JPH09168415A - 発光傘及び製造方法 - Google Patents

発光傘及び製造方法

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Publication number
JPH09168415A
JPH09168415A JP35340095A JP35340095A JPH09168415A JP H09168415 A JPH09168415 A JP H09168415A JP 35340095 A JP35340095 A JP 35340095A JP 35340095 A JP35340095 A JP 35340095A JP H09168415 A JPH09168415 A JP H09168415A
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JP
Japan
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led
blinking
umbrella
bone
lead wire
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Application number
JP35340095A
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English (en)
Inventor
Kozo Oshio
宏三 大塩
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OYABU NOBUHITO
PENIIWAIZU KK
Original Assignee
OYABU NOBUHITO
PENIIWAIZU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 骨に添設する各LEDを点滅して発光させ、
安全性及び装飾性のある発光傘を提供する。 【解決手段】 傘を構成する骨3に沿って配線するリー
ド線9の少なくとも1か所にLED7を設け、該リード
線9を骨3沿いと支柱4内、又は骨3沿いのみに通して
配線し、該各リード線9と回路接続する電源電池8と切
り換え開閉器10と点滅回路11を、それぞれ握り5又
は石突き12に設け、切り換え開閉器10によって各L
ED7を「消灯」「連続点灯」「点滅発光」のいずれか
に切り換えて発光させる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨の夜に安全に歩
行できる発光傘と製造方法に関する。
【従来の技術】雨の夜、傘をさして歩いていると傘によ
って視界が狭くなり、周りが見えにくく自動車等の接近
するのが気がつかず非常に危険な場合がある。特に前方
から風が吹いている場合には、傘を前方に傾けることが
余儀なくされ、前方の対向車が見えなくなり非常に危険
である。また自動車側においても、雨の日は視界が悪い
上にフロントガラスがくもりやすく、前方がよく見えな
くなって、特に傘をさした歩行者が黒っぽい服装で黒っ
ぽい傘をさしていれば、発見するのがとても容易でなく
非常に危険になる場合がある。そこで傘の骨の先端にL
ED(発光ダイオード)を設け、傘の柄(把手)部分に
電池を内蔵させ、前記LEDを点灯させる公知発明とし
て実開平1−170120号公報、実開平2−5962
0号公報、特開平4−5906号公報などが出願されて
おり、点滅させる公知発明として実開昭60−6902
2号公報、特開昭60−45302号公報、実開平1−
117213号公報(点灯又は点滅のいずれのみ)など
が出願されている。ここでこれらの公知発明において、
実際に実施した場合には自動車の運転者はその点灯又は
点滅する光を遠方より容易に視覚することができ、前述
の問題に対してある程度効果を発揮することが、本発明
者の試行実験によっても確かめられた。しかしながら本
発明者はその試行実験の過程で、前記公知発明にはさら
に改良の余地があり、改良を加えることでよりいっそう
の安全面と装飾面における効果を発揮できることを見い
だした。すなわち前記公知発明においては、各LEDは
開閉器をONすれば単に連続して点灯するか点滅するか
のどちらかのみの構成であって、安全面においては、夜
発光している光はそのまま変化無く連続して発光してい
る光よりは、点滅しながら発光している光の方がより人
間の視覚に注意や警告を喚起させるものであり、発光す
