JP3100237B2 - テトラヒドロインダゾール、テトラヒドロシクロペンタピラゾールおよびヘキサヒドロシクロヘプタピラゾール化合物、並びにHMG−CoA還元酵素阻害剤としてのそれらの使用 - Google Patents

テトラヒドロインダゾール、テトラヒドロシクロペンタピラゾールおよびヘキサヒドロシクロヘプタピラゾール化合物、並びにHMG−CoA還元酵素阻害剤としてのそれらの使用

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JP3100237B2 JP04227865A JP22786592A JP3100237B2 JP 3100237 B2 JP3100237 B2 JP 3100237B2 JP 04227865 A JP04227865 A JP 04227865A JP 22786592 A JP22786592 A JP 22786592A JP 3100237 B2 JP3100237 B2 JP 3100237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】HMG−CoA還元酵素、即ちコレステ
ロール生合成の律速段階を調節している酵素、を阻害す
る化合物は、特定な型の高脂質症の制御に重要な役割を
果していると考えられている。米国特許番号4,231,
938に開示されているロヴァスタチン(lovast
atin)が、初期の高コレステロール血症〔即ち、血
清トリグリセリドレベルが正常であり、そして低密度リ
ポ蛋白(LDL)コレステロールおよび全コレステロー
ルの血清レベルが上昇している、ことによって特徴づけ
られる病気〕の治療における使用で認可された。いくつ
か大型臨床試験で、ロヴァスタチンは、高密度リポ蛋白
(HDL)コレステロール濃度を若干であるが有意に上
昇(10%に及んで)させながら、血漿LDLおよび全
コレステロール濃度を25%〜40%減少させる、こと
を見い出した。コレスチラミン(cholestyra
mine)およびプロブコール(probucol)
〔即ち、初期高コレステロール血症の治療で用いられて
いる2つの薬剤〕と比較したとき、ロヴァスタチンは、
LDLコレステロールレベルを有意に大きく低下させ
た。更に、ロヴァスタチンを他の低脂肪血症薬剤との組
み合わせで投与すると、LDLおよび全コレステロール
濃度に対するそれらの効果を強めることを見い出した。
【0002】ロヴァスタチンの生化学的標的はHMG−
CoA還元酵素、即ちHMG−CoAをメバロン酸に還
元するのを触媒する酵素である。ロヴァスタチンは、そ
の開放ジヒドロキシ酸形態で、該酵素の可逆的競合阻害
剤である。構造的にロヴァスタチンに関係している数多
くの化合物は、HMG−CoA還元酵素の阻害剤であ
る、ことが示されている。これらには、シムヴァスタチ
ン(simvastatin)(米国特許番号4,44
4,784および米国特許番号4,444,784に開示
されている関連化合物)が含まれる。三共は、関連化合
物であるプラヴァスタチン(pravastatin)
(米国特許番号4,346,227)を報告している。S
andozは、数多くのHMG−CoA関連酵素阻害
剤:インドール類(米国特許番号4,739,073)、
ピラゾール類(米国特許番号4,613,610)、イミ
ダゾール類(米国特許番号4,808,607)およびピ
ラゾロピリジン類(米国特許番号4,822,799)を
報告している。Merckは、米国特許番号4,375,
475でビフェニル含有阻害剤を開示した。Hoech
st AGは、Tetrahedron Letter
s、1988、29、929で非複素環式HMG−Co
A還元酵素阻害剤を開示した。Bristol-Mye
rsは、英国特許番号2,202,846でテトラゾル含
有化合物を報告した。Warner-Lambertの
米国特許番号4,681,893にアシルピロール類が報
告されている。Warner-Lambertはまた、
米国特許番号4,868,185でピリミジン類を開示
し、そして米国特許番号4,761,419でキノリンを
開示した。Bayer AGは、ヨーロッパ特許番号2
87,890でトリ−アリールピロール類を報告した。
Rorerは、米国特許番号4,892,884および
4,900,754でアリール−シクロアルケンおよび
アリール−シクロアルカジエン阻害剤を報告した。Sq
uibbは、Journalof Medicinal
Chemistry、1990、33、2852で、
種々の複素環を基とする数多くの有効な化合物を報告し
た。最後に、Upjohnは、WO 867,357
で、一般にシクロペンタピラゾールとして記述されてい
る抗炎症性抗アレルギー化合物を開示した。
【0003】本発明の化合物は、上記公知化合物とは構
造的に異なっており、そしてこれは、HMG−CoA還
元酵素およびコレステロール生合成の有効な阻害剤であ
る、ことが示された。
【0004】
【発明の要約】一般式I
【0005】
【化5】
【0006】〔式中、R1、R2、R3、Y、Z、nおよ
びpは以下に定義する〕を有する新規なテトラヒドロイ
ンダゾール、テトラヒドロシクロペンタピラゾールおよ
びヘキサヒドロシクロヘプタピラゾール化合物は、HM
G-CoA還元酵素およびコレステロール生合成を阻害
する有効な化合物であることが見いだされ、従ってこれ
らは、高コレステロール血症、高リポ蛋白血症およびア
テローム性動脈硬化症の治療または予防に有効である。
【0007】
【発明の詳細な記述】本発明は、下記の一般式I
【0008】
【化6】
【0009】を有する化合物を意図したものである。
【0010】R1は、H、C1−C8アルキル、アリー
ル、または置換アリールのいずれか1つから選択され
る。このRの置換基は、この環が有する窒素のどちら
かに直接もしくは間接的に付いていてもよいが、両方共
が同時には付いていない。この窒素含有環内の点線で示
した二重結合は、R1置換基の位置に依存しそしてそれ
に従って位置している。適切なR置換基の例には、4
−フルオロフェニルおよび4−クロロフェニルが含まれ
る。
【0011】R2は、H、C1−C8アルキル、アリー
ル、置換アリール、アラルキル〔このアルキル部分はC
1−C4である〕、置換アラルキル〔このアルキル部分は
1−C4である〕、アラルケニル〔このアルケニル部分
はC1−C4である〕、またはC3−C8シクロアルキル、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル
などのいずれか1つから選択される。適切なR置換基
の例には、H、4−フルオロベンジル、3−フェニル−
2−プロペニル、シクロヘキシル、エチル、メチル、1
−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、4−フェニル
ベンジル、ベンジル、4−クロロベンジル、4−イソプ
ロピルベンジル、4−メトキシベンジルおよび4−t−
ブチルベンジルが含まれる。
【0012】R3は、Hである。
【0013】R2およびR3は、一緒になってベンゾもし
くはナフト環系を形成していてもよい。
【0014】Yは、C1−C8アルキルまたはC1−C8
ルケニル、例えばCH=CHおよびCH=C(CH3
である。
【0015】Zは、
【0016】
【化7】
【0017】または
【0018】
【化8】
【0019】〔ここで、R4は、H、C1−C8アルキ
ル、式HN(R5) +(ここで、R5は、HまたはC1
8アルキルである)を有するプロトン化アミン、また
はカチオン、例えばNa+、K+、Li+、Ca+2または
Mg+2である〕のいずれか1つから選択される。
【0020】nの値は0〜3でありそしてpの値は0〜
3である。
【0021】式Iを有する化合物は、一般に、式I
(a)、I(b)およびI(c)で表される3つのサブ
グループから成る化合物で表すことができ、これらは下
記で示される:
【0022】
【化9】
【0023】〔式中、R4は、C1−C8アルキルのどれ
かであり、そしてR1、R2、R3、Y、nおよびpは上
で定義したのと同じである〕、または
【0024】
【化10】
【0025】〔式中、R4は、H、カチオン、例えばN
+、K+、Li+、または式HN(R53 +(ここで、R
5は、HまたはC1−C8アルキルである)を有するプロ
トン化アミンであり、そしてR1、R2、R3、Y、nお
よびpは上で定義したのと同じである〕、または
【0026】
【化11】
【0027】〔式中、R1、R2、R3、Y、nおよびp
は上で定義したのと同じである〕。
【0028】また、本発明の範囲内に入るものは、式I
を有する化合物の製造で有益な中間体化合物である。こ
れらの中間体化合物は、一般式X
【0029】
【化12】
【0030】〔式中、R1、nおよびpは上で定義した
のと同じである〕で表される。
【0031】R2は、H、C1−C8アルキル、アリー
ル、置換アリール、アラルキル〔このアルキル部分はC
1−C4である〕、置換アラルキル〔このアルキル部分は
1−C4である〕、アラルケニル〔このアルケニル部分
はC1−C4である〕、またはC3−C8シクロアルキル、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル
などのいずれか1つから選択される。
【0032】R3は、Hである。
【0033】R2およびR3は、一緒になってベンゾもし
くはナフト環系を形成していてもよい。
【0034】ここで単独もしくは他の言葉との組み合わ
せで用いる言葉「アリール」は、芳香族炭化水素基、例
えばフェニルまたはナフチル基を示す。言葉「アラルキ
ル」は、上で定義した如きアリール基または置換アリー
ル基で置換されている低級C1−C8アルキル基を含んで
いる基を示す。
【0035】これらのアリール基、およびR2とR3で形
成される環は、独立して、C1−C8アルキル、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチルお
よびs−ブチルなど;アルコキシ、例えばメトキシおよ
びt−ブトキシなど;ハロ、例えばフルオロ、クロロ、
ブロモおよびヨードなど;またはニトロ、のいずれかで
置換されていてもよい。
【0036】ここで用いるアルキルおよびアルコキシに
は、直鎖および分枝鎖が含まれる。例えば、アルキル基
には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペ
ンチル、2−メチル−3−ブチル、1−メチルブチル、
2−メチルブチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、1−
メチルペンチル、3−メチルペンチルが含まれる。アル
コキシ基は、上記直鎖もしくは分枝鎖アルキル基から生
じる酸素エーテルである。言葉「独立して」は、アリー
ルおよび環の置換基に関して、2個以上の上記置換が可
能なとき、上記置換基が互いに同じか或は異なっていて
もよい、ことを示すために用いる。該N含有環中の位置
1は、この環融合に隣接するN原子である。
【0037】本発明に従って製造する化合物には、種々
の個々の異性体、並びにそれらのラセミ化合物、例えば
側鎖Z並びに置換基RおよびR3上の種々の付着で生
じる異性体、が含まれる。
【0038】式Iの化合物および式Xの中間体は、以下
の一般的反応図式に従って製造することができ、これは
明らかに、開始材料および実施反応に応じて、多数の代
替ルートを含んでいる。
【0039】
【化13】
【0040】
【化14】
【0041】
【化15】
【0042】望まれるならば、置換されている環状ケト
ンVIは、市販供給源(Aldrich Chemic
al Co.、 Lancaster Synthes
isLtd.、 またはWiley Organic
s)から入手してもよい。二者択一的に、化合物VI
は、−78℃〜0℃で15〜45分間、N2下、s−B
uLiまたはLiN(i−Pr)2(LDA)などの如
き適当な塩基を用いて、THFの如き不活性溶媒中でイ
ミンIV(Stork,G.、Dowd,S.R.、J.
