JP3099028U - 馬蹄錠 - Google Patents

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加藤 幹治
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Abstract

【課題】簡易な閂片止めの機能を有する馬蹄錠を提供することを課題とする。
【解決手段】ケーシング1の内部に、弧状の閂片2と錠前突片3とが設けられ、閂片2の外周面に設けられた係止溝21に対して付勢手段32により付勢された錠前突片3の係合部31が嵌合することにより施錠がなされ、上記嵌合を解除することにより開錠がなされるものであり、係止溝21よりも閂片2の先端側寄りである、閂片2の外周面に引掛溝22が形成されたものであり、錠前突片3の係合部31と、付勢手段32と、引掛溝22とにより、人為的に脱出可能な係脱手段を構成し、この係脱手段は、人が閂片2をケーシング1から引き出す際の強さと同等以上の力が閂片2に加えられた際に、付勢手段32の付勢力に抗して係合部31が引掛溝22から後退して係合が解除されるものであり、故障時などに、閂片2が自然にケーシング1の一端面1aから引き出されることを防止する。
【選択図】     図1

Description

 本願考案は、自転車用の馬蹄錠に関するものである。
 馬蹄錠は、自転車の主に後側フォークに取り付けられ、駐輪時に後輪のスポーク間に閂片を通して係止することにより施錠を行うもので、広く用いられているものである。
 この馬蹄錠は、図5に示すようなものであり、両端面101a,101bが開口されたケーシング101の内部に、ばね105によって付勢された、弧状の閂片102が弧に沿うように移動可能に設けられたものである。ケーシング101は、閂片102が収納される部分は円環状となっており、その一部が外側に広げられて、閂片を固定するための錠前部103が設けられている。
 施錠時には、閂片102の先端部が、ケーシング101の一端面101aから引き出され他端面101bへ挿入される。これにより、ケーシング101と閂片102とで閉じた環状部が形成される。自転車の車輪を挟んでこの環状部が形成されることにより、閂片102が車輪のスポーク同士の間を通り、車輪が回動不能の状態におかれる。
 又、錠前部103を操作することにより、閂片102の先端部が、ケーシング101の一端面101aの側の内部に引き戻される。これにより、上記の状態は解除されて開錠される。
 上記の閂片102を操作するために、閂片102にはつまみ104が設けられており、ケーシング101には、つまみ104をケーシング101上にて通過させるためのスリット101cが設けられている。
 図5に示したものよりも、更に従来における馬蹄錠では、つまみ104が閂片102に対し固定されているものであったため、つまみ104に物が当たったりすることが原因で、つまみ104が移動し、それに伴い閂片102がケーシング101から引き出されることにより、閂片102が車輪(スポーク)に引っ掛かる事故が起こることがあった。これは自転車の走行中に起こると深刻な事故となる可能性があった。
 上記のことを防止することを目的として、閂片止めの機能として、つまみ104の下部にストッパー104aを設けておき、かつ、つまみ104を閂片102との接続部分を中心として回動可能な構造にした馬蹄錠が存在する。図5は、このタイプの馬蹄錠を示すものである。
 この構造では、つまみ104を操作しない時には、つまみ104内部のばね(図示しない)の付勢により、ストッパー104aがスリット101cに位置し、つまみ104に外力が働いても、スリット101cに設けられた係合部101dに当たり、閂片102を引き出す方向には移動できないようになっている。そして施錠時に、閂片102をケーシング101から引き出す時には、つまみ104を方向Aに回転させることにより、ストッパー104aの位置をスリット101cから外し、閂片102を方向Bに操作可能にするものである。つまり、二動作により閂片102を操作を行うものである。
 このような閂片止めの機能を設けることにより、上記のように、外力により不意につまみ104が移動して、閂片102がケーシング101から引き出される事故を招く可能性は少なくできる。
 しかしながら、上記の馬蹄錠においては、上記の閂片止めの機能を設けるために、ストッパー104aをつまみ104に設け、かつつまみ104を回動可能にし、また、ケーシング101のスリット101cに係合部101dを設ける必要があって、その分、馬蹄錠の製造コストが上昇する。これは、図5に示した以外の閂片止めの機能を有する馬蹄錠においても同様である。
