JPH07210125A - 信号情報表示方法および信号情報表示装置 - Google Patents
信号情報表示方法および信号情報表示装置Info
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- JPH07210125A JPH07210125A JP6002763A JP276394A JPH07210125A JP H07210125 A JPH07210125 A JP H07210125A JP 6002763 A JP6002763 A JP 6002763A JP 276394 A JP276394 A JP 276394A JP H07210125 A JPH07210125 A JP H07210125A
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- video signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 VTRやTV受信機における音声信号のモー
ド,チャンネル,レベルなどの音声信号に関する情報
や、映像信号のレベル等の映像信号に関する情報を表示
装置の表示面にリアルタイムで表示する。 【構成】 音声信号のレベルを垂直同期信号に同期して
サンプルする手段23,24と、サンプリングされた音
声信号のレベルを表示する映像信号を発生する手段30
と、この音声信号のレベルを表示する映像信号を、受信
した映像信号または再生した映像信号の所定の位置にス
ーパーインポーズする手段31とを設けた。 【効果】 レベル表示管とそのドライバIC、表示管と
ドライバIC間の多数の配線が不要となり、システムの
簡略化、コストダウン、ノイズ低減、意匠設計の自由度
の増大等の効果が得られる。
ド,チャンネル,レベルなどの音声信号に関する情報
や、映像信号のレベル等の映像信号に関する情報を表示
装置の表示面にリアルタイムで表示する。 【構成】 音声信号のレベルを垂直同期信号に同期して
サンプルする手段23,24と、サンプリングされた音
声信号のレベルを表示する映像信号を発生する手段30
と、この音声信号のレベルを表示する映像信号を、受信
した映像信号または再生した映像信号の所定の位置にス
ーパーインポーズする手段31とを設けた。 【効果】 レベル表示管とそのドライバIC、表示管と
ドライバIC間の多数の配線が不要となり、システムの
簡略化、コストダウン、ノイズ低減、意匠設計の自由度
の増大等の効果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばVTR、T
V、オーディオ再生装置等の音声信号または映像信号の
レベル等の信号情報を表示する信号情報表示方法および
信号情報表示装置に関する。
V、オーディオ再生装置等の音声信号または映像信号の
レベル等の信号情報を表示する信号情報表示方法および
信号情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、VTRを例に説明する。図12は
従来のVTRの正面図で、1はVTR、2は表示部、3
は記録時の録音レベル調整つまみ、4は再生時のトラッ
キングを調整するトラッキングつまみである。図13は
表示部2の拡大図で、各表示部分は表示管やLEDで構
成されており、5はレベルメータである。
従来のVTRの正面図で、1はVTR、2は表示部、3
は記録時の録音レベル調整つまみ、4は再生時のトラッ
キングを調整するトラッキングつまみである。図13は
表示部2の拡大図で、各表示部分は表示管やLEDで構
成されており、5はレベルメータである。
【0003】従来のVTR1では、記録時に、音声信号
の録音レベルを調節するためにレベルメータ5を見なが
ら録音レベル調整つまみ3を動かして適正な録音レベル
に調整し、また、再生時には、HiFi音声信号の再生
レベルをレベルメータ5で確認しながらトラッキングつ
まみ4を動かしてトラッキングを調整している。
の録音レベルを調節するためにレベルメータ5を見なが
ら録音レベル調整つまみ3を動かして適正な録音レベル
に調整し、また、再生時には、HiFi音声信号の再生
レベルをレベルメータ5で確認しながらトラッキングつ
まみ4を動かしてトラッキングを調整している。
【0004】図14は従来のVTRの音声レベル表示回
路のブロック図で、6は外部からの音声入力端子L、7
は音声入力端子R、8は映像入力端子、9はTV放送を
受信するためのアンテナ、10はチューナで、音声信号
L,Rおよび映像信号は、スイッチ11,12,13に
より、外部入力またはチューナからの入力に切り換えら
れる。選択された音声信号L,Rは、ボリューム14,
15により記録に適したレベルに音量調整されて音声記
録部16、積分フィルタ21,22、音声出力端子L1
7および音声出力端子R18に送出され、他方、選択さ
れた映像信号は、映像記録部19および映像出力端子2
0に出力される。
路のブロック図で、6は外部からの音声入力端子L、7
は音声入力端子R、8は映像入力端子、9はTV放送を
受信するためのアンテナ、10はチューナで、音声信号
L,Rおよび映像信号は、スイッチ11,12,13に
より、外部入力またはチューナからの入力に切り換えら
れる。選択された音声信号L,Rは、ボリューム14,
15により記録に適したレベルに音量調整されて音声記
録部16、積分フィルタ21,22、音声出力端子L1
7および音声出力端子R18に送出され、他方、選択さ
れた映像信号は、映像記録部19および映像出力端子2
0に出力される。
【0005】積分フィルタ21,22に入力された音声
信号L,RはA/D(アナログ/デジタル)変換器2
3,24に送られ、音声信号のレベルがデジタルデータ
に変換され、対数変換器25で対数変換される。この対
数変換は音声のレベルを人間の耳の特性に合うように表
現するためである。この対数変換には、演算で求める方
法や、音声レベルの大きさに応じてテーブルから値を求
める方法などがあり、対数変換器25はA/D変換器2
3,24とともに1チップマイクロコンピュータ(以
下、「1チップマイコン」という)26で構成されてい
る。1チップマイコン26により対数変換された音声デ
ータは、表示管ドライバIC27に送られる。表示管ド
ライバIC27によって駆動される表示管28は、グリ
ッドとアノードがマトリツクス状になっており、これに
30V程度の電圧をON/OFFすることで希望の表示
部分を点灯させるように構成されているので、表示管ド
ライバIC27には多数の高耐圧ポートが必要となる。
信号L,RはA/D(アナログ/デジタル)変換器2
3,24に送られ、音声信号のレベルがデジタルデータ
に変換され、対数変換器25で対数変換される。この対
数変換は音声のレベルを人間の耳の特性に合うように表
現するためである。この対数変換には、演算で求める方
法や、音声レベルの大きさに応じてテーブルから値を求
