JP3100452B2 - 容量可変型スクロール圧縮機 - Google Patents

容量可変型スクロール圧縮機

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JP3100452B2
JP3100452B2 JP04030664A JP3066492A JP3100452B2 JP 3100452 B2 JP3100452 B2 JP 3100452B2 JP 04030664 A JP04030664 A JP 04030664A JP 3066492 A JP3066492 A JP 3066492A JP 3100452 B2 JP3100452 B2 JP 3100452B2
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shuttle valve
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裕之 横山
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/10Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
    • F04C28/16Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using lift valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容量可変型スクロール
圧縮機に関する。特に、スクロール部材の外周部からス
クロール部材の中心方向へ移動する流体ポケットをその
移動途中でバイパス路を通じて吸入室に連通させ、この
流体ポケット内の圧縮途中の流体を吸入室へ戻すことに
よって圧縮機の容量を可変とした容量可変型スクロール
圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容量可変型スクロール圧縮機は、
流体吸入口及び流体吐出口を有するハウジングと、吐出
孔を有し、上記ハウジング内に固定された固定スクロー
ル部材と、該固定スクロール部材に組み合わされて該固
定スクロール部材と共に流体ポケットを構成し、且つ上
記ハウジング内に円軌道運動自在に配置された可動スク
ロール部材と、上記固定スクロール部材及び上記可動ス
クロール部材の外周面と上記ハウジングの内周面との間
に構成され、上記流体吸入口に通じた吸入室と、上記吐
出孔及び上記流体吐出口に通じた吐出室と、上記流体ポ
ケットと上記吸入室とを連通するバイパス路と、該バイ
パス路に通じたシリンダと、該シリンダ内に摺動自在に
配置され、上記バイパス路内に出退して該バイパス路を
開閉するシャトルバルブと、上記バイパス路を開く方向
に上記シャトルバルブを付勢するバネとを含んでいる。
【0003】図8(a),(b)は従来の容量可変型ス
クロール圧縮機の第1の例の要部の断面図であり、
(a)はバイパス路が開の状態を示し、(b)はバイパ
ス路が閉の状態を示す。
【0004】図8(a),(b)を参照して、この容量
可変型スクロール圧縮機の場合、バイパス路40は、固
定スクロール部材10の第1の板体11に形成されたバ
イパス孔41と、第1の板体11に形成され、第1の板
体11の径方向に伸びたサイドバイパス孔42とから成
る。シリンダ50は、サイドバイパス孔42と同軸上に
備えられており、従って、シャトルバルブ60もサイド
バイパス孔42と同軸上に備えられている。また、シャ
トルバルブ60を付勢するバネ70は、サイドバイパス
孔42内に配置されている。
【0005】図9は従来の容量可変型スクロール圧縮機
の第2の例の要部の断面図である。
【0006】図9を参照して、第2の例の場合、バイパ
ス路40は、第1の板体11に形成されたバイパス孔4
1と、このバイパス孔41に通じた中間圧室100と、
この中間圧室100に通じたシリンダ50と、このシリ
ンダ50に通じたサイドバイパス孔42と、このサイド
バイパス孔42と吸入室29とを連通する連通路101
とから成る。シリンダ50は、第1の例と同様にサイド
バイパス孔42と同軸上に備えられており、シャトルバ
ルブ60もサイドバイパス孔42と同軸と成っている。
このシャトルバルブ60を付勢するバネ70は、サイド
