JP3101945U - 車載用表示装置の取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビやナビゲーションシステム等の表示装置を車両へ取り付ける際に、車体への加工等なしに、作業を容易にすることを課題とする。
【解決手段】表示装置100を車室内に設置するための車両用表示装置の取り付け構造において、爪1を車室内天井部分11とサイドピラー樹脂部分10の隙間へ差し込み、シャフト2、3を車室内天井11へ押し付けるように曲げ、シャフト3、4を伸ばし突っ張らせた後に、各ネジ部9Aから9Dを締め付け、クサビ7をシャフト3方向へ押し付けつつ、ネジ9Eを締め付ける。
【選択図】図2
【解決手段】表示装置100を車室内に設置するための車両用表示装置の取り付け構造において、爪1を車室内天井部分11とサイドピラー樹脂部分10の隙間へ差し込み、シャフト2、3を車室内天井11へ押し付けるように曲げ、シャフト3、4を伸ばし突っ張らせた後に、各ネジ部9Aから9Dを締め付け、クサビ7をシャフト3方向へ押し付けつつ、ネジ9Eを締め付ける。
【選択図】図2
Description
この考案はテレビやナビゲーションシステムなどの表示装置を車室内へ設置するための車載用表示装置の取り付け構造に関する。
表示装置の設置方法は、前席のヘッドレスト部分を利用して支持するものや、室内に設けられたアシストグリップ部分を利用して支持するものなどがあるが、このような表示装置の設置方法のひとつに天井に固定する方法がある(特許文献1参照)。
特開2003−220897号公報
しかしながら、ヘッドレストを利用する方法だと、前席を倒すとテレビを見ることができなくなるという問題がある。また、アシストグリップを利用する方法だと、車室内中央へ伸ばすことが困難であり、大掛かりな取り付け構造が必要になるという問題がある。さらに、天井へ固定する方法も大掛かりな車室内工事を必要としたり、車体への加工を必要とし、設置が困難であるという問題がある。
本考案は、誰にでも簡単に車載用表示装置を見やすい場所へ、車室内の改造を一切必要とせず取り付けることを実現する車載用表示装置の取り付け構造を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本考案は、表示装置を車室内に設置するための車載用表示装置の取り付け構造において、天井に沿って車室内上部を横断するシャフト部と、前記シャフトに設けられ、前記表示装置を保持する表示部保持部材と、前記シャフト部の両端に設けられ車室内天井とサイドピラー樹脂部分の隙間に挿し込む爪からなる1組の支持手段を備えたものである。
前記シャフト部分は伸縮部分と折り曲げ部分がネジ止めとなっており、前記折り曲げ部分をネジを緩めて曲げることにより、複数の車種に対して前記表示装置が設置可能であることを特徴とするものである。
前記曲げ部分内部にはクサビが設けられており、クサビを曲げ部分隙間へ差し込み、ネジ止めすることで、曲げ部分の形状を固定することを特徴とするものである。
前記伸縮部分は中央シャフトが前記折り曲げ部分に挿入されており、車室内寸法に合わせて伸縮させネジ止めすることにより、複数の車種に対して前記表示装置が設置可能であることを特徴とするものである。
前記爪部分は、車室内天井とサイドピラー樹脂部分の隙間に挿し込み、前記伸方向の力を受け止める形状であることを特徴とするものである。
前記指示手段は前記爪を前記車室内天井と前記サイドピラー樹脂部分の隙間へ挿しこみ、前記伸縮部分を伸ばし固定し、折り曲げ部分を曲げて固定することで、前記伸縮部分を縮めなければ前記爪部分は絶対に外れず前記表示装置重量を保持できる構造を特徴とするものである。
前記表示部保持部材は、前記シャフト部に該シャフト部の延びる方向に摺動可能に連結された横方向摺動部と、前記横方向摺動部を前記シャフト部に対して固定する横方向固定手段とを備えたことを特徴とするものである。
前記表示部保持部材は、前記表示装置の向きが可動可能なように前記表示装置を保持することを特徴とするものである。
