JP3099925U - 発光傘 - Google Patents

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Abstract

【課題】
 本考案は、発光素子の点灯、高速点滅、間歇点滅のいずれかを選択することができる発光傘を提供する。
【解決手段】
 本考案の発光傘は、ロッド部1の先端に設けられ、透光性の材料で形成された石突4と、石突4の内部に設けられた発光素子5と、発光素子5と電線1aを介して電気的に接続される電源7とを備え、発光素子5を長い間隔で点滅させる間歇点滅モード、発光素子を短い間隔で点滅させる高速点滅モード、発光素子を常時点灯させる点灯モード及び発光素子を消灯させる消灯モードに動作させる制御部9と、制御部9により行われる各モードの動作を切り換える押圧スイッチ10とを有する。
【選択図】 図1

Description

 本考案は発光傘に関し、特に、石突の内部に発光素子を備えた発光傘に関する。
 一般に、雨が降っている夜間時は昼間時に比べ視界が悪くなるため、例えば自動車等の運転手が、傘をさして歩道等を歩いている歩行者を確認しずらくなり、最悪の場合には交通事故の原因になる場合もあった。
 そこで、傘の先端部である石突の内部に発光ダイオード(LED)等の発光素子を備えた発光傘が、例えば、特開2003−204815号公報に提案されている。
 この従来の発光傘は、傘のハンドル部に電池を内蔵させ、石突内の発光素子を点灯又は点滅させるように構成することにより、点灯又は点滅する光を遠方からでも容易に視覚することができるので、交通安全に役立つ。
特開2003−204815号公報
 しかし、従来の発光傘では、発光素子の点灯又は点滅のいずれかの動作だけ行われるものであった。また、点滅動作を行う発光傘では、点滅間隔の短い高速点滅と点滅間隔の長い間歇点滅を選択できるものは存在しなかった。
 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、発光素子の点灯、高速点滅、間歇点滅のいずれかを選択することができる発光傘を提供することを目的とする。
 本考案の発光傘は、ロッド部の先端に設けられ、透光性の材料で形成された石突と、前記石突の内部に設けられた発光素子と、前記発光素子と電線を介して電気的に接続される電源とを備えた発光傘において、前記発光素子を長い間隔で点滅させる間歇点滅モード、前記発光素子を短い間隔で点滅させる高速点滅モード、前記発光素子を常時点灯させる点灯モード及び前記発光素子を消灯させる消灯モードに動作させる制御手段と、前記制御手段により行われる各モードの動作を切り換える切換手段とを有することを特徴とするものである。
 前記切換手段は、例えば押圧する毎に前記各モードを順次切り換える押圧スイッチである。
 前記発光素子は、例えば発光ダイオードである。
 本考案の発光傘によれば、石突内の発光素子の発光状態として、間歇点滅モード、高速点滅モード、点灯モードを適宜選択できるので、従来の発光傘に比べ、運転手等の第三者に対して注意や警告をより促すことができる。
 また、複数のモードを適宜選択できるので、電飾的な美感をもった装飾性のあるファッショナブルな発光傘を提供できる。
 以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
 図1は、本考案の実施例に係る発光傘の構成を正面図、図2は、キャップ部を示す側面断面図、図3(A)は本考案の実施例に係る発光傘の回路構成を示す説明図、(B)及び(C)は切換手段としての他のスイッチの例を示す説明図である。
 図1に示すように、本考案の実施例に係る発光傘は、中空の金属又は樹脂等で形成された傘軸となるロッド部1(柄)と、ロッド部1の先端に形成された支持部2と、支持部2に枢着された複数の傘骨(図示せず)に取り付けられた開閉可能なシート部3と、支持部2に設けられ、透光性の材料で形成された石突4と、石突4の内部に設けられた発光素子5と、ロッド部1の基端に設けられたハンドル部6と、ハンドル部6内に収納される電池等の電源7とを備えている。
 発光素子5は、例えば発光ダイオード(LED)が用いられるが、これに限定されるものではない。
 発光素子5は、ロッド部1内を貫通する電線1aを介して電源7と電気的に接続されている。
