JP3103318B2 - メタリック調表示体およびその製造方法 - Google Patents

メタリック調表示体およびその製造方法

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JP3103318B2
JP3103318B2 JP09048567A JP4856797A JP3103318B2 JP 3103318 B2 JP3103318 B2 JP 3103318B2 JP 09048567 A JP09048567 A JP 09048567A JP 4856797 A JP4856797 A JP 4856797A JP 3103318 B2 JP3103318 B2 JP 3103318B2
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教郎 鈴木
長蔵 川村
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2209/00Layers
    • H01H2209/002Materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H2209/0021Materials with metallic appearance, e.g. polymers with dispersed particles to produce a metallic appearance

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  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電卓、OA機器
および携帯電話機のスイッチ、さらには、各種の銘板等
の表示体等に用いられるメタリック調表示体およびその
製造方法、特に、照光式の押し釦スイッチ用表示部材に
適したメタリック調表示体と、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等の移動体通信機器における
押し釦スイッチ用カバー部材やパネル表示体、あるい
は、各種の銘板等(以下、表示体で総称する)にあって
は、通常、プラスチックやゴム等から本体となる表示部
材を成形し、この表示部材に文字、記号、符号等を形成
する。特に、ケース内部に配置されたLED等で照明す
る照光式のスイッチにあっては、スイッチ用カバー部材
を透明の材料から成形し、成形されたカバー部材のキー
トップ部等に文字等を印刷等で形成する。
【0003】ところで、上述した表示体には、近年、メ
タリック調の色調のものが好まれて使用されている。そ
して、メタリック調の色調の表示体は、従来、成形に際
してゴム原料等の成形材料にアルミ粉末や銅粉末等のカ
ラーメタリック顔料を練り込んで成形すること(便宜
上、従来技術1と称する)で、あるいは、成形後にカラ
ーメタリック塗料で表面を塗装すること(便宜上、従来
技術2と称する)でメタリック調の色調を得て、この後
に、文字や記号を印刷や転写等により形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術1にあっては、成形材料にカラーメタリック
顔料を練り込むことで、成形後の成型品の機械的特性、
特に、弾性特性が悪影響を受けるため、カラーメタリッ
ク顔料の添加量も制限せざるを得ず、表面に色斑等が生
じるという問題があった。また、この従来技術1は、記
号を成形後に印刷等により形成するため、記号を被覆す
るコート層を設けて記号の磨耗を防止しなければなら
ず、製造コストが大きいという問題もあった。
【0005】さらに、従来技術2にあっても、カラーメ
タリック塗料による塗膜にはレーザによる除去で記号を
形成することができないため、上述した従来技術1と同
様に記号を印刷により形成しなければならずコート層が
不可欠で、製造コストの増大を招く。一方、この従来技
術2にあっては、カラーメタリック塗料の塗装の際にマ
スキングテープを貼合して非塗装部で記号を形成すると
いう手法も採用されるが、塗装作業が繁雑で生産性の低
下をもたらすという問題がある。この発明は、上記問題
に鑑みてなされたもので、美観に優れたメタリック調の
真珠光沢の色調が得られ、また、安価かつ容易に製造で
きるカラーメタリック調表示体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるメタリック調表示体は、表示部材