本考案によれば車内ルーフとサイドピラー樹脂カバーの隙間へはめ込み、ルーフ側へ押し付けてネジを止めるだけという誰にでもできる簡単な作業で車載用表示装置を取り付けることが可能となるという効果を得る。
本考案の実施の形態にかかる車載用表示装置の取り付け構造について説明する。
図1は本考案の実施の形態にかかる車載用表示装置の取り付け構造を示す全体図である。図2,3は取り付け構造を示す構造図で、図2は全面斜視図、図3は背面斜視図である。図4,5は車体取り付け部分で、図4が斜視図、図5は断面図を示す。図6は表示装置保持部材の断面図を示す。図7,8は構造補強用クサビ部分で、図7が斜視図、図8は断面図を示す。尚、本取り付け構造は表示装置保持部材以外は左右対称のため、対称部分は片側のみについて、図示し説明する。また、左右同様の構成については、同じ符号を付してある。
テレビやナビゲーションシステムの表示装置100を車室内に設置するための取り付け構造は車室内の天井に沿って車室内両側面部間に渡るよう設けられたシャフト2、3、4と、シャフト4に設けられた表示装置100を固定するための保持部材5、6、本構造を車体へ取り付けけるための爪1、取り付け構造を補強するためのクサビから構成される。
シャフト2,3,4は鉄材やアルミ材やステンレス材などの金属を断面略コの字型に曲げたパイプ形状をしている。該略コの字型の開口部は天井方向を向いており、このパイプ形状の空洞部に表示装置10への信号線や電源配線などが通るようになっている。シャフト4はシャフト3の中へ入れ子となり伸縮するようになっており、車幅に合わせて9Cを締め付けることにより、さまざまな車両幅に対応できるようになっている。シャフト2とシャフト3は折り曲げ自在となっており、9Bでネジ止めすることにより、本取り付け構造を車室内天井形状に合わせることができる。
車体取り付け部分は、図4,5に示すように車室内天井11と車室内両側に設けられたサイドピラー樹脂部分10の隙間に爪1を差し込む。爪1とシャフト2は、ネジ9Aで接続され可動式になっており、車室の形状に合わせられるようになっている。また、車体と本取付構造とを接続する部分はこの部分だけとなっている。
また、図6に示すように表示装置保持部材5、6は樹脂で出来ており、上部5にはシャフト2を通す角穴が形成されており、この部分にシャフト2を通す。さらに、シャフト2への固定用ネジ穴が設けられていて、このネジ穴にハンドル8Aを締め付けることでシャフト2に固定される。これにより、シャフト2上で表示保持部材5が摺動可能となり、より見やすい位置へ表示装置100を設置することができる。
また、下部6には表示装置取り付け用の穴が形成されており、ネジ9Eを利用して表示装置100を取り付けることができる。そして、上部5、下部6をともに貫通する穴が形成されており、その穴へハンドル8Bを通すことで取り付けられた表示装置100を上下に傾けることができ、ハンドル8Bを締め付けることで表示装置100の傾きを固定することが出来る。これにより表示装置100をより見やすい角度に調整することができる。
設置手順は、まず各ネジ9A〜9Dまでを緩めておき、伸縮部分を車室内の幅に合わせ、爪1を車室内両側に設けられたサイドピラー樹脂部分10へ差し込み、シャフト2,3,4を車室内天井11に沿うように折り曲げ部分を曲げ、車室内天井11とサイドピラー樹脂部分10にシャフト2,3,4を押し広げながら各ネジ9A〜9Dをしっかりと締める。これでシャフト2、3、4は車室内に沿ったコの字構造となる。こうすることにより、シャフト2、3、4の形状が変化しないので、爪1はサイドピラー樹脂部分10から外れることはない。
そして、図5に示すクサビ7を取り付けることにより、上記のシャフト2、3、4のコの字構造はさらに強固なものとなる。このクサビ7は、図8矢印イのように前後に摺動し、シャフト2、3の隙間へ挟み込む形でネジ9Eを締め付け固定する。こうすることで、表示装置100を取り付けた際生じる矢印ロ方向への力の作用を抑制することができ、その結果、より大型の表示装置を取り付けけることが可能となる。
以上説明したように実施形態によれば、車両内装を一切改造することなく、車載用表示装置の取り付けを簡単に行うことが出来る。