める方法などがあり、対数変換器25はA/D変換器2
3,24とともに1チップマイクロコンピュータ(以
下、「1チップマイコン」という)26で構成されてい
る。1チップマイコン26により対数変換された音声デ
ータは、表示管ドライバIC27に送られる。表示管ド
ライバIC27によって駆動される表示管28は、グリ
ッドとアノードがマトリツクス状になっており、これに
30V程度の電圧をON/OFFすることで希望の表示
部分を点灯させるように構成されているので、表示管ド
ライバIC27には多数の高耐圧ポートが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のVTRは以上の
ように構成されているので、音声レベルやトラッキング
レベル等の表示のために表示管またはLEDが必要であ
った。またこれらを駆動するためのドライバが必要であ
り、このドライバはレベル表示を行うために多くの入出
力ポートが必要となるが、近年、システムの簡略化とコ
ストダウンのために、高耐圧ポート付きの大容量マイク
ロコンピュータ(以下、「マイコン」という)を用い
て、従来複数用いられていたマイコンを1つに統合する
ことが多い。しかし、多数の高耐圧ポートが必要となる
ので、マイコンの統合化を行った場合にI/O(入出
力)ポートが足らなくなり、統合化が不可能になる場合
がある。
ように構成されているので、音声レベルやトラッキング
レベル等の表示のために表示管またはLEDが必要であ
った。またこれらを駆動するためのドライバが必要であ
り、このドライバはレベル表示を行うために多くの入出
力ポートが必要となるが、近年、システムの簡略化とコ
ストダウンのために、高耐圧ポート付きの大容量マイク
ロコンピュータ(以下、「マイコン」という)を用い
て、従来複数用いられていたマイコンを1つに統合する
ことが多い。しかし、多数の高耐圧ポートが必要となる
ので、マイコンの統合化を行った場合にI/O(入出
力)ポートが足らなくなり、統合化が不可能になる場合
がある。
【0007】さらに、ドライバからVTRの前面に設け
られた表示部までの長い配線が必要となり、この配線に
30V程度の電圧がON/OFFされるため、映像信号
やオーディオ信号にノイズが発生する原因となってい
た。
られた表示部までの長い配線が必要となり、この配線に
30V程度の電圧がON/OFFされるため、映像信号
やオーディオ信号にノイズが発生する原因となってい
た。
【0008】さらに表示部が小さいために認識しにくい
という問題点や、表示管設置のために装置前面の意匠設
計の自由度が少なくなる等の問題点があった。
という問題点や、表示管設置のために装置前面の意匠設
計の自由度が少なくなる等の問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、映像信号や音声信号のレベル表
示のためのLED,表示管,ドライバ,および表示管な
どへの多数の配線が不要でシステムの簡略化が図れ、ま
た、表示管点灯のために起こるノイズの発生がなく、ま
た、表示部を大きくできるとともにカラー表示を行うこ
とによってユーザが認識し易く、さらに意匠設計の自由
度の高い信号情報表示方法、およびその装置を得ること
を目的とする。
ためになされたもので、映像信号や音声信号のレベル表
示のためのLED,表示管,ドライバ,および表示管な
どへの多数の配線が不要でシステムの簡略化が図れ、ま
た、表示管点灯のために起こるノイズの発生がなく、ま
た、表示部を大きくできるとともにカラー表示を行うこ
とによってユーザが認識し易く、さらに意匠設計の自由
度の高い信号情報表示方法、およびその装置を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による信号情報
表示方法は、画面に表示される映像信号の音声信号のモ
ード,チャンネル,信号レベルなどの音声信号に関する
情報(以下、「音声信号情報」という)、および映像信
号のレベルなどの映像信号に関する情報(以下、「映像
信号情報」という)のうち少なくとも一つの情報を表す
信号情報の映像信号を作成し、この信号情報の映像信号
を、画面に表示される映像信号に、画面に表示された映
像を見る上で妨げとなることの少ない位置にスーパーイ
ンポーズするようにしたものである。
表示方法は、画面に表示される映像信号の音声信号のモ
ード,チャンネル,信号レベルなどの音声信号に関する
情報(以下、「音声信号情報」という)、および映像信
号のレベルなどの映像信号に関する情報(以下、「映像
信号情報」という)のうち少なくとも一つの情報を表す
信号情報の映像信号を作成し、この信号情報の映像信号
を、画面に表示される映像信号に、画面に表示された映
像を見る上で妨げとなることの少ない位置にスーパーイ
ンポーズするようにしたものである。
【0011】また、この発明による信号情報表示装置
は、映像信号を画面に表示する手段と、音声信号情報、
および映像信号情報のうち少なくとも一つの情報を検出
する手段と、この検出した情報を表す信号情報の映像信
号を作成する手段と、この作成した信号情報の映像信号
を上記画面に表示される映像信号に、上記画面に表示さ
れた映像を見る上で妨げとなることの少ない位置に表示
されるようにスーパーインポーズする手段とこのスーパ
ーインポーズされた映像信号を表示する手段を備えたも
のである。
は、映像信号を画面に表示する手段と、音声信号情報、
および映像信号情報のうち少なくとも一つの情報を検出
する手段と、この検出した情報を表す信号情報の映像信
号を作成する手段と、この作成した信号情報の映像信号
を上記画面に表示される映像信号に、上記画面に表示さ
れた映像を見る上で妨げとなることの少ない位置に表示
されるようにスーパーインポーズする手段とこのスーパ
ーインポーズされた映像信号を表示する手段を備えたも
のである。
【0012】また、音声信号に関する情報または映像信
号に関する情報を検出する手段は、当該映像信号の垂直
同期信号に対応したタイミングでもってサンプリングす
るように構成されたものである。
号に関する情報を検出する手段は、当該映像信号の垂直
同期信号に対応したタイミングでもってサンプリングす
るように構成されたものである。
【0013】また、表示装置の映像信号が表示されない
部分または映像信号の画像情報の少ない部分に信号情報
の映像信号をスーパーインポーズするように構成したも
のである。
部分または映像信号の画像情報の少ない部分に信号情報
の映像信号をスーパーインポーズするように構成したも
のである。
【0014】また、1フィールドの映像信号を垂直同期
信号の1/N(Nは2以上の整数)の期間で区分して各
区間ごとに映像信号のレベルを積分し、この各区間の積
分値を比較して積分値が最も小さい区間に信号情報の映
像信号をスーパーインポーズするように構成したもので
ある。
信号の1/N(Nは2以上の整数)の期間で区分して各
区間ごとに映像信号のレベルを積分し、この各区間の積