る光を点滅させることで人に注意や警告を与えられ、そ
こに人の目を注視させる特性をもっている。このためそ
の特性を応用することがさらに効果的で、そこで本発明
者は「連続点灯」の発光と「点滅発光」とを使い分ける
ことをここに提案する。例えば「連続点灯」状態から
「点滅発光」状態にぱっと切り換えることで、急な点灯
状態の変化によって人の目をそこに注視させることがで
き、また道路の沿道を歩いている時は「連続点灯」にし
ておき、道路を横断する時は「点滅発光」にすれば、そ
の場に応じた2段階の注意や警告を与えることができ
る。これをもし「点滅発光」状態のみで沿道を歩いてい
れば、車の運転者は常時必要以上に注意を注ぐことにな
り神経が疲れてしまう。ところが公知発明の構成ではそ
の場に応じて「連続点灯」又は「点滅発光」に可変でき
ないものである。次に、装飾面においては、従来傘に潜
在する問題点として次のことがうかがえる。本来傘は雨
の日に携帯して持ち歩くものであるが、雨が降らなかっ
た日や室内、電車の中では「お荷物」になってしまいが
ちで、傘は実用面での単なる「雨よけの道具」として、
装飾性に乏しく携帯する楽しさがなかった。そして公知
発明においても安全面に鑑みてなされているが、装飾性
には乏しいものであった。さらに、次の問題として製造
面の問題については、公知発明ではその問題が特に言及
されてないが、LEDを用いて点灯又は点滅させる発光
傘を実際に製造するにあたっては、大きな解決すべき問
題があり、公知発明においてはその問題を解決する構成
や製造方法が示されていない。例えば実開平1−170
120号公報、実開平2−59620号公報、特開平4
−5906号公報などに、傘の骨にLEDを固設する図
が開示されているが、この公知発明の構成はLEDをリ
ード線又は骨又はホルダーから離脱できないように固設
しており、この構成においては次のようなことが実際問
題として起きる。 1)傘は往々にして乱暴に扱われやすく、特に傘の骨の
先端は何かにぶつけやすく、そのため公知発明の固設し
たLEDは破損、欠落してしまう恐れがある。このため
それを防止するには頑強に構成することが必要である
が、傘の製作費にも限界があり、もし破損、欠落した場
合には公知発明の構成では修理が容易でなく、場合によ
っては傘の寿命ということになりかねない。(以上前記
公知3発明) 2)LEDをリード線又は骨に固設する構成で傘を試作
的に製作することは可能であるが、実際に傘の量産にお
いては一つ一つのLEDをリード線に接続固定して製造
することはその製造工程がとても難しく、また後述する
生産性が低い。(以上前記公知2発明)
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記公知発
明及び従来の傘に潜在する安全面、装飾面、製造面の問
題に鑑みてなされたもので、その目的は安全面では傘の
骨に沿って設ける各LEDを「連続点灯」と「点滅発
光」の2段階に切り換え発光させる構成にすることで、
運転者にその場に比例した注意や警告の喚起を2段階で
促せるようにして、最も効果的な安全性を発揮させるこ
とであり、また装飾面ではいくつかの点滅パターンを予
め用意しておき、それらを選択して切り換え発光できる
ようにすることで、電飾的な美観をもった装飾性のある
ファッショナブルな発光傘を提供することである。また
製造面においては、最も生産性が良くしかも修理交換が
簡単なアフターケアを考慮した発光傘を提供することで
ある。また最も安価な構成でできる点滅発光傘を提供す
ることにもある。
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、安全面、装飾面においては、傘を構成する
骨(3)に沿って配線するリード線(9)の少なくとも
1か所にLED(7)を設け、該リード線(9)を前記
骨(3)沿いと支柱(4)内、又は前記骨(3)沿いの
みに通して配線し、該各リード線(9)と回路接続する
電源電池(8)と切り換え開閉器(10)と点滅回路
(11)を、それぞれ握り(5)又は石突き(12)に
設け、前記切り換え開閉器(10)によって各LED
(7)を「消灯」「連続点灯」「点滅発光」のいずれか
に切り換えて発光させる構成である。また前記点滅回路
(11)において、各LED(7)(7)・・・(7)
の一つ一つの点滅周期を各々可変して給電する制御部
(11a)を設け、該制御部(11a)によって予め設
定した各LED(7)(7)・・・(7)の点滅周期に
応じた少なくとも2種以上の点滅パターンを用意し、点
滅パターン切換器(10A)によってその点滅パターン