Am.Chem.Soc.、1963、85、2178
−80)を処理し、0℃〜RT(室温)で16時間アル
キル化した後、この得られるイミンを、2NのHClを
用いRTで5時間加水分解する、ことにより、反応図式
で示すように製造されてもよい。二者択一的に、化合物
VIは、N2下、30〜60分間0〜25℃で、NaH
の如き適当な塩基を用い、ベンゼンまたはDMFの如き
不活性溶媒中、2−カルボエトキシ環状ケトンV(Al
drich Chemical Co.から市場で入手
可能)を処理し、0℃〜RTで2〜3日間アルキル化し
た後、このエステルを加水分解し、そしてこの得られる
酸を、6NのHClを用い還流下で2〜3日間脱カルボ
キシル化する、ことで製造されてもよい。
【0043】−78℃〜0℃で、THFの如き不活性溶
媒中、LDAまたはLiN(SiMe3)2の如き適当な
塩基を用いて化合物VIを処理した後、0℃〜RTで1
6時間、ジメトキシ酢酸メチルでアシル化して、該ジケ
トンVIIを生じさせることができる。EtOHの如き
適当な溶媒に化合物VIIを溶解した後、これをRTで
16時間、置換ヒドラジンで処理する。この得られるア
セタールを還流下、1NのHClで加水分解して、レジ
オイソマー(regioisomer)の分離可能混合
物としてアルデヒドXが得られる。
【0044】化合物Xはまた、いくつかの代替ルートに
より化合物VIから得ることができる。従って、化合物
VIをピロリジンと塩化アセトキシアセチルで処理し
て、アセトキシメチルジケトンVIII(R=Ac:D
olmazon,R.J.、Heterocyclic
Chem.、1982、19、117−121)が得ら
れる。RT〜還流下で4〜10時間、EtOHの如き適
切な溶媒中でVIIIと置換ヒドラジンとの反応を行う
ことで、アセトキシ化合物XIのレジオイソマー混合物
が得られ、これをMeOHの如きアルコール系溶媒中に
溶解した後、RTで1NのNaOHを用いて加水分解す
ることで、アルコール類XIIの分離可能混合物が得ら
れる。二者択一的に、0℃〜RTで16時間、NaHま
たはNaOEtの如き適切な塩基が入っているエーテル
中で、化合物VIと(テトラヒドロピラニルオキシ)酢
酸エチル(Ireland,R.Tetrahedro
nLett.、1989、30、919−922)とを
処理することで製造したところの、化合物VIIIのT
HP誘導体(R=THP)を、還流下で4時間、置換ヒ
ドラジンで処理した後、1NのHClを用いてTHP基
を加水分解することで、アルコール類XIIの分離可能
混合物が得られる。
【0045】二者択一的に、NaHおよびしゅう酸ジエ
チルで化合物VIを処理して、2−置換されているジオ
クソアセテートIX(Tsuboi,S.、J.Or
g.Chem.、1987、52、1359−62)が
得られる。MeOH中の化合物IXをRT〜60℃で1
6時間、水加ヒドラジンで処理して、3−カルボエトキ
シ化合物XIIIが得られる。N下140℃で15分
間、DMFの如き不活性溶媒中、NaHの如き適切な塩
基で化合物XIIIを処理した後、140℃でアルキル
化剤を添加することで、エステルXIVの分離可能レジ
オイソマー混合物を製造する。N下0℃〜RTで2〜
3時間、THFの如き不活性溶媒中、LiAlHの如
き適切な還元剤を用い、相当する3−カルボキシレート
XIVを還元することで、アルコールXIIが得られ
る。ベンゼンの如き適当な溶媒中のMnOか、或は塩
化メチレンの如き適当な溶媒中のクロロクロム酸ピリジ
ニウムのどちらかを用いて、化合物XIIを酸化するこ
とで、相当するアルデヒドXが得られる。
【0046】0℃〜RTで16時間、THFの如き不活
性溶媒中、NaHおよびホスホノ酢酸トリエチルまたは
ホスホノプロピオン酸トリエチルで化合物Xを処理する
ことで、相当するエステルXVが得られる。N2下0℃
で1〜2時間、トルエンまたはTHFの如き不活性溶媒
中の(i−Bu)2AlHでXVを処理してアルコール
XVIを生じさせることで、上記エステルの還元を達成
する。二者択一的に、還流下で3時間、EtOH中のN
aOAcの如き適当な塩基と置換ヒドラジンを用いて上
記ケトンを処理してヒドラゾンを生じさせることによ
り、適当に置換されている環状ケトンVIから化合物X
VIを製造することができる。次に、このヒドラゾン
を、−10℃で、LDAの如き適切な塩基で処理した
後、4−テトラヒドロピラニルオキシ−2−ブテン酸メ
チル(Harnish,W.;Morera,E.;Or
tar,G.、J.Org.Chem.、1985、5
0、1990−2)でアシル化し、この得られる中間体
を、還流下で15時間、3NのHClで処理した後、N
2下で8時間、還流下、p−トルエンスルホン酸ピリジ
ニウムと反応させることで、置換アルコールXVIが得
られる。還流下で3時間、ベンゼンの如き適当な溶媒中
のMnOを用いるか、或は塩化メチレンの如き適当な
溶媒中のCrOおよびピリジンを用い、アルコールX
VIを処理することで酸化して、アルデヒドXVIIが
得られる。LDAの如き適当な塩基か、或はNaHとn
−BuLiの如き塩基の混合物で、アセト酢酸エチルを
処理した後、THFの如き不活性溶媒中0〜10℃で1
〜2時間、化合物XVIIと反応させる。1:4のMe
OH:THFの如き溶媒混合物中0℃で、上記中間体エ
ステルとEt3Bとを反応させた後、−78℃〜RTで
16時間、NaBH4で処理して、ジヒドロキシヘプテ
ノエートI(a)が得られる。
【0047】二者択一的に、N下RTで6時間、アセ
トニトリルの如き適当な溶媒中、3−〔(t−ブチルジ
メチルシリル)オキシ−6−(ジメトキシホスフィニ
ル)−5−オクソカプロン酸メチルXVIII(The
isen,P.D.;Heathcock,C.H.、
J.Org.Chem.、1988、53、2374−
81)、LiClおよびDBUと、化合物Xとを反応さ
せて、3−ヒドロキシ−5−オクソヘプテノエートXI
Xを生じさせることで、化合物I(a)を製造すること
ができる。1:4のMeOH:THFの如き溶媒混合物
中0〜−78℃で、エステルXIXをEt3Bで処理し
た後、−78℃〜RTで16時間、NaBH4と反応さ
せることでジヒドロキシヘプテノエートI(a)が得ら
れる。NaOHまたはKOH水溶液と適切なアルコール
系溶媒を用いて化合物I(a)を加水分解した後、任意
に希HCl水溶液で中和し、そしてアミン塩基で処理し
て、ジヒドロキシヘプテン酸誘導体I(b)が得られ
る。上述したように化合物I(a)を加水分解して粗酸
を生じさせた後、0℃〜RTで16時間、塩化メチレン
の如き不活性溶媒中の適当なカルボジイミド、例えばメ
ソ−P−トルエンスルホン酸1−シクロヘキシル−3−
(2−モルホリノエチル)カルボジイミドを用いて上記
酸を処理することで、テトラヒドロピラニル化合物I
(c)が得られる。
【0048】本発明の化合物は、酵素である3−ヒドロ
キシ−3−メチルグルタリルコエンチームA還元酵素
(HMG−CoA還元酵素)の阻害を通して、コレステ
ロールの生合成を抑制する能力をそれらが有しているた
め、低コレステロール血症薬もしくは低脂肪血症薬とし
て有効である。本発明の化合物がコレステロールの生合
成を阻害する能力を、2つの異なる試験で測定した。
【0049】HMG−CoA還元酵素の単離および分析 コレスチラミンが2%入っている粉末食物を5日間与え
た後のオスWistarラット(250g)から肝臓を
収穫した。Heller他の方法(Heller,R.
A.、Shrewsbury,M.A.、Jounal
of Biological Chemistry、2
51、1976、3815−3822)に従い、上記肝
臓から硫酸アンモニウムで沈澱させたHMG−CoA還
元酵素を調製した。Edwards他の操作(Edwa
rds,P.A.、Lemongello,D.、Fog
elman A.、M.Journal of Lip
id Research、20、1979、40−4
6)の修飾型を用いてHMG−CoA還元酵素の活性を
測定した。この酵素と化合物とを一緒にした後、基質で
あるHMG−CoA還元酵素を添加するに先立って、1
0分間前培養することによって、HMG−CoA還元酵
素活性に対する化合物の効果を測定した。
【0050】細胞培養コレステロール生合成分析 American Type Culture Col
lectionから入手したHep−G2細胞を、アー
ル塩が入っておりそして10%のHI−FBSを補った
MEM(最小必須培地)(GIBCOから入手)中に維
持した。コレステロールの生合成実験で、T25フラス
コの中に細胞を撒いた。これらの細胞が密集の2/3に
なったとき、アール塩と5mg/mLの脱脂血清蛋白質
(DLP)が入っているMEMをそれらに与えた後、2
4時間培養した。Rothblat他(Rothbla
t,G.H.、 Arrobogast,L.Y.、Ou
ellette,L.、Howard.B.V.、In
Vitro (Rockville)、12、197
6、554−557)の操作に従ってDLPを調製し
た。次に、このDLP培地を取り出した後、指示した薬
剤が入っている培地を3.3mL加えた。単層を薬剤と
一緒に2.5時間培養し、この時点で14C−アセテート
(0.2mCi/12ミリモル)を添加し、そして更に
3時間細胞を培養した。0.2mLの12N H2SO4
を添加することで上記反応を停止し、内部回収標準とし
3H−コレステロールと3H−オレイン酸を加えた後、
サンプルを鹸化した。脂肪酸を抽出した後、Kandu
tchおよびSaucier(Kandutch,A.