分値を比較して積分値が最も小さい区間に信号情報の映
像信号をスーパーインポーズするように構成したもので
ある。
【0015】また、映像信号の音声モードに応じて信号
情報の表示色を変えるように構成したものである。
情報の表示色を変えるように構成したものである。
【0016】また、音声信号のレベルを複数の周波数帯
域に分割して表示するように構成したものである。
域に分割して表示するように構成したものである。
【0017】また、区分された周波数帯域ごとに音声レ
ベルを調節する手段を備えたものである。
ベルを調節する手段を備えたものである。
【0018】
【作用】この発明の信号情報表示方法によれば、音声信
号情報および映像信号情報のうち、所定の信号情報が、
表示装置の表示面内の所定の位置に表示される。
号情報および映像信号情報のうち、所定の信号情報が、
表示装置の表示面内の所定の位置に表示される。
【0019】この発明の信号情報表示装置によれば、信
号情報の映像信号を作成し、受信または再生した映像信
号の所定の位置にスーパーインポーズするので、表示装
置の表示面内の所定の位置に信号情報が表示される。
号情報の映像信号を作成し、受信または再生した映像信
号の所定の位置にスーパーインポーズするので、表示装
置の表示面内の所定の位置に信号情報が表示される。
【0020】また、音声信号のレベルまたは映像信号の
レベルのサンプリングを、当該映像信号の垂直同期信号
に同期したタイミングで行うようにしたので、リアルタ
イムで信号のレベルが表示される。
レベルのサンプリングを、当該映像信号の垂直同期信号
に同期したタイミングで行うようにしたので、リアルタ
イムで信号のレベルが表示される。
【0021】また、信号情報の映像が、表示装置の画面
に表示された映像の無表示部分、または映像の変化の少
ない部分に表示される。
に表示された映像の無表示部分、または映像の変化の少
ない部分に表示される。
【0022】また、1フィールドの映像信号を垂直同期
信号の周期の1/Nごとに区分して各区分の映像信号の
レベルを積分し、この積分値が最も小さい区分のところ
に信号情報をスーパーインポーズするようにしたので、
自動的に画像情報の少ない部分すなわち映像の変化の少
ない部分に信号情報が表示される。
信号の周期の1/Nごとに区分して各区分の映像信号の
レベルを積分し、この積分値が最も小さい区分のところ
に信号情報をスーパーインポーズするようにしたので、
自動的に画像情報の少ない部分すなわち映像の変化の少
ない部分に信号情報が表示される。
【0023】また、映像信号の音声モードの変化に応じ
て信号情報の表示色が変化する。
て信号情報の表示色が変化する。
【0024】また、音声信号のレベルを複数の周波数帯
域に区分し、各周波数帯域ごとのレベルを検出してその
レベルを表す映像信号を発生し、この信号情報の映像信
号に映像信号の所定の位置にスーパーインポーズするの
で、表示装置の表示面の所定の位置に、周波数帯域ごと
のレベルが表示される。
域に区分し、各周波数帯域ごとのレベルを検出してその
レベルを表す映像信号を発生し、この信号情報の映像信
号に映像信号の所定の位置にスーパーインポーズするの
で、表示装置の表示面の所定の位置に、周波数帯域ごと
のレベルが表示される。
【0025】また、周波数帯域ごとに音声レベルを調節
する手段を設けたので、グラフィックイコライザの機能
が得られる。
する手段を設けたので、グラフィックイコライザの機能
が得られる。
【0026】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明をVTRに適用した実施例1のブロ
ック回路図で、図14と同一符号はそれぞれ同一または
相当する部分を示しており、29は同期分離回路、30
はキャラクタージェネレータ(以下、「キャラジェネ」
という)、31は重畳器、32はスイッチである。
る。図1はこの発明をVTRに適用した実施例1のブロ
ック回路図で、図14と同一符号はそれぞれ同一または
相当する部分を示しており、29は同期分離回路、30
はキャラクタージェネレータ(以下、「キャラジェネ」
という)、31は重畳器、32はスイッチである。
【0027】つぎに、実施例1の動作のうち、図14に
示した従来例と異なる部分について説明する。キャラジ
ェネ30は、図示していない表示装置の表示面に、任意
のキャラクタを表示するための映像信号を作り出すもの
で、1チップマイコン26の指令により、キャラクタ表
示はもちろんのこと、複数のキャラクタを組み合わせ
た、例えば図2に示すようなさまざまな文字やグラフィ
ック画面の表示を行う映像信号を発生する。このキャラ
ジェネには、例えば三菱電機株式会社製IC、M504
55等がある。
示した従来例と異なる部分について説明する。キャラジ
ェネ30は、図示していない表示装置の表示面に、任意
のキャラクタを表示するための映像信号を作り出すもの
で、1チップマイコン26の指令により、キャラクタ表
示はもちろんのこと、複数のキャラクタを組み合わせ
た、例えば図2に示すようなさまざまな文字やグラフィ
ック画面の表示を行う映像信号を発生する。このキャラ
ジェネには、例えば三菱電機株式会社製IC、M504
55等がある。
【0028】同期分離回路29は、スイッチ13で選択
された映像信号から垂直同期信号VD、水平同期信号H
Dを分離して出力する。取り出された垂直同期信号VD
は、スイッチ12で選択された音声信号をA/D変換す
るタイミング信号や、キャラジェネ30で映像信号を作
成するためのタイミング信号として用いられる。A/D
変換器23,24は、音声信号のレベルを垂直同期信号
VDに同期したタイミングでサンプリングし、その値を
ホールドする。このタイミングは、垂直同期信号VDと
同一であってもよいし、ある時間遅れて、つまり、ある
位相差を持ってサンプルしてもよい。つまり垂直同期信
号VDの周期内に音声のレベルを1回サンプリングすれ
ばよい。
された映像信号から垂直同期信号VD、水平同期信号H
Dを分離して出力する。取り出された垂直同期信号VD
は、スイッチ12で選択された音声信号をA/D変換す
るタイミング信号や、キャラジェネ30で映像信号を作
成するためのタイミング信号として用いられる。A/D
変換器23,24は、音声信号のレベルを垂直同期信号
VDに同期したタイミングでサンプリングし、その値を
ホールドする。このタイミングは、垂直同期信号VDと
同一であってもよいし、ある時間遅れて、つまり、ある
位相差を持ってサンプルしてもよい。つまり垂直同期信
号VDの周期内に音声のレベルを1回サンプリングすれ
ばよい。
【0029】なお、サンプリングの方法は垂直同期信号
VDの周期よりも高い周波数で行ってもよいが、この場
合、表示される映像は垂直同期信号VDの周期でしか変
化しないので、サンプル値を垂直同期信号VDの周期内
で平均化する。
VDの周期よりも高い周波数で行ってもよいが、この場