のいずれかに切り換え選択して発光させる構成であり、
また切り換え開閉器(10)と点滅パターン切換器(1
0A)の両体を一体にした点滅切り換え開閉器(10
B)を前記回路に設け、その点滅切り換え開閉器(10
B)によって各LED(7)(7)・・・(7)を「消
灯」「連続点灯」「点滅パターン」「点滅パターン
」・・・のいずれかに切り換え発光させる構成であ
る。また安価に点滅させる構成として自己点滅LEDを
設けることで、点滅回路を設けなくてもそのLEDが自
己点滅して発光する構成にするものである。また製造面
においては、リード線(9)に所要数のソケット(1
4)を接続固定して製造し、次に骨(3)に沿ってその
リード線(9)を配線し、次に前記ソケット(14)へ
各LED(7)を挿脱可能に設けて製造する製造方法で
ある。またLED(7)に給電するリード線(9)の先
端部にソケット(14)を接続固定して製造し、次に該
ソケット(14)を骨(3)の先端に位置させ、同ソケ
ット(14)にLED(7)を挿脱可能に装備させ、次
に該LED(7)を光透過性の保護キャップ(15)で
覆い、前記骨(3)に装設して製造する製造方法であ
る。また傘を構成する骨(3)と支持部(6)と支柱
(4)の少なくとも一つを各LED(7)に給電する通
電部として回路接続する構成にすることもできる。
【発明の実施の形態】本発明が実施する形態を以下に列
挙し、詳細については実施例で説明する。 *LEDは全部の骨に添設してもよいし、選択した骨の
みに添設してもよい。 *一本の骨に沿って添設するLEDは1個のみでもよい
し、複数個でもよい。 *骨に沿って配線するリード線は、骨が中空であれば中
を通してもよいし、忠実であれば外側に沿って配線して
もよい。 *LEDは赤色に限らず緑色や青色でもよいし、各々混
在させてもよい。 *各LEDを点滅させる周期及びその点滅パターンは点
滅回路の制御部によっていろいろ設定できる。 *電源となる電池はバッテリーであってもよい。
【実施例】本発明を図面を基に説明する。 実施例1 図1は、本発明の実施例1を示すものである。まず従来
の傘1の構成として、支柱4の下端に握り5があり、支
柱4の上部には支持部6があり、支持部6に軸支された
骨3が複数本(通常8本)あり、骨3に張設したシート
2で構成される。この構成において、図1(a)は本発
明の実施例1を示す正面図、図1(b)は下から見た底
面図を示すものである。8本の骨3の各先端部に赤色の
LED7を回路接続して設けたもので、この回路構成と
しては図7に示す構成であり、8個のLED7、7・・
・7をそれぞれ並列に接続し、電池8と切り換え開閉器
10及び点滅回路11とを回路接続し、LED7、7・
・・7を「OFF」「連続点灯」「点滅発光」に切り換
えられるようにしたものである。ここで各構成部の説明
をする。LED7は図5に示すように、2本の+極と−
極のリード線9、9をソケット14の電極端子14b、
14bにそれぞれはんだ接続し、そのリード線9、9を
骨3の内側に配線して、骨3の先端にソケット14を位
置させ、その各電極孔14a、14aにLED7の2つ
の端子を差し込んで接続した後、保護キャップ15を覆
せて設けたものである。保護キャップ15は光透過性の
合成樹脂で形成し、容易に外れることがないようにロッ
クする嵌合式や螺合式に設け、覆せた状態では外力が直
接LED7に加わらないようにしてLED7の破損を防
止している。保護キャップ15は割れにくい柔軟な素材
で構成することができる。ソケット14は骨3の先端に
固設してもよいし、固設しないでもよい。図4に示すよ
うに、電源部を握り5に設けて、回転切り換え式の切り
換え開閉器10を握り5の上部側部に設け、点滅回路1
1を握り5の上部内部に設ける。そして図7の回路構成
で点滅回路11は図示しないが、電解コンデンサとIC
(LM3909)によって構成できる。次に単5型電池
8を2本直列にして握り5内の電池ホルダー13に収納
して設け、握り5の上部は螺合式で着脱構造に設ける。
LED7、7・・・7と接続するリード線9、9・・・
9は各骨3内に配線し、支持部6で各同極どうし接続し
た後、この各リード線9、9を若干余裕をもたせて支柱
4内に通して配線し、切り換え開閉器10と点滅回路1
1と電池ホルダー13の各端子と回路接続する。この支
柱4内を配線したリード線9、9の接続は図示しないコ
ネクタで接続でき、また直に接続してもよい。この構成
で各リード線9、9は傘1を折り畳む際、支柱4内に配
線しているため邪魔にならなく、しかも支持部6で若干
