JP3099892B2 - ステレオ信号の位相関係判定に使用する方法及び装置 - Google Patents

ステレオ信号の位相関係判定に使用する方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ステレオ・オーディオ信号の左(L)チャ
ンネル信号−右(R)チャンネル信号間の位相関係(特
に同相/逆相)を判定するためのの方法及び装置に関す
るものである。
従来技術 従来、テレビ/ラジオ放送局等においては、ステレオ
・オーディオ信号のL−R信号間の位相合わせ(少なく
とも中央に定位すべき信号成分がLch、Rch間で同相同振
幅であること)を行うため、それらLch信号とRch信号と
の位相関係を測定するようにしている。これによって、
局内のステレオ・オーディオ機器の各端子(平衡伝送方
式でのホット(H),コールド(C),グラウンド
(G)端子)間の適正な極性どうしの接続を確保し、ま
た、制御したプログラム内のステレオ・オーディオ信号
の位相関係(同相又は逆相)を確認している。
通常、その位相関係の測定には、ステレオ・オーディ
オ・モニタまたはステレオ・モニタ・スコープと呼ばれ
る、ステレオ音像表示装置が使用されている。この音像
表示装置は、その1例を第12図に示してあり、これは、
L信号とR信号とを受けてその和(L+R)信号と差
(R−L)信号とを形成する和差回路と、この和信号と
差信号とを夫々Y軸入力とX軸入力に受けてそのステレ
オ信号のリサージュ図形を管面に表示するCRTと、を備
えたものである。
オーディオ機器間の平衡型コネクタ(アメリカ式とヨ
ーロッパ式とがあり、これらでは、極性が違っているこ
とがある)の適性極性接続の判定をするには、通常、単
一の周波数の正弦波を試験信号としてオーディオ・シス
テムの1端から左右の両チャンネルに印加し、そして上
記のモニタ上にそのシステム内の他の各点でのリサージ
ュ図形を表示することにより、その点でのLch−Rch間の
位相関係を判定する。第13図(a)に示すように、縦
(L=R)に1本の線が表示された場合には、Lch信号
とRch信号とは同相であり、適正な極性での接続を示し
ている。しかし、第13図(b)のように横(L=−R)
に1本の線が現れた場合には、それら信号が逆相となっ
ており、従って接続不良を示している。この適性極性接
続では、そのようなモニタの代わりに位相計も使用する
ことができる。
次に、オーディオ・プログラムのL−R信号適性位相
関係の判定は、試験信号の代わりにそのステレオ・プロ
グラムからのL及びR信号を上記のモニタに印加して音
像表示することにより行っている。通常、実際のステレ
オ信号は、試験信号とは異なり、種々の周波数成分をも
っており、従って、たとえ現実に同相もしくは逆相であ
っても第13図(c)または第13図(d)のような図形と
なることがある。
解決しようとする課題 この第13図(c),(d)から分かるように、ステレ
オ・オーディオ・プログラム信号の音像表示によるL−
R位相関係の判定は、中央定位成分以外の成分(例え
ば、背景音楽)が大きい場合、その表示音像が第13図
(a),(b)のような同相/逆相関係が明瞭に判定で
きるものとならず、従って間違いが生ずる可能性が高く
なる。
民放のテレビ/ラジオ局では、1日に流すべきコマー
シャルのCMマスターテープを作成するが、その際、CM制
作会社等で製作された数百にも登る個々のCMテープを迅
速に編集して1日のそのCMマスターテープを作成しなけ
ればならないため、上記のような位相判定間違いが起き
る可能性が一層高くなる。
もし、逆相のステレオCMプログラムが放送されると、
受信機での再生音に問題が生じ、ステレオ受信では、音
の定位性が不良となり、またモノラル受信では、音が小
さくモガモガとした音となってしまう。
従って、本発明の目的は、中央定位成分を含み得るス
テレオ・オーディオ信号の位相関係をより正確に判定で
きるようにする判定方法及び装置を提供することであ
る。
本発明の別の目的は、CMプログラムの如きプログラム
からのステレオ・オーディオ信号の位相関係の判定に使
用できる方法及び装置を提供することである。
課題を解決するための手段 上記の目的の実現するため、本発明では、CMプログラ
ムがステレオ信号の中央定位成分としてナレーション即
ち人のボイスを含むことが多い、ということを利用する
ものである。
詳しくは、第1図の基本構成図に示すように、本発明
に従い、ステレオ・オーディオ信号を成す左チャンネル
信号及び右チャンネル信号の間の位相関係を判定するた
めの判定装置は、イ) 所与のステレオ・オーディオ信
号の左チャンネル信号を受けるための第1入力端子と、
その右チャンネル信号を受けるための第2入力端子と、
ロ) 前記第1入力端子からの第1信号を受けるように
接続しており、該第1信号の内のある選択した周波数範
囲の成分を抜き取って第3信号を発生する第1抜き取り
手段であって、前記選択周波数範囲は、前記所与のステ
レオ・オーディオ信号に含まれ得る中央定位成分の内の
少なくとも1部分を含むものである、前記の第1抜き取
り手段と、ハ) 前記第2入力端子からの第2信号を受
けるように接続しており、該第2信号の内の前記選択周
