JP3099565U - エキスパンション・ジョイントにおける可動召し合わせ部の調整機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震等の一時変形に対して簡単な機構でスムーズに追従可動でき、地震の後や、不等沈下等の経年変化による少量のクリアランスCの変動には、化粧縁材と化粧カバープレートの召し合わせ部分で調整可能なエキスパンションジョイントを得る。
【解決手段】互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部に化粧縁材3、4に担持された化粧カバープレート5を設け、化粧縁材3と化粧カバープレート5の召し合わせ部は互いに斜め形状部7、8を有して当接あるいは対向しており、クリアランスCが地震等により一時的に大きく収縮すると化粧カバープレート5の斜め形状部8の可動召し合わせ部が化粧縁材3の斜め形状部7に当接して摺動し化粧カバープレート5を上部に押し上げ、地震の後や経年変化による少量のクリアランスCの変動に対しては伸縮自在なガスケット15を介して化粧縁材3と化粧カバープレート5間の幅を2cm程、可変可能に構成して化粧カバープレートの破損を防止する。
【選択図】図2
【解決手段】互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部に化粧縁材3、4に担持された化粧カバープレート5を設け、化粧縁材3と化粧カバープレート5の召し合わせ部は互いに斜め形状部7、8を有して当接あるいは対向しており、クリアランスCが地震等により一時的に大きく収縮すると化粧カバープレート5の斜め形状部8の可動召し合わせ部が化粧縁材3の斜め形状部7に当接して摺動し化粧カバープレート5を上部に押し上げ、地震の後や経年変化による少量のクリアランスCの変動に対しては伸縮自在なガスケット15を介して化粧縁材3と化粧カバープレート5間の幅を2cm程、可変可能に構成して化粧カバープレートの破損を防止する。
【選択図】図2
Description
本考案は、簡単な構成を有するクリアランスの大きいエキスパンション・ジョイントに関するもので、該エキスパンション・ジョイントは地震等の大きな一時変形に追従可動でき、また、該エキスパンション・ジョイントは、化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部分に、地震の後や経年変化による少量のクリアランスの変動にも対応できる調整機構を有するものである。
建築用エキスパンション・ジョイントは、建物にかかる外力等の変動要因から発生する応力の伝達を分断するために設けられた分割ラインのことであり、隣接して建てられた左右の建物同士の激突を防ぐために設けられたクリアランスC(間隙)を建物の揺れ動きに追従可動する化粧カバーで塞ぎ、左右の建物を接続、一体化して使用出来るようにするジョイント部材のことである。
従って、エキスパンション・ジョイントは、その取付部位により名称が、外壁用、床用、天井用、屋根用、内壁用といったように異なり、その形状もそれぞれ取付部位により特性を有して異なっているが、概略すると、地震等によるクリアランスCの変化に追従する化粧縁材と化粧カバープレートから構成されている。
従来のエキスパンション・ジョイント部分に取付られる化粧カバープレートは、地震等の一時変形や、不同沈下等の永久変形によるクリアランスCの変化の想定が比較的小さいこともあり、化粧カバープレートを両端の化粧縁材間に嵌合、装架している構成のものが多い。
この従来型エキスパンション・ジョイントの化粧カバープレートの両端は、化粧縁材により化粧カバープレート両端部が挟持されており、該化粧縁材内に化粧カバープレートの伸張部分が格納されていてクリアランスCの伸張に対応可能で、また、クリアランスCの収縮にも対応出来るよう化粧縁材内に化粧カバープレートの逃げの隙間を有する構成を有しており、該化粧縁材間で地震等によるクリアランスCの変化に追従可動している。
而して、近年は建物の大型化や高層化、そして免震構造の建物が多く建てられるようになってきたことにより、建物間のクリアランスCが、従来の50mmから300mm程度であったものが、800mmから1600mmと大きくなり、地震等の一時変形では、その可動量も±800mmにも追従出来る免震建物用エキスパンション・ジョイントが多く用いられる様になってきた。
上述の傾向の中で、特にクリアランスCの大きい免震用等のエキスパンション・ジョイントにあっては、従来のエキスパンション・ジョイントの如く、化粧カバープレートの両端を前記化粧縁材内にのみ込み、伸張部分が重複して格納されており、且つ収縮にも対応出来るよう化粧縁材内に逃げの隙間を有する構成を有して、該化粧縁材間で地震等によるクリアランスCの変化に追従しているだけの構成では、地震等に於ける大きな一時変形には、追従可動が出来なくなってきており、簡単な機構で可動量の大きいエキスパンション・ジョイントの具現が求められている。
また、床用エキスパンション・ジョイントに於いては、踏みしめた時の感触がいかにも薄板状の不安定な化粧カバープレートではなく、質感があり、建物本体部分を歩いているような感覚を得るために他の床面と同様に、石材またはタイル等を敷き詰めた化粧カバープレートが要求されており、当然のことながら化粧カバープレートの厚みは大きく、重量が重い物となる。