と、該表示部材の表面に形成され、明度の差で記号を表
示する記号表示層と、該記号表示層上に積層形成され、
光干渉型の二酸化チタンで被覆された薄板状の雲母粒子
を含有する透光性のメタリック加飾層とを備える。
【0007】記号表示層は、明度の差(光反射率の差)
で記号等を表すもので、印刷により形成、あるいは、塗
装による塗膜をレーザ等で除去して記号を形成するもの
(請求項3)等が例示される。特に、透光性のスイッチ
用カバー部材における記号表示層は、低明度部分が遮光
性の塗膜あるいは印刷層により、高明度部分が透光性の
カバー部材を直接あるいは透明着色層等を介して露呈さ
せることで形成される。望ましい態様としては、この記
号表示層は、低明度部分の吸光度を0.70〜0.96
に、また、低彩度に、高明度部分を吸光度が0.70未
満あるいは0.96を超えるように、また、高彩度に形
成する。
【0008】また、請求項2に記載の発明にかかるメタ
リック調表示体の製造方法は、透光性の表示部材の表面
に低明度の着色層を形成し、該着色層を部分的に除去し
て表示記号部を形成し、該表示記号部および前記着色層
上に、光干渉型の二酸化チタンで被覆された薄板状の雲
母粒子を含有する透光性のメタリック加飾層を形成す
る。
【0009】そして、上記請求項2に記載の発明にかか
るメタリック調表示体の製造方法は、前記着色層が高明
度かつ有色透光性の第1の着色層上に低明度かつ遮光性
の第2の着色層を積層してなり、該第2の着色層を部分
的に除去して前記表示記号部を形成する態様(請求項
3)に構成される。
【0010】さらに、請求項4に記載の発明にかかるメ
タリック調表示体の製造方法は、低明度色の表示部材の
表面に高明度の着色材料または高光反射率の材料で表示
記号部を形成し、該表示記号部を含む前記表示部材の表
面に光干渉型の二酸化チタンで被覆された薄板状の雲母
粒子を含有する透光性のメタリック加飾層を形成する。
【0011】そして、請求項1のメタリック調表示体、
および請求項2から請求項4に記載の発明にかかるメタ
リック調表示体の製造方法は、前記メタリック塗料の雲
母粒子含有量が0.15〜5.00重量%で、その塗膜
厚さが10〜50μmである態様(請求項5)に構成す
ることができる。
【0012】表示部材は、前述した銘板、また、携帯電
話機のスイッチ用カバー部材等に代表され、特に、スイ
ッチ用カバー部材は透明な(透光性の)もの、具体的に
は、透光性のシリコーンゴム等から成形されたものが用
いられる。請求項1においては、記号表示層として、明
度の差(光反射率の差)で記号等を表し、印刷により形
成するもの、また、請求項3においては塗装による塗膜
をレーザ等で除去して記号を形成するもの等が例示され
る。特に、透光性のスイッチ用カバー部材における記号
表示層は、低明度部分が遮光性の塗膜あるいは印刷層に
より、高明度部分が透光性のカバー部材を直接あるいは
透明着色層等を介して露呈させることで形成される。望
ましい態様としては、この記号表示層は、表示部材に積
層された状態で、低明度部分が0.70〜0.96の吸
光度に、高明度部分が0.70未満あるいは0.96を
超える吸光度に形成される。
【0013】請求項2における着色層および請求項3に
おける第2の着色層が形成された表示部材は、着色層
(第2の着色層)が低明度(低反射率、低彩度)であっ
て、好ましくは、吸光度が0.70〜0.96に構成さ
れる。表示記号部は文字や記号等を表すものであって、
請求項2,3における表示記号部はレーザ等で着色層
(第2着色層)を除去して透光性の表示部材(第1の着
色層)を露呈させ、すなわち、透光性に構成され、請求
項4における表示記号部は印刷や転写、若しくは、金属
箔の貼合やメッキ等で形成され、0.96を超える吸光
度あるいは0.70未満の吸光度に構成される。なお、
本明細書においては、吸光度として、試験片に厚さ1m
mの部材を用い、600μmの単色光で測定した値を用
いる。
【0014】
【作用】この発明にかかるメタリック調表示体は、記号
表示層の低明度部分上のメタリック加飾層中の雲母粒子
が入射する光を固有の波長の干渉反射光として反射し、
真珠光沢を発現するが、高明度部分上のメタリック加飾
層は雲母粒子の干渉反射光が高明度部分の反射光に比較
して弱く、干渉反射光が視覚的な影響を及ぼさない。こ
のため、低明度部分上のメタリック加飾層が真珠光沢を
発現して、美観に優れたメタリック調の真珠光沢の色調
が得られ、また、高明度部分の反射光により文字等が明
瞭に視認される。
【0015】さらに、このメタリック調表示体の製造方