波数範囲の成分を抜き取って第4信号を発生する第2抜
き取り手段と、ニ) 前記第3及び第4の信号を受ける
ように接続しており、それら信号から前記所与のステレ
オ・オーディオ信号の前記左チャンネル信号と前記右チ
ャンネル信号との間の位相関係を表示する表示手段と、
から成っている。
また、本発明による、ステレオ・オーディオ信号を成
す左チャンネル信号及び右チャンネル信号の間の位相関
係を判定するための判定方法は、イ) 所定の周波数範
囲の中央定位成分を含む所与のステレオ・オーディオ・
プログラムからの左チャンネル信号と右チャンネル信号
とを受けてこれら信号から第1信号と第2信号とを発生
するステップと、ロ) 該第1信号と該第2信号から、
前記所定の周波数範囲の内の少なくとも選択した周波数
範囲の成分を抜き取って、夫々第3信号と第4信号とを
得るステップと、ハ) 該第3信号と該第4信号とから
第5及び第6信号を得て、該第5及び第6信号に基づい
て、前記所与のステレオ・オーディオ・プログラムの前
記左チャンネル信号と前記右チャンネル信号との位相関
係の表示を与えるようにするステップと、から成ってい
る。
作用 以上の構成により、本発明の判定方法または判定装置
は、ステレオ・オーディオ信号のL信号及びR信号の各
々の内の中央定位成分のみを取り出し、これらを使用し
てL信号−R信号間の位相関係に関する表示を与えるよ
うに作用する。
実施例 次に、本発明の諸実施例について、以下に図面を参照
して説明する。
第2A図、第2B図、及び第2C図にブロック図で示した異
なったタイプの判定装置A,B,Cは、第1図の基本構成を
より具体化したものである。
詳しくは、第2A図の第1のタイプの判定装置Aは、L
信号とR信号とを受ける入力端子1A、2Aと、これら入力
端子からの信号を受けて和出力(L+R)と差出力(R
−L)とを発生する和差回路3Aと、この和差回路の2つ
の出力を夫々受けてある選択した周波数成分のみを通す
バンドパスフィルタ(BPF)4A、5Aと、これらバンドパ
ス出力を受けるCRTディスプレイの如きX−Y表示手段6
Aとインジケータ手段7Aとの一方または両方(図では両
方を含むとして示してある)、を備えている。バンドパ
スフィルタ4A、5Aの通過帯域については、人のボイスが
他の各種楽器の周波数スペクトルと比べると帯域が狭
く、また男声、女声とも1KHz以上の高音域成分が比較的
少ないため、好ましくは600±200Hzの範囲に選定してあ
る。しかし、必要に応じて、この範囲よりも広くしたり
狭くしたり,あるいはずらせたりすることができる。X
−Y表示手段6Aは、従来のものと同じく、BPF4A及び5A
の出力を夫々Y軸入力及びX軸入力に受けてリサージュ
図形をリアルタイムで描くものである。インジケータ手
段7Aは、それらBPF4A及び5Aの出力を受けて、受けたL
信号及びR信号が同相であるか又は逆相であるかをリア
ルタイム指示モード又はホールド指示モードでインジケ
ータにて指示するものである。また、上記の和差回路3A
は、X−Y表示手段6Aでの音像表示を反時計方向に45度
回転させて、中央の縦線軌跡で同相(即ちL=R)を示
しまた中央の横線軌跡で逆相(即ちL=−R)を示し
(第13図(a),(b)を参照)、これによって同相/
逆相の判断をし易くするものである。
第2B図に示した第2のタイプの判定装置Bは、第1の
タイプの判定装置と類似したものであり、違っている点
は、和差回路8BをBPF4B、5Bの後に設けた点だけである
(尚、第2A図のものと類似の要素については、同じ番号
を使い、そしてその番号の後に符号“B"を付けてあ
る)。従って、判定装置Bの機能は、判定装置Aのもの
と同じである。
第2C図に示した第3のタイプの判定装置Cは、第2の
タイプの判定装置Bと類似しており、違っている点は、
インジケータ手段7Cのみが和差回路9Cを介してBPF4C及
び5Cからの出力を受ける点だけである(同じく、第2A図
のものと類似の要素については、同じ番号を使い、そし
てその番号の後に符号“C"を付けてある)。この場合
も、判定装置A及びBの場合と同じように、X−Y表示
手段6Cとインジケータ手段7Cの一方または両方を設ける
ようにできる。この判定装置Cでは、X−Y表示手段
は、BPF4CからのL信号とBPF5CからのR信号を、和差回
路を介さずに夫々X軸入力及びY軸入力として受けるた
め、その音像表示は、第2A図及び第2B図のものと比べ、
時計方向に45度回転したものとなる。
次に、第2A図の第1タイプの判定装置Aを組み込んだ
ステレオ・オーディオ・モニターAAの1実施例を第3図
及び第5図に示す。尚、このモニターAAは、表示手段と
してX−Y表示手段とインジケータ手段の両方を組み込
んだ例のものである。しかし、前述のように、そのどち
らか一方のみを設けるように変更することができる。
まず初めに、第3図を参照すると、モニターAAは、ス
テレオ・オーディオ信号のLch信号とRch信号とを夫々受
けるためのコネクタ10、20をもっており、これらの各コ
ネクタは、平衡型であるため、ホット(H)端子、コー
ルド(C)端子、グラウンド(G)端子がある。各コネ
クタ10、20のH端子とC端子(これら端子からの信号
