのは、生野菜中で鮮度低下の早い
モヤシである。
ている生野菜でも、完全に迅速に、連続ヒートシールで
きるというその作用については前述したとおりである
が、このヒートシール以外の効果の1つである鮮度保持
性にも優れるという理由については、次のような作用に
よるものと考えられる。
しばらくは呼吸作用をしている。この呼吸作用は水分と
酸素によっている。従って、水分が無くなることは、フ
ィルム袋の中で生野菜が萎れることになり、商品性が失
われる。水分の保持は極めて重要である。一方酸素につ
いては、酸素の存在は、味に関係する成分の損耗を招き
やすいので、従って酸素については、存在しない方がよ
いと言われている。このような関係に対して、本発明に
よる積層フィルムでは次のような特性を持っている。ま
ず、水分保持に係わる透湿度では、約10g/m2・2
4hr以下である。そして味に係わる酸素については、
その透過度は約400〜2500cc/m2・24hr
・atmである。ここで水分保持性については、他のい
かなるフィルムよりも格段に優れている。これは生野菜
がより長く呼吸するのに、極めて有効に作用することに
なる。しかしながら酸素については、他のフィルムに比
較して劣り、高い濃度で存在しやすい状態にある。つま
り味の低下を早めるということになる。ところが実際に
モヤシとか葉ネギを、水分と共に本発明による積層フィ
ルム袋にシール包装し、味についての経時変化をチェッ
クしてみると、萎れた感じのない新鮮な期間内では、特
に収穫後と味覚に差を感じない。このことを考えると、
むしろ水分と共に、適当な範囲での酸素の存在は、逆に
味の低下もなく、より長く鮮度を保持する方向に作用す
るものとも考えられる。
する。尚、本文中及び該例中で示すRa、透湿度、酸素
透過度は次の方法によって測定した値である。 Ra:JIS B−0601に基づく表面粗さ形状測定
機・サーコム570A型(株式会社東京精密製)にて、
カットオフ値0.8mm、測定長5mmで測定した値
を、μmの単位で示す。 透湿度:JIS Z−0208の条件[B](測定温度
40℃、RH90%)にて測定した値を、g/m2・2
4hrの単位で示す。 酸素透過度:MOCON社製の酸素透過度測定装置(等
圧法・JIS K−2126)にて測定した値を、cc
/m2・24hr・atm・23℃の単位で示す。
成形した。MP163℃のポリプロピレン(TB=15
6℃)を200〜250℃(バレル温度)でTダイ(2
10℃)を通してフィルム状に溶融押出し、冷却ロール
に接して、70℃にまで冷却し、引き続き150℃に加
熱した加熱ロールに通して、該フィルム状物の表面温度
を140℃に昇温しつつ、延伸ロールにて縦方向に5倍
に延伸し、更に150℃の加熱雰囲気下に送って、テン
タにて横方向に8倍に延伸し、冷却ロールに接して、最
終フィルム状物として、ロール状に巻き取った。得られ
たものは、均一な表面を持つ厚さ24μmの2軸延伸ポ
リプロピレンフィルム状物であった。
状物を基体として、次の方法によって、最内層(B)を
該基体上に押出してラミネーションし、積層フィルムを
得た。まず、ロール状の外層(A)フィルム状物を40
℃に加熱してロールから水平に送り出しつつ、この表面
上に最内層(B)を形成するMP130℃のプロピレン
とエチレンとブテン−1の3元共重合体を150〜20
0℃(バレル温度)、リップ幅800μmのTダイ(1
85℃)を通して、吐き出しして、直ちに最内層(B)
面が冷却ロール(温度20℃、Ra0.1μm)に接す
るように送り出して、冷却速度−40℃/秒で急冷しつ
つ、最後にロール状で巻き取って終了した。得られた積
層フィルムの全厚は、30.5μmであり、従って最内
層(B)は6.5μmであり、また該(B)の表面粗度
Raは0.30μmであった。
2・24hr、酸素透過度は1400cc/m2・24
hr・atm・23℃であった。
180×250mmの袋(一辺は開封)を作製して、こ
れに収穫したモヤシを直ちに水洗し、濡れた状態のモヤ
シを予め手動で挿入しておき、そして155℃に加熱さ
れた自動ヒートシーラーに供給して、加熱時間0.3秒
/袋で連続的にヒートシールを行った。得られた300
袋について、そのヒートシール部分をチェックした。そ
の結果、全て完全にヒートシールされ、またシール強度
も十分であり、取扱中に破損するようなことのないこと
を確認した。
を、RH35%、温度20℃の雰囲気下に4日間放置
し、5袋を開封して、臭気をチェックしたところ、収穫
直後のモヤシの臭気と比較して、極めて僅少ではある
が、臭気に変化は感じられたが、しかし商品として不合
格のレベルではなかった。また全体として、モヤシの硬
さも変わらず、変色もなかった。
mを越えた例) 実施例1において、冷却ロールの温度を70℃、冷却速
度−10℃/秒に設定し、徐冷条件下で行う以外は、全
く同一条件で、積層フィルムを成形した。得られた積層
フィルムの全厚は30.5μmで、最内層(B)は5.