この実施形態によれば、既存の車室内サイドピラー樹脂部分を利用して固定するので、車両本体の改造を一切必要とせず、一人で簡単に車載用表示装置の取り付けが可能になる。
1 爪
2 シャフト
3 シャフト
4 シャフト
5 表示装置保持部材上部
6 表示装置保持部材下部
7 クサビ
8A、8B ハンドル
9A〜9E ネジ
10 車室内サイドピラー樹脂部
11 車室内天井部
100 表示装置
2 シャフト
3 シャフト
4 シャフト
5 表示装置保持部材上部
6 表示装置保持部材下部
7 クサビ
8A、8B ハンドル
9A〜9E ネジ
10 車室内サイドピラー樹脂部
11 車室内天井部
100 表示装置
Claims (8)
- 表示装置を車室内に設置するための車載用表示装置の取り付け構造において、
天井に沿って車室内上部を横断するシャフト部と、
前記シャフトに設けられ、前記表示装置を保持する表示部保持部材と、
前記シャフト部の両端に設けられ車室内天井とサイドピラー樹脂部分の隙間に挿し込む爪からなる1組の支持手段を備えたことを特徴とする車載用表示装置の取り付け構造。 - 前記シャフト部分は伸縮部分と折り曲げ部分がネジ止めとなっており、前記折り曲げ部分をネジを緩めて曲げることにより、複数の車種に対して前記表示装置が設置可能であることを特徴とする請求項1の車載用表示装置の取り付け構造。
- 前記曲げ部分内部にはクサビが設けられており、クサビを曲げ部分隙間へ差し込み、ネジ止めすることで、曲げ部分の形状を固定することを特徴とする請求項1または請求項2の車載用表示装置の取り付け構造。
- 前記伸縮部分は中央シャフトが前記折り曲げ部分に挿入されており、車室内寸法に合わせて伸縮させネジ止めすることにより、複数の車種に対して前記表示装置が設置可能であることを特徴とする請求項1及至請求項3の車載用表示装置の取り付け構造。
- 前記爪部分は、車室内天井とサイドピラー樹脂部分の隙間に挿し込み、前記伸方向の力を受け止める形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の車載用表示装置の取り付け構造。
- 前記指示手段は前記爪を前記車室内天井と前記サイドピラー樹脂部分の隙間へ挿しこみ、前記伸縮部分を伸ばし固定し、折り曲げ部分を曲げて固定することで、前記伸縮部分を縮めなければ前記爪部分は絶対に外れず前記表示装置重量を保持できる構造を特徴とする請求項1乃至請求項5記載の車載用表示装置の取り付け構造。
- 前記表示部保持部材は、前記シャフト部に該シャフト部の延びる方向に摺動可能に連結された横方向摺動部と、前記横方向摺動部を前記シャフト部に対して固定する横方向固定手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の車載用表示装置の取り付け構造。
- 前記表示部保持部材は、前記表示装置の向きが可動可能なように前記表示装置を保持することを特徴とする請求項1乃至請求項7記載の車載用表示装置の取り付け構造。
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JP2003273548U JP3101945U (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 車載用表示装置の取り付け構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012187998A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Kojima Press Industry Co Ltd | アタッチメントの取り付け構造 |
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2003
- 2003-11-27 JP JP2003273548U patent/JP3101945U/ja not_active Expired - Fee Related
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