バイパス孔42内に配置されている。
【0007】図10は従来の容量可変型スクロール圧縮
機の第3の例の要部の断面図である。
【0008】図10を参照して、第3の例の場合、バイ
パス路40は、第1の板体11に形成されたバイパス孔
41と、第1の板体11の背面側に構成され、バイパス
孔41に通じた中間圧室100と、この中間圧室100
に通じたシリンダ50と、このシリンダ50と吸入室2
9とを連通する連通孔102とから成る。この様に、シ
リンダ50の一端部は、バイパス路40の一部分を兼ね
ており、この部分に、シャトルバルブ60を付勢するバ
ネ70が配置されている。シリンダ50、シャトルバル
ブ60、及び連通孔102は、同軸上に配置されてい
る。
【0009】図11(a),(b)は従来の容量可変型
スクロール圧縮機のシリンダ内圧力制御機構を示す断面
図であり、(a)はバイパス路が開の状態を示し、
(b)はバイパス路が閉の状態を示す。
【0010】従来の容量可変型スクロール圧縮機の場
合、図11(a),(b)に示すように、シリンダ50
内の圧力を制御してシャトルバルブ60の背面に加わる
圧力を調整し、この圧力とシャトルバルブ60を付勢す
るバネ70の力との力関係によりシャトルバルブ60の
位置を制御して、バイパス路40を開閉するように成っ
ている。そこで、従来では、吐出室内の流体をシリンダ
50内へ導入する吐出圧通路103が設けられ、また、
吐出室からシリンダ50内へ導入された流体を吸入室へ
戻す吸入圧通路104が設けられている。吐出圧通路1
03内には、オリフィス105が備えられ、これにより
吐出圧が減圧されてシリンダ50内に常時導入されるよ
うに成っている。一方、吸入圧通路104には、電磁弁
(二方弁)106が備えられ、この電磁弁106によっ
て吸入室通路104を開閉することによりシリンダ50
内の圧力(コントロール圧)を調整するように成ってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の容量可変型スク
ロール圧縮機の場合、シリンダ50は、図8及び図9に
示すように、サイドバイパス孔42と同軸に成っている
か、或いは、図10に示すように、連通孔102と同軸
に成っている。この様な構成であると、シャトルバルブ
60がバイパス路40を開くと、流体ポケット内の圧縮
途中の流体は、直ぐにバイパス路40を通じて吸入室2
9内へと戻る。この為、シャトルバルブ60を開にした
時、シャトルバルブ60の一端面を通過した圧縮途中の
流体は、バイパス路40を通じて直ぐに吸入室29に抜
けるので、シャトルバルブ60の一端面には、圧縮途中
の圧力が殆ど加わらない。従って、従来の容量可変型ス
クロール圧縮機の場合、シャトルバルブ両端面に加わる
力の関係は、次の式の通りになる。
【0012】[コントロール圧(Pc)]=[吸入圧
(Ps)+バネ力(F)] ここで、圧縮機の吐出容量を最大容量から最小容量とす
る為に、図11(b)の状態から図11(a)に示す通
り電磁弁106をON(開)にした時、シリンダ50の
吸入圧通路104側端部と吸入室とが連通することにな
り、このシリンダ50内の流体は、直ちに吸入圧通路1
04を通じて吸入室に流入する。この結果、Pc=Ps
となる為、シャトルバルブを開く方向に移動させる力は
バネ力Fだけになるので、シャトルバルブの応答性に問
題が生じた。
【0013】また、従来の容量可変型スクロール圧縮機
の場合、上述のように、吐出圧通路を通じてシリンダ内
に常に一定量の流体が導入されるように成っており、こ
のシリンダ内に導入された流体は、吸入圧通路を通じて
吸入室に戻されるように成っている。そして、吸入圧通
路を電磁弁により開閉することにより吸入室に戻す流体
の量を制御してシリンダ内のコントロール圧が制御され
るように成っているが、シリンダ内の圧力を下げる為に
電磁弁をONにして吸入圧通路を開にしても、コントロ
ール圧が下がるまで時間が掛かった。この点からも、シ
ャトルバルブの応答性に問題が生じていた。
【0014】一方、従来の容量可変型スクロール圧縮機
の場合、シャトルバルブを開方向へ付勢するバネは、バ
イパス路内に配置されているので、このバイパス路を介
して流体を吸入室へバイパスさせる際に、バネにより圧
力損失が生じる。この為、圧力損失の分、流体のバイパ
ス量が減り、最小容量が計算値から大きく狂うことがあ
