JP3099359U - 合成樹脂製印刷フィルム・シート接着収納容器 - Google Patents

合成樹脂製印刷フィルム・シート接着収納容器 Download PDF

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飯島 宏史
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株式会社ディーケイプラスチック
小澤 靖
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Abstract

【課題】 超音波などより収納容器のノリシロ部を接着したとき、接着部の接着機能と同時に、接着痕がきれいで目立つ意匠性を有した収納容器を形成すること。
【解決手段】  断裁や打ち抜きした後、折り曲げしたり、湾曲させたりした一枚の合成樹脂製フィルム・シートの一対の両端部同士ないし一対の片端部同士を超音波や高周波などの波動エネルギーにより接着した収納容器において、同フィルム・シートの表面か裏面に印刷を施し、好ましくは、ノリシロとその対抗部の二枚のフィルム・シートに挟まれた内側面のどちらかの表面層に印刷面があり、ノリシロとその対抗部を接着した時、接着部のフィルム・シートの表面ないし裏面に、文字、点字、数字、絵、図などの意匠性のある図柄の凹凸形状が施され、その接着部の印刷インキの図柄形状のみが色抜けして透明で鮮明な色抜き図柄が形成され、意匠性と接着性の両方の機能を兼ね備えた収納容器を作る。
【選択図】  図3