 ハンドル部6内には、電源7となる電池を収納する電池収納部6aが形成されている。また、ハンドル部6の基端部にはキャップ部8が着脱自在に取り付けられ、キャップ部8をハンドル部6から取り外すことにより、電源7となる電池の挿入や交換を行うことができる。図2に示すようにキャップ部8の先端部は断面略コ字状に形成され、その中央部には電源7を収納方向に付勢するためのスプリング8aが取り付けられている。
 ハンドル部6内には制御部9及び押圧スイッチ10(切換手段)が設けられている。図3(A)に示すように、制御部9は、発光素子5を長い間隔で点滅させる間歇点滅モード、発光素子5を短い間隔で点滅させる高速点滅モード、発光素子5を常時点灯させる点灯モード及び発光素子5を消灯させる消灯モードに動作させる。押圧スイッチ10は、制御部9により行われる各モードの動作を切り換える。
 押圧スイッチ10は、押圧する毎に順次各モードを切り換えることができる。例えば、押圧スイッチ10を押さない初期状態の場合には、消灯モードのままであり、押圧スイッチ10を1回押すと、間歇点滅モードに切り換わり、さらに1回押すと、高速点滅モードに切り換わり、さらに1回押すと、点灯モードに切り換わり、さらに1回押すと消灯モードに戻り、以下これを繰り返す。押圧スイッチ10を用いることにより片手で操作できるので、操作性が良好となる。
 なお、切り換わる各モードの順番はこれに限定されることはなく、任意に設定変更できる。
 また、押圧スイッチ10の代わりに、図3(B)に示すように回転スライド式スイッチ11を用いたり、図3(C)に示すように各モードに対応した押ボタン12aを備えたボタン式スイッチ12を設けてもよい。
 本考案の実施例に係る発光傘によれば、石突4内の発光素子5の発光状態として、間歇点滅モード、高速点滅モード、点灯モードを適宜選択できるので、従来の発光傘に比べ、運転手等の第三者に対して注意や警告をより促すことができる。
 また、複数のモードを適宜選択できるので、電飾的な美感をもった装飾性のあるファッショナブルな発光傘を提供できる。
 本考案は、上記実施の形態に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。例えば、電源7として充電池を用いてもよい。また、本考案の発光傘は、通常の長傘の他に自動開閉傘、折り畳み傘等いかなる種類の傘にも適用可能である。
 石突4内の発光素子5の発光状態として、間歇点滅モード、高速点滅モード、点灯モードを適宜選択できるので、運転手等の第三者に対して注意や警告をより促すことができる発光傘として産業上利用できる。
本考案の実施例に係る発光傘の構成を正面図である。
キャップ部を示す側面断面図である。
(A)は本考案の実施例に係る発光傘の回路構成を示す説明図、(B)及び(C)は切換手段としての他のスイッチの例を示す説明図である。
符号の説明
 1:ロッド部
 2:支持部
 3:シート部
 4:石突
 5:発光素子
 6:ハンドル部
 7:電源
 8:キャップ部
 9:制御部
10:押圧スイッチ
11:回転スライド式スイッチ
12:ボタン式スイッチ

Claims (3)

  1.  ロッド部の先端に設けられ、透光性の材料で形成された石突と、前記石突の内部に設けられた発光素子と、前記発光素子と電線を介して電気的に接続される電源とを備えた発光傘において、
     前記発光素子を長い間隔で点滅させる間歇点滅モード、前記発光素子を短い間隔で点滅させる高速点滅モード、前記発光素子を常時点灯させる点灯モード及び前記発光素子を消灯させる消灯モードに動作させる制御手段と、
     前記制御手段により行われる各モードの動作を切り換える切換手段と、
     を有することを特徴とする発光傘。
  2.  前記切換手段は、押圧する毎に前記各モードを順次切り換える押圧スイッチであることを特徴とする請求項1に記載の発光傘。
  3.  前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光傘。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015039513A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 三菱電機株式会社 傘の個人認証システム

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