JP3103653U - 防雪柵 - Google Patents
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Abstract
【課題】風路偏向板に対して斜め横方向から吹いてくる風雪に対しても道路に向けての偏向効果の高い防雪柵の提供を目的とする。
【解決手段】防雪柵は、複数の翼型の風路偏向板10と、支柱1とを備え、風路偏向板に対して斜め横方向から吹いてきた風の流れを道路に向けて整流する整流板5を、風路偏向板の上面又は下面の少なくとも一方に有し、風路偏向板10を、上下に間隔をあけて支柱に支持する。
【選択図】図1
【解決手段】防雪柵は、複数の翼型の風路偏向板10と、支柱1とを備え、風路偏向板に対して斜め横方向から吹いてきた風の流れを道路に向けて整流する整流板5を、風路偏向板の上面又は下面の少なくとも一方に有し、風路偏向板10を、上下に間隔をあけて支柱に支持する。
【選択図】図1
Description
本考案は、道路に沿って設置し、風雪の流れを変えることにより車両運転者の風雪による視程障害を防いだり、風上から道路に向かって流れる風の向きを道路面に吹き降ろすように偏向させて道路面に堆積した雪を吹き払う防雪柵に関する。
冬季積雪地方においては、道路に沿って、所定の間隔を隔てて支柱を立設し、この支柱間に、翼型の防雪板を横方向に取り付けた防雪柵を設置している。
この種の防雪柵は風向きを変える風路偏向板の風の吹き込み側を高くなるように傾斜を設けて、横方向に取付て柵を通過する風を斜め下向きの流れに偏向することで、道路に積もった雪を吹き払ったり、吹雪の流れを車両運転者の目の高さ以下に偏向することで、走行視界を確保できる作用がある。
特開平10−338909号公報には、風向き(風路)を下向きに偏向する効果を向上する目的で、翼型風路偏向板に関する技術が開示されている。
この種の防雪柵は風向きを変える風路偏向板の風の吹き込み側を高くなるように傾斜を設けて、横方向に取付て柵を通過する風を斜め下向きの流れに偏向することで、道路に積もった雪を吹き払ったり、吹雪の流れを車両運転者の目の高さ以下に偏向することで、走行視界を確保できる作用がある。
特開平10−338909号公報には、風向き(風路)を下向きに偏向する効果を向上する目的で、翼型風路偏向板に関する技術が開示されている。
従来の防雪柵は、例えば、図6に示すように、一対の支柱101にブラケット102を取り付けて、このブラケットに段状に複数の風路偏向板100を取り付けたものである。
風路偏向板に向けて真っ直ぐに吹いてくる風雪(V)は、風路偏向板の間を通過する際に道路に向けて斜め下に偏向されるが、斜め横方向から吹いてくる風雪(S)は道路に向けて偏向されないという技術的課題があった。
風路偏向板に向けて真っ直ぐに吹いてくる風雪(V)は、風路偏向板の間を通過する際に道路に向けて斜め下に偏向されるが、斜め横方向から吹いてくる風雪(S)は道路に向けて偏向されないという技術的課題があった。
本考案は、上記背景技術に内在する課題を解決すべく、斜め横方向から吹く風雪に対しても道路に向けての偏向効果の高い防雪柵の提供を目的とする。
請求項1記載にかかる考案の防雪柵は、複数の翼型の風路偏向板と、支柱とを備え、風路偏向板に対して斜め横方向から吹いてきた風の流れを道路に向けて整流する整流板を、風路偏向板の上面又は下面の少なくとも一方に有し、風路偏向板を、上下に間隔をあけて支柱に支持してあることを特徴とする。
ここで整流板とは、翼型の風路偏向板に向かって斜め横方向から吹いてくる風及び吹雪を受けて、道路に向けての流れに偏向するための板状のものをいう。
風路偏向板に向けてほぼ真っ直ぐに吹いてくる風や吹雪は複数の風路偏向板の間を通過する際に翼の形状により道路に向けて斜め下方向に流れが偏向するが、斜め横方向から吹いてきた風や、吹雪は翼の形状だけでは、道路に向けた流れにならない。
このような斜め横方向からの風等を受けて道路方向に流れをかえるためには、一般的には、風路偏向板の長手方向と概ね直角方向で、風路偏向板の上面又は下面に整流板を取り付ける。
なお、防雪柵の設置場所において、よく吹く風の方向が分かっている場合には、その方向から吹いてくる風等を道路に向けて流れるように整流板の取付角度を調整するのもよい。
風路偏向板に向けてほぼ真っ直ぐに吹いてくる風や吹雪は複数の風路偏向板の間を通過する際に翼の形状により道路に向けて斜め下方向に流れが偏向するが、斜め横方向から吹いてきた風や、吹雪は翼の形状だけでは、道路に向けた流れにならない。
このような斜め横方向からの風等を受けて道路方向に流れをかえるためには、一般的には、風路偏向板の長手方向と概ね直角方向で、風路偏向板の上面又は下面に整流板を取り付ける。
なお、防雪柵の設置場所において、よく吹く風の方向が分かっている場合には、その方向から吹いてくる風等を道路に向けて流れるように整流板の取付角度を調整するのもよい。
本考案においては、複数の翼型風路偏向板を段状に配設するとともに、風路偏向板の上面又は下面の少なくとも一方に、整流板を取り付けたので、斜め横方向から吹いてくる風雪(風や吹雪)も道路に向けて効果的に偏向できる。
