JP3101455B2 - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
電界効果トランジスタ及びその製造方法Info
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- JP3101455B2 JP3101455B2 JP04354577A JP35457792A JP3101455B2 JP 3101455 B2 JP3101455 B2 JP 3101455B2 JP 04354577 A JP04354577 A JP 04354577A JP 35457792 A JP35457792 A JP 35457792A JP 3101455 B2 JP3101455 B2 JP 3101455B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電界効果トランジス
タ(以下、FETと称す。)及びその製造方法に関し、
特に、ゲートリセス構造の改良に関するものである。
タ(以下、FETと称す。)及びその製造方法に関し、
特に、ゲートリセス構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の1段リセスにゲート電
極を形成したFETの構造を示す断面図であり、図にお
いて、1は半絶縁性基板および半絶縁性バッファ層、2
は例えばGaAsからなるn型活性層、2aは1段リセ
ス、3,4はソース及びドレイン電極、5はゲート電極
である。ここで、ゲート電極5は、活性層2に形成され
た1段の凹部、即ち、1段のリセス2a内に形成されて
いる。また、図15は従来の2段リセスにゲート電極を
形成したFETの構造を示す断面図であり、図におい
て、図14と同一符号は同一または相当する部分を示
し、2bは2段リセスである。ここで、ゲート電極5は
活性層2に形成された2段の凹部、即ち、2段のリセス
2b内に形成されている。
極を形成したFETの構造を示す断面図であり、図にお
いて、1は半絶縁性基板および半絶縁性バッファ層、2
は例えばGaAsからなるn型活性層、2aは1段リセ
ス、3,4はソース及びドレイン電極、5はゲート電極
である。ここで、ゲート電極5は、活性層2に形成され
た1段の凹部、即ち、1段のリセス2a内に形成されて
いる。また、図15は従来の2段リセスにゲート電極を
形成したFETの構造を示す断面図であり、図におい
て、図14と同一符号は同一または相当する部分を示
し、2bは2段リセスである。ここで、ゲート電極5は
活性層2に形成された2段の凹部、即ち、2段のリセス
2b内に形成されている。
【0003】次に、動作について説明する。図16は、
上記図14に示した1段リセスにゲート電極を形成した
FETと図15に示した2段リセスにゲート電極を形成
したFETの動作特性を比較して説明するために、これ
らのゲート電極部を同時に描いた拡大断面図であり、図
において、点線は図14に示したFETの1段リセスを
表し、実線は図15に示したFETの2段リセスを示し
ている。尚、図中、E1 ,D1 ,I1 はそれぞれ1段リ
セスのFETにおけるゲート・ドレイン間にかかる電
界,空乏層の形状,ソース・ドレイン間を流れる電流パ
スを示し、E2 ,D2 ,I2 はそれぞれ2段リセスのF
ETにおけるゲート・ドレイン間にかかる電界,空乏層
の形状,ソース・ドレイン間を流れる電流パスを示して
いる。
上記図14に示した1段リセスにゲート電極を形成した
FETと図15に示した2段リセスにゲート電極を形成
したFETの動作特性を比較して説明するために、これ
らのゲート電極部を同時に描いた拡大断面図であり、図
において、点線は図14に示したFETの1段リセスを
表し、実線は図15に示したFETの2段リセスを示し
ている。尚、図中、E1 ,D1 ,I1 はそれぞれ1段リ
セスのFETにおけるゲート・ドレイン間にかかる電
界,空乏層の形状,ソース・ドレイン間を流れる電流パ
スを示し、E2 ,D2 ,I2 はそれぞれ2段リセスのF
ETにおけるゲート・ドレイン間にかかる電界,空乏層
の形状,ソース・ドレイン間を流れる電流パスを示して
いる。
【0004】2段リセスのFETと1段リセスのFET
の動作を比較した場合、図に示すように、2段リセスの
FETのゲート・ドレイン間にかかる電界E2 は、1段
リセスのFETのそれ(E1 )に比べて横方向(図中x
方向)の電界が大きくなるため、その空之層形状D2 が
1段リセスのFETのそれ(D1 )に比べて、より横方
向(図中矢印x方向)に延びることになる。これによ
り、2段リセスのFETでは1段リセスのFETに比べ
てゲート耐圧(BVg )が向上するとともに、出力抵抗
が増大することから、ドレインコンダクタンス(Gd )
やピンチオフ特性(Vp特性)が改善される。一方、2
段リセスのFETのソース・ドレイン間を流れる電流パ
スI2 は図に示す経路で流れる。これは、リセスが2段
になり、1段のリセスに比べて図に示す活性層2の領域
Aが減った分だけ、この間の抵抗が増大することにな
り、同一のリセス深さでは、2段リセスのFETでは1
段リセスのFETに比べて入力側の寄生抵抗、即ち、ソ
ース寄生抵抗(Rs )が増大する傾向となる。尚、この
ソース寄生抵抗(Rs )の増大はFETの特性上好まし
くない。
の動作を比較した場合、図に示すように、2段リセスの
FETのゲート・ドレイン間にかかる電界E2 は、1段
リセスのFETのそれ(E1 )に比べて横方向(図中x
方向)の電界が大きくなるため、その空之層形状D2 が
1段リセスのFETのそれ(D1 )に比べて、より横方
向(図中矢印x方向)に延びることになる。これによ
り、2段リセスのFETでは1段リセスのFETに比べ
てゲート耐圧(BVg )が向上するとともに、出力抵抗
が増大することから、ドレインコンダクタンス(Gd )
やピンチオフ特性(Vp特性)が改善される。一方、2
段リセスのFETのソース・ドレイン間を流れる電流パ
スI2 は図に示す経路で流れる。これは、リセスが2段
になり、1段のリセスに比べて図に示す活性層2の領域
Aが減った分だけ、この間の抵抗が増大することにな
り、同一のリセス深さでは、2段リセスのFETでは1
段リセスのFETに比べて入力側の寄生抵抗、即ち、ソ
ース寄生抵抗(Rs )が増大する傾向となる。尚、この
ソース寄生抵抗(Rs )の増大はFETの特性上好まし
くない。
【0005】一方、図13は、上記図15に示した従来
の2段リセスにゲート電極を形成したFETの製造工程
を示す工程別断面図であり、図において、図15と同一
符号は同一または相当する部分を示し、5aはゲート電
極形成用金属、10は誘電体層、11はレジスト膜、1
1aは開口部である。
の2段リセスにゲート電極を形成したFETの製造工程
を示す工程別断面図であり、図において、図15と同一
符号は同一または相当する部分を示し、5aはゲート電
極形成用金属、10は誘電体層、11はレジスト膜、1
1aは開口部である。
【0006】以下、製造工程を説明する。先ず、図13
(a) に示すように、半絶縁性基板及びバッファ層1上に
形成された例えばGaAsからなるn型活性層2の上面
の所定領域にソース,ドレイン電極3,4を形成した
後、誘電体膜10,レジスト膜11を形成し、通常の写
真製版技術により該レジスト膜11の所定領域に所定幅
の開口部11aを形成する。次に、図13(b) に示すよ
うに、この開口部11aが形成されたレジスト膜11を
マスクにして誘電体膜10の一部を反応性イオンエッチ
ング(以下、RIEと称す。)により除去した後、該誘
電体膜10をマスクにして活性層2に第1回目のウエッ
トエッチングを施して、活性層2を所定量除去する。次
に、図13(c)に示すように、誘電体膜10をサイドエ
ッチングして、その開口部10eの幅を更に拡げた後、
図13(d) に示すように、活性層2に第2回目のウエッ
トエッチングを施して、ドレイン電流が所望の値となる
まで活性層2を所定量エッチング除去すると、2段リセ
ス2bが形成される。この後、図13(e) に示すよう
に、ゲート電極形成用金属5aを蒸着し、リフトオフす
ると、図13(f) に示すように、2段リセス2bに対し
てゲート電極5が形成され、続いて誘電体膜10を除去
すると図15に示したFETが得られる。
(a) に示すように、半絶縁性基板及びバッファ層1上に
形成された例えばGaAsからなるn型活性層2の上面
の所定領域にソース,ドレイン電極3,4を形成した
後、誘電体膜10,レジスト膜11を形成し、通常の写
真製版技術により該レジスト膜11の所定領域に所定幅
の開口部11aを形成する。次に、図13(b) に示すよ
うに、この開口部11aが形成されたレジスト膜11を
マスクにして誘電体膜10の一部を反応性イオンエッチ
ング(以下、RIEと称す。)により除去した後、該誘
電体膜10をマスクにして活性層2に第1回目のウエッ
トエッチングを施して、活性層2を所定量除去する。次
に、図13(c)に示すように、誘電体膜10をサイドエ
ッチングして、その開口部10eの幅を更に拡げた後、
図13(d) に示すように、活性層2に第2回目のウエッ
トエッチングを施して、ドレイン電流が所望の値となる
まで活性層2を所定量エッチング除去すると、2段リセ
ス2bが形成される。この後、図13(e) に示すよう
に、ゲート電極形成用金属5aを蒸着し、リフトオフす
ると、図13(f) に示すように、2段リセス2bに対し
