JP3103432B2 - 内燃機関 - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/18—Other cylinders
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02F1/18—Other cylinders
- F02F1/22—Other cylinders characterised by having ports in cylinder wall for scavenging or charging
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に関し、殊に2
サイクル内燃機関に関する。
サイクル内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクル機関の排気口における高温度
はシリンダスリーブの半径方向内方へのひずみを生じ、
シリンダスリーブおよび/またはピストンの望ましくな
い摩耗を来すことがある。この問題を解決する一つの試
みは米国特許第4,864,986号明細書に開示さ
れ、これはシリンダ内腔の熱ひずみに順応するために、
長円形ピストンを用いることを教える。
はシリンダスリーブの半径方向内方へのひずみを生じ、
シリンダスリーブおよび/またはピストンの望ましくな
い摩耗を来すことがある。この問題を解決する一つの試
みは米国特許第4,864,986号明細書に開示さ
れ、これはシリンダ内腔の熱ひずみに順応するために、
長円形ピストンを用いることを教える。
【0003】次表の米国特許も参照する。
【0004】
【表1】 米国特許番号 発 行 日 4,050,244 1977年 9月27日 4,216,745 1980年 8月12日 4,218,992 1980年 8月26日 4,562,799 1986年 1月 7日 4,776,303 1988年10月11日 4,796,572 1989年 1月10日
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ内腔
を画成し、シリンダ内腔に連通する排気通路を含むエン
ジンブロックと、シリンダ内腔内に収容され、エンジン
ブロック排気通路に連通する排気口を含むシリンダライ
ナーと、エンジンブロックおよびシリンダライナーの一
方にあって、エンジンブロックおよびシリンダライナー
の一方を排気口の近くで膨張可能にする装置と、を含
む。
を画成し、シリンダ内腔に連通する排気通路を含むエン
ジンブロックと、シリンダ内腔内に収容され、エンジン
ブロック排気通路に連通する排気口を含むシリンダライ
ナーと、エンジンブロックおよびシリンダライナーの一
方にあって、エンジンブロックおよびシリンダライナー
の一方を排気口の近くで膨張可能にする装置と、を含
む。
【0006】本発明の主な特徴は、ピストンとシリンダ
スリーブの間の摩耗を減ずるために、シリンダスリーブ
および/またはエンジンブロック上に、排気口に隣接し
て、逃げ区域を設けることである。
スリーブの間の摩耗を減ずるために、シリンダスリーブ
および/またはエンジンブロック上に、排気口に隣接し
て、逃げ区域を設けることである。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を詳細に説明する前に、以
下の説明中に述べられ、または図面に図解される構成の
細部および要素の仕組みに、本発明の適用が限定されな
いことを理解すべきである。本発明は他の実施例が可能
であり、様々な仕方で実行され、または実施されること
ができる。また、本明細書に使用される語句および術語
は説明のためのものであって、限定的なものと見なすべ
きでない。
下の説明中に述べられ、または図面に図解される構成の
細部および要素の仕組みに、本発明の適用が限定されな
いことを理解すべきである。本発明は他の実施例が可能
であり、様々な仕方で実行され、または実施されること
ができる。また、本明細書に使用される語句および術語
は説明のためのものであって、限定的なものと見なすべ
きでない。
【0008】本発明を具現する2サイクル内燃機関10
が図面に図解される。図示の機関は単シリンダ機関であ
るけれども、本発明が、V形6シリンダ機関のような多
シリンダ機関に適用可能であるのは当然である。
が図面に図解される。図示の機関は単シリンダ機関であ
るけれども、本発明が、V形6シリンダ機関のような多
シリンダ機関に適用可能であるのは当然である。
【0009】機関10(図1参照)は、アルミニウム製
が望ましいエンジンブロック14を有する。エンジンブ
ロック14は、縦軸線26を有するシリンダ内腔22を
画成するほぼ円筒形内側表面18を含む。エンジンブロ
