JP3223754U - セフティスポットライト - Google Patents
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Abstract
【課題】高い輝度で、かつ、発光が動くようにすることで、自分の存在を広範囲に知らせることができ、交通などの安全性の向上に寄与できる発光器具を提供する。【解決手段】発光器100の裏面側にクリップ200が設けられている。発光器は、光を半球方向に分散するドーム状のカバー102内にLED104が設けられている。LEDには、電池108が通電制御回路110を介して接続されている。スイッチ106は通電制御回路に接続されており、スイッチが連動するドームカバーを押す度に、LEDが、点灯→点滅→消灯→点灯を繰り返すように通電制御が行われる。クリップは、略コ字状の板バネ202の先端に押圧板204、206が設けられ、押圧板を押し開くことで靴の踵部分やカバン等に取り付けられる。【選択図】図1
Description
本考案は、交通安全用の発光器具であるセフティスポットライトに関し、歩行者や自転車の特に夜間における安全確保に好適な発光器具の改良に関する。
従来の交通安全を目的とした発光器具としては、例えば、下記特許文献1記載の「交通安全兼防犯ブザー」がある。これは、暗い夜道での歩行者や自転車などでの走行者の交通安全にも寄与し得る交通安全兼防犯ブザーを提供することを目的としており、ブザー本体に、反射発光機能を付与した吊り下げ用の紐状体を取り付けるとともに、ブザー本体の表面にも反射発光機能を付与した構成となっている。
ところで、上述した背景技術は、反射発光機能を利用しているが、これは、外部から光が入射しないと発光しないため、輝度が低くなりがちである。より安全性を高めるためには、自ら発光するほうが好ましい。また、単に発光するのみならず、発光体が動くと、より注意を引き付けることができて好都合である。
本考案は、以上の点に着目したもので、その目的は、高い輝度で、かつ、発光が動くようにすることで、自分の存在を広範囲に知らせることができ、交通などの安全性の向上に寄与できる発光器具を提供することである。
本考案は、光を出力して自分の存在を知らせるための発光器具であって、該発光器具は、発光器と取付手段とを備えており、前記発光器は、自発光式の発光体,この発光体の外側に設けられており、光を多方向に分散して出力する光分散器,前記発光体に対して発光用の電力を供給する電池,を備えていることを特徴とする。
主要な形態の一つによれば、前記取付手段が、前記発光器を靴の踵部分に取り付けるためのクリップであることを特徴とする。他の形態によれば、前記発光器がLEDであり、前記光分散器が、前記LEDを包むドーム状のカバーであることを特徴とする。あるいは、前記ドーム状のカバーが、前記電池から前記発光器への通電のスイッチを兼用することを特徴とする。
更に他の形態によれば、前記発光器の発光態様を変更する通電制御回路を備えたことを特徴とする。更には、衝撃を検知する衝撃センサ及び/又は外光を検知する光センサを備えており、それらセンサの検知結果に応じて、前記通電制御回路により前記発光器の発光態様を変更することを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本考案によれば、直接もしくは間接的に身に付けることができるケースに、自発光式の発光器と、この発光器の光を多方向に分散して出力する光分散器を設けることとしたので、見つけた歩行者等が自分の存在を広範囲に知らせることができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
図1(A)には、本実施例のセフティスポットライト10の外観が示されており、発光器100にクリップ200が設けられた構造となっている。これらのうち、発光器100は、同図(B)に示すように、ドーム状のカバー102内に、LED(発光ダイオード)104が設けられた構造となっている。すなわち、LED104をドームカバー102で包むようになっており、ドームカバー102がLED104に対する通電のスイッチ106として機能するようになっている。ドームカバー102は、LED104から出力された光を半球方向に分散して出力する光分散器としての機能も備えている。このため、LED104が点灯すると、ドームカバー102が全体として光るようになり、いわゆる周囲180度の方向に光が放射されるようになっている。ドームカバー102は、バネ手段(図示せず)で突出方向に付勢されており、バネ力に抗して押した後は戻るようになっている。
LED104には、電池108が通電制御回路110を介して接続されている。スイッチ106は前記通電制御回路110に接続されており、スイッチ106,すなわちドームカバー102を押す度に、LED104が、点灯→点滅→消灯→点灯を繰り返すように通電制御が行われるようになっている。なお、発光態様としては、
a,点灯→消灯の繰り返し,
b,点灯→点滅→より速い点滅→消灯の繰り返し,
c,点灯→より強い光による点灯→消灯の繰り返し,
など、各種考えられる。
a,点灯→消灯の繰り返し,
b,点灯→点滅→より速い点滅→消灯の繰り返し,
c,点灯→より強い光による点灯→消灯の繰り返し,
など、各種考えられる。
図2には、その様子が示されている。同図(A)は、発光器100が点灯していない消灯した状態を示している。この状態からドームカバー102を押すと、同図(B)に示すようにドームカバー102が発光する。次に、この状態からドームカバー102を押すと、同図(C)に示すようにドームカバー102が点滅する。更に、この状態からドームカバー102を押すと、同図(A)の消灯状態となる。なお、ドームカバー102の外周にベゼルを設け、これを回転することで、発光,点滅などのスイッチング動作を行うようにしてもよい。
次に、クリップ200は、同図(C)に示すように、略コ字状の板バネ202を備えており、その先端に押圧板204,206が設けられている。押圧板204,206の内側には、必要に応じて凹凸が設けられる。押圧板204,206を押し開くことで板バネ202が作用し、押圧板204,206の間に対象物が挟み込まれるようになっている。押圧板204は、発光器100の裏面側に取り付けられている。なお、発光器100の裏面側の蓋を、押圧板204で兼用するようにしてもよい。