てゲート電極5が形成され、続いて誘電体膜10を除去
すると図15に示したFETが得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の2段リセスにゲ
ート電極を形成したFETでは、上述したように、その
構造上、1段リセスにゲート電極を形成したFETに比
べてゲート耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス
(Gd)をより改善することはできるものの、ゲート耐
圧(BVg)とドレインコンダクタンス(Gd)の改善
とソース抵抗(Rs)の低減とがトレードオフの関係に
あり、ゲート耐圧(BVg),ドレインコンダクタンス
(Gd)の改善と、ソース抵抗(Rs )の低減とを同時
に図ることができないという問題点があった。
ート電極を形成したFETでは、上述したように、その
構造上、1段リセスにゲート電極を形成したFETに比
べてゲート耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス
(Gd)をより改善することはできるものの、ゲート耐
圧(BVg)とドレインコンダクタンス(Gd)の改善
とソース抵抗(Rs)の低減とがトレードオフの関係に
あり、ゲート耐圧(BVg),ドレインコンダクタンス
(Gd)の改善と、ソース抵抗(Rs )の低減とを同時
に図ることができないという問題点があった。
【0008】一方、その製造工程においては、図13に
示すように、2段目のリセスの幅はマスクとなる誘電体
膜10の開口部10eの開口幅Wに依存し、この開口幅
Wは誘電体膜をウエットエッチングする際のサイドエッ
チ量(ΔW)、即ち、エッチャントの横方向へのシミ込
み量によって制御される。しかるに、このエッチャント
の横方向へのシミ込み量は、誘電体膜10の上面に接す
るレジスト11と誘電体膜10の下面に接する活性層
(半導体結晶層)2との各々の接着力によって決まり、
必ずしも再現性のあるものではない。このように、従来
の製造工程では、サイドエッチ量(ΔW)を一定に制御
することは困難で、2段リセスを一定の形状に再現性良
く形成することができないという問題点があった。
示すように、2段目のリセスの幅はマスクとなる誘電体
膜10の開口部10eの開口幅Wに依存し、この開口幅
Wは誘電体膜をウエットエッチングする際のサイドエッ
チ量(ΔW)、即ち、エッチャントの横方向へのシミ込
み量によって制御される。しかるに、このエッチャント
の横方向へのシミ込み量は、誘電体膜10の上面に接す
るレジスト11と誘電体膜10の下面に接する活性層
(半導体結晶層)2との各々の接着力によって決まり、
必ずしも再現性のあるものではない。このように、従来
の製造工程では、サイドエッチ量(ΔW)を一定に制御
することは困難で、2段リセスを一定の形状に再現性良
く形成することができないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、一定形状の2段リセスを再
現性よく形成できるFETの製造方法を得ることを目的
とする。更に、この発明の他の目的は、ゲート耐圧(B
Vg),ドレインコンダクタンス(Gd)の改善と、ソ
ース寄生抵抗(Rs )の低減とを同時に達成できるリセ
ス構造を有するFETとその製造方法を得ることにあ
る。
ためになされたものであり、一定形状の2段リセスを再
現性よく形成できるFETの製造方法を得ることを目的
とする。更に、この発明の他の目的は、ゲート耐圧(B
Vg),ドレインコンダクタンス(Gd)の改善と、ソ
ース寄生抵抗(Rs )の低減とを同時に達成できるリセ
ス構造を有するFETとその製造方法を得ることにあ
る。
【0010】更に、この発明の他の目的は、2段リセス
にゲート電極を形成したFETと同等の動作特性が得ら
れる、1段リセスにゲート電極を形成したFETとその
製造方法を得ることにある。
にゲート電極を形成したFETと同等の動作特性が得ら
れる、1段リセスにゲート電極を形成したFETとその
製造方法を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるFET
の製造方法は、活性層上に、その開口幅が2段目のリセ
スのリセス幅を規定する開口部を有する第1の誘電体膜
と、その開口幅が1段目のリセスの幅を規定する開口部
を有する第2の誘電体膜と、その開口幅がゲート長を規
定する開口部を有するレジスト膜とをこの順に、それぞ
れの開口部がゲート電極の形成位置に対応するように形
成した後、上記第2の誘電体膜をマスクにして上記活性
層をエッチングして1段目のリセスを形成し、次いで、
サイドエッチングにより上記第2の誘電体膜の開口部の
開口幅を、上記第1の誘電体膜の開口部の開口幅以上の
開口幅に拡げた後、上記第1の誘電体膜をマスクにして
活性層をエッチングして2段目のリセスを形成し、次い
で、上記レジスト膜をマスクにしてゲート電極を形成す
るものである。
の製造方法は、活性層上に、その開口幅が2段目のリセ
スのリセス幅を規定する開口部を有する第1の誘電体膜
と、その開口幅が1段目のリセスの幅を規定する開口部
を有する第2の誘電体膜と、その開口幅がゲート長を規
定する開口部を有するレジスト膜とをこの順に、それぞ
れの開口部がゲート電極の形成位置に対応するように形
成した後、上記第2の誘電体膜をマスクにして上記活性
層をエッチングして1段目のリセスを形成し、次いで、
サイドエッチングにより上記第2の誘電体膜の開口部の
開口幅を、上記第1の誘電体膜の開口部の開口幅以上の
開口幅に拡げた後、上記第1の誘電体膜をマスクにして
活性層をエッチングして2段目のリセスを形成し、次い
で、上記レジスト膜をマスクにしてゲート電極を形成す
るものである。
【0012】更に、この発明にかかるFETの製造方法
は、活性層上にその幅が2段目のリセスのリセス幅を規
定する誘電体膜パターンを形成し、更にこの上にその開
口幅がゲート長を規定する開口部を有するレジスト膜
を、該開口部が上記誘電体膜パターンの上方に位置する
ように形成し、該レジスト膜をマスクとして上記誘電体
膜パターンにその開口幅が1段目のリセスの幅を規定す
る開口部を形成した後、上記誘電体膜パターンをマスク
に活性層をエッチングして1段目のリセスを形成し、次
いで、サイドエッチングにより該誘電体膜パターンを完
全にエッチング除去した後、上記レジスト膜をマスクに
して2段目のリセスを形成し、次いで、該レジスト膜を
マスクにしてゲート電極を形成するものである。
は、活性層上にその幅が2段目のリセスのリセス幅を規
定する誘電体膜パターンを形成し、更にこの上にその開
口幅がゲート長を規定する開口部を有するレジスト膜
を、該開口部が上記誘電体膜パターンの上方に位置する
ように形成し、該レジスト膜をマスクとして上記誘電体
膜パターンにその開口幅が1段目のリセスの幅を規定す
る開口部を形成した後、上記誘電体膜パターンをマスク
に活性層をエッチングして1段目のリセスを形成し、次
いで、サイドエッチングにより該誘電体膜パターンを完
全にエッチング除去した後、上記レジスト膜をマスクに
して2段目のリセスを形成し、次いで、該レジスト膜を
マスクにしてゲート電極を形成するものである。
【0013】更に、この発明にかかるFETの製造方法
は、上記誘電体膜パターンをソース,ドレイン電極に対
してセルフアライメントで形成するものである。更に、
この発明にかかるFETの製造方法は、上記ゲート長を
規定する開口部と上記1段目のリセスの幅を規定する開
口部を、ソース,ドレイン電極間のソース側に位置づけ
て形成するものである。
は、上記誘電体膜パターンをソース,ドレイン電極に対
してセルフアライメントで形成するものである。更に、
この発明にかかるFETの製造方法は、上記ゲート長を
規定する開口部と上記1段目のリセスの幅を規定する開
口部を、ソース,ドレイン電極間のソース側に位置づけ
て形成するものである。
【0014】更に、この発明にかかるFETは、2段リ
セスの2段目のリセスのソース電極側のリセス幅を、ド
レイン電極側のリセス幅より小さくしたものである。更
に、この発明にかかるFET及びその製造方法は、活性
層表面に対してソース電極とドレイン電極を形成し、該
活性層のソース電極とドレイン電極間の所定領域に、そ
のソース電極側とドレイン電極側の両サイドに、該活性
層よりキャリア濃度が低い低キャリア濃度領域が隣接す
るよう1段リセスを形成し、この1段リセスにゲート電
極を形成したものである。
セスの2段目のリセスのソース電極側のリセス幅を、ド
レイン電極側のリセス幅より小さくしたものである。更
に、この発明にかかるFET及びその製造方法は、活性
層表面に対してソース電極とドレイン電極を形成し、該
活性層のソース電極とドレイン電極間の所定領域に、そ
のソース電極側とドレイン電極側の両サイドに、該活性
層よりキャリア濃度が低い低キャリア濃度領域が隣接す
るよう1段リセスを形成し、この1段リセスにゲート電
極を形成したものである。
【0015】更に、この発明にかかるFET及びその製
造方法は、上記ソース電極側の低キャリア濃度領域の幅
を、上記ドレイン電極側の低キャリア濃度領域の幅より
も小さくしたものである。
造方法は、上記ソース電極側の低キャリア濃度領域の幅
を、上記ドレイン電極側の低キャリア濃度領域の幅より
も小さくしたものである。
【0016】更に、この発明にかかるFET及びその製