ックはまた、内側表面18に対して横方向に延在し、交
線34(図2および図6)において内側表面18に交わ
り、シリンダ内腔22に連通する排気通路38を画成す
る表面30を含む。図6に示すように、表面30は、シ
リンダ内腔22の円周方向に隔置されて対向する側壁4
2、46を有する。表面30はまた、側壁42、46の
間に延在する下壁50と、下壁50に対向する上壁54
とを含む。図2に示すように、排気通路38がシリンダ
内腔22から曲線をなして延在する。換言すれば、排気
通路は、シリンダ内腔22の近くでは、軸線26に垂直
な平面(例えば図2の平面)の中で円弧状に延在する。
が望ましいエンジンブロック14を有する。エンジンブ
ロック14は、縦軸線26を有するシリンダ内腔22を
画成するほぼ円筒形内側表面18を含む。エンジンブロ
ックはまた、内側表面18に対して横方向に延在し、交
線34(図2および図6)において内側表面18に交わ
り、シリンダ内腔22に連通する排気通路38を画成す
る表面30を含む。図6に示すように、表面30は、シ
リンダ内腔22の円周方向に隔置されて対向する側壁4
2、46を有する。表面30はまた、側壁42、46の
間に延在する下壁50と、下壁50に対向する上壁54
とを含む。図2に示すように、排気通路38がシリンダ
内腔22から曲線をなして延在する。換言すれば、排気
通路は、シリンダ内腔22の近くでは、軸線26に垂直
な平面(例えば図2の平面)の中で円弧状に延在する。
【0010】機関10はまた、シリンダ内腔22内に収
容されるシリンダスリーブまたはライナー60を有する
(図1参照)。シリンダライナー60は鉄製であること
が望ましく、ほぼ円筒形の外側表面64と、ほぼ円筒形
の内側表面68と、内側、外側両表面68、64の間に
延在し、交線76において外側表面64に交わり、エン
ジンブロック排気通路38に連通する排気口80を画成
する表面72と、を含む(図2参照)。表面72は、シ
リンダ内腔22の軸線26にほぼ垂直な平面を画成する
下部84を含む(図3参照)。
容されるシリンダスリーブまたはライナー60を有する
(図1参照)。シリンダライナー60は鉄製であること
が望ましく、ほぼ円筒形の外側表面64と、ほぼ円筒形
の内側表面68と、内側、外側両表面68、64の間に
延在し、交線76において外側表面64に交わり、エン
ジンブロック排気通路38に連通する排気口80を画成
する表面72と、を含む(図2参照)。表面72は、シ
リンダ内腔22の軸線26にほぼ垂直な平面を画成する
下部84を含む(図3参照)。
【0011】表面72はまた、下部84にほぼ平行な上
部と、シリンダライナー60の円周方向に隔置されて、
上部88と下部84の間に延在する、対向する側部9
2、96を含む。機関10はまた、エンジンブロック1
4によって回転自在に支持されるクランク軸(図示せ
ず)、シリンダライナー60に滑動自在に収容されるピ
ストン97、およびピストン97の往復に応じてクラン
ク軸の回転を生ずる装置を有する。該装置は、クランク
軸に枢動結合されるピストン棒98と、ピストン棒98
をピストン97に枢動連結するリストピン99とを含む
ことが望ましい。
部と、シリンダライナー60の円周方向に隔置されて、
上部88と下部84の間に延在する、対向する側部9
2、96を含む。機関10はまた、エンジンブロック1
4によって回転自在に支持されるクランク軸(図示せ
ず)、シリンダライナー60に滑動自在に収容されるピ
ストン97、およびピストン97の往復に応じてクラン
ク軸の回転を生ずる装置を有する。該装置は、クランク
軸に枢動結合されるピストン棒98と、ピストン棒98
をピストン97に枢動連結するリストピン99とを含む
ことが望ましい。
【0012】エンジンブロック14の側壁46は部分的
にシリンダ内腔22に対面しており、側壁42は内腔2
2に背を向けているので、シリンダ内腔22を出る排気
ガスは側壁42よりも側壁46に多く衝突する。そのた
め、側壁46に近いエンジンブロック14の区域が側壁
42に近いエンジンブロック14の区域よりも多く加熱
される。さらに、おそらくエンジンブロック14を通る
冷却液の流れ(図示せず)が均等でないかも知れないの
で、下壁50に近いエンジンブロック14の区域は上壁
54に近いエンジンブロック区域よりも余計に加熱され
る傾向がある。その結果、側壁46と下壁50の交線に
近いエンジンブロック14の区域が最も加熱される。こ
の加熱のためにエンジンブロック14の望ましくない熱
膨張が生じ、ひいてはシリンダライナー60の望ましく
ない半径方向内方へのひずみを生ずる可能性がある。
にシリンダ内腔22に対面しており、側壁42は内腔2
2に背を向けているので、シリンダ内腔22を出る排気
ガスは側壁42よりも側壁46に多く衝突する。そのた
め、側壁46に近いエンジンブロック14の区域が側壁