法は、表示部材に形成された低明度の着色層をレーザ等
で除去すること等で、あるいは、低明度の表示部材に印
刷等で直接的に高明度着色剤による表示記号部を形成
し、この後、表示記号部を含む全面にメタリック塗料の
塗膜を形成する。したがって、表示記号部やメタリック
塗料の塗膜の形成もマスキング等が不要で容易に行え、
また、表示記号部が塗膜により保護されるためコート層
が不要であり、安価に製造できる。
【0016】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図3はこの発明の一の実施の
形態にかかるメタリック調表示体を示し、図1が断面
図、図2がその製造の各過程における状態をアルファベ
ット順に示す断面図、図3が作用を説明する模式断面図
である。
【0017】図1において、1は携帯電話機等のスイッ
チ用のカバー部材(メタリック調表示体)であり、この
カバー部材1は、回路基板3に組み付けられてスイッチ
装置Sを構成し、携帯電話機等のケース(図示せず)内
に収容される。詳細な説明は割愛するが、回路基板3に
は複数の固定接点31およびLED32がカバー部材1
の後述するキートップ部に対応して設けられ、固定接点
31はカバー部材1の後述する可動接点と接触して回路
を開閉し、LED32は発光する光でキートップ部を照
明する。
【0018】カバー部材1は本体(表示部材)10を有
し、本体10は略柱状の複数のキートップ部11、各キ
ートップ部11の端部からスカート状に延出する薄肉の
スカート部12、スカート部12が連続する板状のベー
ス部13および各キートップ部11の裏面に突出する接
点部14が一体に形成される。この本体10は、透明あ
るいは半透明、若しくは、着色材で予め着色された有色
透明であって、高明度に構成される。この本体10は、
例えば、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
SBR、ネオプレン等のジエン系合成ゴム、エチレン−
プロピレン系、ウレタン系、シリコーン系等の合成ゴ
ム、これらのゴムの組み合わせ、あるいは、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂、さら
には、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
アミド樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂等から成形さ
れる。
【0019】キートップ部11は、ケース外に突出し、
押圧操作される。スカート部12は、キートップ部11
を押圧すると屈曲(クリック)して押圧を解除すると反
撥弾性により初期の状態に復帰するというスイッチング
動作を行う。ベース部13は、回路基板20の表面に係
合し、キートップ部11等を回路基板3に支持する。接
点部14には先端に導電性ゴム等の可動接点14aが設
けられ、この可動接点14aはキートップ部11の押圧
操作で上述した固定接点31と接触して回路を開閉す
る。
【0020】また、本体10には、キートップ部11の
天面に数字、記号あるいは文字等の表示記号層(以下、
表示記号部と称する)21が形成され、さらに、表示記
号部21を含む全表面に透明(半透明)のメタリック塗
膜(メタリック加飾層)22が形成される。望ましく
は、この本体10は吸光度が0.70未満、表示記号部
21が形成された部分の吸光度が0.70〜0.96に
構成される。表示記号部21は、印刷インキや塗料等の
着色材を用いた印刷や転写等で低明度に形成される。
【0021】メタリック塗膜22は、光干渉型の二酸化
チタンで被覆された薄板(鱗片)状の雲母粒子を0.1
5重量%〜5.00重量%含有するメタリック塗料を用
いスプレー塗装等で10〜50μmの塗膜厚さに形成さ
れる。ここで、このメタリック塗膜22は、雲母粒子の
含有率が過度に高い場合は乱反射による白色塗膜として
作用するにすぎず、干渉反射光による真珠光沢を発現せ
ず、表示記号部21も隠蔽してしまい、また、塗膜厚さ
も表示記号部21の保護の観点からは大きな厚みを必要
としない。このため、メタリック塗膜22の雲母粒子含
有率および塗膜厚さは上記範囲が望ましく、また、その
形成は生産性やコスト等の観点からは塗装によることが
好ましい。
【0022】このメタリック塗膜22の形成に用いるメ
タリック塗料は、エポキシ、フェノール、イミド、アミ
ドイミド、アルキッド、アクリル、メラミン、アクリル
ポリオール型ウレタン等のサーモセッティング樹脂、二