従って、前記大重量の化粧カバープレートをしっかりと持設する安全構成のエキスパンション・ジョイントと、地震等の一時変形に対して、化粧カバープレートをスムーズに動かして揺れに追従可動できると共に、地震の後や経年変化に依る少量のクリアランスCの変動にも、召し合わせ部分で調整できる機能を備えたエキスパンション・ジョイントの具現が要望されいる。
本考案が、解決しようとする課題を、特に幅広のクリアランスCを覆う床用エキスパンション・ジョイントを例に説明する。
本考案は、建物のA、Bの床間に設けられたクリアランスCにエキスパンション・ジョイントを設け、該エキスパンション・ジョイントは地震等の一時変形に対して簡単な機構でスムーズに追従可動でき、また、地震の後や、不等沈下等の経年変化による少量のクリアランスCの変動にも化粧縁材と化粧カバープレートの召し合わせ部分で調整可能なエキスパンションジョイントを得ることを目的としている。
本考案は、互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部に、それぞれ設けられた化粧縁材を有し、
該化粧縁材に、担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレートを設け、
該化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部は、互いに斜め断面形状を有して当接、或いは対向しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に大きく収縮すると化粧カバープレートの斜め断面形状部の召し合わせ部は、化粧縁材の斜め断面形状部に当接して摺動し化粧カバープレートを上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能なエキスパンション・ジョイントを提供した。
該化粧縁材に、担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレートを設け、
該化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部は、互いに斜め断面形状を有して当接、或いは対向しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に大きく収縮すると化粧カバープレートの斜め断面形状部の召し合わせ部は、化粧縁材の斜め断面形状部に当接して摺動し化粧カバープレートを上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能なエキスパンション・ジョイントを提供した。
また、本考案は、互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部にそれぞれ設けられた化粧縁材を有し、
該化粧縁材に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレートを設け、
該化粧縁材と化粧カバープレートの召し合わせ部は、互いに斜め断面形状を有して当接、或いは対向しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に収縮すると化粧カバープレート斜め断面形状部の召し合わせ部は、化粧縁材の斜め断面形状部に当接して摺動し化粧カバープレートを上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能なエキスパンション・ジョイントにおいて、
前記化粧縁材と化粧カバープレートの召し合わせ部は化粧縁部側または化粧カバープレート側に伸縮自在なネオプレーンゴムからなるガスケットを介在せしめ地震の後や経年変化に依る少量のクリアランスCの変動は、前記ガスケットの伸縮により可動調整する構成とした。
該化粧縁材に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレートを設け、
該化粧縁材と化粧カバープレートの召し合わせ部は、互いに斜め断面形状を有して当接、或いは対向しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に収縮すると化粧カバープレート斜め断面形状部の召し合わせ部は、化粧縁材の斜め断面形状部に当接して摺動し化粧カバープレートを上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能なエキスパンション・ジョイントにおいて、
前記化粧縁材と化粧カバープレートの召し合わせ部は化粧縁部側または化粧カバープレート側に伸縮自在なネオプレーンゴムからなるガスケットを介在せしめ地震の後や経年変化に依る少量のクリアランスCの変動は、前記ガスケットの伸縮により可動調整する構成とした。
