JP3102004U - 段ボール箱等をはじめとする梱包体のコーナー部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包体である例えば段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易に使用できるとともに、当該梱包体の運搬時における簡易なパレットとしても使用できるコーナー部材を提供する。
【解決手段】コーナー部3を有し、平面三角形状を呈する耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部2と、この桁部2のコーナー部3を含む両側面に添設した該桁部2より高さ寸法が大きい辺部4a、4bとを、通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成し、前記桁部2を、少なくとも段ボール箱30等のような梱包体の底部の四隅のコーナー部に各々装着することで、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにし、内部に各種商品を収容した種々の寸法の梱包体である段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易使用できるとともに、梱包体のパレットとしても使用できるようにしたコーナー部材。
【選択図】図1

Description

本考案は、段ボール材等からなる紙製のコーナー部材に関し、詳しくは、例えば各種産業機器、大型冷蔵庫等の各種商品を収容する段ボール箱等をはじめとする梱包体のコーナー部材に関するものである。
従来、各種商品(例えば各種産業機器、大型冷蔵庫等)を収容した段ボール箱等をはじめとする梱包体の例えば底部等に配置されて当該梱包体及びその内部に収容されている商品を保護するための手段としては、発泡スチロール材等からなる保護材を梱包体内に入れたりするのが一般である。しかし、この場合、上記保護材が発泡スチロール材等を用いて形成されているため、リサイクル困難で、使い古した保護材は産業廃棄物となってしまうという問題があった。
また、従来、重量のある商品(例えば各種産業機器、大型冷蔵庫等)を収容した段ボール箱等の梱包体を運搬する際には、フォークリフトを使用するためにパレットが用いられるのが通常である。このようなパレットとしては、通常木材によりフォークリフトの爪が挿入可能な薄型直方体状に形成したものが多く使用されている。しかし、このパレットの場合には、木材を用いて形成されているため、リサイクル困難で、使い古したパレットは産業廃棄物となってしまうという問題があった。
特許文献1には、段ボールの波形に対して垂直方向に剛性を持つように組み立てた段ボール製のパレットが提案されている。
しかし、この特許文献1のパレットの場合、サイズが固定され搬送すべき梱包体の寸法の相違に対応できず、各々梱包体の寸法に対応したサイズのパレットを複数種容易しなければならないという問題があった。
特開平06−239345号公報
この種の分野の従来商品に鑑み、本考案が解決しようとする問題点は、リサイクル困難で産業廃棄物が生じる点、サイズが固定され梱包体の寸法の相違に対応できない点、用途が限定され総じて高価格になる点である。
このような状況に鑑み本考案の目的は、リサイクル容易で、産業廃棄物が生じることがなく、安価で、内部に各種商品(例えば各種産業機器、大型冷蔵庫等)を収容した種々の寸法の梱包体である例えば段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易に使用できるとともに、当該梱包体の運搬時における簡易なパレットとしても使用できるコーナー部材を提供することにある。
本考案のコーナー部材は、これを段ボール材等の紙製で形成し、コーナー部を有し、平面三角形状を呈する耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部と、この桁部のコーナー部を含む両側面に添設した該桁部より高さ寸法が大きい辺部とを、通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成し、前記桁部を、所要数、梱包体の各コーナー部に装着することで、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにしたことを主要な特徴とする。
本考案のコーナー部材によれば、リサイクル容易で、産業廃棄物が生じることがなく、安価で、これを梱包体の外面に用いると、内部に各種商品(例えば各種産業機器、大型冷蔵庫等)を収容した種々の寸法の梱包体である例えば段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易に使用できるとともに、当該梱包体の運搬時における簡易なパレットとしても使用できる場合の他、倉庫等において梱包体である例えば段ボール箱等の底面を床面等から浮上させて保管することができ、これを梱包体の内面に用いると、梱包体の内部に収容した物体の位置ずれ防止具として使用する場合等々に適用できる。