液硬化型樹脂、ポリエステルポリオール系ウレタン樹脂
等をバインダーとするもの、アクリルエマルジョン、水
可溶ウレタン樹脂、水系エポキシ樹脂等の水系メタリッ
ク塗料が、望ましくは(特に、本体10がゴム等の柔軟
素材の場合に本体10や表示記号部21を磨耗や磨滅等
から保護するため)、耐擦傷性に優れたポリエステルポ
リオール系ウレタン樹脂をバインダーとするものが用い
られる。
【0023】この実施の形態にかかるカバー部材1は、
以下に述べるように製造される。すなわち、先ず、図2
aに示すように、本体10を透明あるいは半透明若しく
は着色剤で予め着色された有色透明なゴム材料や樹脂材
料を用いて成形する。次に、図2bに示すように、成形
された本体10のキートップ部11の天面に着色インキ
を用いスクリーン印刷等で表示記号部21を形成する。
ここで、本体10は高明度かつ透明(半透明)に(望ま
しくは、吸光度が0.70未満となるように)成形材料
や形状等が選択され、また、本体10の表示記号部21
部分は低明度(低反射率)に(望ましくは、吸光度が
0.70〜0.96となるように)着色インキ等が選択
される。
【0024】次いで、図2cに示すように、本体10の
全表面にスプレー塗装等でメタリック塗膜22を形成す
る。上述したように、このメタリック塗膜22の形成に
は、光干渉型の二酸化チタンで被覆された薄板(鱗片)
状の雲母粒子を0.15重量%〜5.00重量%含有す
るメタリック塗料を用いる。ここで、メタリック塗膜2
2の形成に際しては、本体10の全表面に塗装すればよ
く、マスキング等が不要である。このため、メタリック
塗膜22の形成も容易である。
【0025】そして、このカバー部材1は前述した図1
に示すように回路基板3と組み付けて携帯電話機のスイ
ッチ装置等に用いられ、表面から入射する光により表示
記号部21上のメタリック塗膜22のみが光を干渉反射
光として反射し、メタリック調の真珠光沢の色調を醸し
出す。すなわち、図3に示すように、本体10に直接に
積層されたメタリック塗膜22は本体10の光反射率
(界面反射)が高いため、二酸化チタン被覆雲母22a
が塗膜22に固有の波長の光を反射しても本体10の反
射光が強く、真珠光沢を発現することができない。これ
に対して、表示記号部21ではメタリック塗膜22を経
て入射した光が吸収され、表示記号部21に積層された
メタリック塗膜22の二酸化チタン被覆雲母22aが固
有の波長の光を反射し、真珠光沢を発現する。したがっ
て、表示記号部21の文字等を明瞭に視認でき、また、
鮮明かつ審美な真珠光沢のメタリック調が得られる。
【0026】なお、表示記号部21の色調に関して詳し
くは言及しないが、表示記号部21の文字等をより明瞭
に視認でき、より真珠光沢を発現するためには、低明度
に、例えば、黒色顔料を含有させて吸光度が0.70〜
0.96の色調で形成することが望ましい。
【0027】図4および図5はこの発明の他の実施の形
態にかかるメタリック調表示体を示し、図4が一部の断
面図、図5a〜dがその製造の各過程における状態をア
ルファベット順に示す断面図である。なお、前述した実
施の形態におけるカバー部材と同一の部分には同一の番
号を付して説明を割愛する。
【0028】この実施の形態は、本体10の表面に低明
度(低反射率)の遮光性着色層28を設け、この遮光性
着色層28のキートップ部11天面部分を文字等の形状
に除去して表示記号部21を形成し、さらに、遮光性着
色層28および表示記号部21上、すなわち、全表面に
メタリック塗膜22を設ける。そして、この実施の形態
のカバー部材1も、メタリック塗膜22を設ける前の状
態で、表示記号部21の形成部分の本体10の吸光度を
0.70未満に、その他の部分、すなわち、遮光性着色
層28の形成部分の吸光度を0.70〜0.96に形成
することが望ましい。
【0029】この実施の形態のカバー部材1は、次に述
べるように製造される。すなわち、先ず、図5aに示す
本体10を成形した後、図5bに示すように、本体10
の表面全範囲に遮光性着色層28を設ける。この遮光性
着色層28は、着色顔料を配合した塗料等を用い、スプ
レー塗装等で形成される。次に、図5cに示すように、
本体10のキートップ部11の天面部分の遮光性着色層
28にレーザを照射して文字等の形状に除去し、表示記
号部21を形成する。そして、表示記号部21を形成し
た後に、表示記号部21および遮光性着色層28により
被覆された本体10の全表面にメタリック塗膜22を形
成する。