42に近いエンジンブロック14の区域よりも多く加熱
される。さらに、おそらくエンジンブロック14を通る
冷却液の流れ(図示せず)が均等でないかも知れないの
で、下壁50に近いエンジンブロック14の区域は上壁
54に近いエンジンブロック区域よりも余計に加熱され
る傾向がある。その結果、側壁46と下壁50の交線に
近いエンジンブロック14の区域が最も加熱される。こ
の加熱のためにエンジンブロック14の望ましくない熱
膨張が生じ、ひいてはシリンダライナー60の望ましく
ない半径方向内方へのひずみを生ずる可能性がある。
【0013】図2に示すように、ピストン97の最大質
量は、リストピン99がピストン97に結合される、直
径上に対向する2個所の区域にある。それらの区域の一
つは排気口80に近い個所に、そして特にエンジンブロ
ック14の側壁46近くにある。リストピン99との枢
動結合部におけるピストン97の質量が大きくされてい
るので、この区域のピストン97はピストン97の他の
区域よりも、シリンダスリーブ60の半径方向内方への
ひずみに順応する能力が小さい。事実、この区域のピス
トン97は、ピストン97が熱くなる時、実際に少し膨
張する。
量は、リストピン99がピストン97に結合される、直
径上に対向する2個所の区域にある。それらの区域の一
つは排気口80に近い個所に、そして特にエンジンブロ
ック14の側壁46近くにある。リストピン99との枢
動結合部におけるピストン97の質量が大きくされてい
るので、この区域のピストン97はピストン97の他の
区域よりも、シリンダスリーブ60の半径方向内方への
ひずみに順応する能力が小さい。事実、この区域のピス
トン97は、ピストン97が熱くなる時、実際に少し膨
張する。
【0014】上記の現象は、下記のような予防装置がな
いと、排気口80に近い、殊に壁46と壁50の交線に
近い、シリンダライナー60とピストン97の間に望ま
しくない摩耗を生ずる。従って機関10はさらにエンジ
ンブロック14およびシリンダライナー60の一方に、
エンジンブロック14またはシリンダライナー60のい
ずれかを排気口80の近くで膨張できるようにして、排
気口80近くのピストン97とシリンダライナー60の
間の摩耗を大幅に減ずるための装置を含む。様々な適当
な装置を用いることができるけれども、図示の構成にお
いて、そのような装置は、エンジンブロック14とシリ
ンダライナー60の間に画成される逃げ区域、つまり空
間100(図1ないし図3参照)を含む。空間100は
排気口80に連通、または開放し、壁46と壁50の近
くに最大寸法を有する。図示の構成において、シリンダ
ライナー60は空間100を与えるために面取りされて
いる。より具体的には、側部92と下部84が外側表面
64と交わる交線76の部分が面取りされて空間100
を与える。空間100は従って側部96から側部92
へ、さらにシリンダ内腔22の円周方向に(図3で左方
に)側部92を超えて延在する。さらに、空間100は
上部88から下部84へ、さらに内腔22の軸線方向に
(図3で垂直方向に)、下部84よりも下方に延在す
る。また、内腔22の半径方向の(図9で水平方向の)
空間100の幅は、排気口80から遠ざかる方向に(図
9で上から下に)減少する。逃げ区域、つまり空間10
0を排気口80に徐々に融合させれば、製作が容易に、
また性能が良くなることが判った。従って、シリンダ内
腔22の軸線方向の(図1および図3で垂直方向の)空
間100の深さは側部96から側部92に向けて(図3
で右から左に)増加し、シリンダ内腔22の円周方向の
(図3で水平の)空間100の幅は上部88から下部8
4に向けて(図3で上から下に)増加する。
いと、排気口80に近い、殊に壁46と壁50の交線に
近い、シリンダライナー60とピストン97の間に望ま
しくない摩耗を生ずる。従って機関10はさらにエンジ
ンブロック14およびシリンダライナー60の一方に、
エンジンブロック14またはシリンダライナー60のい
ずれかを排気口80の近くで膨張できるようにして、排
気口80近くのピストン97とシリンダライナー60の
間の摩耗を大幅に減ずるための装置を含む。様々な適当
な装置を用いることができるけれども、図示の構成にお
いて、そのような装置は、エンジンブロック14とシリ
ンダライナー60の間に画成される逃げ区域、つまり空
間100(図1ないし図3参照)を含む。空間100は
排気口80に連通、または開放し、壁46と壁50の近
くに最大寸法を有する。図示の構成において、シリンダ
ライナー60は空間100を与えるために面取りされて
いる。より具体的には、側部92と下部84が外側表面
64と交わる交線76の部分が面取りされて空間100
を与える。空間100は従って側部96から側部92
へ、さらにシリンダ内腔22の円周方向に(図3で左方