造方法は、活性層上に該活性層よりキャリア濃度が低い
低キャリア濃度層を形成し、該活性層と低キャリア濃度
層のソース,ドレイン電極を形成すべき所定領域に、上
記活性層よりキャリア濃度が高い2つの高キャリア濃度
領域を形成し、ソース,ドレイン電極をこの高キャリア
濃度領域上に形成し、この2つの高キャリア濃度領域の
間の上記該活性層と低キャリア濃度層の所定領域に1段
リセスを形成し、この1段リセスにゲート電極を形成し
たものである。
造方法は、活性層上に該活性層よりキャリア濃度が低い
低キャリア濃度層を形成し、該活性層と低キャリア濃度
層のソース,ドレイン電極を形成すべき所定領域に、上
記活性層よりキャリア濃度が高い2つの高キャリア濃度
領域を形成し、ソース,ドレイン電極をこの高キャリア
濃度領域上に形成し、この2つの高キャリア濃度領域の
間の上記該活性層と低キャリア濃度層の所定領域に1段
リセスを形成し、この1段リセスにゲート電極を形成し
たものである。
【0017】更に、この発明にかかるFET及びその製
造方法は、上記1段リセスを、上記ドレイン電極側の高
キャリア濃度領域よりもソース電極側の高キャリア濃度
領域に近づけて形成したものである。
造方法は、上記1段リセスを、上記ドレイン電極側の高
キャリア濃度領域よりもソース電極側の高キャリア濃度
領域に近づけて形成したものである。
【0018】
【作用】この発明においては、2段リセスの2段目のリ
セスの幅が、活性層に対してゲート電極形成用のレジス
ト膜を成膜する前に、該活性層上に形成しておいた所定
開口幅の開口部を有する誘電体膜の該開口部の幅によっ
て規定されるため、2段リセスの2段目のリセスの幅を
一定幅に再現性良く形成することができる。
セスの幅が、活性層に対してゲート電極形成用のレジス
ト膜を成膜する前に、該活性層上に形成しておいた所定
開口幅の開口部を有する誘電体膜の該開口部の幅によっ
て規定されるため、2段リセスの2段目のリセスの幅を
一定幅に再現性良く形成することができる。
【0019】更に、この発明においては、2段リセスの
2段目のリセスの幅が、活性層に対してゲート電極形成
用のレジスト膜を成膜する前に、該活性層上に形成して
おいた所定幅の誘電体膜パターンの幅によって規定され
るため、2段リセスの2段目のリセスの幅を一定幅に再
現性良く形成することができる。
2段目のリセスの幅が、活性層に対してゲート電極形成
用のレジスト膜を成膜する前に、該活性層上に形成して
おいた所定幅の誘電体膜パターンの幅によって規定され
るため、2段リセスの2段目のリセスの幅を一定幅に再
現性良く形成することができる。
【0020】更に、この発明においては、上記誘電体膜
パターンをソース,ドレイン電極に対してセルフアライ
メントで形成したから、該誘電体膜パターンを形成する
ための写真製版工程を省くことができる。
パターンをソース,ドレイン電極に対してセルフアライ
メントで形成したから、該誘電体膜パターンを形成する
ための写真製版工程を省くことができる。
【0021】更に、この発明においては、2段リセスの
2段目のリセスのソース電極側のリセス幅を、ドレイン
電極側のリセス幅より小さくしたから、ソース側のリセ
ス形状は1段リセスの形状に近似することになり、ソー
ス寄生抵抗(Rs )を低減し、且つ、ゲート耐圧(BV
g)とドレインコンダクタンス(Gd)を改善すること
ができる。
2段目のリセスのソース電極側のリセス幅を、ドレイン
電極側のリセス幅より小さくしたから、ソース側のリセ
ス形状は1段リセスの形状に近似することになり、ソー
ス寄生抵抗(Rs )を低減し、且つ、ゲート耐圧(BV
g)とドレインコンダクタンス(Gd)を改善すること
ができる。
【0022】更に、この発明においては、活性層のソー
ス電極とドレイン電極間の所定領域に、そのソース電極
側とドレイン電極側の両サイドに、該活性層よりキャリ
ア濃度が低い低キャリア濃度領域を隣接させた1段リセ
スを形成したから、該1段リセスにゲート電極を形成す
ることにより、2段リセスにゲート電極を形成した場合
と同じ動作特性でもってFETを動作させることができ
る。
ス電極とドレイン電極間の所定領域に、そのソース電極
側とドレイン電極側の両サイドに、該活性層よりキャリ
ア濃度が低い低キャリア濃度領域を隣接させた1段リセ
スを形成したから、該1段リセスにゲート電極を形成す
ることにより、2段リセスにゲート電極を形成した場合
と同じ動作特性でもってFETを動作させることができ
る。
【0023】更に、この発明においては、上記ソース電
極側の低キャリア濃度領域の幅を、上記ドレイン電極側
の低キャリア濃度領域の幅よりも小さくしたから、ソー
ス寄生抵抗(Rs )を低減し、且つ、ゲート耐圧(BV
g)とドレインコンダクタンス(Gd)を改善すること
ができる。
極側の低キャリア濃度領域の幅を、上記ドレイン電極側
の低キャリア濃度領域の幅よりも小さくしたから、ソー
ス寄生抵抗(Rs )を低減し、且つ、ゲート耐圧(BV
g)とドレインコンダクタンス(Gd)を改善すること
ができる。
【0024】更に、この発明においては、活性層と該活
性層上に形成された該活性層よりキャリア濃度が低い低
キャリア濃度層のソース,ドレイン電極を形成すべき所
定領域に不純物をトーピングし、この領域のキャリア濃
度を活性層のそれより高くして、ソース,ドレイン電極
をこの高キャリア濃度領域上に形成し、この2つの高キ
ャリア濃度領域の間の上記活性層と低キャリア濃度層の
所定領域に1段リセスを形成したから、該1段リセスに
ゲート電極を形成することにより、2段リセスにゲート
電極を形成した場合と同じ動作特性でもってFETを動
作させることができる。
性層上に形成された該活性層よりキャリア濃度が低い低
キャリア濃度層のソース,ドレイン電極を形成すべき所
定領域に不純物をトーピングし、この領域のキャリア濃
度を活性層のそれより高くして、ソース,ドレイン電極
をこの高キャリア濃度領域上に形成し、この2つの高キ
ャリア濃度領域の間の上記活性層と低キャリア濃度層の
所定領域に1段リセスを形成したから、該1段リセスに
ゲート電極を形成することにより、2段リセスにゲート
電極を形成した場合と同じ動作特性でもってFETを動
作させることができる。
【0025】更に、この発明においては、上記1段リセ
スを、上記ドレイン電極側の高キャリア濃度領域よりも
ソース電極側の高キャリア濃度領域に近づけて形成した
から、ソース寄生抵抗(Rs )を低減し、且つ、ゲート
耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス(Gd)を改
善することができる。
スを、上記ドレイン電極側の高キャリア濃度領域よりも
ソース電極側の高キャリア濃度領域に近づけて形成した
から、ソース寄生抵抗(Rs )を低減し、且つ、ゲート
耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス(Gd)を改
善することができる。
【0026】
実施例1.図1は、この発明の第1の実施例による2段
リセスにゲート電極を形成したFETの製造工程を示す
工程別断面図であり、図において、図13と同一符号は
同一または相当する部分を示し、10aは誘電体膜10
に比べてエッチングレートが遅い誘電体膜である。
リセスにゲート電極を形成したFETの製造工程を示す
工程別断面図であり、図において、図13と同一符号は
同一または相当する部分を示し、10aは誘電体膜10
に比べてエッチングレートが遅い誘電体膜である。
【0027】以下、製造工程を説明する。先ず、従来と
同様にして半絶縁性基板及びバッファ層1上に形成され
た例えばGaAsからなるn型活性層2の上面の所定領
域にソース,ドレイン電極3,4を形成した後、図1
(a) に示すように、SiN或いはSiO2 等からなる第
1の誘電体膜10aをプラズマCVD法等を用いて形成
し、通常の写真製版と異方性エッチング技術(例えば、
RIE)により、この誘電体膜10aの所定領域に、そ
の開口幅が後の2段リセスの形成時における2段目のリ
セスの幅を決定する所定開口幅の開口部10bを形成す
る。次に、上記誘電体膜10a及び開口部10bを覆う
ように、後のエッチング工程時におけるそのエッチング
レートが上記誘電体膜10aよりも速くなるよう、Si
N或いはSiO2 等からなる誘電体膜10をプラズマC
VD法等を用いて形成し、更に、レジスト膜11を形成
する。そして、この後、図1(b) に示すように、通常の
写真製版技術により、該レジスト膜11の上記開口部1
0bの中央部の上方に位置する部分を除去して、後に形
成するゲート電極のゲート長を規定する開口部11aを
形成し、更に、この開口部11aが形成されたレジスト
膜11をマスクにして第2の誘電体膜10にRIE等の
異方性エッチングを施し、開口部10cを形成した後、
レジスト膜11及び第2の誘電体膜10をマスクにして
活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水素水の混合液を
エッチャントとする第1回目のウエットエッチングを施
して1段目のリセス2cを形成する。
同様にして半絶縁性基板及びバッファ層1上に形成され
た例えばGaAsからなるn型活性層2の上面の所定領
域にソース,ドレイン電極3,4を形成した後、図1
(a) に示すように、SiN或いはSiO2 等からなる第
1の誘電体膜10aをプラズマCVD法等を用いて形成
し、通常の写真製版と異方性エッチング技術(例えば、