 しかし、製造コスト削減の要請が強い現在では、例えばケーシング内に設けられたばね105に不具合が発生することにより、閂片102が勝手に引き出されてしまう事故を防止できる程度の、簡易な閂片止めの機能を有する馬蹄錠でも充分な場合がある。
 図6,図7にその事故の例を示す。図6は、閂片102をばね105の圧縮方向に付勢するもの(引きばね)であり、(A)は通常の施錠状態、(B)は通常の開錠状態である。そして、(C)はばね105が伸びてしまった場合、(D)はばね105が切れてしまった場合、(E)はばね105がケーシング101から外れてしまった場合で、これらはそれぞれ開錠時にもかかわらず、閂片102が重力によって、自然にケーシング101の外部に引き出されてしまった場合である。
 図7は、閂片102をばね105の伸長方向に付勢するもの(押しばねあるいは圧縮ばね)であり、(A)は通常の施錠状態、(B)は通常の開錠状態、(C)はばね105の伸びが甘くなってしまい、開錠時にもかかわらず、閂片102が重力によって、自然にケーシング101の外部に引き出されてしまった場合である。
 本願考案はこのことに鑑み、簡易な閂片止めの機能を有する馬蹄錠を提供することを課題とする。
 上記課題を解決するために、本願第1の考案は、両端面1a,1bが開口されたケーシング1の内部に、閂片2と錠前突片3とが設けられたものであり、閂片2は弧状のもので、ケーシング1の内部を移動可能なものであり、この閂片2の外周面には係止溝21が設けられており、錠前突片3は、閂片2の外周面へ当接する方向に、付勢手段32によって常時付勢されたものであり、閂片2の先端部が、ケーシング1の一端面1aから引き出され他端面1bへ挿入されることにより、ケーシング1と閂片2とで閉じた環状部が形成され、この状態で、係止溝21に対して錠前突片3の係合部31が嵌合することにより、施錠がなされ、上記嵌合を解除し、閂片2の先端部が、ケーシング1の一端面1aの側に引き戻されることにより開錠がなされるものであり、上記の係止溝21よりも閂片2の先端側寄りである、閂片2の外周面に引掛溝22が形成されたものであり、錠前突片3の係合部31と、付勢手段32と、引掛溝22とにより、人為的に脱出可能な係脱手段を構成し、この人為的に脱出可能な係脱手段は、人が閂片2をケーシング1から引き出す際の強さと同等以上の力が閂片2に加えられることにより、付勢手段32の付勢力に抗して係合部31が引掛溝22から後退して係合が解除される係脱手段であり、故障時などに、閂片2が自然にケーシング1の一端面1aから引き出されることを防止しつつも、人為的にケーシング1を引き出すことは可能なことを特徴とする馬蹄錠を提供する。
 また、本願第2の考案は、両端面1a,1bが開口されたケーシング1の内部に、閂片2と錠前突片3とが設けられたものであり、閂片2は弧状のもので、ケーシング1の内部を移動可能なものであり、この閂片2の外周面には係止溝21が設けられており、錠前突片3は、閂片2の外周面へ当接する方向に、付勢手段32によって常時付勢されたものであり、閂片2の先端部が、ケーシング1の一端面1aから引き出され他端面1bへ挿入されることにより、ケーシング1と閂片2とで閉じた環状部が形成され、この状態で、係止溝21に対して錠前突片3の係合部31が嵌合することにより、施錠がなされ、上記嵌合を解除し、閂片2の先端部が、ケーシング1の一端面1aの側に引き戻されることにより開錠がなされるものであり、上記の係止溝21よりも閂片2の先端側寄りである、閂片2の外周面に引掛溝22が形成されたものであり、この係合部31と引掛溝22とは、閂片2が引き出される方向に移動する際に互いに当接し合う当接部を備え、この当接部の少なくとも何れか一方が、閂片2の移動方向Mに対して傾斜する傾斜当接部22a,31aとされることにより、所定の力で閂片2が引き出された際、付勢手段32の付勢力に抗して係合部31が引掛溝22から後退して係合が解除されるものであることを特徴とする馬蹄錠を提供する。
 また、本願第3の考案は、引掛溝22は、開錠時に閂片2がケーシング1に引き戻された状態において、錠前突片3の係合部31に対して係合可能な位置に形成されたものであることを特徴とする、請求項2に記載の馬蹄錠を提供する。
 また、本願第4の考案は、係止溝21における先端側に位置する、錠前突片3に対する当接面21aが、閂片2の移動方向Mに対し、90度以下の角度Aを持って形成されたものであり、引掛溝22における基端側に位置する、錠前突片3に対する当接面22aが、閂片2の移動方向Mに対し、120度以上170度以下の角度Bを持って形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の馬蹄錠を提供する。