A.、Saucier,S.E.、Journal of
Biological Chemistry、24
4、1969、2299−2305)に従って、ジギト
ニンで沈澱し得るステロール類を回収した。フラスコ当
たりの細胞数を調整するため、合成されたコレステロー
ルを、その合成された脂肪酸に対して標準化した後、対
照に対する阻害パーセントとして結果を表す。
【0051】特定の代表的実施例の活性を表I−Vに示
す。これらの表中、Meはメチルを意味し、Etはエチ
ルであり、Prはプロピルであり、Buはブチルであ
り、c−Hexはシクロヘキシルであり、Phはフェニ
ルであり、Napはナフチルであり、MeOはメトキシ
であり、そしてBiphenylは(1,1′−ビフェ
ニル)−4−イルである。これらの化合物の各々は、ラ
セミ混合物の状態で試験した。
【0052】表I−V中の化合物の各々を、上記生物学
的分析法の1つもしくは両方で試験した。記号「nt」
は、特別な化合物を試験しなかったことを示している。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】本発明の化合物を含んでいる薬学的組成物
は、本発明の化合物と固体もしくは液状の薬学的に許容
される担体とから成る。固体状調剤には、粉剤、錠剤、
分散性顆粒、カプセルなどが含まれる。この担体はま
た、希釈剤、調味剤、可溶化剤、滑剤、懸濁剤、結合
剤、または錠剤崩壊剤として働く1種以上の物質であっ
てもよく、そしてこれらはまた、カプセル封じ剤であっ
てもよい。適切な担体は、炭酸マグネシウム、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、ラクトース、糖、ペプチ
ン、デキストリン、澱粉、メチルセルロース、ナトリウ
ムカルボキシルメチルセルロースなどである。液状調剤
には、経口もしくは非経口投与に適切な液剤、または経
口投与に適切な懸濁剤および乳剤が含まれる。この活性
成分の無菌水溶液か、或は水、エタノール、またはプロ
ピレングリコールから成る溶媒中の該活性化合物から成
る無菌溶液が、非経口投与に適切な液状調剤の例であ
る。所望の溶媒系に該活性化合物を溶解した後、この得
られる溶液を膜フィルターに通すことでそれを殺菌する
か、或は二者択一的に、無菌条件下で予め滅菌した溶媒
中に無菌化合物を溶解することによって、無菌溶液を調
製することができる。水中に該活性化合物を溶解した
後、必要とされる適切な調味剤、着色剤、安定剤および
増粘剤を添加することで、経口投与用水溶液を調製する
ことができる。粘性を示す材料、例えば天然もしくは合
成ゴム、樹脂メチルセルロース、ナトリウムカルボキシ
メチルセルロース、および薬学の調合技術で公知の他の
懸濁剤と一緒に、細かく粉砕した活性成分を水の中に分
散させることによって、経口用途用水系懸濁剤を製造す
ることができる。
【0059】投与をし易くしそして服用量を一定にする
目的で、上述した薬学組成物を単位服用量形態に調合す
るのが特に有利である。ここで、明細書および請求の範
囲中で用いる言葉「単位服用量形態」は、単位服用量と
して適切な、物理的に分割した単位を意味しており、こ
の各々の単位は、必要とされる薬学的担体と一緒に、所
望の治療学的効果を与えるように計算し予め決定した量
の活性材料を含んでいる。
【0060】低脂肪血症もしくは低コレステロール血症
薬として治療学的に用いる場合、本発明の薬学的方法で
用いる化合物を、1日当たり約0.01〜100mg/
kgから成る服用量レベルで患者に投与する。しかしな
がら、この服用量は、患者の要求、治療すべき状態のひ
どさ、そして用いる化合物、に応じて変化し得る。特別
な状態に対する最適服用量の決定は、本分野の技術者の
技術の範囲内である。以下に示す実施例において、実施
例13、14、20および21、表8、9A、9B、1
3A、13Bおよび14は、本発明に従う最終的化合物
I(a−c)を説明するものである。実施例3および1
1、表3A、3Bおよび6は、式Xを有する化合物の新
規中間体の製造を説明するものである。これらの実施例
の残りは、本発明の化合物を製造するために作成したと
ころの、前に挙げた反応図式に従う種々の中間体の製造
を説明するものである。参照を容易にする目的で、上記
反応図式の特別な段階に各々の実施例を合わせる。更
に、この一連の中の段階各々にとって特定例である1つ
の化合物、並びに実施例各々の最後に示す表の中に挙げ
る他の化合物を製造するための一般的操作も挙げる。
【0061】特に明記されていない限り、実施例中で用
いる材料は商業的給源から入手し、そして更に一層の精
製無しに用いた。テトラヒドロフラン(THF)は、使
用直前にNa/ベンゾフェノンから蒸留した。Sigm
a Chemical Coから下記の化学品を入手し
た:ジギトニン、3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリ
ルコエンチームA(HMG−CoA)、および還元型の
燐酸β−ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NA
DPH)。Research Biochemical
s,Inc.(RBI)およびNew England
Nuclear−Dupont(NEN)から(1−
14C)−アセテートを入手した。(3−14C)−HMG
−CoAをNENから入手し、そして(7−3H)−コ
レステロールおよびオレイン酸(7−3H)−コレステ
リルをAmershamから入手した。HI−FBS
(熱で不活性化したウシ胎児血清)および子ウシ血清を
Grand Island Biological C
o.(GIBCO)から入手した。ロヴァスタチンをM
erch.から入手した。ロヴァスタチンと水酸化ナト
リウムとを反応させることで、ロヴァスタチン−Naを
調製した。プラヴァスタチンをSigmaから入手し、
そしてXU−62320をSandozから入手した。
ジイソプロピルアミンをCaHから蒸留し、そして4
Aモレキュラーシーブの上に保存した。1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−7−エン(DBU)は
精製しないで用いた。ジメチルホルムアミド(DMF)
は、使用に先立って4Aシーブの上で乾燥した。Tho
mas−Hoover装置を用いて融点を測定し、補正
は行わない。下記の分光計を用い、内部標準としてテト
ラメチルシラン(TMS)が入っている指示した溶媒中
で、核磁気共鳴(NMR)を測定した:Bruker
WP−100SY(100MHz 1H、25MHz
13C)、General Electric QE−3
00(300MHz1H、75MHz 13C)、Var
ian XL−400(400MHz 1H、100M
Hz 13C)。δスケール(1Hヘルツ)を用い、内部
TMSから下向きにppmで、NMR化学シフトを表
す。プロトン不対スペクトルに関しては13C NMRデ
ータで報告し、そして順に表に挙げる。Nicolet
5DXB FT−IR分光光度計を用いて赤外(I
R)スペクトルを測定した。Finnegan MAT
8230分光計を用いて、化学イオン化(DCI)、
電子衝撃(EI)、および高速原子衝撃(FAB)マス
スペクトル(MS)を測定した。Perkin Elm
er 240C分析装置を用いて元素分析を行った。M
erck silica Gel 60 F254プレー
ト(250ミクロン)を用いて分析薄層クロマトグラフ
ィー(TLC)を行った。Merck silica
Gel 60(230〜400メッシュ)を用いて、フ
ラッシュクロマトグラフィーおよび中圧液体クロマトグ
ラフィー(MPLC)を行った。
【0062】
【実施例】
実施例1 2−〔(1,1′−ビフェニル)−4−イルメチル〕シ
クロヘキサノン〔化合物(以後CP)84、反応図式
(以後RS)段階a〕:N2下、75mLのTHF中に
9.29g(51.8ミリモル)のN−シクロヘキシリジ
ンシクロヘキシルアミン(Stork,G.、Dow
d,S.R.、J.Am.Chem.Soc.、196
3、85、2178−80)が入っている−78℃の溶
液に、15分間かけて、ヘキサン中1.3Mのs−Bu
li溶液(51.8ミリモル、39.8mL)を加えた。
30分後、冷却用浴槽を取り外した後、この曇った溶液
を0℃に温めた。30mLのTHF中10.0g(49.
3ミリモル)の4−(クロロメチル)ビフェニルから成
る溶液を加えた後、この得られる混合物を室温で一晩撹
拌した。2NのHCl水溶液の一部40mLを加えた
後、この混合物を5時間撹拌した。Et2O(200m
L)を加え、そしてこの有機溶液を続けて水、飽和Na
HCO3そして食塩水で洗浄した。この有機層をNa2
4上で乾燥した後、濃縮して、オフホワイトの固体が
13.1g得られた。EtOAc:ヘキサンから再結晶
して、融点が78〜79℃の白色固体として表題の化合
物が9.22g(71%)得られた;1H NMR(CD
Cl3、300MHz)1.40(m,1)、1.65
(m,2)、1.83(m,1)、2.10(m,2)、
2.35(m,1)、2.52(m,2)、2.60
(m,1)、3.27(dd,1,J=5,13.5H
z)、7.2‐7.6(複合);IR(KBr)1695
cm-1;MS(DCI)m/z265(ベース)。
【0063】分析1920Oの計算値:C、86.32;H、7.63 測定値:C、86.66;H、7.98。
【0064】表1に示す2−置換シクロヘキサノン類を
製造するための一般的操作:方法A(RS段階a):N
2下、−78℃で、75mLのTHF中50ミリモルの
N−シクロヘキシリジンシクロヘキシルアミンのシクロ
ヘキシルイミンから成る溶液に、s−Buli(50ミ
リモル)を加えた。この得られる曇った溶液を30分間
撹拌した後、0℃に温めた。最小量のTHFに溶解した
適当なアルキルもしくはアラルキルハライド48ミリモ
ルから成る溶液を滴下し、この溶液を室温に温めた後、
一晩撹拌した。2NのHCl水溶液の一部50mL(1
00ミリモル)を加えた後、この2相から成る混合物
を、TLCの分析でこのイミンの加水分解が完結したこ
とが示されるまで(2〜8時間)、激しく撹拌した。こ
の混合物をEt2OまたはEtOAcで抽出し、そして
この有機層を水、飽和NaHCO3溶液そして食塩水で
洗浄した。Na2SO4上で乾燥し、濃縮した後、この粗
生成物を、MPLCによるか、或は短い蒸留器を用いて
真空蒸留することによって精製した。
【0065】二者択一的に、52.5ミリモルのリチウ
ムジイソプロピルアミン(LDA)(1.6Mのn−B
uLiから成る0℃のヘキサン溶液52.5ミリモル
に、35mLのTHF中の55ミリモルのジイソプロピ
ルアミンを添加することによって製造)から成る氷冷し
た撹拌溶液に、窒素下、最小容量のTHFに溶解した5
0ミリモルの、適当なシクロヘキシルイミン溶液を滴下
した。30〜45分後、最小容量に溶解した48ミリモ
ルの適当なハロゲン化アルキルもしくはアラルキル溶液
を滴下した後、この混合物を室温に温め、そして一晩撹
拌した。2NのHCl水溶液の一部75mL(150ミ
リモル)を加えた後、この2相から成る混合物を、TL
Cの分析でこのイミンの加水分解が完結したことが示さ
れるまで(4〜24時間)、激しく撹拌した。この反応
混合物を上と同様にして処理した。
【0066】方法B(RS段階b):ベンゼンとDMF
の1:1混合物120mL中の、油無しのNaH(15
0ミリモル)から成る氷冷懸濁液に、同じ溶媒混合物6
0mL中の2−シクロヘキサノンカルボン酸エチル(1
45ミリモル)を30分間かけて滴下することで処理し
た。この混合物を更に30分間撹拌した後、最小量のベ
ンゼンに溶解した140ミリモルの適当なハロゲン化ア
ルキルもしくはアラルキルを滴下した。室温で2〜3日
間撹拌した後、250mLのEt2Oを加え、そしてこ
の有機溶液を水(3×100mL)そして食塩水で洗浄
した。乾燥(Na2SO4)した後、濃縮して、アルキル
化したケトエステルの粗生成物が得られ、これを、各々
100mLのHOAcと6NのHCl水溶液に溶解した
後、TLC分析でこの加水分解/脱カルボキシル化が完
結したことが示されるまで(2〜3日間)、還流した。
ロータリーエバポレーターを用いてこの溶媒の大部分を
除去した後、この残留物を、水(100mL)とEt2
O(300mL)との間で分割した。このEt2O層を
食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した後、濃縮し
て、粗生成物が得られ、これを上記方法Aと同様に精製
した。
【0067】
【表6】
【0068】実施例2 6−〔(1,1′−ビフェニル−4−イル)メチル〕−
2−(2,2−ジメトキシ−1−オクソエチル)シクロ
ヘキサノン(CP99、RS段階c):N2下、ヘキサ
ン中1.6Mのn−BuLi(35.3ミリモル、22.
0mL)と30mLのTHFから成る−20℃の溶液
に、ジイソプロピルアミン(38.8ミリモル、3.93
g、5.4mL)を加えた。15分後、この溶液を−7
8℃に冷却し、そして50mLのTHF中の8.88g
(33.6ミリモル)の化合物84を加えた。45分
後、2.26mL(18.5ミリモル、2.48g)のジ
メトキシ酢酸メチルを加えた後、この混合物をゆっくり
と室温に温め、そして一晩撹拌した。この得られる溶液
を0℃に冷却した後、2NのHCl水溶液で酸性にして
pH3〜4にした。この混合物をEt2O(200m
L)で希釈した後、水そして食塩水で洗浄した。Na2
SO4上で乾燥した後、この溶液を濃縮して、11.5g
の黄色油状物が得られた。この粗生成物を、1:6〜
1:5のEtOAc:ヘキサンから成る範囲の溶媒勾配
を用いたMPLCで精製して、ワックス状の白色固体物
として表題の化合物が5.94g(96%)得られた;1
H MNR(CDCl3、300MHz)1.4‐2.8
(複合、9)、3.33(s,3,少数の互変異性
体)、3.37(s,3,少数の互変異性体)、3.42
(s,6,主要な互変異性体)、4.63(s,1,少
数の互変異性体)、4.96(s,1,主要な互変異性
体)、7.2‐7.6(複合、9);IR(KBr)17
39、1704、1601、1584、1488、14
44cm-1;MS(DCI)m/z335(ベース)、
303。
【0069】分析23264の計算値:C、75.38;H、7.15。
【0070】 測定値:C、75.64;H、7.39。
【0071】表2に示す6−置換ジケトン類を製造する
ための一般的操作(RS段階c)N2下、1.6Mのn−
BuLiヘキサン溶液52.5ミリモルと45mLのT
HFから成る−20℃の溶液に、ジイソプロピルアミン
(57.8ミリモル)を加えた。〔二者択一的に、N
2下、THF/シクロヘキサン中1.0MのLiN(Si
Me32溶液52.5ミリモルを、−20℃で25mL
のTHFに加えた〕。15分後、この溶液を−78℃に
冷却し、そして50mLのTHF中50.0ミリモル
の、適当に置換されているシクロヘキサノン(表1から
か、或は市販)を加えた。45分後、27.5ミリモル
のジメトキシ酢酸メチルを加えた後、この混合物をゆっ
くりと室温に温めた。一晩撹拌した後、この得られる溶
液を0℃に冷却し、そして2NのHCl水溶液で酸性に
してpH3〜4にした。この混合物をEt2O(200
mL)で希釈した後、水そして食塩水で洗浄した。Na
2SO4上で乾燥した後、この溶液を濃縮して、粗生成物
が得られ、これをMPLCで精製した。
【0072】
【表7】
【0073】実施例3 7−〔(1,1′−ビフェニル−4−イル)メチル〕−
2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−2H−インダゾール−3−カルボキサルデヒド
(CP122、RS段階g)および7−〔(1,1′−
ビフェニル−4−イル)メチル〕−1−(4−フルオロ
フェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イン
ダゾール−3−カルボキサルデヒド(CP123、RS
段階g):無水EtOH 100mL中の化合物99
(20.2ミリモル、5.35g)から成る溶液を、1.