【0030】この実施の形態にかかるカバー部材1にあ
っては、表面から入射する光が遮光性着色層28に吸収
されほとんど反射されず、遮光性着色層28上のメタリ
ック塗膜22が着色層28に固有の波長の光等を干渉反
射して真珠光沢を発現するが、表示記号部21は本体1
0との界面等で入射する光を強く反射し、表示記号部2
1上のメタリック塗膜22による干渉反射の真珠光沢を
視認することができない。このため、表示記号部21の
文字等を明瞭に視認でき、また、表示記号部21以外は
美観に優れるメタリック調の真珠光沢の色調が得られ
る。
【0031】図6および図7はこの発明のさらに他の実
施の形態にかかるカバー部材を示し、図6が一部断面
図、図7a〜cがその製造の各過程における状態をアル
ファベット順に示す断面図である。この実施の形態は、
シート(平板)状のカバー部材1を例示するもので、こ
のシート状のカバー部材1も携帯電話機等に用いられ照
光式のスイッチ装置を構成、あるいは、銘板等の作成に
用いられる。
【0032】カバー部材1は、半透明(透明)なシリコ
ーンゴム等からなるシート状の本体10の表面に高明度
(高反射率)の半透明着色層(第1の着色層)29と低
明度(低反射率)の遮光性着色層(第2の着色層)28
を重ねて積層形成し、遮光性着色層28を除去して表示
記号部21を形成し、表示記号部21の半透明着色層2
9上および遮光性着色層28上、すなわち、全面にメタ
リック塗膜22を形成して構成される。このカバー部材
1も、メタリック塗膜22を設ける前の状態で、本体1
0の表示記号部21形成部分、すなわち、本体10に半
透明着色層29を積層した部分の吸光度が0.70未満
あるいは0.96を超え、本体10に着色層28を積層
した部分が0.70〜0.96の吸光度を有するように
形成される。
【0033】そして、この実施の形態にかかるカバー部
材1は、次に述べるようにして製造される。先ず、図7
aに示すように、本体10の表面に着色顔料が配合され
た透明樹脂やゴムを用い塗工やスプレー塗装等で半透明
着色層29を形成し、次いで、図7bに示すように、半
透明着色層29上に重ねて遮光性着色層28を形成す
る。この遮光性着色層28は、着色顔料が配合された樹
脂やゴムを用い、塗工等で形成される。次に、本体10
の押圧操作部となる部分にレーザを照射し、遮光性着色
層28を文字等の形状に除去して表示記号部21を形成
する。そして、この後に、図6に示すように、表示記号
部21を含む遮光性着色層28の全面にメタリック塗膜
22を形成し、カバー部材1が完成する。
【0034】この実施の形態にかかるカバー部材1は、
記号表示部21においてメタリック塗膜22を経て入射
する光が半透明着色層29で強く反射するため、半透明
着色層29の反射光の影響でメタリック塗膜22が真珠
光沢を発現することが無く、これに対して、他の部分、
すなわち、遮光性着色層28上ではメタリック塗膜22
の光干渉型の二酸化チタン被覆雲母が固有の波長の光を
反射し、その他の光が遮光性着色層28に吸収されるた
め、真珠光沢を発現する。したがって、全表面について
鮮明かつ審美な真珠光沢の色調が得られ、また、表示記
号部21の部分は真珠光沢が発現されず、文字等も明瞭
に視認できる。
【0035】なお、上述した各実施の形態では、本体1
0の着色の有無に関しては言及しないが、本体10自体
の光反射率を高く、あるいは界面反射等で高い光反射率
を得られるように構成することが可能であり、また、本
体10の着色は吸光度が0.96を超える範囲あるいは
70未満の範囲で任意に行うことが望ましい。また、上
述した実施の形態では、本体10に積層された半透明着
色層29のキートップ部11天面部分に低明度の遮光性
着色材等を用いて印刷等で表示記号部21を形成するこ
とも可能である。
【0036】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。 ・実施例1 シリコーンゴムパウンドKE−951U(信越化学工業
(株)製、商品名)を用いて、180°C、200kg
/cm2で加熱、加圧し、前述した本体10を成形し
た。次いで、シリコーン系塗料シルマーク(信越化学工
業(株)製、商品名)に白色顔料を加えて光が通過する
程度に着色された塗料をキートップ部11の天面にスク
リーン印刷で印刷し、透光性白色層(半透明着色層2
9)を成形した。そして、この透光性白色層上に上記シ
ルマークに黒顔料を配合した吸光度が0.96の黒色塗
料を塗布・加熱して固着させ、黒色塗料膜(遮光性着色
層28)を形成した。次に、黒色塗料膜上にレーザマー