而して本考案は、上記構成とすることにより、建物のA、Bの床間に設けられたクリアランスCにエキスパンション・ジョイントを設け、該エキスパンション・ジョイントは地震等による大きな一時変形に対して簡単な機構でスムーズに追従可動でき、また、地震の後や、不等沈下等の経年変化による少量のクリアランスCの変動にも化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部分で調整可能なエキスパンション・ジョイントを得ることができた。
斯くして、本考案は、簡単な構成でクリアランスCの大きい免震用等のエキスパンション・ジョイントにも使用できる、エキスパンション・ジョイントの可動召し合わせ部調整機構を提供することができた。
本考案は、特に床用エキスパンション・ジョイントに於いて、踏みしめた時の感触がいかにも薄板状の不安定な化粧カバープレートではなく、質感があり、建物本体部分を歩いているような感覚を得るために他の床面と同様に、石材またはタイル等を敷き詰めた大重量の化粧カバープレイトを使用しても、該化粧カバープレートをしっかりと持設する安全構成のエキスパンション・ジョイントと、地震等の一時変形に対して、化粧カバープレートをスムーズに動かして揺れに追従できると共に、地震の後や、経年変化に依る少量のクリアランスCの変動にも、可動召し合わせ部の調整機構にて調整できる機能を備えたエキスパンション・ジョイントを提供することができた。
以下本考案の実施例を図1乃至図4に基づき詳説する。
図1乃至図4は、本考案のエキスパンション・ジョイント、及びエキスパンション・ジョイントの化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部分を示すもので、図1は本考案のエキスパンション・ジョイントを示す断面図、図2は可動召し合わせ部の調整機構を示す断面図で、図3及び図4は、図2の動作説明図をそれぞれ示している。
図1乃至図4は、本考案のエキスパンション・ジョイント、及びエキスパンション・ジョイントの化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部分を示すもので、図1は本考案のエキスパンション・ジョイントを示す断面図、図2は可動召し合わせ部の調整機構を示す断面図で、図3及び図4は、図2の動作説明図をそれぞれ示している。
図1に於いて、互いに対向する建物A、B間の床面1、2は、クリアランスCを有しており、該クリアランスCを挟んで化粧縁材3と4が対向して設けられており、該化粧縁材3と4の上部には化粧カバープレート5が、装架され、エキスパンション・ジョイント6を構成している。前記化粧縁材3の断面形状部は斜め形状部7を有しており、該斜め形状部7には、化粧カバープレート5の斜め形状部8が、若干の間隙を有して対向しているか(図1の状態)、当接された状態で担持されている。
化粧カバープレート5はスチール、ステンレス等で型枠9を形成し、モルタルを介して石材やタイル等からなる床材10を床化粧材として敷き詰めている。
而して、化粧カバープレート5の他端は、本実施例において前記化粧縁材4に固着されたスプリング丁番11を介して回動可能に保持されており、該スプリング丁番11により、前記化粧カバープレート5の先端部側は、化粧縁材3の平坦縁部12に常に押圧された状態で、床用エキスパンション・ジョイント6が形成されている。
尚、前記スプリング丁番11は、化粧カバープレート5の長手方向に任意ピッチを有して複数個設けられているもので、この構成を採用することにより、本考案のエキスパンション・ジョイント6は、床用のみならず外壁や天井等にも利用することが可能である。 また、13は、塩ビシートからなる止水補助シートを示しており、該止水補助シート13の下部には必要に応じ耐火帯を設けることも可能である。
斯くして、図1は、予め設定されたクリアランスCが地震等の一時的な大きな変動で、クリアランスC1に収縮した場合、化粧カバープレート5の斜め形状部8が、化粧縁部3の斜め形状部7に当接した後、該斜め形状部7に沿って摺動して押し上げられ、化粧カバープレート5自体が想像線5’にて示す如く可動するので、化粧カバープレート5は片側が自由になり、大きな変動に対して追従可動でき、化粧カバープレート5自体や建物に損傷を与えない。
図2及び図4は、上記本考案のエキスパンションジョイントに使用されて効果を発揮する可動召し合わせ部分の調整機構を示すもので、図2及び図4において、A、Bは、互いに対向する建物、Cは前記建物A、B間に予め設定されて設けられたクリアランス、1、2は床面、3、4は化粧縁材、5は化粧カバープレート、7は前記化粧縁材3に設けられた斜め形状部、8は同様に化粧カバープレート5に設けられた斜め形状部、9は化粧カバープレートを形成する型枠、10は石材やタイル等からなる床材、11はスプリング丁番、12は化粧縁材3に設けられた平坦部、13は止水補助シートである。
而して、図2及び図4において、前記化粧縁材3の上部には、ガスケット装着溝14が設けてあり、該ガスケット装着溝14には、化粧縁材3と同様に通し材となる伸縮自在のネオプレーンゴム等からなるガスケット15が固着されている。
16は化粧カバープレート5の斜め形状部8上部に設けられたガイドプレートであり、該ガイドプレート16と化粧縁材3の端部には、前記ガスケット15を介して間隙Wが設けられている。
尚、ガイドプレート15の化粧面は、チェッカープレートを用いることにより、滑り止め17が施されている。