 本願考案の実施にあっては、閂片2の外周面に引掛溝22を形成し、この引掛溝22が、錠前突片3の係合部31に係合することにより、馬蹄錠の故障時などに、閂片2が自然にケーシング1の一端面1aから引き出されることを防止することができ、簡易な閂片止めの機能を有する馬蹄錠を提供することができる。
 以下、図面に基づき本願考案の実施の形態の実施例をとりあげて説明する。図1は、本例の馬蹄錠を示す平面視の説明図であり、図2は、本例の馬蹄錠の動作を示す説明図である。
 本願考案に係る馬蹄錠の基本的な構造は従来のものと同じであり、図1に示すように、両端面1a,1bが開口されたケーシング1の内部に、弧状の閂片2が移動可能に設けられたものである。ケーシング1は、閂片2が収納される部分は略円環状であり、その一部が外側に広げられて、閂片2を固定するための錠前突片3を内蔵した錠前部が設けられている。そして、閂片2を操作するために、閂片2の図示手前側にはつまみ4が設けられており、ケーシング1には、つまみ4をケーシング1上において移動させるためのスリット1cが設けられている。つまみ4は、本例においては樹脂製である。
 なお本願考案においては、つまみ4自体に閂片止めの機構を有しないものであるため、つまみ4には特に、スリット1cと係合させるための突起などは設けられていない。
 錠前突片3はケーシング1の内部において、ばねなどの付勢手段32の付勢により、先端部31が閂片2の外周部に常時当接するものであって、開錠時にのみ、錠前部に挿入された鍵片(図示しない)の回動操作により、先端部31を閂片2の外周面に対して離反させることができる。
 錠前突片3の先端部31は、後述のように係止溝21及び引掛溝22に配位されるものである。本例では、係止溝21及び引掛溝22を閂片2の外周面のうち、閂片2の移動方向Mと一致する、閂片2の有する弧の外側部分に形成したことに合わせて錠前突片3を形成しているが、係止溝21及び引掛溝22を弧の内側部分や、図1上における手前側や奥側の側面に設けた場合は、それに合わせた形態に変更して実施可能である。
 閂片2の外周部には、係止溝21が設けられている。
 この係止溝21は、本例の馬蹄錠においては、閂片2の外周部において、施錠時に錠前突片3と一致する位置に設けられた、図1に示すような切欠きであって、図2(G)(H)に示すように、この係止溝21に先端部31が嵌合し、係止溝21における(閂片2の)先端側の当接面21aに、錠前突片3の先端部31が当接することによって、閂片2をケーシング1から引き出して環状部を形成した状態で固定することができる。
 上記の当接面21aは、図3(A)に示すように、閂片2の移動方向Mに対し、90度以下の角度を持って形成されたものである。言い換えれば、当接面21aと、閂片2の外周面のうち係止溝21の近傍における、閂片2の移動方向Mに沿う面2aとの間の角度Aが90度以下になるような切欠としている。これにより、係止溝21に嵌合した錠前突片3の先端部31が外れることなく保持される。
 なお、本例においては、係止溝21を閂片2の外周面のうち、閂片2の移動方向Mと一致する、閂片2の有する弧の外側部分に形成しているが、係止溝21の形成される位置については、錠前突片3と合わせて種々に変更が可能であって、弧の内側部分や、図1上における手前側や奥側の側面に設けたものも、本願考案における係止溝21に含まれるものである。
 また、本願考案における閂片2には、引掛溝22が設けられている。この引掛溝22と錠前突片3の先端部31と付勢手段32とにより人為的に脱出可能な係脱手段を構成する。この係脱手段は、先端部31と引掛溝22とが係合した状態において、人が閂片2をケーシング1から引き出す際の強さと同等以上の力が、つまみ4を介して閂片2に加えられることにより、付勢手段32の付勢力に抗して、係合部31が引掛溝22から後退し、係合部31と引掛溝22との係合が解除されるものである(具体的な点は後述する)。
 この引掛溝22は、本例の馬蹄錠においては図1に示すように、閂片2の外周部において、開錠時に錠前突片3と対応する位置に設けられた切欠きであって、係止溝21よりも閂片2の先端側寄りに位置している。そして、図2(A)(B)に示すように、この引掛溝22に錠前突片3の先端部31が配位される。