91g(23.3ミリモル)のNaOAcと3.45g
(21.2ミリモル)の4−フルオロフェニルヒドラジ
ン・HClで処理した。N2下で一晩撹拌し、ロータリ
ーエバポレーターで溶媒を除去した後、このオレンジ色
の残留物を100mLのTHFに溶解した。1NのHC
l水溶液の一部50mLを加えた後、この混合物を撹拌
しながら4時間穏やかに還流させた。冷却後、Et2
(150mL)を加え、そしてこの有機層を続けて水、
飽和NaHCO3水溶液そして食塩水で洗浄した。Na2
SO4上で乾燥し、濃縮して、6.74gのオレンジ色の
泡状物が得られた。この粗生成物を、1:9のEtOA
c:ヘキサンを用いたMPLCで精製して、各々がオレ
ンジ色の固体として、1.90g(23%)の2−(4
−フルオロフェニル)異性体と1.15g(14%)の
1−(4−フルオロフェニル)異性体が得られた。この
2−(4−フルオロフェニル)異性体をEtOAc:E
Oから再結晶して、融点が148〜150℃の淡オ
レンジ色の固体として化合物122が得られた;1
NMR(CDCl3、300MHz)1.6‐2.0(複
合、4)、2.72(dd,1,J=10.5,13.5
Hz)、2.75‐3.0(複合)、3.15(m,
1)、3.56(dd,1,J=4,13.5Hz)、
7.2‐7.7(複合、13)、9.87(s,1);I
R(KBr)1510、1222cm-1;MS(DC
I)m/z411(ベース)。
【0074】 C2723FN2OのHRMS(EI)計算値:410.179428。
【0075】 測定値:410.175457。
【0076】上記1−(4−フルオロフェニル)異性体
をEtOAc:ヘキサンから再結晶して、融点が155
〜156℃のオレンジ色の固体として分析上純粋な化合
物123が得られた;1H NMR(CDCl3、300
MHz)1.7‐1.9(複合、4)、2.46(dd,
1,J=10.5,13.5Hz)、2.61(dd,
1,J=4,13.5Hz)、2.73(dt,1,J=
16.5,8Hz)、3.02(dt,1,J=16.
5,4Hz)、3.30(m,1)、6.89(d,2,
J=8Hz)、7.2‐7.6(複合、11)、10.0
8(s,1);IR(KBr)1691、1512cm
-1;MS(DCI)m/z411(ベース)。
【0077】分析2723FN2Oの計算値:C、79.00;H、5.65;N、6.82。 測定値:C、79.22;H、5.54;N、6.61。 表3Aおよび3Bに示す7置換4,5,6,7−テトラヒ
ドロインダゾール−3−カルボキサルデヒドを製造する
ための一般的操作(RS段階g):無水EtOHまたは
MeOH 100mL中の、表2からの適当に置換され
ているジケトン10ミリモルから成る溶液を、11.5
ミリモルの塩基(NaOAc、Et3Nまたはピリジ
ン)と適当に置換されているヒドラジン塩酸塩10.5
ミリモルで処理した。N2下で一晩撹拌した後、ロータ
リーエバポレーターで溶媒を除去し、そしてこの残留物
を50mLのTHFに溶解した。1NのHCl水溶液の
一部25mLを加えた後、この混合物を撹拌しながら4
時間穏やかに還流させた。冷却後、100mLのEt2
Oを加え、そしてこの有機層を続けて水、飽和NaHC
3水溶液そして食塩水で洗浄した。Na2SO4上で乾
燥し、濃縮して、範囲が1:1〜1:3から成る比率の
2−アリールと1−アリール異性体の混合物として粗生
成物が得られた。この粗混合物を、再結晶および/また
はMPLCで精製したが、ここで、この2−アリール異
性体は常に1−アリール異性体よりも早く溶離した。
【0078】
【表8】
【0079】
【表9】
【0080】実施例4 3−アセトキシメチル−2−(4−フルオロフェニル)
−4,5,6,7−テトラヒドロ−2Hインダゾール(C
P167、RS段階h):20mLの無水EtOH中
1.00g(5.04ミリモル)の2−アセトキシアセチ
ルシクロヘキサノン(Dolmazon,R.;Gel
in,S.、J.Heterocyclic Che
m.、1982、19、117-121)と0.820g
(5.04ミリモル)の4−フルオロフェニルヒドラジ
ン・HClから成る撹拌している懸濁液に、Et3
(0.717mL、0.520g、5.14ミリモル)を
加えた。この得られる溶液をN2下室温で4時間そして
還流下で4時間撹拌した。この混合物を濃縮した後、こ
の残渣を、100mLのEt2Oと50mLの希HCl
水溶液との間で分割した。このEt2O層を水、飽和N
aHCO3水溶液そして食塩水で洗浄した。Na2SO4
上で乾燥した後、この溶液を濃縮して1.43gの淡褐
色固体が得られた。EtOAc:ヘキサンから再結晶す
ることで、融点が128.5〜129.5℃の白色固体と
して表題の化合物が0.753g(52%)得られた。
【0081】1H NMR(CDCl3、400MHz)
1.85(m,4)、2.07(s,3)、2.60
(t,2,J=6Hz)、2.73(t,2,J=6H
z)、5.00(s,2)、7.15(t,2,J=9H
z)、7.45(dd,2,J=5.9Hz);IR(K
BR)1740、1220cm-1;MS(DCI)m/
z289(ベース)、228。
【0082】分析1617FN22の 計算値:C、66.65;H、5.94;N、9.72。
【0083】 測定値:C、66.74;H、5.89;N、9.61。
【0084】表4に示すアセテート類を製造するための
一般的操作(RS段階h):40mLの無水EtOH
中、適当な2−アセトキシアセチルシクロアルカノン
(2−アセトキシアセチルシクロペンタノン、Dolm
azon,R.、J.Heterocyclic Ch
em.、1988、25、751-7;2−アセトキシア
セチルシクロヘキサノン、Dolmazon,R.;G
elin,S.、J.Heterocyclic Ch
em.、1982、19、117-121)10ミリモ
ル、Et3N 10.5ミリモル、および適当に置換した
ヒドラジン10ミリモルから成る混合物を、N2下で4
〜5時間そして還流下で6〜8時間撹拌した。溶媒を蒸
発させた後、この得られる残渣を、Et2Oと0.1Nの
HClとの間で分割した。このEt2O層を水、飽和N
aHCO3水溶液そして食塩水で洗浄した。Na2SO4
上で乾燥した後、この溶液を濃縮し、そしてこの粗生成
物を、再結晶および/またはMPLCで精製した。上記
2−アセトキシアセチルシクロペンタノンの反応で1−
アリール:2−アリール異性体の9:1混合物が得ら
れ、一方、2−アセトキシアセチルシクロヘキサノンの
反応で、2−アリール異性体のみが得られた。
【0085】
【表10】
【0086】実施例5 2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−2H−インダゾール−3−メタノール(CP1
71、RS段階i):125mLのMeOHに化合物1
67(24.3ミリモル、7.00g)を溶解し、そして
1NのNaOH水溶液を26.7mL添加しながら撹拌
した。30分後、この得られる曇った懸濁液を濃縮し、
そして200mLのEtOAcと100mLの水との間
で分割した。この有機層を水、そして食塩水で洗浄した
後、Na2SO4上で乾燥した。この溶液を濃縮して5.
85gのオレンジ色固体が得られた。EtOAcから再
結晶することで、融点が163〜164℃のオフホワイ
ト結晶物として表題の化合物が4.08g(68%)得
られた。
【0087】1H NMR(CDCl3、400MHz)
1.80(m,4)、2.52(t,1,J=5Hz)、
2.86(t,2,J=6Hz)、2.71(t,2,J
=6Hz)、4.52(d,2,J=5Hz)、7.12
(2、t,J=9Hz)、7.58(dd,2,J=
5,9Hz);13C NMR(DMSO‐d6、25M
Hz)19.8、23.0(三重線)、52.1、115.
7(d,JC-F=23Hz)、116.6、125.2
(d,JC-F=8Hz)、136.5、137.9、14
8.8、160.6(d,JC-F=244Hz);IR
(KBr)3200(幅広い)、1510cm-1;MS
(DCI)m/z247(ベース)。
【0088】分析1415FN2Oの 計算値:C、68.28;H、6.14;N、11.3
7。
【0089】 測定値:C、68.47;H、6.02;N、11.3
5。
【0090】表5に示すアルコール類を製造するための
一般的操作(RS段階i):50mLのMeOHに表4
からの適当なアセテート(10ミリモル)を溶解し、そ
して1NのNaOH水溶液を11ミリモル添加しながら
撹拌した。この得られる懸濁液を0.5〜24時間撹拌
した後、2つの方法の1つで処理した。この1つの方法
では、上記混合物を濃縮した後、水と溶媒との間で分割
した。この有機層を水、そして食塩水で洗浄した後、N
2SO4上で乾燥し、そして濃縮した。二者択一的に、
上記反応混合物を濾過して固体を除去した後、この濾液
を水で処理して、残存している生成物を沈澱させた。こ
れらの固体を一緒にしてCHCl3に溶解し、食塩水で
洗浄した後、濃縮した。この粗生成物を、再結晶か、或
は再結晶とMPLCとの組み合わせで精製した。
【0091】
【表11】
【0092】実施例6 2−(4−フルオロフェニル)−2,4,5,6,7,8−
ヘキサヒドロシクロヘプタピラゾール−3−メタノール
(CP175、RS段階eに続いてRS段階k):20
mLのEt2O中2.80g(25ミリモル)のシクロヘ
プタノンと4.71g(25ミリモル)の(テトラヒド
ロピラニルオキシ)酢酸エチル(Irelan,R.
E.;Wipf,P.、Tetrahedron Let
t.、1989、30、919-22から成る溶液を、1
時間かけて、N2下、10mLのEt2O中のヘキサン洗
浄NaHと0.12mL(2ミリモル、0.092g)の
無水EtOHから成る撹拌している氷冷混合物に加え
た。この淡褐色の混合物を室温に温めた後、一晩撹拌し
た。MeOH(5mL)を加えた後、この溶液を、20
0mLの飽和NH4Cl水溶液に注いだ。1NのHCl
水溶液で酸性にしてpHを2にした後、この混合物をE
2Oで抽出した。この有機層を食塩水で洗浄し、Na2
SO4上で乾燥した後、濃縮することで、淡褐色の油状
物として5.61gの粗2−〔(テトラヒドロピラニル
オキシ)アセチル〕シクロヘプタノンが得られた。
【0093】この粗ジケトンを60mLの無水EtOH
に溶解した後、これを3.07mL(22ミリモル、2.
23g)のEt3Nと3.45g(21.1ミリモル)の
4−フルオロフェニルヒドラジン・HClと混合した。
この得られる溶液をN2下で一晩撹拌した後、4時間還
流させた。1NのHCl水溶液の一部30mLを加えた
後、この混合物を更に1時間還流させた。この混合物を
冷却した後、200mLのEt2Oで抽出した。この有
機層を、水、飽和NaHCO3水溶液そして食塩水で洗
浄した後、Na2SO4上で乾燥した。この溶液を濃縮す
ることで、褐色油状物として、1−(4−フルオロフェ
ニル)−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロシクロヘプ
タピラゾール−3−メタノールと表題化合物との1.