次に、図3も参照しながら、本実施例の作用を説明する。同図(A)は、靴300の踵の部分をクリップ200で挟み込んで、発光器100を取り付けた例である。このようにすることで、同図(B)に示すように、発光器100の光が後方に放出される。歩行時やマラソン時に使用することで、足の動きに合わせて発光器100の位置が変化する。このため、歩行者やマラソンランナーの存在を、自動車やバイクに対して良好に知らせることができる。発光器100を点滅させると、より注意を惹くことができる。
このように、本実施例によれば、次のような効果が得られる。
a,LEDによる自発光式のため、輝度が高く明るい。
b,光が半球方向に出力されるので、多方向から歩行者等がいることを視認することができる。
c,クリップで挟むことで簡単に装着できるので、極めて使い勝手がよい。
d,使用者が直接身に付けることで、歩行時でも、自転車に乗っているときでも、発光により存在を知らせることができる。
a,LEDによる自発光式のため、輝度が高く明るい。
b,光が半球方向に出力されるので、多方向から歩行者等がいることを視認することができる。
c,クリップで挟むことで簡単に装着できるので、極めて使い勝手がよい。
d,使用者が直接身に付けることで、歩行時でも、自転車に乗っているときでも、発光により存在を知らせることができる。
<他の実施例>……本考案には数多くの実施例があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。
(1)図3(C)に示すように、犬などの動物の首輪などにセフティスポットライト10を取り付けるようにしてもよい。また、同図(D)に示すように、カバンなどにセフティスポットライト10を取り付けてもよい。
(2)前記実施例では、発光器としてLEDを用いたが、LED以外の発光デバイスを用いてもよい。また、LEDとして、マルチカラーに対応する調色可能なものを使用すれば、
a,使用者の好みに応じて発光色を変更する。
b,連続発光時と点滅発光時で発光色を変更する。
といったことが可能となる。
(3)衝撃センサないしショックセンサを付加し、強い衝撃を検知したときは、昼夜を問わず、自動的に点滅発光するようにしてもよい。また、太陽光を光センサで検知し、暗くなったときは自動的に点灯するようにしてもよい。
(4)前記実施例では、板バネによるクリップによってセフティスポットライト10の取り付けを行ったが、他に、安全ピンや磁石など、各種の手段を用いてよい。
(5)前記実施例では、ドームカバーを押すとスイッチが入るようにしたが、スイッチを別途ケースなどに設けるようにしてもよい。
(6)ドームカバーの形状としては、上述した略半球状に限定されるものではなく、光が多方向に出力されるような各種の形状としてよい。
(1)図3(C)に示すように、犬などの動物の首輪などにセフティスポットライト10を取り付けるようにしてもよい。また、同図(D)に示すように、カバンなどにセフティスポットライト10を取り付けてもよい。
(2)前記実施例では、発光器としてLEDを用いたが、LED以外の発光デバイスを用いてもよい。また、LEDとして、マルチカラーに対応する調色可能なものを使用すれば、
a,使用者の好みに応じて発光色を変更する。
b,連続発光時と点滅発光時で発光色を変更する。
といったことが可能となる。
(3)衝撃センサないしショックセンサを付加し、強い衝撃を検知したときは、昼夜を問わず、自動的に点滅発光するようにしてもよい。また、太陽光を光センサで検知し、暗くなったときは自動的に点灯するようにしてもよい。
(4)前記実施例では、板バネによるクリップによってセフティスポットライト10の取り付けを行ったが、他に、安全ピンや磁石など、各種の手段を用いてよい。
(5)前記実施例では、ドームカバーを押すとスイッチが入るようにしたが、スイッチを別途ケースなどに設けるようにしてもよい。
(6)ドームカバーの形状としては、上述した略半球状に限定されるものではなく、光が多方向に出力されるような各種の形状としてよい。
本考案によれば、直接もしくは間接的に身に付けることができるケースに、自発光式の発光器と、この発光器の光を多方向に分散して出力する光分散器を設けることとしたので、見つけた歩行者等が自分の存在を広範囲に知らせることができ、安全性の向上に寄与できる。
10:セフティスポットライト
100:発光器
102:ドームカバー
104:LED
106:スイッチ
108:電池
110:通電制御回路
200:クリップ
202:板バネ
204,206:押圧板
300:靴
100:発光器
102:ドームカバー
104:LED
106:スイッチ
108:電池
110:通電制御回路
200:クリップ
202:板バネ
204,206:押圧板
300:靴
Claims (6)
- 光を出力して自分の存在を知らせるための発光器具であって、
該発光器具は、発光器と取付手段とを備えており、
前記発光器は、
自発光式の発光体,
この発光体の外側に設けられており、光を多方向に分散して出力する光分散器,
前記発光体に対して発光用の電力を供給する電池,
を備えていることを特徴とする発光器具。 - 前記取付手段が、前記発光器を靴の踵部分に取り付けるためのクリップであることを特徴とする請求項1記載の発光器具。
- 前記発光器がLEDであり、前記光分散器が、前記LEDを包むドーム状のカバーであることを特徴とする請求項1又は2記載の発光器具。
- 前記ドーム状のカバーが、前記電池から前記発光器への通電のスイッチを兼用することを特徴とする請求項3記載の発光器具。
- 前記発光器の発光態様を変更する通電制御回路を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光器具。
- 衝撃を検知する衝撃センサ及び/又は外光を検知する光センサを備えており、それらセンサの検知結果に応じて、前記通電制御回路により前記発光器の発光態様を変更することを特徴とする請求項5記載の発光器具。
Priority Applications (1)
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JP2019003086U JP3223754U (ja) | 2019-08-17 | 2019-08-17 | セフティスポットライト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3223754U true JP3223754U (ja) | 2019-10-31 |
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2019
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