は、LHとLC,RHとRCで表す)とは、次に差動増幅器から
成る平衡−不平衡変換回路12、22に夫々接続し、そして
この各変換回路の出力は、ゲイン・コントロール付きバ
ッファ増幅器14、24に夫々接続し、そして次にこれらバ
ッファの出力(この信号は、LB,RBで表す)は和差回路3
0に接続している。和差回路30は、加算増幅器と減算増
幅器とから成るものであり、信号LBとRBとの和(L+
R)と差(R−L)を出力するものである。その和出力
と差出力とは、次にバンドパスフィルタ(BPF)40、50
の関連のものの入力と、連動式のスイッチS1、S2の関連
する側の端子aに接続する。本実施例では、BPF40、50
の通過帯域は、人のボイス成分を効率よく抜き取ること
ができる600±200Hzである。スイッチS1、S2の他方の端
子bは、関連のBPFの出力(この信号は、(L+R)
と(R−L)で表す)に接続している。それらBPF4
0、50の出力は、後で説明する第5図のインジケータ部7
0にも接続している。
スチッチS1、S2の出力は、次にCRTディスプレイ部60
に接続している。即ち、S1出力は、差動増幅器から成る
不平衡−平衡変換回路62を介してCRTディスプレイ64の
Y軸入力に接続し、一方、S2出力は、同じく差動増幅器
から成る不平衡−平衡変換回路66を介してCRT64のX軸
入力に接続している。
このモニターAAは、2つの動作モードを有しており、
1つは、スイッチS1、S2をa側に切り替えたときの在来
の通常のステレオ音像表示モードと、そしてもう1つ
は、それらスイッチをb側に切り替えたときの本発明に
よる位相関係判定モードとである。
ここで、モニターAAの位相関係判定モードでの動作に
ついて、第4図の波形図を参照して説明する。尚、ステ
レオ音像表示モードの動作は、従来周知であるので説明
は省略する。
動作説明の都合上、第4図では、モニターAAが受ける
Lch信号とRch信号とは、中央に定位したナレーションを
含むCMプログラムのステレオ信号を成すものとし、その
各チャンネル信号は、ナレーションを成す人のボイス成
分vと、その他の音楽のステレオ成分mとからなるとす
る。この場合に、第4図(a)は、そのLch信号とRch信
号とが同相であるとした場合の第3図回路内の各点での
波形並びにCRT64の管面表示を示し、そして第4図
(b)は、それらが逆相であるとした場合について示
す。
まず初めに、第4図(a)の受けるLch信号とRch信号
が同相の場合、図示のように、信号LHとRH、信号LCとRC
とが夫々同極性であり、従って、バッファ出力LBとRB
同相である。このとき、和出力L+Rは、ボイス成分v
に音楽成分mがのった波形となり、そして差出力R−L
は、ほぼ音楽成分mとなり、従って、BPF出力(L+
R)は、実質上ボイス成分vのみとなり、また(R−
L)は、音楽成分mの内の上記通過帯域400〜800Hzの
周波数成分のみとなり、従ってほぼゼロに等しくなる。
このときのCRT管面表示は、L=R(同相)を示す中央
の直線に近い縦線となる。
一方、第4図(b)の逆相の場合、信号LHとRH、信号
LCとRCとが互いに逆極性となっており、この場合、バッ
ファ出力LBとRBとは、逆相となり、従って、和出力L+
Rは、ほぼ音楽成分mとなり、差出力R−Lはボイス成
分vに音楽成分mがのった波形となる。このとき、出力
(L+R)は、今度はほぼ音楽成分mの通過帯域内の
微小成分となり、一方、出力(R−L)は、ほぼ人の
ボイス成分vのみとなる。従って、L=−R(逆相)を
示す中央の直線に近い横線軌跡となる。これから分かる
ように、同相/逆相の位相関係が非常に明確な違いとな
って現れる。
次に、モニターAAのインジケータ部70について第5図
及び第6図を参照して説明する。このインジケータ部70
は、同相の場合に“OK"の指示、そして逆相の場合に“N
G"の指示を出すものであり、図示のように、大きくわけ
て、インジケータON/OFF部71と、整流器部72と、入力検
出部74と、インジケータ制御回路部76と、インジケータ
回路部78と、から成っている。
まず初めに、ON/OFF部71は、スイッチS0をもってお
り、その出力Kを、インジケータ部をONにする場合ハイ
とし、OFFにする場合ローとする。次に、整流器部72
は、BPF40及び50からの出力を夫々受ける一対の全波整
流器720、722を有している。これら整流器720、722の特
性は、ピーク計(DIN規格)に合わせたものであり、夫
々出力R1及びR2を発生する。入力検出部74は、入力信号
検出回路740から成り、これは、BPF40、50からの出力を
同じく受けて、入力の有無を判定するものである。この
検出回路740は、図示していないが、それら各BPF出力を
基準値と比較する1対の比較器と、これら比較器の出力
をORするORゲートとから成るものであり、その出力D
を、入力が有るときハイとし、また無入力のときにロー
とする。次に、インジケータ制御回路部76は、比較器76
0、762、764を含み、この各々の非反転入力端子と反転
入力端子とに整流器出力R1及びR2が接続している。ただ
し、出力R1は、比較器764には若干の減衰を行う減衰器7