2:1混合物が5.50g得られた。この粗生成物をE
tOAc:Et2Oから晶析して、融点が177〜17
8℃のオフホワイト固体として表題の化合物が0.97
g(18%)得られた。
【0094】1H NMR(CDCl3、300MHz)
1.72(m,4)、1.85(m,2)、2.60
(m,2)、2.80(m,2)、4.51(d,2,J
=5Hz)、7.15(m,2)、7.60(m,2);
IR(KBr)3240(幅広い)、1513、122
3cm-1;MS(DCI)m/z261(ベース)。
【0095】分析1517FN2Oの 計算値:C、69.21;H、6.58;N、10.7
6。
【0096】 測定値:C、69.15;H、6.77;N、10.6
3。
【0097】実施例7 2,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロシクロヘプタピラゾ
ール−3−カルボン酸エチル(CP176、RS段階f
に続いてRS段階l):60mLのMeOH中の撹拌し
ているα,2−ジオクソシクロヘプタンアセテート(T
suboi,S.;Nishiyama,E.;Furu
tani,H.;Utaka,M.;Takeda,
A.、J.Org.Chem.、1987、52、135
9-62)溶液に、N2下で、水加ヒドラジン(30.3
ミリモル、1.52g、1.47mL)を滴下した。この
滴下中に温められたこの混合物を室温に冷却した後、一
晩撹拌した。溶媒を蒸発させた後、この得られる油状物
をCH2Cl2に溶解し、そして水と食塩水で洗浄した。
Na2SO4上で乾燥した後、この溶液を濃縮すること
で、淡黄色の固体が6.36g得られた。EtOAc:
ヘキサンから再晶析することで、融点が90〜92℃の
白色固体として表題の化合物が3.44g(52%)得
られた。
【0098】1H NMR(CDCl3、300MHz)
1.38(t,3,J=7Hz)、1.67(m,4)、
1.84(m,2)、2.80(m,2)、2.93
(m,2)、4.37(q,2,J=7Hz)、7.0
(幅広い、1);IR(KBr)1719cm-1;MS
(DCI)m/z209(ベース)。
【0099】分析111622の 計算値:C、63.44;H、7.74;N、13.4
5。
【0100】 測定値:C、63.48;H、7.76;N、13.6
4。
【0101】実施例8 2−(4−フルオロベンジル)−2,4,5,6,7,8−
ヘキサヒドロシクロヘプタピラゾール−3−カルボン酸
エチル(CP177、RS段階m)および1−(4−フ
ルオロベンジル)−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ
シクロヘプタピラゾール−3−カルボン酸エチル(CP
178、RS段階m):20mLのDMF中のヘキサン
洗浄NaH懸濁液(41.7モル、1.67gの60%油
懸濁液)に、N2下、35mLのDMF中7.90g(3
7.9ミリモル)の化合物176から成る溶液を滴下し
た。滴下が終了した後、この混合物を、オイルバスで1
5分間140℃に加熱した。5mLのDMF中5.00
mL(41.7ミリモル、6.03g)の塩化4−フルオ
ロベンジルから成る溶液を添加した後、この混合物を更
に30分間加熱した。冷却後、400mLのEt2Oを
加え、そしてこの溶液を250mLの飽和NH4Cl溶
液に注いだ。この水層を、1回50mLから成るEt2
Oで2回抽出した後、この有機相を一緒にして、1回1
00mLの水で3回そして食塩水で1回洗浄した。この
有機溶液をNa2SO4上で乾燥した後、濃縮すること
で、黄色油状物として表題の化合物の1:1混合物が1
1.9g得られた。早く出て来る画分に関して、MPL
C精製することで、無色の油状物として純粋な2−(4
−フルオロベンジル)異性体が3,85g(32%)得
られた;1H NMR(CDCl3、100MHz)1.
31(t,3,J=7Hz)、1.70(m,6)、2.
83(m,4)、4.29(q,2,J=7Hz)、5.
58(s,2)、6.9‐7.4(複合、4)。
【0102】遅く溶離してくる画分は、無色の油状物と
して1−(4−フルオロベンジル)異性体を4.94g
(42%)含んでいた。
【0103】1H NMR(CDCl3、100MHz)
1.40(t,3,J=7Hz)、1.4‐2.0(複
合、6)、2.55(m,2)、2.95(m,2)、
4.41(q,2,J=7Hz)、5.35(s,2)、
7.00(m,4)。
【0104】実施例9 2−(4−フルオロベンジル)−2,4,5,6,7,8−
ヘキサヒドロシクロヘプタピラゾール−3−メタノール
(CP179、RS段階n):7mLのTHF中0.1
13g(2.83ミリモル)のLiAlH4から成る氷
冷懸濁液に、N2下10分かけて、13mLのTHF中
1.43g(4.52ミリモル)の化合物177から成
る溶液を滴下した。30分間冷却した後、この懸濁液を
室温に温め、そして2時間撹拌した。Et2O(50m
L)の後続けて0.12mLの水、0.12mLの15%
NaOH水溶液そして0.36mLの水を1時間かけて
滴下した。この白色懸濁液を一晩撹拌し、MgSO4
処理した後、更に30分間撹拌した。この固体を濾過で
除去した後、CH2Cl2で洗浄した。この濾液を一緒に
して濃縮することで、1.24gの白色固体が得られ、
これを再結晶することで、融点が156〜157℃の白
色針状物として表題の化合物が0.998g(80%)
得られた。
【0105】1H NMR(CDCl3、300MHz)
1.55‐1.70(複合、7)、1.82(m,2)、
2.47(m,2)、2.74(m.2)、4.48
(d,2,J=6Hz)、5.27(s,2)、6.98
(t,2,J=7Hz)、7.12(m,2);IR
(KBr)3170(幅広い)、1517、1231、
1016cm-1;MS(DCI)m/z275(ベー
ス)、257。
【0106】分析1619FN2Oの 計算値:C、70.05;H、6.98;N、10.2
1。
【0107】 測定値:C、69.98;H、6.98;N、10.2
8。
【0108】実施例10 1−(4−フルオロベンジル)−1,4,5,6,7,8−
ヘキサヒドロシクロヘプタピラゾール−3−メタノール
(CP180、RS段階n):上述した操作に従って、
4.82ミリモル(15.23g)の化合物178から、
黄褐色の油状物として表題の化合物が4.12g(98
%)得られ、これを更に一層の精製無しに用いた;1
NMR(CDCl3、100MHz)1.70(m,
6)、2.57(m,4)、3.0(幅広い、1)、4.
59、(d,2,J=6Hz)、5.20(s,2)、
7.00(m,4)。
【0109】実施例11 2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−2H−インダゾール−3−カルボキサルデヒド
(CP181、RS段階j):50mLのCH2Cl2
にクロロクロム酸ピリジニウム(22.0ミリモル、4.
74g)を懸濁させた。化合物171(14.8ミリモ
ル、3.64g)を細かく分割して5分間で加え、そし
てこの得られる懸濁液を室温で4時間撹拌した。Et2
Oの一部300mLを加えた後、この混合物をFlor
isilの床を通して濾過した。このフラスコの中に残
存しているタール状残渣を100mLのEt2Oと一緒
に2回、音波処理した後、この有機溶液もまたFlor
isilを通して濾過した。このFlorisil床を
完全にEt2Oで洗浄し、この有機溶液を一緒にしてN
2SO4上で乾燥した後、濃縮して、3.57gのオフ
ホワイト固体が得られた。この粗生成物をEt2O:ヘ
キサンから再結晶することで、融点が80〜81℃の白
色結晶が1.71g(42%)得られた〔この母液を濃
縮することで、1.67g(47%)の白色固体が得ら
れ、これは続けて使用するに充分な純度を有する、と判
断した〕;1H NMR(CDCl3、400MHz)
1.85(m,4)、2.77(t,2,J=6Hz)、
2.88(t,2,J=6Hz)、7.20(m,2)、
7.45(m,2)、9.86(s,1);IR(KB
r)1670、1575cm-1;MS(DCI)m/z
245(ベース)。
【0110】分析1413FN2Oの 計算値:C、68.84;H、5.36;N、11.4
7。
【0111】 測定値:C、68.79;H、5.40;N、11.3
9。
【0112】表6に示すアルデヒド類を製造するための
一般的操作(RS段階j):方法A:60mLのベンゼ
ン中10ミリモルから成る実施例10で得られるアルコ
ールの撹拌懸濁液に、MnO2(100〜120ミリモ
ル)を一度に加えた。TLC分析の結果としてこの開始
材料が完全に消費されたことが示されるまで、上記混合
物をN2下で穏やかに還流させた。冷却後、このスラリ
ーを、セライト床を通して濾過し、そしてこの黒色固体
を250mLのCH2Cl2で洗浄した。この濾液を濃縮
した後、この粗生成物をMPLCまたは再結晶で精製し
た。
【0113】方法B:25mLのCH2Cl2中のクロロ
クロム酸ピリジニウム(10ミリモル)から成る撹拌し
ている懸濁液に、表5または実施例5、6または9で得
られる適当に置換されているアルコールを固体として約
5回に分けて加えた。この得られる懸濁液を室温で2〜
4時間撹拌した。Et2O(150mL)を加えた後、
この混合物を5〜10分間音波処理した。この上澄み液
をデカンテーションでFlorisil床を通して取り
出した後、残存している固体を、Et2Oの一部50m
Lと一緒に2回音波処理し、これも濾過した。このFl
orisil床を完全にEt2Oで洗浄した後、この濾
液を一緒にし、濃縮することで粗生成物が得られ、これ
を再結晶で精製した。
【0114】
【表12】
【0115】実施例12 (E)−7−〔7−〔(1,1′−ビフェニル−4−イ
ル)メチル〕−2−(4−フルオロフェニル)−4,5,
6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾリ−3−イル〕
−3−ヒドロキシ−5−オクソ−6−ヘプテン酸メチル
(CP188、RS段階t):15mLのCH3CN中
で、化合物122(2.68ミリモル、1.10g)、L
iCl(3.08ミリモル、0.131g)および1.1
8g(3.08ミリモル)の3−〔(t−ブチルジメチ
ルシリル)オキシ〕−6−(ジメトキシホスフィニル)
−5−オクソカプロン酸メチル(Theisen,P.
D.;Heathcock,C.H.、J.Org.Ch
em.、1988、53、2374−81)を一緒にし
た。DBU(2.95ミリモル、0.449g、0.44
1mL)を加えた後、この得られる透明なオレンジ色溶
液をN2下で6時間撹拌した。この混合物を100mL
のEt2Oで希釈した後、続けて50mLの5%NaH
SO4水溶液、水そして食塩水で洗浄した。Na2SO4
上で乾燥した後、この溶液を濃縮することで、2.00
gのオレンジ色油状物が得られた。この粗混合物を25
mLのCH3CNに溶解し、2.5mLの48%HF水溶
液で処理した後、5時間撹拌した。Et2O(100m
L)を添加した後、飽和NaHCO3水溶液を注意深く
加えることで酸を分解した。このエーテル溶液を食塩水
で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した後、濃縮すること
で、1.54gのオレンジ色泡状物が得られた。この粗
生成物を、1:2のEtOAc:ヘキサン使用MPLC
で精製して、黄色固体として表題の化合物が0.22g
(15%)得られ、そしてクロマトグラフィー画分から
直接結晶化させることで更に0.50g(34%)、融
点が137〜138℃の淡黄色固体として得られた;1
H NMR(CDCl3、300MHz)1.4‐2.1
(複合、4)、2.56(d,2,J=6Hz)、2.7
1(m,3)、2.80(d,2,J=6Hz)、3.1
5(m,1)、3.47(d,1,J=4Hz)、3.5
6(dd,1,J=4,13.5Hz)、3.71(s,
3)、4.52(m,1)、6.51(d,1,J=16
Hz)、7.1‐7.7(複合、14);IR(KBr)
3450(幅広い)、1734、1603、1512c
-1;MS(DCI)m/z553、451(ベー
ス)。
【0116】分析3433FN24の 計算値:C、73.89;H、6.02;N、5.07。
【0117】 測定値:C、73.94;H、6.01;N、5.03。
【0118】表7に示す7−置換(E)−3−ヒドロキ
シ−5−オクソ−6−ヘプテノエート類を製造するため
の一般的操作(RS段階t):25mLのCH3CN中
で、表3Aまたは3Bからの、適当に置換されているア
ルデヒド(10ミリモル)を、11.5ミリモルのLi
Clと11.5ミリモルの3−〔(t−ブチルジメチル
シリル)オキシ〕−6−(ジメトキシホスフィニル)−
5−オクソカプロン酸メチルと一緒にした。DBU(1
1ミリモル)を加えた後、この得られる透明な溶液を4
〜6時間撹拌し、この間に若干曇ってくる。この混合物
を100mLのEt2Oで希釈した後、続けて100m
Lの5%NaHSO4水溶液、水そして食塩水で洗浄し
た。Na2SO4上で乾燥した後、この溶液を濃縮するこ
とで、粗シリルオキシケトエステルが得られる。この粗
残留物を100mLのCH3CNに溶解した後、10m
Lの48%HF水溶液で処理した。TLC分析でシリル
オキシケトエステルが完全に消費されたことが示された
後、200mLのEt2Oを添加し、そして飽和NaH
CO3水溶液を注意深く加えることでこのHFを分解し
た。このエーテル溶液を食塩水で洗浄し、Na2SO4
で乾燥した後、濃縮することで、粗生成物が得られ、こ
れをMPLCで精製した。
【0119】
【表13】
【0120】実施例13 (E)−(3RS,5SR)−7−〔7−〔(1,1′
−ビフェニル−4−イル)メチル〕−2−(4−フルオ
ロフェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−イ
ンダゾリ−3−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘ
プテン酸メチル(CP39、RS段階u):15mLの
MeOHと5mLのTHFに化合物188(1.21ミ
リモル、0.67g)を溶解した後、これを、THF中
1.0MのEt3B溶液1.33mL(1.33ミリモル)
で滴下しながら処理した。この溶液にシリンジを通して
空気(5mL)をバブリングして入れ、この得られる溶
液をN下で2時間撹拌した後、−78℃に冷却した。
NaBH4固体を一度に加えた後、この混合物をゆっく
りと室温に温め、そして一晩撹拌した。Et2O(10
0mL)と飽和NH4Cl(50mL)を加えた。この
エーテル溶液を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し
た後、濃縮することで黄色油状物が得られた。この油状
物をMeOHに溶解し、空気中で一晩撹拌した後、濃縮
することで0.74gの淡黄色泡状物が得られた。4
5:55のEtOAc:ヘキサン使用MPLCで精製し
て、白色泡状物が得られ、これにEt2Oを加えること
で結晶化させ、融点が118〜119℃の白色固体とし
て表題の化合物が281mg(42%)得られた〔この
母液から、更に白色泡状物として77mg(12%)の
生成物が得られた〕;1H NMR(CDCl3、300
MHz)1.4‐2.0(複合、6)、2.49(d,
2,J=6Hz)、2.6‐2.8(複合、3)、3.1
0(m,1)、3.56(dt,1,J=13.5,3.
