JP3104159U - ソーセージ - Google Patents

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恵 賢 岡
居 高 志 土
江 辰 也 安
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Abstract

【課題】ソーセージにジューシー感を出すためには、一般的に脂肪及び加水を増量することにより行われているが、脂肪及び加水の増量はソーセージのテクスチュアーを低下させ、味を悪くする。また、様々な低脂肪ソーセージの研究がなされているが、脂肪の旨味やジューシー感が充分に得られていないことから、脂肪及び加水を増量することなくジューシーでかつ旨味を有するソーセージを提供する。
【解決手段】羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒状に分散するような構造となっている。このソーセージにおいて、煮こごり様カードには、ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却したものを用いる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ジューシー感と旨味を有するソーセージに関する。
ソーセージのジューシー感を出すために、一般的には脂肪及び加水(調味液)を増量することにより行われている。しかし、脂肪及び加水(調味液)の増量はソーセージのテクスチュアーを低下させるばかりか味を悪くするという問題が生じる。また、健康指向が強い中、様々な低脂肪ソーセージの研究がなされているものの、現在までの殆どの技術が炭水化物等の使用であり、いずれも脂肪の旨味やジューシー感が充分に得られていないのが現状である。
本考案は、上記の問題点に鑑み脂肪及び加水を増量することなくジューシーでかつ旨味を有するソーセージを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本考案のソーセージは、羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒状に分散するような構造となっていることを特徴とする。このようなソーセージでは、煮こごり様カードが、ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることが好ましく、また、煮こごり様カードが、ゼラチンとガム類増粘剤とエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることが好適であり、さらに、煮こごり様カードが、粉末ゼラチンとエキス調味料と水を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであっても良い。そしてまた、ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却した後、粒径1〜10mmにカッティング調整された煮こごり様カードを、カッターで細切した原料肉に加え撹拌されて羊腸ケーシングに充填されたものであっても良い。
また、上記目的を達成するため本考案のソーセージは、羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒径0.5〜3mmの粒状に分散するような構造となっていることを特徴とする。このようなソーセージでは、煮こごり様カードが、ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることが好ましく、また、煮こごり様カードが、ゼラチンとガム類増粘剤とエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることが好適であり、さらに、煮こごり様カードが、粉末ゼラチンとエキス調味料と水を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであっても良い。そしてまた、ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却した後、粒径1〜10mmにカッティング調整された煮こごり様カードを、カッターで細切した原料肉に加え撹拌されて羊腸ケーシングに充填されたものであっても良い。
本考案により、ジューシー感と旨味を有するソーセージが得られる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態で使用する煮こごり様カードは粉末ゼラチン、エキス調味料及び水を混合し、加熱、冷却することにより得られるものである。
上記エキス調味料としては、三栄源エフ・エフ・アイのカツオエキス、昆布エキス、ポークエキス等を用いるが、特にこれらに限定されるものではない。エキス調味料の使用量は、調味料の味の力価、好みにより適宜決められる。
粉末ゼラチンは市販のものを使用することができ、その使用量は、煮こごり様カードの原料の全量に対し50〜300重量部が好ましい。50重量部以下では煮こごり様カードが軟らかすぎて肉の中で粒状に分散しないし、300重量部以上だと硬すぎてソーセージを焼くかボイルしたときジューシー感が得られない。水の使用量は約600重量部である。
この煮こごり様カードは、更にガム類、カラギーナン、カードラン等の増粘剤・ゲル化剤、でん粉、異種蛋白等を添加することができ、これらの添加により、加熱後の煮こごり様カードの粘度が高まり、肉自体の結着性を阻害をより抑えることができ、粘りのあるジューシー感が得られる。煮こごり様カードの使用量は、原料100部に対して3〜15重量部が好ましい。
本実施形態のソーセージ1は、原料肉をカッターで細切りし、味付けして次いで煮こごり様カード2を上記原料肉3中に粒状に分散させ、以下常法により処理することにより製造される(図1)。
煮こごり様カードは予めできる限り低温(好ましくは10℃以下)でカッティングし、1〜10mmの粒径に調整しておく。この煮こごり様カード2は、上記工程中のカッター細切り工程の最後に投入し、低速若しくは高速で5〜40秒間カッティングし、原料肉3中に粒状(0.5〜3mm)に分散させることが必要である。この煮こごり様カードを原料肉のカッター工程の最初に投入したり、高速で長時間カッティング等必要以上に煮こごり様カードを細切りすると、煮こごり様カードが加熱後の肉の結着性を阻害し、テクスチャーを低下させる。
ソーセージエマルジョン中に粒状に分散した煮こごり様カード2は、ソーセージエマルジョンの加熱時には溶融するが、粒状のまま残存し、肉自体の結着性を阻害しない。したがって、この煮こごり様カードが粒状に分散したソーセージを焼くかボイルしたときに煮こごり様カードが溶融し、ソーセージのテクスチャーを損ねることなく、溶融した煮こごり様カードがジューシー感と旨味を提供するものである。
〔参考例〕: 煮こごり様カードの調製法
粉末ゼラチン200重量部、エキス調味料250重量部及び水600重量部を混合し、60〜80℃で加熱溶融し、10℃以下に冷却して煮こごり様カードを得る。
〔実験例1〕: 煮こごり様カードの原料肉中への分散条件の検討
上記参考例で調製した煮こごり様カードについて、その分散条件を変えて、ウィンナーソーセージを調製した。
Figure 0003104159
Figure 0003104159
豚肉(3mmミンチ処理)60kg、水15kg、食塩1.5kg、重合リン酸塩0.3kg、亜硝酸ナトリウム0.02kg及びアスコルビン酸ナトリウム0.2kgを混合し、バキュームカッターで高速(5000rpm)で5分間カッティングする。この混合物に豚脂肪20kgを加えバキュームカッターで高速(5000rpm)で5分間カッティングする。次いで、砂糖1.0kg、グルタミン酸ナトリウム0.5kg、香辛料0.03kg、ソルビン酸0.1kg及びフマル酸0.1kgを添加し、バキュームカッターで高速(5000rpm)で5分間カッティングする。最後に参考例で調製した煮こごり様カード5kgを加えてバキュームカッターで低速(2000rpm)で2秒〜2分間の6通りの攪拌時間で攪拌する。
得られる各混合物を羊腸ケーシング4に充填し、60℃で60分間乾燥し、70℃で20分間スモーク処理し、次いで75℃で60分間蒸煮して、ウィンナーソーセージ1を得た(図1)。これらのウィンナーソーセージについて、官能評価を行った。その結果を次表に示す。
Figure 0003104159
この表から、煮こごり様カードの分散条件は低速で5〜40秒間行うのが好ましいことかわかる。
〔実験例2〕: 煮こごり様カードの使用量の検討
上記参考例で調製した煮こごり様カードの使用量を変えて、他の原料及び副原料は次表の配合比率とし、実験例1と同様にウィンナーソーセージを調製した。
Figure 0003104159
副原料は実験例1と同様である。これらのウィンナーソーセージの官能試験の結果を次表に示す。
Figure 0003104159
この表から、煮こごり様カードの使用量は3〜15重量部が好ましいことがわかる。
〔実験例3〕: 低脂肪ウィンナーソーセージの検証
原料の配合比率を次表の通りとし、これに副原料を加えウィンナーソーセージを調製した。
Figure 0003104159
副原料は実験例1と同様である。これらのウィンナーソーセージの官能試験の結果を次表に示す。
Figure 0003104159
この官能試験の結果より、低脂肪ウィンナーソーセージ(脂肪5重量部、原料100重量部、煮こごり様カード入り)は、通常のウィンナーソーセージ(脂肪20重量部、原料100重量部)と遜色のない官能評価であった。また、低脂肪ウィンナーソーセージ(脂肪5重量部、原料100重量部、煮こごり様カードなし)はジューシー感、味共に不良であった。
以下に本考案を実施例により具体的に説明する。但し、本考案はこの実施例に限定されるものではない。
Figure 0003104159
Figure 0003104159
豚肉(3mmミンチ処理)、水、食塩、重合リン酸塩、亜硝酸ナトリウム及びアスコルビン酸ナトリウムを混合し、バキュームカッターで高速(5000rpm)で5分間カッティングする。この混合物に豚脂肪を加えバキュームカッターで高速(5000rpm)で5分間カッティングする。次いで、砂糖、グルタミン酸ナトリウム、香辛料、ソルビン酸及びフマル酸を添加し、バキュームカッターで高速(5000rpm)で5分間カッティングする。最後に煮こごり様カードを加えてバキュームカッターで低速(2000rpm)で5〜40秒間攪拌する。
得られる混合物を羊腸ケーシングに充填し、60℃で60分間乾燥し、70℃で20分間スモーク処理し、次いで75℃で60分間蒸煮して、ウィンナーソーセージを得た。このウィンナーソーセージを、優れたジューシー感と旨味を有していた。
本考案によるソーセージを模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 ソーセージ(ウィンナーソーセージ)
2 煮こごり様カード
3 原料肉(混合物:原料肉を含む混合物)
4 羊腸ケーシング