 引掛溝22における(閂片2の)基端側に形成された当接面22aは、図3(B)に示すように、閂片2の移動方向Mに対し、120度以上170度以下の角度を持って形成されたものである。言い換えれば、閂片2の外周面のうち、引掛溝22の近傍における、閂片2の移動方向Mに沿う面2aとの間の角度Bが120度以上170度以下になるような切欠としている。そして、この引掛溝22は、図3(B)に示すように、閂片2の外周面2aからの深さD2が、図3(A)に示す、係止溝21における深さD1よりも浅く形成されている。
 上記のように引掛溝22を形成することにより、引掛溝22に錠前突片3の先端部31が配位された状態で、当接面22aに先端部31が引っ掛かることにより、先端部31と引掛溝22とが係合する。本例では、図3(B)に示すように、当接面22aが閂片2の移動方向Mに沿う面2aに対して傾斜しているため、自然に閂片2がケーシング1から引き出されることを防止しつつも、上記のように閂片2を完全に固定する係止溝21とは異なり、施錠のために人がつまみ4を通常の力で移動させることにより、閂片22をケーシング1から容易に引き出すことができる。このつまみ4の移動の際には、図2(A)(B)に示すように、引掛溝22に配位されていた錠前突片3の先端部31が、付勢手段32の付勢力に抗しつつ、図2(C)(D)に示すように当接面22aに当接して移動する。そして、その後引掛溝22を脱して、先端部31と引掛溝22の係合が解除され、図2(E)(F)に示すように、閂片2の外周面に当接して移動する。よって、引掛溝22を形成しない場合に比べると、つまみ4の移動抵抗は、先端部31が当接面22aに当接する際にやや大きくなるが、施錠動作に支障をきたすほどのものではない。
 なお、引掛溝22と錠前突片3の形状については、上記に示した以外に種々に変更が可能であり、閂片2が引き出される方向に移動する際に互いに当接し合う当接部を備え、この当接部の少なくとも何れか一方が、閂片2の移動方向Mに対して傾斜する面22a,31aを有し、所定の力で閂片2が引き出された際、付勢手段32の付勢力に抗して係合部31が引掛溝22から後退して係合が解除されるものであれば良い。その例を図4に示す。
 図4(A)に示すものは、当接面22aを曲面としたものである。図示したものは、図示上方に凸形とした曲面であるが、逆に凹形としても良い。
 図4(B)〜(D)に示すものは、引掛溝22には上記のような傾斜した当接面22aを形成せず、逆に錠前突片3の先端部31に傾斜部31aを形成したものである。図4(B)に示すものは、図示右側の角部に曲面である傾斜部31aを形成したもの、図4(C)に示すものは、図示下側の全面を平面の傾斜部31aとしたものである。
 なお、係止溝21に対しては、錠前突片3の係止用側面31bが係止溝21の当接面21aに当接するため、錠前突片3が図4の各図に示した形状であっても、係止溝21に対して問題なく嵌合できる。
 また、上記以外に、付勢手段32のばね強度を、引掛溝22から錠前突片3の先端部31が脱出可能な程度に弱く設定しても良い。これは単独で実施しても良いし、また、上記のように、引掛溝22の傾斜した当接面22aの形成や、錠前突片3の傾斜部31aの形成と共に実施しても良い。
 上記に説明した実施例によると、閂片2に引掛溝22を形成するだけで、閂片止めの機能を有するものとできるため、製造コスト削減の要請が強い現在において、例えば図6や図7に示したように、ばね5に不具合が発生することにより、閂片2が勝手に引き出されてしまう事故を防止できる程度の、簡易な閂片止めの機能を有する馬蹄錠を提供することができる。
本願考案の実施例に係る馬蹄錠を示す平面視(一部切欠)の説明図である。 同馬蹄錠の動作を示す、全体の説明図と要部を拡大した説明図であり、(A)(B)が開錠時、(C)〜(F)が施錠しつつある状態、(G)(H)が施錠時を示す。 (A)が同馬蹄錠における係止溝を示す、要部を拡大した断面視の説明図であり、(B)が同馬蹄錠における引掛溝を示す、要部を拡大した断面視の説明図である。 (A)〜(D)共、本願考案における、引掛溝と錠前突片の他の実施例を示す断面視の説明図である。 従来の馬蹄錠の一例を示す平面視の説明図である。 従来の馬蹄錠の一例を示す説明図であり、(A)が施錠時、(B)が開錠時、(C)〜(E)が故障した場合の例を示す。 従来の馬蹄錠の他の例を示す説明図であり、(A)が施錠時、(B)が開錠時、(C)が故障した場合の例を示す。
符号の説明
   1    ケーシング
   1a   ケーシングの一端面
   1b   ケーシングの他端面
   2    閂片
   21   係止溝
   21a  当接面(係止溝)
   22   引掛溝
   22a  傾斜当接部、当接面(引掛溝)
   3    錠前突片
   31   係合部、先端部(錠前突片)