った。特に、図9及び図10に示すものでは、圧縮途中
の流体を一度中間圧室に導いた後に吸入室へバイパスさ
せるので、中間圧室内でも流体の圧力損失が生じる為、
最小容量が計算値から大きく狂うことがあった。
【0015】それ故、本発明の課題は、圧縮機の吐出容
量制御の応答性に優れ、しかも正確な最少容量が得られ
る容量可変型スクロール圧縮機を提供することにある。
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】 発明によれば、流体吸
入口及び流体吐出口を有するハウジングと、吐出孔を有
し、上記ハウジング内に固定された固定スクロール部材
と、該固定スクロール部材に組み合わされて該固定スク
ロール部材と共に流体ポケットを構成し、且つ上記ハウ
ジング内に円軌道運動自在に配置された可動スクロール
部材と、上記固定スクロール部材及び上記可動スクロー
ル部材の外周面と上記ハウジングの内周面との間に構成
され、上記流体吸入口に通じた吸入室と、上記吐出孔及
び上記流体吐出口に通じた吐出室と、上記流体ポケット
と上記吸入室とを連通するバイパス路と、該バイパス路
に通じたシリンダと、該シリンダ内に摺動自在に配置さ
れ、上記バイパス路内に出退して該バイパス路を開閉す
るシャトルバルブと、上記バイパス路を開く方向に上記
シャトルバルブを付勢するバネとを含む容量可変型スク
ロール圧縮機において、上記固定スクロール部材の上記
可動スクロール部材側面とは反対側面で開口するように
上記シリンダが上記固定スクロール部材に複数形成さ
れ、これらの複数のシリンダに夫々対向する上記ハウジ
ングの一端部内壁面に夫々コントロール圧孔が形成さ
れ、これらの複数のコントロール圧孔同士を結ぶ溝が、
上記固定スクロール部材の上記可動スクロール部材側面
とは反対側面或いは上記ハウジングの一端部内壁面のい
ずれか一方の面に形成され、残る他方の面によって上記
溝が覆われることにより上記コントロール圧孔同士を連
通する連通路が構成されることを特徴とする容量可変型
スクロール圧縮機が得られる。
【0018】
【作用】本発明の容量可変型スクロール圧縮機の場合、
シャトルバルブの一端面の全面にバイパス路内の圧力が
加わる部位にシリンダ及びシャトルバルブが備えられて
いるので、シャトルバルブが少しでも開状態となると、
このシャトルバルブの一端面の全面にバイパス路内の圧
力が加わる。この為、バイパス路内の圧力とシャトルバ
ルブを開方向に付勢するバネ力との合力で、シャトルバ
ルブは更に開方向へと移動するので、シャトルバルブの
応答性が良い。
【0019】
【0020】更に、本発明の容量可変型スクロール圧縮
機の場合、シャトルバルブを付勢するバネは、シリンダ
内に配置されているので、このバネがバイパス路内に突
出することがなく、バネによって流体の圧力損失が生じ
ることがないので、最小容量時に正確な制御が得られ
る。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例による容量可変型ス
クロール圧縮機の断面図、図2は同容量可変型スクロー
ル圧縮機のハウジング本体の正面図、図3は同容量可変
型スクロール圧縮機の固定スクロール部材を示し、
(a)は正面図、(b)は背面図、図4は図3に示す固
定スクロール部材の正面と背面の関係を示す図、図5は
図2に示すハウジング本体の正面と図3に示す固定スク
ロール部材の背面との関係を示す図、図6は同容量可変
型スクロール圧縮機の要部を示す断面図で、(a)はバ
イパス路が閉じている状態を示し、(b)は(a)に示
す状態における電磁弁の要部の拡大図、図7は同容量可
変型スクロール圧縮機の要部を示す断面図で、(a)は
バイパス路が開いている状態を示し、(b)は(a)に
示す状態における電磁弁の要部の拡大図である。
【0022】図1及び図2を参照して、ハウジング1
は、略カップ状のハウジング本体2と、このハウジング
本体2の開口端を塞ぐ略漏斗状のフロントエンドプレー
ト3とから成る。ハウジング本体2には、流体をハウジ
ング1内に導き入れる流体吸入口(図示せず)、及び流
体をハウジング1内から外部へと排出する流体排出口
(図示せず)が備えられている。ハウジング本体2の一
端部の内側面には、略円形の条壁4が形成されている。
この条壁4の一部分は、他の部分よりも低い低部4aと
成っている。条壁4には、ボルト5を挿通させる為の挿
