JP3099829U - 車椅子搭載用自転車 - Google Patents

Abstract

【課題】車椅子搭載自転車で車椅子搭載部の昇降機構と車椅子搭載者の保護機構を同一機構で行えるようにする。
【解決手段】フレーム３にガイドハンドル５を回転自在に設け、ガイドハンドルを車椅子搭乗者保護のため車椅子搭乗者前部の位置にセットした時、これに連動し車椅子搭載部２が走行面より離れ走行状態になるようにした。
又ガイドハンドルを上方の位置にセットした時、これに連動し車椅子搭載部が走行面に接し車椅子８の乗降が容易に行える状態になるようにした。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、車椅子昇降装置として、油圧機構等の複雑、高価な機構を用いると言う問題を有していた。
従来は、車椅子部と駆動輪部を連結することにより走行可能となる、合体方式の車椅子自転車がある。
然し本方式は駆動輪部単体での走行が不可能と言う問題を有していた。
【０００２】
【課題を解決するための手段】
本案は、通常走行が可能な自転車１前部に車椅子搭載部２を設ける、尚車椅子搭載部は自転車フレーム３に固定された回転軸４を中心に回転自在なガイドハンドル５と連動し、取付け板６を中心に昇降が可能となる機構である。ガイドハンドルと取付け板は連結部材７にても連結されている。図１はガイドハンドルを前方にセットした状態を示す、この時車椅子搭載部は走行可能な位置に持ち上げられガイドハンドルは車椅子搭乗者の前方に位置する。図２はガイドハンドルを後方に跳ね上げた状態を示す、この時車椅子搭載部は走行面に接しガイドハンドルは後方に位置する。車椅子８搭載時、車椅子後輪９が位置するフレームの間隔は図３及び図５に示す通り車椅子後輪を落し込み前後移動を規制する位置関係を有している。車椅子搭載部前端は、図３に示す通り、車椅子搭載時の車椅子先端１０より前方に位置している。
【０００３】
【考案の効果】
本案は、車椅子搭載自転車において、車椅子搭乗者保護用のガイドハンドルと車椅子搭載部昇降用のハンドルを兼用する事により簡便な方式にて車椅子搭乗者の安全、車椅子乗降の容易さを確保できる事を特長とする。本案は、車椅子搭載時、車椅子後輪の前後移動を規制する事により急発進、急制動による車椅子の飛び出し防止が図られる事を特長とする。本案は、車椅子搭載部前端が車椅子前端より前方に位置する事により前方への追突時、車椅子搭乗者の安全が確保される事を特長とする。
【図面の簡単な説明】
【図１】ガイドハンドルをセット、車椅子搭載用自転車が走項可能状態を示す斜視図である。
【図２】ガイドハンドルを跳ね上げ、車椅子搭載が可能な状態を示す斜視図である。
【図３】車椅子を搭載した状態の側面図である。
【図４】フレームとガイドハンドルを固定する一例を示す　斜視図である。フレームに固定された回転自在なラッチ１１をガイドハンドルに固定されたフック１２に引っ掛け固定する。
【図５】車椅子後輪を落し込むフレームと車椅子後輪の位置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
１　　自転車
２　　車椅子搭載部
３　　フレーム
４　　回転軸
５　　ガイドハンドル
６　　取付け板
７　　連結部材
８　　車椅子
９　　車椅子後輪
１０　車椅子先端
１１　ラッチ
１２　フック

Claims (3)

1. 車椅子搭乗者保護用のガイドハンドルにて車椅子搭載部の昇降を可能とした機構を有する、車椅子搭載用自転車。
2. 車椅子搭載時、車椅子車輪の前後方向への動きを規制するフレーム寸法を有する、車椅子搭載用自転車。
3. 車椅子搭載時、車椅子先端より前方に位置した部材を有する、車椅子搭載用自転車。

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