JP3103446U - プラスチックアンプル - Google Patents

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長尾 勝美
岡本 英志
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Abstract

【課題】小容量の場合でも、充分な幅が得られ、特別な製造ラインを必要とせず、ヘッドスペースが過大になることなく、自立可能なプラスチックアンプルを提供する。
【解決手段】薬液を収容可能な薬液収容室1と、該薬液収容室1と連通する薬液排出筒部2と、該薬液排出筒部2に周方向に薄肉状に形成される脆弱部3と、前記脆弱部3の上部に一体的に形成される摘み片4と、を備え、該摘み片4を捩じることにより、前記脆弱部3をねじ切り前記薬液排出筒部2を開口するようにしたプラスチックアンプルにあって、前記薬液収容室1は、内容積が1〜5ml、高さが1〜3.5cm、断面の短径/長径が50〜90%の楕円断面の筒状に形成している。
【選択図】 図1

Description

本考案は、内部に薬液を密封状態に収納するプラスチックアンプルの改良に関する。
薬液を無菌状態で密封収容するアンプルは、薬液成分との反応性がないガラス製アンプルが従来から用いられてきたが、輸送時や取り扱い時等の衝撃に対する強度が比較的に低いために、強度的に安定したプラスチックアンプルへと移行しつつある。プラスチックアンプルは、成形の容易さや安全性の点、薬液成分との反応性がない点、及び、コスト安な点等から、その素材として、ポリエチレンやポリプロピレン等の非硬質の熱可塑性プラスチック材が用いられることが多い。
このようなプラスチックアンプルは、通常、薬液収容室に連なる薬液排出部に形成された脆弱部(周方向に薄肉状に形成されたくびれ状の部分)を介して連設されている摘み片を捩じることによって、その脆弱部が捩じ切られて薬液排出部が開口されるように構成される。そして、一般に、充填量が1〜20ml程度のものの需要が高く、また、自立するものが現場で取り扱いやすく、製造ラインや包装形態等の面でも有利である。
ところで、上述のようなプラスチックアンプルを自立させるためには、薬液収容室が円柱状に形成されていることが好ましい。しかし、容量が1〜5ml程度の小容量のアンプルを成形するには、薬液収容室の径をある程度細くするか、あるいは薬液収容室の高さを低くしなければならない。
しかしながら、薬液収容室の径を細くしたり、高さを極端に低くしたりすると、専用の製造ラインが必要となるため、コストが嵩む。薬液収容室の径を細くすれば、自立性が損なわれることがある。また、特に、薬液収容室の高さを低くすると、開封操作をする際に、薬液収容室を掴みにくく操作性が低くなる。一方、高さを高くし過ぎると、ヘッドスペースが大きくなり過ぎ、嵩張りや薬液ロスの問題が生じる。
本考案は、このような実情に鑑みてなされ、小容量の場合でも、充分な幅が得られ、特別な製造ラインを必要とせず、ヘッドスペースが過大になることなく、自立可能なプラスチックアンプルを提供することを目的とする。
本考案に係るプラスチックアンプルは、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。即ち、薬液を収容可能な薬液収容室(1)と、該薬液収容室(1)と連通する薬液排出筒部(2)と、該薬液排出筒部(2)に周方向に薄肉状に形成される脆弱部(3)と、前記脆弱部(3)の上部に一体的に形成される摘み片(4)と、を備え、該摘み片(4)を捩じることにより、前記脆弱部(3)をねじ切り前記薬液排出筒部(2)を開口するようにしたプラスチックアンプルにあって、
前記薬液収容室(1)は、内容積が1〜5ml、高さが1〜3.5cm、断面の短径/長径が50〜90%の楕円断面の筒状に形成されるようにしている。
このような構成によれば、薬液収容室(1)の幅を、20ml充填量程度のものと略同程度に確保することができる。従って、別途、特別な製造ラインを設ける必要がなくなる。また、適度な高さを確保できるため、開封時にも取り扱いやすい。そして、ヘッドスペースが過大にならないため、薬液を充分に吸引することができ、薬液ロスも少ない。さらに、充分に自立可能であるため、現場での取り扱い性も良好となる。
このようなプラスチックアンプルでは、前記薬液収容室(1)の長径面を、前記摘み片(4)と同一平面状に形成するのが好ましい。このようにすれば、成形が容易となり、見映えも向上し、かつ、収納しやすくなる。また、摘み片(4)を捩じる際に、補強片(6)を掴みやすくなり、開封時の作業性が向上する。
また、前記薬液収容室(1)の長径を、15〜20mmとするのが好ましい。このようにすれば、別途、特別な製造ラインを設ける必要がなくなる。
本考案に係るプラスチックアンプルは、薬液収容室を、内容積が1〜5ml、高さが1〜3.5cm、断面の短径/長径が50〜90%の楕円断面の筒状に形成するので、薬液収容室の幅を、20ml充填量程度のものと略同程度に確保することができるため、別途、特別な製造ラインを設ける必要がなくなる。また、適度な高さを確保できるため、開封時にも取り扱いやすい。そして、ヘッドスペースが過大にならないため、薬液を充分に吸引することができ、薬液ロスが少ない。さらに、充分に自立可能であるため、現場での取り扱い性も良好となる。