請求項1、2記載の考案によれば、コーナー部材自体が段ボール材等の紙製により形成されているのでリサイクル可能で産業廃棄物が生じないとともに、低価格化可能であり、更に、梱包体のコーナー部に個別に装着することで梱包体の寸法の相違に柔軟に対応できるとともに、当該コーナー部材にパレットとしての機能を発揮させることができる。
また、請求項3記載の考案によれば、平面三角形状、平面四角形状の桁部を有する各コーナー部材を組み合わせて請求項1、2記載の考案と同様な効果を奏することができる。
請求項4記載の考案によれば、立方体状又は直方体状の梱包体に装着して好適なコーナー部材を提供できる。
請求項5記載の考案によれば、物体である梱包体の外側の少なくとも下側四隅の各コーナー部にこのコーナー部材を各々装着することで、フォークリフトの爪挿入用の隙間を形成でき、フォークリフトによる運搬の便宜を図ることができる。
更に、請求項6記載の考案によれば、物体である梱包体の内側の各コーナー部と梱包体内に収容される被梱包体(各種商品)の各コーナー部との間にこのコーナー部材を各々装着することで、被梱包体の運搬時等の位置ずれを防止し保護することができ、用途の拡大を図ることができる。
請求項7、8記載の考案によれば、請求項1、2記載の考案の場合と同様、桁部、辺部、更には当接板が段ボール材等の紙製により形成されているのでリサイクル可能で産業廃棄物が生じないとともに、低価格化が可能であり、更に、梱包体のコーナー部に個別に装着することで梱包体の寸法の相違に柔軟に対応できるとともに、当該コーナー部材にパレットとしての機能を発揮させることができる。更にまた、辺部に一対の辺側桁部の梱包体との当接面の一致に合致し、且つ、コーナー桁部と一対の辺側桁部との間の位置に梱包ベルト架け渡し用の凹部を形成しているので、梱包ベルトの架け渡しによる梱包の容易化簡略化を図ることができる。
請求項9記載の考案によれば、請求項4記載の考案と同様、立方体状又は直方体状の梱包体に装着して好適なコーナー部材を提供できる。
請求項10記載の考案によれば、請求項5記載の考案と同様、物体である梱包体の外側の少なくとも下側四隅の各コーナー部にこのコーナー部材を各々装着することで、フォークリフトの爪挿入用の隙間を形成でき、フォークリフトによる運搬の便宜を図ることができる。
更に、請求項11記載の考案によれば、請求項6記載の考案と同様、物体である梱包体の内側の各コーナー部と梱包体内に収容される被梱包体(各種商品)の各コーナー部との間にこのコーナー部材を各々装着することで、被梱包体の運搬時等の位置ずれを防止し保護することができ、用途の拡大を図ることができる。
本考案は、段ボール材等の紙製で形成され、コーナー部を有し、平面三角形状を呈する耐荷重の大きい物体載置用の桁部と、この桁部のコーナー部を含む両側面に添設した該桁部より高さ寸法が大きい辺部と、を紙材により形成し、前記桁部を少なくとも物体底部(装着端面)の四隅のコーナー部に各々装着することで物体の装着端面を物体載置面から浮上させ、これにより物体の装着端面と物体載置面との間に隙間を形成してフォークリフトの爪を挿入可能とし、リサイクル可能で産業廃棄物が生じないとともに、低価格化可能であり、梱包体の寸法の相違に柔軟に対応しつつパレットとしての機能を発揮させるものである。
以下に、本考案の実施例を詳細に説明する。図1は本実施例に係る段ボール箱等をはじめとする梱包体のコーナー部材1を示すものであり、このコーナー部材1は、直角を呈するコーナー部3を有し、且つ、平面三角形状を呈する耐荷重の大きい物体載置用の桁部2と、この桁部2のコーナー部3を含む両外側側面に添設した該桁部2より高さ寸法が大きい辺部4a、4bとを通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により略三角柱状に形成したものである。
前記桁部2は、2枚の通常段ボール材又は強化段ボール材等を重合するとともに、中央部に切り込みを入れて直角に折曲した外側桁部5と、この外側桁部5の内側に接着等で固着した三角柱状を呈する内側桁部6とを有している。
前記内側桁部6は、1枚の通常段ボール材又は強化段ボール材等を合計四箇所の切り込みを入れて折曲し、前記外側桁部5の両辺に掛け渡すようにする掛け渡し片6aと、前記外側桁部5の両辺に当接する両当接片6b、6b’と、両当接片6b、6b’から前記掛け渡し片6aの内側中央部に向けて重合した両重合片6c、6c’とを具備している。
前記各辺部4a、4bは、2枚の通常段ボール材又は強化段ボール材等を重合するとともに、その中央部に切り込みを入れて直角に折曲し、これら各辺部4a、4bを前記外側桁部5に対して底部が一致するように接着等により固着している。そして、前記辺部4a、4bの高さH2は、前記外側桁部5の高さH1より大きく(H2>H1)設定している。
前記コーナー部材1のコーナー部3は、梱包体である例えば段ボール箱30のような立方体又は直方体の隅部に形成されるコーナー部に対応する形状となっている。
図2乃至図4は、上述したコーナー部材1の具体的な一使用例の形態を示すものであり、梱包体である例えば段ボール箱30等の合計8箇所の外面の各コーナー部に各々上述したコーナー部材1を装着し、更に、例えば、2本の各梱包ベルト31、31により片側4個ずつのコーナー部材1を縦方向に梱包する使用例を示すものである。