入孔6が4つ穿設されている。また、条壁4の上面に
は、二つのコントロール圧孔7が形成されている。更
に、条壁4の上面には、コントロール圧孔7同士を結ぶ
溝8が設けられている。一方、ハウジング本体2の一端
部には、後述する三方電磁弁80を収納する為の電磁弁
収納室9が形成されている。
【0023】図3をも参照して、固定スクロール部材1
0は、略円盤状の第1の板体11と、この板体11の一
面に形成された第1のうず巻体12とを有している。第
1の板体11の中央部には、吐出孔13が形成されてい
る。また、第1の板体11の他面側には、吐出孔13を
取り囲むようにして略C字状の条壁14が形成されてい
る。この条壁14は、ハウジング本体2の条壁4に対応
する形状と成っており、その先端面は、条壁4に当接す
るように成っている。従って、条壁4に形成された溝8
は、条壁14の先端面で覆われ、コントロール圧孔7同
士を連通する連通路15となる。この結果、二つのコン
トロール圧孔7内の圧力は、互いに等しい圧力となる。
因みに、従来の容量可変型スクロール圧縮機の場合、第
1の板体から延びてハウジング内を通過する通路(例え
ば、吸入圧通路)を形成するのは、非常に困難であっ
た。この様な通路を形成する為には、第1の板体にこの
径方向に延びる横孔を穿設し、更に、この横孔に繋がる
ように第の1板体に軸方向に延びる縦孔を穿設し、同様
に、ハウジングにこの径方向に延びる横孔を穿設し、こ
の横孔に繋がるようにハウジングに軸方向に延びる縦孔
を穿設しなければならない。この場合、ハウジングの横
孔は、加工上、どのようにしてもその一端がハウジング
の側壁面で開口してしまうので、ここを塞ぐ為の盲栓を
しなければならない。また、組み立ての際には、第1の
板体の縦孔と、ハウジングの縦孔とを合致させなければ
ならない。更に、第1の板体の縦孔と、ハウジングの縦
孔との間をシールする必要がある。この為に、第1の板
体か、或いはハウジングに、その縦孔を取り囲む溝を形
成し、この溝に両縦孔の間のシールを行うOリングを配
置する必要がある。これ以外に、第1の板体とハウジン
グの間にガスケットを介在させて、両縦孔の間のシール
を行うことも考えられるが、この場合、可動スクロール
部材と固定スクロール部材の平行度が損なわれ、圧縮機
の性能に悪影響が生じる虞がある。以上の様に、第1の
板体から延びてハウジング内を通過する通路を形成する
のは、非常に困難であり、しかも、第1の板体とハウジ
ングの間のシールを行うのも困難であった。しかしなが
ら、本実施例のように、連通路15を構成すれば、その
形成も、また、そのシールも容易に行うことができる。
【0024】条壁14には、雌ネジ16が設けられてい
る。この雌ネジ16は、挿入孔6を介してハウジング1
の外部から挿通されたボルト5と螺合する。これによ
り、固定スクロール部材10は、ハウジング1内に固定
され、そして、第1の板体11とハウジング本体2の一
端部との間に吐出室17が構成される。吐出室17は、
吐出孔13及び流体吐出口に通じている。第1の板体1
1の外周面とハウジング本体2の内周面との間には、吐
出室17の気密を保つためにシール材18が配置されて
いる。
【0025】可動スクロール部材20は、略円盤状の第
2の板体21と、この第2の板体21の一面に形成され
た第2のうず巻体22とを有している。可動スクロール
部材20は、その第2のうず巻体22が第1のうず巻体
12と角度が180°ずれて噛み合う様に固定スクロー
ル部材10に組み合わされる。これにより固定スクロー
ル部材10と可動スクロール部材20との間に複数の流
体ポケット23が構成される。第2の板体21の他面に
は、ボス部24が形成されている。ボス部24内には、
ニードルベアリング25を介在させてブッシュ26が配
置されている。ブッシュ26は、偏心孔26a及びピン
26bを有する。ブッシュ26には、可動スクロール部
材20の遠心力を相殺する為のカウンターウェイト27
が取り付けられている。第2の板体21とフロントエン
ドプレート3との間には、回転阻止装置28が配置され
ている。この回転阻止装置28は、可動スクロール部材
20が円軌道運動を行う際の可動スクロール部材20の
回転(自転)を阻止する。可動スクロール部材20が固
定スクロール部材10に組み合わされた状態において、
固定スクロール部材10及び可動スクロール部材20の