合、表示される映像は垂直同期信号VDの周期でしか変
化しないので、サンプル値を垂直同期信号VDの周期内
で平均化する。
【0030】また、垂直同期信号VDの数周期ごとにサ
ンプルしてもよいが、音声レベルの変化表示のリアルタ
イム性が悪くなる。
ンプルしてもよいが、音声レベルの変化表示のリアルタ
イム性が悪くなる。
【0031】垂直同期信号VDと同一の周期で音声信号
のレベルをサンプルした場合、積分フィルタ21,22
は、垂直同期信号VDの周期(NTSC信号の場合は約
16msec)程度の間、音声信号を積分すればよい。
なお、NTSC信号の映像信号の垂直同期信号VDは6
0Hz 、水平同期信号HDは15.75kHz である。
のレベルをサンプルした場合、積分フィルタ21,22
は、垂直同期信号VDの周期(NTSC信号の場合は約
16msec)程度の間、音声信号を積分すればよい。
なお、NTSC信号の映像信号の垂直同期信号VDは6
0Hz 、水平同期信号HDは15.75kHz である。
【0032】他方、垂直同期信号VDおよび水平同期信
号HDはキャラジェネ30にも供給され、キャラジェネ
30が発生する映像信号の同期信号として用いられる。
映像信号が無い場合は、キャラジェネ30の自己クロッ
クにより垂直,水平同期信号VD,HDを作成する。重
畳器31は、映像信号にキャラジェネ30で作成された
音声信号レベルを表す映像信号をスーパーインポーズす
る。スイッチ32は、スイッチ13の選択信号または重
畳器31の出力信号のいずれかを選択して映像出力端子
20に出力する。
号HDはキャラジェネ30にも供給され、キャラジェネ
30が発生する映像信号の同期信号として用いられる。
映像信号が無い場合は、キャラジェネ30の自己クロッ
クにより垂直,水平同期信号VD,HDを作成する。重
畳器31は、映像信号にキャラジェネ30で作成された
音声信号レベルを表す映像信号をスーパーインポーズす
る。スイッチ32は、スイッチ13の選択信号または重
畳器31の出力信号のいずれかを選択して映像出力端子
20に出力する。
【0033】図2は、映像信号に音声信号情報を示す映
像信号がスーパーインポーズされている画面の1例を示
す図で、カラーバーと呼ばれるテストチャート33の下
段のところに、音声モード情報34,チャンネル情報3
5および音声レベル情報36を示す音声信号情報37が
表示されている。
像信号がスーパーインポーズされている画面の1例を示
す図で、カラーバーと呼ばれるテストチャート33の下
段のところに、音声モード情報34,チャンネル情報3
5および音声レベル情報36を示す音声信号情報37が
表示されている。
【0034】この実施例1によれば、映像信号の垂直同
期信号VDに同期して音声信号のレベルをA/D変換
し、キャラジェネ30により音声信号のレベルを映像化
しているので、音声信号のレベルを示す映像が、映像の
フィールド周波数(60Hz )と同じ周波数で変化する
ため、使用者は、リアルタイムで音声信号のレベル変化
を映像で認識することができる。
期信号VDに同期して音声信号のレベルをA/D変換
し、キャラジェネ30により音声信号のレベルを映像化
しているので、音声信号のレベルを示す映像が、映像の
フィールド周波数(60Hz )と同じ周波数で変化する
ため、使用者は、リアルタイムで音声信号のレベル変化
を映像で認識することができる。
【0035】TV放送の音声信号には、日本ではステレ
オモード、2か国語放送、モノラル放送等がある。これ
らのモードの音声信号は、チューナ10によってデコー
ドされ、1チップマイコン26に音声モード信号として
入力される。この音声モードも、キャラジェネ30によ
って図2中に示すような音声モード情報34で表示する
ことができる。また、ステレオモード、または2か国語
放送の場合は、ステレオ2チャンネル音声のうち、どち
らかのチャンネルの音声レベルを表示しているときはチ
ャンネル情報35のLまたはRを点灯し、ステレオ2チ
ャンネルとも選択しているときはL,Rともに点灯し、
2か国語放送の場合で主音声を選択した場合はL(主)
を点灯し、副音声を選択した場合はR(副)を点灯す
る。なお、音声レベル情報36は、レベルが高いほど右
方向に個数が増す棒グラフで表示している。
オモード、2か国語放送、モノラル放送等がある。これ
らのモードの音声信号は、チューナ10によってデコー
ドされ、1チップマイコン26に音声モード信号として
入力される。この音声モードも、キャラジェネ30によ
って図2中に示すような音声モード情報34で表示する
ことができる。また、ステレオモード、または2か国語
放送の場合は、ステレオ2チャンネル音声のうち、どち
らかのチャンネルの音声レベルを表示しているときはチ
ャンネル情報35のLまたはRを点灯し、ステレオ2チ
ャンネルとも選択しているときはL,Rともに点灯し、
2か国語放送の場合で主音声を選択した場合はL(主)
を点灯し、副音声を選択した場合はR(副)を点灯す
る。なお、音声レベル情報36は、レベルが高いほど右
方向に個数が増す棒グラフで表示している。
【0036】なお、実施例1では、VTRを例にとって
説明をしたが、これをテレビジョン受像機(以下、「T
V」という)やオーディオ機器に置き換えることはきわ
めて容易で、TVの場合は音声出力端子17,18、映
像出力端子20のかわりに、スピーカやCRTに送出す
ればよく、また、キャラジェネ30を内蔵しているオー
ディオ機器では、キャラジェネに内臓されている発振器
で同期信号を作り、自由に映像信号を作成してLEDな
どの表示装置に表示することが可能である。
説明をしたが、これをテレビジョン受像機(以下、「T
V」という)やオーディオ機器に置き換えることはきわ
めて容易で、TVの場合は音声出力端子17,18、映
像出力端子20のかわりに、スピーカやCRTに送出す
ればよく、また、キャラジェネ30を内蔵しているオー
ディオ機器では、キャラジェネに内臓されている発振器
で同期信号を作り、自由に映像信号を作成してLEDな
どの表示装置に表示することが可能である。
【0037】なお、従来のTVでも、スピーカの音量の
大きさを示す目安として図2中に36で示したような表
示を行っているが、これは実際のリアルタイムでの音の
大きさを示すものでなく、基本的に本実施例1とは異な
る。ただ、TVに内蔵されているキャラジェネに、図2
中の36に示したようなグラフィックデータがある場合
は、このキャラジェネを利用することができる。
大きさを示す目安として図2中に36で示したような表
示を行っているが、これは実際のリアルタイムでの音の
大きさを示すものでなく、基本的に本実施例1とは異な
る。ただ、TVに内蔵されているキャラジェネに、図2
中の36に示したようなグラフィックデータがある場合
は、このキャラジェネを利用することができる。
【0038】実施例2.図3は、この発明の実施例2の
音声信号情報の表示例を示す図で、レターボックス画面
と呼ばれる表示面に音声信号情報を表示したものであ