この場合の段ボール箱30の底部側の4個のコーナー部材1と、段ボール箱30等との位置関係を図3に示す。
また、合計8個のコーナー部材1を装着した段ボール箱30等を物体載置面40に置いた状態を図4に示す。図4に示すように、物体載置面40に置かれた段ボール箱30等は、底部側の4個のコーナー部材1の配置、存在により、その底部と物体載置面40との間に隙間41が形成される。すなわち、段ボール箱30等におけるコーナー部材1の装着端面を物体載置面40から浮上させることができる。
この結果、例えば図5に示すようなフォークリフト50の爪51を図2に示すように前記隙間41に挿入しフォークリフト50を操作することで、梱包体である例えば段ボール箱30等を所望の箇所に運搬することが可能となる。
また、本実施例に係るコーナー部材1によれば、コーナー部材1自体が通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成されているので、リサイクル可能で産業廃棄物が生じないとともに、低価格化可能であり、更に、梱包体である段ボール箱30等のコーナー部に個別に装着することで段ボール箱30等の寸法の相違に柔軟に対応しつつフリーサイズの斬新なパレットとしての機能を発揮させることができる。
図6は、コーナー部材1の変形例であり、梱包体である例えば段ボール箱30等の底部4隅又は上下部4隅に対して前記コーナー部材1に代替して装着するようにした通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材からなるコーナー部材11を示すものである。
このコーナー部材11は、略直角三角形状で、両辺に一対の矩形状の折曲辺11a、11aを備え、梱包体である例えば段ボール箱30等の外面の底部又は上下部の各コーナー部上に角当て材11の直角三角形状の部分を当接するとともに、一対の折曲辺11a、11aを直角に折曲することで、前記のような隙間41を形成する必要の無い梱包体である例えば段ボール箱30等の底部又は上下部の各コーナー部に装着するようにしたものである。
図7は、本考案に係るコーナー部材1の変形例のコーナー部材1Aを示すものである。このコーナー部材1Aは、全体として略四角柱状に形成されている。
このコーナー部材1Aは、直角を呈するコーナー部13を有し、且つ、平面四角形状を呈する耐荷重の大きい物体載置用の桁部12と、この桁部12のコーナー部13を含む両外側側面に添設した該桁部12より高さ寸法が大きい辺部14a、14bとを通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により略四角柱状に形成したものである。
前記桁部12は、複数枚(例えば3枚、4枚等)の通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材を重合するとともに、これらを折り曲げ又は継ぎ合わせて空洞12aを有する直方体形状、すなわち四角柱状を呈するように形成している。
前記辺部14a、14bは、2枚の通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材を重合するとともに、その中央部に切り込みを入れて直角に折曲し、これら辺部14a、14bを前記桁部12に対して底部が一致するように接着等により固着している。前記辺部14a、14bの高さH2は、前記コーナー部材1の場合と同様、前記桁部12の高さH1より大きく(H2>H1)設定している。
前記コーナー部材1Aのコーナー部13は、梱包体である例えば段ボール箱30等のような立方体又は直方体の隅部に形成されるコーナー部に対応する形状となっている。
図8は、前記コーナー部材1Aを段ボール箱30等の例えば底部の各コーナー部に4個装着した状態を示すものである。このようなコーナー部材1Aを所要個数使用しても、前記コーナー部材1の場合と同様な作用効果を発揮させることができる。
図9は、前記コーナー部材1を2個、前記コーナー部材1Aを2個組み合わせて、梱包体である例えば段ボール箱30等の底部に装着した状態を示すものである。コーナー部材1、コーナー部材1Aの組み合わせ個数は自在である。
この場合も前記コーナー部材1を4個使用する場合、又は前記コーナー部材1Aを4個使用する場合と同様に、フォークリフト50の爪51を合計4個のコーナー部材1、1Aが形成する前記隙間41に挿入しフォークリフト50を操作することで、段ボール箱30等を所望の箇所に運搬することが可能となる。
図10は、本考案の他例を示すものであり、既述したコーナー部材1を合計8個用い、例えば大型冷蔵庫のような被梱包体60の底部4箇所、上部4箇所、合計8箇所のコーナー部に各々コーナー部材1を装着し、その外周全体を梱包体である段ボール箱61等により梱包したものである。
この場合には、被梱包体60の8箇所のコーナー部と段ボール箱61等の合計8箇所のコーナー部との間に各々コーナー部材1が介在することになり、被梱包体50の運搬時等の位置ずれを防止し保護することができ、コーナー用パレット1を位置ずれ防止具として活用でき、用途の拡大を図ることができる。
なお、この場合、コーナー部材1のみを使用する場合の他、コーナー部材11、コーナー部材1Aを使用したり、これらの各コーナー部材の組み合わせを使用することも勿論可能である。