   31a  傾斜当接部、傾斜部(錠前突片)
   32   付勢手段
   M    閂片の移動方向

Claims (4)

  1.  両端面(1a,1b)が開口されたケーシング(1)の内部に、閂片(2)と錠前突片(3)とが設けられたものであり、
     閂片(2)は弧状のもので、ケーシング(1)の内部を移動可能なものであり、
    この閂片(2)の外周面には係止溝(21)が設けられており、
     錠前突片(3)は、閂片(2)の外周面へ当接する方向に、付勢手段(32)によって常時付勢されたものであり、
     閂片(2)の先端部が、ケーシング(1)の一端面(1a)から引き出され他端面(1b)へ挿入されることにより、ケーシング(1)と閂片(2)とで閉じた環状部が形成され、この状態で、係止溝(21)に対して錠前突片(3)の係合部(31)が嵌合することにより、施錠がなされ、
    上記嵌合を解除し、閂片(2)の先端部が、ケーシング(1)の一端面(1a)の側に引き戻されることにより開錠がなされるものであり、
     上記の係止溝(21)よりも閂片(2)の先端側寄りである、閂片(2)の外周面に引掛溝(22)が形成されたものであり、
    錠前突片(3)の係合部(31)と、付勢手段(32)と、引掛溝(22)とにより、人為的に脱出可能な係脱手段を構成し、
     この人為的に脱出可能な係脱手段は、人が閂片(2)をケーシング(1)から引き出す際の強さと同等以上の力が閂片(2)に加えられることにより、付勢手段(32)の付勢力に抗して係合部(31)が引掛溝(22)から後退して係合が解除される係脱手段であり、
    故障時などに、閂片(2)が自然にケーシング(1)の一端面(1a)から引き出されることを防止しつつも、人為的にケーシング(1)を引き出すことは可能なことを特徴とする馬蹄錠。
  2.  両端面(1a,1b)が開口されたケーシング(1)の内部に、閂片(2)と錠前突片(3)とが設けられたものであり、
     閂片(2)は弧状のもので、ケーシング(1)の内部を移動可能なものであり、
    この閂片(2)の外周面には係止溝(21)が設けられており、
     錠前突片(3)は、閂片(2)の外周面へ当接する方向に、付勢手段(32)によって常時付勢されたものであり、
     閂片(2)の先端部が、ケーシング(1)の一端面(1a)から引き出され他端面(1b)へ挿入されることにより、ケーシング(1)と閂片(2)とで閉じた環状部が形成され、この状態で、係止溝(21)に対して錠前突片(3)の係合部(31)が嵌合することにより、施錠がなされ、
    上記嵌合を解除し、閂片(2)の先端部が、ケーシング(1)の一端面(1a)の側に引き戻されることにより開錠がなされるものであり、
     上記の係止溝(21)よりも閂片(2)の先端側寄りである、閂片(2)の外周面に引掛溝(22)が形成されたものであり、
     この係合部(31)と引掛溝(22)とは、閂片(2)が引き出される方向に移動する際に互いに当接し合う当接部を備え、この当接部の少なくとも何れか一方が、閂片(2)の移動方向(M)に対して傾斜する傾斜当接部(22a,31a)とされることにより、所定の力で閂片(2)が引き出された際、付勢手段(32)の付勢力に抗して係合部(31)が引掛溝(22)から後退して係合が解除されるものであることを特徴とする馬蹄錠。
  3.  引掛溝(22)は、開錠時に閂片(2)がケーシング(1)に引き戻された状態において、錠前突片(3)の係合部(31)に対して係合可能な位置に形成されたものであることを特徴とする、請求項2に記載の馬蹄錠。
  4.  係止溝(21)における先端側に位置する、錠前突片(3)に対する当接面(21a)が、閂片(2)の移動方向(M)に対し、90度以下の角度(A)を持って形成されたものであり、
     引掛溝(22)における基端側に位置する、錠前突片(3)に対する当接面(22a)が、閂片(2)の移動方向(M)に対し、120度以上170度以下の角度(B)を持って形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の馬蹄錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010285827A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Saikosha:Kk 馬蹄錠

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