る。このレターボックス画面は、縦横比が3:4のCR
Tの表示面に、映画などの横長画面を横幅いっぱいに表
示したときのモードであり、表示面の上下端に形成され
る無映像部分38に音声信号情報37を表示している。
音声信号情報の表示例を示す図で、レターボックス画面
と呼ばれる表示面に音声信号情報を表示したものであ
る。このレターボックス画面は、縦横比が3:4のCR
Tの表示面に、映画などの横長画面を横幅いっぱいに表
示したときのモードであり、表示面の上下端に形成され
る無映像部分38に音声信号情報37を表示している。
【0039】実施例3.図4はこの発明の実施例3の音
声信号情報の表示例を示す図で、サイドパネルモード画
面と呼ばれる表示面に音声信号情報を表示したものであ
る。このサイドパネルモード画面は、最近普及しつつあ
る縦横比9:16のCRTの表示面に、縦横比3:4の
映像を縦幅いっぱいに表示したときのモードであり、左
右の両側に形成される無映像部分39に、音声信号情報
37を表示したものである。
声信号情報の表示例を示す図で、サイドパネルモード画
面と呼ばれる表示面に音声信号情報を表示したものであ
る。このサイドパネルモード画面は、最近普及しつつあ
る縦横比9:16のCRTの表示面に、縦横比3:4の
映像を縦幅いっぱいに表示したときのモードであり、左
右の両側に形成される無映像部分39に、音声信号情報
37を表示したものである。
【0040】このように、映像の表示されていない部分
38,39に音声信号情報37を表示することにより、
視聴中の映像の品位を損なうことなく音声信号情報37
を表示することができる。
38,39に音声信号情報37を表示することにより、
視聴中の映像の品位を損なうことなく音声信号情報37
を表示することができる。
【0041】実施例4.この発明の実施例4は、図2に
示した音声レベル情報36を、表1に示すように、テレ
ビジョン放送の音声モードに応じて色変化させるように
したものである。
示した音声レベル情報36を、表1に示すように、テレ
ビジョン放送の音声モードに応じて色変化させるように
したものである。
【0042】
【表1】
【0043】すなわち、音声モードがステレオモード時
は音声レベル情報36の色を赤にし、モノラルモード時
は緑にし、2か国語放送時は黄色にする。この表示色の
切り換えは、図1に示したチューナ10から出力される
音声モード信号を1チップマイコン26に入力し、1チ
ップマイコン26からカラー対応に構成されたキャラジ
ェネ30への指令により表示色を切り換える。
は音声レベル情報36の色を赤にし、モノラルモード時
は緑にし、2か国語放送時は黄色にする。この表示色の
切り換えは、図1に示したチューナ10から出力される
音声モード信号を1チップマイコン26に入力し、1チ
ップマイコン26からカラー対応に構成されたキャラジ
ェネ30への指令により表示色を切り換える。
【0044】実施例5.図5はこの発明の実施例5のブ
ロック回路図で、音声信号をアナログ値からディジタル
値に変換するA/D変換器を、図1に示した実施例1の
2個から1個に削減したもので、図1と同一符号はそれ
ぞれ同一または相当部分を示している。図5において、
40はスイッチ、41はタイミング発生器、42はA/
D変換器である。実施例1との違いは、A/D変換器4
2の前にスイッチ40を設け、音声信号Lと音声信号R
をタイミング発生器41で作成したタイミング信号で切
り換えることである。このタイミング信号は、まずスイ
ッチ40を積分フィルタ21側に切り換えて音声信号L
をA/D変換し、その後、積分フィルタ22側に切り換
えて音声信号RをA/D変換する。つまり時分割で音声
信号L,Rを切り換えてA/D変換することにより、1
個のA/D変換器42でL,Rチャンネルの音声信号を
デジタルデータに変換することができる。
ロック回路図で、音声信号をアナログ値からディジタル
値に変換するA/D変換器を、図1に示した実施例1の
2個から1個に削減したもので、図1と同一符号はそれ
ぞれ同一または相当部分を示している。図5において、
40はスイッチ、41はタイミング発生器、42はA/
D変換器である。実施例1との違いは、A/D変換器4
2の前にスイッチ40を設け、音声信号Lと音声信号R
をタイミング発生器41で作成したタイミング信号で切
り換えることである。このタイミング信号は、まずスイ
ッチ40を積分フィルタ21側に切り換えて音声信号L
をA/D変換し、その後、積分フィルタ22側に切り換
えて音声信号RをA/D変換する。つまり時分割で音声
信号L,Rを切り換えてA/D変換することにより、1
個のA/D変換器42でL,Rチャンネルの音声信号を
デジタルデータに変換することができる。
【0045】実施例6.図6はこの発明の実施例6のブ
ロック回路図で、VTR1の再生時に、再生ヘッドから
の出力レベルを画面に表示するようにしたもので、VT
R再生時のトラッキング調整時に用いられる。図6にお
いて、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を
示しており、43は映像情報が記録されている磁気テー
プ、44は磁気テープ43上に記録されたトラックで、
1トラックに1フィールドの映像が記録されている。4
5は映像信号を再生する映像再生ヘッド、46は音声信
号を再生する音声再生ヘッドである。再生された映像信
号および音声信号はFM信号であるので、ローパスフィ
ルタ47,48によってそのエンベロープを検波するこ
とにより、映像信号および音声信号のレベルを検出する
ことができる。エンベロープ検波されたFM信号は、A
/D変換器23,24でそれぞれデジタルデータに変換
され、マイコン49に送られる。マイコン49は、各ヘ
ッド45,46からの出力に応じキャラジェネ30に指
令をあたえる。キャラジェネ30は各ヘッド45,46
からの信号レベルを示す映像信号を発生し、この映像信
号は、重畳器31においてスイッチ50で選択された映
像信号にスーパーインポーズされ、映像出力端子20か
ら送出されて図示していない表示装置に映出される。
ロック回路図で、VTR1の再生時に、再生ヘッドから
の出力レベルを画面に表示するようにしたもので、VT
R再生時のトラッキング調整時に用いられる。図6にお
いて、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を
示しており、43は映像情報が記録されている磁気テー
プ、44は磁気テープ43上に記録されたトラックで、
1トラックに1フィールドの映像が記録されている。4
5は映像信号を再生する映像再生ヘッド、46は音声信
号を再生する音声再生ヘッドである。再生された映像信
号および音声信号はFM信号であるので、ローパスフィ
ルタ47,48によってそのエンベロープを検波するこ
とにより、映像信号および音声信号のレベルを検出する
ことができる。エンベロープ検波されたFM信号は、A