RIE)により、この誘電体膜10aの所定領域に、そ
の開口幅が後の2段リセスの形成時における2段目のリ
セスの幅を決定する所定開口幅の開口部10bを形成す
る。次に、上記誘電体膜10a及び開口部10bを覆う
ように、後のエッチング工程時におけるそのエッチング
レートが上記誘電体膜10aよりも速くなるよう、Si
N或いはSiO2 等からなる誘電体膜10をプラズマC
VD法等を用いて形成し、更に、レジスト膜11を形成
する。そして、この後、図1(b) に示すように、通常の
写真製版技術により、該レジスト膜11の上記開口部1
0bの中央部の上方に位置する部分を除去して、後に形
成するゲート電極のゲート長を規定する開口部11aを
形成し、更に、この開口部11aが形成されたレジスト
膜11をマスクにして第2の誘電体膜10にRIE等の
異方性エッチングを施し、開口部10cを形成した後、
レジスト膜11及び第2の誘電体膜10をマスクにして
活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水素水の混合液を
エッチャントとする第1回目のウエットエッチングを施
して1段目のリセス2cを形成する。
【0028】ここで、上記SiN或いはSiO2 等から
なる第1の誘電体膜10aと第2の誘電体膜10は、プ
ラズマCVD法等による形成時の形成条件、例えば、温
度等を変更することにより、第1の誘電体膜10aを第
2の誘電体膜10よりも緻密に(第2の誘電体膜10を
第1の誘電体膜10aより粗に)形成し、後のエッチン
グ工程における第1の誘電体膜10aのエッチングレー
トが第2の誘電体膜10のそれに比べて10倍以上遅く
(第2の誘電体膜10のエッチングレートが第1の誘電
体膜10aのそれに比べて10倍以上速く)なるように
形成している。
なる第1の誘電体膜10aと第2の誘電体膜10は、プ
ラズマCVD法等による形成時の形成条件、例えば、温
度等を変更することにより、第1の誘電体膜10aを第
2の誘電体膜10よりも緻密に(第2の誘電体膜10を
第1の誘電体膜10aより粗に)形成し、後のエッチン
グ工程における第1の誘電体膜10aのエッチングレー
トが第2の誘電体膜10のそれに比べて10倍以上遅く
(第2の誘電体膜10のエッチングレートが第1の誘電
体膜10aのそれに比べて10倍以上速く)なるように
形成している。
【0029】次に、図1(c) に示すように、レジスト膜
11をマスクにして、上記第1の誘電体膜10aと第2
の誘電体膜10に、例えばフッ酸とフッ化アンモニウム
の混合液をエッチャントとするウエットエッチングを施
すと、第2の誘電体膜10は急速にエッチングされ、第
1の誘電体膜10aは殆どエッチングされず、この状態
で、第2の誘電体膜10の開口部10cの開口幅が第1
の誘電体膜10aの開口部10bの開口幅より大きくな
るまでエッチングを行った後、第1の誘電体膜10aを
マスクにして活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水素
水の混合液をエッチャントとする第2回目のウエットエ
ッチングを施すと、2段目のリセスが形成され、2段リ
セス2bが形成される。そして、この後、従来と同様に
してゲート電極形成用金属を蒸着し、リフトオフする
と、2段リセス2bにゲート電極が形成された図15に
示したFETと同じ構造のFETが得られる。
11をマスクにして、上記第1の誘電体膜10aと第2
の誘電体膜10に、例えばフッ酸とフッ化アンモニウム
の混合液をエッチャントとするウエットエッチングを施
すと、第2の誘電体膜10は急速にエッチングされ、第
1の誘電体膜10aは殆どエッチングされず、この状態
で、第2の誘電体膜10の開口部10cの開口幅が第1
の誘電体膜10aの開口部10bの開口幅より大きくな
るまでエッチングを行った後、第1の誘電体膜10aを
マスクにして活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水素
水の混合液をエッチャントとする第2回目のウエットエ
ッチングを施すと、2段目のリセスが形成され、2段リ
セス2bが形成される。そして、この後、従来と同様に
してゲート電極形成用金属を蒸着し、リフトオフする
と、2段リセス2bにゲート電極が形成された図15に
示したFETと同じ構造のFETが得られる。
【0030】このような本実施例のFETの製造工程で
は、2段リセス2bを形成する際のエッチングマスクと
なる第1の誘電体膜10aの開口部10bの開口幅は、
該第1の誘電体膜10aの成膜後に直ちに行われた該開
口部10bを形成するための異方性エッチングによって
規定されることになり、その幅を再現性良く一定幅に形
成することができる。従って、この開口部10bの開口
幅でもってその幅が規定される2段リセスの幅も、その
活性層2をウエットエッチングする際のエッチング条件
を制御することにより、所望の幅に高精度に制御するこ
とができ、その結果、その形状が一定の形状に形成され
た2段リセスを有するFETを再現性良く製造すること
ができる。
は、2段リセス2bを形成する際のエッチングマスクと
なる第1の誘電体膜10aの開口部10bの開口幅は、
該第1の誘電体膜10aの成膜後に直ちに行われた該開
口部10bを形成するための異方性エッチングによって
規定されることになり、その幅を再現性良く一定幅に形
成することができる。従って、この開口部10bの開口
幅でもってその幅が規定される2段リセスの幅も、その
活性層2をウエットエッチングする際のエッチング条件
を制御することにより、所望の幅に高精度に制御するこ
とができ、その結果、その形状が一定の形状に形成され
た2段リセスを有するFETを再現性良く製造すること
ができる。
【0031】実施例2.図2は、この発明の第2の実施
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程の一工程を示した断面図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当する部分を示している。
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程の一工程を示した断面図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当する部分を示している。
【0032】この図に示す工程は、上記第1の実施例の
製造工程における図1(b) で示した工程に対応し、この
実施例では、レジスト11に形成される、ゲート電極と
1段目のリセスの形成位置を規定するための開口部11
aを、第1の誘電体膜10aに形成された開口部10b
内のソース側に位置付けて形成し、他は上記第1の実施
例と同様の工程により2段リセスにゲート電極を形成し
てFETを形成する。図5は、この製造工程によって得
られたFETの断面図である。
製造工程における図1(b) で示した工程に対応し、この
実施例では、レジスト11に形成される、ゲート電極と
1段目のリセスの形成位置を規定するための開口部11
aを、第1の誘電体膜10aに形成された開口部10b
内のソース側に位置付けて形成し、他は上記第1の実施
例と同様の工程により2段リセスにゲート電極を形成し
てFETを形成する。図5は、この製造工程によって得
られたFETの断面図である。
【0033】このような本実施例のFETの製造工程で
は、2段目のリセスの幅を上記第1の実施例と同様に、
第1の誘電体膜10aの開口幅10bの幅によって規定
するようにしたので、上記第1の実施例と同様の効果を
得ることができ、しかも、ゲート電極と1段目のリセス
の形成位置を規定するための開口部11aを、第1の誘
電体膜10aに形成された開口部10b内のソース側に
位置付けて形成するようにしたので、得られるFETの
2段リセスの形状が、図5に示すように、2段目のリセ
スのソース側のリセス幅(W1S)が、ドレイン側のリセ
ス幅(W1d)より小さくなった形状になり、これによ
り、ゲート耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス
(Gd)の改善とソース寄生抵抗(Rs )の低減とを同
時に達成することができる。
は、2段目のリセスの幅を上記第1の実施例と同様に、
第1の誘電体膜10aの開口幅10bの幅によって規定
するようにしたので、上記第1の実施例と同様の効果を
得ることができ、しかも、ゲート電極と1段目のリセス
の形成位置を規定するための開口部11aを、第1の誘
電体膜10aに形成された開口部10b内のソース側に
位置付けて形成するようにしたので、得られるFETの
2段リセスの形状が、図5に示すように、2段目のリセ
スのソース側のリセス幅(W1S)が、ドレイン側のリセ
ス幅(W1d)より小さくなった形状になり、これによ
り、ゲート耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス
(Gd)の改善とソース寄生抵抗(Rs )の低減とを同
時に達成することができる。
【0034】実施例3.図3は、この発明の第3の実施
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程を示す工程別断面図であり、図において、図1と
同一符号は同一または相当する部分を示し、10dは所
定幅にパターニングされた誘電体膜である。