95μmであり、また該(B)の表面粗度Raは0.7
1μmであった。
1に記載すると同一条件で袋を作製し、モヤシを入れて
連続的にヒートシールを行った。その結果、300袋中
48袋がヒートシールが不完全で、そのシール部分を詳
細にチェックすると、部分的に融着していなかった。実
施例1と比較して、Raが大きい(表面が粗い)こと
で、濡れたモヤシを挿入する際に、若干の水がヒートシ
ール部分に残り点在していたためと考えられる。
プロピレンに共重合して得たMP160℃のプロピレン
共重合体を用い、そして最内層(B)のポリマとして、
エチレン含量6.5モル%のエチレンをプロピレンに共
重合して、得たMP132℃のエチレン・プロピレン共
重合体(TB=約117℃)を用いて、次の共押出法に
よって2軸延伸積層フィルムを成形した。つまりまずバ
レル温度を200〜250℃に調整した2台の押出機の
吐出口に、220℃に調整した共押出用の1つのTダイ
を取り付け、そして該Tダイの直後に、実施例1で用い
た冷却ロールを、そしてその後に加熱ロール、更にその
後にテンタ、最後に巻き取りロールを配置した。尚、該
Tダイにおいて、合流する吐出口のリップ幅は2000
μmに設定した。また該冷却ロールの温度は15℃、加
熱ロールは最内層(B)のTBよりも10℃高い127
℃に設定した。これは最内層(B)のフィルム状物の表
面温度を120℃に到達せしめた後全体を延伸するもの
である。またテンタの雰囲気温度は150℃に設定し
た。
ポリマが下に、最内層(B)のポリマが上(冷却ロール
に接するように)になって積層されるように、各々供給
して、溶融押出を開始した。この時の前記冷却ロールに
よる急冷速度は、−38℃/秒になるように、押出速度
を調整した。急冷後は、次にまず加熱ロールで前記の温
度に積層フィルムを加熱しつつ、まず縦方向に7倍、引
き続きテンタによって横方向に8倍延伸し、常温に冷却
して巻き取り全行程を終了した。
厚が60μmで、最内層(B)の厚さは21μm、Ra
は0.27μmであった。また透湿度は7g/m2・2
4hr、酸素透過度は1550cc/m2・24hr・
atm・23℃であった。
サイズ60×600mmの袋(一辺は開封)200枚を
作製し、この袋に予め手動で、収穫後直ちに水洗し、濡
れた状態の葉ネギを挿入しておき、これを自動ヒートシ
ーラー(設定温度160℃)に送って、加熱時間0.4
秒/袋として、連続してヒートシールした。得られた2
00袋のシール部分をチェックしたところ、200袋の
全てが、完全に融着し、シールされていることを確認し
た。勿論ヒートシール強度も大きく、実用上問題のない
ことも確認した。
実施例1に記載する条件下で4日間放置し、5袋を開封
して鮮度をチェックした。まず臭気については、収穫直
後との間に差は感じられず、そして葉の萎れもなく、生
々しい状態であり、十分なる鮮度を維持していた。
(エクソンケミカル社製のジシクロペンタジエン系水添
樹脂で、品番エスコレッツ5320)をポリプロピレン
にブレンドして得たMP160℃のブレンド型ポリプロ
ピレンを使用し、最内層(B)としては、ポリブテン−
1の30重量%と造核剤として0.1重量%のタルク微
粉末とを実施例2で用いたMP132℃のエチレン・プ
ロピレン共重合体にブレンドして得たブレンド型エチレ
ン・プロピレン共重合体(TB=108℃)を使用する
こと以外は、実施例1と同様にして、共押出成形し、縦
6倍、横8倍に2軸延伸された積層フィルムを成形し
た。得られた積層フィルムの全厚は58μmで、最内層
(B)は19μmで、Raは0.1μmであった。また
透湿度は2g/m2・24hr、酸素透過度は500c
c/m2・24hr・atm・23℃であった。
て、サイズ180×250mmの袋(一辺は開封)50
0枚を作製し、そして該袋に、収穫後直ちに水洗し、濡
れているモヤシを予め手動で挿入しておき、次にこれを
自動ヒートシーラー(設定温度160℃)に送り、加熱
時間0.33秒/袋で連続的にヒートシールした。得ら
れた500袋のヒートシール部分をチェックしたとこ