外周面と、ハウジング本体2の内周面との間の空間は、
吸入室29と成る。吸入室29は、流体吸入口に通じて
いる。
【0026】主軸30は、小径部31と、この一端に設
けられた大径部32とを有する。小径部31は、フロン
トエンドプレート3の一端部内側に備えられたボールベ
アリング33に回転自在に支持され、大径部32は、フ
ロントエンドプレート3の他端部内側に備えられたボー
ルベアリング34に回転自在に支持されている。大径部
32には、この中心から偏心したクランクピン35が設
けられている。クランクピン35は、ブッシュ26の偏
心孔26aに挿入されている。これにより主軸30と可
動スクロール部材20とが連結され、主軸30が回転す
ると可動スクロール部材20が円軌道運動を行うように
成っている。また、大径部32には、ブッシュ26のピ
ン26bを受け入れる円弧状の溝36が形成されてい
る。この溝36の円弧は、クランクピン35の中心線を
中心とする円弧である。この溝36とピン26bとの係
合によりクランクピン35を中心とするブッシュ25の
回動が制限されるように成っている。主軸30には、可
動スクロール部材20の遠心力を相殺する為のカウンタ
ーウェイト37が取り付けられている。また、主軸30
の先端部は、フロントエンドプレート3の先端部外周に
装着された電磁クラッチ38に連結されている。
【0027】図4をも参照して、流体ポケット23と吸
入室29とを連通するバイパス路40は、第1の板体1
1に穿設されたバイパス孔41と、このバイパス孔41
に通じたサイドバイパス孔42とから成る。バイパス孔
41は、主軸30の軸線(以下、単に「軸線」と言う)
と平行な方向に穿設されている。また、バイパス孔41
は、一対の流体ポケット23が第1及び第2のうず巻体
12,22の中央部に来た時に通じる部位に穿設されて
いる。サイドバイパス孔42は、第1の板体11の径方
向に延びており、その一端部42aは、後述するシャト
ルバルブ60の一端部が嵌入できるようにシャトルバル
ブ60を受け入れる形状と成っており、サイドバイパス
孔42の他端は、第1の板体11の外周面で開口してお
り、吸入室29と連通している。
【0028】シリンダ50は、第1の板体11の条壁1
4に形成され、バイパス孔41と同軸上に配置されてお
り、サイドバイパス孔42に通じている。上述したコン
トロール圧孔7も、バイパス孔41と同軸上にあり、シ
リンダ50は、このコントロール圧孔7にも通じてい
る。シリンダ50は、小径部50a及び大径部50bを
有する。小径部50aは、そのままサイドバイパス孔4
1の一端部42aへと連続している。
【0029】シャトルバルブ60は、断面略T字状を呈
し、シリンダ50内に摺動自在に配置されている。シリ
ンダ50がバイパス孔41と同軸であるので、シャトル
バルブ60も必然的にバイパス孔41と同軸になる。シ
ャトルバルブ60の先端部は、サイドバイパス孔42の
一端部42aに対して出退する。シャトルバルブ60の
先端部がサイドバイパス孔42の一端部42aに嵌入す
ると、バイパス路40が閉じられ、このシャトルバルブ
60の先端部がサイドバイパス孔42の一端部42aか
ら退くと、バイパス路40が開くように成っている。シ
ャトルバルブ60の後端部には、シール材61が装着さ
れている。
【0030】バネ70は、シャトルバルブ60の外周面
に巻回され、シリンダ50の大径部50b内に配置され
ている。バネ70の一端は、シリンダ50の小径部50
aと大径部50bとの間の生じた段部50cに当接し、
他端は、シャトルバルブ60の後端部に当接する。これ
により、バネ70は、シャトルバルブ60の先端部をサ
イドバイパス孔42の一端部42aから退ける方向に付
勢する。即ち、バネ70は、シャトルバルブ60をバイ
パス路40が開く方向に付勢する。
【0031】図5乃至図7をも参照して、ハウジング本
体2の電磁弁収納室9内には、三方電磁弁80が備えら
れている。三方電磁弁80は、第1のポート81、第2
のポート82、及び第3のポート83を有している。ハ
ウジング本体2の一端部には、一端が第1のポート81
に通じ、他端が一方のコントロール圧孔7に通じる連通
路90が穿設されている。この連通路90と、二つのコ
ントロール圧孔7と、連通路15とで、二つのシリンダ
50を夫々第1のポート81に連通させるコントロール
圧通路が構成されている。また、ハウジング本体2の一
