JP3101456B2 - ランドリ機器管理装置 - Google Patents

ランドリ機器管理装置

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JP3101456B2
JP3101456B2 JP05001820A JP182093A JP3101456B2 JP 3101456 B2 JP3101456 B2 JP 3101456B2 JP 05001820 A JP05001820 A JP 05001820A JP 182093 A JP182093 A JP 182093A JP 3101456 B2 JP3101456 B2 JP 3101456B2
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喜代光 黒田
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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コインランドリ店にお
いてはコイン式の洗濯機、乾燥機、シャワー装置等を管
理し、クリーニング店においてはドライクリーニング機
器等を管理するランドリ機器管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコインランドリ店におけるコイン
式の洗濯機、乾燥機等の各機器は、コインの盗難、機器
の故障、機器の使用回数等の各種情報の管理を、内蔵し
た管理装置により行っている。また、クリーニング店に
おけるドライクリーニング機器等の各機器も、機器の故
障、機器の使用回数等の各種情報の管理を、内蔵した管
理装置により行っている。
【0003】従って、コインランドリ店やクリーニング
店に機器を管理する管理者を置かないようにした場合
は、管理装置が各種情報を折角入力しても、迅速に対応
できないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コインラン
ドリ店やクリーニング店に管理者を置かないようにして
も、機器を管理できるランドリ機器管理装置を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ランドリ店又
はクリーニング店の店舗内に多数配置され、セキュリテ
ィに係るトラブルを含むトラブルが発生すると、このト
ラブル情報を出力するランドリ機器と、上記店舗から離
れた場所に設けられるとともに回線を介して多数の上記
ランドリ機器と接続され、ランドリ機器から出力された
トラブル情報を入力してトラブル内容の表示や警告を行
うランドリ機器管理手段とを備え、上記ランドリ機器か
らトラブル情報が出力されると、このランドリ機器が設
置された上記店舗側のモデムからの自動発信により回線
を接続して上記ランドリ機器管理手段側へトラブル情報
を送信するようにしたランドリ機器管理装置であって、
多数の上記ランドリ機器と上記モデムとの間に設けら
れ、ランドリ機器からトラブル情報が出力されると、こ
のトラブル情報を内部に格納し、その後に上記モデムに
よって回線が接続されると、格納したトラブル情報を回
線を介して上記ランドリ機器管理手段に送信するデータ
コントローラを備える。
【0006】
【作用】多数のランドリ機器のうちの或るランドリ機器
で、例えばコインの盗難等のトラブルが発生すると、ラ
ンドリ機器はこのトラブル情報をデータコントローラへ
出力する。データコントローラは、このトラブル情報を
内部に格納する。その後、モデムの自動発信により回線
接続処理が実行され、回線が接続されると、データコン
トローラは、格納したトラブル情報を回線を介してラン
ドリ機器管理手段に送信する。ランドリ機器管理手段
は、このトラブル情報を入力すると、ディスプレイ、ア
ラーム等によってトラブル内容の表示や警告を行う。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例である、コインラン
ドリ店を管理するランドリ機器管理装置のブロック回路
を示す。管理者側に設けられたランドリ機器管理手段と
してパソコン(これはデータコントローラであってもよ
い)1が設けられており、パソコン1はキーボード2、
ディスプレイ3、プリンタ4、アラーム5を有する。パ
ソコン1は例えばRS−232Cインターフェース(図
示しない)を介し、情報入力手段としてのモデム(変復
調器)6及び電話回線7を経由して、離れた場所である
コイン機器設置側のコインランドリ店におけるランドリ
機器側情報出力手段としてのモデム8に接続されてい
る。このモデム8は前述と同様のRS−232Cインタ
ーフェースを介してデータコントローラ9に接続されて
いる。データコントローラ9の入出力ポ−トは、所定金
額に基づいて運転するランドリ機器即ちガス式衣類乾燥