ろ、全てが、完全に強固に融着し、シールされているこ
とを確認した。また保存による鮮度のチェックも実施例
1と同様条件で行い、同様の結果を得た。
外のポリマを使用した例) 外層(A)のポリマとして、MP163℃のポリプロピ
レンを、最内層(B)としてMP134℃の6・12ナ
イロン共重合体を各々使用すること以外は、実施例2と
全く同一条件にて共重合成形して、2軸延伸積層フィル
ムを得た。得られた該フィルムの全厚は58.5μm、
最内層(B)は19.8μmで、Raは0.2μmであ
った。また透湿度は15g/m2・24hr、酸素透過
度180cc/m2・24hr・atm・23℃であっ
た。
て、実施例1と同じサイズの袋を200袋作製し、以後
該例と同様にモヤシを挿入し、連続的にヒートシールを
行った。その結果、ヒートシールが不完全であったもの
は30袋であった。これは恐らく、ナイロン自身の親水
性によるヒートシール面での水の保水に影響があったた
めと考えられる。そして完全シールされた中の5袋につ
いて、同様にRH35%、20℃雰囲気下で4日間放置
した後、開封して臭気をチェックしたところ、実施例1
と比較して臭気が強く、又若干変色していた。これは商
品価値として不適格であった。透湿度と酸素透過度に影
響されたものと考えられる。
レフィン系ポリマによる場合の例) 外層(A)のポリマとしてMP163℃のポリプロピレ
ンを、最内層(B)のポリマとしてMP160℃のエチ
レン・プロピレン共重合体(エチレンは0.5モル%共
重合)とMP63℃のエチレン・酢酸ビニル共重合体を
各々用いて、実施例1と同一条件下で押出ラミネーショ
ンを行い、2種の積層フィルムを得た。但し、該エチレ
ン・プロピレン共重合体の場合は、バレル温度160〜
200℃、Tダイ温度190℃とし、そしてエチレン・
酢酸ビニル共重合体の場合は、バレル温度100〜15
0℃、Tダイ温度140℃とした。
がMP160℃のエチレン・プロピレン共重合体による
もの(以下160Bフィルムと呼ぶ。)と、最内層
(B)がMP68℃のエチレン・酢酸ビニル共重合体に
よるもの(以下68Bフィルムと呼ぶ。)について、各
100枚袋(一辺は開封)を作製した。そして各々の袋
に、水洗したモヤシを、濡れた状態で手動で挿入し、自
動ヒートシーラーに送って、連続的ヒートシールを試み
た。ここでヒートシール条件は、次の通りとした。まず
160Bフィルムによる袋の場合では、融着温度を16
5℃に設定したところ、1分間でやっと最内層(B)同
士が融着した。これでは極めて遅く自動ヒートシール適
性はないので、更に180℃に昇温してヒートシールし
たところ、融着時間は1秒であり、不満ながらスピード
アップはできるが、溶断によってシールされた溶断シー
ルは、外部のある物と接触するような場合、その部分が
直接触れるので、破損しやすい状況にあるので、望まし
いヒートシールではない。
は、融着温度を100℃に設定したところ0.2秒で完
全に融着したので、自動ヒートシール適性には全く問題
はない。しかし、ヒートシール部分に若干のシワ模様が
見られ、平滑なシール面でなく、また、落下テストをし
たところ、40袋に、ヒートシール部分の部分的破損が
見られた。
厚さが範囲外である例) 実施例1において、最内層(B)の3元共重合体の層厚
みを変更する以外は、全く同一条件にて押出ラミネーシ
ョンを行い、外層(A)は2軸延伸、最内層(B)は無
延伸状態で積層されたフィルムを成形した。積層フィル
ムの全厚は26μmであり、最内層(B)の厚さは2μ
mで、Raは0.2μmであった(以下これを2Bフィ
ルムを呼ぶ。)。また同様に最内層(B)の層厚み及び
全厚みを変更し、全厚は62μmで、従って最内層
(B)の厚さは38μmで、Raは0.4μmのフィル
ムを作製した(以下これを38Bフィルムと呼ぶ。)。
ルムを用いて、実施例1と同様に各々200枚(一辺は
開封)の袋を作製した。そしてまず2Bフィルムによる
袋から、同様にして濡れたモヤシをまず手動で挿入し、
そして自動ヒートシーラーに供給して、加熱時間は0.