長さの余裕をもたせてあるため、屈曲による断線の恐れ
がない。この構成による実際の使用は、図7の回路構成
にして、握り5に設けた切り換え開閉器10を回転させ
て切り換え操作し、例えば「点滅」に固定すれば、傘1
の周りに設けた8個のLED7、7・・・7が同時に一
気に点滅発光し、そして「点灯」に固定すれば一気に連
続点灯で発光する。ここで点滅発光の点滅周期は点滅回
路11内の制御部11aの回路構成を変えることで可変
できる。この各LED7が点滅した発光は遠くからは立
体的な楕円状に見え、丸い傘が周期的に楕円状に浮かび
上がって視覚できると共に、暗がりでは非常に際立って
見えるため注意や喚起を促し、その効果は連続で点灯し
ているよりは効果が大きい。また傘1を傾ければ、その
傾きによって多種な楕円(最大円)形状で周期的に光
り、浮かび上がって見えるため人の目を注視させると共
に美観を与える。ここでLED7、7・・・7を赤色の
みでなく、緑色で構成して緑色の点滅にしたり、赤色と
緑色を混在させて点滅することもでき、さらに電飾的な
美観を備えた点滅発光になる。点灯又は点滅の切り換え
は切り換え開閉器10によって瞬時にしてでき、その場
の状況に応じて切り換えられるため、特に危険を予知す
る場合には瞬時にして赤く点滅発光させることが危険を
知らせるために特に効果的である。尚、未使用時は切り
換え開閉器10を「OFF」に固定することで、各LE
D7は点灯も点滅もしないままにして保管できる。尚、
リード線9を骨3と支柱4内に通して配線したが、骨3
や支持部6や支柱4を1極側の通電部として回路接続す
ることもできる。次に製造方法として、LED7に給電
するリード線9の先端部にソケット14を接続固定して
製造し、次に該ソケット14を骨3の先端に位置させ、
同ソケット14にLED7を挿脱可能に装備させ、この
LED7を光透過性の保護キャップ15で覆い、前記骨
3に装設して製造する製造方法にすることで、保護キャ
ップ15に覆われてLED7が破損しにくく、仮に傘を
使用中にLED7が破損したとしても、新しいLEDと
差し替えることが可能で簡単に修理交換ができる。また
製造工程においては、ソケット14を例えば赤いLED
と緑のLEDのどちらでも抜き差しできるように構成す
ることができるため、リード線9にそのソケット14を
接続固定したワイヤーハーネスアッセイを赤と緑の両用
に共通化できて、製造工程での部品点数を最小限にで
き、製造工程が簡単で生産しやすくなる。 実施例2 図2は、本発明の実施例2の構成を示すものである。傘
1を構成する8本の骨3に対して、リード線9、9の3
個所に並列に接続した各ソケット14を設けて、それぞ
れに各LED7a1、7b1、7c1/・・・/7a
8、7b8、7c8の各端子をそれぞれ差し込んでその
リード線9、9を骨3に沿って設けたものである。リー
ド線9、9と各ソケット14、14Aとの接続固定の仕
方は、例えば図13に示すような構成で、2本のリード
線9、9の先端には円柱状のソケット14とその電極端
子14b、14bとをはんだ接続して固定し、リード線
9、9の適当な2か所で被覆を剥いで露出させた芯線に
3mm(横)×6mm(縦)×2.5mm(高さ)程の
大きさのソケット14A、14Aをそれぞれ各電極端子
14b、14bとはんだ接続して固定したものである。
ここで各ソケット14A、14Aとリード線9との接続
は、ひと続きの一本のリード線9によって接続してもよ
いし、各ソケット間をつなぐリード線9をそれぞれ用意
して分割して接続してもよい。ここでソケット14とソ
ケット14A、14Aと接続したリード線9、9は傘本
体とは別にして、一つのワイヤーハーネスアッセイとし
て製造することができ、各骨3に配線するリード線9、
9をそれぞれ束ねてその先端を前述の電源部とコネクタ
接続するワイヤーハーネスアッセイ体を造ることができ
る。図13及び図14で示す一つ一つのワイヤーハーネ
スアッセイは後述する生産性をあげることができる。こ
の図13及び図14で示すワイヤーハーネスアッセイの
傘への取付方法としては、骨3が中空な場合は図15に
示すように骨3内にリード線9、9を通し、はめ込み式
にするか適所を図示しない係止部材で固定するか又は接
着剤で固定することができる。そして固定した状態で両
端子が同方向に突出されたLED7を、リード線9、9
の先端に固定したソケット14の電極孔14a,14a
に差し込み、その上から保護キャップ15を実施例1の
図5と同様に覆せて骨3に固定する。次に端子が互いに
反対方向に突出された実施例として、2.2mm(横)