5Hz)、3.62(s,1)、3.71(s,3)、3.
78(s,1)、4.28(m,1)、4.48(m,
1)、6.01(dd,1,J=6,16Hz)、6.4
5(d,1,J=16Hz)、;13CNMR(CDCl
3、75MHz)21.6、22.8、27.9、36.
2、40.3、41.3、42.7、51.9、68.3、
72.5、115.7、116.0(JC-F=23Hz)、
118.0、127.0、127.3(JC-F=8Hz)、
128.7、129.8、135.0、135.3、13
6.1、138.8、139.8、141.1。153.
3、161.7(JC-F=247Hz)、172.9;I
R(KBr)3400(幅広い)、1734、1513
cm-1;MS(DCI)m/z555(ベース)、53
7、523。
【0121】分析3433FN24の 計算値:C、73.63;H、6.36;N、5.05。
【0122】 測定値:C、73.33;H、6.60;N、5.06。
【0123】表8に示す7−置換(E)−(3RS,5
SR)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテノエート類
を製造するための一般的操作(RS段階u):10mL
のMeOHと30mLのTHFに溶解した、表7から
の、適当に置換されているヒドロキシケトエステル(1
0ミリモル)を、THF中1.0MのEt3B溶液11ミ
リモルで処理した。この溶液にシリンジを通して空気
(約20mL)をバブリングして入れ、この得られる溶
液をN2下で2時間撹拌した。−78℃に冷却した後、
この溶液を11ミリモルのNaBH4固体で一度に処理
し、いくらかの気体発生が生じた。この混合物をゆっく
りと室温に温め、そして一晩撹拌した。飽和NH4Cl
水溶液を加えた後、この混合物をEt2Oで抽出した。
この有機抽出液を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥
した後、濃縮乾固した。過剰のEt3Bの臭気を有する
この残渣を、次に、MeOHに溶解した後、TLC分析
で上記ホウ素中間体が完全に所望の生成物に変換したこ
とが示されるまで(4〜24時間)、空気中で激しく撹
拌した。このMeOHをロータリーエバポレーターで除
去した後、この粗材料をMPLCで精製した。
【0124】
【表14】
【0125】実施例14 (E)−(3RS,5SR)−7−〔7−〔(1,1′
−ビフェニル−4−イル)メチル〕−2−(4−フルオ
ロフェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−イ
ンダゾリ−3−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘ
プテン酸・ナトリウム塩・二水化物(CP1、RS段階
v):10mLのMeOH中の化合物39(0.400
ミリモル、222mg)から成る氷冷溶液に、NaOH
水溶液(0.25N、0.392ミリモル、1.57m
L)をゆっくりと加えた。この添加が終了した後、この
溶液を室温に温め、そして2時間撹拌した。ロータリー
エバポレーターを用いてこの溶液を濃縮乾固した後、こ
の残渣を40mLの水に溶解した。この若干曇った溶液
を粗フリットを通して吸引濾過し、−78℃浴中で凍結
した後、凍結乾燥した。この生成物を真空オーブン中の
Drierite上で乾燥することで、綿毛状の白色固
体として表題の化合物が219mg(93%)得られ
た;1H NMR(DMSO‐d6、400MHz)1.
3‐2.0(複合、7)、2.05(dd,1,J=4,
15Hz)、2.4‐2.7(複合、4)3.01(m,
1)、3.40(m,1)、3.75(m,1)、4.2
6(m,1)、5.13(幅広い s,1)、6.07
(dd,1,J=5,16Hz)、6.36(d,1,
J=16Hz)、7.2‐7.7(複合、13);IR
(KBr)3400(幅広い)、1577、1513c
-1;MS(FAB+)m/z535、563、54
1、167、115(ベース)。
【0126】分析3332FN2NaO4・2H2Oの 計算値:C、66.21;H、6.06;N、4.68。
【0127】 測定値:C、66.39;H、5.67;N、4.62。
【0128】表9Aおよび9Bに示す7−置換(E)−
(3RS,5SR)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプ
テン酸ナトリウム塩を製造するための一般的操作(RS
段階v):表8、13A、または13Bまたは実施例2
0の、適当に置換されているジヒドロキシエステル1.
0ミリモルから成る氷冷したメタノール溶液(15m
L)に、NaOH水溶液(0.25N、0.98ミリモ
ル)をゆっくりと加えた。この添加が終了した後、この
溶液を室温に温め、そしてTLCでほとんど全ての出発
材料が消費されたことが示されるまで、2時間撹拌し
た。ロータリーエバポレーターを用いてこの溶液を濃縮
乾固した後、この残渣を40mLの水に溶解した。この
若干曇った溶液を粗フリットを通して吸引濾過し、−7
8℃浴中で凍結した後、凍結乾燥した。この生成物を真
空オーブン中のDrierite上で乾燥することで、
綿毛状の白色粉末として所望のナトリウム塩が得られ
た。
【0129】
【表15】
【0130】
【表16】
【0131】実施例15 (E)−3−〔2−(4−フルオロフェニル)−7−ベ
ンジル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾ
リ−3−イル〕−2−プロペン酸エチル(CP196、
RS段階o):5mLのTHF中の、油無しのNaH
(3.09ミリモル、0.074g)から成る撹拌してい
る懸濁液に、N2下、2.5mLのTHF中のトリエチル
ホスホノアセテート(3.03ミリモル、0.706g、
0.625mL)をゆっくりと加えた。45分後、この
溶液を氷浴中で冷却し、そして10mLのTHF中の化
合物162(2.75ミリモル、0.92g)を滴下し
た。この混合物を室温に温めた後、一晩撹拌した。飽和
NH4Cl水溶液(50mL)を加えた後、この混合物
を100mLのEt2Oで抽出した。この有機相を食塩
水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した後、濃縮して1.
29gの黄褐色油状物が得られた。この粗生成物をEt
2O:ヘキサンから再結晶することで、融点が117〜
118℃のオフホワイト固体として表題の化合物が0.
598g(54%)得られた;1H NMR(CDC
3、300MHz)1.30(t,3,J=7Hz)、
1.4‐2.1(複合、4)、1.6‐1.8(複合、
3)、3.10(m,1)、3.54(dd,1,J=
4,13.5Hz)、4.22(q,2,J=7Hz)、
6.20(d,1,J=16Hz)、7.1‐7.4(複
合、9)7.48(d,1,J=16Hz);IR(K
Br)1705cm-1;MS(DCI)m/z405
(ベース)。
【0132】分析2525FN22の 計算値:C、74.24;H、6.23;N、6.93。
【0133】 測定値:C、74.31;H、6.09;N、6.91。
【0134】表10Aおよび10Bに示す3−置換2−
プロペノエート類を製造するための一般的操作(RS段
階o):15mLのTHF中11.5ミリモルのNaH
から成る撹拌している懸濁液に、N2下、10mLのT
HF中11ミリモルのトリエチルホスホノアセテートも
しくはトリエチルホスホノプロピオネートから成る溶液
をゆっくりと加えた。45分後、この溶液を氷浴中で冷
却し、そしてTHF(25mL)中の、表3A、3Bま
たは6からの適当に置換されているアルデヒド(10ミ
リモル)を滴下した。この混合物を室温に温めた後、一
晩撹拌した。飽和NH4Cl水溶液(100mL)を加
えた後、この混合物をEt2Oで抽出した。この有機相
を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した後、濃縮し
た。この粗生成物を晶析するか、或は精製無しに用い
た。
【0135】
【表17】
【0136】
【表18】
【0137】実施例16 (E)−3−〔2−(4−フルオロフェニル)−7−ベ
ンジル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾ
リ−3−イル〕−2−プロペン−1−オール(CP22
8、RS段階p):11mLのTHF中1.10g(6.
53ミリモル)の化合物196から成る氷冷溶液に、N
2下、トルエン中1.5Mの(i−Bu)2AlH溶液
(6.53ミリモル、4.35mL)を加えた。この溶液
を1.5時間撹拌した後、0.5mLのMeOHで分解し
た。最初に生じる泡立ちが終わった後、1NのHCl水
溶液を加え、そしてこの混合物を150mLのエーテル
で抽出した。この有機相を続けて水、飽和NaHCO3
水溶液、そして食塩水で洗浄した。Na2SO4上で乾燥
した後、溶媒を蒸発させて、0.89gのオフホワイト
固体が得られた。EtOAc:ヘキサンから再結晶する
ことで、融点が185〜186℃の白色固体として表題
の化合物が0.62g(63%)得られた;1H NMR
(CDCl3、300MHz)1.4‐2.0(複合、
5)、2.62(m,3)、3.05(m,1)、3.5
4(dd,1,J=4,13.5Hz)、4.27(t,
2,J=5Hz)、6.16(dt,1,J=16,5.