また、産業廃棄物の点を無視して、梱包体である例えば段ボール箱等にフリーサイズ形態で使用できパレットとしても機能させることができるという機能面だけを考慮すると、前記コーナー部材1、コーナー部材11、コーナー部材1Aを木材又は合成樹脂材を用いて形成することも可能である。
以上各図に示すコーナー部材1、コーナー部材11、コーナー部材1Aのいずれのコーナー部材であっても、その使用時に、これを梱包体である例えば段ボール箱等の使用面に予め接着した後に梱包等するのは自在である。
また、コーナー部材1、コーナー部材11、コーナー部材1Aのいずれのコーナー部材においても、梱包体である例えば段ボール箱等の外部の他、内部の底部又は上下部の各4隅にも使用できることは勿論である。
更に、図1のコーナー部材1、図7のコーナー部材1Aにおいて、4a、4b又は14a、14bの各辺部のいずれか一方の辺部を削除してこれを構成すると、梱包体である例えば段ボール箱等のコーナー部以外の各辺部分にこれを介添し装着して梱包体の補強として用いることができる。
次に、図11乃至図13を参照して本考案の他の実施例について説明する。他の実施例のコーナー部材1Bは、図11、図12に示すように、コーナー部3を画する直方体状のコーナー桁部22と、コーナー桁部22の両側に配置される一対の直方体状の辺側桁部23a、23Bとからなる3個構成の耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部21と、コーナー桁部22のコーナー部3を含む外側面、一対の辺側桁部23a、23bの外側面に接着等で添設される辺部24とを、通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成している。
前記辺部24は、前記桁部21より高さ寸法が大きく、また梱包ベルト架け渡し用の凹部25を、その最深部が前記コーナー桁部22、一対の辺側桁部23a、23bの段ボール箱30等との各当接面の位置に合致するように形成している。更に、前記凹部25は、コーナー桁部22と一対の辺側桁部23a、23bとの間の各位置に形成している。25aは前記凹部25を形成するための折曲片である。
前記コーナー桁部22、一対の辺側桁部23a、23bは、各々通常段ボール材又は強化段ボール材等を多重に積層し、直方体状に形成している。また、前記コーナー部3は、梱包体である例えば段ボール箱30のような立方体又は直方体の隅部に形成されるコーナー部に対応する形状となっている。
図13は、上述したコーナー部材1Bの具体的な使用例の形態を示すものであり、梱包体である例えば段ボール箱30等の上・下合計8箇所の外面の各コーナー部に各々上述したコーナー部材1Bを各々装着し、更に、段ボール箱30等の各面と平行方向で対向配置となる4個ずつのコーナー部材1Bにおける各凹部25(段ボール箱30等の各面と平行方向に4個ずつ、4面の組み合わせ)に挿入するようにして合計4本の梱包ベルト31を井形状となるように各々架け渡す。これにより、合計8個のコーナー部材1Bを介して梱包ベルト31による段ボール箱30の梱包を行う。
この場合、図2に示す場合と同様、物体載置面40に置かれた段ボール箱30等は、底部側の4個のコーナー部材1Bの配置、存在により、その底部と物体載置面40との間に隙間41が形成される。すなわち、段ボール箱30等におけるコーナー部材1Bの装着端面を物体載置面40から浮上させることができる。この結果、図2に示す場合と同様、フォークリフト50の爪51を隙間41に挿入しての運搬が可能となる。
また、前記コーナー部材1Bによれば、コーナー部材1B自体が通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成されているので、リサイクル可能で産業廃棄物が生じないとともに、低価格化が可能であり、更に、梱包体である段ボール箱30等のコーナー部に個別に装着することで段ボール箱30等の寸法の相違に柔軟に対応しつつフリーサイズの斬新なパレットとしての機能を発揮させることができる。更にまた、前記各凹部25を利用して4本の梱包ベルト31を井形状となるように各々架け渡すことで、梱包ベルト31を用いた梱包作業の容易化、簡略化を図ることができる。
更に、前記コーナー部材1Bは、図示していないが、既述した図10に示す場合と同様にして例えば大型冷蔵庫のような被梱包体の底部4箇所、上部4箇所、合計8箇所のコーナー部に各々コーナー部材1Bを装着し、その外周全体を梱包体である段ボール箱等により梱包すれば、被梱包体の運搬時等の位置ずれを防止し保護することができ、コーナー部材1Bを位置ずれ防止具として活用でき、用途の拡大を図ることができる。
次に、図14、図15を参照して本考案の他の実施例の変形例について説明する。この変形例のコーナー部材1Cは、上述したコーナー部材1Bの構成に加えて、前記コーナー桁部22、一対の辺側桁部23a、23bの梱包体との当接面側に、やはり通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材からなる平坦な当接板26を接着等で設置したことが特徴である。この他の構成はコーナー部材1Bと同一である。