本考案の実施の形態例を以下、図面に基づいて説明する。
図1に本考案に係る防雪柵の例の外観斜視図を示す。
基礎3に支柱固定金具2を用いて支柱1、1が所定の間隔を隔てて立設している。
支柱1には翼型の風路偏向板(防雪板)10を横方向に複数枚段状に取り付けている。
なお、図1に示す例は、風路偏向板が4枚の例を示しているが、少なくとも2枚以上であれば、数に制限はない。
風路偏向板10の上面には、整流板5を風路偏向板の長手方向とは概ね直角方向に取り付けている。
吹雪や、風は道路側に向かって吹いた場合に、風路偏向板10により、道路路面上に向けて、斜め下向きの風や風雪に偏向する。
この場合に風路偏向板10の上面に整流板5を取り付けているので、斜め横方向から吹いてきた風雪も道路路面上に向けて偏向できる。
これにより、道路に積もった雪が吹き飛ばされたり、吹雪が車両運転手の目の高さより下側に偏向し、視程障害の発生を防止できる。
図1に本考案に係る防雪柵の例の外観斜視図を示す。
基礎3に支柱固定金具2を用いて支柱1、1が所定の間隔を隔てて立設している。
支柱1には翼型の風路偏向板(防雪板)10を横方向に複数枚段状に取り付けている。
なお、図1に示す例は、風路偏向板が4枚の例を示しているが、少なくとも2枚以上であれば、数に制限はない。
風路偏向板10の上面には、整流板5を風路偏向板の長手方向とは概ね直角方向に取り付けている。
吹雪や、風は道路側に向かって吹いた場合に、風路偏向板10により、道路路面上に向けて、斜め下向きの風や風雪に偏向する。
この場合に風路偏向板10の上面に整流板5を取り付けているので、斜め横方向から吹いてきた風雪も道路路面上に向けて偏向できる。
これにより、道路に積もった雪が吹き飛ばされたり、吹雪が車両運転手の目の高さより下側に偏向し、視程障害の発生を防止できる。
図2に、風路偏向板10の組み立て例を示す。
鋼板等の上パネル材11を、アルミ押出形材等で製作した、前縁部材(枠部材)13と後縁部材(枠部材)15と中間部材14との上面側で固定し、下パネル材12を、前縁部材(枠部材)13と後縁部材(枠部材)15と中間部材14との下面側にて固定し翼形状を形成している。固定方法は、リベット、溶接等各種方法を適用できる。
ここで、中間部材14は、前縁部材13と後縁部材15との間に設けて翼形状を形成する趣旨であり、中央部の意味ではない。
鋼板等の上パネル材11を、アルミ押出形材等で製作した、前縁部材(枠部材)13と後縁部材(枠部材)15と中間部材14との上面側で固定し、下パネル材12を、前縁部材(枠部材)13と後縁部材(枠部材)15と中間部材14との下面側にて固定し翼形状を形成している。固定方法は、リベット、溶接等各種方法を適用できる。
ここで、中間部材14は、前縁部材13と後縁部材15との間に設けて翼形状を形成する趣旨であり、中央部の意味ではない。
図2に示した例は、中間部材14の上面に上パネル材11を固定し、下面に下パネル材12を固定する方法としてブラケット16の取付を兼ねて、ボルト・ナット等の固定部材(18、18a)を用いたものであるが、ブラケットが無い状態で固定しても良い。
風路偏向板(翼)の前縁部材13及び後縁部材15とブラケット16は、それぞれボルト17、19及びナット19a等で固定する。
ブラケット16には整流板5を連結している。
ブラケット16と整流板5の連結方法は溶接でもよく、ボルト、ナット等の機械的締結でもよい。
風路偏向板(翼)の前縁部材13及び後縁部材15とブラケット16は、それぞれボルト17、19及びナット19a等で固定する。
ブラケット16には整流板5を連結している。
ブラケット16と整流板5の連結方法は溶接でもよく、ボルト、ナット等の機械的締結でもよい。
図3に支柱1に風路偏向板を取り付ける方法例を示す。
図3に示す例は、翼の中空部に、翼の形状を形成する中間部材の役割を兼ねた、翼の支柱取付部材20を挿入し、ボルト等で、翼(風路偏向板)に固定している例であるが、図2に示したようにアルミ押出形材製の中間部材14で上・下パネル材を固定して翼形状を形成し、この中間部材とは別に支柱への取付金具を翼の両端に取り付けても良い。
中間部材を兼ねた支柱取付部材20の端部には取付金具21を取付、支柱1側に形成した取付ブラケット4に設けた2段の取付孔4a、4bに、この取付金具21の連結ピン21aを差込んで防雪柵となる。
ここで、取付金具21は、図4に示すように、風路偏向板に所定の傾斜を設けて支柱に取り付けるために、斜めになるように連結ピン21aを形成している。
取付金具21は取付金具の取付孔21bと、中間部材20の端部の連結孔20cとをボルト及びナット等の固定部材(20a、20b)で連結固定する。
従って、取付ブラケット4に2段の取付孔4a、4bを形成しているので、取付金具21の連結ピン21aを差込むだけで、所定の傾斜を設けて風路偏向板10を支柱に取り付けることができる。