2秒/袋で、連続的にヒートシールを行った。得られた
200袋はヒートシールは完全であったが、落下によっ
てシール強度をテストしたが、150袋がヒートシール
部分を部分的に破損した。
は、ヒートシール強度が弱く実用に耐えないことが分か
る。一方、38Bフィルムによる袋では、モヤシを挿入
する前に行う手動による開口、円滑でなく、開口するの
に手間取った。つまり、最内層(B)同士がブロッキン
グして、離れが悪い状態にあった。
るから、以下に記載するような効果を奏する。本発明の
生野菜包装用フィルムではこれを包装用袋にして、これ
に水で濡れた生野菜を入れ、直ちにヒートシールするこ
とを短時間で連続自動包装しても最内層(B)に付着す
る水分の影響は全く受けることなく、完全に確実にシー
ル包装を行うことができる。
の維持についても、モヤシのような特に痛みやすい生野
菜でも、より長時間鮮度の維持ができて、味の低下も小
さい。尚、最内層(B)が、外層(A)よりも軟質であ
るフィルム袋であることも、生野菜の取扱中における傷
の発生をより緩和せしめる効果もあり、これもより鮮度
維持に寄与している。
Claims (3)
- 【請求項1】 外層(A)と最内層(B)との少なくと
も2層からなる包装用積層フィルムにおいて、外層
(A)は結晶性ポリプロピレンを主成分とする2軸延伸
フィルム状物からなり、最内層(B)は、外層(A)の
持つ融点よりも10〜90℃低い融点を持つオレフィン
系ポリマよりなるフィルム状物であって、最内層(B)
の厚さが4〜30μm、表面粗度が中心線平均粗さで
0.5μm以下であることを特徴とする生野菜包装用積
層フィルム。 - 【請求項2】 前記最内層(B)がエチレンとプロピレ
ンとの2元共重合体又はエチレンとプロピレンとブテン
−1との3元共重合体のフィルム状物よりなる請求項1
に記載の生野菜包装用積層フィルム。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の生野菜包装用積
層フィルムを用いて、表面に水滴が付着した生野菜を密
封包装することを特徴とする生野菜包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08126372A JP3104166B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 生野菜包装用積層フィルム及び生野菜包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08126372A JP3104166B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 生野菜包装用積層フィルム及び生野菜包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290865A JPH09290865A (ja) | 1997-11-11 |
JP3104166B2 true JP3104166B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=14933550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08126372A Expired - Lifetime JP3104166B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 生野菜包装用積層フィルム及び生野菜包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104166B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE69923710D1 (de) * | 1998-08-27 | 2005-03-17 | Applied Extrusion Technologies | Polyolefinfolie mit grosser sauerstoffdurchlässigkeit |
JP2001310412A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Mitsui Chemicals Inc | ガスバリアーフィルム |
JP4707815B2 (ja) * | 2000-10-16 | 2011-06-22 | ピジョン株式会社 | ハロゲンガス遊離性薬剤の包装袋および包装ハロゲンガス遊離性薬剤 |
JP2019085169A (ja) * | 2017-11-10 | 2019-06-06 | 株式会社クラレ | 包装容器 |
JP7186973B2 (ja) * | 2019-05-31 | 2022-12-12 | 株式会社ヒューリンク | 食品包装用フィルム及び食品包装用袋 |
JP7320234B2 (ja) * | 2019-05-31 | 2023-08-03 | 株式会社ヒューリンク | 食品包装用フィルム及び食品包装用袋 |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP08126372A patent/JP3104166B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09290865A (ja) | 1997-11-11 |
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