カーを用いてレーザを照射し、黒色塗料膜を除去して表
示記号部21を形成した。
【0037】次に、本体に黒色塗料膜側からプラズマ処
理を施した後、シランカップリング剤エポキシシランK
BM−403(信越化学工業(株)製、商品名)を薄く
塗布した。そして、下記に示すメタリック塗料を膜厚5
0μmにスプレー塗装し、150°C、40分間熱処理
を行い、室温で放置して冷却した。
【0038】 メタリック塗料 1.主剤 100重量部 a.バインダ バーノックD7−885(大日本インキ(株)製商品名、ウレタン樹脂) 12.0% デスモフェン670−80B(住友バイエルウレタン(株)商品名、ウレタン 樹脂) 10.0% b.光干渉型の二酸化チタンで被覆された鱗片状の雲母粒子含有の真珠光沢顔料 パールグレイズMV−100R(日本光研工業(株)製商品名) 0.5% c.チキソ性付与剤 フローノンSH−290(共栄社化学(株)製商品名) 5.0% d.シリカ粉末 サイリシア350(富士シリシア化学(株)製商品名) 8.0% e.一般的溶剤 酢酸ブチル 30.0% トルエン 15.0% 酢酸エチル 10.0% セロソルブアセテート 9.5% 2.硬化剤(主剤と硬化剤との配合比率 主剤/硬化剤=100/25) パーメノックDN955(大日本インキ(株)製商品名) 25重量部
【0039】・実施例2 一般的な熱可塑性樹脂であるABS樹脂にカーボンブラ
ックを練り込んで吸光度が0.75のシート状の本体1
0を成形し、この本体10の表面に、酸化チタンを含有
する一般的なプラスチック用白色インキで表示記号部2
1をスクリーン印刷により形成した。そして、本体10
の表示記号部21形成面の全面に、下記のメタリック塗
料を用いて膜厚20μmにスプレー塗装を行い、80°
C、60分間熱処理を行った後、室温で放置して冷却し
た。
【0040】 メタリック塗料 1.主剤 100重量部 a.バインダ アラルダイトAER−260(旭チバ(株)製商品名) 24.0% b.光干渉型の二酸化チタンで被覆された鱗片状の雲母粒子含有の真珠光沢顔料 パールグレイズMB−100R(日本光研工業(株)製商品名) 1.0% c.チキソ性付与剤 フローノンSH−290(共栄社化学(株)製商品名) 5.0% d.一般的溶剤 メチルエチルケトン 20.0% 1−ブタノール 14.0% 酢酸ブチル 13.0% トルエン 13.0% イソプロピルアルコール 10.0% 2.硬化剤(主剤と硬化剤との配合比率 主剤/硬化剤=100/22) パーサミドJP410(ヘンケル白水(株)製商品名) 22重量部
【0041】・比較例 実施例2で作製した本体10に、着色タイプの二酸化チ
タンを被覆した薄板状雲母粒子を含有させた下記配合の
メタリック塗料を膜厚20μmにスプレー塗装を行い、
80°C、60分間の熱処理を行い、室温で放置し冷却
した。
【0042】 着色タイプのメタリック塗料組成 主剤 a.バインダ NeoRez960(楠本化成(株)製商品名、水系ウレタン樹脂) 50.0% b.着色タイプの二酸化チタンで被覆した薄板状雲母粒子含有の真珠光沢顔料 パールグレイズMC−504(日本光研工業(株)製商品名) 1.0% c.一般的溶剤 プロピレングリコール 3.0% メチルエチルケトン 5.0% エチルセロソルブ 5.0% d.消泡剤 アクアレン800(共栄社化学(株)製商品名) 0.5% e.希釈剤 水 35.5%
【0043】実施例1は、メタリック塗料を塗装した後
の黒色部位が鮮明な紫色パールカラーのカラーメタリッ
ク調を発現し、表示記号部の白色部位は真珠光沢顔料に
影響されることなく透光性白色を保持した。また、塗膜
物性としてシリカ粉末の添加により非粘着性の耐擦傷性
ある柔軟な特性を示し、表示記号部を砂消しゴムによる
ザラツキ磨耗試験に供した結果、3000回往復でも表
示記号部が磨滅することがなく、保護皮膜として十分機
能した。
【0044】実施例2は、メタリック塗料を塗装した後
の黒色部位は鮮明な青色パールカラーのカラーメタリッ
ク調を発現し、表示部の白色部位は真珠光沢顔料に影響
されることなく、白色を保持した。これに対して、比較
例は、メタリック塗料の塗装面全てが真珠光沢顔料によ
り影響され、赤色パールカラーのカラーメタリック調を
発現し、表示部の白色部位は読みとれなかった。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
メタリック調表示体によれば、表示部材の表面に明度差
で文字等を表した記号表示層を形成し、この記号表示層