66(1対の抵抗器から成る)を介して接続し、一方、出
力R2は、比較器762には、同じく若干の減衰を行う同様
の減衰器768を介して接続する。比較器760の機能は、R1
とR2の大小関係を判定するものであり、その出力C1を、
R1>R2のときハイとし、R1<R2のときローとする。比較
器762は、R1がR2とほぼ等しいかそれ以上のときと、そ
うでないときとを区別するためのものであり、その出力
C2を、R1≒R2またはR1≫R2のときハイとし、そしてR1≪
R2のときローとする。また、比較器764は、R1がR2とほ
ぼ等しいかそれ以下のときと、そうでない時とを区別す
るためのものであり、その出力C3を、R1≒R2またはR1≪
R2のときハイとし、そしてR1≫R2のときローとする。
比較器出力C2とC3とを受ける負論理入力ORゲート768
は、R1とR2がほぼ等しいときと、そうでないときとを区
別するよう機能し、従って、その出力G1を、R1≫R2かR1
≪R2のときハイとし、そしてR1≒R2のときローとする。
また、この出力G1と出力Dと出力Kとを受けるNANDゲー
ト770は、インジケータ部ONのときでかつ入力が有ると
きのみ出力G1を通過させて出力G2とし、そしてインバー
タ772でその反転出力Iを発生する。従って、出力I
は、入力が有ってかつR1≒R2でないときハイとなり、そ
してそうでないときローとなる。
次に、比較器出力C1とインバータ出力Iとを受けるNA
NDゲート774は、同相時とそうでない時とを区別するた
めのものであり、その出力G3は、入力が有り、R1≒R2で
はなく、かつR1≫R2のとき(即ち、同相同振幅)、ロー
となり、そしてそれ以外のときハイとなる。また、比較
器出力C1を受ける負論理入力ORゲート776は、インバー
タとして作用し、その出力G4とインバータ出力Iとを受
けるNANDゲート778は、従って、入力が有り、R1≒R2で
はなく、かつR1≪R2のとき(即ち、逆相同振幅)、その
出力G5をローとし、それ以外のときはハイとする。
次に、インジケータ回路部78は、“OK"指示(即ち、
同相指示)用の緑のLEDインジケータ780と、“NG"指示
(即ち、逆相指示)用の赤のLEDインジケータ782とを作
動するため、各々同一の回路を有している。即ち、OKイ
ンジケータ780に関しては、このインジケータに抵抗器
を介してコレクタが接続したスイッチング・トランジス
タTr1と、ゲート出力G3をそのTr1のベースに結合する抵
抗器R1と、出力G3を受けるように接続しかつリアルタイ
ム指示モード(a側)とホールド指示モード(b側)と
を選択するスイッチS3と、そのb側接点にトリガ(T)
端子が接続したモノマルチ784と、このモノマルチ784の
Q*(記号*は反転を示す)出力をTr1のベースに接続
する抵抗器R2と、を備えている。上記のモノマルチ784
のパルス幅twは、本例では5秒である。これと同様に、
NGインジケータ782に対しても、スイッチング・トラン
ジスタTr2、抵抗器R3、スイッチS3と連動したスイッチS
4、モノマルチ786、抵抗器R4を設けている。
今度は、このインジケータ部70全体の動作について第
6図を参照して説明する。
初めに、S3とS4をb側に切り替えてホールド指示モー
ドを選択した場合について説明する。尚、ここでは、BP
F出力(L+R)及び(R−L)は、説明の都合
上、第6図に示すように、第4図のものとは異なったも
のとする。即ち、フィルタ出力(L+R)は、同相時
のtwより少し長いボイス成分v1と、twより短いボイス成
分v2と、twよりかなり長い連続したボイス成分v3と、を
含み、一方、フィルタ出力(R−L)は、逆相時のtw
より少し長いボイス成分v4を含み、またさらに、それら
両出力は、片チャンネル(本例ではRch)信号入力時の
ボイス成分v5を有している。
同相時のボイス成分v1に対しては、ゲート出力G3がモ
ノマルチ784のQ*出力よりも長い期間ローとなってい
るため、出力G3は、この期間中にQ*がハイに戻っても
Tr1をオンにバイアスし続けて、その間、同相を示す“O
K"LEDを点灯させる。次に、短いボイス成分v2に対して
は、モノマルチ784のQ*出力は、twの期間ローに留ま
って、ゲート出力G3がハイに戻ってもTr1をオンにバイ
アスし続け、その期間“OK"LEDを点灯させる。これは、
短いボイス成分からでも同相/逆相の判定をし易くする
上で効果がある。また、長く連続したボイス成分v3に対
しては、最初のボイス成分v1のときと同じように動作す
る。
一方、逆相時のボイス成分v4に対しては、ゲート出力
G5がモノマルチ786のQ*出力のロー期間twより長くロ
ーになるため、ボイス成分v1と同様に、そのボイス成分
v4の期間中、ゲート出力G5は、途中でQ*出力がハイに
戻ってもTr2をオンにバイアスし続け、その間、“NG"LE
Dを点灯させ続ける。
最後に、ボイス成分v5に対しては、これは片チャンネ
ル信号であるため、同相/逆相の判定が不可能であるた
め、インバータ出力Iはハイにならず、従って、ゲート
出力G3、G5のいずれもローにならず、“OK"LED、“NG"L
EDのいずれも点灯しない。