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程を示す工程別断面図であり、図において、図1と
同一符号は同一または相当する部分を示し、10dは所
定幅にパターニングされた誘電体膜である。
【0035】以下、製造工程を説明する。先ず、上記第
1の実施例と同様に、n型活性層2の上面の所定領域に
ソース,ドレイン電極3,4を形成した後、これらを覆
うようにしてSiN或いはSiO2 等からなる誘電体膜
を例えばプラズマCVD法等で形成した後、通常の写真
製版と異方性エッチング技術(例えば、RIE)によ
り、該誘電体膜の所定領域を除去して、図3(a) に示す
ように、その幅が後の工程において2段リセスの横幅を
規定する、所定幅にパターニングされた誘電体膜10d
を、ソース,ドレイン電極3,4間のほぼ中央部に形成
する。次に、図3(b) に示すように、n型活性層2の全
面に対してレジスト11を形成し、通常の写真製版技術
により、該レジスト11の上記誘電体膜10dの中央部
の上方に位置する部分にその開口幅がゲート長を規定す
る所定開口幅の開口部11aを形成した後、該レジスト
膜11をマスクにして誘電体膜10dにRIE等の異方
性エッチングによって開口部10cを形成し、更に、こ
のレジスト膜11及び第2の誘電体膜10dをマスクに
して活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水素水の混合
液をエッチャントとする第1回目のウエットエッチング
を施して、1段目のリセス2cを形成する。次に、図3
(c) に示すように、例えばフッ酸とフッ化アンモニウム
の混合液をエッチャントとするウエットエッチングによ
って誘電体膜10dを完全に除去した後、レジスト11
をマスクにして活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水
素水の混合液をエッチャントとする第2回目のウエット
エッチングを施すと2段目のリセスが形成され、2段リ
セス2bが形成される。そして、この後、従来と同様に
してゲート電極形成用金属を蒸着し、リフトオフする
と、2段リセス2bにゲート電極が形成された図15に
示したFETと同じ構造のFETが得られる。
1の実施例と同様に、n型活性層2の上面の所定領域に
ソース,ドレイン電極3,4を形成した後、これらを覆
うようにしてSiN或いはSiO2 等からなる誘電体膜
を例えばプラズマCVD法等で形成した後、通常の写真
製版と異方性エッチング技術(例えば、RIE)によ
り、該誘電体膜の所定領域を除去して、図3(a) に示す
ように、その幅が後の工程において2段リセスの横幅を
規定する、所定幅にパターニングされた誘電体膜10d
を、ソース,ドレイン電極3,4間のほぼ中央部に形成
する。次に、図3(b) に示すように、n型活性層2の全
面に対してレジスト11を形成し、通常の写真製版技術
により、該レジスト11の上記誘電体膜10dの中央部
の上方に位置する部分にその開口幅がゲート長を規定す
る所定開口幅の開口部11aを形成した後、該レジスト
膜11をマスクにして誘電体膜10dにRIE等の異方
性エッチングによって開口部10cを形成し、更に、こ
のレジスト膜11及び第2の誘電体膜10dをマスクに
して活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水素水の混合
液をエッチャントとする第1回目のウエットエッチング
を施して、1段目のリセス2cを形成する。次に、図3
(c) に示すように、例えばフッ酸とフッ化アンモニウム
の混合液をエッチャントとするウエットエッチングによ
って誘電体膜10dを完全に除去した後、レジスト11
をマスクにして活性層2に、例えば、酒石酸と過酸化水
素水の混合液をエッチャントとする第2回目のウエット
エッチングを施すと2段目のリセスが形成され、2段リ
セス2bが形成される。そして、この後、従来と同様に
してゲート電極形成用金属を蒸着し、リフトオフする
と、2段リセス2bにゲート電極が形成された図15に
示したFETと同じ構造のFETが得られる。
【0036】このような本実施例のFETの製造工程で
は、2段目のリセスを形成する際のマスクはレジスト1
1であり、その幅はあらかじめ異方性エッチングによっ
てその幅を規定した誘電体膜10bの幅で規定されるこ
とになるため、2段目のリセス幅にばらつきを生ずるこ
となく、一定形状の2段リセスを再現性良く形成するこ
とができる。また、上記第1の実施例ではリセス形成の
ために2回誘電体膜を形成しなければならず、従来に比
べて製造工程数が大幅に多くなるという難点があった
が、この製造工程では、工程数は従来に比べて1工程増
えるだげであり、上記第1の実施例に比べて製造時間を
短縮できる。
は、2段目のリセスを形成する際のマスクはレジスト1
1であり、その幅はあらかじめ異方性エッチングによっ
てその幅を規定した誘電体膜10bの幅で規定されるこ
とになるため、2段目のリセス幅にばらつきを生ずるこ
となく、一定形状の2段リセスを再現性良く形成するこ
とができる。また、上記第1の実施例ではリセス形成の
ために2回誘電体膜を形成しなければならず、従来に比
べて製造工程数が大幅に多くなるという難点があった
が、この製造工程では、工程数は従来に比べて1工程増
えるだげであり、上記第1の実施例に比べて製造時間を
短縮できる。
【0037】実施例4.図4は、この発明の第4の実施
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程の一工程を示した断面図であり、図において、図
3と同一符号は同一または相当する部分を示している。
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程の一工程を示した断面図であり、図において、図
3と同一符号は同一または相当する部分を示している。
【0038】この図に示す工程は、上記第3の実施例の
製造工程における図3(b) で示した工程に対応し、この
実施例では、レジスト11の開口部11aを誘電体膜1
0dのソース側に位置づけて形成し、他は上記第1の実
施例と同様の工程により2段リセスを形成し、ゲート電
極を形成したものである。
製造工程における図3(b) で示した工程に対応し、この
実施例では、レジスト11の開口部11aを誘電体膜1
0dのソース側に位置づけて形成し、他は上記第1の実
施例と同様の工程により2段リセスを形成し、ゲート電
極を形成したものである。
【0039】このような本実施例のFETの製造工程で
は、上記第3の実施例と同様に2段目のリセスを形成す
る際のマスクはレジスト11になり、その幅はあらかじ
め異方性エッチングによってその幅を規定した誘電体膜
10bの幅で規定されることになるため、上記第3の実
施例と同様の効果が得られる。また、ゲート電極と1段
目のリセスの形成位置を規定するためのレジスト11の
開口部11aを、誘電体膜10dのソース側に位置付け
て形成しているので、得られるFETの2段リセスの形
状が、2段目のリセスのソース側のリセス幅が、ドレイ
ン側のリセス幅より小さくなった形状になり、即ち、図
5に示した第2の実施例のFETと同様の構造になり、
ゲート耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス(G
d)の改善とソース寄生抵抗(Rs )の低減とを同時に
達成することができる。尚、この実施例では、誘電体膜
10dをソース,ドレイン電極間のほぼ中央部に形成し
ているが、誘電体膜10d自体もソース側に位置づけて
形成してもよい。
は、上記第3の実施例と同様に2段目のリセスを形成す
る際のマスクはレジスト11になり、その幅はあらかじ
め異方性エッチングによってその幅を規定した誘電体膜
10bの幅で規定されることになるため、上記第3の実
施例と同様の効果が得られる。また、ゲート電極と1段
目のリセスの形成位置を規定するためのレジスト11の
開口部11aを、誘電体膜10dのソース側に位置付け
て形成しているので、得られるFETの2段リセスの形
状が、2段目のリセスのソース側のリセス幅が、ドレイ
ン側のリセス幅より小さくなった形状になり、即ち、図
5に示した第2の実施例のFETと同様の構造になり、
ゲート耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス(G
d)の改善とソース寄生抵抗(Rs )の低減とを同時に
達成することができる。尚、この実施例では、誘電体膜
10dをソース,ドレイン電極間のほぼ中央部に形成し
ているが、誘電体膜10d自体もソース側に位置づけて
形成してもよい。
【0040】実施例5.図6は、この発明の第5の実施
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程を示す工程別断面図であり、図において、図3と
同一符号は同一または相当する部分を示し、3aはソー
ス,ドレイン電極形成用金属、12はレジストパターン
である。
例による2段リセスにゲート電極を形成したFETの製
造工程を示す工程別断面図であり、図において、図3と
同一符号は同一または相当する部分を示し、3aはソー
ス,ドレイン電極形成用金属、12はレジストパターン
である。
【0041】以下、製造工程を説明する。先ず、図6
(a) に示すように、従来と同様にして半絶縁性基板及び
バッファ層1上に例えばGaAsからなるn型活性層2