に)側部92を超えて延在する。さらに、空間100は
上部88から下部84へ、さらに内腔22の軸線方向に
(図3で垂直方向に)、下部84よりも下方に延在す
る。また、内腔22の半径方向の(図9で水平方向の)
空間100の幅は、排気口80から遠ざかる方向に(図
9で上から下に)減少する。逃げ区域、つまり空間10
0を排気口80に徐々に融合させれば、製作が容易に、
また性能が良くなることが判った。従って、シリンダ内
腔22の軸線方向の(図1および図3で垂直方向の)空
間100の深さは側部96から側部92に向けて(図3
で右から左に)増加し、シリンダ内腔22の円周方向の
(図3で水平の)空間100の幅は上部88から下部8
4に向けて(図3で上から下に)増加する。
【0015】別の言い方をすれば、面取りはシリンダラ
イナー60に、表面部分84、92と表面64との間に
延在する補足表面110を与える。空間100は、表面
110とエンジンブロック14の内側表面18との間に
画成される。さらに、図2に見られるように、表面部分
84の半径方向限界は表面部分96から表面部分92に
向って減少する。また表面部分92の半径方向限界は上
方表面部分88から下方表面部分84に向けて(図3の
上から下へ)減少する。
イナー60に、表面部分84、92と表面64との間に
延在する補足表面110を与える。空間100は、表面
110とエンジンブロック14の内側表面18との間に
画成される。さらに、図2に見られるように、表面部分
84の半径方向限界は表面部分96から表面部分92に
向って減少する。また表面部分92の半径方向限界は上
方表面部分88から下方表面部分84に向けて(図3の
上から下へ)減少する。
【0016】本発明の代替実施例である機関200が図
4ないし図6に図解される。下記に述べる以外は、機関
200は実質的に機関10と同等であり、共通の要素に
は同じ参照番号が付けてある。
4ないし図6に図解される。下記に述べる以外は、機関
200は実質的に機関10と同等であり、共通の要素に
は同じ参照番号が付けてある。
【0017】機関200では、エンジンブロック14が
面取りされて、空間100を与える。より具体的には、
側壁46と下壁50が内側表面18に交わる交線34の
部分が面取りされて、空間100を与える。図6に示す
ように、機関200のエンジンブロック14上の面取り
は、機関10のシリンダスリーブ60上の面取りの鏡像
である。よって、エンジンブロック14上の面取りはエ
ンジンブロック14に、機関10の表面110の鏡像で
ある補足表面210(図6)を与える。
面取りされて、空間100を与える。より具体的には、
側壁46と下壁50が内側表面18に交わる交線34の
部分が面取りされて、空間100を与える。図6に示す
ように、機関200のエンジンブロック14上の面取り
は、機関10のシリンダスリーブ60上の面取りの鏡像
である。よって、エンジンブロック14上の面取りはエ
ンジンブロック14に、機関10の表面110の鏡像で
ある補足表面210(図6)を与える。
【0018】本発明の第2の代替実施例である機関30
0が図7および図8に図解される。下記に述べる以外
は、機関300は実質的に機関10と同等であり、共通
の要素には同じ参照番号が付けてある。
0が図7および図8に図解される。下記に述べる以外
は、機関300は実質的に機関10と同等であり、共通
の要素には同じ参照番号が付けてある。
【0019】機関300において、エンジンブロック1
4とシリンダライナー60の双方が面取りされて、空間
100を与える。より具体的には、機関300のシリン
ダライナー60は機関10のシリンダライナー60と同
形であり、機関300のエンジンブロック14は機関2
00のエンジンブロック14と同形である。
4とシリンダライナー60の双方が面取りされて、空間
100を与える。より具体的には、機関300のシリン
ダライナー60は機関10のシリンダライナー60と同
形であり、機関300のエンジンブロック14は機関2
00のエンジンブロック14と同形である。
【0020】本発明の第3の実施例である機関400が
図10に図解される。下記に述べる以外、機関400
は、1989年2月出願の、引用によって本明細書に取
り入れられる米国特願第315,900号明細書に開示
される機関と同形である。機関400は3シリンダの2
列を含むV形6シリンダ機関である。シリンダの1列だ
けが図10に図解される。
図10に図解される。下記に述べる以外、機関400
は、1989年2月出願の、引用によって本明細書に取
り入れられる米国特願第315,900号明細書に開示
される機関と同形である。機関400は3シリンダの2
列を含むV形6シリンダ機関である。シリンダの1列だ
けが図10に図解される。
【0021】機関400はそれぞれ第1、第2、第3の