機等のコイン機器10が多数接続されており、これら機
器から通信データを受け取る。
【0008】次に、管理者側とコイン機器設置側との間
のデータ送信の一例として、管理者が営業情報の1つで
あるコイン機器10の運転回数をモニタしたいときにつ
いて説明する。
【0009】まず、データコントローラ9に対し、運転
回数に関するデータをパソコン1へ返せという要求をデ
ータ送信する場合は、以下の通りとなる。これはパソコ
ン通信等で用いられるものである。
【0010】キーボード2で要求をパソコン1へ入力
する パソコン1はモデム6に対し、コイン機器設置側の電
話へ自動発信するようにコマンドを出す モデム6は自動発信に基づいた、電話回線7が通話中
であるとか、接続されたとかのインディケ−ションをパ
ソコン1へ出す コイン機器設置側のモデム8はモデム6の発信を自動
着信し、データコントローラ9へCI(被呼表示)信号
を出力し、パソコン1から呼び出しを受けたことを知ら
せる データコントローラ9はER(端末レディ)信号を出
力し、これに対しモデム8はDR(データセットレデ
ィ)信号を出力して応答し、、データコントローラ9及
びモデム8の間でデータ通信の用意が整ったことになる 一方、パソコン1は、回線接続をによって確認した
後、モデム6へRS(送信要求)信号を出力し、データ
送信したい旨を伝える モデム6は電話回線7を通じてモデム8へキャリア
(搬送波)を送出する モデム8はこのキャリアを検出すると、CD(キャリ
ア検出)信号を出力しデータが送られてくることをデー
タコントローラ9へ伝える モデム6は、で送出したキャリアが安定する時間と
ってCS(送信許可)信号を出力し、これによりパソコ
ン1はモデム6へSD(送信データ)信号を出力する。
このSD信号は電話回線7及びモデム8を経由してデー
タコントローラ9へ送られる。
【0011】以上の手順により、データコントローラ9
は上述した運転回数に関するデータをパソコン1へ返せ
という、パソコン1からの要求を受け取ったことにな
る。そして、データコントローラ9はコイン機器10に
対し、コイン機器10に内蔵されているメモリが保有し
ている運転回数データを要求してそのデータを得る。得
られたデータは逆の手順でデータコントローラ9からパ
ソコン1へ送られる。コイン盗難等のセキュリティ情報
や機器の故障に対するメンテナンス情報も、その発生に
よって同様に逆の手順でデータコントローラ24からパ
ソコン1へ自動発信される。パソコン1はこのようなデ
ータ通信によって得た情報をディスプレイ3、プリンタ
4、アラーム5へ適宜出力する。
【0012】図2を用いてデータコントローラ9とコイ
ン機器10との間近辺のデータのやりとりを詳述する。
多数のコイン機器10のうちの或る機器でトラブル(故
障、盗難等)が発生したとき(S1ステップ)、当該機
器はシリアル出力ポ−トからデータコントローラ9へデ
ータ送信要求信号を出力する(S2ステップ)。データ
コントローラ9は受信態勢が整えば当該機器のシリアル
入力ポ−トへ送信許可信号を出力する(S3ステッ
プ)。送信許可信号を受けた当該機器はトラブルデータ
をデータコントローラ9へ出力する(S4ステップ)。
【0013】トラブルデータはデータコントローラ9の
RAMの特定番地に格納する(S5ステップ)。電話回
線7の接続状態をチェックし(S6ステップ)、未接続
の時はモデム8の自動発信による回線接続処理を実行す
る(S7ステップ)。回線の接続を確認した後、データ
コントローラ9は一例としてRS−232Cインターフ
ェースを介してモデム8へトラブルデータの送信要求を
行い(S8ステップ)、送信許可が出れば(S9ステッ
プ)、データコントローラ9は同様のインターフェース
を介してモデム8へトラブルデータを送信し(S10ス
テップ)、送信が終了すると(S11ステップ)、デー
タコントローラ9はRAM内のデータをクリアする(S
12ステップ)。モデム8へ送信されたデータは既述の
通りパソコン1に到達し、ディスプレイ3、アラーム5
等によってトラブル内容の表示や警告が行われる。
【0014】一方、管理者側から、コイン機器10の運
転回数等のモニタを要求するためのアクセスがあったと
きは、データコントローラ9はモデム8及びRS232
Cインターフェースを介してそのデータを受け取る(S
13ステップ)。データコントローラ9は受け取ったデ
ータから、どのコイン機器の運転回数データが要求され
ているかを解析し(S14ステップ)、当該コイン機器
のシリアル入力ポ−トへ運転回数データ要求信号を送る
(S15ステップ)。すると、当該コイン機器のRAM
内に格納されている運転回数データがシリアル出力ポ−
トからデータコントローラ9へ出力される(S16ステ
ップ)。
【0015】運転回数データはデータコントローラ9の
RAMの特定番地に格納される(S17ステップ)。そ