図3に示す例は、翼の中空部に、翼の形状を形成する中間部材の役割を兼ねた、翼の支柱取付部材20を挿入し、ボルト等で、翼(風路偏向板)に固定している例であるが、図2に示したようにアルミ押出形材製の中間部材14で上・下パネル材を固定して翼形状を形成し、この中間部材とは別に支柱への取付金具を翼の両端に取り付けても良い。
中間部材を兼ねた支柱取付部材20の端部には取付金具21を取付、支柱1側に形成した取付ブラケット4に設けた2段の取付孔4a、4bに、この取付金具21の連結ピン21aを差込んで防雪柵となる。
ここで、取付金具21は、図4に示すように、風路偏向板に所定の傾斜を設けて支柱に取り付けるために、斜めになるように連結ピン21aを形成している。
取付金具21は取付金具の取付孔21bと、中間部材20の端部の連結孔20cとをボルト及びナット等の固定部材(20a、20b)で連結固定する。
従って、取付ブラケット4に2段の取付孔4a、4bを形成しているので、取付金具21の連結ピン21aを差込むだけで、所定の傾斜を設けて風路偏向板10を支柱に取り付けることができる。
図5には斜め横方向の風の流れを偏向する整流板の他の例を示す。
図5(a)は、整流板5aをブラケット16とは別に風路偏向板の上面に取り付けた例で、図5(b)は整流板5bを風路偏向板の下面に取り付けた例を示す。
なお、整流板の取り付ける枚数に制限はなく、先に示したブラケット16に取り付けてもよく、風路偏向板の端部に取り付けても良い。
図5(a)は、整流板5aをブラケット16とは別に風路偏向板の上面に取り付けた例で、図5(b)は整流板5bを風路偏向板の下面に取り付けた例を示す。
なお、整流板の取り付ける枚数に制限はなく、先に示したブラケット16に取り付けてもよく、風路偏向板の端部に取り付けても良い。
1 支柱
2 取付金具
3 基礎
4 支柱側の取付ブラケット
5、5a、5b 整流板
10 風路偏向板
11 上パネル材
12 下パネル材
13 前縁部材
14 中間部材
15 後縁部材
16 ブラケット
17、18、19 固定部材
20 翼の中間部材を兼ねた支柱取付部材
2 取付金具
3 基礎
4 支柱側の取付ブラケット
5、5a、5b 整流板
10 風路偏向板
11 上パネル材
12 下パネル材
13 前縁部材
14 中間部材
15 後縁部材
16 ブラケット
17、18、19 固定部材
20 翼の中間部材を兼ねた支柱取付部材
Claims (1)
- 複数の翼型の風路偏向板と、支柱とを備え、
風路偏向板に対して斜め横方向から吹いてきた風の流れを道路に向けて整流する整流板を、風路偏向板の上面又は下面の少なくとも一方に有し、風路偏向板を、上下に間隔をあけて支柱に支持してあることを特徴とする防雪柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000903U JP3103653U (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 防雪柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000903U JP3103653U (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 防雪柵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3103653U true JP3103653U (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=43257110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004000903U Expired - Fee Related JP3103653U (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 防雪柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3103653U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183393A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 日本板硝子環境アメニティ株式会社 | 防音設備及び防雪装置 |
-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004000903U patent/JP3103653U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015183393A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 日本板硝子環境アメニティ株式会社 | 防音設備及び防雪装置 |
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