/D変換器23,24でそれぞれデジタルデータに変換
され、マイコン49に送られる。マイコン49は、各ヘ
ッド45,46からの出力に応じキャラジェネ30に指
令をあたえる。キャラジェネ30は各ヘッド45,46
からの信号レベルを示す映像信号を発生し、この映像信
号は、重畳器31においてスイッチ50で選択された映
像信号にスーパーインポーズされ、映像出力端子20か
ら送出されて図示していない表示装置に映出される。
【0046】これにより、ユーザは両再生ヘッドからの
信号のレベルを画面で確認しながらトラッキング調整を
容易に行うことができる。また、この実施例6では、図
7に示すように、映像再生ヘッド45と音声再生ヘッド
46からの再生信号のレベルをそれぞれ独立に見ること
ができるので、映像信号の再生レベルおよび音声信号の
再生レベルがそれぞれ最適となる位置にトラッキングを
調整することが容易になしえる。
信号のレベルを画面で確認しながらトラッキング調整を
容易に行うことができる。また、この実施例6では、図
7に示すように、映像再生ヘッド45と音声再生ヘッド
46からの再生信号のレベルをそれぞれ独立に見ること
ができるので、映像信号の再生レベルおよび音声信号の
再生レベルがそれぞれ最適となる位置にトラッキングを
調整することが容易になしえる。
【0047】実施例7.図8は、この発明の実施例7の
ブロック回路図で、音声信号の周波数分布を画面に表示
する、一般にグラフィックイコライザと呼ばれる装置の
表示に用いられるものである。図において図1と同一符
号はそれぞれ同一または相当部分を示しており、外部入
力端子L,R6,7またはチューナ10から入力された
音声信号は、スイッチ11,12により選択され、ボリ
ューム14,15により音声レベルが調整され、複数の
バンドパスフィルタ(以下、「BPF」という)52〜
55に出力される。BPF52は10Hz 〜100Hz
、BPF53は100Hz〜500Hz 、BPF54は
500Hz 〜1kHz 、BPF55は1kHz 〜10k
Hz の通過周波数に設定されている。
ブロック回路図で、音声信号の周波数分布を画面に表示
する、一般にグラフィックイコライザと呼ばれる装置の
表示に用いられるものである。図において図1と同一符
号はそれぞれ同一または相当部分を示しており、外部入
力端子L,R6,7またはチューナ10から入力された
音声信号は、スイッチ11,12により選択され、ボリ
ューム14,15により音声レベルが調整され、複数の
バンドパスフィルタ(以下、「BPF」という)52〜
55に出力される。BPF52は10Hz 〜100Hz
、BPF53は100Hz〜500Hz 、BPF54は
500Hz 〜1kHz 、BPF55は1kHz 〜10k
Hz の通過周波数に設定されている。
【0048】各BPF52〜55を通過した周波数成分
は、A/D変換器56でそれぞれA/D変換されて対数
変換器25に入力され、それぞれ対数変換されて、キャ
ラジェネ30に入力され、キャラジェネ30から各周波
数成分ごとの音声レベルを示す映像信号が重畳器31に
出力される。この音声レベル情報の1例を図9に示す。
重畳器31はこれらの音声レベル情報の映像信号をスイ
ッチ13から入力された映像信号にスーパーインポーズ
して映像出力端子20に出力する。A/D変換器52〜
55と対数変換器25は、1チップマイコン57で構成
する。なお、1チップマイコン57でデジタルフィルタ
を構成すれば、BPF52〜55をソフトウェアで実現
できる。
は、A/D変換器56でそれぞれA/D変換されて対数
変換器25に入力され、それぞれ対数変換されて、キャ
ラジェネ30に入力され、キャラジェネ30から各周波
数成分ごとの音声レベルを示す映像信号が重畳器31に
出力される。この音声レベル情報の1例を図9に示す。
重畳器31はこれらの音声レベル情報の映像信号をスイ
ッチ13から入力された映像信号にスーパーインポーズ
して映像出力端子20に出力する。A/D変換器52〜
55と対数変換器25は、1チップマイコン57で構成
する。なお、1チップマイコン57でデジタルフィルタ
を構成すれば、BPF52〜55をソフトウェアで実現
できる。
【0049】なお、この実施例7ではVTRに適用した
例を説明したが、TVに内蔵して周波数帯域ごとの音の
大きさをTV画面に表示することも可能である。
例を説明したが、TVに内蔵して周波数帯域ごとの音の
大きさをTV画面に表示することも可能である。
【0050】実施例8.また、周波数帯域ごとに音声信
号のレベルを調節するボリュームを設ければ、グラフィ
ックイコライザ機能をもたせることができる。
号のレベルを調節するボリュームを設ければ、グラフィ
ックイコライザ機能をもたせることができる。
【0051】実施例9.図10は、この発明の実施例9
のブロック回路図で、映像の輝度レベルの小さいところ
に音声レベル情報が表示されるようにしたものである。
図10において、図1と同一符号はそれぞれ同一または
相当部分を示しており、58は映像の輝度レベルを積分
する積分器、59はA/D変換器、60は1チップマイ
コンである。この積分器58は、1チップマイコン60
からの指令により、リセットや積分時間のゲート・タイ
ミングが設定される。また、1チップマイコン60は、
同期分離回路29からの垂直同期信号VDを基準に、数
HD周期(例えば3〜10HD周期程度)の時間、積分
器58のゲートを開かせて映像信号の輝度レベルを積分
する。この積分値はA/D変換器59を介して1チップ
マイコン60に取り込まれて映像の垂直同期周期内のど
の部分の輝度レベルが低いかが認識され、その位置を音
声レベル情報の表示位置に設定してキャラジェネ30に
指令をだす。
のブロック回路図で、映像の輝度レベルの小さいところ
に音声レベル情報が表示されるようにしたものである。
図10において、図1と同一符号はそれぞれ同一または
相当部分を示しており、58は映像の輝度レベルを積分
する積分器、59はA/D変換器、60は1チップマイ
コンである。この積分器58は、1チップマイコン60
からの指令により、リセットや積分時間のゲート・タイ
ミングが設定される。また、1チップマイコン60は、
同期分離回路29からの垂直同期信号VDを基準に、数
HD周期(例えば3〜10HD周期程度)の時間、積分
器58のゲートを開かせて映像信号の輝度レベルを積分
する。この積分値はA/D変換器59を介して1チップ
マイコン60に取り込まれて映像の垂直同期周期内のど
の部分の輝度レベルが低いかが認識され、その位置を音
声レベル情報の表示位置に設定してキャラジェネ30に
指令をだす。
【0052】これにより、図3に示したレターボックス
画面、または図4に示したサイドパネルモード画面の場
合には無映像部分38,39に表示され、無映像部分が
ないときは映像信号の輝度レベルの小さいところ、言い
代えると画像情報の少ないところに自動的に音声レベル
情報が表示される。
画面、または図4に示したサイドパネルモード画面の場