次に、インジケータ回路部78のスイッチS3、S4をa側
に切り替えてリアルタイム指示モードにした場合には、
“OK"LEDは、ゲート出力G3のロー期間中点灯し、また、
“NG"LEDは、ゲート出力G5のロー期間中点灯することに
なる。
以上のように、インジケータ部70は、CRTでのリアル
タイム表示と同じようなリアルタイム指示モードで動作
させたり、またホールド指示モードで動作させたりする
ことができる。
尚、第5図に示した回路では、“OK"LED780と“NG"LE
D782が同時に点灯する可能性があるが、このような点灯
状態をなくしたい場合には、モノマルチ784のリセット
(R)端子にゲート出力G5を入力し、モノマルチ786の
リセット(R)端子にゲート出力G3を入力するようにす
ればよい。
次に、第2B図に示した第2のタイプの判定装置を組み
込んだステレオ・オーディオ・モニターBBは、第3図及
び第5図に示したモニターAAとほぼ同様の回路であり
(第3図と類似の要素については、番号の後にbを付し
てある)、第3図の回路において変更を要する点は、第
7図に示すように、第3図の和差回路30を取り除いて和
差回路80をスイッチS1b及びS2bの出力側に置き、そして
この和差回路80の2つの出力を、変換回路62b及び66bに
結合し、またBPF出力の代わりに、インジケータ部70の
全波整流器780及び722、入力信号検出回路740に結合す
るようにすることだけである。
次に、第8図及び第10図に、第2C図の第3タイプの判
定装置を組み込んだステレオ・オーディオ・モニターCC
の回路図を示す。図から分かるように、第8図及び第10
図の回路は、第3図及び第5図の回路と類似しており
(第3図及び第5図と類似の要素については、番号の後
にcを付してある)、異なる点は、和差回路30がない点
である。また、インジケータ部70cへのBPF40c及び50c出
力を、和差回路90を介して加えている点である。しか
し、インジケータ部70cは、インジケータ部70に入る入
力(即ち、(L+R)、(R−L)))と等しい入
力を受けるようになっている。
このモニターCCの動作で、モニターAAのものと異なっ
ている点は、CRT64cでの管面表示形態だけである。第9
図に示すように、Lch信号とRch信号とが同相の場合、第
9図(a)のように中央に右上がりの軌跡となり、また
逆相の場合、第9図(b)のように右下がりの軌跡とな
る。
最後に、第2タイプと第3タイプの判定装置B,Cの両
方を組み込んだステレオ・オーディオ・モニターDDを第
11図に示す。同じく第3図のものと類似の要素について
は、番号の後にdを付してある。このモニターDDが第7
図のモニターBBと異なっている点は、スイッチS5、S6を
設けたことである。これらスイッチの各接点aは、対応
のスイッチS1d、S2dの出力に結合し、またその各接点b
は、第7図の和差回路80または第10図の和差回路90に相
当する和差回路100の出力に夫々接続し、そして、スイ
ッチS5、S6の出力は、変換回路62d、66dの対応のものに
結合している。従って、スイッチS5、S6をa側に切り替
えたときには、このモニターDDは、前述のモニターCCと
等価の機能となり、そしてb側に切り替えたときには、
モニターBBと等価の機能を行うようになる。
効果 以上に詳細に説明した本発明の判定装置または判定方
法によれば、位相関係、特に同相/逆相の判定に必要な
成分のみを、判定すべきステレオ・オーディオ・プログ
ラムまたはステレオ・オーディオ信号から抜き取り、そ
して位相関係判定に必要な表示または指示を行うため、
位相関係の判定をより正確に、またより迅速に行えるよ
うになる。
また、インジケータ部にホールド指示モードを設ける
ことにより、判定すべき個々のステレオ・オーディオ・
プログラムのほんの短い部分を調べるだけでも、位相関
係の判断に必要な指示が得られる。これにより、例え
ば、放送局でコマーシャルの個々のテープを編集すると
きに短時間で位相関係判定を行いたい場合、各CMテープ
の頭の部分を2〜3秒間みて即座に判断できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の判定装置の基本構成を示す図。 第2A図、第2B図、第2C図は、夫々、第1図の基本構成を
より具体化した第1タイプ、第2タイプ、第3タイプの
判定装置を示す図。 第3図は、第1タイプの判定装置を組み込んだステレオ
・オーディオ・モニターAAの回路を示す図。 第4図は、第3図のモニターAAの回路内の幾つかの点の
波形、並びに管面表示を示す。 第5図は、第3図のモニターAAの残りの部分、即ちイン
ジケータ部の回路を示す図。 第6図は、第5図の回路内の幾つかの点の波形、並びに
インジケータの点灯状態を示す図。 第7図は、第2タイプの判定装置を組み込んだステレオ
・オーディオ・モニターBBの回路の内、 第3図の回路に要する変更箇所の回路のみを示す図。 第8図は、第3タイプの判定装置を組み込んだステレオ
・オーディオ・モニターCCの回路を示す図。 第9図は、モニターCCのCRTの管面表示の例を示す図。 第10図は、モニターCCの残りの部分、即ちインジケータ