×3mm(縦)×1.5mm(高さ)程の大きさのLE
D7B(松下電子工業型番LN0120CAL)を、前
記ソケット14Aの電極孔14a,14aに差し込み固
定する。ここでLED7Bは前記した微小な大きさであ
るため、骨3上に固定した状態にしてシート2で覆って
も何ら邪魔にならない。尚、骨3が中空でなく中実な場
合は、リード線9、9を骨3の外側に沿わせて配線して
もよいし、またリード線9とソケット14、14Aの電
極端子14bとの接続は、はんだ接続に限らず圧着具等
でかしめて機械的に接続してもよい。またリード線9と
接続固定するソケットは、ソケット14Aタイプの構成
のみにしてリード線9の先端を含めて各位置に設けても
よい。この構成によって、LED7、7Bをそれぞれ接
続固定した構成にして、図8に示すのはその全LED7
a1、7b1、7c1/・・・/7a8、7b8、7c
8を各々並列接続した一つの実施例を示す回路構成であ
る。ここでまず切り換え開閉器10で「点灯」に接続
し、連続点灯させれば、その発光する光は立体的な上半
球状に見え、実施例1よりさらに傘の形状が浮彫りにプ
ラネタリウムのように立体的に視覚でき、しかも傘1全
体がさらにきらびやかに明るく際立って見える。また傘
1を傾けることによって、各発光する光が重なり合った
り、交錯したりしてさらに一層美観を与える。次に切り
換え開閉器10を「点滅」に切り換え、点滅回路11と
接続すれば、予め制御部11a内の回路に設定したいく
つかの点滅パターンがあり、その点滅パターンは点滅パ
ターン切換器10Aによって切り換えられ所望の点滅パ
ターンで発光させることができる。その点滅パターンは
制御部11a内の回路で各LED7、7・・・7に給電
する周期を一つ一つ可変設定することでなされる。その
制御部11a内の一つの実施回路例を図9に示す。ここ
で示す回路はシ7トレジスタを利用しており、シリアル
入力とパラレル出力タイプのシ7トレジスタを使用して
おり、この回路構成を利用して例えば図10に示すよう
な点滅パターンを用意し、点滅パターン切換器10Aに
よって切り換え各々点滅させることができる。その各点
滅パターンの例を示すと (a)各LEDが順に点灯していき、全点灯して全消灯
する点滅パターン (b)各LEDがひとつおきに交互に点滅を繰り返す点
滅パターン (c)各LEDが同時に点滅を繰り返す点滅パターン (d)2つのLEDと1つのLEDが交互に点滅を繰り
返す点滅パターン (e)各LEDがルーレット状に1つづつ点滅していく
点滅パターン などで設定できるが、他にも様々に設定できる。また点
滅速度はボリューム11bによって可変できる。図11
は切り換え開閉器10と点滅パターン切換器10Aの両
器を一体にして一つの開閉器で切り換えられるようにし
たもので、その点滅切り換え開閉器10Bで各LED7
を、「消灯」「点灯」「点滅パターン」「点滅パター
ン」・・・に各々切り換えられるようにでき、この構
成にすることで全ての切り換え操作が一つの切換器でで
きて非常に簡単に操作できる。ここで、前述の図13に
示したワイヤーハーネスアッセイにおいて、例えば先端
に接続したソケット14のみにLED7を接続し、他の
ソケット14Aは空きのままにして骨3に設けてもよ
く、こうすることで実施例1と同様の構成にして実施で
きる。また各ソケット14、14Aには、LED7、7
Bを挿脱自在に構成してあるため、例えば赤いLEDを
接続して構成したり、又は緑のLEDを接続して構成し
たり、或は混在させて構成したりと、図示の一つのワイ
ヤーハーネスアッセイで全て共通化でき、このためワイ
ヤーハーネスアッセイを各共通化できるため、多種類の
発光傘を製作する場合も、部品点数を減らすことがで
き、製造が簡単でしかも低コストで生産できる。ここ
で、図14に示すように、ワイヤーハーネスアッセイを
各々独立したリード線9、9と各ソケット14、14A
とを接続固定して別接続で構成することもでき、このよ
うに構成することで、一つの骨3に設けたLED7B、
LED7B、LED7をそれぞれ別々に点灯又は点滅さ
せる制御ができる。また図16に示すように、ソケット
14、ソケット14Aの電極端子14bの各一端を可撓
性をもたせて、金属製の骨3に機械的に接触させて通電
するように構成してもよい。各LEDには給電する電流
を数10mAに制限する抵抗器Rを直列に接続する必要
があり、そのため骨3は特に抵抗値の低いものでなくて
もよく、鉄材であれば十分に通電の役目を果たしこの構
成で実施できる。また前記した図14のワイヤーハーネ