合には無映像部分38,39に表示され、無映像部分が
ないときは映像信号の輝度レベルの小さいところ、言い
代えると画像情報の少ないところに自動的に音声レベル
情報が表示される。
【0053】同様に、輝度レベルの変化の特徴をとら
え、輝度レベルの変化の小さいところに音声レベル情報
の表示を行うこともできる。
え、輝度レベルの変化の小さいところに音声レベル情報
の表示を行うこともできる。
【0054】この実施例9のマイコン処理の流れを図1
1に示す。マイコンは、S1で垂直同期信号VDを受け
取ると、S2で各変数の初期設定を行い、S3で予め決
められた画面の分割数(この場合は垂直方向に分割)の
全てのデータ処理を行ったか判断する。データ処理が画
面分割数だけ行われていない場合はS4で積分器58に
リセット信号を送り、積分器をクリアする。次に、S5
で積分器58に積分動作を行うためのゲート・オープン
信号を送出し、映像信号レベルの積分を開始する。
1に示す。マイコンは、S1で垂直同期信号VDを受け
取ると、S2で各変数の初期設定を行い、S3で予め決
められた画面の分割数(この場合は垂直方向に分割)の
全てのデータ処理を行ったか判断する。データ処理が画
面分割数だけ行われていない場合はS4で積分器58に
リセット信号を送り、積分器をクリアする。次に、S5
で積分器58に積分動作を行うためのゲート・オープン
信号を送出し、映像信号レベルの積分を開始する。
【0055】次に、S6で画面分割数により定められた
積分時間待ちを行った後、S7でゲートを閉じ、S8で
データをサンプルする。次に、S9でサンプルされたデ
ータがこれまでの最小値かどうかを判断し、もし最小値
ならばS10でデータをストアし、S11でn=n+1
に設定してS3に戻り、全てのデータの処理が終了した
か否かを判断する。データ処理が終了していない場合は
S4〜S1において上記と同様の処理を行う。所定数の
サンプリングが終了すると、S12でS10にストアさ
れている最小値の位置を表示位置に設定し、次に、S1
3でこの設定位置をキャラジェネ30に送信して処理を
終了する。
積分時間待ちを行った後、S7でゲートを閉じ、S8で
データをサンプルする。次に、S9でサンプルされたデ
ータがこれまでの最小値かどうかを判断し、もし最小値
ならばS10でデータをストアし、S11でn=n+1
に設定してS3に戻り、全てのデータの処理が終了した
か否かを判断する。データ処理が終了していない場合は
S4〜S1において上記と同様の処理を行う。所定数の
サンプリングが終了すると、S12でS10にストアさ
れている最小値の位置を表示位置に設定し、次に、S1
3でこの設定位置をキャラジェネ30に送信して処理を
終了する。
【0056】なお、図4に示したサイドパネルモード画
面のように、垂直方向の映像情報が少ない画面において
は、画面を水平方向に分割して同様な処理を行うことに
より、音声レベルの表示位置を最適位置に決定すること
ができる。
面のように、垂直方向の映像情報が少ない画面において
は、画面を水平方向に分割して同様な処理を行うことに
より、音声レベルの表示位置を最適位置に決定すること
ができる。
【0057】なお、この実施例9では、ビデオ信号の輝
度信号を用いたが、色信号の情報を用いて同様に処理す
れば、同様の効果が得られる。
度信号を用いたが、色信号の情報を用いて同様に処理す
れば、同様の効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0059】表示装置の画面に表示される映像を見る上
で妨げとなることの少ない位置に、音声信号に関する情
報および映像信号に関する情報を表示できるので、従来
必要であったLEDや表示管が不要となり、コストダウ
ンおよび意匠設計の自由度が増加する。
で妨げとなることの少ない位置に、音声信号に関する情
報および映像信号に関する情報を表示できるので、従来
必要であったLEDや表示管が不要となり、コストダウ
ンおよび意匠設計の自由度が増加する。
【0060】また、キャラジェネで信号情報の映像信号
を発生し、この映像信号を受信した映像信号または再生
した映像信号の所定の位置にスーパーインポーズするの
で、従来例の表示管で表示するための配線から映像信号
や音声信号にノイズが生じることがない。
を発生し、この映像信号を受信した映像信号または再生
した映像信号の所定の位置にスーパーインポーズするの
で、従来例の表示管で表示するための配線から映像信号
や音声信号にノイズが生じることがない。
【0061】また、信号情報が表示装置の表示面に表示
されるので、表示が大きく、また、表示色を信号のモー
ドなどに対応させて切り換えられるので、視認し易い表
示が行えるとともに、表示が不要なときに消去すること
ができるので、使用者の利用し易い表示を行うことがで
きる。
されるので、表示が大きく、また、表示色を信号のモー
ドなどに対応させて切り換えられるので、視認し易い表
示が行えるとともに、表示が不要なときに消去すること
ができるので、使用者の利用し易い表示を行うことがで
きる。
【0062】また、表示装置の表示面の映像が表示され
ていない部分、または映像の変化の少ない部分に、選択
的に、または自動的に信号情報を表示できるので、表示
されている映像の品位を損なうことが少ない。
ていない部分、または映像の変化の少ない部分に、選択
的に、または自動的に信号情報を表示できるので、表示
されている映像の品位を損なうことが少ない。
【0063】また、VTRの再生映像信号および再生音
声信号のレベルを表示するように構成した場合は、トラ
ッキング調整のインジケータとして利用することができ
る。
声信号のレベルを表示するように構成した場合は、トラ
ッキング調整のインジケータとして利用することができ
る。
【0064】また、音声信号の周波数帯域を複数に区分
してそのレベル表示する構成とし、各周波数帯域ごとに
そのレベルを調整する手段を設けたので、グラフィック
イコライザとして用いることができる。
してそのレベル表示する構成とし、各周波数帯域ごとに
そのレベルを調整する手段を設けたので、グラフィック
イコライザとして用いることができる。
【図1】この発明の実施例1であるVTRのブロック回
路図である。
路図である。
【図2】実施例1の音声信号情報表示画面を示す図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施例2のレターボックス画面にお
ける音声情報表示位置を示す図である。
ける音声情報表示位置を示す図である。
【図4】この発明の実施例3のサイドパネルモード画面
における音声情報表示位置を示す図である。
における音声情報表示位置を示す図である。
【図5】この発明の実施例5であるVTRのブロック回
路図である。
路図である。
【図6】この発明の実施例6であるVTRのブロック回
路図である。
路図である。
【図7】実施例6の音声情報表示画面を示す図である。