シリンダ内腔421、422、423を画成し、第1、
第2、第3の排気通路431、432、433がそれぞ
れシリンダ内腔421、422、423に連通するエン
ジンブロック414を含む。機関400はまた、シリン
ダ内腔421、422、423にそれぞれ収容される第
1、第2、第3のシリンダライナー441、442、4
43を含む。シリンダライナー441、442、443
は、それぞれ排気通路431、432、433に連通す
る排気口451、452、453をそれぞれ有する。機
関400はまた、それぞれシリンダライナー441、4
42、443内に収容されて、それぞれのリストピン4
71、472、473に枢動連結される第1、第2、第
3のピストン461、462、463を含む。図10に
示すように、シリンダライナー441、442、443
は機関10のシリンダライナー60と同形である。
シリンダ内腔421、422、423を画成し、第1、
第2、第3の排気通路431、432、433がそれぞ
れシリンダ内腔421、422、423に連通するエン
ジンブロック414を含む。機関400はまた、シリン
ダ内腔421、422、423にそれぞれ収容される第
1、第2、第3のシリンダライナー441、442、4
43を含む。シリンダライナー441、442、443
は、それぞれ排気通路431、432、433に連通す
る排気口451、452、453をそれぞれ有する。機
関400はまた、それぞれシリンダライナー441、4
42、443内に収容されて、それぞれのリストピン4
71、472、473に枢動連結される第1、第2、第
3のピストン461、462、463を含む。図10に
示すように、シリンダライナー441、442、443
は機関10のシリンダライナー60と同形である。
【図1】本発明を具現する機関の断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿うエンジンブロックおよび
シリンダライナーの断面図である。
シリンダライナーの断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】本発明の代替実施例の断面図である。
【図5】図4の5−5線に沿う断面図である。
【図6】図5の6−6線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第2の代替実施例の、図4と同様の図
である。
である。
【図8】図7の8−8線に沿う断面図である。
【図9】図1の部分拡大図である。
【図10】本発明の第3の代替実施例の断面図である。
10 機関 14 エンジンブロック 22 シリンダ内腔 30 表面 34 交線 38 排気通路 42 側壁 46 側壁 50 下壁 54 上壁 60 シリンダスリーブ(ライナー) 64 ライナー外側表面 68 ライナー内側表面 72 表面 76 交線 80 排気口 100 空間(逃げ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ・エル・ブロートン アメリカ合衆国イリノイ州60099,ザイ オン,グリーン・ビュー・ドライブ 13510 (56)参考文献 実開 昭62−102845(JP,U) 実公 昭46−31289(JP,Y1) 実公 昭43−2642(JP,Y1) 特許135223(JP,C2) 米国特許5134976(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 1/00 - 1/42
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンダ内腔を画成し該シリンダ内腔に
連通する排気通路を含むエンジンブロックと、該シリン
ダ内腔内に収容され前記エンジンブロックの前記排気通
路に連通する排気口を含むシリンダライナーとを有する
内燃機関において、前記シリンダライナーが前記排気口
の近くで半径方向外方へ膨張し得るように、前記エンジ
ンブロックと該シリンダライナーとの間に前記排気口に
隣接する空間が画成されていることを特徴とする内燃機
関。 - 【請求項2】 前記シリンダ内腔の半径方向の前記空間
の幅は前記排気口から離れる方向に減少する、請求項1
の内燃機関。 - 【請求項3】 前記空間は前記排気口に連通する、請求
項1の内燃機関。 - 【請求項4】 前記空間は前記エンジンブロック又は前
記シリンダライナーにおける面取りによって部分的に画
成される、請求項1の内燃機関。 - 【請求項5】 前記シリンダライナーにはピストンが摺
動可能に収容され、該ピストンにピストンロッドがピン
により枢着されている請求項1の内燃機関。
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