部分の回路を示す図。 第11図は、第2タイプ及び第3タイプの判定装置を組み
込んだステレオ・オーディオ・モニターDDの回路の1部
を示す図。 第12図は、従来のステレオ・オーディオ・スコープを示
すブロック図。 第13図は、第12図の従来のステレオ・オーディオ・スコ
ープのCRTの管面表示の例を示す図。 [符号説明] 1A、1B、1C:Lch入力端子、 2A、2B、2C:Rch入力端子、 3A、8B、9C:和差回路、 4A、4B、4C:バンドパスフィルタ、 5A、5B、5C:バンドパスフィルタ、 6A、6B、6C:X−Y表示手段、 7A、7B、7C:インジケータ手段、 10、20:平衡型コネクタ、 12、22:平衡−不平衡変換回路、 14、24:ゲイン・コントロール付きバッファ増幅器、 30、80、90、100:和差回路、 40、50:バンドパスフィルタ、 S0、S1、S2、S3、S4、S5、S6:スイッチ、 60:CRTディスプレイ部、 62、66:不平衡−平衡変換回路、 64:CRTディスプレイ、 v:人のボイス成分、 m:音楽成分、 70:インジケータ部、 71:インジケータON/OFF部、 72:整流器部、 74:入力検出部、 76:インジケータ制御回路部、 78:インジケータ回路部、 780:“OK"LEDインジケータ、 782:“NG"LEDインジケータ、 784、786:モノマルチ、 v1、v2、v3:同相時のボイス成分、 v4:逆相時のボイス成分、 v5:片チャンネル入力のボイス成分、 tw:モノマルチのパルス幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−69915(JP,A) 特開 昭62−263800(JP,A) 特開 昭63−209300(JP,A) 実開 昭55−112999(JP,U) 実開 昭62−17300(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/00 G01R 25/00 H04S 7/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステレオ・オーディオ信号を成す左チャン
    ネル信号(L)及び右チャンネル信号(R)の間の位相
    関係を判定するための方法(A;B;C)であって、 a) 所定の周波数範囲の中央定位成分を含む所与のス
    テレオ・オーディオ・プログラムからの左チャンネル信
    号(L)と右チャンネル信号(R)とを受けてこれら信
    号から第1信号(L;L+R)と第2信号(R;R−L)とを
    発生するステップと、 b) 該第1信号と該第2信号から、前記所定の周波数
    範囲の内の少なくとも選択した周波数範囲の成分を抜き
    取って、夫々第3信号と第4信号とを得るステップ(4
    A,5A;4B,5B;4C,5C)と、 c) 該第3信号と該第4信号とから第5信号及び第6
    信号を得て、該第5及び第6信号に基づいて、前記所与
    のステレオ・オーディオ・プログラムの前記左チャンネ
    ル信号と前記右チャンネル信号との位相関係を表す指示
    を与えるようにするためのステップと、 を備えた判定方法において、前記ステップcが、 前記第5信号((L+R))の整流値(R1)が前記第
    6信号((R−L))の整流値(R2)よりも大きいと
    き、同相を示す第1のインジケータ(780)を点灯さ
    せ、前記第5信号の整流値が前記第6信号の整流値より
    も小さいとき、逆相を示す第2のインジケータ(782)
    を点灯させ、前記第5信号の整流値が前記第6信号の整
    流値と実質上等しいとき、前記第1及び第2のインジケ
    ータのいずれの点灯も付勢せず(7A;7B;7C)、 前記第1及び第2のインジケータ(780,782)の各々が
    点灯したとき、前記第5信号と前記第6信号の整流値
    (R1,R2)の大小関係が反転しない限り、その点灯状態
    を少なくとも所定の時間(tw)を保持すること(784,78
    6)、 を含むこと、を特徴とする判定方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の判定方法において、 前記所与のプログラムは、CMプログラムであり、 前記中央定位成分は、該CMプログラムのナレーションを
    構成する人のボイス成分であること、を特徴とする判定
    方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の判定方法において、 前記選択周波数範囲は、400〜800Hzであること、 を特徴とする判定方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の判定方法
    において、 前記ステップbは、 前記第1信号と前記第2信号とを、夫々、前記選択した
    周波数範囲を通過帯域とするバンドパスフィルタ(4A,5
    A;4B,5B;4C,5C)に通すこと、 を特徴とする判定方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の判定方法