上に光干渉型の二酸化チタン被覆雲母が含有された透光
性のメタリック加飾層を形成するため、記号表示層の低
明度部分上のメタリック加飾層は雲母粒子が入射する光
を固有波長の干渉反射光として反射し、美観に優れたメ
タリック調の真珠光沢を醸し出し、記号表示層の高明度
部分上のメタリック加飾層は高明度部分の反射光が干渉
反射光に比較して強く真珠光沢が発現されず、反射光に
より文字等として視認される。
【0046】また、この発明にかかるメタリック調表示
体の製造方法によれば、表示記号部は着色材を用いた印
刷や転写、あるいは、レーザ等で着色層を除去すること
で形成でき、メタリック塗料の塗装に際してマスキング
等が不要でメタリック塗料の塗装等が容易に行え、ま
た、表示記号部はメタリック塗料の塗膜で被覆されるた
めコート層を形成する必要もなく、製造コストを低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかるカバー部材
の一部を示す断面図である。
【図2】同カバー部材の製造の各過程における状態をア
ルファベット順に示す断面図である。
【図3】同カバー部材の作用を説明する模式断面図であ
る。
【図4】この発明の他の実施の形態にかかるカバー部材
の一部を示す断面図である。
【図5】同カバー部材の製造の各過程における状態をア
ルファベット順に示す断面図である。
【図6】この発明のまた他の実施の形態にかかるカバー
部材の一部を示す断面図である。
【図7】同カバー部材の製造の各過程における状態をア
ルファベット順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 カバー部材(メタリック調表示体) 3 回路基板 10 本体(表示部材) 21 表示記号部 22 メタリック塗膜(メタリック加飾層) 22a 光干渉型の二酸化チタン被覆雲母 28 遮光性着色層(第2の着色層) 29 半透明着色層(第1の着色層) S スイッチ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−37487(JP,A) 特開 昭56−123628(JP,A) 特開 平5−94731(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/02 H01H 11/00 H01H 13/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部材と、該表示部材の表面に形成さ
    れ、明度の差で記号を表示する記号表示層と、該記号表
    示層上に積層形成され、光干渉型の二酸化チタンで被覆
    された薄板状の雲母粒子を含有する透光性のメタリック
    加飾層とを備えることを特徴とするメタリック調表示
    体。
  2. 【請求項2】 透光性の表示部材の表面に低明度の着色
    層を形成し、該着色層を部分的に除去して表示記号部を
    形成し、該表示記号部および前記着色層上に、光干渉型
    の二酸化チタンで被覆された薄板状の雲母粒子を含有す
    る透光性のメタリック加飾層を形成したことを特徴とす
    るメタリック調表示体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記着色層が高明度かつ有色透光性の第
    1の着色層上に低明度かつ遮光性の第2の着色層を積層
    してなり、該第2の着色層を部分的に除去して前記表示
    記号部を形成した請求項2に記載のメタリック調表示体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 低明度色の表示部材の表面に高明度の着
    色材料または高光反射率の材料で表示記号部を形成し、
    該表示記号部を含む前記表示部材の表面に光干渉型の二
    酸化チタンで被覆された薄板状の雲母粒子を含有する透
    光性のメタリック加飾層を形成したことを特徴とするメ
    タリック調表示体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記メタリック加飾層の雲母粒子含有量
    が0.15〜5.00重量%で、その厚さが10〜50
    μmである請求項1に記載のメタリック調表示体、また
    は、請求項2、請求項3若しくは請求項4に記載のメタ
    リック調表示体の製造方法。
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