端部には、吐出室17と第2のポート82とを連通する
吐出圧通路91が穿設されている。更に、図1から明ら
かなように、ハウジング本体2の一端部には、電磁弁収
納室9から軸方向に延びた通路92が形成されている。
一方、第1の板体11には、一端が通路92に通じ他端
がサイドバイパス孔42に通じる通孔93が穿設されて
いる。これら通路92と、通孔93と、バイパス孔42
とで、吸入室29と第3のポート83とを連通する吸入
圧通路が構成されている。
【0032】次ぎに、図6及び図7に基づいて本実施例
の容量可変型スクロール圧縮機の動作を説明する。
【0033】先ず、図6(a),(b)に示すように、
三方電磁弁80がOFFにされると、シール面Aは開、
シール面Bは閉となり、吐出圧通路91を通じて第2の
ポート82に吐出圧ガスが導入される。第2のポート8
2に導入された吐出圧ガスは、シール面Aを通り第1の
ポート81から連通路90を通じて一方のコントロール
圧孔7に導かれ、更に、連通路15を通じてもう一方の
コントロール圧孔7に導入される。この結果、二つのシ
リンダ50内に夫々吐出圧ガスが導入されるので、各シ
リンダ50内に配置されたシャトルバルブ60の背面に
吐出圧が掛かる。ここで、シリンダ50内に導入された
コントロール圧力をPc、バイパス孔41に通じる位置
に来た流体ポケット23内の圧縮途中ガス圧力をPm、
吐出圧力をPd、吸入圧力をPs、バネ70のバネ力を
Fとすると、シャトルバルブ60の両端面に掛かる力関
係Pは、 P=Pc−(Pm+F)… となる。一方、Pd>Pm+Fとなるように設定されて
おり、三方電磁弁80がOFFになると、Pc=Pdと
なるので、Pc−(Pm+F)>0となる。P>0の場
合、シャトルバルブ60をバイパス孔41の方へ押圧す
る力が生じ、この結果、サイドバイパス孔42が閉じら
れ、圧縮機は、最大容量運転となる。
【0034】最大容量運転の状態から三方電磁弁80が
ONにされると、図7(a),(b)に示すように、シ
ール面Aは閉、シール面Bは開となり、第1のポート8
1と第2のポート82との間が閉となってコントロール
圧通路と吐出圧通路91との間の連通が解消され、反対
に、第1のポート81と第3のポート83との間が連通
してコントロール圧通路と吸入圧通路とが連通する。こ
の結果、シリンダ50内に導入された吐出圧ガスは、コ
ントロール圧通路、三方電磁弁80、及び吸入圧通路を
通じて吸入室29へと抜け、シャトルバルブ60の背面
に掛かる圧力は吸入圧となる。この時のシャトルバルブ
60の両端面に掛かる力関係はPは、上述のようにP=
Pc−(Pm+F)であるが、ここで、式の括弧を外
すと、P=Pc−Pm−Fとなり、この式を更に変形す
ると、P=(Pc−Pm)−Fとなる。ここで、Ps<
Pmであるので、Ps−Pm<0となり、また、Pc=
Psであるので、Pc−Pm<0となる。ここで、−
(マイナス)の力は、全てシャトルバルブ60をバイパ
ス孔41から退ける方向の力となる。従って、シャトル
バルブ60をバイパス孔41から退ける方向の力は、従
来と異なり、バネ力Fのみ成らず、(Pc−Pm)の力
も加わるので、シャトルバルブ60の応答性が従来より
も良くなる。
【0035】尚、本実施例の場合、シリンダ50及びシ
ャトルバルブ60をバイパス孔41と同軸に設けてある
が、これに限らず、図示実施例において、シリンダ50
を第1の板体11の径方向外側に移動させて、シリンダ
50をサイドバイパス孔42に直交させてシリンダ50
をサイドバイパス孔42に通じさせても構わない。この
場合も、図示実施例と同様に、シャトルバルブ60の一
端面の全面にバイパス路内の圧力が加わる。要するに、
シャトルバルブの一端面の全面にバイパス路内の圧力が
加わる部位にシリンダ及びシャトルバルブが備えられて
いれば良い。
【0036】また、本実施例の場合、バイパス孔41、
サイドバイパス孔42、シリンダ50、シャトルバルブ
60、及びコントロール圧孔7が、夫々二つ設けられて
いるが、これらは、必ずしも二つ設ける必要はない。シ
リンダ等を一つ設ける場合、図示実施例の連通路15は
不要となる。
【0037】
【発明の効果】本発明の容量可変型スクロール圧縮機
は、バイパス路を開にする際に、シャトルバルブを付勢
するバネ力のみならず圧縮途中の流体の圧力がシャトル
バルブの一端面に加わるので、シャトルバルブの応答性