尚、ガイドプレート15の化粧面は、チェッカープレートを用いることにより、滑り止め17が施されている。
斯くして、図2は、建物A、B間に予めクリアランスCを設定し、対向している床面1,2間に化粧縁材3,4を設け、該化粧縁材3、4間に化粧カバープレート5を装架して、前記化粧縁材3上部にはガスケット装着溝14が設けて有り、該ガスケット装着溝14にはガスケット15が固着されている状態を示している。そして、ガスケット15を介して化粧縁材3とガイドプレート16には、通常時、間隙Wを有している。
また、図3は地震等の一時的な大きな変動でクリアランスがC1と収縮した時の状態を示すもので、化粧カバープレート5の先端に設けられた斜め形状部8がクリアランスCの収縮にともない前記化粧縁材3の斜め形状部7に当接した後、該斜め形状部7に沿って摺動して可撓性のあるガスケット15を押し上げ、終局的には図3の如くガスケット15上に化粧カバープレート5自体がスプリング丁番11を中心に回動するので、化粧カバープレート5はガスケット15上に押し上げられて片側が自由になり、大きな変動に対して追従可動でき、化粧カバープレート5自体や建物に損傷を与えない。
図4は地震等の一時的な大きな変動に追従可動して破損しなかったエキスパンション・ジョイントが、地震の後や、経年変化による少量のクリアランスC2の変動に対して、ガスケット15が図4の如く収縮して、化粧縁材3とガイドプレート16間の間隙をW1とする。
従って本考案は地震等の一時的な大きな変動を受けると図3の如く化粧カバープレート5を動作させることは、もちろんのこと、地震の後や、経年変化に依る少量のクリアランスCの変動を、前記ガスケット15の伸縮により可動調整してクリアランスCの収縮に対して2cm程調整できる。図4は、最大収縮を幅を吸収したときの状態で間隙W1となった一例を図示している。
斯くして、図2及び図3にて説明した実施例は、図1にて説明したエキスパンション・ジョイントに簡単に組み込むことが出来、本考案は、地震等の大きな一時変形にも追従可動でき、該エキスパンション・ジョイントは、地震の後のクリアランスCの変動に対応する調整や、不同沈下等の経年に依る永久変形にも、前記化粧縁材3と化粧カバープレート5間のガスケット15の働きにより可動調整して対応できる。
本考案の実施例においては、地震等で一時的に大きなクリアランスCの収縮が有ると、化粧カバープレート5は両端に設けられた斜め形状部8が化粧縁材3の斜め形状部7を摺動して上部に持ち上がり、地震等の一時的な大きな変形に追従可動する。
而して、本考案は、互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部にそれぞれ設けられた化粧縁材3、4を有し、
該化粧縁材3、4に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレート5を設け、
該化粧縁材3と化粧カバープレート5の可動召し合わせ部は互いに斜め断面形状部7、8を有して当接しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に大きく収縮すると化粧カバープレート5の斜め断面形状部8の召し合わせ部が化粧縁材3の斜め断面形状部7に当接して摺動し化粧カバープレート5を上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能で、
該地震の後や経年変化による少量のクリアランスCの変動に対しては伸縮自在なネオプレーンゴムのガスケット15を介して前記化粧縁材間の幅を可変可能に構成して前記化粧カバープレート5の破損を防止できるよう構成した。
該化粧縁材3、4に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレート5を設け、
該化粧縁材3と化粧カバープレート5の可動召し合わせ部は互いに斜め断面形状部7、8を有して当接しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に大きく収縮すると化粧カバープレート5の斜め断面形状部8の召し合わせ部が化粧縁材3の斜め断面形状部7に当接して摺動し化粧カバープレート5を上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能で、
該地震の後や経年変化による少量のクリアランスCの変動に対しては伸縮自在なネオプレーンゴムのガスケット15を介して前記化粧縁材間の幅を可変可能に構成して前記化粧カバープレート5の破損を防止できるよう構成した。
また、本考案は、互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部にそれぞれ設けられた化粧縁材3、4を有し、
該化粧縁材3、4に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレート5を設け、
該化粧縁材3と化粧カバープレート5の可動召し合わせ部は互いに斜め断面形状部7、8を有して当接しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に収縮すると化粧カバープレート5の斜め断面形状部8の召し合わせ部は化粧縁材3の斜め断面形状部7に当接して摺動し化粧カバープレート5を上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能なエキスパンション・ジョイントを構成し、、