以下に、本考案の最良の実施の形態に係るプラスチックアンプルについて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1乃至図3はプラスチックアンプルの一例を示す。これらの図において、符号1は薬液を収容可能な薬液収容室で、内容積が1〜5ml、高さが1〜3.5cm、断面の短径/長径が50〜90%の楕円断面の有底筒状に形成される。2は、薬液収容室1の上部開口に連通して上方に突出するように設けられる薬液排出筒部、3は、薬液排出筒部2の中間部に周方向に薄肉状に形成される脆弱部、4は、薬液排出筒部2における脆弱部3よりも上方の部位に一体的に略偏平状に形成される摘み片、6は、薬液排出筒部2の脆弱部3よりも下方の部位と薬液収容室1の肩部5とに跨がるように連設される補強片である。
このようなプラスチックアンプルでは、薬液収容室1の幅を20ml充填量程度のものと略同程度に確保することができるため、別途、特別な製造ラインを設ける必要がない。また、適度な高さを確保できるため、開封時にも取り扱いやすい。そして、ヘッドスペースが過大にならないため、薬液を充分に吸引することができ、薬液ロスが少ない。さらに、充分に自立可能であるため、現場での取り扱い性も良好となる。
このようなプラスチックアンプルでは、前記薬液収容室1の長径面を、前記摘み片4と同一平面状に形成するのが好ましい。このようにすれば、成形が容易となり、見映えも向上し、かつ、収納しやすくなる。また、摘み片4を捩じる際に、補強片6を掴みやすくなり、開封時の作業性が向上する。また、前記薬液収容室1の長径を、15〜20mmとするのが好ましい。このようにすれば、別途、特別な製造ラインを設ける必要がなくなる。
その他の点について説明すると、薬液収容室1の両側から底部にかけて、二枚合せの成形型(図示省略)の合せ面に沿って僅かなリブ1a,1aが形成されており、これにより、薬液収容室1の保形剛性の向上が図られる。また、摘み片4及び補強片6は、いずれも、フラット部分4b,6bのまわりに面取り部分4c,6cが形成されて内部が中空状となる肉厚部分4a,6aを有する。これにより、適度の厚みを確保することができ剛性が向上すると共に、良好な指当たりが得られ、開封時の操作性が向上する。
このようなプラスチックアンプルは、例えば、非硬質の熱可塑性プラスチック(例えば、低密度ポリエチレン)を素材としてブローフィルシールシステムにより能率よく成形することができる。同システムは、容器の成形、薬液の充填、 容器の溶閉が連続的に行われ、安全性、衛生性に優れ、所定量の薬液(図示省略)が薬液収容室1(及び薬液排出筒部2)に密封状態に充填された状態の成形品(アンプル)をコスト安に得ることができる。以下に、比較例と対比させて実施例について説明する。
実施例では、図1乃至図3に示すプラスチックアンプルにおいて、薬液収容室1の断面の短径を12mm、長径を16mm、高さを15mm、内容積を2.3ml、充填量を1.5mlに設定して、ブローフィルシールシステムにより成形した。このプラスチックアンプルでは、前述したような作用効果が得られることを確認することができた。即ち、薬液収容室1の幅を、20ml充填量程度のものと略同程度に確保することができるため、別途、特別な製造ラインを設ける必要がない。また、適度な高さを確保できるため、開封時にも取り扱いやすい。そして、ヘッドスペースが過大にならないため、薬液を充分に吸引することができ、薬液ロスが少ない。さらに、充分に自立可能であるため、現場での取り扱い性も良好となる。なお、ヘッドスペースは、5mm高さ程度(薬液収容室1の1/3程度)であった。
比較例
比較例では、図示を省略するが、薬液収容室1の断面形状を円形として、その直径を16mmに設定し、その他は、実施例と同様の寸法として、同じくブローフィルシールシステムにより成形した。得られた製品は、薬液収容室1が短いため(高さが低い、また、円筒であるため)、捩じ切り操作時に手指がすべる傾向があった。また、ヘッドスペースも大となり、薬液収容室1の半分を占める程であった。
このように、薬液収容室1の内容積と、高さ、断面の短径/長径を、前述したように、規制することによって、小容量の場合でも、充分な幅が得られ、特別な製造ラインを必要とせず、ヘッドスペースが過大になることなく、自立可能なプラスチックアンプルを提供できることを確認できた。なお、本考案は、図1乃至図3に示す構成に限定されることなく、考案の要旨を逸脱しない限りにおいて、改良や変更は自由であり、例えば、摘み片4や補強片6は、適宜な形状に形成されてよく、また、補強片6はなくてもよい。
本考案の実施の形態に係るプラスチックアンプルの正面図である。 同側面図である。 同底面図である。
符号の説明
1…薬液収容室、2…薬液排出筒部、3…脆弱部、4…摘み片

Claims (3)

  1. 薬液を収容可能な薬液収容室(1)と、該薬液収容室(1)と連通する薬液排出筒部(2)と、該薬液排出筒部(2)に周方向に薄肉状に形成される脆弱部(3)と、前記脆弱部(3)の上部に一体的に形成される摘み片(4)と、を備え、該摘み片(4)を捩じることにより、前記脆弱部(3)をねじ切り前記薬液排出筒部(2)を開口するようにしたプラスチックアンプルであって、
    前記薬液収容室(1)は、内容積が1〜5ml、高さが1〜3.5cm、断面の短径/長径が50〜90%の楕円断面の筒状に形成されることを特徴とするプラスチックアンプル。
  2. 前記薬液収容室(1)の長径面が、前記摘み片(4)と同一平面状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックアンプル。
  3. 前記薬液収容室(1)の長径が、15〜20mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチックアンプル。
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