を形成し、次いで、SiN或いはSiO2 等からなる誘
電体膜10を例えばプラズマCVD法等で形成した後、
ソース,ドレイン電極形成用のレジストパターン12を
通常の写真製版技術により形成する。次に、図6(b) に
示すように、上記レジストパターン12をマスクとし
て、例えばフッ酸とフッ化アンモニウムの混合液をエッ
チャントとするウエットエッチングによって誘電体膜1
0をサイドエッチングして、その幅を所定幅に調整して
誘電体膜10dを得た後、ソース,ドレイン電極形成用
金属3aを蒸着し、リフトオフによりソース,ドレイン
電極を形成する。この後、上記レジストパターン12及
び不要なソース,ドレイン電極形成用金属3aを除去す
ると、図3(a) に示す状態になる。そして、この後は第
3の実施例と同様にしてリセスの形成及びゲート電極の
形成を行う。
(a) に示すように、従来と同様にして半絶縁性基板及び
バッファ層1上に例えばGaAsからなるn型活性層2
を形成し、次いで、SiN或いはSiO2 等からなる誘
電体膜10を例えばプラズマCVD法等で形成した後、
ソース,ドレイン電極形成用のレジストパターン12を
通常の写真製版技術により形成する。次に、図6(b) に
示すように、上記レジストパターン12をマスクとし
て、例えばフッ酸とフッ化アンモニウムの混合液をエッ
チャントとするウエットエッチングによって誘電体膜1
0をサイドエッチングして、その幅を所定幅に調整して
誘電体膜10dを得た後、ソース,ドレイン電極形成用
金属3aを蒸着し、リフトオフによりソース,ドレイン
電極を形成する。この後、上記レジストパターン12及
び不要なソース,ドレイン電極形成用金属3aを除去す
ると、図3(a) に示す状態になる。そして、この後は第
3の実施例と同様にしてリセスの形成及びゲート電極の
形成を行う。
【0042】この実施例の製造工程では、誘電体膜10
dを得るためのパターニングが、ソース,ドレイン電極
3,4に対してセルフアライメントで形成されるため、
上記第3の実施例で行った、この誘電体膜10dを得る
ための写真製版工程を省くことができ、その結果、上記
第3の実施例と同様の効果が得られるとともに、上記第
3の実施例に比べて製造時間を短縮することができる。
dを得るためのパターニングが、ソース,ドレイン電極
3,4に対してセルフアライメントで形成されるため、
上記第3の実施例で行った、この誘電体膜10dを得る
ための写真製版工程を省くことができ、その結果、上記
第3の実施例と同様の効果が得られるとともに、上記第
3の実施例に比べて製造時間を短縮することができる。
【0043】実施例6.図7は、この発明の第6の実施
例によるFETの製造工程を示す工程別断面図であり、
図において、図3と同一符号は同一または相当する部分
を示し、100,100a,100bは活性層2内に形
成された該活性層2よりキャリア濃度が低い不活性領域
である。
例によるFETの製造工程を示す工程別断面図であり、
図において、図3と同一符号は同一または相当する部分
を示し、100,100a,100bは活性層2内に形
成された該活性層2よりキャリア濃度が低い不活性領域
である。
【0044】以下、製造工程を説明する。従来と同様に
して半絶縁性基板及びバッファ層1上に例えばGaAs
からなるn型活性層2を形成した後、図7(a) に示すよ
うに、n型活性層2内のリセスを形成すべき領域とその
周囲の領域とにイオン注入によりH+ 等を注入して不活
性領域100を形成し、ソース,ドレイン電極3,4を
形成し、これらを覆うようにレジスト11を形成した
後、該レジスト11の所定領域にその開口幅がゲート電
極のゲート長を規定する開口部11aを形成する。次
に、図7(b) に示すように、この開口部11aが形成さ
れたレジスト11をマスクとして、例えば、酒石酸と過
酸化水素水の混合液をエッチャントとするウエットエッ
チングにより、その底が不活性領域100を貫いて、そ
の両側部に不活性領域100aと100bが形成される
ように、1段のリセス2dを形成する。そして、この
後、ゲート形成用金属を蒸着し、リフトオフすると、図
8に示すFETが形成される。ここで、上記不活性領域
とは活性層2に比べてキャリア濃度が低い領域を意味
し、必ずしもノンドープ状態となるまでキャリア濃度を
低下させる必要はない。
して半絶縁性基板及びバッファ層1上に例えばGaAs
からなるn型活性層2を形成した後、図7(a) に示すよ
うに、n型活性層2内のリセスを形成すべき領域とその
周囲の領域とにイオン注入によりH+ 等を注入して不活
性領域100を形成し、ソース,ドレイン電極3,4を
形成し、これらを覆うようにレジスト11を形成した
後、該レジスト11の所定領域にその開口幅がゲート電
極のゲート長を規定する開口部11aを形成する。次
に、図7(b) に示すように、この開口部11aが形成さ
れたレジスト11をマスクとして、例えば、酒石酸と過
酸化水素水の混合液をエッチャントとするウエットエッ
チングにより、その底が不活性領域100を貫いて、そ
の両側部に不活性領域100aと100bが形成される
ように、1段のリセス2dを形成する。そして、この
後、ゲート形成用金属を蒸着し、リフトオフすると、図
8に示すFETが形成される。ここで、上記不活性領域
とは活性層2に比べてキャリア濃度が低い領域を意味
し、必ずしもノンドープ状態となるまでキャリア濃度を
低下させる必要はない。
【0045】このような本実施例のFETの製造工程で
は、n型活性層2内のリセスを形成すべき領域とその周
囲部とを不活性化し、この状態で1段のリセス2dを形
成するだけで、そのソース電極側とドレイン電極側の側
部に不活性領域100aと100bが形成された、2段
リセスと同等の機能を有する1段リセスを得ることがで
き、従来のように、2段リセスを形成するために誘電体
膜を形成し、これをサイドエッチングして2段目のリセ
ス幅を規定するような、面倒な作業を行う必要がなくな
るため、従来に比べて簡略化した作業でもって、2段リ
セスにゲート電極を形成したFETと同等の動作特性を
備えたFETを得ることができる。また、リセスの形状
が1段リセスであるため、リセス形状も再現性良く一定
の形状に形成することができ、製造歩留りも向上でき
る。
は、n型活性層2内のリセスを形成すべき領域とその周
囲部とを不活性化し、この状態で1段のリセス2dを形
成するだけで、そのソース電極側とドレイン電極側の側
部に不活性領域100aと100bが形成された、2段
リセスと同等の機能を有する1段リセスを得ることがで
き、従来のように、2段リセスを形成するために誘電体
膜を形成し、これをサイドエッチングして2段目のリセ
ス幅を規定するような、面倒な作業を行う必要がなくな
るため、従来に比べて簡略化した作業でもって、2段リ
セスにゲート電極を形成したFETと同等の動作特性を
備えたFETを得ることができる。また、リセスの形状
が1段リセスであるため、リセス形状も再現性良く一定
の形状に形成することができ、製造歩留りも向上でき
る。
【0046】実施例7.図9は、この発明の第7の実施
例によるFETの構造を示す断面図であり、図におい
て、図8と同一符号は同一または相当する部分を示して
いる。このFETは、上記第6の実施例の製造工程にお
いて、レジスト11に形成する開口部11aの位置を不
活性領域100のソース側に位置づけて形成し、リセス
2dのソース側の不活性領域100aが小さく、ドレイ
ン側の不活性領域100bが大きくなるようにリセス2
dを形成して得られたものである。
例によるFETの構造を示す断面図であり、図におい
て、図8と同一符号は同一または相当する部分を示して
いる。このFETは、上記第6の実施例の製造工程にお
いて、レジスト11に形成する開口部11aの位置を不
活性領域100のソース側に位置づけて形成し、リセス
2dのソース側の不活性領域100aが小さく、ドレイ
ン側の不活性領域100bが大きくなるようにリセス2
dを形成して得られたものである。
【0047】このような本実施例のFETでは、2段リ
セスと同等の機能を有する1段リセス2dを得ることが
でき、しかも、該1段リセス2dのソース側の側部の不
活性領域100aを小さく、ドレイン側の側部の不活性
領域100bを大きくしたたので、ソース寄生抵抗(R
s )の低減とゲート耐圧(BVg)とドレインコンダク
タンス(Gd)の改善が同時になされる。
セスと同等の機能を有する1段リセス2dを得ることが
でき、しかも、該1段リセス2dのソース側の側部の不
活性領域100aを小さく、ドレイン側の側部の不活性
領域100bを大きくしたたので、ソース寄生抵抗(R
s )の低減とゲート耐圧(BVg)とドレインコンダク
タンス(Gd)の改善が同時になされる。
【0048】実施例8.図10は、この発明の第8の実
施例によるFETの製造工程を示す工程別断面図であ
り、図において、図9と同一符号は同一または相当する
部分を示し、100cはn型活性層2より低いキャリア
濃度或いはノンドープの低キャリア濃度層、110a,
110bはn型活性層2よりキャリア濃度が高いn+ 拡
散領域である。
施例によるFETの製造工程を示す工程別断面図であ
り、図において、図9と同一符号は同一または相当する
部分を示し、100cはn型活性層2より低いキャリア
濃度或いはノンドープの低キャリア濃度層、110a,
110bはn型活性層2よりキャリア濃度が高いn+ 拡
散領域である。