の後、データコントローラ9はRS232Cインターフ
ェースを介してモデム8へ運転回数データの送信要求を
行い(S18ステップ)、送信許可が出れば(S19ス
テップ)、RS232Cインターフェースを介してモデ
ム8へ運転回数データを送信する(S20ステップ)。
送信が終了すると、データコントローラ9はRAM内の
データをクリアする(S22ステップ)。
【0016】図3は上記コイン機器10の一例であるガ
ス式衣類乾燥機の制御ブロック回路を示す。マイコン1
1の入力ポ−トには、例えばコイン収容ボックス(図示
しない)近傍であってこのボックスが不法な手段で壊さ
れるのを検知する検出手段(マイクロスイッチ、非接触
センサ等)12から得られる盗難発生信号、乾燥ドラム
駆動モータや送風モータ(いずれも図示しない)の異常
を検出する検出手段(モータ過負荷検出スイッチ、回転
検出センサ等)13から得られるモータ異常信号、加熱
装置であるガス燃焼系の異常を検出する検出手段(フレ
ームロッド、光センサ等)14から得られるガス失火信
号、送風系に介在するリントフィルタの目詰まり異常を
検出する検出手段(圧力センサ、温度センサ)15から
得られるフィルタ詰まり信号、投入コイン詰まりを検出
する検出手段(光センサ、磁気センサ)16から得られ
るコイン詰まり信号、等のセキュリティ及びメンテナン
ス情報が入力される。
【0017】また、入力ポ−トには、コイン機器正常時
におけるコイン機器の運転開始手段としての、コイン入
力部17及びプリペイドカード等のカード入力部18が
接続されている。更に、データコントローラ9からの各
種情報(これまでに述べた制御情報及びパソコンからの
コマンド等)を受ける入力部19がマイコン11のシリ
アル入力ポ−トに接続されている。
【0018】一方、マイコン11の出力ポ−トには、入
力ポ−ト情報を基に乾燥運転を行うための乾燥ドラム駆
動モータ、送風モータ、加熱装置等を制御する乾燥運転
出力部20、及び、セキュリティやメンテナンス情報を
都度データコントローラ9へ送信するための出力部21
が接続されている。
【0019】そして、マイコン11は、コイン入力部1
7やカード入力部18から得られる情報(投入コイン
数、特定カード別の使用度数)を内部のRAMに格納
し、また入力部19を介して運転回数を出力せよという
コマンドがあったときは同様にRAMに格納されている
運転回数データを出力部21からデータコントローラ9
へ出力する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ランドリ機器の情報を
電話回線等を使用してランドリ機器から離れた場所で入
力し管理できるため、コインランドリ店やクリーニング
店のランドリ機器設置場所に管理者を置かないようにし
てもランドリ機器からの各種情報に迅速に対応でき、便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のブロック回路図である。
【図2】同フローチャートである。
【図3】同要部のガス式衣類乾燥機の制御ブロック回路
図である。
【符号の説明】 1 パソコン(ランドリ機器管理手段) 6 モデム(情報入力手段) 8 モデム(ランドリ機器側情報出力手段) 10 コイン機器(ランドリ機器)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 95/00 G08B 25/00 H04M 11/00 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランドリ店又はクリーニング店の店舗内
    に多数配置され、セキュリティに係るトラブルを含むト
    ラブルが発生すると、このトラブル情報を出力するラン
    ドリ機器と、上記店舗から離れた場所に設けられるとと
    もに回線を介して多数の上記ランドリ機器と接続され、
    ランドリ機器から出力されたトラブル情報を入力してト
    ラブル内容の表示や警告を行うランドリ機器管理手段と
    を備え、上記ランドリ機器からトラブル情報が出力され
    ると、このランドリ機器が設置された上記店舗側のモデ
    ムからの自動発信により回線を接続して上記ランドリ機
    器管理手段側へトラブル情報を送信するようにしたラン
    ドリ機器管理装置であって、多数の上記ランドリ機器と
    上記モデムとの間に設けられ、ランドリ機器からトラブ
    ル情報が出力されると、このトラブル情報を内部に格納
    し、その後に上記モデムによって回線が接続されると、
    格納したトラブル情報を回線を介して上記ランドリ機器
    管理手段に送信するデータコントローラを備えたことを
    特徴とするランドリ機器管理装置。
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