スアッセイの構成によって、傘1の発光する点滅パター
ンはさらにさまざまな点滅パターンで編成でき、例えば
LED(7c1・・・7c8)→(7b1・・・7b
8)→(7a1・・・7a8)の順に傘の上方から下方
に向けて点灯又は点滅させたりすることができる。ここ
で点滅回路11は回路構成する各素子を集積化してチッ
プ状にし、図4に示す握り5の上部内に納めることがで
きる。 実施例3 図3は、本発明の実施例3の構成を示すものである。傘
1を構成する8本の骨3のうち、ひとつおきの4本の骨
3の先端に発振チップを内蔵した自己点滅LED7Aを
設けたもので、図12に示す回路接続にすれば4個の自
己点滅LED7Aを自己点滅して発光させることができ
る。この構成にすれば点滅のための回路を接続しなくて
も自己点滅し、非常に安価に製作実施できる。尚、実施
例1、2と同様に8本の骨3に適当数のLED7Aを添
設してもよい。 実施例4 図6は、本発明の実施例4の構成を示すものである。電
池8を収納する電池ホルダー13と点滅切り換え開閉器
10Bと点滅回路11とを、中心部が中空な一体成形体
にしたものを石突き12に嵌設したものである。前実施
例のように握り5で切り換え開閉操作をしてもよいが、
この実施例の構成のように石突き12にでも切り換え開
閉操作することができ、特に折量み傘には適した構成で
ある。尚、本発明の構成として、LED7を一つのLE
D単体で複数色に発光する複数色LEDによって構成す
ることもできる。またLED7を追加して石突き12の
頂点又は内部に設けて発光させることもできる。また前
記構成で石突き12に電池ホルダー13と切り換え開閉
器10又は点滅パターン切換器10A又は点滅切り換え
開閉器10Bのいずれかと点滅回路11とを内設させる
ようにしてもよい。またリード線9は同軸ケーブルで構
成してもよい。また折量み式の傘において、骨3に沿っ
てリード線9を配線し、そのリード線9を、図12に示
す支柱4内に設けた摺動式に接触通電する摺動式電極1
6、16と接続する構成にしてもよい。ここで支柱4を
1極にして通電し、この摺動式電極16を1極のみの構
成にもできるし、また支柱4の周面に設けることもでき
る。
【発明の効果】前述のように本発明は、安全面では傘の
骨に沿って設けた各LEDを「連続点灯」又は「点滅発
光」に切り換えて発光できるため、運転者にその場の危
険状況に応じた注意や警告を2段階にして喚起でき、最
も効果的に注視させて安全な発光傘を提供することがで
きる。また装飾面では、予め用意したいくつかの点滅パ
ターンを所望のパターンに選択切り換えて発光でき、そ
の光景は電飾的な美観と装飾性をもちファッショナブル
な傘を提供できる。また製造面では、予め所要数のソケ
ットを接続固定したリード線をハーネスアッセイとして
製造して共通化でき、次工程でLEDを挿脱可能に装備
する製造方法であるため、製造が簡単で最も生産性が良
く、しかも生産後も修理交換のアフターケアが簡単にで
きる発光傘を製造できる。また保護キャップを骨の先端
に具備したLEDに覆せて装設する構造で発光傘を製造
することで、実際の使用で乱暴な扱いがなされても、L
EDが容易に破損されにくい丈夫な発光傘を提供でき
る。また点滅回路を用いず自己点滅LEDで構成するこ
とによって、最も安価な製作費でできる点滅発光傘を提
供できる。また点滅発光する構成でその間電池の消耗を
少なくすることも同時にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例の正面図 (b)本発明の一実施例の底面図
【図2】(a)本発明の一実施例の正面図 (b)本発明の一実施例の底面図
【図3】(a)本発明の一実施例の正面図 (b)本発明の一実施例の底面図
【図4】本発明の一実施例の一部構成を示す断面図
【図5】本発明の一実施例の一部構成を示す断面図
【図6】(a)本発明の一実施例の正面図 (b)本発明の一実施例の一部構成を示す斜視図
【図7】本発明の一実施例の回路構成図
【図8】本発明の一実施例の回路構成図
【図9】本発明の一実施例の回路構成図
【図10】本発明の実施例の各点滅パターンのタイミン
グチャート
【図11】本発明の一実施例の回路構成図
【図12】本発明の一実施例の一部構成を示す断面図
【図13】本発明の一実施例の一部構成を示す斜視図
【図14】本発明の一実施例の一部構成を示す斜視図
【図15】本発明の一実施例の一部構成の組立斜視図
【図16】本発明の一実施例の一部構成の組立斜視図
【符号の説明】