【0049】以下、製造工程を説明する。先ず、従来と
同様にして半絶縁性基板及びバッファ層1上に例えばG
aAsからなるn型活性層2を形成した後、図10(a)
に示すように、該n型活性層2上に、該n型活性層2よ
りキャリア濃度が低いGaAsからなるn型低キャリア
濃度層100cを形成する。次に、図10(b) に示すよ
うに、n型低キャリア濃度層100cの表面のソース,
ドレイン電極が形成されるべき領域から半絶縁性基板及
びバッファ層1に届くように、選択的にイオン注入を行
って、n型活性層2とn型低キャリア濃度層100cの
所定領域にn+ 拡散領域110a,110bを形成す
る。次に、図10(c) に示すように、n+ 拡散領域11
0a,110bに対して、ソース、ドレイン電極3,4
をリフトオフ法により形成した後、n型低キャリア濃度
層100cの全面に対してレジスト11を形成し、該レ
ジストの所定領域にその開口幅がゲート電極のゲート長
を規定する開口部11aを形成し、この開口部11aが
形成されたレジスト11をマスクとして、例えば、酒石
酸と過酸化水素水の混合液をエッチャントとするウエッ
トエッチングにより、その底が活性層2に届くように1
段のリセス2dを形成する。そして、この後、ゲート形
成用金属を蒸着し、リフトオフすると、図11に示すF
ETが形成される。
同様にして半絶縁性基板及びバッファ層1上に例えばG
aAsからなるn型活性層2を形成した後、図10(a)
に示すように、該n型活性層2上に、該n型活性層2よ
りキャリア濃度が低いGaAsからなるn型低キャリア
濃度層100cを形成する。次に、図10(b) に示すよ
うに、n型低キャリア濃度層100cの表面のソース,
ドレイン電極が形成されるべき領域から半絶縁性基板及
びバッファ層1に届くように、選択的にイオン注入を行
って、n型活性層2とn型低キャリア濃度層100cの
所定領域にn+ 拡散領域110a,110bを形成す
る。次に、図10(c) に示すように、n+ 拡散領域11
0a,110bに対して、ソース、ドレイン電極3,4
をリフトオフ法により形成した後、n型低キャリア濃度
層100cの全面に対してレジスト11を形成し、該レ
ジストの所定領域にその開口幅がゲート電極のゲート長
を規定する開口部11aを形成し、この開口部11aが
形成されたレジスト11をマスクとして、例えば、酒石
酸と過酸化水素水の混合液をエッチャントとするウエッ
トエッチングにより、その底が活性層2に届くように1
段のリセス2dを形成する。そして、この後、ゲート形
成用金属を蒸着し、リフトオフすると、図11に示すF
ETが形成される。
【0050】このような本実施例のFETの製造工程で
は、n型活性層2と低キャリア濃度層100cの所定領
域に形成した該n型活性層2よりキャリア濃度が大きい
n+拡散領域110a,110bにソース,ドレイン電
極3,4を形成し、これらn+ 拡散領域110a,11
0bの間に1段のリセス2dとゲート電極5を形成する
だけで、2段リセスにゲート電極を形成したFETと同
等の動作特性を備えたFETを得ることができ、従来に
比べてその製造工程を簡略化することができる。また、
リセスの形状が1段リセスであるため、リセス形状も再
現性良く一定の形状に形成することができ、製造歩留り
も向上できる。
は、n型活性層2と低キャリア濃度層100cの所定領
域に形成した該n型活性層2よりキャリア濃度が大きい
n+拡散領域110a,110bにソース,ドレイン電
極3,4を形成し、これらn+ 拡散領域110a,11
0bの間に1段のリセス2dとゲート電極5を形成する
だけで、2段リセスにゲート電極を形成したFETと同
等の動作特性を備えたFETを得ることができ、従来に
比べてその製造工程を簡略化することができる。また、
リセスの形状が1段リセスであるため、リセス形状も再
現性良く一定の形状に形成することができ、製造歩留り
も向上できる。
【0051】実施例9.図12は、この発明の第9の実
施例によるFETの構造を示す断面図であり、図におい
て、図10,11と同一符号は同一または相当する部分
を示し、100sはソース側の低キャリア濃度層,10
0dはドレイ側の低キャリア濃度層である。
施例によるFETの構造を示す断面図であり、図におい
て、図10,11と同一符号は同一または相当する部分
を示し、100sはソース側の低キャリア濃度層,10
0dはドレイ側の低キャリア濃度層である。
【0052】このFETは、上記第8の実施例の製造工
程において、レジスト11に形成する開口部11aの位
置をソース,ドレイン電極間のソース側に位置づけて形
成し、ソース側の低キャリア濃度層100sの幅を小さ
く、ドレイン側の低キャリア濃度層100dの幅が大き
くなるようにリセス2dを形成して、得られたものであ
る。
程において、レジスト11に形成する開口部11aの位
置をソース,ドレイン電極間のソース側に位置づけて形
成し、ソース側の低キャリア濃度層100sの幅を小さ
く、ドレイン側の低キャリア濃度層100dの幅が大き
くなるようにリセス2dを形成して、得られたものであ
る。
【0053】このような本実施例のFETでは、従来の
2段リセスにゲート電極を形成したFETと同等のゲー
ト耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス(Gd)の
改善を図ることがてき、しかも、ソース寄生抵抗(Rs
)の低減も同時に達成することができる。
2段リセスにゲート電極を形成したFETと同等のゲー
ト耐圧(BVg)とドレインコンダクタンス(Gd)の
改善を図ることがてき、しかも、ソース寄生抵抗(Rs
)の低減も同時に達成することができる。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、ゲート電極形成用の
レジスト膜を成膜する前に活性層上に形成する誘電体膜
の開口部幅で2段リセスの2段目のリセスの幅を規定す
るようにしたので、2段リセスの2段目のリセスの幅を
一定幅に再現性良く形成することができ、高歩留りに動
作特性が均一なFETを製造できる効果がある。
レジスト膜を成膜する前に活性層上に形成する誘電体膜
の開口部幅で2段リセスの2段目のリセスの幅を規定す
るようにしたので、2段リセスの2段目のリセスの幅を
一定幅に再現性良く形成することができ、高歩留りに動
作特性が均一なFETを製造できる効果がある。
【0055】更に、この発明によれば、活性層に対して
ゲート電極形成用のレジスト膜を成膜する前に該活性層
上に形成する誘電体膜パターンの幅によって2段リセス
の2段目のリセスの幅を規定するようにしたので、2段
リセスの2段目のリセスの幅を一定幅に再現性良く形成
することができ、高歩留りに動作特性が均一なFETを
製造できる効果がある。
ゲート電極形成用のレジスト膜を成膜する前に該活性層
上に形成する誘電体膜パターンの幅によって2段リセス
の2段目のリセスの幅を規定するようにしたので、2段
リセスの2段目のリセスの幅を一定幅に再現性良く形成
することができ、高歩留りに動作特性が均一なFETを
製造できる効果がある。
【0056】更に、この発明によれば、上記誘電体膜パ
ターンをソース,ドレイン電極に対してセルフアライメ
ントで形成するようにしたので、該誘電体膜パターンを
形成するための写真製版工程を省くことができ、製造時
間を短縮できる効果がある。
ターンをソース,ドレイン電極に対してセルフアライメ
ントで形成するようにしたので、該誘電体膜パターンを
形成するための写真製版工程を省くことができ、製造時
間を短縮できる効果がある。
【0057】更に、この発明によれば、上記2段リセス
の2段目のリセスのソース電極側のリセス幅を、ドレイ
ン電極側のリセス幅より小さくしたので、ソース寄生抵
抗(Rs )の低減と、ゲート耐圧(BVg)及びドレイ
ンコンダクタンス(Gd)の改善とを同時に達成できる
効果がある。
の2段目のリセスのソース電極側のリセス幅を、ドレイ
ン電極側のリセス幅より小さくしたので、ソース寄生抵
抗(Rs )の低減と、ゲート耐圧(BVg)及びドレイ
ンコンダクタンス(Gd)の改善とを同時に達成できる
効果がある。
【0058】更に、この発明によれば、活性層のソース
電極とドレイン電極間の所定領域に、そのソース電極側
とドレイン電極側の両サイドに該活性層よりキャリア濃
度が低い低キャリア濃度領域を隣接させた1段リセスを
形成するようにしたので、該1段リセスにゲート電極を
形成することにより、2段リセスにゲート電極を形成し
た場合と同じ動作特性で動作する、リセス形状が均一で
動作特性が安定したFETを得ることができる効果があ
る。
電極とドレイン電極間の所定領域に、そのソース電極側
とドレイン電極側の両サイドに該活性層よりキャリア濃
度が低い低キャリア濃度領域を隣接させた1段リセスを
形成するようにしたので、該1段リセスにゲート電極を
形成することにより、2段リセスにゲート電極を形成し
た場合と同じ動作特性で動作する、リセス形状が均一で
動作特性が安定したFETを得ることができる効果があ
る。
【0059】更に、この発明によれば、上記ソース電極
側の低キャリア濃度領域の幅を、上記ドレイン電極側の
低キャリア濃度領域の幅よりも小さくしたので、ソース
寄生抵抗(Rs )の低減と、ゲート耐圧(BVg)及び
ドレインコンダクタンス(Gd)の改善を同時に達成で
きる効果がある。
側の低キャリア濃度領域の幅を、上記ドレイン電極側の
低キャリア濃度領域の幅よりも小さくしたので、ソース