が良く、この為、圧縮機の吐出容量制御の応答性が優れ
ている。
【0038】しかも、本発明の容量可変型スクロール圧
縮機は、シリンダ内にシャトルバルブを付勢するバネが
配置され、バネがバイパス路内に突出することがないの
で、バイパス路内における圧力損失が小さく、この為、
正確な最少容量が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による容量可変型スク
ロール圧縮機の断面図である。
【図2】図2は図1に示す容量可変型スクロール圧縮機
のハウジング本体の正面図である。
【図3】図3は図1に示す容量可変型スクロール圧縮機
の固定スクロール部材を示し、(a)は正面図、(b)
は背面図である。
【図4】図4は図3に示す固定スクロール部材の正面と
背面の関係を示す図である。
【図5】図5は図2に示すハウジング本体の正面と図3
に示す固定スクロール部材の背面との関係を示す図であ
る。
【図6】図6は図1に示す容量可変型スクロール圧縮機
の要部を示す断面図で、(a)はバイパス路が閉じてい
る状態を示し、(b)は(a)に示す状態における電磁
弁の要部の拡大図である。
【図7】図7は図1に示す容量可変型スクロール圧縮機
の要部を示す断面図で、(a)はバイパス路が開いてい
る状態を示し、(b)は(a)に示す状態における電磁
弁の要部の拡大図である。
【図8】図8(a),(b)は従来の容量可変型スクロ
ール圧縮機の第1の例の要部の断面図で、(a)はバイ
パス路が開の状態を示し、(b)はバイパス路が閉の状
態を示す。
【図9】図9は従来の容量可変型スクロール圧縮機の第
2の例の要部の断面図である。
【図10】図10は従来の容量可変型スクロール圧縮機
の第3の例の要部の断面図である。
【図11】図11は従来の容量可変型斜板式圧縮機のシ
リンダ内圧力制御機構を示す断面図であり、(a)はバ
イパス路が開の状態を示し、(b)はバイパス路が閉の
状態を示す。
【符号の説明】
1 ハウジング 7 コントロール圧孔 10 固定スクロール部材 13 吐出孔 15 連通路 17 吐出室 20 可動スクロール部材 23 流体ポケット 29 吸入室 40 バイパス路 50 シリンダ 60 シャトルバルブ 70 バネ 80 三方電磁弁 81 第1のポート 82 第2のポート 83 第3のポート 90 連通路 91 吐出圧通路 92 通路 93 通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体吸入口及び流体吐出口を有するハウ
    ジングと、吐出孔を有し、上記ハウジング内に固定され
    た固定スクロール部材と、該固定スクロール部材に組み
    合わされて該固定スクロール部材と共に流体ポケットを
    構成し、且つ上記ハウジング内に円軌道運動自在に配置
    された可動スクロール部材と、上記固定スクロール部材
    及び上記可動スクロール部材の外周面と上記ハウジング
    の内周面との間に構成され、上記流体吸入口に通じた吸
    入室と、上記吐出孔及び上記流体吐出口に通じた吐出室
    と、上記流体ポケットと上記吸入室とを連通するバイパ
    ス路と、該バイパス路に通じたシリンダと、該シリンダ
    内に摺動自在に配置され、上記バイパス路内に出退して
    該バイパス路を開閉するシャトルバルブと、上記バイパ
    ス路を開く方向に上記シャトルバルブを付勢するバネと
    を含む容量可変型スクロール圧縮機において、上記固定
    スクロール部材の上記可動スクロール部材側面とは反対
    側面で開口するように上記シリンダが上記固定スクロー
    ル部材に複数形成され、これらの複数のシリンダに夫々
    対向する上記ハウジングの一端部内壁面に夫々コントロ
    ール圧孔が形成され、これらの複数のコントロール圧孔
    同士を結ぶ溝が、上記固定スクロール部材の上記可動ス
    クロール部材側面とは反対側面或いは上記ハウジングの
    一端部内壁面のいずれか一方の面に形成され、残る他方
    の面によって上記溝が覆われることにより上記コントロ
    ール圧孔同士を連通する連通路が構成されることを特徴
    とする容量可変型スクロール圧縮機。
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