    において、 前記ステップaは、前記左チャンネル信号(L)と前記
    右チャンネル信号(R)との和を前記第1信号(L+
    R)とし、前記右チャンネル信号から前記左チャンネル
    信号を引いたものを前記第2信号(R−L)とするこ
    と、を含み、 前記ステップcは、前記第3信号を前記第5信号とし、
    前記第4信号を前記第6信号とすること、を含むこと
    (A)、 を特徴とする判定方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の判定方法
    において、 前記ステップaは、前記左チャンネル信号(L)を前記
    第1信号とし、前記右チャンネル信号(R)を前記第2
    信号とすること、を含み、 前記ステップcは、前記第3信号と前記第4信号との和
    を前記第5信号とし、前記第3信号から前記第4信号を
    引いたものを前記第6信号とすること(8B;9C)、を含
    むこと(B;C)、 を特徴とする判定方法。
  7. 【請求項7】請求項5又は6に記載の判定方法におい
    て、 前記ステップcは、 前記第5信号と前記第6信号とについてX−Y表示を与
    えること(6A;6B;6C)、 を含むこと、を特徴とする判定方法。
  8. 【請求項8】ステレオ・オーディオ信号を成す左チャン
    ネル信号(L)及び右チャンネル信号(R)の間の位相
    関係を判定するための判定装置であって、 a) 所与のステレオ・オーディオ信号の左チャンネル
    信号(L)を受けるための第1入力端子(1A)と、その
    右チャンネル信号(R)を受けるための第2入力端子
    (2A)と、 b) 前記第1入力端子(1A)からの前記左チャンネル
    信号と前記第2入力端子(2A)からの前記右チャンネル
    信号とを受けるように接続しており、前記左チャンネル
    信号と前記右チャンネル信号との和(L+R)を第1信
    号として出力し、かつ、前記右チャンネル信号から前記
    左チャンネル信号を引いたもの(R−L)を第2信号と
    して出力する和差回路手段(3A)と、 c) 前記第1信号を受けるように接続しており、該第
    1信号の内のある選択した周波数範囲の成分を抜き取っ
    て第3信号((L+R))を発生する第1抜き取り手
    段であって、前記選択周波数範囲は、前記所与のステレ
    オ・オーディオ信号に含まれ得る中央定位成分の内の少
    なくとも1部分を含むものである、前記の第1抜き取り
    手段(4A)と、 d) 前記第2信号を受けるように接続しており、該第
    2信号の内の前記選択周波数範囲の成分を抜き取って第
    4信号((R−L))を発生する第2抜き取り手段
    (5A)と、 e) 前記第3及び第4の信号を受けるように接続して
    おり、それら信号から前記所与のステレオ・オーディオ
    信号の前記左チャンネル信号と前記右チャンネル信号と
    の間の位相関係を表す指示を与えるための指示手段(6
    A,7A)と、 を備えた判定装置であって、前記指示手段が、 前記第3及び第4の信号に応答するインジケータ手段
    (7A)を含み、該インジケータ手段(7A)は、 i) 点灯して同相を示すようになった第1のインジケ
    ータ(780)と、 ii) 点灯して逆相を示すようになった第2のインジケ
    ータ(782)と、 iii) 前記第3信号((L+R))を整流して第1
    整流信号(R1)を発生する第1整流器手段(720)と、 iv) 前記第4信号((R−L))を整流して第2整
    流信号(R2)を発生する第2整流器手段(722)と、 v) 前記第1整流信号が前記第2整流信号より大きい
    とき、前記第1インジケータ(780)の点灯を付勢し、
    前記第1整流信号が前記第2整流信号より小さいとき、
    前記第2インジケータ(782)の点灯を付勢し、前記第
    1及び第2の整流信号が実質上互いに等しいとき、前記
    第1及び第2のインジケータのいずれの点灯も付勢しな
    い制御手段(76)と、 vi) 前記第1及び第2のインジケータの各々を、点灯
    したとき、少なくとも所定の時間(tw)点灯状態にホー
    ルドするホールド手段(784,786)であって、該ホール
    ド手段は、前記所定の時間中であっても、点灯中のイン
    ジケータとは反対のインジケータを点灯すべき場合に
    は、その点灯状態のホールドを解除する手段を含んだ、
    前記のホールド手段と、 を含むこと、を特徴とする判定装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の判定装置において、 前記所与のステレオ・オーディオ信号は、CMプログラム
    からのものであり、 前記中央定位成分は、該CMプログラムのナレーションを
    構成する人のボイス成分であること、を特徴とする判定
    装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の判定装置において、 前記選択周波数範囲は、400〜800Hzであること、 を特徴とする判定装置。