前記化粧縁材3と化粧カバープレート5の召し合わせ部は化粧縁部3側または化粧カバープレート5側に伸縮自在なネオプレーンゴムのガスケット15を介在せしめ、地震の後や経年変化に依る少量のクリアランスCの変動には前記ガスケット15の伸縮により対応できる構成を提供することができた。
該化粧縁材3、4に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレート5を設け、
該化粧縁材3と化粧カバープレート5の可動召し合わせ部は互いに斜め断面形状部7、8を有して当接しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に収縮すると化粧カバープレート5の斜め断面形状部8の召し合わせ部は化粧縁材3の斜め断面形状部7に当接して摺動し化粧カバープレート5を上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能なエキスパンション・ジョイントを構成し、、
前記化粧縁材3と化粧カバープレート5の召し合わせ部は化粧縁部3側または化粧カバープレート5側に伸縮自在なネオプレーンゴムのガスケット15を介在せしめ、地震の後や経年変化に依る少量のクリアランスCの変動には前記ガスケット15の伸縮により対応できる構成を提供することができた。
A 建物
B 建物
C エキスパンション・ジョイントのクリアランス
1 床面
2 床面
3 化粧縁材
4 化粧縁材
5 化粧カバープレート
6 エキスパンション・ジョイント
7 化粧縁材の斜め形状部
8 化粧カバープレートの斜め形状部
9 型枠
10 床材
11 スプリング丁番
12 平坦縁部
13 止水補助シート
14 ガスケット装着溝
15 ガスケット
16 ガイドプレート
17 滑り止め
B 建物
C エキスパンション・ジョイントのクリアランス
1 床面
2 床面
3 化粧縁材
4 化粧縁材
5 化粧カバープレート
6 エキスパンション・ジョイント
7 化粧縁材の斜め形状部
8 化粧カバープレートの斜め形状部
9 型枠
10 床材
11 スプリング丁番
12 平坦縁部
13 止水補助シート
14 ガスケット装着溝
15 ガスケット
16 ガイドプレート
17 滑り止め
Claims (2)
- 互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部にそれぞれ設けられた化粧縁材を有し、
該化粧縁材に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレートを設け、
該化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部は互いに斜め断面形状を有して当接あるいは対向しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に大きく収縮すると化粧カバープレートの斜め断面形状部の可動召し合わせ部が化粧縁材の斜め断面形状部に当接して摺動し化粧カバープレートを上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能で、
該地震の後や経年変化による少量のクリアランスCの変動に対しては伸縮自在なネオプレーンゴムを前記可動召し合わせ部に介在せしめ前記化粧縁材間の幅を可変可能に構成して前記化粧カバープレートの破損を防止することを特徴とするエキスパンション・ジョイントにおける可動召し合わせ部調整機構。 - 互いに対向する建物A、B間に設定されたクリアランスCを覆うため床面縁部にそれぞれ設けられた化粧縁材を有し、
該化粧縁材に担持されたクリアランスCを覆う化粧カバープレートを設け、
該化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部は互いに斜め断面形状を有して当接或いは対向しており、
前記クリアランスCが地震等により一時的に収縮すると化粧カバープレートの斜め断面形状部の召し合わせ部は化粧縁材の斜め断面形状部に当接して摺動し化粧カバープレートを上部に押し上げ地震等による急激な一時変形に追従可能なエキスパンション・ジョイントにおいて、
前記化粧縁材と化粧カバープレートの可動召し合わせ部は化粧縁部側または化粧カバープレート側に伸縮自在なネオプレーンゴムからなるガスケットを介在せしめ地震の後や経年変化に依る少量のクリアランスCの変動には前記ガスケットの伸縮により対応することを特徴とするエキスパンション・ジョイントにおける可動召し合わせ部調整機構。
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JP2015101433A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア装置 |
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