5Hz)、6.43(d,1,J=16Hz)、7.1‐
7.5(複合、9);IR(KBr)3300、151
5cm-1;MS(DCI)m/z363(ベース)、3
45。
【0138】分析2323FN2Oの 計算値:C、76.22;H、6.40;N、7.73。
【0139】 測定値:C、75.73;H、6.01;N、7.91。
【0140】表11Aおよび11Bに示す3−置換2−
プロペン−1−オール類を製造するための一般的操作
(RS段階p):50mLのTHF中10ミリモルの、
表10Aまたは10Bからの適当に置換されているエス
テルから成る氷冷溶液に、N2下、トルエン中1.5M
の(i−Bu)2AlH溶液(24ミリモル)を加え
た。この溶液を1.5時間撹拌した後、2mLのMeO
Hで分解した。最初に生じる泡立ちが終わった後、10
0mLの1N HCl水溶液を加え、そしてこの混合物
を300mLのエーテルで抽出した。この有機相を続け
て水、飽和NaHCO3水溶液、そして食塩水で洗浄し
た。Na2SO4上で乾燥した後、溶媒を蒸発させ、そし
てこの粗生成物を再結晶かMPLCで精製した。
【0141】
【表19】
【0142】
【表20】
【0143】実施例17 (E)−3−〔2−(4−フルオロフェニル)−2,4,
5,6−テトラヒドロベンゾ〔6,7〕シクロヘプタ−
〔1,2−c〕ピラゾリ−3−イル〕−2−プロペン−
1−オール(CP260、RS段階q):15mLの無
水EtOH中4.23g(25ミリモル)の4−フルオ
ロフェニルヒドラジン・HClと2.13g(26ミリ
モル)のNaOAcから成る撹拌している懸濁液に、N
2下、1−ベンゾスベロン(25ミリモル、4.10g、
3.74mL)を滴下した。この混合物を3時間還流さ
せた後、室温で一晩撹拌した。濃縮後、この残渣を、水
とEt2Oとの間で分割した。この有機相を、飽和Na
HCO3水溶液そして食塩水で洗浄し、Na2SO4上で
乾燥した後、濃縮することで、オレンジ色の固体として
粗ヒドラゾンが6.68g得られた。この粗生成物を2
5mLのTHFに溶解した後、これをN2下で、−10
℃のLDA溶液〔これは、ヘキサン中1.6Mのn−B
uLi 33.7mL(52.3ミリモル)に、20mL
のTHF中7.34mL(52.3ミリモル、5.29
g)のジイソプロピルアミンを加えることで製造〕に滴
下した。この得られる暗褐色溶液を30分間撹拌した
後、5mLのTHF中の4−テトラヒドロピラニルオキ
シ−2−ブテン酸メチル(Harnish,W.;Mo
rera,E.;Ortar,G.、J.Org.Che
m.、1985、50、1990−2)溶液で処理し
た。1.5時間後、この冷溶液に3NのHCl水溶液4
2mLを加えた後、これを15分間還流させた。Et2
O(150mL)を添加した後、この有機相を飽和Na
HCO3水溶液と食塩水で洗浄した。Na2SO4上で乾
燥した後、この混合物を濃縮して、12gの淡褐色液状
物が得られた。この粗残渣を、50mLのMeOH中の
0.31g(1.25ミリモル)のp−トルエンスルホン
酸ピリジニウムと一緒に、N2下で8時間還流させた。
この溶液を濃縮した後、この残渣をEt2Oと水との間
で分割した。この有機相を飽和NaHCO3水溶液と食
塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した後、濃縮して、
9.2gの褐色液状物が得られた。1:3のEtOA
c:ヘキサン使用MPLCで精製して、黄色固体が3.
35g得られ、これをEtOAc:ヘキサンから再結晶
することで、融点が127〜128℃の白色固体として
表題の化合物が3.00g(36%)得られた;1H N
MR(CDCl3、300MHz)2.15(m,2)、
2.84(m,4)、4.30(m,2)、6.16(d
t,1,J=16.5Hz)、6.44(d,1,J=1
6Hz)、7.2(複合、5)、7.50(m,2)、
8.07(m,1);IR(KBr)3300(幅広
い)、1515、1223cm-1;MS(DCI)m/
z335(ベース)、317。
【0144】分析2119FN2Oの計算値:C、75.43;H、5.73;N、8.38。 測定値:C、75.26;H、5.52;N、8.24。 実施例18 (E)−3−〔4,5−ジヒドロ−2−(4−フルオロ
フェニル)−2H−ベンズ〔g〕インダール−3−イ
ル〕−2−プロペン−1−オール(CP261、RS段
階q):15mLの無水EtOH中4.23g(26ミ
リモル)の4−フルオロフェニルヒドラジン・HClと
2.13g(26ミリモル)のNaOAcから成る撹拌
している懸濁液に、N2下、α−テトラロン(25ミリ
モル、3.65g、3.33mL)を滴下した。この混合
物を2時間還流させ、冷却した後、濃縮することで溶媒
を除去した。この残渣を、水とEt2Oとの間で分割し
た。この有機相を、飽和NaHCO3水溶液そして食塩
水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した後、濃縮すること
で、黄色固体として粗ヒドラゾンが6.21g得られ
た。この粗生成物を30mLのTHFに溶解した後、こ
れをN2下で、−10℃のLDA溶液〔これは、ヘキサ
ン中1.55Mのn−BuLi 33.0mL(51.2
ミリモル)に、10mLのTHF中の7.18mL(5
1.2ミリモル、5.18g)のジイソプロピルアミンを
加えることで製造〕に滴下した。この得られる暗褐色溶
液を30分間撹拌した後、15mLのTHF中の4−テ
トラヒドロピラニルオキシ−2−ブテン酸メチル(Ha
rnish,W.;Morera,E.;Ortar,
G.、J.Org.Chem.、1985、50、199
0−2)溶液で処理した。1.5時間後、この冷溶液に
3NのHCl水溶液42mLを加えた後、これを1時間
還流させた。Et2O(150mL)を添加した後、こ
の有機相を飽和NaHCO3水溶液と食塩水で洗浄し
た。Na2SO4上で乾燥した後、この混合物を濃縮し
て、10.2gの淡褐色液状物が得られた。この粗残渣
を、50mLのMeOH中の0.31g(1.25ミリモ
ル)のp−トルエンスルホン酸ピリジニウムと一緒に、
2下で8時間還流させた。この溶液を濃縮した後、こ
の残渣をEt2Oと水との間で分割した。この有機相を
飽和NaHCO3水溶液と食塩水で洗浄し、Na2SO4
上で乾燥した後、濃縮して、8.44gの褐色液状物が
得られた。1:3のEtOAc:ヘキサン使用MPLC
で精製して、3.03gのオフホワイト固体が得られ、
これをEtOAc:ヘキサンから再結晶することで、融
点が149〜150℃のオフホワイト固体として表題の
化合物が2.37g(37%)得られた;1H NMR
(CDCl3、300MHz)1.70(t,1,J=6
Hz)、2.91(m,2)、3.02(m,2)、4.
31(dt,2,J=1.5,4.5Hz)、6.21
(dt,1,J=16,5Hz)、6.46(dd,
1,J=1.5,16Hz)、7.18(t,2,J=
8.5Hz)、7.25(m,3)、7.48(dd,
2,J=5,8.5Hz)、7.92(m,1);IR
(KBr)3300(幅広い)、1509、1221c
-1;MS(DCI)m/z321(ベース)、30
3。
【0145】分析2017FN2Oの計算値:C、74.98;H、5.35;N、8.74。 測定値:C、74.78;H、5.33;N、8.97。 実施例19 (E)−3−〔2−(4−フルオロフェニル)−7−ベ
ンジル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾ
リ−3−イル〕−2−プロペナール(CP262、RS
段階r):15mLのベンゼン中0.84g(2.32ミ
リモル)の化合物228から成る撹拌している懸濁液
に、MnO2(30ミリモル、2.20g)を一度に加え
た。この混合物をN2下で3時間穏やかに還流させた。
冷却した後、このスラリーを、セライト床を通して濾過
し、そしてこの固体を100mLのCH2Cl2で洗浄し
た。この濾液を濃縮することで0.75gの黄色固体が
得られ、これをMPLC(1:8のEtOAc:ヘキサ
ン)で精製することで、融点が130〜131℃の淡黄
色固体として表題の化合物が0.529g(63%)得
られた;1H NMR(CDCl3、300MHz)1.
6‐2.1(複合、4)、2.6‐2.8(複合、3)、
3.10(m,1)、3.54(dd,1,J=4,1
3.5Hz)、6.48(dd,1,J=7.5,16H
z)、7.1‐7.5(複合、10)、9.52(d,
1,J=7.5Hz)、IR(KBr)1677、16
17c1512m-1;MS(DCI)m/z361(ベ
ース)、307、269、241、178。
【0146】分析2321FN2Oの計算値:C、76.65;H、5.87;N、7.77。 測定値:C、76.47;H、5.61;N、7.35。 表12Aおよび12Bに示す3−置換2−プロペナール
類を製造するための一般的操作(RS段階r):方法
A:ベンゼン(60mL)中の、表11Aもしくは11
Bまたは実施例17もしくは18からの適当に置換され
ているアルコール10ミリモルから成る撹拌している懸
濁液に、MnO2(100〜120ミリモル)を一度に
加えた。TLC分析でこの出発材料が完全に消費された
ことが示されるまで、上記混合物をN2下で穏やかに還
流させた。冷却した後、このスラリーを、セライト床を
通して濾過し、そしてこの黒色固体を250mLのCH
2Cl2で洗浄した。この濾液を濃縮した後、この粗生成
物をMPLCもしくは再結晶で精製した。
【0147】方法B:100mLのCH2Cl2中120
ミリモルのピリジンから成る氷冷溶液に、N2下で、C
rO3(60ミリモル)を数回に分けて加えた。この混
合物を室温で15分間撹拌した後、再び0℃に冷却し
た。表11Aまたは11Bからの適当に置換されている
アルコールを、最小量のCH2Cl2に溶解した後、滴下
するか、或は固体の場合5〜10回に分けて、30分間
で加える。このスラリーを0℃で30〜45分間撹拌し
た後、TLC分析でこの反応が完了したことが示される
まで、室温で撹拌する。Et2O(200mL)を加え
た後、デカンテーションで、セライト床を通してタール
状残渣から溶媒を取り出した。この残渣を、Et2Oの
一部100mLと一緒に2回音波処理し、これもまたセ
ライトを通してデカンテーションした。この濾液を一緒
にし、続けて100mLの1N HCl水溶液、100
mLの水、1回100mLの飽和NaHCO3水溶液で
2回、そして食塩水で洗浄した。このエーテル溶液を乾
燥(Na2SO4)し、濃縮した後、MPLCもしくは再
結晶で精製した。
【0148】
【表21】
【0149】
【表22】
【0150】実施例20 (E)−(3RS,5SR)−7−〔7−ベンジル−2
−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−2H−インダゾリ−3−イル〕−3,5−ジヒド
ロキシ−6−ヘプテン酸メチル(CP47、RS段階
s):10mLのTHF中0.220g(9.16ミリモ
ル)の油無しNaHから成る撹拌している懸濁液に、N
2下、10mLのTHF中1.11mLのアセト酢酸エチ
ル(8.72ミリモル、1.13g)から成る溶液を滴下
した。この混合物を30分間撹拌した後、氷/アセトン
浴中で−10℃に冷却した。ヘキサン中のn−BuLi
(1.6M、8.72ミリモル、5.45mL)をゆっく
りと加えることで、淡黄色の溶液が得られた。30分
後、25mLのTHF中2.86g(7.93ミリモル)
の化合物262から成る溶液を加え、そしてこの得られ
る黄色溶液を45分間撹拌した。飽和NH4Cl(50
mL)を加えた後、この混合物を100mLのEt2
で抽出した。この有機溶液を食塩水で洗浄し、Na2
4上で乾燥した後、濃縮することで、オレンジ色の油
状物として粗ヒドロキシケトエステルが3.84g得ら
れた。
【0151】この粗中間体を、8mLのMeOHと25
mLのTHFに溶解した。THF中1.0MのEt3B溶
液(8.60ミリモル、8.60mL)を加えた後、この
溶液にシリンジを通して20mLの空気をバブリングし
た。この溶液をN2下で2時間撹拌した後、−78℃に
冷却した。NaBH4(8.60ミリモル、0.33g)
を一度に加えた。この混合物をゆっくりと室温に温めた
後、一晩撹拌した。飽和NH4Cl(100mL)を加
えた後、この混合物を150mLのEt2Oで抽出し
た。この有機溶液を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾
燥した後、濃縮することで、油状物が得られ、これを5
0mLのMeOHに溶解した後、空気下で一晩激しく撹
拌した。この溶液を濃縮して3.86gの黄色油状物が
得られた。2:3のEtOAc:ヘキサン使用MPLC
で精製して、白色泡状物として表題の化合物が1.83
g(47%)得られた;1H NMR(CDCl3、30
0MHz)1.27(t,3,J=7Hz)、1.3‐
2.0(複合、6)、2.48(d,2,J=6Hz)、
2.60(m,3)、3.03(m,1)、3.55
(m,1)、3.63(s,1)、3.78(s,1)、
4.17(q,2,J=7Hz)、4.30(m,1)、
4.50(m,1)、6.00(dd,1,J=6,16
Hz)、6.44(d,1,J=16Hz)、7.1‐
7.5(複合、9);13C NMR(CDCl3、75M
Hz)14.2、21.6、22.8、27.8、36.