1 : 傘 3 : 骨 4 : 支柱 5 : 握り 7 : LED 7A: 自己点滅LED 8 : 電池 9 : リード線 10: 切り換え開閉器 10A: 点滅パターン切換器 10B: 点滅切り換え開閉器 11: 点滅回路 11a: 制御部 14: ソケット 15: 保護キャップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘を構成する骨(3)に沿って配線する
    リード線(9)の少なくとも1か所にLED(7)を設
    け、該リード線(9)を前記骨(3)沿いと支柱(4)
    内、又は前記骨(3)沿いのみに通して配線し、該各リ
    ード線(9)と回路接続する電源電池(8)と切り換え
    開閉器(10)と点滅回路(11)を、それぞれ握り
    (5)又は石突き(12)に設け、前記切り換え開閉器
    (10)によって各LED(7)を「消灯」「連続点
    灯」「点滅発光」のいずれかに切り換えて発光させるこ
    とを特徴とする発光傘。
  2. 【請求項2】 前記点滅回路(11)において、各LE
    D(7)(7)・・・(7)の一つ一つの点滅周期を各
    々可変して給電する制御部(11a)を設け、該制御部
    (11a)によって予め設定した各LED(7)(7)
    ・・・(7)の点滅周期に応じた少なくとも2種以上の
    点滅パターンを用意し、点滅パターン切換器(10A)
    によってその点滅パターンのいずれかに切り換え選択し
    て発光させることを特徴とする請求項1記載の発光傘。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の切り換え開閉器(10)
    と請求項2記載の点滅パターン切換器(10A)の両器
    を一体にした点滅切り換え開閉器(10B)を請求項2
    記載の回路に設け、その点滅切り換え開閉器(10B)
    によって各LED(7)(7)・・・(7)を「消灯」
    「連続点灯」「点滅パターン」「点滅パターン」・
    ・・のいずれかに切り換え発光させることを特徴とする
    請求項1又は2記載の発光傘。
  4. 【請求項4】 傘を構成する骨(3)に沿って配線する
    リード線(9)の少なくとも1か所に自己点滅LED
    (7A)を設け、該リード線(9)を前記骨(3)沿い
    と支柱(4)内、又は前記骨(3)沿いのみに通して配
    線し、該各リード線(9)と回路接続する電源電池
    (8)と開閉器(10a)を、それぞれ握り(5)又は
    石突き(12)に設け、前記開閉器(10a)によって
    各自己点滅LED(7A)(7A)・・・(7A)を
    「消灯」又は「点滅」して発光させることを特徴とする
    発光傘。
  5. 【請求項5】 傘を構成する骨(3)と支柱(4)支持
    部(6)との少なくとも一つを各LED(7)又は各自
    己点滅LED(7A)に給電する通電部として回路接続
    した請求項1,2,3又は4記載の発光傘。
  6. 【請求項6】 折畳み式の傘において、支柱(4)内又
    は周面に、上下に摺動して接触通電する摺動式電極(1
    6)を少なくとも1極設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載の発光傘。
  7. 【請求項7】 前記リード線(9)の適所に所要数のソ
    ケット(14)を接続固定して製造し、次に骨(3)に
    沿ってそのリード線(9)を配線し、前記ソケット(1
    4)へ各LED(7)を挿脱可能に設けたことを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5又は6記載の発光傘及び
    その製造方法。
  8. 【請求項8】 LED(7)に給電するリード線(9)
    の先端部にソケット(14)を接続固定して製造し、次
    に該ソケット(14)を骨(3)の先端に位置させ、同
    ソケット(14)にLED(7)を挿脱可能に装備さ
    せ、該LED(7)を光透過性の保護キャップ(15)
    で覆い、前記骨(3)の先端部に装設させて製造する発
    光傘の製造方法。
  9. 【請求項9】 LED(7)が一つのLED単体で複数
    色に発光する複数色LEDや自己点滅LED(7A)で
    なる請求項8記載の発光傘の製造方法。
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