このようなコーナー部材1Cを用いても、上述したコーナー部材1Bの場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。また、平坦な当接板26を備えたことにより、コーナー部材1Cと梱包体である段ボール箱30(又は図10に示すような被梱包体60)のコーナー部分との当接状態をより緩やかなものとすることができる。
本考案に係るコーナー部材は、リサイクル容易で、産業廃棄物が生じることがなく、安価で、これを梱包体の外面に用いると、内部に各種商品(例えば各種産業機器、大型冷蔵庫等)を収容した種々の寸法の梱包体である例えば段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易に使用できるとともに、当該梱包体の運搬時における簡易なパレットとしても使用できる場合の他、倉庫等において梱包体である例えば段ボール箱等の底面を床面等から浮上させて保管することができ、これを梱包体の内面に用いると、梱包体の内部に収容した物体の位置ずれ防止具として使用する場合等々に適用できる。
本考案の実施例に係るコーナー部材の斜視図である。 本実施例に係るコーナー部材の使用状態の斜視図である。 本実施例に係るコーナー部材の段ボール箱底部に対する装着状態を示す平面図である。 本実施例に係るコーナー部材の段ボール箱に対する装着状態を示す正面図である。 運搬用のフォークリフトを示す斜視図である。 本実施例に係るコーナー部材に替えて使用する別のコーナー部材を示す斜視図である。 本実施例に係る変形例のコーナー部材の斜視図である。 本考案の実施例に係るコーナー部材の段ボール箱底部に対する装着状態を示す平面図である。 本実施例に係るコーナー部材と変形例のコーナー部材との組み合わせ状態を示す平面図である。 本考案の実施例に係る他例を示す概略断面図である。 本考案の他の実施例のコーナー部材の斜視図である。 本考案の他の実施例の裏面側から見たコーナー部材の斜視図である。 本考案の他の実施例のコーナー部材の使用状態の斜視図である。 本考案の他の実施例の変形例のコーナー部材の斜視図である。 本考案の他の実施例の裏面側から見たコーナー部材の斜視図である。
符号の説明
1 コーナー部材
1A コーナー部材
1B コーナー部材
1C コーナー部材
2 桁部
3 コーナー部
4a、4b 辺部
5 外側桁部
6 内側桁部
6a 掛け渡し片
6b、6b’ 当接片
6c、6c’ 重合片
11 コーナー部材
11a 折曲辺
12 桁部
12a 空洞
13 コーナー部
14a、14b 辺部
21 桁部
22 コーナー桁部
23a、23B 辺側桁部
24 辺部
25 凹部
25a 折曲片
26 当接板
30 段ボール箱
31 梱包ベルト
40 物体載置面
41 隙間
50 フォークリフト
51 爪
60 被梱包体
61 段ボール箱

Claims (11)

  1. コーナー部を有し、平面三角形状を呈する耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部と、この桁部のコーナー部を含む両側面に添設した該桁部より高さ寸法が大きい辺部とを、通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成し、
    前記桁部を、所要数、梱包体の各コーナー部に装着することで、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにし、
    内部に各種商品を収容した種々の寸法の梱包体である段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易使用できるとともに、梱包体のパレットとしても使用できるようにしたことを特徴とするコーナー部材。
  2. コーナー部を有し、平面四角形状を呈する耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部と、この桁部のコーナー部を含む両側面に添設した該桁部より高さ寸法が大きい辺部とを、通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成し、
    前記桁部を、所要数、梱包体の各コーナー部に装着することで、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにし、
    内部に各種商品を収容した種々の寸法の梱包体である段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易使用できるとともに、梱包体のパレットとしても使用できるようにしたことを特徴とするコーナー部材。
  3. コーナー部を有し、平面三角形状を呈する耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部と、この桁部のコーナー部を含む両側面に添設した該桁部より高さ寸法が大きい辺部とを、通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成した略三角柱状のコーナー部材と、