2、40.7、41.5、42.7、60.9、68.4、
72.5、115.7、116.0(JC-F=23Hz)、
117.9、125.9、127.3(JC-F=8Hz)、
128.2、129.3、135.0、135.4、13
6.2、140.6、153.3、161.8(JC-F=2
47Hz)、172.5;IR(KBr)3400(幅
広い)、1732、1514cm-1;MS(DCI)m
/z493、457、401、333、241、91
(ベース)。
【0152】分析2933FN24の 計算値:C、70.71;H、6.75;N、5.69。
【0153】 測定値:C、70.90;H、7.04;N、5.67。
【0154】表13Aおよび13Bに示す7−置換
(E)−(3RS,5SR)−3,5−ジヒドロキシ−6
−ヘプテノエート類を製造するための一般的操作(RS
段階s):15mLのTHF中11.5ミリモルの油無
しNaHから成る撹拌している懸濁液に、N2下、10
mLのTHF中11ミリモルのアセト酢酸エチルから成
る溶液を滴下した。この混合物を30分間撹拌した後、
氷/アセトン浴中で−10℃に冷却した。ヘキサン中の
n−BuLi(1.6Mの溶液11ミリモル)をゆっく
りと加えることで、淡黄色の溶液が得られた。30分
後、30mLのTHF中10ミリモルの、表12Aまた
は12Bからの適当に置換されているアルデヒドから成
る溶液を加え、そしてこの得られる黄色溶液を約1時間
撹拌した。飽和NH4Cl水溶液(75mL)を加えた
後、この混合物を150mLのEt2Oで抽出した。こ
の有機溶液を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した
後、濃縮することで、粗ヒドロキシケトエステルが得ら
れ、これを精製無しに用いた。
【0155】この粗中間体を、10mLのMeOHと3
0mLのTHFに溶解した。THF中1.0MのEt3
溶液(11ミリモル)を加えた後、この溶液にシリンジ
を通して20mLの空気をバブリングした。この溶液を
2下で2時間撹拌した後、−78℃に冷却した。Na
BH4(11ミリモル)を一度に加え、いくらかの気体
発生が生じた。この混合物をゆっくりと室温に温めた
後、一晩撹拌した。飽和NH4Cl水溶液(150m
L)を加えた後、この混合物を200mLのEt2Oで
抽出した。この有機溶液を食塩水で洗浄し、Na2SO4
上で乾燥した後、濃縮した。過剰のEt3Bの臭気を有
するこの残渣を、次に、MeOHに溶解した後、TLC
分析で上記ホウ素中間体が完全に所望生成物に変換した
ことが示されるまで(4〜24時間)、空気中で激しく
撹拌した。ロータリーエバポレーターでMeOHを除去
した後、この粗材料をMPLCで精製した。
【0156】
【表23】
【0157】
【表24】
【0158】実施例21 (E)−(4RS,6SR)−6−〔2−〔7−ベンジ
ル−2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−2H−インダゾリ−3−イル〕エテニル〕
−4−ヒドロキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H
−ピラン−2−オン(CP79、RS段階w):15m
Lのメタノール中0.500g(1.02ミリモル)の化
合物47から成る氷冷溶液に、0.25NのNaOH水
溶液の一部5.0mL(1.25ミリモル)をゆっくりと
加えた。15分後、この溶液を室温に温め、そして1時
間撹拌した。この溶液をロータリーエバポレーターで蒸
発乾固した後、50mLの水と100mLのCH2Cl2
に混合した。この混合物を1NのHCl水溶液で酸性に
してpHを2〜3にした。この水層を50mLのCH2
Cl2で抽出した後、これらの有機層を一緒にして、食
塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した後、濃縮した。
この粗ジヒドロキシ酸(0.49g)を12mLのCH2
Cl2に溶解した後、氷浴中で冷却した。メソ−p−ト
ルエンスルホン酸1−シクロヘキシル−3−(2−モル
ホリノエチル)カルボジイミド(1.07ミリモル、0.
455g)を一度に加えた後、この混合物をゆっくりと
室温に温め、そして一晩撹拌した。EtOAc(100
mL)を加えた後、白色固体を吸引濾過で除去した。こ
の固体を更にEtOAcで洗浄した後、これらの濾液を
一緒にして、水そして食塩水で洗浄し、そして乾燥(N
2SO4)した。この溶液を濃縮することで、0.60
gの粗生成物が得られ、これをMPLC(1:1のEt
OAc:ヘキサン)で精製することで、融点が185〜
187℃の白色固体として表題の化合物が0.29g
(64%)得られた;1H NMR(CDCl3、300
MHz)1.4‐2.1(複合、6)、2.21(d,
1,J=2.5 Hz)、2.62(m,4)、2.74
(dd,1,J=4.5,18Hz)、3.06(m,
1)、3.53(dt,1,J=13.5,3.5)、4.
40(m,1)、5.25(m,1)、6.01(dd,
1,J=6.5,16Hz)、6.49(d,1,J=1
6Hz)、7.1‐7.5(複合、9);IR(KBr)
3300(幅広い)、1741、1513cm-1;MS
(DCI)m/z447、429、385(ベース)、
359。
【0159】分析2727FN23の 計算値:C、72.63;H、6.09;N、6.27。
【0160】 測定値:C、72.61;H、6.10;N、5.97。
【0161】表14に示す6−置換(E)−(4RS,
6SR)−4−ヒドロキシ−3,4,5,6−テトラヒド
ロ−2H−ピラン−2−オン類を製造するための一般的
操作(RS段階w):メタノール(15mL)中の、表
8、13Aまたは13Bからの適当に置換されているエ
ステル1.02ミリモルから成る氷冷溶液に、0.25N
のNaOH水溶液の一部5.0mL(1.25ミリモ
ル)をゆっくりと加えた。15分後、この溶液を室温に
温め、そして1時間撹拌した。この溶液をロータリーエ
バポレーターで濃縮乾固した後、50mLの水と100
mLのCH2Cl2に混合した。この混合物を1NのHC
l水溶液で酸性にしてpHを2〜3にした。この水層を
50mLのCH2Cl2で抽出した後、これらの有機層を
一緒にして、食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した
後、濃縮した。この粗ジヒドロキシ酸を12mLのCH
2Cl2に溶解した後、氷浴中で冷却した。メソ−p−ト
ルエンスルホン酸1−シクロヘキシル−3−(2−モル
ホリノエチル)カルボジイミド(1.1ミリモル)を一
度に加えた後、この混合物をゆっくりと室温に温め、そ
して一晩撹拌した。EtOAc(100mL)を加えた
後、白色固体を吸引濾過で除去した。この固体を更にE
tOAcで洗浄した後、これらの濾液を一緒にして、水
そして食塩水で洗浄し、そして乾燥(Na2SO4)し
た。この溶液を濃縮した後、この粗生成物をMPLCで
精製した。
【0162】
【表25】
【0163】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0164】1.式I
【0165】
【化16】
【0166】〔式中、R1は、H、アルキル、アリール
または置換アリールのいずれか1つから選択され、R2
は、H、アルキル、アリール、置換アリール、アラルキ
ル、置換アラルキル、アラルケニル、またはシクロアル
キルのいずれか1つから選択され、R3は、Hである
か、或はR2およびR3は、一緒になって、ベンゾもしく
はナフト環系を形成していてもよく、Yは、アルキルま
たはアルケニルであり、Zは、
【0167】
【化17】
【0168】または
【0169】
【化18】
【0170】のいずれか1つから選択され、R4は、
H、アルキル、式HN(R5)3 +(ここで、R5は、Hま
たはアルキルのいずれか1つである)、またはカチオン
のいずれか1つから選択され、n=0〜3であり、そし
てp=0〜3である〕を有する化合物およびそれらの薬
学的に許容される酸の塩類。
【0171】2.R1が置換アリールであり、YがCH
=CHであり、n=1であり、p=0であり、そしてZ
【0172】
【化19】
【0173】である第1項の化合物。
【0174】3.R1がハロゲンで置換されている第2
項の化合物。
【0175】4.該ハロゲンがフルオロである第3項の
化合物。
【0176】5.R4がカチオンである第4項の化合
物。
【0177】6.該カチオンがNa+、K+、Li+、C
+2またはMg+2のいずれか1つから選択される第5項
の化合物。
【0178】7.R1が置換アリールであり、YがCH
=CHであり、n=1であり、p=0であり、そしてZ
【0179】
【化20】
【0180】である第1項の化合物。
【0181】8.R1がハロゲンで置換されている第7
項の化合物。
【0182】9.該ハロゲンがフルオロである第8項の
化合物。
【0183】10.該化合物が(E)−(3RS,5S
R)−7−〔7−〔1,1′−ビフェニル−4−イル)
メチル〕−2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,
7−テトラヒドロ−2H−インダゾリ−3−イル〕−
3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸・ナトリウム塩
である第1項の化合物。
【0184】11.該化合物が(E)−(3RS,5S
R)−7−〔2−(4−フルオロフェニル)−7−
〔(2−ナフチル)メチル〕−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−2H−インダゾリ−3−イル〕−3,5−ジヒド
ロキシ−6−ヘプテン酸・ナトリウム塩である第1項の
化合物。
【0185】12.該化合物が(E)−(3RS,5S
R)−7−〔7−(4−t−ブチルベンジル)−2−
(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラヒド
ロ−2H−インダゾリ−3−イル〕−3,5−ジヒドロ
キシ−6−ヘプテン酸・ナトリウム塩である第1項の化
合物。
【0186】13.該化合物が(E)−(4RS,6S
R)−6−〔2−〔7−(4−t−ブチルベンジル)−
2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−2H−インダゾリ−3−イル〕エテニル〕−4
−ヒドロキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−2−オンである第1項の化合物。
【0187】14.薬学的に許容される担体と組み合わ
せた第1項の化合物から成りそしてこの化合物がコレス
テロールの生合成を阻害するに充分な量で存在している
薬学組成物。
【0188】15.コレステロールの生合成を阻害する
に充分な量の第1項の化合物もしくはそれらの混合物を
患者に投与することから成る、コレステロールの生合成
を阻害する方法。
【0189】16.式X
【0190】
【化21】
【0191】〔式中、R1は、H、アルキル、アリール
または置換アリールのいずれか1つから選択され、R2
は、アルキル、アリール、置換アリール、アラルキル、
置換アラルキル、アラルケニル、またはシクロアルキル
のいずれか1つから選択され、R3は、Hであるか、或
はR2およびR3は、一緒になって、ベンゾもしくはナフ
ト環系を形成していてもよく、n=0〜3であり、そし
てp=0〜3である〕を有する化合物およびそれらの薬
学的に許容される酸の塩類。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 231/56 C07D 231/56 A 405/06 405/06 // C12N 9/99 C12N 9/99 (C07D 405/06 231:00 309:00) (72)発明者 マイケル・ポール・ワチター アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 08804ブルームズバリイ・ピーオーボツ クス362・ノースストリート52 (56)参考文献 米国特許4851425(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 231/54 - 231/56 A61K 31/416 C07D 405/06 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 〔式中、 R1は、H、アルキル、アリールまたは置換アリールの
    いずれか1つから選択され、 R2は、H、アルキル、アリール、置換アリール、アラ
    ルキル、置換アラルキル、アラルケニル、またはシクロ
    アルキルのいずれか1つから選択され、 R3は、Hであるか、或はR2およびR3は、一緒になっ
    て、ベンゾもしくはナフト環系を形成していてもよく、 Yは、アルキルまたはアルケニルであり、 Zは、 【化2】 または 【化3】 のいずれか1つから選択され、 R4は、H、アルキル、式HN(R53 +(ここで、R5
    は、Hまたはアルキルのいずれか1つである)のプロト
    ン化されたアミン、またはカチオンのいずれか1つから
    選択され、 n=0〜3であり、そしてp=0〜3である〕を有する
    化合物またはそれらの薬学的に許容される酸の塩類。
  2. 【請求項2】 薬学的に許容される担体と組み合わせた
    請求項1の化合物から成りそしてこの化合物がコレステ
    ロールの生合成を阻害するに充分な量で存在している薬
    学組成物。
  3. 【請求項3】 式X 【化4】 〔式中、 R1は、H、アルキル、アリールまたは置換アリールの
    いずれか1つから選択され、 R2は、アルキル、アリール、置換アリール、アラルキ
    ル、置換アラルキル、アラルケニル、またはシクロアル
    キルのいずれか1つから選択され、 R3は、Hであるか、或はR2およびR3は、一緒になっ
    て、ベンゾもしくはナフト環系を形成していてもよく、 n=0〜3であり、そしてp=0〜3である〕を有する
    化合物またはそれらの薬学的に許容される酸の塩類。
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