Description

考案の詳細な説明
 本考案は、ノリシロないしその対抗部に印刷が施され、断裁や抜き加工などを施した合成樹脂製フィルム・シートのノリシロとその対抗部を超音波や高周波などの波動エネルギーにより接着された折り曲げクリアケース、ブックケース、クリアーファイル、円筒などの収納容器に係るもので、先に、本出願人が出願した「実公平3095866合成樹脂製フィルム・シート接着収納容器」の改良に関するものである。
 従来、合成樹脂製印刷フィルム・シートを抜き加工などした後、ノリシロとその対抗部を超音波、高周波、熱などの熱エネルギーによって丸か四角の点線やローレット模様などの接着痕が残る状態で収納容器は作られていた。また、本出願人が出願した前記先願は、合成樹脂製フィルム・シートを材料として、ノリシロとその対抗部を超音波など熱エネルギーにより接着することにより、フィルム・シートの接着部に、接着性と同時に、凹凸形状の文字、点字、数字、絵、図などの意匠性を兼備えた収納容器に関するものである。
考案が解決しようとする課題
 従来、超音波などの熱エネルギーによりノリシロとその対抗部を接着した合成樹脂製フィルム・シートによる収納容器は、破線やローレット模様などの接着痕が残る問題があった。そこで、本出願人により、同収納容器の接着痕をきれいに見せるために、従来の単純な模様の代わりに、ノリシロ部に各種図柄の意匠性を付加した前記先願が出願されたが、同先願による収納容器は、ノリシロ部全体が透明である場合、せっかくの意匠性のある図柄が目立たないという問題があった。
また、同収納容器のノリシロないしその対抗部が印刷されている場合、特に、ノリシロとその対抗部の二枚のシートに挟まれた内側面のどちらかの表面層に印刷面がある場合、ノリシロとその対抗部を超音波などにより破線やローレット模様に接着すると接着部のみ印刷インキが色抜けして汚くなる問題があった。ノリシロとその対抗部の二枚のシートに挟まれた内側表面層以外、すなわち、二枚のシートの両外側表面層に印刷を施せば、超音波などによる接着部の色抜けは緩和されるが、接着部の印刷インキの色が薄くなることは否めない。そこで、超音波などより収納容器のノリシロ部を接着したとき、接着部の接着機能と同時に、接着痕がきれいで目立つ意匠性を有した収納容器を形成することが課題である。
課題を解決するための手段
 そこで、これらの問題を解決するために、本考案における収納容器のノリシロとその対抗部の二枚のフィルム・シートのどちらかに印刷を施し、好ましくは、ノリシロないしその対抗部の二枚のフィルム・シートの中間表面層、すなわち、その二枚のフィル・ムシートに挟まれた内側面のどちらかの表面層にベタ印刷などの印刷面があり、熱エネルギーの中で、特に、超音波や高周波などの波動エネルギーを発振する装置により、ノリシロとその対抗部を超音波などの装置で挟んで接着した時、その接着部のフィルム・シートの表面ないし裏面に、単に、接着のための点や線ではなく、文字、点字、数字、絵、図などの意匠性のある図柄のみが色抜けして透明になり、色抜き図柄がくっきりと凹型ないし凸型形状に目立つように形成される。
 本考案による収納印刷容器の実施の実態を超音波接着ケースを例に取って、図面を参照しながら説明する。ただし、超音波などにより図柄形状に加工を施す基本的方法は、前記先願に記されているため、その詳細は割愛する。
本考案による収納印刷容器は、
図4
において、凸型彫刻した超音波冶具アンビル6の周りに一枚の合成樹脂製シート打ち抜き・折り曲げ品7をくるみ、ノリシロとその対抗部の二枚のシートを重ねた後、それらを超音波ホーン5とアンビル6で挟み、ホーンとアンビル間に、超音波の波動エネルギーを流すことにより、二枚のシートが接着される。この場合、従来の方法を実施すると、
図1
の丸点痕1がノリシロまたはその対抗部に残り、本出願人による前記先願による方法を実施すると、
図2−1
図2−2
における文字・点字などの図柄2のような接着痕に改善された。しかし、ノリシロ部が透明であるために図柄2は目立たない。そこで、本考案は、
図3
において、ノリシロとその対抗部における一対のシートに挟まれた内側面のどちらかの表面層にベタ印刷3を施し、すなわち、外側シートの内側表面か内側シートの内側表面に印刷を施し、同ノリシロ部の一対のシートをホーン5とアンビル6の間に挟み、ホーンとアンビルの間に超音波の波動エネルギーを発振させたとき、その波動により二枚のシートがこすられて図柄部分のみが接着し、かつ、図柄部分の印刷インキが色抜けしてくっきりとした透明な文字などの図柄4が形成される。
図3
は、本考案による実施例の斜視写真である。前記原理を利用して
図4
のように、打ち抜き加工した一枚の合成樹脂製シートを凸型彫刻した文字冶具8を上部に形成したアンビル6に折り曲げて角筒状にくるみ、ベタで裏刷りしたノリシロ対抗部に対し内側に透明のノリシロをセットし、ノリシロとその対抗部をホーン5とアンビル6で挟み、超音波の発振機であるホーン5と超音波冶具であるアンビル6の間に超音波の波動を発振すると、その波動によりアンビル6の凸型文字部分におけるノリシロとその対抗部のシート接触表面がこすれて、シート表面が溶融し、アンビル6の凸型彫刻した文字冶具8に押されて、アンビル6の凸型彫刻文字冶具8に接触しているノリシロ内側のシート表面が凹型に転写されながら、文字部のみがノリシロ対抗部と接着し、同時に、同部分のノリシロとその対抗部シート同士の摩擦によって、
図3
のようにノリシロ対抗部の内側表面のベタ印刷3の印刷インキが色抜けして透明な文字4が形成される。逆に、アンビル6の凸型彫刻冶具8に対し、それに対応するホーン5を半円状の凹型に彫刻すると、ノリシロ内貼りの場合、ノリシロ対抗部の外側表面に点字の凸状図柄が接着部として形成され、シート表面を手でなぞると点字を読み取ることができる。ノロシロが外貼りの場合も同様である。
考案の効果
 従来、合成樹脂製フィルム・シートを超音波などにより接着加工した収納印刷容器は、ノリシロ部において、丸や四角の点線状に印刷が色抜けした接着痕が発生する問題があったが、本考案による収納印刷容器は、ノリシロとその対抗部の一対のフィルム・シートに挟まれた内側面のどちらかの表面層にベタ印刷を施した後、ノリシロ部に超音波接着などを施すことにより、ノリシロないしその対抗部の接着部のみに、メーカー名、商品名、商品の特徴を表わす文字・図・絵や電話番号などの数字、盲人に対する点字など意匠性や機能のある図柄を透明の色抜き図柄形状に形成することで、収納容器に商品の販売促進効果を付加することができる。
 天地部分を超音波で断続的に点接着した合成樹脂シート製ブックケース写真  超音波により透明ノリシロを文字接着したクリアケース写真 文字接着部分のクリアケース拡大写真  超音波によりベタ印刷ノリシロを色抜き文字接着したクリアケース写真  超音波凹文字接着加工機械の主要部分の断面図
符号の説明
  1  従来の超音波接着ブックケースの断続的な丸点接着部分
  2  超音波接着による透明文字
  3  クリアケースのノリシロ・ベタ印刷部分
  4  色抜き文字
  5  超音波接着冶具ホーン
  6  超音波冶具アンビル
  7  合成樹脂製シート打ち抜き・折り曲げ品
  8  超音波接着冶具アンビルにおける凸型彫刻冶具の断面図

Claims (1)

  1.  断裁や打ち抜きした後、折り曲げしたり、湾曲させたりした一枚の合成樹脂製フィルム・シートの一対の両端部同士ないし一対の片端部同士を超音波や高周波などの波動エネルギーによって接着した収納容器において、接着部であるノリシロとその対抗部の二枚のフィルム・シートの表面か裏面に印刷が施され、好ましくは、その二枚のフィルム・シートに挟まれた内側面のどちらかの表面層に印刷面があり、ノリシロとその対抗部を接着した時、その接着部のフィルム・シートの表面ないし裏面に、単に、接着のための点や線ではなく、文字、点字、数字、絵、図などの意匠性のある図柄の凹凸形状が施され、その接着部の印刷インキが図柄形状のみ色抜けして透明になり、接着部に鮮明な色抜き図柄が形成され、意匠性と接着性の両方の機能を兼ね備えた収納容器。
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