Claims (10)

  1. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒状に分散するような構造となっていることを特徴とするソーセージ。
  2. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒状に分散するような構造となっているソーセージであって、
    前記煮こごり様カードが、ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることを特徴とするソーセージ。
  3. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒状に分散するような構造となっているソーセージであって、
    前記煮こごり様カードが、ゼラチンとガム類増粘剤とエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることを特徴とするソーセージ。
  4. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒状に分散するような構造となっているソーセージであって、
    前記煮こごり様カードが、粉末ゼラチンとエキス調味料と水を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることを特徴とするソーセージ。
  5. ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却した後、粒径1〜10mmにカッティング調整された煮こごり様カードを、カッターで細切した原料肉に加え撹拌されて羊腸ケーシングに充填され、
    前記原料肉中に煮こごり様カードが粒状に分散するような構造となっていることを特徴とするソーセージ。
  6. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒径0.5〜3mmの粒状に分散するような構造となっていることを特徴とするソーセージ。
  7. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒径0.5〜3mmの粒状に分散するような構造となっているソーセージであって、
    前記煮こごり様カードが、ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることを特徴とするソーセージ。
  8. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒径0.5〜3mmの粒状に分散するような構造となっているソーセージであって、
    前記煮こごり様カードが、ゼラチンとガム類増粘剤とエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることを特徴とするソーセージ。
  9. 羊腸ケーシングに充填され、原料肉中に煮こごり様カードが粒径0.5〜3mmの粒状に分散するような構造となっているソーセージであって、
    前記煮こごり様カードが、粉末ゼラチンとエキス調味料と水を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却して得られたものであることを特徴とするソーセージ。
  10. ゼラチンとエキス調味料を含む煮こごり様カード原料を混合し加熱、冷却した後、粒径1〜10mmにカッティング調整された煮こごり様カードを、カッターで細切した原料肉に加え撹拌されて羊腸ケーシングに充填され、
    前記原料肉中に煮こごり様カードが粒径0.5〜3mmの粒状に分散するような構造となっていることを特徴とするソーセージ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109452568A (zh) * 2018-12-24 2019-03-12 湖南唐人神肉制品有限公司 一种含新鲜果蔬粒的香肠及其制备方法

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