  11. 【請求項11】請求項8〜10のいずれかに記載の判定装
    置において、 前記第1及び第2の抜き取り手段は、夫々、前記選択周
    波数範囲を通過帯域とするバンドパスフィルタ(4A,5
    A)から成ること、 を特徴とする判定装置。
  12. 【請求項12】請求項8〜11のいずれかに記載の判定装
    置において、 前記指示手段は、 a) 前記第3及び第4の信号を夫々Y軸入力及びX軸
    入力とするCRTディスプレイ(6A)、 を含むこと、を特徴とする判定装置。
  13. 【請求項13】ステレオ・オーディオ信号を成す左チャ
    ンネル信号(L)及び右チャンネル信号(R)の間の位
    相関係を判定するための判定装置であって、 a) 所与のステレオ・オーディオ信号の左チャンネル
    信号(L)を受けるための第1入力端子(1B;1C)と、
    その右チャンネル信号(R)を受けるための第2入力端
    子(2B;2C)と、 b) 前記第1入力端子からの前記左チャンネル信号を
    受けるように接続しており、該左チャンネル信号の内の
    ある選択した周波数範囲の成分を抜き取って第1信号を
    発生する第1抜き取り手段であって、前記選択周波数範
    囲は、前記所与のステレオ・オーディオ信号に含まれ得
    る中央定位成分の内の少なくとも1部分を含むものであ
    る、前記の第1抜き取り手段(4B;4C)と、 c) 前記第2入力端子からの前記右チャンネル信号を
    受けるように接続しており、該右チャンネル信号の内の
    前記選択周波数範囲の成分を抜き取って第2信号を発生
    する第2抜き取り手段(5B;5C)と、 d) 前記第1及び第2の信号を受けるように接続して
    おり、それら信号から前記所与のステレオ・オーディオ
    信号の前記左チャンネル信号と前記右チャンネル信号と
    の間の位相関係を表す指示を与えるための指示手段(6
    B,7B;6C,7C)と、 を備えた判定装置であって、前記指示手段は、前記第1
    及び第2の信号の和を第3信号((L+R))として
    出力しかつ前記第2信号から前記第1信号を引いたもの
    を第4信号((R−L))として出力する和差回路手
    段(8B;9C)と、前記第3及び第4の信号に応答するイ
    ンジケータ手段(7B;7C)と、を含み、該インジケータ
    手段は、 i) 点灯して同相を示すようになった第1のインジケ
    ータ(780)と、 ii) 点灯して逆相を示すようになった第2のインジケ
    ータ(782)と、 iii) 前記第3信号を整流して第1整流信号(R1)を
    発生する第1整流器手段(720)と、 iv) 前記第4信号を整流して第2整流信号(R2)を発
    生する第2整流器手段(722)と、 v) 前記第1整流信号が前記第2整流信号より大きい
    とき、前記第1インジケータの点灯を付勢し、前記第1
    整流信号が前記第2整流信号より小さいとき、前記第2
    インジケータの点灯を付勢し、前記第1及び第2の整流
    信号が実質上互いに等しいとき、前記第1及び第2のイ
    ンジケータのいずれの点灯も付勢しない制御手段(76)
    と、 vi) 前記第1及び第2のインジケータの各々を、点灯
    したとき、少なくとも所定の時間(tw)点灯状態にホー
    ルドするホールド手段(784,786)であって、該ホール
    ド手段は、前記所定の時間中であっても、点灯中のイン
    ジケータとは反対のインジケータを点灯すべき場合に
    は、その点灯状態のホールドを解除する手段を含んだ、
    前記のホールド手段と、 を含むこと、を特徴とする判定装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の判定装置において、 前記所与のステレオ・オーディオ信号は、CMプログラム
    からのものであり、 前記中央定位成分は、該CMプログラムのナレーションを
    構成する人のボイス成分であること、を特徴とする判定
    装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の判定装置において、 前記選択周波数範囲は、400〜800Hzであること、 を特徴とする判定装置。
  16. 【請求項16】請求項13〜15のいずれかに記載の判定装
    置において、 前記第1及び第2の抜き取り手段は、夫々、前記選択周
    波数範囲を通過帯域とするバンドパスフィルタ(4B,5B;
    4C,5C)から成ること、 を特徴とする判定装置。
  17. 【請求項17】請求項13〜16のいずれかに記載の判定装
    置において、 前記指示手段は、 a) 前記第3及び第4の信号を夫々Y軸入力及びX軸
    入力とするCRTディスプレイ(6B)、 を含むこと、を特徴とする判定装置。
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