【図8】この発明の実施例7のVTRのブロック回路図
である。
である。
【図9】実施例7の音声情報情報を示す図である。
【図10】この発明の実施例9であるVTRのブロック
回路図である。
回路図である。
【図11】実施例9のフローチャートである。
【図12】従来のVTRの前面の操作部を示す正面図で
ある。
ある。
【図13】この従来例の表示部を示す図である。
【図14】従来例のVTRの音声情報表示装置のブロッ
ク回路図である。
ク回路図である。
1 VTR 21 積分フィルタ 22 積分フィルタ 23 A/D変換器 24 A/D変換器 25 対数変換器 26 1チップマイコン 29 同期分離回路 30 キャラクタージェネレータ 31 重畳器 32 スイッチ 34 音声モード情報 35 チャンネル情報 36 音声レベル情報 37 音声信号情報 38 無映像部分 39 無映像部分 40 スイッチ 41 タイミング発生器 42 A/D変換器 45 映像再生ヘッド 46 音声再生ヘッド 47 ローパスフィルタ 48 ローパスフィルタ 49 マイコン 52 バンドパスフィルタ 53 バンドパスフィルタ 54 バンドパスフィルタ 55 バンドパスフィルタ 56 A/D変換器 57 1チップマイコン 58 積分器 59 A/D変換器 60 1チップマイコン
Claims (8)
- 【請求項1】 画面に表示される映像信号の音声信号に
関する情報および映像信号に関する情報のうち少なくと
も一つの信号情報の映像信号を作成し、この信号情報の
映像信号を、上記画面に表示される映像信号に、上記画
面に表示された映像を見る上で妨げとなることの少ない
位置に表示されるようにスーパーインポーズしたことを
特徴とする信号情報表示方法。 - 【請求項2】 映像信号を画面に表示する手段、画面に
表示される映像信号の音声信号に関する情報および映像
信号に関する情報のうち少なくとも一つの情報を検出す
る手段、この検出した情報を表示する信号情報の映像信
号を作成する手段、この作成した信号情報の映像信号
を、上記画面に表示される映像信号に、上記画面に表示
された映像を見る上で妨げとなることの少ない位置に表
示されるようにスーパーインポーズする手段、およびこ
のスーパーインポーズされた映像信号を表示する手段を
備えた信号情報表示装置。 - 【請求項3】 音声信号に関する情報または映像信号に
関する情報を検出する手段が、当該映像信号の垂直同期
信号に対応したタイミングでもってサンプリングするよ
うに構成されたことを特徴とする請求項2記載の信号情
報表示装置。 - 【請求項4】 信号情報の映像信号がスーパーインポー
ズされる位置が、表示装置の映像信号の表示されない部
分または映像信号の画像情報の少ない部分であることを
特徴とする請求項2記載の信号情報表示装置。 - 【請求項5】 信号情報の映像信号がスーパーインポー
ズされる位置が、1フィールドの映像信号を垂直同期信
号の1/N(Nは2以上の整数)の期間に区分して各区
内のレベルを積分する手段、この各区内の積分値を比較
する手段、および積分値が最も小さい区間に信号情報の
映像信号をスーパーインポーズする手段によって選定さ
れるよう構成されていることを特徴とする請求項4記載
の信号情報表示装置。 - 【請求項6】 映像信号の音声信号に関する情報のうち
の音声モードに応じて信号情報の表示色を変える手段を
備えたことを特徴とする請求項2記載の信号情報表示装
置。 - 【請求項7】 映像信号を画面に表示する手段、画面に
表示される映像信号の音声信号を複数の周波数帯域に区
分する手段、各区分ごとの信号レベルを検出する手段、
各区分ごとの信号レベルを示す映像信号を発生する手段
を備え、この各区分ごとの信号レベルを示す映像信号
を、上記画面に表示される映像信号の所定の位置にスー
パーインポーズするように構成したことを特徴とする信
号情報表示装置。 - 【請求項8】 区分された周波数帯域ごとに当該周波数
帯域の音声レベルを調節する手段を備えたことを特徴と
する請求項7に記載の信号情報表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6002763A JPH07210125A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 信号情報表示方法および信号情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6002763A JPH07210125A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 信号情報表示方法および信号情報表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07210125A true JPH07210125A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11538385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6002763A Pending JPH07210125A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 信号情報表示方法および信号情報表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07210125A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018078904A1 (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-03 | シャープ株式会社 | 光出力システム |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP6002763A patent/JPH07210125A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018078904A1 (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-03 | シャープ株式会社 | 光出力システム |
JP2018074410A (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-10 | シャープ株式会社 | 光出力システム |
US10708535B2 (en) | 2016-10-31 | 2020-07-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light output system |
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