    コーナー部を有し、平面四角形状を呈する耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部と、この桁部のコーナー部を含む両側面に添設した該桁部より高さ寸法が大きい辺部とを、通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成した略四角柱状のコーナー部材と、
    を所要の個数組み合わせて、
    前記三角柱状のコーナー部材、四角柱状のコーナー部材の各桁部を、梱包体の各コーナー部に各々装着することで、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにし、
    内部に各種商品を収容した種々の寸法の梱包体である段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易使用できるとともに、梱包体のパレットとしても使用できるようにしたことを特徴とするコーナー部材。
  4. 前記コーナー部は、立方体又は直方体の隅部に形成されるコーナー部に対応するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコーナー部材。
  5. 前記コーナー部材は、段ボール箱等の梱包体の外側の少なくとも下側四隅のコーナー部に各々装着され、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコーナー部材。
  6. 前記コーナー部材は、段ボール箱等の梱包体の内側のコーナー部と、梱包体内に収容される被梱包体の各コーナー部との間に各々装着され、前記被梱包体の各コーナー部に当接してこの被梱包体を保護するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコーナー部材。
  7. コーナー部を画するコーナー桁部と、コーナー桁部の両側に配置される一対の辺側桁部とからなる3個構成の耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部と、
    コーナー桁部のコーナー部を含む外側面、一対の辺側桁部の外側面に添設するとともに前記桁部より高さ寸法が大きく、梱包ベルト架け渡し用の凹部を前記コーナー桁部、一対の辺側桁部の梱包体との当接面の位置に合致し、且つ、コーナー桁部と一対の辺側桁部との間の位置に形成した辺部とを、
    通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成し、
    前記桁部を、所要数、梱包体の各コーナー部に装着することで、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにし、
    内部に各種商品を収容した種々の寸法の梱包体である段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易使用できるとともに、梱包体のパレットとしても使用できるようにしたことを特徴とするコーナー部材。
  8. コーナー部を画するコーナー桁部と、コーナー桁部の両側に配置される一対の辺側桁部とからなる3個構成の耐荷重の大きい梱包体載置用の桁部と、
    コーナー桁部のコーナー部を含む外側面、一対の辺側桁部の外側面に添設するとともに前記桁部より高さ寸法が大きく、梱包ベルト架け渡し用の凹部を前記コーナー桁部、一対の辺側桁部の梱包体との当接面の位置に合致し、且つ、コーナー桁部と一対の辺側桁部との間の位置に形成した辺部と、
    前記コーナー桁部、一対の辺側桁部の梱包体との当接面側に設置した当接板とを、
    通常段ボール材又は強化段ボール材等をはじめとする紙材により形成し、
    前記桁部を、所要数、前記当接板が梱包体の各コーナー領域に当接するように装着することで、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにし、
    内部に各種商品を収容した種々の寸法の梱包体である段ボール箱等にフリーサイズの補強材として簡易使用できるとともに、梱包体のパレットとしても使用できるようにしたことを特徴とするコーナー部材。
  9. 前記コーナー部は、立方体又は直方体の隅部に形成されるコーナー部に対応するものであることを特徴とする請求項7又は8記載のコーナー部材。
  10. 前記コーナー部材は、段ボール箱等の梱包体の外側の少なくとも下側四隅のコーナー部に各々装着され、梱包体の装着端面を梱包体載置面から浮上させるようにしたことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のコーナー部材。
  11. 前記コーナー部材は、段ボール箱等の梱包体の内側のコーナー部と、梱包体内に収容される被梱包体の各コーナー部との間に各々装着され、前記被梱包体の各コーナー部に当接してこの被梱包体を保護するものであることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のコーナー部材。
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