寄生抵抗(Rs )の低減と、ゲート耐圧(BVg)及び
ドレインコンダクタンス(Gd)の改善を同時に達成で
きる効果がある。
【0060】更に、この発明によれば、活性層上に該活
性層よりキャリア濃度が低い低キャリア濃度層を形成
し、これらのソース,ドレイン電極を形成すべき所定領
域に不純物をトーピングし、ソース,ドレイン電極をこ
の高キャリア濃度領域上に形成し、且つ、この2つの高
キャリア濃度領域の間の上記活性層と低キャリア濃度層
の所定領域に1段リセスを形成するようにしたので、こ
の1段リセスにゲート電極を形成することにより、2段
リセスにゲート電極を形成した場合と同じ動作特性で動
作する、リセス形状が均一で動作特性が安定したFET
を得ることができる効果がある。
性層よりキャリア濃度が低い低キャリア濃度層を形成
し、これらのソース,ドレイン電極を形成すべき所定領
域に不純物をトーピングし、ソース,ドレイン電極をこ
の高キャリア濃度領域上に形成し、且つ、この2つの高
キャリア濃度領域の間の上記活性層と低キャリア濃度層
の所定領域に1段リセスを形成するようにしたので、こ
の1段リセスにゲート電極を形成することにより、2段
リセスにゲート電極を形成した場合と同じ動作特性で動
作する、リセス形状が均一で動作特性が安定したFET
を得ることができる効果がある。
【0061】更に、この発明によれば、上記1段リセス
を、上記ドレイン電極側の高キャリア濃度領域よりもソ
ース電極側の高キャリア濃度領域に近づけて形成したの
で、ソース寄生抵抗(Rs )の低減と、ゲート耐圧(B
Vg)及びドレインコンダクタンス(Gd)の改善を同
時に達成できる効果がある。
を、上記ドレイン電極側の高キャリア濃度領域よりもソ
ース電極側の高キャリア濃度領域に近づけて形成したの
で、ソース寄生抵抗(Rs )の低減と、ゲート耐圧(B
Vg)及びドレインコンダクタンス(Gd)の改善を同
時に達成できる効果がある。
【図1】この発明の第1の実施例によるFETの製造工
程を示す工程別断面図である。
程を示す工程別断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例によるFETの製造工
程の一工程を示す断面図である。
程の一工程を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例によるFETの製造工
程を示す工程別断面図である。
程を示す工程別断面図である。
【図4】この発明の第4の実施例によるFETの製造工
程の一工程を示す断面図である。
程の一工程を示す断面図である。
【図5】図2,図4で示した製造工程により形成される
FETの構造を示す断面図である。
FETの構造を示す断面図である。
【図6】この発明の第5の実施例によるFETの製造工
程を示す工程別断面図である。
程を示す工程別断面図である。
【図7】この発明の第6の実施例によるFETの製造工
程を示す工程別断面図である。
程を示す工程別断面図である。
【図8】図7で示した製造工程により形成されるFET
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図9】この発明の第7の実施例によるFETの構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図10】この発明の第8の実施例によるFETの製造
工程を示す工程別断面図である。
工程を示す工程別断面図である。
【図11】図10の製造工程により形成されるFETの
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図12】この発明の第9の実施例によるFETの構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図13】従来のFETの製造工程を示す工程別断面図
である。
である。
【図14】従来の1段リセスにゲート電極を形成したF
ETの構造を示す断面図である。
ETの構造を示す断面図である。
【図15】従来の2段リセスにゲート電極を形成したF
ETの構造を示す断面図である。
ETの構造を示す断面図である。
【図16】図14に示したFETと図15に示したFE
Tの動作特性を比較して説明するため、これらのゲート
電極部を同時に描いた拡大断面図である。
Tの動作特性を比較して説明するため、これらのゲート
電極部を同時に描いた拡大断面図である。
1 半絶縁性基板及びバッファ層 2 n型活性層 2a,2d 1段リセス 2b 2段リセス 2c 1段目のリセス 3 ソース電極 3a ソース,ドレイン電極形成用金属 4 ドレイン電極 5 ゲート電極 5a ゲート電極形成用金属 10,10a,10d 誘電体膜 10b,10c,11a 開口部 11 レジスト膜 12 レジストパターン 100,100a,100b 不活性領域 100c 低キャリア濃度層 110a,110b n+ 拡散領域 100s ソース側の低キャリア濃度層 100d ドレイン側の低キャリア濃度層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/338 H01L 29/812
Claims (3)
- 【請求項1】 活性層表面の所定領域にソース電極とド
レイン電極を形成し、該活性層のソース電極とドレイン
電極間の所定領域に2段リセスを形成し、該2段リセス
に対してゲート電極を形成してなる電界効果トランジス
タの製造方法であって、 半絶縁性基板上に形成された所定導電型の活性層上に誘
電体膜を形成し、該誘電体膜上にソース,ドレイン電極
を形成するためのレジストパターンを形成する工程と、 ソース,ドレイン電極の形成に先立って、上記レジスト
パターンをマスクにして、上記誘電体膜をパターニング
して、その幅が後の工程で形成される2段リセスの2段
目のリセス幅を規定する誘電体膜パターンを形成し、こ
の後、上記レジストパターンを用いてリフトオフ法によ
りソース,ドレイン電極を形成する工程と、 上記活性層の全面に対してレジスト膜を形成し、該レジ
スト膜の上記誘電体膜パターンの上方に位置する部分に
その開口幅がゲート長を規定する第1の開口部を形成
し、この第1の開口部が形成されたレジスト膜をマスク
にして上記誘電体膜パターンをエッチング除去し、上記
誘電体膜パターンに第2の開口部を形成する工程と、 上記第2の開口部が形成された誘電体膜パターンをマス
クにして、上記活性層に対してウエットエッチングを施
し、上記活性層に1段目のリセスを形成する工程と、 上記第1の開口部が形成されたレジスト膜をマスクにし
て、上記誘電体膜パターンにウエットエッチングを施
し、該誘電体膜パターンを完全に除去する工程と、 上記第1の開口部が形成されたレジスト膜をマスクにし
て、上記活性層にウエットエッチングを施し、上記活性
層に2段目のリセスを形成する工程と、 上記工程により得られた2段リセスの最底面にゲート電
極を形成する工程とを含むことを特徴とする電界効果ト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
の製造方法において 、 上記レジストに形成する第1の開口部を、上記誘電体膜
パターン上のソース電極側に位置づけて形成することを
特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項3】 活性層表面にソース電極とドレイン電極
を形成し、該活性層のソース電極とドレイン電極間の所
定領域に1段リセスを形成し、該1段リセスにゲート電
極を形成してなる電界効果トランジスタであって、 上記活性層の上記1段リセスのソース電極側とドレイン
電極側の両サイドに、該活性層よりキャリア濃度が低い
低キャリア濃度領域を形成し、上記ソース電極側の低キ
ャリア濃度領域の幅を、上記ドレイン電極側の低キャリ
ア濃度領域の幅よりも小さくしたことを特徴とする電界
効果トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04354577A JP3101455B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04354577A JP3101455B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181223A JPH06181223A (ja) | 1994-06-28 |
JP3101455B2 true JP3101455B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=18438494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04354577A Expired - Fee Related JP3101455B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101455B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP04354577A patent/JP3101455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06181223A (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |